JP2005111032A - 装身具用地金 - Google Patents
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Abstract
【課題】マイナスイオンの発生量がきわめて大きく、健康に寄与するだけの充分な効果を得ることができ、装身具としても実用に耐えることができるようにしたものである。
【解決手段】金、銀、プラチナおよびこれらの合金からなる貴金属素材100重量%に対し、ゼオライト粉末を0.1〜約5重量%混合し、加熱溶融して得たことを特徴とする装身具用地金。
【選択図】 図1
【解決手段】金、銀、プラチナおよびこれらの合金からなる貴金属素材100重量%に対し、ゼオライト粉末を0.1〜約5重量%混合し、加熱溶融して得たことを特徴とする装身具用地金。
【選択図】 図1
Description
この発明は、ネックレスやブレスレット、その他のアクセサリー類や、携帯電話のストラップ等の身の回り品等に使用される装身具用地金に関し、ゼオライト粉末等を配合してマイナスイオンが充分に発生するようにした装身具用地金を提供しようとするものである。
近年、マイナスイオンの治療的効果が注目されており、例えば、マイナスイオンが沈静的な作用を持ち、沈痛、快眠、鎮咳、制汗、食欲増進、血圧降下、爽快感、疲労防止等の効果を有することが報告されている。さらにマイナスイオンは、抗菌、防臭等効果を有することも知られている。しかしながら、マイナスイオンが治療やその他の効果を有するとしても、マイナスイオン発生装置あるいは機器自体が高価であり、一部の病院等において用いられているのみで一般に広く普及されるには至っていない。
一方、電気石と称されるトルマリンは、極性結晶体であり、電場中に置かれなくても電気分極を生じており、自然界に存在するマイナスイオンがトルマリン鉱石のプラス電極に吸い付けられ、絶えず、マイナス電極からプラス電極に向けて電子が流れ、マイナス電極からマイナス電子が放出されることが知られている。このような現象に着目して、トルマリン粉末を繊維にコーティングしたりあるいは繊維に織込み、練り込みなどをして、下着類、サポーター等として利用することが試みられている。さらに、化粧品素材などにも練り込むことによって、美顔化粧品としての利用も図られている。しかしながら、トルマリンのマイナスイオンの発生量は、きわめて微弱であり、充分な効果が得られていないのが現状である。
また、たとえば特開平7−149956号公報(特許文献1参照)には、トルマリンの粉末を担持したゴム組成物とその製造方法において、弾性耐磨耗性、耐老化性等の優れた性質を持ち、トルマリン担持物が各種洗浄用具等の接水反応材のほか、電極力値を均一にかつ高め得るとしているが、該トルマリンのマイナスイオンについての記載はない。さらに、トルマリンを担持せしめマイナスイオンの発生による治癒効果、疲労回復、脱臭効果等では、目的別に応じ即効性のみならず、さらにその持続性が要求される場合がある。
このため、たとえば特開平10−168226号公報(特許文献2参照)においては、ゲル状弾性体にトルマリンを配合し熱成形して得られる弾性体が、マイナスイオンの発生量が増加して、各種の用途に有効に利用し得ることにつき提案している。しかしながら、上記により得られた弾性体ではマイナスイオンの発生量はきわめて微弱であり、健康に寄与するだけの充分な効果が得られないという問題があり、その解決が望まれている。
特開平7−149956号公報
特開平10−168226号公報
しかしながら上記従来のトルマリンを用いた装身具や装身具用地金においては、どのような配合や加工を施しても、マイナスイオンの発生量はきわめて微弱であり、健康に寄与するだけの充分な効果が得られないという欠点があった。
この発明の装身具用地金は、従来例の上記欠点を解消しようとするもので、マイナスイオンの発生量がきわめて大きく、健康に寄与するだけの充分な効果を得ることができ、装身具としても実用に耐えることができるようにしたものである。
この発明の装身具用地金は、金、銀、プラチナおよびこれらの合金からなる貴金属素材100重量%に対し、ゼオライト粉末を0.1〜約5重量%混合し、加熱溶融して得たことを特徴とするものである。
またこの発明の装身具用地金は、ゼオライト粉末が、ジャポライト粉末であることをも特徴とするものである。
上記において、金、銀、プラチナおよびこれらの合金からなる貴金属素材に添加するゼオライト粉末、とりわけジャポライト粉末の比率は、0.1〜5重量%である。5重量%以上の場合は、金、銀、プラチナおよびこれらの合金からなる貴金属素材との親和性が損なわれて強度が低下してしまったり、貴金属素材の色合いがくすんだものとなって商品価値が損なわれてしまう。
また0.1重量%以下の場合は、マイナスイオンの発生量がきわめて微弱であり、健康に寄与するだけの充分な効果が得られず、実用性が損なわれてしまう。
この発明の装身具用地金によれば、マイナスイオンの発生による治癒効果、疲労回復、脱臭効果等の効果が得られる。すなわち、抹消血流の改善と副交換神経の活性化により、脳波中の痾波、閘波が増幅され、速やかな疲労回復が行なわれる。
以下、この発明に係る装身具用地金の実施の形態を、図面に基いて詳細に説明する。
図1はこの発明の装身具用地金の1実施例を示し、指輪に適用した場合の斜視図、図2はその断面図、図3はその拡大断面図、また図4はこの発明に係る装身具用地金の他の実施例を示す断面図である。
図1はこの発明の装身具用地金の1実施例を示し、指輪に適用した場合の斜視図、図2はその断面図、図3はその拡大断面図、また図4はこの発明に係る装身具用地金の他の実施例を示す断面図である。
