JP2005108633A - ラミネートフィルムの熱融着方法、フィルム外装電池の製造方法およびラミネートフィルム用熱融着装置 - Google Patents

ラミネートフィルムの熱融着方法、フィルム外装電池の製造方法およびラミネートフィルム用熱融着装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電池要素を熱融着性樹脂層と金属薄膜層とのラミネートフィルムで封止する際に、熱融着時に与えられる熱で電池要素との接触部で熱融着性樹脂が融けることによる、電池要素と金属薄膜層とのショートを防止する。
【解決手段】フィルム外装電池1は、電池要素6と、電池要素6を封止するラミネートフィルム3,4とを有する。ラミネートフィルム3,4は、少なくとも熱融着性樹脂層3d,4dと金属薄膜層3e,4eとを積層したフィルムであり、熱融着性樹脂層3d,4dを内側として電池要素6を挟み、周縁部が熱融着ヘッド9a,9bで熱融着されることで、電池要素6を封止する。熱融着ヘッド9a,9bによる加熱時に、エアノズル8a,8bからラミネートフィルム3,4に向けてエアを噴射し、ラミネートフィルム3,4の、電池要素6の熱融着ヘッド9a,9b側のエッジ部との接触部の温度上昇を抑制する。
【選択図】図3

Description

本発明は、電池要素をラミネートフィルムからなる外装材で気密封止(以下、単に機密封止という)したフィルム外装電池の製造方法、特に、電池要素を封止する際のラミネートフィルムの熱融着方法に関する。また本発明は、フィルム外装電池用のラミネートフィルムを熱融着するためのラミネートフィルム用熱融着装置に関する。
近年、携帯機器等の電源としての電池は、軽量化、薄型化が強く要求されている。そこで、電池の外装材に関しても、さらなる軽量化、薄型化が可能であり、自由な形状を採ることが可能な外装材として、金属薄膜フィルム、または金属薄膜と熱融着性樹脂フィルムとを積層したラミネートフィルムを用いたものが使用されるようになっている。
電池の外装材として用いられるラミネートフィルムの代表的な例としては、金属薄膜であるアルミニウム薄膜の片面にヒートシール層である熱融着性樹脂フィルムを積層するとともに、他方の面に保護フィルムを積層した3層ラミネートフィルムが挙げられる。
外装材にラミネートフィルムを用いたフィルム外装電池においては、一般的に、図6に示すように、正極、負極、および電解質等で構成される電池要素106を、熱融着性樹脂フィルムを互いに対向させて2枚のラミネートフィルム103,104で挟み、電池要素106の周囲(図中、斜線で示した領域)でラミネートフィルム103,104を熱融着することによって電池要素106を封止している。
電池要素106の正極および負極をラミネートフィルム103,104の外部へ引き出すために、正極および負極にはそれぞれ電極材料が塗布されていない金属箔からなる未塗布部が突出して設けられており、これら未塗布部をそれぞれの極ごとにまとめた集電部107a,107bに、リード端子105a,105bをラミネートフィルム103,104から突出させて接続している。また、ラミネートフィルム103,104は、電池要素106を収納し易いように、少なくとも一方が、深絞り成形によって鍔付きの容器状に形成されている。
ここで、ラミネートフィルムの熱融着は、図7に示すように、一対の熱融着ヘッド109a,109bでラミネートフィルム103,104を加圧しつつ加熱して行う。この際、熱融着ヘッド109a,109bにより与えられる熱は、ラミネートフィルム103,104の熱融着すべき部位の周囲にも伝わり、熱融着には必要ない領域でも熱融着性樹脂103d,104dが融けてしまうことがある。電池要素106と接触している部分A,Bで熱融着性樹脂103d,104dが融けると、電池要素106がラミネートフィルム103,104の金属薄膜103e,104eと接触し、両者間でショートが発生してしまうおそれがある。
そこで、特許文献1には、ラミネートフィルムの熱融着される部位およびその近傍に、熱融着性樹脂と同一材質の熱融着性樹脂フィルムを配設し、ショートが発生し得る箇所で実質的に熱融着性樹脂の層の厚みを厚くすることによって、ショートを防止するようにした電池が開示されている。
一方、特許文献2には、ラミネートフィルムの耐熱性を向上させる技術として、電子要素をラミネートフィルムで封止した後に、ラミネートフィルムの熱融着された領域に電子線を照射することによって熱融着性樹脂に架橋構造を形成し、封止の信頼性を向上させることが開示されている。
