JP2005112409A - リボルバー式フィルムホルダー - Google Patents
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Abstract
【課題】フィルム原反同士の接合状態(貼り付け方向)が常に一定で、テープによる接合が可能であり、高速化に対応できる別置き型のリボルバー式フィルムホルダーを提供する。
【解決手段】上下方向の面内に回動自在な回動支持体3と、回動支持体3に前後方向に向けて突設され、それぞれフィルム原反5を着脱可能かつ繰り出し自在に保持する複数のフィルムホルダー4と、前記複数のフィルムホルダー4の中、1つのフィルムホルダー4に保持されたフィルム原反5の一面に、他のフィルムホルダー4に保持されたフィルム原反5の先端部を接合するためのフィルム接合手段6と、を備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】上下方向の面内に回動自在な回動支持体3と、回動支持体3に前後方向に向けて突設され、それぞれフィルム原反5を着脱可能かつ繰り出し自在に保持する複数のフィルムホルダー4と、前記複数のフィルムホルダー4の中、1つのフィルムホルダー4に保持されたフィルム原反5の一面に、他のフィルムホルダー4に保持されたフィルム原反5の先端部を接合するためのフィルム接合手段6と、を備えている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、各種即席食品等を密封状態に包装するための包装用フィルムを包装機に向けて連続的に繰り出すリボルバー式フィルムホルダーに関する。
従来、包装用フィルムにより被包装体を包装(ピロー包装)する場合、そのフィルム原反は、例えば、図9に示すように、包装機(図示省略)の上部に並列に配設された2つのフィルムホルダー51,52に取り付けられ、その一方のフィルム原反53を包装用として繰り出し、他方のフィルム原反54を取り替え用として待機させておき、その一方のフィルム原反53を使用してしまうと、接合手段55によって、その残りのフィルム原反53の一部に、他方のフィルム原反54の先端部を接合して、その他方のフィルム原反54を使用し、一方のフィルムホルダー51から使用済みの紙管を取り出して、新しいフィルム原反を取り替え用としてセットするようにしていた。
また、このような包装機では、フィルムホルダー51,52は、被包装体を搬送するコンベヤライン上方の比較的に高い位置に配設されているため、フィルム原反の着脱作業が容易ではなかった。通常、フィルム原反の外径は400mmφ程度、重量は25〜30kgで、これを女性作業員が高い位置にあるフィルムホルダー51,52に装着する場合には、かなりの労力を必要としていた。
そこで、本出願人は、取り替え用のフィルム原反を、フィルムホルダー51,52に自動的に取り付けられるようにしたフィルムの接合装置を提案している(例えば、特許文献1参照)。この接合装置は、図示は省略するが、複数のフィルムホルダーを、フィルム繰り出し位置と、フィルム待機位置とに移動自在に設けると共に、フィルム待機位置に移動させたフィルムホルダーに対してフィルム原反を供給できるように蓄積させておくための供給装置を備えている。
特開2002−096949号公報
上記自動装填式の包装機では、並列に配設されたフィルムホルダーを吊り上げるための手段や、フィルムホルダーを移動させるための手段を必要として、構成が複雑である上に、フィルム原反同士の接合状態(貼り付け方向)が、フィルム原反を取り替える度毎に全く逆の状態となるため、包装機に対してめくれやすい状態にフィルム原反同士が接合される場合が発生する。
具体的には、図9の状態では、右側のフィルム原反53の残りの一部に、左側のフィルム原反54の先端部を接合する場合には、その先端部がフィルム原反53の左側面(包装位置では包装体の内側面)に貼り付けられるのに対して、図示は省略するが、左側のフィルム原反54の残りの一部に、右側のフィルム原反53の先端部を接合する場合には、その先端部がフィルム原反54の右側面(包装位置では包装体の外側面)に貼り付けられるため、包装過程でめくれやすくなり、テープによる接合では不具合が発生しやすい。そこで、通常は、ヒートシールによる接合が行われていた。
