JP2005109954A - 画像撮影処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ファインダー画像のうちユーザの着目する一部分を明示することで、撮影条件の設定を容易に行わせしめ、初心者であっても所望の撮影画像を簡単に得ることが出来るようにすること。
【解決手段】 設定された撮影条件に従った電子的な撮影の制御を行うデジタルカメラにおいて、このデジタルカメラが撮影中のファインダー画像を表示部60に表示し、この表示部60にチェックポイント枠を表示する。そして、デジタルカメラの撮影条件の設定を変更し、変更によるファインダー画像への影響を確認する際に、チェックポイント枠を用いて確認して撮影を行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像撮影処理装置及びプログラムに関する。
従来から、撮影した被写体の画像をデジタルデータとして記録するデジタルカメラが知られている。デジタルカメラは、レンズを通してCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージ・センサー等の撮像素子で取り込んだデジタル画像を、内蔵メモリや外部メモリに画像データとして記録する装置である。
また、従来からデジタルカメラにおいて、画像補正機能が知られている。例えば、「太陽光」「曇天」「蛍光灯」等の光源を設定すると、設定された光源に適した色の補正を呼び出して適用することや、撮影された画像データに基づいて、画像データの明るさ(明度)を補正する機能等が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−145018号公報
しかしながら、画像補正機能には、デジタルカメラが自動的に処理を施す機能と、撮影者が手動で処理を施す機能がある。ここで、自動的に処理を施す機能の場合には、画一的に補正が実行される為にユーザが所望する画像が得られない場合があった。また、手動で補正を行う場合については、写真や画像を補正する知識が必要となるため、初心者は適切に補正を行うことが出来なかった。
また、デジタルカメラにおいて画像データに補正処理を施す場合には、画像データ全体に対して補正処理が実行される。従って、表示されている画像データの中の所定部分について補正を行いたい場合であっても、他の部分も補正処理がなされてしまうたため、所望する補正を行うことが困難であった。
上述の課題に鑑みて、本発明はなされたものであり、ファインダー画像のうちユーザの着目する一部分を明示することで、撮影条件の設定を容易に行わせしめ、初心者であっても所望の撮影画像を簡単に得ることが出来る画像撮影処理装置等を提供することである。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の画像撮影装置は、
設定された撮影条件に従った電子的な撮影の制御を行う撮影制御手段(例えば、図2のCPU10)と、
この撮影制御手段が撮影中のファインダー画像を表示する制御を行う表示制御手段(例えば、図2のCPU10)と、
前記ファインダー画像の一部範囲を明示する枠を表示する制御を行う枠表示制御手段(例えば、図2のCPU10;図4のステップA16)と、
前記撮影条件の設定を変更する設定変更手段(例えば、図2のCPU10;図5のステップA52)と、
この設定変更手段の設定変更による前記ファインダー画像への影響の是認入力をする入力手段(例えば、図2のCPU10;図5のステップA56)と、
前記是認入力がなされた場合に撮影処理を行う撮影処理手段(例えば、図2のCPU10;図5のステップA60)と、
を備えることを特徴とする。
また、請求項14に記載に発明のプログラムは、
コンピュータに、
設定された撮影条件に従った電子的な撮影の制御を行う撮影制御機能(例えば、図2のCPU10)と、
この撮影制御機能が撮影中のファインダー画像を表示する制御を行う表示制御機能(例えば、図2のCPU10)と、
前記ファインダー画像の一部範囲を明示する枠を表示する制御を行う枠表示制御機能(例えば、図2のCPU10;図4のステップA16)と、
前記撮影条件の設定を変更する設定変更機能(例えば、図2のCPU10;図5のステップA52)と、
この設定変更機能の設定変更による前記ファインダー画像への影響の是認入力をする入力機能(例えば、図2のCPU10;図5のステップA56)と、
前記是認入力がなされた場合に撮影処理を行う撮影処理機能(例えば、図2のCPU10;図5のステップA60)と、
を実現させることを特徴とする。
請求項1又は14に記載の発明によれば、ファインダー画像の一部範囲を明示する枠を表示する制御を行う。そして、撮影条件の設定を変更された際に、一部範囲を明示する枠を表示し、撮影条件の設定を変更させることができる。従って、撮影者が撮影条件を変更する際に、どこに注目すれば良いかを確認することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像撮影処理装置において、
前記枠表示制御手段は、前記ファインダー画像中の一部範囲を指定する指定手段(例えば、図2のCPU10;図4のステップA14)を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、ファインダー画像の一部範囲を明示する枠を指定することが出来る。従って、撮影者は、所望の範囲に枠を表示さえるといったことが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像撮影処理装置において、
コメントデータを入力するコメント入力手段(例えば、図2のCPU10;図8のステップB18)と、
前記設定手段による設定変更がなされた際に、前記ファインダー画像上に前記コメントデータを表示する制御を行うコメント表示制御手段(例えば、図2のCPU10;図8のステップB26)と、
を更に備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、コメントデータを入力することができ、さらに入力されたコメントデータを、ファインダー画像上に表示することが出来る。従って、撮影者はコメントを確認しながら撮影を行うことが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の画像撮影処理装置において、
前記設定変更手段の設定変更による前記ファインダー画像への影響の確認項目を選択する項目選択手段(例えば、図2のCPU10;図11のステップC20)を更に備え、
前記枠表示制御手段は、前記選択された確認項目に応じた色で前記枠を表示する制御を行う項目別色替え表示手段(例えば、図2のCPU10;図11のステップC26)を有する、
ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、撮影条件の設定変更における影響の項目に応じて、ファインダー画像上に、項目に応じた色でファインダー画像の一部範囲を明示する枠を表示することが出来る。従って、撮影者は現在の撮影条件の設定変更における影響の項目を、容易に判別することが可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の画像撮影処理装置において、
前記枠表示制御手段は、前記設定変更手段の設定変更による前記ファインダー画像の色情報の変化の程度が所定の閾値を超える部分を検出する変化部分検出手段(例えば、図2のCPU10;図14のステップD14)を有し、検出した部分に前記枠を表示することを特徴とする請求項1に記載の画像撮影処理装置。
請求項5に記載の発明によれば、ファインダー画像の色情報の変化が所定の閾値を超える部分に、一部範囲を明示する枠を表示することが出来る。従って、撮影者は撮影条件を変更したときに、どの部分が所定の閾値を超えているかを確認することが可能となる。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の画像撮影処理装置において、
前記枠内の画像を拡大表示する制御を行う枠内画像拡大表示手段(例えば、図2のCPU10;図17のステップE26)を更に備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、ファインダー画像の一部範囲を明示する枠の部分を拡大して表示することが出来る。従って、枠の中の部分について、撮影者は拡大して確認することが可能となる。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の画像撮影処理装置において、
色情報を指定する色情報指定手段(例えば、図2のCPU10;図20のステップF14)を更に備え、
前記枠表示制御手段は、前記ファインダー画像中の前記色情報指定手段により指定された色情報の部分を検出する指定色部分検出手段(例えば、図2のCPU10;図20のステップF18)を有し、検出した部分に前記枠を表示する制御を行う、
ことを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、指定された色情報の部分を検出し、検出された色情報の部分について明示する枠を表示することが出来る。従って、撮影者は指定した色情報となっている部分に枠を表示させることが可能となる。
請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の画像撮影処理装置において、
前記撮影処理による撮影画像の画像傾向を分析する傾向分析手段(例えば、図2のCPU10;図26のステップH14)を更に備え、
前記枠表示制御手段は、前記傾向分析手段による分析結果に基づいて、前記ファインダー画像中の一部範囲を特定する特定手段(例えば、図2のCPU10;図26のステップH16)を有し、特定した部分に前記枠を表示する制御を行う、
ことを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、撮影画像の画像傾向より、ファインダー画像中の一部範囲を特定し、枠を表示することが出来る。従って、撮影者が枠を指定しなくても、撮影者が撮影した画像傾向に沿った枠が設定される。
請求項9に記載の画像撮影処理装置は、
設定された撮影情報に従った電子的な撮影の制御を行う撮影制御手段(例えば、図2のCPU10)と、
この撮影制御手段が撮影中のファインダー画像を表示する制御を行う表示制御手段(例えば、図2のCPU10)と、
前記ファインダー画像中の複数箇所それぞれに撮影条件を設定する撮影条件設定手段(例えば、図2のCPU10;図32のステップI18)と、
前記ファインダー画像中の前記複数箇所それぞれの部分を明示する枠を表示する制御を行う枠表示制御手段(例えば、図2のCPU10;図32のステップA16)と、
前記複数箇所それぞれに設定された撮影条件総てを満たす条件で撮影処理を行う撮影処理手段(例えば、図2のCPU10;図32のステップJ46)と、
を備えることを特徴とする。
また、請求項15に記載のプログラムは、
コンピュータに、
設定された撮影情報に従った電子的な撮影の制御を行う撮影制御機能(例えば、図2のCPU10)と、
この撮影制御機能が撮影中のファインダー画像を表示する制御を行う表示制御機能(例えば、図2のCPU10)と、
前記ファインダー画像中の複数箇所それぞれに撮影条件を設定する撮影条件設定機能(例えば、図2のCPU10;図32のステップI18)と、
前記ファインダー画像中の前記複数箇所それぞれの部分を明示する枠を表示する制御を行う枠表示制御機能(例えば、図2のCPU10;図32のステップA16)と、
前記複数箇所それぞれに設定された撮影条件総てを満たす条件で撮影処理を行う撮影処理機能(例えば、図2のCPU10;図32のステップJ46)と、
を実現させることを特徴とする。
請求項9又は15に記載の発明によれば、ファインダー画像の中の複数箇所に、撮影条件を設定し、当該撮影条件の総てを満たす撮影条件で撮影処理を行うことが出来る。従って、撮影者は、撮影条件を設定するという手間はあるものの、撮影条件総てを満たすように簡単に撮影することが可能となる。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の画像撮影処理装置において、
前記撮影処理手段は、前記設定された撮影条件総てを満たす条件がない場合に、前記設定された撮影条件毎に撮影処理を行う個別撮影処理手段(例えば、図2のCPU10;図29のステップI42)を有することを特徴とする。
請求項10に記載の発明によれば、設定された撮影条件を満たす条件が無い場合には、各撮影条件ごとに、複数回撮影処理を実行することができる。従って、設定した撮影条件の写真が複数記録され、撮影者が最も所望する画像データを選択するといったことが可能となる。
請求項11に記載の発明は、請求項9に記載の画像撮影処理装置において、