特開2001−126678号公報 特開2001−6633号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたものでは、単に熱融着性樹脂の層の厚みを部分的に厚くするだけであり、電池要素の封止に際しては、熱融着される部位の近傍の、ショートが発生し得る領域においても熱融着性樹脂が融けることには何ら変わりはない。したがって、熱融着性樹脂の層の厚みに応じて熱融着条件を適切に設定しないと、熱融着が十分に行われなかったり、その逆に、熱融着性樹脂が融けすぎて結果的に金属薄膜とのショートが発生したりするおそれがある。また、電池要素が収納される領域を形成するために深絞り成形したラミネートフィルムを用いる場合、ラミネートフィルムの電池要素と接触する部分は、ラミネートフィルムの深絞り成形が行われている部分であることが多い。そのため、ショート防止用の熱融着性樹脂フィルムを配設しても、深絞り成形によって熱融着性樹脂の層の厚さは深絞り成形によって薄くなり、思ったほどの効果は得られない。
一方、特許文献2に開示されたものは、ラミネートフィルムの熱融着性樹脂の耐熱性そのものを向上させるものであるが、熱融着後の熱融着部での封止信頼性を向上させるものであり、封止の際に生じる電池要素と金属薄膜とのショートを防止するものではない。
本発明は、電池要素を熱融着性樹脂層と金属薄膜層とのラミネートフィルムで封止する際に、熱融着時に与えられる熱で電池要素との接触部で熱融着性樹脂が融けることによる電池要素と金属薄膜とのショートを防止することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のラミネートフィルムの熱融着方法は、少なくとも熱融着性樹脂層と金属薄膜層とが積層されたラミネートフィルムを用い、ラミネートフィルムで電池要素を包囲して封止する際の、ラミネートフィルムの熱融着方法であって、
熱融着性樹脂層を内側にしてラミネートフィルムで電池要素を包囲して、ラミネートフィルムの周縁部において熱融着性樹脂層同士を向き合わせる工程と、電池要素を包囲したラミネートフィルムの周縁部を、一対の熱融着ヘッドで加圧しつつ加熱する工程とを有し、加熱する工程は、ラミネートフィルムの電池要素と接触している領域のうち、少なくとも電池要素の熱融着ヘッド側のエッジ部と接触している領域が、熱融着性樹脂層の融点以上の温度とならないように、ラミネートフィルムの温度上昇を抑制する工程を含むことを特徴とする。
本発明のラミネートフィルムの熱融着方法では、熱融着ヘッドによるラミネートフィルムの加熱時に、ショートが最も発生し易い領域でのラミネートフィルムの温度上昇を抑制する。これにより、ラミネートフィルムの、電池要素のエッジ部と接触している領域での熱融着性樹脂層の溶融が防止され、電池要素と金属薄膜層とのショートが防止される。
ラミネートフィルムの温度上昇を抑制する具体的な方法としては、ラミネートフィルムの厚さ方向について片側または両側からラミネートフィルムに向けてエアを噴射する方法、あるいは、一対の熱融着ヘッドの少なくとも一方の電池要素側の側面に断熱板を取り付け、熱融着ヘッドによるラミネートフィルムの加圧時に断熱板をラミネートフィルムに接触させる方法が挙げられる。
本発明のフィルム外装電池の製造方法は、電池要素を、少なくとも熱融着性樹脂層と金属薄膜層とが積層されたラミネートフィルムで封止したフィルム外装電池の製造方法であって、電池要素を作製する工程と、上記本発明のラミネートフィルムの熱融着方法によって電池要素を封止する工程とを有する。
本発明のラミネートフィルム用熱融着装置は、電池要素を、少なくとも熱融着性樹脂層と金属薄膜層とが積層されたラミネートフィルムで封止するためのラミネートフィルム用熱融着装置であって、ラミネートフィルムを加圧しつつ加熱するための一対の熱融着ヘッドと、ラミネートフィルムの電池要素と接触している領域のうち、少なくとも電池要素の熱融着ヘッド側のエッジ部と接触している領域が、熱融着性樹脂層の融点以上の温度とならないように、ラミネートフィルムの温度上昇を抑制する温度上昇抑制手段とを有する。