ところで、従来の包装機では、インスタントラーメン等の各種即席食品では、150個/分程度の包装速度で包装され、フィルム原反を1巻消費する時間は40〜50分程度であったが、近時は、高速化の要請が顕著となり、300個/分程度で包装されるようになり、フィルム原反の消費時間もさらに短くなった。しかるに、ヒートシールによる接合では、400msec程度の接合時間が必要とされるのに対して、テープ(粘着テープ)による接合ではその1/3程度(120〜130msec程度)の接合時間で済む。従って、包装作業の高速化に対応するためには、テープによる接合が有利である。
また、ヒートシールによる接合の場合、フィルムの厚さは45ミクロン程度に制約されるが、テープ接合では、フィルムの厚さは120ミクロンまで許容されるため、ニーズの多様化という観点からも、フィルム原反の厚さに制約を受けないテープによる接合が好ましい。しかし、両面テープは、比較的に高価であり、かつ、早く乾燥して粘着力が低下しやすい上に、取り扱いにくい難点があるため、安価で粘着力が低下しにくく、取り扱いやすい片面テープ(マーキング用テープやガムテープ等を含む)を使用できることが望しい。
また、両フィルムホルダーには、繰り出されるフィルム原反に適度の緊張力を付与するために、通常、常時作動のブレーキが設けられている。そのため、フィルム原反が繰り出される際にブレーキシューから放出される粉塵が周囲に飛散して作業環境を汚染するという問題があった。しかし、両フィルムホルダーは、包装機に一体的に組み付けられているため、その両フィルムホルダーをフィルム原反と共に密閉状態に覆うようなケーシングを設けるのは困難であった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされ、フィルム原反同士の接合状態(貼り付け方向)が常に一定で、テープによる接合が可能であり、高速化に対応できる別置き型のリボルバー式フィルムホルダーを提供することを目的とする。また、周囲の作業環境を汚染しないようにすることをも目的とする。
本発明に係るリボルバー式フィルムホルダーは、上下方向の面内に回動自在な回動支持体と、前記回動支持体に前後方向に向けて突設され、それぞれフィルム原反を着脱可能かつ繰り出し自在に保持する複数のフィルムホルダーと、前記複数のフィルムホルダーの中、1つのフィルムホルダーに保持されたフィルム原反の一面に、他のフィルムホルダーに保持されたフィルム原反の先端部を接合するためのフィルム接合手段と、を備え、
前記各フィルムホルダーは、少なくとも、フィルム原反を繰り出す繰出位置と、フィルム原反を装着した状態で待機するための待機位置と、に変位自在に構成される一方、前記フィルム接合手段は、前記繰出位置から繰り出されたフィルム原反の一面に対して、前記待機位置から繰り出された取り替え用のフィルム原反の先端部を接合し、接合完了後は、前記待機位置にあったフィルム原反が、前記繰出位置に移動して使用に供されることを特徴とする。
前記各フィルムホルダーは、少なくとも、フィルム原反を繰り出す繰出位置と、フィルム原反を装着した状態で待機するための待機位置と、に変位自在に構成される一方、前記フィルム接合手段は、前記繰出位置から繰り出されたフィルム原反の一面に対して、前記待機位置から繰り出された取り替え用のフィルム原反の先端部を接合し、接合完了後は、前記待機位置にあったフィルム原反が、前記繰出位置に移動して使用に供されることを特徴とする。
上記のように構成されるリボルバー式フィルムホルダーによれば、回動支持体を回動させることで、 フィルムホルダーの位置設定の変更が可能であるため、繰出位置にある稼動中のフィルムホルダーに保持されたフィルム原反が使用されて残量が少なくなると、フィルム接合手段により、その残りのフィルム原反の一面(下面)に対して、待機位置にある他のフィルムホルダーに保持された取り替え用のフィルム原反から繰り出した先端部を接合して、そのフィルム原反を繰出位置に移動させて続けて使用に供することができる。