前記撮影処理手段は、前記設定された撮影条件総てを満たす条件がない場合に、撮影条件を満たす必要のある撮影条件を選択する撮影条件選択手段(例えば、図2のCPU10;図32のステップJ44)を有し、選択された撮影条件総てを満たす条件で撮影処理を行う(例えば、図2のCPU10;図32のステップJ48)ことを特徴とする。
請求項11に記載の発明によれば、撮影条件を選択することにより、選択された撮影条件を満たす条件で撮影処理を実行することが出来る。従って、撮影者は、複数の撮影条件の中で、所望する撮影条件を選択し、撮影することが可能となる。
請求項12に記載の発明は、請求項2に記載の画像撮影処理装置において、
前記指定手段により指定されたファインダー画像中の一部範囲の位置データを記憶する記憶手段(例えば、図34のRAM30k;パターン保存テーブル306k)を更に備え、
前記枠表示制御手段は、前記記憶手段により記憶された位置データに基づいて、前記撮影制御手段が撮影中のファインダー画像中の一部範囲を特定する位置特定手段(例えば、図2のCPU10;図36のステップK56)を有し、特定した一部範囲に前記枠を表示する制御を行う(例えば、図2のCPU10;図36のステップK58)、
ことを特徴とする。
請求項12に記載の発明によれば、記憶手段に記憶されたファインダー画像中の一部範囲を示す位置データに基づいて、ファインダー画像中の一部範囲を特定することが出来る。従って、撮影者は、ファインダー画像中の一部範囲の位置データを記憶手段に記憶することにより、記憶した位置データに基づいて再び枠を表示することが可能となる。
請求項13に記載の発明は、請求項1に記載の画像撮影処理装置において、
前記枠表示制御手段は、前記枠の色を変更する枠色変更手段(例えば、図2のCPU10;図39のステップM18)を有する、ことを特徴とする。
請求項13に記載の発明によれば、ファインダー画像中の一部範囲を特定する枠の色を変更することが出来る。従って、枠が表示されている画像部分に加えて、枠の色に注目して撮影を行うことができるため、所望の撮影画像を得る手がかりとすることができる。
請求項1又は14に記載の発明によれば、ファインダー画像の一部範囲を明示する枠を表示する制御を行う。そして、撮影条件の設定を変更された際に、一部範囲を明示する枠を表示し、撮影条件の設定を変更させることができる。従って、撮影者が撮影条件を変更する際に、どこに注目すれば良いかを確認することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、ファインダー画像の一部範囲を明示する枠を指定することが出来る。従って、撮影者は、所望の範囲に枠を表示さえるといったことが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、コメントデータを入力することができ、さらに入力されたコメントデータを、ファインダー画像上に表示することが出来る。従って、撮影者はコメントを確認しながら撮影を行うことが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、撮影条件の設定変更における影響の項目に応じて、ファインダー画像上に、項目に応じた色でファインダー画像の一部範囲を明示する枠を表示することが出来る。従って、撮影者は現在の撮影条件の設定変更における影響の項目を、容易に判別することが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、ファインダー画像の色情報の変化が所定の閾値を超える部分に、一部範囲を明示する枠を表示することが出来る。従って、撮影者は撮影条件を変更したときに、どの部分が所定の閾値を超えているかを確認することが可能となる。
請求項6に記載の発明によれば、ファインダー画像の一部範囲を明示する枠の部分を拡大して表示することが出来る。従って、枠の中の部分について、撮影者は拡大して確認することが可能となる。
請求項7に記載の発明によれば、指定された色情報の部分を検出し、検出された色情報の部分について明示する枠を表示することが出来る。従って、撮影者は指定した色情報となっている部分に枠を表示させることが可能となる。
請求項8に記載の発明によれば、撮影画像の画像傾向より、ファインダー画像中の一部範囲を特定し、枠を表示することが出来る。従って、撮影者が枠を指定しなくても、撮影者が撮影した画像傾向に沿った枠が設定される。
請求項9又は15に記載の発明によれば、ファインダー画像の中の複数箇所に、撮影条件を設定し、当該撮影条件の総てを満たす撮影条件で撮影処理を行うことが出来る。従って、撮影者は、撮影条件を設定するという手間はあるものの、撮影条件総てを満たすように簡単に撮影することが可能となる。
請求項10に記載の発明によれば、設定された撮影条件を満たす条件が無い場合には、各撮影条件ごとに、複数回撮影処理を実行することができる。従って、設定した撮影条件の写真が複数記録され、撮影者が最も所望する画像データを選択するといったことが可能となる。
請求項11に記載の発明によれば、撮影条件を選択することにより、選択された撮影条件を満たす条件で撮影処理を実行することが出来る。従って、撮影者は、複数の撮影条件の中で、所望する撮影条件を選択し、撮影することが可能となる。
請求項12に記載の発明によれば、記憶手段に記憶されたファインダー画像中の一部範囲を示す位置データに基づいて、ファインダー画像中の一部範囲を特定することが出来る。従って、撮影者は、ファインダー画像中の一部範囲の位置データを記憶手段に記憶することにより、記憶した位置データに基づいて再び枠を表示することが可能となる。
請求項13に記載の発明によれば、ファインダー画像中の一部範囲を特定する枠の色を変更することが出来る。従って、枠が表示されている画像部分に加えて、枠の色に注目して撮影を行うことができるため、所望の撮影画像を得る手がかりとすることができる。
以下、本発明を画像撮影処理装置の一種であるデジタルカメラに適用した場合の実施の形態について図を参照して詳細に説明する。但し、本発明が適用可能なものはこれに限定されるものではない。
〔第1の実施の形態〕
[全体構成]
図1は、デジタルカメラ1の概観図であり、(a)は正面斜視図であり、(b)は背面斜視図である。デジタルカメラ1は、同図に示すように、電源スイッチ3と、シャッター5と、正面側の対物ファインダー7aと、背面側の接眼ファインダー7bと、撮影レンズ9と、ディスプレイ11と、方向キー13と、入力キー群15と、を有して構成されている。
電源スイッチ3は、電源の入/切を制御するためのスイッチである。電源スイッチ3が押下されることにより、電源が投入されたり、切断されたりする。
シャッター5は、撮影を実行するためのスイッチである。シャッター5は、完全に押下されない状態(以下、適宜「半押し状態」という)と、完全に押下された状態との2段階の押下状態を検知することができる。
対物ファインダー7aと、接眼ファインダー7bとは、ファインダーを構成する。ファインダーは、撮影者が被写体を確認するときに使用するものである。
撮影レンズ9は、ガラス等から構成されており、複数のレンズを組み合わせることにより、ズーム機能等が実現される。
ディスプレイ11は、デジタルカメラ1を使用するために必要な各種データが表示される部分である。ディスプレイ11は、LCD(Liquid Crystal Display)等の素子であって、単数または複数の素子の組み合わせによって実現される。
方向キー13と、入力キー群15とは、デジタルカメラ1に所定の情報を入力するためのキーである。方向キー13又は入力キー群15が押下されると、その旨がCPU10に伝わり、所定の動作が実行される。また、入力キー群15は、例えば決定キーや、取消しキー、保存キー等を備えている。
[構成]
図2は、デジタルカメラ1の構成を機能的に示すブロック図である。同図に示すように、デジタルカメラ1は、CPU(Central Processing Unit)10と、ROM(Read Only Memory)20と、RAM(Random Access Memory)30と、フラッシュメモリ40と、入力部50と、表示部60と、CCD(Charge Coupled Diode)70と、レンズ80と、を備えて構成されている。
図3(a)を参照して、ROM20の構成について説明する。ROM20は、各種初期設定、ハードウェアの検査、あるいは必要なプログラムのロード等を行うための初期プログラムを格納する。CPU10は、デジタルカメラ1の電源投入時においてこの初期プログラムを実行することにより、デジタルカメラ1の動作環境を設定する。
また、ROM20は、メニュー表示処理、各種設定処理、各種画像処理等のデジタルカメラ1の動作に係る各種プログラムや、デジタルカメラ1の備える種々の機能を実現するためのプログラム等を格納すると共に、チェックポイント表示撮影プログラム202aと、補正撮影プログラム204aとを記憶している。
次に、図3(b)を参照して、RAM30の構成について説明する。RAM30は、CPU10が実行する各種プログラムや、これらのプログラムの実行に係るデータ等を一時的に保持するメモリ領域を備える。本実施の形態では、図3(b)に示すように、ファインダー画像格納領域302aと、チェックポイント格納領域304aとの領域を確保している。
ファインダー画像格納領域302aは、レンズ80から透過した光を受光し、CCD70によって電気信号に変換された画像データを一時的に記憶する領域である。CPU10は、撮影された画像をファインダー画像格納領域302aに記憶し、その内容を表示部60に表示する。
チェックポイント格納領域304aは、チェックポイントを指定するためのドット(以下、適宜「指定点」という)の座標を記憶する領域である。ここで、チェックポイントとは、所定の領域のことをいい、チェックポイント格納領域304aに記憶された指定点によって決定される。ここで、指定点の座標が1つ記憶されている場合には、その指定点の座標から半径10ドットの円によって指定される領域をチェックポイントとする。また、指定点の座標が2つ記憶されている場合には、当該2つの指定点を対向する頂点とする矩形によって指定された領域をチェックポイントとする。そして、指定点が3つ以上記憶されている場合には、隣接する指定点の間を直線で結ぶことにより、当該直線で囲まれた領域をチェックポイントとする。また、当該チェックポイントに基づいて、CPU10が表示部60に表示する線図をチェックポイント枠という。
図3(c)を参照して、フラッシュメモリ40の構成について説明する。フラッシュメモリ40は、何度でも電気的に消去・書き込みができるROMであって、EEPROMの一種である。ここで、フラッシュメモリ40は、デジタルカメラの中に内蔵されるメモリであっても良いし、挿抜可能な外部メモリカードとしても良い。本実施の形態では、撮影画像格納領域402aの領域を確保している。
撮影画像格納領域402aは、撮影された画像データが記録される領域である。CPU10は、シャッター操作を検知すると、ファインダー画像格納領域302aに記憶されているファインダー画像データを、撮影画像データとして撮影画像格納領域402aに蓄積記録する。
CPU10は、入力される指示に応じて所定のプログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示やデータの転送を行う。具体的には、CPU10は、入力部50から入力される操作信号に応じてROM20に格納されたプログラムを読み出し、当該プログラムに従って処理を実行する。そして、CPU10は、処理結果を表示するための表示制御信号を適宜表示部60に出力することにより、表示制御を行う。
また、CPU10は、本実施の形態において、ROM20のチェックポイント表示撮影プログラム202aに従ったチェックポイント表示撮影処理(図4参照)を実行すると共に、このチェックポイント表示撮影処理において、補正撮影プログラム204aに従った補正撮影処理をサブルーチンとして実行する。
具体的には、CPU10は、チェックポイント表示撮影処理において、チェックポイント表示撮影処理を実行する操作を検知すると、チェックポイントを指定させるためのメッセージを表示する。そして、CPU10は、チェックポイントを指定するための操作を検知すると、指定されたチェックポイントに基づいてチェックポイント枠を表示部60に表示し、補正撮影処理を実行する。
また、CPU10は、補正撮影処理において、画像補正操作を検知すると、画像補正操作に対応する画像補正処理を実行する。そして、所定のメッセージを表示した後に、シャッター信号を検知すると、撮影画像をフラッシュメモリ40に記録する。
入力部50は、プログラムの実行や、撮影条件の設定に必要なキー群を備えた入力装置であり、押下されたキーの信号をCPU10に出力する。この入力部50におけるキー入力により、ユーザプログラムの作成、実行を実現する。なお、この入力部50は、図1の方向キー13と、入力キー群15とを備えて構成されている。
表示部60は、各種情報や撮影画像などを表示するための表示装置であり、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成される。表示部60は、CPU10から出力される表示信号に基づいて各種画面を表示するものである。なお、この表示部60は、図1に示すディスプレイ11に相当する。
