JP2005109730A - 映像伝送システムおよび映像伝送システムにおける光軸合わせ方法 - Google Patents

映像伝送システムおよび映像伝送システムにおける光軸合わせ方法 Download PDF

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【課題】 この発明は、反射板を使用することなく光軸合わせを行うことができる映像伝送システムを提供することを目的とする。
【解決手段】 映像信号を非可視光レーザに変換して出力するための送信側モジュールと、送信側モジュールから出力された非可視光レーザを受光して映像信号に変換するための受信側モジュールとを備えた映像伝送システムにおいて、受信側モジュールには、非可視光レーザの受光部の光軸と同一光軸で可視光レーザを出射させる可視光レーザ出力手段が設けられており、送信側モジュールには、非可視光レーザの出射口の周囲に光軸合わせ時において可視光レーザを入射させるべき領域を規定するための印が付けられている。
【選択図】 図2

Description

この発明は、非可視光レーザを使って映像を無線伝送する映像伝送システムおよび映像伝送システムにおける光軸合わせ方法に関する。
図1は、非可視光レーザを使って、PC(映像ソース機器)側から映像を液晶プロジェクタ(映像表示機器)側に無線伝送するシステムを示している。
PC1側には、PC1から出力される映像信号を非可視光レーザに変換して出力するための送信側モジュール10が接続されている。液晶プロジェクタ2側には、送信側モジュール10から出力された非可視光レーザを受信して映像信号に変換するための受信側モジュール20が接続されている。
このようなシステムにおいては、送信側モジュール10の発光部の光軸と、受信側モジュール20の受光部の光軸とを一致させる必要がある。このような調整を光軸合わせということにする。
従来、このように光軸合わせを行う方法としては、送信側モジュールから非可視光のレーザ光と同一光軸で可視光のレーザ光を出射させるとともに、受信側モジュールの受光部の前面に反射板を置き、反射板上の可視光のレーザ光の反射点が受光部の中心となるように、送信側モジュールおよび受信側モジュールの方向を調整するものがある(特開昭62−110339号公報参照)。この従来方法では、反射板が必要となる。
特開昭62−110339号公報
この発明は、反射板を使用することなく光軸合わせを行うことができる映像伝送システムおよび映像伝送システムにおける光軸合わせ方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、映像信号を非可視光レーザに変換して出力するための送信側モジュールと、送信側モジュールから出力された非可視光レーザを受光して映像信号に変換するための受信側モジュールとを備えた映像伝送システムにおいて、受信側モジュールには、非可視光レーザの受光部の光軸と同一光軸で可視光レーザを出射させる可視光レーザ出力手段が設けられており、送信側モジュールには、非可視光レーザの出射口の周囲に光軸合わせ時において可視光レーザを入射させるべき領域を規定するための印が付けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、非可視光レーザの出射口の周囲に光軸合わせ時において可視光レーザを入射させるべき領域を規定するための印は、非可視光レーザの出射口を囲むように付けられた丸印であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、映像信号を非可視光レーザに変換して出力するための送信側モジュールと、送信側モジュールから出力された非可視光レーザを受光して映像信号に変換するための受信側モジュールとを備えた映像伝送システムにおける光軸合わせ方法において、受信側モジュールに、非可視光レーザの受光部の光軸と同一光軸で可視光レーザを出射させる可視光レーザ出力手段を設け、送信側モジュールに、非可視光レーザの出射口の周囲に光軸合わせ時において可視光レーザを入射させるべき領域を規定するための印を付けておき、可視光レーザ出力手段によって可視光レーザを出射させ、印によって規定される領域内に可視光レーザが入射するように、送信側モジュールの非可視光レーザの発光部の光軸を調整することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、非可視光レーザの出射口の周囲に光軸合わせ時において可視光レーザを入射させるべき領域を規定するための印は、非可視光レーザの出射口を囲むように付けられた丸印であることを特徴とする。
この発明によれば、反射板を使用することなく光軸合わせを行うことができるようになる。
