JP2005111630A - 予備ステープル収納部を備えたステープラ - Google Patents

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JP2005111630A
JP2005111630A JP2003351294A JP2003351294A JP2005111630A JP 2005111630 A JP2005111630 A JP 2005111630A JP 2003351294 A JP2003351294 A JP 2003351294A JP 2003351294 A JP2003351294 A JP 2003351294A JP 2005111630 A JP2005111630 A JP 2005111630A
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Fumio Kido
冨美男 城戸
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Abstract

【課題】収納部をステープルの脚部の高さだけの深さに抑えることができ、フィット感がよいとともに、カバー1の取り付けも簡単な予備ステープル収納部を備えたステープラ。
【解決手段】先端にクリンチ溝5を形成したベース1と複数のステープル6を装填したマガジン2との間に被綴り用紙14を挟み、マガジン2の上部のハンドル3をマガジン2側に押し付け、ハンドル3に設けたドライバプレート11でマガジン2内の先頭のステープル6を打出して被綴り用紙14を貫通させ、貫通したステープル6の脚部をベース1のクリンチ溝5で折り曲げて綴じるとともに、ハンドル3の上面に予備ステープル収納部15を開口形成したステープラにおいて、上記収納部15を覆うカバー16を軟質の合成樹脂から形成し、上記ベース1、マガジン2およびハンドル3と同軸に開閉自在に支持させ、上記カバー16が収納部15を覆ったときにハンドル3の両側部に係合させた。
【選択図】図1