このような接合過程にあって、残量の少なくなったフィルム原反は上方の繰出位置から繰り出される一方、取り替え用のフィルム原反は下方の待機位置から繰り出されるため、両フィルム原反の接合部における対応状態が常に一定となる。具体的には、繰出位置から繰り出される残量の少なくなったフィルム原反の下面に対して、待機位置から繰り出される取り替え用のフィルム原反の先端部が接合される。従って、この状態で、フィルム原反が包装機に搬送されると、その接合部は、包装体の内側面に対応することとなり、めくれにくくなる。
回動支持体に、少なくとも2つ以上のフィルムホルダーを設けておけば、稼動状態下にて、1つ以上の取り替え用のフィルム原反を装着しておくことができる。従って、必要に応じて、回動支持体を回動させて、フィルム原反を段取りよく取り替えることで、段取り替えに要する手間と時間を大幅に省くことができ、高速化に対処することができる。
このようなリボルバー式フィルムホルダーでは、前記回動支持体と、前記フィルム接合手段を、地上に独立して設置可能な機台に設けるのが好ましい。このように構成すれば、包装機とは別に独立に配設することができるため、各フィルムホルダーを比較的に低い位置に設定することができ、フィルム原反の着脱作業の容易化が可能となる。
このようなリボルバー式フィルムホルダーに設けられるフィルム接合手段は、片面テープでフィルム原反同士を接合するのが好ましい。テープは、伸びないものであれば、例えば、通常の片面粘着テープの他、マーキング用テープやガムテープ等の片面テープをも使用することができ、接合作業を容易化することができる。また、接合に要するコストを低減化することもできる。
また、少なくとも、複数のフィルムホルダーに保持されるフィルム原反を、回動支持体と共に、開閉可能な密閉式のケーシングで覆うようにするのが好ましい。このようにすれば、フィルム原反が繰り出される際に、たとえ、ブレーキシューから粉塵が発生しても、周囲への飛散が防止され、作業環境の衛生が保たれる。また、ケーシング内が密閉状態に保たれるため、フィルム原反のクリーンな保管場所として利用することもできる。例えば、取り替え用のフィルム原反をフィルムホルダーに装着した状態で作業を停止しても、別の保管場所に移動させる必要はなく、そのままの状態でフィルム原反を保管しておき、作業を再開する時には、直ちに、稼動させることができ、段取りに要する手間と時間が省けると共に、作業場内等に別途フィルム原反の保管場所を確保しなくてもよくなる。
また、前記フィルムホルダーを、前記回動支持体の回動中心に対してそれぞれ90°位相を異にした等距離の位置に4つ配設し、前記各フィルムホルダーが、前記繰出位置及びその直下の待機位置の他、上下に対応する2つの予備待機位置に、それぞれ、変位自在となるように構成し、稼動状態下にて、3つの取り替え用のフィルム原反を装着可能としてもよい。このように構成すれば、高速化によりフィルム原反の消費時間が短くなっても、適切に対処することができる。
さらに、前記フィルムホルダーに保持されるフィルム原反の最大径をD、地上から前記繰出位置におけるフィルムホルダーの軸心までの高さをH、とした場合、2<H/D<3.5・・・(1)式が満たされるようにするのが好ましい。このような設定により、例えば、D=400mm(φ)の場合、0.8m<H<1.4mとなるため、フィルム原反を着脱する際の作業位置(繰出位置と同じ高さの予備待機位置)を無理のない高さに設定でき、作業性が向上する。
以上の説明から明らかなように、本発明に係るリボルバー式フィルムホルダーは、その接合過程において、残量の少なくなったフィルム原反は上方の繰出位置から繰り出される一方、取り替え用のフィルム原反は下方の待機位置から繰り出されるので、両フィルム原反の接合部における対応状態が常に一定となり、包装過程でその接合部がめくれにくくなる。