以下、図2〜図12を参照して、この発明の実施の形態について説明する。
図2は、非可視光レーザを使って、PC(映像ソース機器)側から映像を液晶プロジェクタ(映像表示機器)側に無線伝送する映像伝送システムを示している。
PC1側には、PC1から出力される映像信号を非可視光レーザに変換して出力するための送信側モジュール100が接続されている。液晶プロジェクタ2側には、送信側モジュール100から出力された非可視光レーザを受信して映像信号に変換するための受信側モジュール200が接続されている。
図3は、送信側モジュール100の構成を示している。
送信側モジュール100には、PC1からデジタルRGB信号(TMDS(Transition Minimized Differential Signaling))またはアナログRGB信号が入力される。送信側モジュール100は、デジタルRGB信号またはアナログRGB信号が入力されるデジタル伝送インタフェース(DVI−I)101、デジタル伝送インタフェース(DVI−I)101を介して入力されたTMDSまたはアナログRGB信号を、RGB24ビットのデジタル信号に変換して出力するためのIC102、IC102の出力をYC16ビットに変換するFPGA103、FPGA103の出力をシリアルの信号に変換するTIシリアライザ(パラレル/シリアル変換器)104、TIシリアライザ104の出力を非可視光レーザ(赤外線レーザ)に変換して出力する非可視光レーザ発光モジュール(非可視光レーザ発光部)105等を備えている。
図4は、受信側モジュール200の構成を示している。
受信側モジュール200は、送信側モジュール100から出力された可視光レーザ(赤外線レーザ)を受光して電気信号に変換する非可視光レーザ受光モジュール(非可視光レーザ受光部)201、非可視光レーザ受光モジュール201の出力信号をパラレルの信号(YC16ビット)に変換するTIデシリアライザ(シリアル/パラレル変換器)202、TIデシリアライザ202の出力(YC16ビット)をRGB24ビットに変換するFPGA203、FPGA203の出力をTMDSに変換するDVIトランスミッタ204、DVIトランスミッタ204から出力されるTMDSを液晶プロジェクタ3側に出力するためのデジタル伝送インタフェース(DVI−D)205等を備えている。
受信側モジュール200には、さらに、光軸合わせを行うために使用される可視光レーザを出力するための可視光レーザ発光モジュール212およびそのオンオフを制御するための駆動制御回路211を備えている。図示は省略されているが、受信側モジュール200には、可視光レーザ発光モジュール212から出射された可視光レーザを、非可視光レーザ受光モジュール201の光軸と同一光軸で出力させるための光学系が設けられている。
この実施例では、送信側モジュール100の非可視光レーザ発光モジュール105は、送信側モジュール100の本体に回転可能にかつ各回転位置で保持可能に取り付けられた球面体形状の可動体120(図2参照)に保持されており、可動体120を回転させることによって、非可視光レーザ発光モジュール105の光軸の方向を調整できるようになっている。
同様に、受信側モジュール200の非可視光レーザ受光モジュール201および可視光レーザ発光モジュール212は、受信側モジュール200の本体に回転可能にかつ各回転位置で保持可能に取り付けられた球面体形状の可動体220(図2参照)に保持されており、可動体220を回転させることによって、非可視光レーザ受光モジュール201の光軸の方向を調整できるようになっている。
図5は、送信側モジュール100の可動体120を送信側モジュール100の正面側から見た図を示している。可動体120には、非可視光レーザ出射口を形成する透明窓121が形成されているとともに、非可視光レーザ出射口を形成する透明窓121の周囲に、光軸合わせ時において可視光レーザを入射させるべき領域を規定するための丸印122が記されている。丸印122で囲まれた領域が、光軸合わせ時において可視光レーザを入射させるべき領域である。
図6は、受信側モジュール200の可動体220を受信側モジュール200の正面側から見た図を示している。可動体220には、非可視光レーザ受光口および可視光レーザ用出射口を形成する透明窓221が形成されている。
このような映像伝送システムにおいて、送信側モジュール100の非可視光レー発光モジュール105の光軸と、受信側モジュール200の非可視光レーザ受光モジュール201の光軸を一致させる方法(光軸合わせ方法)について説明する。