Description

本発明は、マガジン内に装填したステープルのほかに、予備ステープルの収納部を備えたステープラに関するものである。
一般に、この種のステープラは、先端にクリンチ溝を形成したベースと複数のステープルを装填したマガジンとの間に被綴り用紙を挟み、マガジンの上部のハンドルをマガジン側に押し付けることにより、ハンドルに設けたドライバプレートでマガジン内の先頭のステープルを打ち出して被綴り用紙を貫通させ、貫通したステープルの脚部をベースのクリンチ溝で折り曲げて綴じるものである。
ところで、ステープルはマガジン内に装填され、マガジン先端の打ち出し部から先頭のステープルが打ち出されると、送り手段によって後続のステープルが次々に打ち出し部に供給されるように構成されている。しかしながら、マガジン内には各50本のステープルを連結した2連の連結ステープル、つまり計100本のステープルが装填できる程度の収納スペースしかない。綴じ作業の多いオフィスでは、100本のステープルは短時間のうちに消費されてしまうので、使用者はいつもマガジン内のステープルの消費状態に気を配っていなければならないので、煩わしかった。
この改善策として、ハンドルの上面に予備ステープル収納部を開口形成し、ここに予備のステープルを収納しておくものが提案されている。
実開平3−11571号公報 実用新案登録第3065330号公報
しかしながら、このようにハンドルの上面に収納部を開口するように形成すると、蓋もハンドルの上面と面一になるように取り付けられる。したがって、ステープルの脚部の高さよりも蓋の厚み分だけ収納部を深くしなければならない。このため、アイデアとしては優れているが、ハンドル全体の高さを変えなければならず、蓋の取り付け構造も複雑にならざるを得ず、コストアップが問題であった。
本発明は上記問題点を解消し、ハンドルの上面に予備ステープル収納部を開口形成するとともに、
この収納部をステープルの脚部の高さだけの深さに抑えることができ、フィット感がよいとともに、カバーの取り付けも簡単な予備ステープル収納部を備えたステープラを提供することをその課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る予備ステープル収納部を備えたステープラは、先端にクリンチ溝を形成したベースと複数のステープルを装填したマガジンとの間に被綴り用紙を挟み、マガジンの上部のハンドルをマガジン側に押し付けることにより、ハンドルに設けたドライバプレートでマガジン内の先頭のステープルを打ち出して被綴り用紙を貫通させ、貫通したステープルの脚部をベースのクリンチ溝で折り曲げて綴じるとともに、ハンドルの上面に予備ステープル収納部を開口形成したステープラにおいて、上記収納部を覆うカバーを軟質の合成樹脂から形成し、上記ベース、マガジンおよびハンドルと同軸に開閉自在に支持させ、上記カバーが収納部を覆ったときにハンドルの両側部に係合させたことを特徴とする。
本発明によれば、予備ステープル収納部を覆うカバーをベース、マガジンおよびハンドルと同軸に開閉自在に支持させたものであるから、収納部をステープルの脚部の高さだけの深さに抑えることができ、カバーが収納部を覆ったときにハンドルの両側部に係合させる構造であるから、カバーの取り付けも簡単である。したがって、コストも低く抑えることができる。
また、カバーは軟質の合成樹脂から形成されているので、フィット感がよい。また、カバーは収納部にのみ設ければよく、綴じ作業をするときは、カバーのないハンドルの先端部を親指で押し付けて行うので、カバーが綴じ作業の邪魔になることがない。
図1は本発明に係るステープラの斜視図、図2はその縦断面図であり、図3は図2のX−X線上の断面図を示す。これらの図において符号1はベース、2はマガジン、3はハンドルを示す。これらのベース1、マガジン2およびハンドル3は同じ支軸4に支持されている。ベース1の先端にはクリンチ溝5が形成され、マガジン2には複数のステープル6が装填されているとともに、先端部には先頭のステープル6を打ち出す打ち出し部7が形成されている。装填されたステープル6の後端にはプッシャ8が係合し、プッシャ8はバネ9によってステープル6を常時打ち出し部7側に移動するように付勢されている。
なお、ベース1の基部には板バネ10が固定され、この板バネ10によってマガジン2は常にベース1に対して一定の間隔が保持されるように付勢されている。
ハンドル3は横断面が下向きに開口したコの字形に形成され、外側は合成樹脂によって形成され、内側の先端にはドライバプレート11が形成されている。また、ハンドル3の下部にはステープル押さえ12が一体的に設けられている。ステープル6押えの基部は上記支軸4に係合され、先端はドライバプレート11の高さ方向に摺動可能に保持され、ハンドル3の上底部に取り付けられたバネ板13によってマガジン2側に回動するように付勢されている。
上記構成により、ベース1と複数のステープル6を装填したマガジン2との間に被綴り用紙14を挟み、ハンドル3をマガジン2側に押し付けることにより、ドライバプレート11でマガジン2内の先頭のステープル6を打ち出し部7から打ち出して被綴り用紙14を貫通させ、貫通したステープル6の脚部をベース1のクリンチ溝5で折り曲げて綴じることができる。
次に、上記ハンドル3の上面には予備ステープル収納部15が開口形成されている。この収納部は綴り作動時に上記板バネ13が動くときの邪魔にならないように、ハンドル3の基部側の片寄り位置に形成されている。また、収納部15の幅と深さは、図4に示されるように、2連の連結ステープル6Aが上下に向き合い、互いの脚部が当接した状態で収納できる大きさに形成されている。収納部15の長さは2連の連結ステープル6Aが前後に連続する状態で収納できる大きさに形成されている。したがって、収納部15には4連の連結ステープル6Aを収納することができる。
上記収納部15はカバー16によって覆われるようになっている。カバー16は軟質塩化ビニル樹脂などの軟質の合成樹脂から形成され、上記ベース1、マガジン2およびハンドル3と同軸4に開閉自在に支持されている。また、カバー16の横断面は略下向きに開口したコ字形で、閉じ時にはハンドル3の外面に密着するように形成されている。カバー16の長さは上記収納部15の先端よりもやや先側に延長する程度であり、両側部の高さ寸法はハンドル3の両側部よりも大きく形成され、しかも先端縁16aは内側に彎曲している。
上記構成のため、カバー16を開くことで収納部15の内部に4連の予備用連結ステープル6A(合計200本のステープル)を収納することができる。マガジン2には2連の連結ステープル6Aが装填できるから、ステープラには全部で300本の予備ステープル6、6Aを保持しておくことができ、ステープル6の交換も余裕をもって行うことができる。収納部15に予備ステープル6Aを収納した後、カバー16を閉じて開口部を覆えばよい。カバー16が収納部15を覆ったとき、その両側部の先端縁16aは弾性により図3のようにハンドル3の両側部に係合してハンドル3を抱えるように保持されるので、カバー16は閉じ状態に保持される。
上述のように、カバー16の予備用ステープル収納部15はほぼステープル6の脚部の高さだけの深さに抑えているので、カバー16の高さを変えなくても綴り作動に支障がない。
また、カバー16は軟質の合成樹脂から形成されているので、ハンドル3に対するフィット感がよい。手に持ったときの感触もよい。しかも、カバー16の肉厚分だけハンドル3の上面が高くなるが、綴り作業をするときは、親指をカバー16で覆われていないハンドル3の先端部に押し付けて行うのであり、カバー16で覆われている部分にはあまり手を触れることが少ないので、カバー16が綴じ作業の邪魔になることがない。
さらに、カバー16はベース1、マガジン2およびハンドル3と同軸に開閉自在に支持させればよいので、カバー16が収納部15を覆ったときに先端縁16aはハンドル3の両側部に係合する構造であるから、取り付けも簡単である。したがって、コストも低く抑えることができる。
なお、カバー16をハンドル3に係合して閉じ状態に保持する例としては、図5のように、ハンドル3の両側部3aの外側に係合溝17を形成し、カバー16の両側部の内側に上記係合溝に係合する係合突部を形成するようにしてもよい。
また、予備ステープル収納部15は、図6に示されるように、ハンドル3とカバー16との間に形成するようにしてもよい。
本発明に係るステープラの斜視図である。 上記ステープラの縦断面図である。 図2のX−X線上の断面図である。 収納部に収納される状態のステープルの斜視図である。 カバーの閉じ状態の他の例の断面図である。 収納部の他の例を示す縦断面図である。
符号の説明
3 ハンドル
15 予備ステープル収納部
16 カバー

Claims (2)

  1. 先端にクリンチ溝を形成したベースと複数のステープルを装填したマガジンとの間に被綴り用紙を挟み、マガジンの上部のハンドルをマガジン側に押し付けることにより、ハンドルに設けたドライバプレートでマガジン内の先頭のステープルを打ち出して被綴り用紙を貫通させ、貫通したステープルの脚部をベースのクリンチ溝で折り曲げて綴じるとともに、ハンドルの上面に予備ステープル収納部を開口形成したステープラにおいて、
    上記収納部を覆うカバーを軟質の合成樹脂から形成し、上記ベース、マガジンおよびハンドルと同軸に開閉自在に支持させ、上記カバーが収納部を覆ったときにハンドルの両側部に係合させた
    ことを特徴とする予備ステープル収納部を備えたステープラ。
  2. 前記予備ステープル収納部は、前記カバーとハンドルとの間に形成された、請求項1記載の予備ステープル収納部を備えたステープラ。

JP2003351294A 2003-10-09 2003-10-09 予備ステープル収納部を備えたステープラ Pending JP2005111630A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100891767B1 (ko) 2006-09-20 2009-04-07 마크스 가부시기가이샤 스테이플러

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