レンズ80は、デジタルカメラ1が被写体をCCD70等の撮像素子上に結像する為のものである。なお、レンズ80は、図1の撮影レンズ9に相当する。また、CCD70は、レンズ80から透過した光を受光し、電気信号に変換する撮像素子である。
[処理の流れ]
次に、第1の実施の形態におけるデジタルカメラ1の動作を説明する。デジタルカメラ1は、電源が入ると、被写体を撮影する撮影モードを起動する。そして、レンズ80を通して取り込まれた画像は、CCD70によって、デジタルデータとして画像データに変換される。それから、CPU10は、画像データをRAM30のファインダー画像格納領域302aに適宜更新記憶し、そのファインダー画像を表示部60に表示する。そして、デジタルカメラ1は、撮影者により所定の操作がなされると、撮影モードからチェックポイントモードに切り換える。ここで、チェックポイントモードとは、ファインダー画像が表示されている表示部60に、後述するチェックポイント枠を表示させる為の処理等を行うモードである。本実施の形態においては、チェックポイント表示撮影処理がこのチェックポイントモードで実行される。
図4は、チェックポイント表示撮影処理に係るデジタルカメラ1の動作を説明するためのフローチャートである。このチェックポイント表示撮影処理は、CPU10が、ROM20のチェックポイント表示撮影プログラム202aを実行することによって実現される処理である。
まず、CPU10は、チェックポイントモードを開始する操作を検知すると(ステップA10)、表示部60に「チェックポイントを指定して下さい」とメッセージ表示を行う(ステップA12)。
そして、ユーザによるチェックポイントの指定操作を検知すると(ステップA14)、CPU10は、指定されたチェックポイントをチェックポイント格納領域304aに記憶し、表示部60にチェックポイント枠を表示する(ステップA16)。
ここで、チェックポイントの指定操作としては、種々の操作が考えられるが、例えば、CPU10は、表示部60にポインタを表示する。そして、方向キー13が押下されると、CPU10は、押下された方向に対応してポインタを移動させる。そして、入力キー群15に含まれる決定キーが押下されることにより一の指定点が決定される。同様に、CPU10は、所定の操作でポインタを移動させ、決定キーが押下されることにより、もう一方の指定点が決定される。そして、この2つの指定点を対向する1組の頂点とする矩形をチェックポイントとして指定する。
そして、CPU10は、補正撮影処理を実行して(ステップA18)、チェックポイント表示撮影処理を終了する。
次に、補正撮影処理について説明する。図5は、補正撮影処理に係るデジタルカメラ1の動作を説明するためのフローチャートである。この、補正撮影処理は、CPU10が、ROM20の補正撮影プログラム204aを実行することによって実現される処理である。
まず、CPU10は、画像の補正操作の入力があったことを検知すると(ステップA50)、補正処理を実行する(ステップA52)。ここで、補正処理とは、例えば画像の明るさ、彩度を変更したり、赤を強くしたり等の各種公知の処理で実現される。
次に、CPU10は、表示部60にチェックポイントメッセージ「チェックポイントを確認して下さい」と表示する(ステップA54)。そして、チェックポイントの状態を確認させ、まだ補正の必要が有るのであれば(ステップA56;No)、もう一度ステップA52から実行する。
そして、チェックポイントにおける補正を確認し、補正終了と選択された後には(ステップA56;Yes)、CPU10は、シャッター5の押下を検知する(ステップA58)。そして、シャッター5が押下されると、CPU10は、ファインダー画像格納領域302aに記憶されているファインダー画像データを、撮影画像格納領域402aに撮影画像データとして記録する(ステップA60)。
[具体例]
具体例として、図6の画面表示例を用いて説明する。図6は、デジタルカメラ1においてチェックポイント表示撮影処理が実行された場合に、表示部60に表示された表示画面W10aの一例を示した図である。
まず、図6(a)は、メッセージM10aが表示されている表示画面W10aの一例を示した図である。表示画面W10aには、現在のファインダー画像データが表示されており、メッセージ「チェックポイントを指定して下さい」とメッセージM10aが表示されている(図4のステップA12)。
図6(b)は、チェックポイント枠CP10aが表示されている表示画面W10aの一例を示した図である。ユーザによって指定された指定点に基づいたチェックポイントに対応するチェックポイント枠CP10aが表示されている(ステップA16)。
図6(c)は、図5のステップA52によって補正処理が実行された場合における表示画面W10aの一例を示した図である。例えば、ユーザにより画像データの明度を明るくする補正処理が実行されると、CPU10は、CCD70によって取り込まれた画像データの明度を上げる補正を実行する。そして、明度の上がった画像データをファインダー画像格納領域302aに随時更新記憶し、表示部60に表示する。
図6(d)は、補正処理を行った後に、CPU10がメッセージを表示している表示画面W10aの一例を示した図である。CPU10は、補正処理が実行された後に、チェックポイント枠の部分を確認することを促すメッセージM12aとなる「チェックポイントを確認して下さい」と表示する(図5のステップA54)。ここで、撮影者により確認操作がなされ、シャッターが押下されると、CPU10は、ファインダー画像格納領域302aに記憶されているファインダー画像データを撮影画像データとしてフラッシュメモリ40の撮影画像格納領域402aに記録する(図5のステップA60)。
このように、第1の実施の形態によれば、補正処理において、指定した位置にチェックポイント枠を表示させることができるため、画像への補正処理の影響をこのチェックポイント枠に注目して確認した上で、撮影することが出来る。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、チェックポイント枠と共に、コメントを表示することが出来るものである。尚、本実施の形態は、基本的には第1の実施の形態と同様の構成要素によって実現可能であり、同一の構成要素については同じ符号を付け、説明は省略するものとする。
[構成]
第2の実施の形態におけるデジタルカメラ1の構成は、第1の実施の形態におけるROM20を図7(a)に示すROM20bに、RAM30を図7(b)に示すRAM30bに置き換えた構成と同様である。また、ROM20bに格納されているコメント表示撮影プログラム202bの処理ステップにおいて、図4に示したチェックポイント表示撮影プログラム202aの処理ステップと同一の内容のステップには、同一の符号を付してその説明を省略する。
図7(a)を参照して、ROM20bの構成について説明する。図7(a)に示しているように、ROM20bは、コメント表示撮影プログラム202bを格納している。
コメント表示撮影プログラム202bは、本実施の形態におけるコメント表示撮影処理を実現するためのプログラムであり、CPU10がこのコメント表示撮影プログラム202bを実行することで、コメント表示撮影処理が実現される。
具体的には、CPU10は、チェックポイントを指定するための操作を検知すると、指定されたチェックポイントに基づいたチェックポイント枠を表示部60に表示する。そして、CPU10は、コメントの入力操作を検知すると、入力されたコメントを記憶する。そして、CPU10は、補正処理を行い、併せてコメントを表示する。そして、メッセージを表示した後に、シャッター信号を検知すると、撮影画像を、フラッシュメモリ40に記録する。
図7(b)を参照して、RAM30bの構成について説明する。図7(b)に示すように、RAM30bは、ファインダー画像格納領域302aと、チェックポイントコメント格納領域304bとの領域を確保している。
チェックポイントコメント格納領域304bは、指定点の座標と、チェックポイントに対応づけられたコメントとを記憶している領域である。図7(c)は、チェックポイントコメント格納領域304bのデータ構造の一例について示した図である。図に示すように、チェックポイントコメント格納領域304bは、領域(例えば、「第1領域」)と、指定点(例えば、「(100,100),(200,300)」)と、コメント(例えば、「桜の色合い」)とを記憶している。
[処理]
次に、第2の実施の形態におけるデジタルカメラ1の動作について説明する。図8は、コメント表示撮影処理にかかるデジタルカメラ1の動作を説明するためのフローチャートである。このコメント表示撮影処理は、CPU10がROM20bのコメント表示撮影プログラム202bを実行することによって実現される処理である。
まず、CPU10は、チェックポイントモードを開始する操作を検知すると、メッセージを表示する。そして、CPU10は、チェックポイントが指定されると、指定された指定点を、チェックポイントコメント格納領域304bに記憶する。そして、CPU10は、記憶された指定点に基づいてチェックポイント枠を表示する(ステップA10〜A16)。
次に、CPU10は、コメントの入力操作を検知すると(ステップB18)、入力されたコメントを、チェックポイントコメント格納領域304bにコメントデータとして記憶する(ステップB20)。ここで、コメントを入力する方法としては、方向キー13及び入力キー群15を利用することによってコメントを入力したり、所定の登録されている定型文を選択することによってコメントを入力する等の何れかの公知の方法を用いることとする。
次に、CPU10は、画像の補正操作を検知すると(ステップB22)、入力された補正操作に対応する補正処理を実行する(ステップB24)。そして、CPU10は、チェックポイントコメント格納領域304bに記憶されたコメントデータを読み出して、表示部60に表示する(ステップB26)。
次に、CPU10は、表示部60にチェックポイントメッセージを表示し(ステップB28)、まだ補正の必要が有るのであれば(ステップB30;No)、もう一度ステップB24から実行する。
そして、チェックポイントにおける補正を確認したときは(ステップB30;Yes)、次にCPU10は、シャッターの押下を検知する(ステップB32)。そして、シャッターの押下が検出されると、CPU10は、ファインダー画像格納領域302aに記憶されているファインダー画像データを、撮影画像格納領域402aに撮影画像データとして記録する(ステップB34)。
[具体例]
具体例として、図9の画面表示例を用いて説明する。図9は、デジタルカメラ1においてコメント表示撮影処理が実行された場合に、表示部60に表示された表示画面W10bの一例を示した図である。
まず、図9(a)は、チェックポイントが指定されたときの表示画面W10bの一例である。表示画面W10bには、チェックポイント枠CP10bが表示されている。
次に、図9(b)は、コメントを入力しているときの表示画面W10bの一例である。CPU10は、コメント入力操作があると、入力された文字を表示画面W10bに表示している。
図9(c)は、ファインダー画像において、補正処理が実行された図である。例えば、本図においては、画像データを明るくする為の補正処理を実行した図を示したものである。
図9(d)は、チェックポイントコメント格納領域304bに記憶されたコメントデータが、表示画面W10bに表示された図である。CPU10は、補正処理が実行されると、コメントデータM12bを、チェックポイント枠CP10bとともに表示する。
このように、第2の実施の形態によれば、デジタルカメラ1は、入力されたコメントデータを、ファインダー画像上に表示することが出来る。従って、撮影者はコメントを確認しつつチェックポイント枠内の画像に注目しながら撮影を行うことが可能となる。
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明を適用した第3の実施の形態について説明する。本実施の形態は、補正の種類に応じて、チェックポイント枠の枠の色を変更することできるものである。尚、本実施の形態は、基本的には第1の実施の形態と同様の構成要素によって実現可能であり、同一の構成要素については同じ符号を付け、説明は省略するものとする。
[構成]
第3の実施の形態におけるデジタルカメラ1の構成は、第1の実施の形態におけるROM20を図10(a)に示すROM20cに、RAM30を図10(b)に示すRAM30cに置き換えた構成と同様である。また、ROM20cに格納されているチェック項目選択撮影プログラム202cの処理ステップにおいて、図4に示したチェックポイント表示撮影プログラム202aの処理ステップと同一の内容のステップには、同一の符号を付してその説明を省略する。
