JP2005110411A - ゲート電源回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 パワーデバイスとそのゲート駆動回路が破壊した際に、ゲート駆動回路に電力を供給するゲート電源回路が過負荷電流によって2次破壊することを防止する。
【解決手段】 抵抗器141は、ゲート駆動回路210、220へ出力する交流出力電流を検出し、ダイオードD3は、抵抗器141で得られた交流信号を整流して直流信号に変換し、フィルタ回路142は整流された直流信号を平滑化し、コンパレータ143は、平滑化した直流信号を所定の参照値と比較して、直流信号が参照値を上回った場合には、過負荷電流が流れたとしてゲート駆動回路210、220への電源の供給を停止する旨の信号を送出するので、パワーデバイス310、320が破壊したことによって発生する過負荷電流によるゲート電源回路100aの2次破壊を防止する。
【選択図】 図1


Description

本発明は、パワーデバイスを駆動するゲート駆動回路に電源を供給するゲート電源回路に関し、特に、パワーデバイスの破壊に伴うゲート電源回路の2次破壊を防止する保護機能を備えたゲート電源回路に関する。
絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)などの電力用の絶縁ゲート半導体素子(以下パワーデバイスという)を駆動するためのゲート駆動回路があるが、従来、このゲート駆動回路に電源を供給するゲート電源回路において、過負荷電流(以下単に過電流と呼ぶ場合もある)を検出する機能をもつものが知られている。
図4は、従来の過負荷電流検出機能を備えたゲート電源回路の回路図である。
従来のゲート電源回路100cは、図示しない直流電源から入力される入力直流電圧を、任意の一定の直流電圧Vdに変換するDC/DCコンバータ110と、得られた直流電圧Vdを分圧するコンデンサC1、C2とスイッチングトランジスタQ1、Q2からなる単相インバータ120と、単相インバータ120を制御するために、起動信号に応じてスイッチングトランジスタQ1、Q2へのゲート信号の入力を制御する制御回路130を有する。スイッチングトランジスタQ1、Q2には、それぞれソースドレイン間に寄生ダイオード成分D1、D2が存在する。
さらに、従来のゲート電源回路100cは、過負荷電流を検出するための電流検出器161を有し、DC/DCコンバータ110の出力の直流電流Idを検出する。ここで、コンパレータ162にて、電流検出器161で検出した値とコンパレータ162にて設定器163で設定された値とを比較して、設定された値を超えた場合には、制御回路130にてスイッチングトランジスタQ1、Q2へゲートオフ信号を送出させる。
ゲート電源回路100cの出力である交流出力電圧Vacは、コンデンサC1とC2の中間接続点と、スイッチングトランジスタQ1とQ2の中間接続点とからそれぞれ取り出されて、複数のゲート駆動回路210、220に供給される。
ゲート駆動回路210、220は、それぞれトランスT1、T2と、トランスT1、T2の2次側に接続され、外部からの点弧信号(オン信号)に応じてパワーデバイス310、320の起動を制御するゲート制御回路211、221からなる。ゲート駆動回路210の一方の出力端子は、パワーデバイス310のゲートGに接続され、他方の出力端子は、パワーデバイス310のエミッタEに接続される。同様に、ゲート駆動回路220の一方の出力端子は、パワーデバイス320のゲートGに接続され、他方の出力端子は、パワーデバイス320のエミッタEに接続される。
また、パワーデバイス310、320には、それぞれエミッタ−コレクタ間に寄生ダイオード成分D4、D5が存在する。
この図4に示す従来の方式によると、直流電流Idは以下の式で表される。
Id=(Vac×Iac×cosθ)/Vd …(1)
ここで、Id:直流電流、Vac:交流出力電圧、Iac:交流出力電流、cosθ:力率、Vd:直流電圧である。
図4のような回路において、例えば、パワーデバイス310が破壊して、ゲート駆動回路210内部で使用している半導体素子などの破壊によって、トランスT1の2次側が短絡状態となった場合について引き起こる問題について説明する。