本発明のラミネートフィルム用熱融着装置において、温度上昇抑制手段は、ラミネートフィルムに向けてエアを噴射するエアノズルであってもよいし、一対の熱融着ヘッドの少なくとも一方の電池要素側の側面に、熱融着ヘッドによるラミネートフィルムの加圧時にラミネートフィルムに接触するように取り付けられた断熱板であってもよい。断熱板は、熱融着ヘッドよりも熱伝導率の低い材料で構成されることが望ましい。
本発明によれば、ラミネートフィルムの熱融着時における、電池要素のエッジ部での熱融着性樹脂層の溶融による電池要素と金属薄膜とのショートを有効に防止することができ、信頼性の高いフィルム外装電池を製造することができる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるフィルム外装電池の分解斜視図である。本実施形態のフィルム外装電池1は、電池要素6と、電池要素6に設けられた正極集電部7aおよび負極集電部7bと、電池要素6を電解液とともに収納する外装体と、正極集電部7aに接続された正極リード端子5aと、負極集電部7bに接続された負極リード端子5bとを有する。
電池要素6は、それぞれ電極材料が両面に塗布された複数の正極板と複数の負極板とを、セパレータを介して交互に積層して構成されている。各正極板および各負極板の一辺からはそれぞれ電極材料が塗布されていない金属箔からなる未塗布部が突出して設けられており、正極板の未塗布部同士、および負極板の未塗布部同士がそれぞれ一括して超音波溶接されて、正極集電部7aおよび負極集電部7bが形成される。
外装体は、電池要素6を上下から挟んで包囲する2枚のラミネートフィルム3,4からなり、これらラミネートフィルム3,4の周縁部を熱融着することで、電池要素6が封止される。図1には、ラミネートフィルム3,4の熱融着される領域を封止領域3a,4aとして斜線で示している。
一方のラミネートフィルム3には、電池要素6を収納する室を形成するために、電池要素6側から見て凹部が形成されるように、鍔付きの容器状に加工されている。この凹部は、例えば深絞り成形によって形成することができる。図1に示した例では一方のラミネートフィルム3に凹部が形成されているが、他方のラミネートフィルム4に形成してもよい。また、電池要素6の厚みによっては両方のラミネートフィルム3,4に凹部を形成してもよいし、凹部を形成せずにラミネートフィルム3,4自身の柔軟性を利用して電池要素6を封止してもよい。
ラミネートフィルム3,4としては、電解液が漏洩しないように電池要素6を封止できるものであれば、この種のフィルム外装電池に一般に用いられるフィルムを用いることができる。図2に、フィルム外装電池1の封止領域近傍での断面図を示す。
図2に示すように、ラミネートフィルム3,4は、それぞれ少なくとも金属薄膜層3e,4eと熱融着性樹脂層3d,4dとを積層した構造を有している。また、本実施形態では、金属薄膜層3e,4eの、熱融着性樹脂層3d,4dと反対側の面に、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステルやナイロン等のフィルムからなる保護層3f,4fが積層されているが、この保護層3f,4fは、必要に応じて設けられる。
金属薄膜層3e,4eとしては、例えば、厚さ10μm〜100μmの、Al、Ti、Ti系合金、Fe、ステンレス、Mg系合金などの箔を用いることができる。熱融着性樹脂層3d,4dに用いられる樹脂としては、熱融着が可能な樹脂であれば特に制限はなく、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、これらの酸変成物、ポリフェニレンサルファイド、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル等、ポリアミド、エチレン−酢酸ビニル共重合体などが使用できる。
以上のように構成されたフィルム外装電池1は、以下のようにして作製される。
まず、複数の正極板と複数の負極板とを、セパレータを介して交互に積層し、さらに正極集電部7aおよび負極集電部7bを形成した電池要素6を作製する。正確には、この段階で得られた、正極板、セパレータ、および負極板からなる積層体は、電解液を染み込ませる前の段階では電池要素前駆体とも呼ばれるが、本明細書ではこれらを区別せず単に電池要素6と表す。
次いで、正極集電部7aに正極リード端子5aを接続するとともに、負極集電部7bに負極集電部5bを接続する。正極集電部7aへの正極リード端子5aの接続、および負極集電部7bへの負極リード端子の接続は、製造工程の簡略化のために正極集電部7aおよび負極集電部7bの形成と同時に行ってもよいが、別工程で行ってもよい。