また、必要に応じて、回動支持体を回動させて、フィルム原反を段取りよく取り替えることが可能であるから、段取り替えに要する時間が短縮化され、高速化に対処することができる。
このようなリボルバー式フィルムホルダーは、包装機とは別に独立に配設するのが好ましい。このようにすれば、各フィルムホルダーを比較的に低い位置に配設することができ、フィルム原反の着脱作業の容易化が可能となる。
そのフィルム接合手段で、片面テープを用いて前記フィルム原反同士を接合するようにすれば、接合作業を容易化することができ、接合に要するコストを低減化することもできる。
複数のフィルムホルダーに保持されるフィルム原反を、回動支持体と共に、開閉可能な密閉式のケーシングで覆うようにすれば、フィルム原反が繰り出される際に、たとえ、ブレーキシューから粉塵が発生しても、周囲への飛散を防止することができるため、作業環境の衛生が保たれる。また、ケーシング内が密閉状態に保たれるため、フィルム原反のクリーンな保管場所として利用することもでき、段取りに要する手間が省けると共に、作業場内等に別途フィルム原反の保管場所を確保しなくてもよくなる。
また、フィルムホルダーを回動支持体に4つ配設すれば、稼動状態下にて、3つの取り替え用のフィルム原反を装着できるため、段取り替えに要する手間と時間を大幅に省くことができ、高速化に適切に対処することができる。
そして、フィルムホルダーに保持されるフィルム原反の最大径をD、地上から繰出位置におけるフィルムホルダーの軸心までの高さをH、とした場合、2<H/D<3.5・・・(1)式が満たされるようにすれば、フィルム原反を着脱する際の作業位置(繰出位置と同じ高さの予備待機位置)を無理なく低く抑えることができ作業性が向上する。
以下に、本発明の最良の実施の形態に係るリボルバー式フィルムホルダーについて図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1はリボルバー式フィルムホルダー1の正面図、図2はその平面図で、図示のように、このリボルバー式フィルムホルダー1は、地上に独立して設置可能な機台2の縦支持板2aに、上下方向の面内に回動自在となるように回動支持体3が支持され、この回動支持体3の回動中心から所定距離をおいた位置に、該回動支持体3の回動中心に対してそれぞれ90°位相を異にした等距離の位置に4つのフィルムホルダー4…を前後方向に向けて突設すると共に、機台2の側部には、フィルム接合手段6を備えており、各フィルムホルダー4に保持されるフィルム原反5が、縦支持板2a及び回動支持体3と共に、開閉可能な密閉式のケーシング7(図3参照)によって覆われている。そのフィルム接合手段6は、4つのフィルムホルダー4の中、繰出位置Kにある1つのフィルムホルダー4に保持されたフィルム原反5の一面に、待機位置Tにある他のフィルムホルダー4に保持されたフィルム原反5の先端部を接合する。
フィルムホルダー4は、フィルム原反5を着脱可能かつ繰り出し自在に保持することができ、各フィルムホルダー4は、回動支持体3を(手動又は電動で)回動させることにより、少なくとも、フィルム原反5を繰り出す繰出位置Kと、その直下に配設されて、フィルム原反5を装着して待機するための待機位置Tと、上下に対応する2つの予備待機位置YT1,YT2と、にそれぞれ変位自在となるように構成され、稼動状態下にて、常時、3つの取り替え用のフィルム原反を装着可能とする。なお、本実施の形態では、回動支持体3を板状体で形成しているが、本発明は、これに限定されることなく、例えば、チェーンコンベヤ等であってもよく、少なくとも、上下方向の面内に回動自在な回動支持体であれば、その構成や形式の如何を問わない。
フィルム接合手段6は、フィルムホルダー4の繰出位置Kと待機位置Tの中間高さ位置に配設されて、繰出位置Kから繰り出されたフィルム原反5の一面(下面)に対して、待機位置Tから繰り出された取り替え用のフィルム原反5の先端部を、例えば、片面テープで接合し、接合完了後は、取り替えられたフィルム原反5が、繰出位置Kに移動して使用に供される。このような接合過程にあって、残量の少なくなったフィルム原反5は上方の繰出位置Kから繰り出される一方、取り替え用のフィルム原反5は下方の待機位置Tから繰り出されるため、両フィルム原反5,5の接合部9における対応状態が、常に一定となる。