まず、受信側モジュール200内の可視光レーザ発光モジュール212をオン状態にさせる。これにより、図2に実線aで示すように、受信側モジュール200から、受信側モジュール200内の非可視光レーザ受光モジュール201の光軸と同一光軸で、可視光レーザが出射される。ユーザは、可視光レーザaが送信側モジュール100の可動体120上の丸印122で囲まれた領域に当たるように、送信側モジュール100の位置、可動体120の回転位置等を調整する。これにより、送信側モジュール100の非可視光レーザ発光モジュール105の光軸と、受信側モジュール200の非可視光レーザ受光モジュール201の光軸とが一致する。
このようにして光軸合わせが終了すると、受信側モジュール200内の可視光レーザ発光モジュール212をオフ状態にさせる。この後、映像伝送を開始させると、図2に破線bで示すように、送信側モジュール100内の非可視光レーザ発光モジュール105から出射された非可視光レーザが受信側モジュール200内の非可視光レーザ受光モジュール201に受光されるようになる。
液晶プロジェクタ2および受信側モジュール200は、天井に吊り下げられた状態で設置されることがあるが、その場合でも、軸合わせ調整時には、送信側モジュール100の位置、送信側モジュール100側の可動体120の回転位置を調整するだけでよいので、調整が容易である。
図7〜図9は、液晶プロジェクタ2および受信側モジュール200とからなる受信側機器と、PC1と送信側モジュール100とからなる送信側機器との配置例を示している。
図7は、受信側機器が天井に吊り下げられており、送信側機器が机等の上に置かれている場合の配置例を示している。
図8は、受信側機器が天井に吊り下げられており、送信側モジュール100が受信側モジュール200と同じ高さ位置で壁に取り付けられており、PC1が机等の上に置かれている場合の配置例を示している。
図9は、受信側機器と送信側機器とが離れた位置にある場合に、鏡300(またはリピータ)を介して、非可視光レーザおよび可視光レーザを伝送するようにした例を示している。
次に、受信側モジュール200に設けられた可視光レーザ発光モジュール212をオンオフさせるための指令を、駆動制御回路211に与える方法について説明する。
(1)第1方法
第1方法は、リモコン送信機を用いて、可視光レーザ発光モジュール212をオンオフさせる方法である。図10に示すように、受信側モジュール200にリモコン信号受信部231を設けるとともに、可視光レーザ発光モジュール212をオンオフさせるためのリモコン信号を送信できるリモコン信号送信機232を用意する。リモコン信号送信機232としては、赤外線のリモコン信号を出力するものを用いてもよいし、無線電波のリモコン信号を出力するものを用いてもよい。
リモコン送信機232には、可視光レーザ発光モジュール212をオンさせるためのオンボタンとオフさせるためのオフボタンとを設ける。オンボタンが押されると、リモコン信号送信機232は、オンコマンドを表すリモコン信号を出力し、オフボタンが押されるとリモコン信号送信機232は、オフコマンドを表すリモコン信号を出力する。
リモコン信号送信機232から出力されたリモコン信号は、受信側モジュール200内のリモコン信号受信部231を介して、受信側モジュール200内の駆動制御回路211に供給される。駆動制御回路211は、リモコン信号受信部231を介して送られてきたリモコン信号がオンコマンドを表すリモコン信号である場合には、可視光レーザ発光モジュール212をオン状態にさせる。駆動制御回路211は、リモコン信号受信部231を介して送られてきたリモコン信号がオフコマンドを表すリモコン信号である場合には、可視光レーザ発光モジュール212をオフ状態にさせる。
(2)第2方法
第2方法は、送信側モジュール100側に受信側モジュール200内の可視光レーザ発光モジュール212をオンオフさせるためのリモコン信号を発生する装置を設ける方法である。図11に示すように、受信側モジュール200にリモコン信号受信部231を設けるとともに、送信側モジュール100側に図示しないリモコン信号発生部と、リモコン信号発生部からオンコマンドを表すリモコン信号を発生させるためのボタン131とを設ける。リモコン信号発生部としては、赤外線のリモコン信号を出力するものを用いてもよいし、無線電波のリモコン信号を出力するものを用いてもよい。
この例では、受信側モジュール200内の駆動制御回路211は、リモコン信号発生部からオンコマンドを表すリモコン信号が受信されている間のみ、可視光レーザ発光モジュール212をオン状態にさせる。したがって、ボタン131が押されている間、可視光レーザ発光モジュール212がオン状態となり、ボタン131が離されると、可視光レーザ発光モジュール212がオフとなる。
(3)第3方法