図10(a)を参照して、ROM20cの構成について説明する。図10(a)に示しように、ROM20cは、チェック項目選択撮影プログラム202cと、補正撮影プログラム204aと、チェック項目テーブル206cとを格納して構成されている。
チェック項目選択撮影プログラム202cは、本実施の形態におけるチェック項目選択撮影処理を実現するためのプログラムであり、CPU10がこのチェック項目選択撮影プログラム202cを実行することで、チェック項目選択撮影処理が実現される。
具体的には、CPU10は、チェックポイントモードを開始する操作を検知すると、チェックポイントを指定させるためのメッセージを表示する。そして、CPU10は、チェックポイントを指定するための操作を検知すると、指定された指定点に対応するチェックポイント枠を表示部60に表示し、項目選択ボックスを表示する。そして、CPU10は、チェック項目が選択されると、選択されたチェック項目をチェックポイント項目格納領域304cに、チェックポイントの領域と対応づけて記憶する。そして、CPU10は、チェック項目に該当する色をチェック項目テーブル206cから読み出し、読み出された色を用いてチェックポイント枠を更新表示する。
また、チェック項目テーブル206cは、補正処理において確認をする項目と、項目が選択されたときの枠の色と、処理内容とを記載したテーブルである。CPU10は、撮影者により選択されたチェック項目に応じた色を、チェック項目テーブル206cから読み出し、チェックポイント枠を更新表示する。
図10(c)は、チェック項目テーブル206cのデータ構成の一例を示した図である。チェック項目テーブル206cは、チェック項目(例えば、「色」)と、枠の色(例えば、「赤」)と、処理内容(例えば、「彩度を調整する」)とを対応づけて記憶している。
図10(b)を参照して、RAM30cの構成について説明する。図10(b)に示すように、RAM30cは、ファインダー画像格納領域302aと、チェックポイント項目格納領域304cとの領域を確保している。
チェックポイント項目領域304cは、指定点の座標と、チェック項目の色とを対応づけて記憶している領域である。図10(d)は、チェックポイント項目格納領域304cのデータ構成の一例を示した図である。チェックポイント項目格納領域304cは、領域(例えば、「第1領域」)と、指定点(例えば、「(100,100),(200,300)」)と、チェック項目(例えば、「色」)とを対応づけて記憶している。
[処理]
次に、第3の実施の形態におけるデジタルカメラ1の動作について説明する。図11は、チェック項目選択撮影処理にかかるデジタルカメラ1の動作を説明するためのフローチャートである。このチェック項目選択撮影処理は、CPU10がROM20cのチェック項目選択撮影プログラム202cを実行することによって実現される処理である。
まず、CPU10は、チェックポイントモードの開始操作を検知し、ユーザにより指定点が指定されると、指定点をチェックポイント項目格納領域304cに記憶する。そして、CPU10は、指定点に基づいて、チェックポイントの領域をチェックポイント枠として表示部60に表示する(ステップA10〜A16)。
次に、CPU10は、項目選択ボックスを表示する(ステップC18)。具体的には、チェック項目テーブル206cにおけるチェック項目の内容を、プルダウンメニュー形式等で表示する。そして、一の項目が選択されると(ステップC20)、CPU10は、選択されたチェック項目を、チェックポイント項目格納領域304cに記憶する(ステップC22)。
そして、CPU10は、チェック項目に該当する枠の色を、チェック項目テーブル206cから読み出し(ステップC24)、読み出された色を用いてチェックポイント枠を更新表示する(ステップC26)。そして、CPU10は、補正撮影処理を実行する(ステップC28)。
[具体例]
具体例として、図12の画面表示例を用いて説明する。図12は、デジタルカメラ1においてチェック項目選択撮影処理が実行された場合に、表示部60に表示された表示画面W10cの一例を示した図である。
図12(a)は、チェックポイント枠CP10cが表示された表示画面W10cの一例を示した図である(図11のステップA16)。
図12(b)は、チェックポイント枠と共に、項目選択ボックスS10cが表示された表示画面W10cの一例である(ステップC18)。CPU10は、チェック項目テーブル206cから読み出したチェック項目を要素として、項目選択ボックスS10cを表示する。そして、撮影者によって項目選択ボックスS10cの項目のうち、項目「色」が指定され、特別表示S12cが施されている(特別表示S12c;図11のステップC20)。また、指定された項目「色」をチェックポイント項目格納領域304cに記憶する。
図12(c)は、チェックポイント枠CP12cが、選択された項目に対応する色で表示更新された図である。CPU10は、項目「色」が選択されたことから、項目「色」に対応する色をチェック項目テーブル206cから読み出す(ステップC24)。ここで、「色」に対応する枠の色は「赤」であることから、チェックポイント枠CP12aは赤で表示される。なお、本図においては、チェックポイント枠CP10cとの区別のために、二重線で表しているが、これに限定されるものではない。
このように、第3の実施の形態によれば、デジタルカメラ1において、撮影条件の設定変更における影響の項目に応じた色でファインダー画像の一部範囲を明示する枠(チェックポイント枠)を表示することが出来る。
〔第4の実施の形態〕
次に、本発明を適用した第4の実施の形態について説明する。本実施の形態は、読み込まれたファインダー画像から、チェックポイントとなる領域を検出して、チェックポイント枠として表示し、撮影をするものである。尚、本実施の形態は、基本的には第1の実施の形態と同様の構成要素によって実現可能であり、同様の構成要素については同じ符号を付け、説明は省略するものとする。
[構成]
第4の実施の形態におけるデジタルカメラ1の構成は、第1の実施の形態におけるROM20を図13(a)に示すROM20dに、RAM30を図13(b)に示すRAM30dに置き換えた構成と同様である。
図13(a)を参照して、ROM20dの構成について説明する。図13(a)に示しているように、ROM20dは、特徴点検出撮影プログラム202dを格納している。
特徴点検出撮影プログラム202dは、本実施の形態における特徴点検出撮影処理を実現するためのプログラムであり、CPU10がこの特徴点検出撮影プログラム202dを実行することで、特徴点検出撮影処理が実現される。
まず、CPU10は、チェックポイントモードの開始操作を検出すると、フォーカスロックとして用いられている点と、ファインダー画像における最も明るい点及び最も暗い点とを抽出する。ここで、フォーカスロックとは、撮影者がフォーカス(ピント)を合わせるために用いられる測距点のことであり、複数の測距点の中から一の点が選択される。そして、これらの抽出された値に基づいて、チェックポイント枠を表示し、補正撮影処理を実行する。
図13(b)を参照して、RAM30dの構成について説明する。図13(b)に示すように、RAM30dは、ファインダー画像格納領域302aと、特徴点格納領域304dとの領域を確保している。
特徴点格納領域304dは、ファインダー画像における特徴となる点の座標を記憶しておく領域である。本実施の形態において、特徴となる点は、最も明るい点(白に近い点)と、最も暗い点(黒に近い点)と、フォーカスロックとして用いられている点を利用しているが、画像の性質上の特徴的な点であれば、これら以外の点をすることができるのは勿論である。CPU10は、チェックポイントの範囲を確定するときに、特徴点格納領域304dに記憶された値を利用する。
図13(c)は、特徴点格納領域304dのデータ構成の一例を示した図である。図13(c)では、最も明るい点(例えば、「(100,100)」)と、最も暗い点(例えば、「(600,400)」)と、フォーカスロックに用いられた点(例えば、「(320,340)」)とが記憶されている。
[処理]
次に、第4の実施の形態におけるデジタルカメラ1の動作について説明する。図14は、特徴点検出撮影処理にかかるデジタルカメラ1の動作を説明するためのフローチャートである。この処理は、CPU10がROM20dの特徴点検出撮影プログラム202dを実行することによって実現される処理である。
まず、CPU10は、チェックポイントモードを開始する操作を検知する(ステップD10)。
次に、CPU10は、ファインダー画像データの中からフォーカスロックの対象とされている部分を抽出し、特徴点格納領域304dに記憶する(ステップD12)。さらに、CPU10は、ファインダー画像データにおける最も明るい点及び最も暗い点を抽出し、特徴点格納領域304dに記憶する(ステップD14)。具体的には、ファインダー画像データを総て走査して、最も輝度が大きい点を抽出する。同様に、CPU10は、ファインダー画像データを総て走査して、最も輝度が小さい点を抽出することにより、ファインダー画像における最も暗い点を抽出する。
そして、特徴点格納領域304dに記憶された座標から、チェックポイントの範囲を確定する(ステップD16)。ここで、チェックポイントの範囲は、本実施の形態においては、特徴点となっている場所から、上下に50ドット分、左右に100ドット分の矩形の領域をチェックポイントの範囲として確定することとするが、これに限定される訳ではない。そして、CPU10は、確定したチェックポイントに基づいて、チェックポイント枠を表示する(ステップD18)。
そして、CPU10は、画像補正操作を検知すると(ステップD20)、補正処理を実行し(ステップD22)、チェックポイントメッセージを表示する(ステップD24)。ここで、再度補正処理を実行すると選択された場合には(ステップD26;No)、補正されたファインダー画像から、再度ファインダー画像の最も明るい点及び暗い点を抽出し、新たに抽出された点に基づいて、チェックポイント枠を表示する。
そして、CPU10は、シャッター信号を検知すると(ステップD28)、現在ファインダー画像格納領域302aに記憶されているファインダー画像を、撮影画像として、撮影画像格納領域402aに記録する(ステップD30)。
[具体例]
具体例として、図15の画面表示例を用いて説明する。図15は、デジタルカメラ1においてチェックポイント検出撮影処理が実行された場合に、表示部60に表示された表示画面W10dの一例を示した図である。
図15(a)は、表示部60に表示されたファインダー画像に、特徴点を重ねて示した図である。まず、CPU10は、フォーカスロック部分(P14d)を抽出する(図14のステップD12)。次に、CPU10は、ファインダー画像の中から、最も明るい点(P10d)と、最も暗い点(P12d)とを抽出し、特徴点格納領域304dに記憶する。
図15(b)は、チェックポイント枠を表示させた表示画面W10dの一例を示した図である。CPU10は、フォーカスロック部分に対応する二重線で表されたチェックポイント枠CP14dと、最も明るい部分に対応する角の取れた(面取りされた)矩形で表されたチェックポイント枠Cp10dと、最も暗い部分に対応する矩形で表されたチェックポイント枠12dを表示している。
図15(c)は、画像補正処理を実行した後に、再度チェックポイント枠を表示させた表示画面W10dの一例を示した図である。暗い部分に基づいて表示されたチェックポイント枠CP12dが、チェックポイント枠CP16dとして表示されている。
このように、第4の実施の形態によれば、ファインダー画像における明るい領域、暗い領域等に、チェックポイントを設定することが出来る。また、撮影条件を変更すると、変更された条件に応じてチェックポイントを表示、更新することができる。
〔第5の実施の形態〕
次に、本発明を適用した第5の実施の形態について説明する。本実施の形態は、チェックポイント枠を拡大して表示するものである。尚、本実施の形態は、基本的には第1の実施の形態と同様の構成要素によって実現可能であり、同一の構成要素については同じ符号を付け、説明は省略するものとする。
[構成]
第5の実施の形態におけるデジタルカメラの構成は、第1の実施の形態におけるROM20を図16に示すROM20eに置き換えた構成と同様である。また、ROM20eに格納されている拡大表示撮影プログラム202eの処理ステップにおいて、図4に示したチェックポイント表示撮影プログラム202aの処理ステップと同一の内容のステップには、同一の符号を付してその説明を省略する。
図16を参照して、ROM20eの構成について説明する。図16に示しているように、ROM20eは、拡大表示撮影プログラム202eを格納している。
拡大表示撮影プログラム202eは、本実施の形態における拡大表示撮影処理を実現するためのプログラムであり、CPU10がこの拡大表示撮影プログラム202eを実行することで、拡大表示撮影処理が実現される。
具体的には、CPU10は、チェックポイントが指定されると、チェックポイント枠を表示する。次に、CPU10は、画像補正操作を検知すると補正処理を実行する。次に、CPU10は、拡大表示操作を検知すると、1つのチェックポイントを選択して、拡大表示を行う。そして、CPU10は、ファインダー画像に指定された総てのチェックポイントを拡大表示する。