次いで、2枚のラミネートフィルム3,4を、熱融着性樹脂層3d,4dが内側となるように向き合わせて、正極リード端子aおよび負極リード端子5bが接続された電池要素6を挟んで包囲する。これにより、ラミネートフィルム3,4の周縁部(封止領域3a,4a)では、熱融着性樹脂層3d,4d同士が直接向き合う。その後、封止領域3a,4aにおいてラミネートフィルム3,4を熱融着し、電池要素6を封止することによって、フィルム外装電池1が製造される。
封止に際しては、ラミネートフィルム3,4の3辺を先に熱融着して1辺が開放した袋状としておき、その袋状となったラミネートフィルム3,4の開放している残りの1辺から電解液を注入し、その後、残りの1辺を熱融着する。電解液を注入することによって、電池要素6に電解液が染み込む。電解液の注入前に行う3辺の熱融着は、3辺を一括して行ってもよいし、複数の工程に分けて行ってもよい。また、ラミネートフィルム3,4の熱融着に先立って電池要素6に電解液を含浸させておき、その後、4辺を一括して熱融着することもできる。
ここで、ラミネートフィルム3,4の熱融着について、図3を参照してさらに詳しく説明する。図3は、図1に示すフィルム外装電池の、ラミネートフィルムの熱融着時における封止領域近傍での断面図である。
封止領域3a,4aにおけるラミネートフィルム3,4の熱融着は、一対の熱融着ヘッド9a,9bによってラミネートフィルム3,4を挟んで加圧しつつ加熱することで行う。各熱融着ヘッド9a,9bの近傍には、それぞれラミネートフィルム3,4に向けてエアを噴射するエアノズル8a,8bが配置されている。エアノズル8a,8bは特に、ラミネートフィルム3,4の、電池要素6を収納した領域に向けてエアを噴射する。
ラミネートフィルム3,4の熱融着時には、ラミネートフィルム3,4は、熱融着ヘッド9a,9bが加圧された領域では、熱融着性樹脂層3d,4dが溶融してラミネートフィルム3,4同士が融着する。この際、エアノズル8a,8bからはエアが噴射されているので、エアが噴射された領域では、ラミネートフィルム3,4は、熱融着ヘッド9a,9bから伝わった熱が強制的に放熱され、温度上昇が抑制される。また、エアノズル8a,8bからエアを噴射することにより、熱融着ヘッド9a,9bから電池要素6側への熱の放射も抑制される。エアノズル8a,8bからは、熱融着性樹脂層3d,4dの温度がその融点以上にならないようにエアが噴射され、その結果、熱融着時の熱融着性樹脂層3d,4dの溶融が防止される。
以上のように、ラミネートフィルム3,4の熱融着時にエアノズル8a,8bからエアを噴射し、封止領域3a,4a以外での熱融着性樹脂層3d,4dの溶融を防止することで、ラミネートフィルム3,4は、電池要素6との接触部においても金属薄膜層3e,4eが露出せず、金属薄膜層3e,4eと電池要素6とのショートを防止することができる。従って、従来のように、熱融着性樹脂層3d,4dの厚さを必要以上に厚くしたり、熱融着性樹脂層3d,4dの耐熱性を向上させるための工程を追加したりすることなく、金属薄膜層3e,4eと電池要素6とのショートを防止することができる。
エアの噴射によるラミネートフィルム3,4の温度上昇をより効果的に抑制するためには、エアノズル8a,8bをそれぞれ、ラミネートフィルム3,4の、熱融着ヘッド9a,9bと電池要素6が接触する部位との間の領域にエアを噴射するように配置することが好ましい。このようにエアノズル8a,8bを配置することにより、熱融着ヘッド9a,9bからラミネートフィルム3,4に伝わった熱を、電池要素6と接触する部位に達する前に放熱させることができる。
エアノズル8a,8bによるエアの噴射は、ラミネートフィルム3,4が電池要素6と接触する領域全体に対して行う必要はない。ショートが発生する可能性があるのは、ラミネートフィルム3,4の電池要素6と接触している領域のうち、電池要素6のエッジ部と接触している領域である。その中でも、温度が高く熱融着性樹脂層3d,4dが溶融し易いのは、熱融着ヘッド9a,9b側の領域である。従って、ラミネートフィルム3,4の少なくとも電池要素6の熱融着ヘッド9a,9b側のエッジ部と接触している領域が、熱融着性樹脂層3d,4dの融点以上の温度とならないようにエアを噴射できれば、ラミネートフィルム3,4に部分的にエアを噴射してもよい。エアノズル8a,8bから噴射するエアの温度は、ラミネートフィルム3,4を冷却するという観点からは、ラミネートフィルム3,4および電池要素6の機能に影響を及ぼさない範囲でできるだけ低いほうが好ましいが、冷却したエアを用いる必要はなく、室温のエアで十分である。