第3方法は、受信側モジュール200が非可視光レーザを受信していないときに可視光レーザ発光モジュール212をオン状態とし、受信側モジュール200が非可視光レーザを受信しているときに、可視光レーザ発光モジュール212をオフ状態とする方法である。図12に示すように、受信側モジュール200内に、受信側モジュール200が非可視光レーザを受信しているか否かを判定する判定回路210を設ける。この判定回路210は、TIデシリライザ202が受信信号の同期信号からクロックを再生できたか否かを判定することによって、受信側モジュール200が非可視光レーザを受信しているか否かを判定する。
判定回路210は、受信側モジュール200が非可視光レーザを受信していないと判定したときには、駆動制御回路211にオン指令を出力することにより、可視光レーザ発光モジュール212をオン状態とする。判定回路210は、受信側モジュール200が非可視光レーザを受信していると判定したときには、駆動制御回路211にオフ指令を出力することにより、可視光レーザ発光モジュール212をオフ状態とする。
非可視光レーザを使ってPC側から映像を液晶プロジェクタ側に無線伝送する従来の映像信号伝送システムの構成を示す模式図である。 非可視光レーザを使って、PC側から映像を液晶プロジェクタ側に無線伝送する本実施例の映像伝送システムを示す模式図である。 送信側モジュール100の構成を示すブロック図である。 受信側モジュール200の構成を示すブロック図である。 送信側モジュール100の可動体120を送信側モジュール100の正面側から見た正面図である。 受信側モジュール200の可動体220を受信側モジュール200の正面側から見た正面図である。 液晶プロジェクタ2および受信側モジュール200とからなる受信側機器と、PC1と送信側モジュール100とからなる送信側機器との配置例を示す模式図である。 液晶プロジェクタ2および受信側モジュール200とからなる受信側機器と、PC1と送信側モジュール100とからなる送信側機器との配置例の他の例を示す模式図である。 液晶プロジェクタ2および受信側モジュール200とからなる受信側機器と、PC1と送信側モジュール100とからなる送信側機器との配置例のさらに他の例を示す模式図である。 受信側モジュール200に設けられた可視光レーザ発光モジュール212をオンオフさせるための指令を、駆動制御回路211に与える第1方法を示す模式図である。 受信側モジュール200に設けられた可視光レーザ発光モジュール212をオンオフさせるための指令を、駆動制御回路211に与える第2方法を示す模式図である。 受信側モジュール200に設けられた可視光レーザ発光モジュール212をオンオフさせるための指令を、駆動制御回路211に与える第3方法を示すブロック図である。
符号の説明
1 PC
2 液晶プロジェクタ
100 送信側モジュール
200 受信側モジュール
212 可視光レーザ発光モジュール

Claims (4)

  1. 映像信号を非可視光レーザに変換して出力するための送信側モジュールと、送信側モジュールから出力された非可視光レーザを受光して映像信号に変換するための受信側モジュールとを備えた映像伝送システムにおいて、
    受信側モジュールには、非可視光レーザの受光部の光軸と同一光軸で可視光レーザを出射させる可視光レーザ出力手段が設けられており、送信側モジュールには、非可視光レーザの出射口の周囲に光軸合わせ時において可視光レーザを入射させるべき領域を規定するための印が付けられていることを特徴とする映像伝送システム。
  2. 非可視光レーザの出射口の周囲に光軸合わせ時において可視光レーザを入射させるべき領域を規定するための印は、非可視光レーザの出射口を囲むように付けられた丸印であることを特徴とする請求項1に記載の映像伝送システム。
  3. 映像信号を非可視光レーザに変換して出力するための送信側モジュールと、送信側モジュールから出力された非可視光レーザを受光して映像信号に変換するための受信側モジュールとを備えた映像伝送システムにおける光軸合わせ方法において、
    受信側モジュールに、非可視光レーザの受光部の光軸と同一光軸で可視光レーザを出射させる可視光レーザ出力手段を設け、送信側モジュールに、非可視光レーザの出射口の周囲に光軸合わせ時において可視光レーザを入射させるべき領域を規定するための印を付けておき、可視光レーザ出力手段によって可視光レーザを出射させ、印によって規定される領域内に可視光レーザが入射するように、送信側モジュールの非可視光レーザの発光部の光軸を調整することを特徴とする映像伝送システムにおける光軸合わせ方法。
  4. 非可視光レーザの出射口の周囲に光軸合わせ時において可視光レーザを入射させるべき領域を規定するための印は、非可視光レーザの出射口を囲むように付けられた丸印であることを特徴とする請求項3に記載の映像伝送システムにおける光軸合わせ方法。
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