[処理]
次に、第5の実施の形態におけるデジタルカメラ1の動作について説明する。図17は、拡大表示撮影処理にかかるデジタルカメラ1の動作を説明するためのフローチャートである。この拡大表示撮影処理は、CPU10がROM20eの拡大表示撮影プログラム202eを実行することによって実現される処理である。
まず、CPU10は、指定点をチェックポイント格納領域304aに記憶し、チェックポイント枠を表示する(ステップA10〜A16)。そして、CPU10は、画像補正操作を検知すると(ステップE18)、補正処理を実行する(ステップE20)。
次に、CPU10は、拡大表示操作を検知すると(ステップE22)、1つのチェックポイントを選択して表示部60に拡大表示する(ステップE24)。具体的には、チェックポイント格納領域304aに記憶されている中から、第1領域を選択する。そして、チェックポイント枠の中に表示されている画像を表示部60に拡大表示する(ステップE26)。さらに、CPU10は、チェックポイント確認メッセージを表示する(ステップE28)。
次に、CPU10は、チェックポイント確認済の操作を検知すると(ステップE30)、全部のチェックポイントを表示したか否かを判定する(ステップE32)。そして、全部のチェックポイントを表示していないと判定した場合には(ステップE32;No)、CPU10は、チェックポイントを変更し(ステップE34)、ステップE24から処理を再度実行する。
そして、CPU10は、補正が終了していないと選択された場合には(ステップE36;No)、再度ステップE20から処理を実行する。また、CPU10は、補正が終了したと選択された場合には(ステップE36;Yes)、シャッター信号を検知し(ステップE38)、ファインダー画像を撮影画像として、撮影画像格納領域402aに記録する(ステップE40)。
[具体例]
具体例として、図18の画面表示例を用いて説明する。図18は、デジタルカメラ1においてチェックポイント拡大撮影処理が実行された場合に、表示部60に表示された表示画面W10eの一例を示した図である。
図18(a)は、チェックポイント枠が表示されている表示画面W10eの一例を示した図である。図には、チェックポイント枠CP10eと、チェックポイント枠CP12eが表示されている。ここで、補正処理(図17のステップE20)が実行されることにより、表示画面W10eに表示されているファインダー画像が明るく補正された図が図18(b)である。
図18(c)は、チェックポイント枠が拡大されて表示された枠K10eである。そして、この拡大された枠内に、チェックポイント枠内の画像が拡大されて表示された状態が図18(d)である。図18(d)に表示された枠K12eには、チェックポイント枠CP12eの枠内画像が拡大されて表示されている。
このように、第5の実施の形態によれば、デジタルカメラ1は、ファインダー画像の中におけるチェックポイント枠の部分を、拡大して表示することが出来る。
〔第6の実施の形態〕
次に、本発明を適用した第6の実施の形態について説明する。本実施の形態は、色を指定することにより、チェックポイントの範囲を指定するものである。尚、本実施の形態は、基本的には第1の実施の形態と同様の構成要素によって実現可能であり、同一の構成要素については同じ符号を付け、説明は省略するものとする。
[構成]
第6の実施の形態におけるデジタルカメラの構成は、第6の実施の形態におけるROM20を図19(a)に示すROM20fに、RAM30を図19(b)に示すRAM30fに置き換えた構成と同様である。
図19(a)を参照して、ROM20fの構成について説明する。図19(a)に示しているように、ROM20fは、チェックポイント指定色検出撮影プログラム202fと、補正撮影プログラム204aとを格納している。
チェックポイント指定色検出撮影プログラム202fは、本実施の形態におけるチェックポイント指定色検出撮影処理を実現するためのプログラムであり、CPU10がこのチェックポイント指定色検出撮影プログラム202fを実行することで、チェックポイント指定色検出撮影処理が実現される。
まず、CPU10は、色データを指定させる。そして、CPU10は、指定された色データを指定色格納領域306fに記憶し、ファインダー画像から、指定色を検出する。そして、指定色があった場合には、その領域をチェックポイントとする。ここで、色データとは、色を数値で表したものであり、例えばRGB値等が利用される。
図19(b)を参照して、RAM30fの構成について説明する。図19(b)に示すように、RAM30fは、ファインダー画像格納領域302aと、チェックポイント格納領域304aと、指定色格納領域306fとの領域を確保している。
指定色格納領域306fは、撮影者によって指定された色データを記憶するための領域である。色データとしては、RGB値を用いて「255,0,0」と記憶されている。尚、本実施の形態においては、RGB値を用いて記憶されるとしたが、是に限定されるわけではなく、例えば「赤」等のように名称で記憶しても、他の形式を用いて記憶しても良いことは勿論である。
[処理]
次に、第6の実施の形態におけるデジタルカメラ1の動作について説明する。図20は、チェックポイント指定色検出撮影処理にかかるデジタルカメラ1の動作を説明するためのフローチャートである。このチェックポイント指定色検出撮影処理は、CPU10がROM20fのチェックポイント指定色検出撮影プログラム202fを実行することによって実現される処理である。
まず、CPU10は、チェックポイントモード開始の操作があったことを検知すると(ステップF10)、色データ選択画面を表示部60に表示する(ステップF12)。そして、CPU10は、色指定操作を検知すると(ステップF14)、指定された色データを指定色格納領域306fに記憶する(ステップF16)。
次に、CPU10は、ファインダー画像データに指定された色データと同等の色データを検出し(ステップF18)、検出されたか否かを判定する(ステップF20)。ここで、同等の色とは、指定色格納領域306fに記憶された指定色のRGB値から所定の範囲に収まる色データのことをいい、例えば「±5」の範囲に含まれる色データのことをいう。
次に、ファインダー画像データから指定された色データに対応する領域の範囲を確定する(ステップF22)。具体的には、ファインダー画像データから同等の色データが連続する領域を検出し、当該領域の中で最大面積のものをチェックポイントとして、チェックポイント格納領域304aに記憶する。
そして、CPU10は、チェックポイント枠を表示し(ステップF24)、全範囲を検出したか否かを判定する(ステップF26)。全範囲を検出している場合には(ステップF26;Yes)、CPU10は補正撮影処理を実行する(ステップF28)。
[具体例]
具体例として、図21の画面表示例を用いて説明する。図21は、デジタルカメラ1においてチェックポイント指定色検出撮影処理が実行された場合に、表示部60に表示された表示画面W10fの一例を示した図である。
図21(a)は、図20のステップF12において、色データ選択画面が表示された表示画面W10fの一例を示した図である。ここで、指定色として「緑」が指定されている(S10f)。従って、指定色格納領域306fには、「緑」に対応するRGB値として「(0,200,0)」が記憶されている。
図21(b)は、チェックポイント枠が表示された表示画面W10fの一例を示した図である。CPU10は、指定色格納領域306fに記憶されたRGB値「(0,200,0)」の±5の範囲を同等の色として検出し、チェックポイント枠として指定する。
このように、第6の実施の形態によれば、デジタルカメラ1は、ファインダー画像中の、指定された色情報の部分についてチェックポイント枠を指定することが出来る。
〔第7の実施の形態〕
次に、本発明を適用した第7の実施の形態について説明する。本実施の形態は、色を指定することにより、チェックポイントの範囲を指定し、更に各パラメータの値を変更して適切な補正を行うものである。尚、本実施の形態は、基本的には第6の実施の形態と同様の構成要素によって実現可能であり、同一の構成要素については同じ符号を付け、説明は省略するものとする。
[構成]
第7の実施の形態におけるデジタルカメラの構成は、第6の実施の形態におけるROM20fを図22(a)に示すROM20gに、RAM30fを図22(b)に示すRAM30gに置き換えた構成と同様である。また、ROM20gに格納されているチェックポイント設定変更撮影プログラム202gの処理ステップにおいて、図20に示したチェックポイント指定色検出撮影プログラム202fの処理ステップと同一の内容のステップには、同一の符号を付してその説明を省略する。
図22(a)を参照して、ROM20gの構成について説明する。図22(a)に示しているように、ROM20gは、チェックポイント設定変更撮影プログラム202gと、補正撮影プログラム204aとを格納している。
チェックポイント設定変更撮影プログラム202gは、本実施の形態におけるチェックポイント設定変更撮影処理を実現するためのプログラムであり、CPU10がこのチェックポイント設定変更撮影プログラム202gを実行することで、チェックポイント設定変更撮影処理が実行される。
具体的には、CPU10は、色データを指定させ、指定された色データを記憶する。そして、CPU10は、ファインダー画像から、指定色を検出し、その領域をチェックポイントとする。そして、CPU10は、指定されたパラメータの値を方向キーで増減し、増減されたパラメータ値を適用して画像を更新する処理を行う。
図22(b)を参照して、RAM30gの構成について説明する。図22(b)に示しように、RAM30gは、ファインダー画像格納領域302aと、チェックポイント格納領域304aと、指定色格納領域306fと、パラメータ格納領域308gとの領域を確保している。
パラメータ格納領域308gは、レンズ80からCCD70を介して取り込まれた元の画像データと比較したときの、ファインダー画像データの差分値を記憶している領域である。図22(c)に、パラメータ格納領域308gのデータ構造の一例を示す。図22(c)に示されている用に、パラメータ格納領域308gは、パラメータ種類(例えば、「明るさ」)と、元の画像データと、ファインダー画像データの差分値(例えば、「+1」)とを記憶している。
[処理]
次に、第7の実施の形態におけるデジタルカメラ1の動作について説明する。図23は、チェックポイント設定変更撮影処理にかかるデジタルカメラ1の動作を説明するためのフローチャートである。このチェックポイント設定変更撮影処理は、CPU10がROM20gのチェックポイント設定変更撮影プログラム202gを実行することによって実現される処理である。
まず、撮影者によって色が指定され、指定された色に対応する部分をチェックポイントとして指定され、チェックポイント枠が表示される(ステップF10〜F26)。次に、パラメータ種類指定操作を検知すると(ステップG28)、CPU10は、指定されたパラメータを記憶する(ステップG30)。
次に、CPU10は、方向キー13が押下されることにより、方向キー13の信号の入力があるか否かを判定する(ステップG32)。もし、方向キー13の信号の入力があった場合には(ステップG32;Yes)、方向キー13の信号に応じてパラメータの値を増減させる。例えば、方向キー13の左方向が押下された場合には、選択されたパラメータの値を1減算し、方向キー13の右方向が押下された場合には、選択されたパラメータの値を1増加させる。また、方向キー13の下方向が押下された場合には、選択されたパラメータの値を5減算し、方向キー13の上方向が押下された場合には、選択されたパラメータの値を5加算する。
そして、入力キー群15の中において、決定キーが押下されると、設定されたパラメータ値を適用して、ファインダー画像格納領域302aに記憶されているファインダー画像データを更新する(ステップG36)。ここで、パラメータの値の更新が終了したならば(ステップG38;Yes)、CPU10は補正撮影処理を実行する(ステップG40)。
[具体例]
具体例として、図24の画面表示例を用いて説明する。図24は、デジタルカメラ1においてチェックポイント設定変更検出撮影処理が実行された場合に、表示部60に表示された表示画面W10gの一例を示した図である。
図24(a)は、チェックポイントを検出して、チェックポイント枠CP10gを表示させた図である。CPU10は、「緑」色が指定され、緑色に対応するチェックポイントの範囲を確定し、チェックポイント枠CP10gとして表示画面W10gに表示させる。
図24(b)は、パラメータの値を増減しているときの、表示画面W10gを示す一例の図である。CPU10は、パラメータの種類が「明るさ」と指定されると、現在の指定色を領域S12gに、パラメータ種類「明るさ」を領域S14gに表示した表示ウィンドウS10gを表示する。そして、方向キー13が押下されることにより、方向キーに対応してパラメータの値が増減する。