ゲート駆動回路210に内蔵したトランスT1の2次側で短絡が生じた場合、トランスT1の漏れインダクタンスによって制限される電流が流れる。この電流はリアクタンス負荷となるので、力率角が90°に近い電流となる。このため交流電流としては過負荷電流となるにもかかわらず、直流電流としては過負荷電流にならないため、ゲート電源回路100cの単相インバータ120の直流回路に取り付けた電流検出器161では、過負荷電流を検出することができないという問題がある。これによって、従来のゲート電源回路100cでは過負荷電流が長時間連続して流れ、スイッチングトランジスタQ1、Q2が熱破壊してしまうなどして、ゲート電源回路100cが2次破壊するという問題がある。
この問題を解決するために、従来、過電流検出用の抵抗器を電源回路と負荷回路の間に接続して、過電流を検出時には、電源回路と負荷回路の間に設けられた遮断回路によって、過電流を検出した負荷回路を電源回路から遮断する手法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−288930号公報(第1図)
上記のように、従来では、パワーデバイスとそのゲート駆動回路が破壊した際に、ゲート駆動回路に電力を供給するゲート電源回路が過負荷電流によって2次破壊するという問題があった。
また、特許文献1によれば、過電流の検出後の保護はゲート電源回路と負荷回路の間に設けた遮断素子によって行うものであり、複数の負荷回路に対してそれぞれ、過電流検出用の抵抗器と、遮断回路などが必要であった。
本発明は上記課題に鑑みてされたものであり、パワーデバイスとそのゲート駆動回路が破壊した際に、ゲート駆動回路に電力を供給するゲート電源回路が過負荷電流によって2次破壊することを防止する機能を内蔵したゲート電源回路を提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、パワーデバイスを駆動するゲート駆動回路に電源を供給するゲート電源回路において、前記ゲート駆動回路へ出力する交流出力電流を検出する交流出力電流検出手段と、前記交流出力電流検出手段で得られた交流信号を整流して直流信号に変換する整流手段と、整流された前記直流信号を平滑化する平滑化手段と、平滑化した前記直流信号を所定の参照値と比較して、前記直流信号が前記参照値を上回った場合には、過負荷電流が流れたとして前記ゲート駆動回路への電源の供給を停止する旨の信号を送出する比較手段と、を有することを特徴とするゲート電源回路が提供される。
このような構成によれば、交流出力電流検出手段は、ゲート駆動回路へ出力する交流出力電流を検出し、整流手段は、交流出力電流検出手段で得られた交流信号を整流して直流信号に変換し、平滑化手段は整流された直流信号を平滑化し、比較手段は、平滑化した直流信号を所定の参照値と比較して、直流信号が参照値を上回った場合には、過負荷電流が流れたとしてゲート駆動回路への電源の供給を停止する旨の信号を送出するので、パワーデバイスが破壊したことによって発生する過負荷電流によるゲート電源回路の2次破壊を防止する。
本発明のゲート電源回路では、ゲート駆動回路へ出力する交流出力電流を検出し、交流信号を整流して直流信号に変換し、整流された直流信号を平滑化し、平滑化した直流信号を所定の参照値と比較して、直流信号が参照値を上回った場合には、過負荷電流が流れたとしてゲート駆動回路への電源の供給を停止する旨の信号を送出するので、パワーデバイスが破壊したことによって発生するゲート電源回路の2次破壊を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態のゲート電源回路の回路図である。
本発明の第1の実施の形態のゲート電源回路100aは、従来と同様に、図示しない直流電源から入力される入力直流電圧を、任意の一定の直流電圧に変換するDC/DCコンバータ110と、得られた直流電圧Vdを分圧するコンデンサC1、C2とスイッチングトランジスタQ1、Q2からなる単相インバータ120と、単相インバータ120を制御するために、起動信号に応じてスイッチングトランジスタQ1、Q2へのゲート信号の入力を制御する制御回路130を有する。スイッチングトランジスタQ1、Q2には、それぞれソースドレイン間に寄生ダイオード成分D1、D2が存在する。
さらに、本発明の第1の実施の形態のゲート電源回路100aは、出力される交流出力電流を検出するための交流出力電流検出手段として抵抗器141を有している。この抵抗器141は、スイッチングトランジスタQ2の基準電位側に接続されている。