具体的には、繰出位置Kから繰り出される残量の少なくなったフィルム原反5の下面に対して、待機位置Tから繰り出される取り替え用のフィルム原反5の先端部が接合される。このような接合状態は、回動支持体3が回動されて取り替え用のフィルム原反5が替わっても、常に、一定であり、フィルム原反5が、フィルム接合手段6の下流側に配設される包装機(図示省略)に搬送されると、その接合部は、包装体(図示省略)の内側面に対応することとなるため、めくれにくくなる。
このように構成されるリボルバー式フィルムホルダー1のフィルム接合手段6は、片面テープでフィルム原反同士を接合するのが好ましい。テープは、伸びないものであれば、通常の片面粘着テープの他、例えば、マーキング用テープやガムテープ等の片面テープを使用することにより、接合作業の迅速化と容易化を図ることができる。また、接合に要するコストの低減化も可能となる。なお、ヒートシールも可能であるのは言うまでもない。
そして、回動支持体3には、図示のように、4つのフィルムホルダー4,…を設けておくことで、稼動状態下で、常時、3つの取り替え用のフィルム原反5,…を予備として装着しておくことができる。従って、必要に応じて、回動支持体3を手動(又は電動)で回動させて、順次、フィルム原反5を段取りよく取り替え、段取り替えに要する手間と時間を大幅に省くことができ、包装作業の高速化に対処することができる。また、フィルム原反5が繰り出される際に、たとえ、ブレーキシューから粉塵が発生しても、開閉可能なケーシング7によって、周囲への飛散が防止され、作業環境の衛生が保たれる。
そのケーシング7は、例えば、図3に示すように、機台2に載設された枠体に透明なアクリル樹脂等のプラスチック材を張設して箱状に形成され、その前面に両開きの開閉扉71,71を備えているが、これに限定されることなく、少なくとも、複数のフィルムホルダー4,…に保持されるフィルム原反5,…を、回動支持体3と共に、密閉状態に覆うことができ、かつ、開閉可能であれば、その形式や構成、材質の如何を問わない。なお、図3の例では、開閉扉71は、外側板72と内側板73からなり、外側板72は、矩形状に形成された前面枠を構成する両側の縦枠74に、それぞれ3つのヒンジ75を介して、外方に向けて開閉自在に取り付けられ、内側板73は、それぞれ3つのヒンジ75を介して、外側板72に、外方に向けて開閉自在に取り付けられ、その内側板73の開閉端側には、それぞれ把手76を取り付けている。
さらに、このようなリボルバー式フィルムホルダー1は、包装機とは別に独立して地上に配設可能であるため、フィルム原反5を着脱するための作業位置を、低く設定することができる。即ち、例えば、フィルムホルダー4に保持されるフィルム原反5の最大径をD、地上から繰出位置Kにおけるフィルムホルダー4の軸心までの高さをH、とした場合、
2<H/D<3.5・・・・・・・(1)式
上記(1)式が満たされるようにするのが好ましい。例えば、D=400mm(φ)の場合、0.8m<H<1.4mとなるため、その繰出位置Kと同じ高さレベルにある予備待機位置YT1においてフィルム原反5を着脱する際に、その作業位置を無理のない高さに設定することができ作業性が向上する。H/Dが2以下になると、繰出位置Kの高さが低くなりすぎ、全体のレイアウトにゆとりがなくなる。また、H/Dが3.5以上になると、段取り替え時の作業位置が高くなりすぎ、作業性が低下する虞がある。なお、本発明は、これに限定されることなく、地上から繰出位置Kにおけるフィルムホルダー4の軸心までの高さHは、接続する包装機の機種や使用条件等に応じて、適宜、適切な位置に設定されてよいのは言うまでもない。
2<H/D<3.5・・・・・・・(1)式