図24(c)は、パラメータの値が変更された場合における表示画面W10gを示した図である。CPU10は、パラメータの値である「明るさ」が変更され、変更された値を反映したファインダー画像を表示している。
このように、第7の実施の形態によれば、デジタルカメラ1は、指定された色情報の部分についてチェックポイントを設定することが出来る。さらに、方向キーを用いて指定されたパラメータの値を容易に変更することが可能となる。
〔第8の実施の形態〕
次に、本発明を適用した第8の実施の形態について説明する。本実施の形態は、保存されている画像から、撮影傾向を判定し、チェックポイントを決定するものである。尚、本実施の形態は、基本的には第1の実施の形態と同様の構成要素によって実現可能であり、同一の構成要素については同じ符号を付け、説明は省略するものとする。
[構成]
第8の実施の形態におけるデジタルカメラの構成は、第1の実施の形態におけるROM20を図25(a)に示すROM20hに置き換えた構成と同様である。
図25を参照して、ROM20hの構成について説明する。図25に示しているように、ROM20hは、画像傾向判定撮影プログラム202hと、補正撮影プログラム204aとを格納している。
画像傾向判定撮影プログラム202hは、本実施の形態における画像傾向判定撮影処理を実現するためのプログラムであり、CPU10がこの画像傾向判定撮影プログラム202hを実行することで、画像傾向判定撮影処理が実現される。
具体的には、CPU10は、フラッシュメモリ40の撮影画像格納領域402aに記録されている撮影画像データを全部読み出す。そして、CPU10は、撮影した画像の傾向を判定して、チェックポイント位置を確定し、確定したチェックポイントに基づいて、チェックポイント枠を表示する。
[処理]
次に、第8の実施の形態におけるデジタルカメラ1の動作について説明する。図26は、画像傾向判定撮影処理にかかるデジタルカメラ1の動作を説明するためのフローチャートである。この画像傾向判定撮影処理は、CPU10がROM20hの画像傾向判定撮影プログラム202hを実行することによって実現される処理である。
まず、CPU10は、チェックポイントモード開始の操作を検知すると(ステップH10)、フラッシュメモリ40の撮影画像格納領域402aに記録されている撮影画像データを総て読み出す(ステップH12)。次に、CPU10は、読み出された撮影画像データに基づいて撮影された画像の傾向を判定する(ステップH14)。そして、CPU10は、判定された画像の傾向に基づいて、チェックポイントの位置を確定し(ステップH16)、チェックポイント枠を表示する(ステップH18)。それから、CPU10は、補正撮影処理を実行する(ステップH20)。
ここで、撮影画像の傾向を判定する方法としては公知の方法を用いて適宜実現してよい。例えば、CPU10は、記録された撮影画像データにおいて最も明るい点をそれぞれの画像データについて検出する。次に、CPU10は、最も明るい点がどの位置に最も多く存在するか、その分布を判定し、その分布をもとにチェックポイント枠を設定する。同様に、最も暗い点についても検出して、チェックポイント枠を設定する方法等を用いる。
[具体例]
具体例として、図27の画面表示例を用いて説明する。図27は、デジタルカメラ1において画像傾向判定撮影処理が実行された場合に、表示部60に表示された表示画面W10hの一例を示した図である。
図27(a)は、撮影画像格納領域402aから、撮影画像データを読み込み、画像傾向を分析しているときの表示画面W10hの一例を示した図である。CPU10は、撮影画像格納領域402aから、画像データを読み出し(図26のステップH12)、画像傾向を判定する(ステップH14)。
図27(b)は、撮影された画像の傾向の判定が完了したときに表示される表示画面W10hの一例を示した図である。CPU10は、撮影画像データの傾向を判定したときには、表示画面W10hに判定した傾向「明るい部分が左上に多いです」を表示する。
図27(c)は、判定された画像傾向に従ったチェックポイント枠CP10hを表示した表示画面W10hの一例である。CPU10は、図26のステップH14で判定された画像の傾向に基づいてチェックポイント枠CP10hを表示する。
このように、第8の実施の形態によれば、撮影画像データの画像傾向を判定することにより、撮影者の画像傾向に沿ってチェックポイント枠を設定することができる。
〔第9の実施の形態〕
次に、本発明を適用した第9の実施の形態について説明する。本実施の形態は、矛盾するパラメータが設定された場合には、それぞれのパラメータを用いて撮影画像を記録するものである。尚、本実施の形態は、基本的には第1の実施の形態と同様の構成要素によって実現可能であり、同一の構成要素については同じ符号を付け、説明は省略するものとする。
[構成]
第9の実施の形態におけるデジタルカメラ1の構成は、第1の実施の形態におけるROM20を図28(a)に示すROM20iに、RAM30を図28(b)に示すRAM30iに置き換えた構成と同様である。また、ROM20iに格納されているチェックポイント複数撮影プログラム202iの処理ステップにおいて、図4に示したチェックポイント表示撮影プログラム202aの処理ステップと同一の内容のステップには、同一の符号を付してその説明を省略する。
図28(a)を参照して、ROM20iの構成について説明する。図28(a)に示しているように、ROM20iは、チェックポイント複数撮影プログラム202iを格納している。
チェックポイント複数撮影プログラム202iは、本実施の形態におけるチェックポイント複数撮影処理を実現するためのプログラムであり、CPU10がこのチェックポイント複数撮影プログラム202iを実行することで、チェックポイント複数撮影処理が実現される。
具体的には、CPU10は、チェックポイントにおけるパラメータの種類、及び値を指定する。そして、CPU10は、設定されたチェックポイントにおけるパラメータの値がそれぞれ矛盾があるか否かを検出する。もし、矛盾がある場合は、CPU10は、各チェックポイント毎の設定を読み出して、複数回撮影を実行する。
図28(b)を参照して、RAM30iの構成について説明する。図28(b)に示すように、RAM30iは、ファインダー画像格納領域302aと、チェックポイント格納領域304aと、チェックポイントパラメータ格納領域306iとの領域を確保している。
チェックポイントパラメータ格納領域306iとは、チェックポイントに対して、どのようなパラメータの値が設定されたのかを記憶する領域である。図28(c)に、チェックポイントパラメータ格納領域306iのデータ構造の一例を示す。チェックポイントパラメータ格納領域306iは、チェックポイントの領域(例えば、「第1領域」)と、パラメータの種類(例えば、「明るさ」)と、パラメータの値(例えば、「+2」)とを記憶している。
[処理]
次に、第9の実施の形態におけるデジタルカメラ1の動作について説明する。図29は、チェックポイント複数撮影処理にかかるデジタルカメラ1の動作を説明するためのフローチャートである。このチェックポイント複数撮影処理は、CPU10がROM20iのチェックポイント複数撮影プログラム202iを実行することによって実現される処理である。
まず、CPU10は、チェックポイントが指定されると、指定されたチェックポイントに基づいてチェックポイント枠を表示する(ステップA14、A16)。
次に、CPU10は、チェックポイントにおけるパラメータの種類及び値を指定されたことを検知すると(ステップI18)、指定されたパラメータを記憶する(ステップI20)。
次に、CPU10は、n番目のチェックポイントのパラメータをA(n)として読みだす(ステップI22)。次に、CPU10は、変数mに変数nの値を代入し(ステップI24)、変数mには、更に「1」加算する(ステップI26)。尚、本実施形態において、変数nの初期値は「1」である。
次に、n番目のチェックポイントのパラメータの値A(n)と、m番目のチェックポイントのパラメータの値A(m)とに反転する符号が記憶されているか否かを判定する(ステップI28)。もし、符号が反転している場合には、矛盾フラグを「ON」にしてステップI38から処理を実行する。
また、n番目のチェックポイントのパラメータの値A(n)と、m番目のチェックポイントのパラメータの値A(m)とに反転する符号が記憶されていない場合には(ステップI32;No)、mが最大値maxを超えるまで、ステップI26から処理を継続する。
また、変数nの値が最大値max−1を超えるか否かを判定し(ステップI34)、超えない場合は、nに1加算し(ステップI36)、ステップI22から処理を実行する。
次に、CPU10は、矛盾フラグが「ON」のときに(ステップI38;Yes)、撮影する入力を検知すると(ステップI40)、各チェックポイントの設定をチェックポイントパラメータ格納領域306iから読み出して、チェックポイント数分だけ撮影し、撮影画像データを撮影画像格納領域402aに記録する(ステップI42)。
[具体例]
具体例として、図30の画面表示例を用いて説明する。図30は、デジタルカメラ1においてチェックポイント複数撮影処理が実行された場合に、表示部60に表示された表示画面W10iの一例を示した図である。
まず、図30(a)は、チェックポイントをそれぞれ設定したときの表示画面W10iの一例を示した図である。チェックポイント枠CP10iには、パラメータ「明るさ」に対して「+2」の値が設定されている。同様に、チェックポイント枠CP12iには、パラメータ「明るさ」に対して「−1」の値が設定されている。
そこで、CPU10が、チェックポイント枠CP10iと、チェックポイント枠CP12iとのパラメータの値が反転しているか否かを判定する(図29のステップI28)。すると、パラメータ「明るさ」の値が、「+2」と「−1」であることから、反転する符号があると判定される。そこで、CPU10は、矛盾フラグを「ON」に設定する(ステップI30)。
そして、矛盾フラグが「ON」であることから、それぞれのチェックポイントに対応づけられたパラメータの値をチェックポイントパラメータ格納領域306iより読み出し、撮影を実行する。ここで、チェックポイント枠CP10iの設定に基づいて撮影された画像データの一例を示したのが図30(b)であり、チェックポイント枠CP12iの設定に基づいて撮影された画像データの一例を示したのが図30(c)である。
このように、第9の実施の形態によれば、チェックポイントに対応してパラメータの値を設定した場合に、矛盾する設定値となった場合には、複数の画像を撮影することができる。
〔第10の実施の形態〕
次に、本発明を適用した第10の実施の形態について説明する。本実施の形態は、矛盾するパラメータが設定された場合には、パラメータを選択させて撮影画像を記録するものである。尚、本実施の形態は、基本的には第9の実施の形態と同様の構成要素によって実現可能であり、同一の構成要素については同じ符号を付け、説明は省略するものとする。
[構成]
第10の実施の形態におけるデジタルカメラの構成は、第9の実施の形態におけるROM20iを図31に示すROM20jに置き換えた構成と同様である。また、ROM20jに格納されているチェックポイント選択撮影プログラム202jの処理ステップにおいて、図29に示したチェックポイント複数撮影プログラム202iの処理ステップと同一の内容のステップには、同一の符号を付してその説明を省略する。
チェックポイント選択撮影プログラム202jは、本実施の形態におけるチェックポイント選択撮影処理を実現するためのプログラムであり、CPU10がこのチェックポイント選択撮影プログラム202jを実行することで、チェックポイント選択撮影処理が実現される。
具体的には、CPU10は、チェックポイントにおけるパラメータの種類、及び値を指定する。そして、CPU10は、設定されたチェックポイントにおけるパラメータの値がそれぞれ矛盾があるか否かを検出する。もし、矛盾がある場合は、CPU10は、各チェックポイントを選択させる画面を表示し、選択されたチェックポイントのパターンを読み出して撮影を実行する。
[処理]
次に、第10の実施の形態におけるデジタルカメラ1の動作について説明する。図32は、チェックポイント選択撮影処理にかかるデジタルカメラ1の動作を説明するためのフローチャートである。このチェックポイント選択撮影処理は、CPU10がROM20jのチェックポイント選択撮影プログラム202jを実行することによって実現される処理である。
まず、CPU10は、チェックポイントがそれぞれ指定されると、チェックポイントを記憶し、チェックポイント枠を表示する。そして、CPU10は、チェックポイントに対応して、パラメータ及びパラメータの値を設定させる。そして、それぞれのチェックポイントに矛盾があるか否かを、矛盾フラグを用いて判定する(ステップA14〜I38)。