また、スイッチングトランジスタQ2と抵抗器141の間にアノード端子を接続したダイオードD3を有しおり、このダイオードD3のカソード端子は、フィルタ回路142の入力端子の一方に接続されている。
このダイオードD3は、抵抗器141で得られた交流信号を整流して直流信号に変換する整流手段として機能する。
また、フィルタ回路142は、ダイオードD3で整流された直流信号を平滑化する平滑化手段として機能する。
フィルタ回路142の他方の入力端子は、抵抗器141の基準電位側と接続されている。またフィルタ回路142の一方の出力端子は、コンパレータ143の一方の入力端子と接続されている。またコンパレータ143の他方の入力端子は、設定器144に接続されている。
コンパレータ143は、フィルタ回路142で平滑化した直流信号を、設定器144で設定する所定の参照値(以下過負荷電流検出レベルと呼ぶ)と比較して、直流信号が過負荷電流検出レベルを上回った場合には、ゲート駆動回路への電源の供給を停止する旨の信号を送出する比較手段として機能する。コンパレータ143の一方の入力端子は、フィルタ回路142の出力端子に接続されており、他方の入力端子は、所定の参照値を設定する設定器144に接続されている。
コンパレータ143の出力側は、AND回路145の一方の入力端子と接続されており、AND回路145の他方の入力端子には、遅延回路146が接続され、起動信号を遅延させた信号(以下マスク信号と呼ぶ)が入力される。
AND回路145と遅延回路146は、起動時の所定期間(マスク信号がロウレベルの期間)に過負荷電流が流れても、電源の供給を停止する旨の信号を制御回路130に送出しない(マスクする)マスキング手段として機能する(詳しくは後述する)。
AND回路145の出力端子は、制御回路130に接続されている。
ゲート電源回路100aの出力である交流出力電圧Vacは、コンデンサC1とC2の中間接続点と、スイッチングトランジスタQ1とQ2の中間接続点とからそれぞれ取り出されて、複数のゲート駆動回路210、220に供給される。
なお、図1では、ゲート駆動回路210、220と2つの場合について示しているが、これに限定されるものではなく2つ以上あってもよい。
ゲート駆動回路210、220は、それぞれトランスT1、T2と、トランスT1、T2の2次側に接続されていて外部からの点弧信号(オン信号)に応じてパワーデバイス310、320の起動を制御するゲート制御回路211、221からなる。ゲート駆動回路210の一方の出力端子は、パワーデバイス310のゲートGに接続され、他方の出力端子は、パワーデバイス310のエミッタEに接続される。同様に、ゲート駆動回路220の一方の出力端子は、パワーデバイス320のゲートGに接続され、他方の出力端子は、パワーデバイス320のエミッタEに接続される。
また、パワーデバイス310、320には、それぞれエミッタ−コレクタ間に寄生ダイオード成分D4、D5が存在する。
以下、図1の回路の動作を説明する。
図示しない直流電源から直流電圧がゲート電源回路100aに入力されると、DC/DCコンバータ110は、その出力が任意の一定の直流電圧Vdになるように制御する。直流電圧VdはコンデンサC1、C2によって分割され、スイッチングトランジスタQ1、Q2を制御回路130により交互にオン・オフすることで交流出力電圧Vacを発生させる。
ゲート電源回路100aで発生させた交流出力電圧Vacは、ゲート駆動回路210、220に入力され、トランスT1、T2によって、電圧変換した後ゲート制御回路211、221に入力する。ゲート制御回路211、221は、入力される点弧信号に応じて、パワーデバイス310、320のゲートGへゲートオン信号を送出する。これによってパワーデバイス310、320を駆動する。
本発明の第1の実施の形態では、ゲート電源回路100aの交流出力電流Iacは抵抗器141で検出される。抵抗器141の両端の電圧はダイオードD3によって整流され、フィルタ回路142によって平滑化されコンパレータ143に入力される。コンパレータ143ではフィルタ回路142の出力信号と設定器144の出力信号(過負荷電流検出レベル)を比較することで過負荷電流を検出する。
なお、設定器144が設定する過負荷電流検出レベルは、スイッチングトランジスタQ1、Q2が定格電流以上の電流を遮断して破壊することを防止する目的でスイッチングトランジスタQ1、Q2の最大遮断電流から決めるのではなく、ゲート駆動回路で用いるトランスの漏れインダクタンスで制限される電流値をもとに決定する。負荷電流検出レベルの設定に関しては後述する。