図1ないし図3において、この発明の装身具用地金1は、金、銀、プラチナおよびこれらの合金からなる貴金属素材2内に、ゼオライト粉末3を低濃度に配合したものである。そして、この発明の装身具用地金1においては、100重量%の貴金属素材2に対して0.1〜5重量%のゼオライト粉末3を配合することが必要である。
その理由は、金、銀、プラチナおよびこれらの合金からなる貴金属素材2に対しゼオライト粉末3を5重量%以上に配合すると、金、銀、プラチナおよびこれらの合金からなる貴金属素材との親和性が損なわれて強度が低下してしまったり、貴金属素材の色合いがくすんだものとなって商品価値が損なわれてしまうことにある。また、金、銀、プラチナおよびこれらの合金からなる貴金属素材2に対しゼオライト粉末3の使用量が0.1重量%以下の場合にはマイナスイオンの発生量が充分ではなかったのである。
この発明で使用するゼオライト(沸石、結晶性アルミノケイ系酸塩)は、一般的に存在するケイ素、アルミニウム、酸素を主成分とし、その他ナトリウム、マグネシウム、カルシウムなどで構成されている。分子構造中に、特異な孔(スノーホール)をもち、吸着機能,触媒機能,イオン交換機能などをもっている。ゼオライトは、天然に産する天然ゼオライトと工業的に製造される合成ゼオライトがある。天然、合成合わせて百数十種類が知られており、現在も新型ゼオライトの合成研究が世界的に行われている。なおこの発明においては、特にジャポライトと呼ばれるものが好ましい。
表1にジャポライトの成分表を示す。
表1にジャポライトの成分表を示す。
ゼオライト粉末の粒径は、0.1・m〜500・m程度、好ましくは、0.5〜100・m,より好ましくは、0.5〜10・mで、この範囲の粒径とすることによって表面積が拡大して多量のマイナスイオンを発生させることができる。
上記においては、この発明の装身具用地金を指輪に適用した場合について説明したが、ネックレスやブレスレット、アンクレット(足首用)、あるいはその他の紐状で使用される種々のアクセサリーのみならず、携帯電話のストラップ等の身の回り品等に適用可能であることはいうまでもない。
また上記実施例では、この発明の装身具用地金1をほぼ矩形断面に形成した例について説明したが、図4に示したように装身具用地金11を円形断面の紐状に形成してもよく、もちろんその他の断面形状に形成することは自由に行うことができる。
この発明に係る装身具用地金は、これを用いてネックレスやブレスレット、アンクレット(足首用)等の装身具とすることができる。
また、この装身具用地金を粉末化し、シリコンゴム等に少量(3%)未満、あるいはそれ以上の割合で配合して所定の形状に成形し、例えば紐状としてブレスレット状あるいは指輪状の種々のアクセサリーとしてのみならず、携帯電話のストラップ等の身の回り品等にも適用可能である。
また、この装身具用地金を粉末化し、シリコンゴム等に少量(3%)未満、あるいはそれ以上の割合で配合して所定の形状に成形し、例えば紐状としてブレスレット状あるいは指輪状の種々のアクセサリーとしてのみならず、携帯電話のストラップ等の身の回り品等にも適用可能である。
1 装身具
2 貴金属素材
3 ゼオライト粉末
11 装身具用地金
2 貴金属素材
3 ゼオライト粉末
11 装身具用地金
Claims (2)
- 金、銀、プラチナおよびこれらの合金からなる貴金属素材100重量%に対し、ゼオライト粉末を0.1〜約5重量%混合し、加熱溶融して得たことを特徴とする装身具用地金。
- ゼオライト粉末が、ジャポライト粉末である請求項1に記載の装身具用地金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003350366A JP2005111032A (ja) | 2003-10-09 | 2003-10-09 | 装身具用地金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003350366A JP2005111032A (ja) | 2003-10-09 | 2003-10-09 | 装身具用地金 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005111032A true JP2005111032A (ja) | 2005-04-28 |
Family
ID=34541944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003350366A Pending JP2005111032A (ja) | 2003-10-09 | 2003-10-09 | 装身具用地金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005111032A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100780435B1 (ko) | 2006-05-24 | 2007-11-28 | 이대수 | 제올라이트를 함유한 방향금속 제조방법 |
-
2003
- 2003-10-09 JP JP2003350366A patent/JP2005111032A/ja active Pending
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KR100780435B1 (ko) | 2006-05-24 | 2007-11-28 | 이대수 | 제올라이트를 함유한 방향금속 제조방법 |
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