次に、CPU10は、矛盾フラグが「ON」と判定され(ステップI38;Yes)、撮影実行処理を検知すると(ステップI40)、チェックポイント選択画面を表示する(ステップJ42)。そして、CPU10は、チェックポイントが選択されたことを検知すると(ステップJ44)、選択されたチェックポイントに対応するパラメータの値をチェックポイントパラメータ格納領域306iから読み出す(ステップJ46)。そして、CPU10は、読み出されたパラメータの値に対応した補正をファインダー画像データに実行し、ファインダー画像データを撮影画像データとして撮影画像格納領域402aに記録する(ステップJ48)。
[具体例]
具体例として、図33の画面表示例を用いて説明する。図33は、デジタルカメラ1においてチェックポイント選択撮影処理が実行された場合に、表示部60に表示された表示画面W10jの一例を示した図である。
まず、図33(a)は、チェックポイントをそれぞれ設定したときの表示画面W10jの一例を示した図である。チェックポイント枠CP10jには、パラメータ「明るさ」に対して「+2」の値が設定されている。同様に、チェックポイント枠CP12jには、パラメータ「明るさ」に対して「−1」の値が設定されている。
そこで、CPU10が、チェックポイント枠CP10jと、チェックポイント枠CP12jとのパラメータの値が反転しているか否かを判定する(図32のステップI28)。すると、パラメータ「明るさ」の値が、「+2」と「−1」であることから、反転する符号があると判定される。そこで、CPU10は、矛盾フラグを「ON」に設定する(ステップI30)。
図33(b)は、ファインダー画像に適用するパラメータが対応づけられたチェックポイントを選択させるための表示画面W10jの一例を示す図である。選択ウィンドウS10jには、それぞれのチェックポイントが表示されている。そして、チェックポイント1が選択されると、CPU10は、チェックポイント1に選択表示S12jを表示する。そして、チェックポイント1に対応したパラメータの値をチェックポイントパラメータ格納領域306iから読み出し補正する。そして、補正されたファインダー画像に基づいた表示画面W10jの一例を示したのが図30(c)である。
このように、第10の実施の形態によれば、チェックポイントに対応してパラメータの値を設定した場合に、矛盾する設定値となった場合には、それぞれのチェックポイントを選択させ、選択されたチェックポイントのパラメータの値に基づいて補正し、撮影を行うことが出来るようになる。
〔第11の実施の形態〕
次に、本発明を適用した第11の実施の形態について説明する。本実施の形態は、指定したチェックポイントをパターンとして保存し、後で読み出すことができるものである。尚、本実施の形態は、基本的には第1の実施の形態と同様の構成要素によって実現可能であり、同一の構成要素については同じ符号を付け、説明は省略するものとする。
[構成]
第11の実施の形態におけるデジタルカメラ1の構成は、第1の実施の形態におけるROM20を図34(a)に示すROM20kに、RAM30を図34に示すRAM30kに置き換えた構成と同様である。また、ROM20kに格納されているチェックポイント登録プログラム202kの処理ステップにおいて、図4に示したチェックポイント表示撮影プログラム202aの処理ステップと同一の内容のステップには、同一の符号を付してその説明を省略する。
図34(a)を参照して、ROM20kの構成について説明する。図34(a)に示しているように、ROM20kは、チェックポイント登録プログラム202kと、補正撮影プログラム204aと、チェックポイント読み出し撮影プログラム206kとを格納している。
チェックポイント登録プログラム202kは、本実施の形態におけるチェックポイント登録処理を実現するためのプログラムであり、CPU10がこのチェックポイント登録プログラム202kを実行することで、チェックポイント登録処理が実現される。
具体的には、CPU10は、チェックポイントが指定されると、チェックポイントを記憶すると同時に、チェックポイント枠を表示する。そして、入力キー群15のうち、保存ボタンが押下されると、CPU10は、指定されたチェックポイントをチェックポイントのパターンとして、パターン保存テーブル306kに保存する。
また、チェックポイント読み出し撮影プログラム206kは、本実施の形態におけるチェックポイント読み出し撮影処理を実現するためのプログラムであり、CPU10がこのチェックポイント読み出し撮影プログラム206kを実行することで、チェックポイント読み出し撮影処理が実現される。
具体的には、CPU10は、チェックポイントの読み出し操作を検知すると、パターン保存テーブル306kに保存されているチェックポイントのパターンを一覧表示する。そして、一つのパターンが選択されると、CPU10は指定されたチェックポイントのパターンをパターン保存テーブル306kから読み出し、補正撮影処理を実行する。
図34(b)を参照して、RAM30kの構成について説明する。図34(b)に示すように、RAM30kは、ファインダー画像格納領域302aと、チェックポイント格納領域304aと、パターン保存テーブル306kとの領域を確保している。
パターン保存テーブル306kは、撮影者により指定されることにより、チェックポイント格納領域304aに記憶された指定点に基づくチェックポイントを、一つの組み合わせのパターンとしてそれぞれ記憶する領域である。図34(c)は、パターン保存テーブル306kのデータ構造の一例を示した図である。図に示すように、パターン保存テーブル306kは、パターン毎(例えば、「第1パターン」)に、チェックポイントとなる領域の指定点(例えば、第1領域「(100,100),(200,150)」、第2領域「(500,350),(600,400)」)を、記憶している。
[処理]
次に、第11の実施の形態におけるデジタルカメラ1の動作について説明する。図35は、チェックポイント登録処理にかかるデジタルカメラ1の動作を説明するためのフローチャートである。このチェックポイント登録処理は、CPU10がROM20kのチェックポイント登録プログラム202kを実行することによって実現される処理である。
まず、CPU10はチェックポイントを指定されると、チェックポイントを記憶し、表示部60にチェックポイント枠を表示する(ステップA10〜A16)。次に、CPU10は、入力キー群15に含まれる保存ボタンが押下されたことを検知すると(ステップK18)、現在チェックポイント格納領域304aに記憶されているチェックポイントをパターンとして、パターン保存テーブル306kに保存する(ステップK20)。そして、チェックポイントの登録が完了していない場合には(ステップK22;No)、更にステップA14からチェックポイントを指定する。
次に、図36は、チェックポイント読み出し処理にかかるデジタルカメラ1の動作を説明するためのフローチャートである。このチェックポイント読み出し処理は、CPU10がROM20kのチェックポイント読み出しプログラム206kを実行することによって実現される処理である。
まず、CPU10は、チェックポイントの読み出し操作を検知すると(ステップK50)、パターン保存テーブル306kに保存されているチェックポイントのパターンを読み出して、一覧表示する(ステップK52)。そして、CPU10は、パターンが選択された操作を検知すると(ステップK54)、選択されたチェックポイントのパターンをパターン保存テーブル306kより読み出し(ステップK56)、チェックポイント枠を表示する(ステップK58)。そして、CPU10は、補正撮影処理を実行する(ステップK60)。
[具体例]
具体例として、図37の画面表示例を用いて説明する。図37(a)及び(b)は、デジタルカメラ1においてチェックポイント登録処理が実行された場合に、表示部60に表示された表示画面W10kの一例を示した図である。また、図37(c)及び(d)は、チェックポイント読み出し処理が実行され場合に、表示部60に表示された表示画面W12kの一例を示した図である。
図37(a)は、チェックポイントが2つ指定され、チェックポイント枠CP10kと、チェックポイント枠CP12kが表示されている表示画面W10kの一例を示す図である。ここで、CPU10は、保存ボタンが押下されたことを検知すると(図35のステップK18)、チェックポイント枠CP10kと、チェックポイント枠CP12kで示されたチェックポイントを、第1パターンとして、パターン保存テーブル306kに保存する(ステップK20)。
また、図37(b)は、チェックポイントが1つ指定され、チェックポイント枠CP14kが表示されている表示画面W10kの一例を示す図である。ここで、CPU10は保存ボタンが押下されたことを検知すると(ステップK18)、チェックポイント枠CP14kで示されたチェックポイントを、第2パターンとして、パターン保存テーブル306kに保存する(ステップK20)。
図37(c)は、チェックポイントのパターンが一覧表示されている表示画面W12kの一例を示す図である。CPU10は、パターン保存テーブル306kに保存されているチェックポイントのパターンを一覧表示する(図36のステップK52)。そして、撮影者によって、パターン1が選択されると(ステップK54)、CPU10はパターン1に特別表示S10kを施し、選択されたチェックポイントのパターンを読み出す(ステップK56)。図37(d)は、パターン保存テーブル306kに保存されているパターン1が読み出され、チェックポイント枠が表示された図である。CPU10は、読み出したチェックポイントのパターンに基づいて、チェックポイント枠を表示する(ステップK58)。
このように、第11の実施の形態によれば、デジタルカメラ1は、パターン保存テーブル306kに保存されたチェックポイントのパターン(組み合わせ)に基づいて、再度チェックポイント枠を表示することが出来る。
〔第12の実施の形態〕
次に、本発明を適用した第12の実施の形態について説明する。本実施の形態は、チェックポイント枠の色が、チェックポイントの中央のドットの色と同一であり、チェックポイント枠と併せて指定した色を表示させるものである。尚、本実施の形態は、基本的には第12の実施の形態と同様の構成要素によって実現可能であり、同一の構成要素については同じ符号を付け、説明は省略するものとする。
[構成]
第12の実施の形態におけるデジタルカメラ1の構成は、第1の実施の形態におけるROM20を図38(a)に示すROM20mに、RAM30を図38(b)に示すRAM30mに置き換えた構成と同様である。また、ROM20mに格納されているチェックポイント枠色表示撮影プログラム202mの処理ステップにおいて、図4に示したチェックポイント表示撮影プログラム202aの処理ステップと同一の内容のステップには、同一の符号を付してその説明を省略する。
図38(a)を参照して、ROM20mの構成について説明する。図38(a)に示すように、ROM20mは、チェックポイント枠色表示撮影プログラム202mと、補正撮影プログラム204aとを格納している。
チェックポイント枠色表示撮影プログラム202mは、本実施の形態におけるチェックポイント枠色表示撮影処理を実現するためのプログラムであり、CPU10がこのチェックポイント枠色表示撮影プログラム202mを実行することで、チェックポイント枠色表示撮影処理が実現される。
具体的には、CPU10は、指定された色を記憶する。そして、チェックポイントを指定されると、CPU10は、チェックポイントの中央のドットの色を抽出し、抽出された色でチェックポイント枠を表示部60に表示する。また、CPU10は、指定された色を合わせて表示部60に表示する。
図38(b)を参照して、RAM30mの構成について説明する。図38(b)に示すように、RAM30mは、ファインダー画像格納領域302aと、チェックポイント格納領域304aと、指定色格納領域306mとの領域を確保している。
指定色格納領域306mは、撮影者に指定された色データを記憶している領域である。具体的には、指定された色に対応したRGB値がいろデータとして記憶される。
[処理]
次に、第12の実施の形態におけるデジタルカメラ1の動作について説明する。図39は、チェックポイント枠色表示撮影処理にかかるデジタルカメラ1の動作を説明するためのフローチャートである。このチェックポイント枠色表示撮影処理は、CPU10がROM20mのチェックポイント枠色表示撮影プログラム202mを実行することによって実現される処理である。
まず、CPU10は、色指定操作を検知すると(ステップM10)、指定された色を指定色格納領域306mに記憶する(ステップM12)。次に、チェックポイント指定操作を検知すると(ステップM14)、CPU10は、チェックポイントの中央におけるドットの色を抽出する(ステップM16)。そして、CPU10は、抽出された色でチェックポイント枠を表示し(ステップM18)、併せて指定された色を表示する(ステップM20)。それから、CPU10は、補正撮影処理を実行する(ステップM22)。
[具体例]