上記(1)式が満たされるようにするのが好ましい。例えば、D=400mm(φ)の場合、0.8m<H<1.4mとなるため、その繰出位置Kと同じ高さレベルにある予備待機位置YT1においてフィルム原反5を着脱する際に、その作業位置を無理のない高さに設定することができ作業性が向上する。H/Dが2以下になると、繰出位置Kの高さが低くなりすぎ、全体のレイアウトにゆとりがなくなる。また、H/Dが3.5以上になると、段取り替え時の作業位置が高くなりすぎ、作業性が低下する虞がある。なお、本発明は、これに限定されることなく、地上から繰出位置Kにおけるフィルムホルダー4の軸心までの高さHは、接続する包装機の機種や使用条件等に応じて、適宜、適切な位置に設定されてよいのは言うまでもない。
図4乃至図7は、フィルムホルダー4に装着されたフィルム原反5の取り替えとフィルムの接合工程を段階的に示す説明図であり、以下、その工程について、片面テープを用いた場合について、順を追って詳細に説明する。まず、図4に示す状態では、繰出位置Kにあるフィルム原反5から繰り出されたフィルム原反5のみが、フィルム接合手段6を経由して包装機(図示省略)に搬送されて包装作業が行われており、フィルム接合手段6では、フィルムの接合作業は行われておらず、待機位置Tにあるフィルム原反5の先端部が、図示の待機位置に引き出されたカッター受け台(バキューム式フィルムセットテーブル)61上にセットされて、待機状態となっている。
このフィルム接合手段6は、ケーシング7内の待機位置(図4参照)のに引き出し自在に設けられるカッター受け台61と、基台に固定状態に設けられる末端フィルムカッター62と、スプライサシーラ63と、基台に横(水平)方向に移動自在に設けられるアキュームローラ64と、搬送ローラ群(符号省略)と、受け棚65を備え、両面テープ又は片面テープでの接合が可能である。
片面テープの場合、例えば、図8(A)に示すように、まず、片面テープt1の粘着面を上に向けてカッター受け台61に真空吸着によりセットし、その粘着面の搬送方向の下流側の2/3を残して、上流側1/3の領域に待機位置Tにある取り替え用のフィルム原反5の先端部を貼り付け、この状態で待機した後、稼動中のフィルム原反5を粘着面の下流側の2/3の領域に貼り付けて、そのフィルム末端5eをカットする。
両面テープの場合、例えば、図8(B)に示すように、まず、待機中のフィルム原反5の先端部を先にカッター受け台61に真空吸着によりセットし、その上に、両面テープt2を貼り付け、この状態で待機した後、稼動中のフィルム原反5を両面テープt2の上側の粘着面に貼り付けて、そのフィルム末端5eをカットする。
上述の図4に示す待機状態では、作業しやすい待機位置に引き出されたカッター受け台61上にセットされた片面テープt1の粘着面に、取り替え用のフィルム原反5の先端部が貼り付けられた状態になっている。この状態から、繰出位置Kから繰り出されるフィルム原反5がさらに消費されて所定の残量に達すると、そのフィルムホルダーに設けてあるセンサ(図示省略、例えば、発光素子と受光素子からなる)によって検出され、図5に示すように、その検出信号を受けた制御手段(マイクロコンピュータ,図示省略)からの指令によってアキュームローラ64が待機位置に移動する。この時、カッター受け台61が引き込まれてセット完了後の待機状態となる。
さらに、センサにより、フィルム原反5が取り替えを要する時点まで消費されてしまったことが検出されると、そのフィルム接合手段6内で、取り替えられるべき稼動中のフィルム原反5が一旦停止し、図6に示すように、スプライサシーラ63によって取り替えられるべき稼動中のフィルム原反5が片面テープt1の粘着面に貼り付けられると共に、末端フィルムカッター62によって、その末端が切り落とされる。これにより、フィルム同士が接合された状態となる。その接合過程では、アキュームローラ64が図示右方向へ移動することによって、フィルム接合手段6内でのフィルム原反5の僅かな停止時間を含む送り量の不足分が補填されるため、フィルム接合手段6の下流側の包装機へのフィルム原反5の送り速度は低下しない。