正常時のゲート電源回路100aの交流出力電流Iacは、図1のように2つのゲート駆動回路210、220がある場合、ゲート駆動回路210、220のインピーダンスZ1、Z2によって決まり、以下のような式で表される。
Iac=Vac/Z1+Vac/Z2 …(2)
次に、例えば、パワーデバイス310、320のいずれかが破壊した場合について説明する。
例えば、パワーデバイス310が破壊した場合、ゲート駆動回路210の出力端子に接続されたゲートG、エミッタE間に高電圧が印加することで、ゲート駆動回路210のトランスT1の2次側では短絡状態に至る場合がある。このような状態になると、ゲート電源回路100aの交流出力電流Iacは、トランスT1の漏れインダクタンスLと配線抵抗分r及び式(2)で求めた正常時のゲート駆動回路210、220の電流値によって決まるようになり、以下の式で表される。
Iac=Vac/√(r2+(ωL)2)+正常時のゲート駆動回路の電流 …(3)
少なくとも、1つのゲート駆動回路で短絡故障が発生したことにより、正常時よりVac/√(r2+(ωL)2)だけ電流値が増加する。このような増加分を加えた値を、前述の過負荷電流検出レベルに設定する。
過負荷電流検出レベルを、フィルタ回路142で平滑化された信号が上回った場合、過負荷電流が流れたとして、コンパレータ143は、ゲート駆動回路210、220への電源の供給を停止する旨の信号(以下過負荷電流検出信号と呼ぶ)を送出する。
なお、図1で示した本発明の第1の実施の形態のゲート電源回路100aにおいて抵抗器141は、スイッチングトランジスタQ2に流れる半波分の交流電流を検出しているため、式(3)で示す1/2の電流を検出することになる。よって、それに合わせて過負荷電流検出レベルは1/2に設定してあるものとする。
コンパレータ143によって送出された過負荷電流検出信号は、起動信号を遅延回路146によって遅延させることで作成したマスク信号と、AND回路145を用いて論理積を取り、制御回路130に入力する。
制御回路130は、マスク信号がハイレベルとなり過負荷電流検出信号を検出する(すなわち、AND回路145の出力がハイレベルになる)と、内部でゲートオフ信号を作成して、スイッチングトランジスタQ1、Q2のゲートに送出し、スイッチングトランジスタQ1、Q2をオフ状態にする。
以上のように、抵抗器141で交流出力電流を検出し、ダイオードD3で整流して直流信号に変化し、フィルタ回路142で平滑化し、コンパレータ143で、過負荷電流検出レベルと比較して過負荷電流を検出した場合には、ゲート駆動回路210、220への電源の供給を停止するようにしたので、少ない素子数でゲート電源回路100aの2次破壊を防止することができる。
以上説明した、本発明の第1の実施の形態の動作タイミングを説明する。
図2は、ゲート電源回路の動作信号波形を示すタイミング図である。
なお、ここで示している電流・電圧の波形は各信号の包絡線を示しており、横軸は時間(ms)である。
ゲート電源回路100aの起動時には、ゲート駆動回路210、220の内部の図示しないコンデンサが充電完了するまで、図2ように、初期充電電流が流れる。この間ゲート電源回路100aの出力には、ゲート駆動回路の破壊時を上回る交流出力電流が流れている。
しかし、ゲート電源回路100aの起動を優先するために、時刻t1までは、マスク期間として、遅延回路146で起動信号を遅延させたマスク信号をロウレベルに保っておき、過負荷電流検出信号(この場合、図1のAND回路145の出力信号である)がハイレベルにならないようにしている。
ゲート駆動回路210、220の初期充電が完了すると、ゲート電源回路100aは定常状態になり、交流出力電流Iacは図のように低減する。
時刻t1になると、マスク信号がハイレベルとなり、過負荷電流を検出可能となる。
いま、時刻t2に、例えば、パワーデバイス310が破壊して、ゲート駆動回路210内部で使用している半導体素子が破壊されると、トランスT1の2次側で短絡状態になり、ゲート駆動回路210の電源電圧は0Vとなる。このとき交流出力電流Iacは跳ね上がる。前述したようにして、抵抗器141でこのときの電流を検出して、フィルタ回路142の出力信号が過負荷電流検出レベルを上回った時刻t3に、AND回路145は、過負荷電流検出信号をハイレベルにする。これによって、制御回路130は、スイッチングトランジスタQ1、Q2のゲートにゲートオフ信号を送出し、交流出力電流Iacの供給を停止する。