具体例として、図40の画面表示例を用いて説明する。図40は、デジタルカメラ1においてチェックポイント枠色表示撮影処理が実行された場合に、表示部60に表示された表示画面W10mの一例を示した図である。
まず、図40(a)はチェックポイント枠CP10mが表示された表示画面W10mの一例を示す図である。まず、撮影者により指定色「緑色」が指定されると、指定色「緑色」に対応するRGB値「0,200,0」が指定色格納領域に記憶される(図39のステップM12)。次に、CPU10は、チェックポイント枠の中心のドットの色「0,190,0」を抽出する。
図40(b)は、チェックポイント枠CP12mが、チェックポイントの中心のドットの色「0,190,0」で表示されている図である。また、指定色を示すために、チェックポイント枠CP12mの右下に、塗りつぶされた矩形S10mが表示されている。このとき、S10mの色は「0,200,0」である。
このように、第12の実施の形態によれば、デジタルカメラ1は、チェックポイントの中心のドットの色を用いてチェックポイント枠を表示する。また、チェックポイント枠と、指定色を表示し、比較することが出来る。
以上、12の実施の形態について別個独立のデジタルカメラとして説明したが、上記12の実施の形態を実現する1台のデジタルカメラを構成することとしてもよいのは勿論である。具体的には、例えば、各実施形態のプログラムやデータ等を具備し、実行するプログラムを切り換える等によって各実施形態の機能を実現する。
デジタルカメラの斜視図である。 デジタルカメラの内部構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態における(a)ROMの構成、(b)RAMの構成、(c)フラッシュメモリの構成、(d)チェックポイント格納領域のデータ構成の一例を示す図である。 第1の実施の形態におけるチェックポイント表示撮影処理の動作フローを示す図である。 第1の実施の形態における補正撮影処理の動作フローを示す図である。 第1の実施の形態における画面表示の一例を示す図である。 第2の実施の形態における(a)ROMの構成、(b)RAMの構成、(c)チェックポイントコメント格納領域のデータ構造の一例を示す図である。 第2の実施の形態におけるコメント撮影処理の動作フローを示す図である。 第2の実施の形態における画面表示の一例を示す図である。 第3の実施の形態における(a)ROMの構成、(b)RAMの構成、(c)チェック項目テーブルのデータ構造の一例、(d)チェック項目格納領域のデータ構造の一例を示す図である。 第3の実施の形態におけるチェック項目選択撮影処理の動作フローを示す図である。 第3の実施の形態における画面表示の一例を示す図である。 第4の実施の形態における(a)ROMの構成、(b)RAMの構成、(c)特徴点格納領域のデータ構造の一例を示す図である。 第4の実施の形態における特徴点検出撮影処理の動作フローを示す図である。 第4の実施の形態における画面表示の一例を示す図である。 第5の実施の形態におけるROMの構成の一例を示す図である。 第5の実施の形態における拡大表示撮影処理の動作フローを示す図である。 第5の実施の形態における画面表示の一例を示す図である。 第6の実施の形態における(a)ROMの構成、(b)RAMの構成の一例を示す図である。 第6の実施の形態におけるチェックポイント指定色検出撮影処理の動作フローを示す図である。 第6の実施の形態における画面表示の一例を示す図である。 第7の実施の形態における(a)ROMの構成、(b)RAMの構成、(c)パラメータ格納領域のデータ構造の一例を示す図である。 第7の実施の形態におけるチェックポイント設定変更撮影処理の動作フローを示す図である。 第7の実施の形態における画面表示の一例を示す図である。 第8の実施の形態におけるROMの構成の一例を示す図である。 第8の実施の形態における画像傾向判定撮影処理の動作フローを示す図である。 第8の実施の形態における画面表示の一例を示す図である。 第9の実施の形態における(a)ROMの構成、(b)RAMの構成、(c)チェックポイントパラメータ格納領域のデータ構造の一例を示す図である。 第9の実施の形態におけるチェックポイント複数撮影処理の動作フローを示す図である。 第9の実施の形態における画面表示の一例を示す図である。 第10の実施の形態におけるROMの構成一例を示す図である。 第10の実施の形態におけるチェックポイント選択撮影処理の動作フローを示した図である。 第10の実施の形態における画面表示の一例を示す図である。 第11の実施の形態における(a)ROMの構成、(b)RAMの構成、(c)パターン保存テーブルのデータ構成の一例を示した図である。 第11の実施の形態におけるチェックポイント登録処理の動作フローを示した図である。 第11の実施の形態におけるチェックポイント読み出し処理の動作フローを示した図である。 第11の実施の形態における画面表示の一例を示す図である。 第12の実施の形態における(a)ROMの構成、(b)RAMの構成を示した図である。 第12の実施の形態におけるチェックポイント枠色表示撮影処理の動作フローを示した図である。 第12の実施の形態における画面表示の一例を示す図である。
符号の説明
1 デジタルカメラ
3 電源スイッチ
5 シャッター
7a 対物ファインダー
7b 接眼ファインダー
9 撮影レンズ
11 ディスプレイ
13 方向キー
15 入力キー
20 ROM
202a チェックポイント表示撮影プログラム
202b コメント表示撮影プログラム
202c チェック項目選択撮影プログラム
202d 特徴点検出撮影プログラム
202e 拡大表示撮影プログラム
202f チェックポイント指定色検出撮影プログラム
202g チェックポイント設定変更撮影プログラム
202h 画像傾向判定撮影プログラム
202i チェックポイント複数撮影プログラム
202j チェックポイント選択撮影プログラム
202k チェックポイント登録プログラム
202m チェックポイント枠色表示撮影プログラム
204a 補正撮影プログラム
206c チェック項目テーブル
206k チェックポイント読み出し撮影プログラム
30 RAM
302a ファインダー画像格納領域
304a チェックポイント格納領域
304b チェックポイントコメント格納領域
304c チェックポイント項目格納領域
304d 特徴点格納領域
306f 、306m指定色格納領域
306i チェックポイントパラメータ格納領域
306k パターン保存テーブル
308g パラメータ格納領域
40 フラッシュメモリ
402a 撮影画像格納領域
50 入力部
60 表示部
70 CCD
80 レンズ

Claims (15)

  1. 設定された撮影条件に従った電子的な撮影の制御を行う撮影制御手段と、
    この撮影制御手段が撮影中のファインダー画像を表示する制御を行う表示制御手段と、
    前記ファインダー画像の一部範囲を明示する枠を表示する制御を行う枠表示制御手段と、
    前記撮影条件の設定を変更する設定変更手段と、
    この設定変更手段の設定変更による前記ファインダー画像への影響の是認入力をする入力手段と、
    前記是認入力がなされた場合に撮影処理を行う撮影処理手段と、
    を備えることを特徴とする画像撮影処理装置。
  2. 前記枠表示制御手段は、前記ファインダー画像中の一部範囲を指定する指定手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像撮影処理装置。
  3. コメントデータを入力するコメント入力手段と、
    前記設定手段による設定変更がなされた際に、前記ファインダー画像上に前記コメントデータを表示する制御を行うコメント表示制御手段と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像撮影処理装置。
  4. 前記設定変更手段の設定変更による前記ファインダー画像への影響の確認項目を選択する項目選択手段を更に備え、
    前記枠表示制御手段は、前記選択された確認項目に応じた色で前記枠を表示する制御を行う項目別色替え表示手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像撮影処理装置。
  5. 前記枠表示制御手段は、前記設定変更手段の設定変更による前記ファインダー画像の色情報の変化の程度が所定の閾値を超える部分を検出する変化部分検出手段を有し、検出した部分に前記枠を表示することを特徴とする請求項1に記載の画像撮影処理装置。
  6. 前記枠内の画像を拡大表示する制御を行う枠内画像拡大表示手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像撮影処理装置。
  7. 色情報を指定する色情報指定手段を更に備え、
    前記枠表示制御手段は、前記ファインダー画像中の前記色情報指定手段により指定された色情報の部分を検出する指定色部分検出手段を有し、検出した部分に前記枠を表示する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像撮影処理装置。
  8. 前記撮影処理による撮影画像の画像傾向を分析する傾向分析手段を更に備え、
    前記枠表示制御手段は、前記傾向分析手段による分析結果に基づいて、前記ファインダー画像中の一部範囲を特定する特定手段を有し、特定した部分に前記枠を表示する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像撮影処理装置。
  9. 設定された撮影情報に従った電子的な撮影の制御を行う撮影制御手段と、
    この撮影制御手段が撮影中のファインダー画像を表示する制御を行う表示制御手段と、
    前記ファインダー画像中の複数箇所それぞれに撮影条件を設定する撮影条件設定手段と、
    前記ファインダー画像中の前記複数箇所それぞれの部分を明示する枠を表示する制御を行う枠表示制御手段と、
    前記複数箇所それぞれに設定された撮影条件総てを満たす条件で撮影処理を行う撮影処理手段と、
    を備えることを特徴とする画像撮影処理装置。
  10. 前記撮影処理手段は、前記設定された撮影条件総てを満たす条件がない場合に、前記設定された撮影条件毎に撮影処理を行う個別撮影処理手段を有することを特徴とする請求項9に記載の画像撮影処理装置。
  11. 前記撮影処理手段は、前記設定された撮影条件総てを満たす条件がない場合に、撮影条件を満たす必要のある撮影条件を選択する撮影条件選択手段を有し、選択された撮影条件総てを満たす条件で撮影処理を行うことを特徴とする請求項9に記載の画像撮影処理装置。
  12. 前記指定手段により指定されたファインダー画像中の一部範囲の位置データを記憶する記憶手段を更に備え、
    前記枠表示制御手段は、前記記憶手段により記憶された位置データに基づいて、前記撮影制御手段が撮影中のファインダー画像中の一部範囲を特定する位置特定手段を有し、特定した一部範囲に前記枠を表示する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像撮影処理装置。
  13. 前記枠表示制御手段は、前記枠の色を変更する枠色変更手段を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像撮影処理装置。
  14. コンピュータに、
    設定された撮影条件に従った電子的な撮影の制御を行う撮影制御機能と、
    この撮影制御機能が撮影中のファインダー画像を表示する制御を行う表示制御機能と、
    前記ファインダー画像の一部範囲を明示する枠を表示する制御を行う枠表示制御機能と、
    前記撮影条件の設定を変更する設定変更機能と、
    この設定変更機能の設定変更による前記ファインダー画像への影響の是認入力をする入力機能と、
    前記是認入力がなされた場合に撮影処理を行う撮影処理機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  15. コンピュータに、
    設定された撮影情報に従った電子的な撮影の制御を行う撮影制御機能と、
    この撮影制御機能が撮影中のファインダー画像を表示する制御を行う表示制御機能と、
    前記ファインダー画像中の複数箇所それぞれに撮影条件を設定する撮影条件設定機能と、
    前記ファインダー画像中の前記複数箇所それぞれの部分を明示する枠を表示する制御を行う枠表示制御機能と、
    前記複数箇所それぞれに設定された撮影条件総てを満たす条件で撮影処理を行う撮影処理機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008060818A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Olympus Imaging Corp カメラ及び光学機器

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