次いで、図7に示すように、アキュームローラ64がさらに右方向に移動して元の位置に復帰すると共に、回動支持体3を反時計回りに回動させて、取り替えた新しいフィルム原反5を繰出位置Kに復帰させる。なお、この時、カッター受け台61を取り外して下方の受け棚65に置く。これにより、初期状態に復帰する。上述の図4の状態からフィルムの接合工程を経て図7の状態に至る間において、フィルム接合手段6より下流側でのフィルム原反5の送り速度は、常に、一定速度に保持されており、包装機での包装作業(速度)に何ら変化はない。この初期状態での稼動中に、空いている予備待機位置YT1のフィルムホルダー4に取り替え用のフィルム原反(図示省略)を装着することができ、稼動中において、3つの取り替え用のフィルム原反5の装着が可能となり、以下、同様に、取り替え時点がくると、順次、フィルム原反5を能率よく取り替えることができる。
なお、このような接合過程を含む一連のフィルム原反取り替え作業工程は、両面テープであっても、また、ヒートシールの場合でも、同様に行うことができる。さらに、本実施の形態では、包装機に対してフィルム原反を横方向に搬送する横ピロー方式の包装工程について説明したが、本発明のリボルバー式フィルムホルダー1は、前述したように、包装機とは、別に独立に地上に配設されるため、縦ピロー方式の包装工程(包装機)にも適用することができる。
2…機台、3…回動支持体、4…フィルムホルダー、5…フィルム原反、6…フィルム接合手段、7…ケーシング、K…繰出位置、T…待機位置、YT1,YT2…予備待機位置、t1…片面テープ、D…最大径、H…高さ
Claims (6)
- 上下方向の面内に回動自在な回動支持体と、
前記回動支持体に前後方向に向けて突設され、それぞれフィルム原反を着脱可能かつ繰り出し自在に保持する複数のフィルムホルダーと、
前記複数のフィルムホルダーの中、1つのフィルムホルダーに保持されたフィルム原反の一面に、他のフィルムホルダーに保持されたフィルム原反の先端部を接合するためのフィルム接合手段と、を備え、
前記各フィルムホルダーは、少なくとも、フィルム原反を繰り出す繰出位置と、フィルム原反を装着した状態で待機するための待機位置と、に変位自在に構成される一方、前記フィルム接合手段は、前記繰出位置から繰り出されたフィルム原反の一面に対して、前記待機位置から繰り出された取り替え用のフィルム原反の先端部を接合し、接合完了後は、前記待機位置にあったフィルム原反が、前記繰出位置に移動して使用に供されることを特徴とするリボルバー式フィルムホルダー。 - 前記回動支持体と、前記フィルム接合手段は、地上に独立して設置可能な機台に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のリボルバー式フィルムホルダー。
- 前記フィルム接合手段は、片面テープで前記フィルム原反同士を接合することを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載のリボルバー式フィルムホルダー。
- 少なくとも、前記複数のフィルムホルダーに保持されるフィルム原反が、前記回動支持体と共に、開閉可能な密閉式のケーシングで覆われることを特徴とする請求項1乃至3に記載のリボルバー式フィルムホルダー。
- 前記フィルムホルダーを、前記回動支持体の回動中心に対してそれぞれ90°位相を異にした等距離の位置に4つ配設し、前記各フィルムホルダーが、前記繰出位置及びその直下の待機位置の他、上下に対応する2つの予備待機位置に、それぞれ、変位自在となるように構成し、稼動状態下にて、3つの取り替え用のフィルム原反を装着可能であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のリボルバー式フィルムホルダー。
- 前記フィルムホルダーに保持されるフィルム原反の最大径をD、地上から前記繰出位置におけるフィルムホルダーの軸心までの高さをH、とした場合、
2<H/D<3.5・・・・(1)式
前記(1)式が満たされることを特徴とする請求項5に記載のリボルバー式フィルムホルダー。
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