以上のようにして、ゲート電源回路100aにつながる複数のゲート駆動回路210、220の少なくとも1つで短絡故障が起こり、それに伴って発生する過負荷電流によりゲート電源回路100aが2次破壊することを防止することができる。
次に本発明の第2の実施の形態のゲート電源回路を説明する。
図3は、本発明の第2の実施の形態のゲート電源回路の回路図である。
なお、以下では、図1で示した第1の実施の形態のゲート電源回路100aと同一の構成要素については同一符号とし、説明を省略する。
本発明の第2の実施の形態のゲート電源回路100bは、第1の実施の形態のゲート電源回路100aと異なり、交流電流検出手段として抵抗器141の代わりに、電流検出器151を、単相インバータ120から出力される交流出力電流を検出するように接続している。さらに、第1の実施の形態のゲート電源回路100aのダイオードD3に対応する整流回路152によって、検出された交流信号を整流して直流に変換している。その他は、第1の実施の形態と同様である。
なお、図1で示した本発明の第1の実施の形態のゲート電源回路100aでは、交流出力電流検出手段である抵抗器141が、スイッチングトランジスタQ2に流れる半波分の交流電流を検出しているため、交流出力電流は、式(3)で示す1/2の電流になり、それに合わせて過負荷電流検出レベルを1/2に設定する必要があったが、第2の実施の形態のゲート電源回路100bでは、単相インバータ120からの交流出力電流を検出しているので、その必要はない。
このような、第2の実施の形態のゲート電源回路100bにおいても、電流検出器151は、ゲート駆動回路210、220へ出力する交流出力電流を検出し、整流回路152は、電流検出器151で得られた交流信号を整流して直流信号に変換し、フィルタ回路142は整流された直流信号を平滑化し、コンパレータ143は平滑化した直流信号を過負荷電流検出レベルと比較して、直流信号が過負荷電流検出レベルを上回った場合には、ゲート駆動回路への電源の供給を停止する旨の信号を送出するので、パワーデバイス310、320が破壊したことによって発生するゲート電源回路100bの2次破壊を防止することができる。
なお、上記では、単相インバータ120を用いて説明したがこれに限定されることはなく、例えば、3相インバータなどを用いてもよい。
IGBTなどの電力用のパワーデバイスを駆動するゲート駆動回路に電源を供給する、ゲート電源回路に適用できる。
本発明の第1の実施の形態のゲート電源回路の回路図である。 ゲート電源回路の動作信号波形を示すタイミング図である。 本発明の第2の実施の形態のゲート電源回路の回路図である。 従来の過負荷電流検出機能を備えたゲート電源回路の回路図である。
符号の説明
100a ゲート電源回路
110 DC/DCコンバータ
120 単相インバータ
130 制御回路
141 抵抗器
142 フィルタ回路
143 コンパレータ
144 設定器
145 AND回路
146 遅延回路

Claims (3)

  1. パワーデバイスを駆動するゲート駆動回路に電源を供給するゲート電源回路において、
    前記ゲート駆動回路へ出力する交流出力電流を検出する交流出力電流検出手段と、
    前記交流出力電流検出手段で得られた交流信号を整流して直流信号に変換する整流手段と、
    整流された前記直流信号を平滑化する平滑化手段と、
    平滑化した前記直流信号を所定の参照値と比較して、前記直流信号が前記参照値を上回った場合には、過負荷電流が流れたとして前記ゲート駆動回路への電源の供給を停止する旨の信号を送出する比較手段と、
    を有することを特徴とするゲート電源回路。
  2. 前記参照値は、前記ゲート駆動回路で用いるトランスの漏れインダクタンスで制限される電流値から決定される値であることを特徴とする請求項1記載のゲート電源回路。
  3. 起動時の前記ゲート駆動回路の初期充電期間に応じた期間は、前記過負荷電流が流れても前記電源の供給を停止する旨の信号をマスクするマスキング手段を有することを特徴とする請求項1記載のゲート電源回路。

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