また、図3では、上下の熱融着ヘッド9a,9bに対応してそれぞれエアノズル8a,8bを設けた例を示したが、ラミネートフィルム3,4の厚さ方向について片側からだけのエアの噴射で、電池要素6の熱融着ヘッド9a,9b側のエッジ部と接触している領域での熱融着性樹脂層3d,4dの温度上昇を抑制できるのであれば、いずれか一方の熱融着ヘッド9a,9b側にのみエアノズルを設け、エアの噴射を片側のみから行ってもよい。
図4は、本発明の他の実施形態による、ラミネートフィルムの熱融着時における封止領域近傍での断面図である。なお、フィルム外装電池は図1に示したものと同様に構成されているので、図4では、フィルム外装電池の構成については図1等に示したものと同じ符号を付している。
図4に示す例では、各熱融着ヘッド19a,19bの、電池要素6側の側面に、熱融着ヘッド19a,19bよりも熱伝導率の低い材料からなる断熱板18a,18bを取り付け、熱融着ヘッド19a,19bによるラミネートフィルム3,4の加圧時に、断熱板18a,18bもラミネートフィルム3,4に接触するように構成している。断熱板18a,18bとしては、セラミックや耐熱性樹脂などを用いることができる。また、熱融着ヘッド19a,19bがアルミニウムである場合には、断熱板18a,18bとして鉄やステンレスを用いることもできる。
熱融着ヘッド19a,19bに断熱板18a,18bを設けることにより、ラミネートフィルム3,4を介して電池要素6側へ伝わる熱、および熱融着ヘッド19a,19bから電池要素6側への熱の放射による、熱融着ヘッド19a,19bにより熱融着される領域以外でのラミネートフィルム3,4の温度上昇を抑制することができる。これにより、ラミネートフィルム3,4の電池要素6と接触している部分での熱融着性樹脂層3d,4dの溶融が防止され、結果的に、電池要素6と金属薄膜層3e,4eとのショートを防止することができる。
なお、断熱板18a,18bは、ラミネートフィルム3,4を加圧しているが、その厚みを適宜設定することによって、ラミネートフィルム3,4の断熱板18a,18bで加圧されている部位であっても、熱融着ヘッド19a,19bからの伝熱を受けて熱融着性樹脂3d,4dを溶融させ、熱融着させることもできる。
また、図4に示した例では、断熱板18a,18bを熱融着ヘッド19a,19bの側面に密着させて取り付けた例を示したが、熱融着ヘッド19a,19bによる断熱板18a,18b自身の加熱を抑制するため、図5に示すように、断熱板28a,28bを、支持部材30a,30bを介して熱融着ヘッド29a,29bに部分的に支持し、熱融着ヘッド29a,29bから離して設置してもよい。断熱板28a,28bと熱融着ヘッド29a,29bとの隙間は大きくとる必要はなく、実質的に両者が接触しない程度以上の大きさがあれば十分である。
さらに、本例においても、エアノズルによるエアの噴射の場合と同様に、いずれか一方の熱融着ヘッド29a,29b側にのみ断熱板を設けてもよい。
以上、本発明について代表的な幾つかの例を挙げて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内において適宜変更され得ることは明らかである。
例えば、上述した例では2枚のラミネートフィルムで電池要素をその厚み方向両側から挟んで周囲の4辺を熱融着したものを示したが、その他にも、1枚のラミネートフィルムを2つ折りにして電池要素を挟み、開放している3辺を熱融着することによって電池要素を封止してもよい。
また、電池要素としては、正極、負極および電解質を含むものであれば、通常の電池に用いられる任意の電池要素が適用可能である。一般的なリチウムイオン二次電池における電池要素は、リチウム・マンガン複合酸化物、コバルト酸リチウム等の正極活物質をアルミニウム箔などの両面に塗布した正極板と、リチウムをドープ・脱ドープ可能な炭素材料を銅箔などの両面に塗布した負極板とを、セパレータを介して対向させ、それにリチウム塩を含む電解液を含浸させて形成される。またこの他に、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池、リチウムメタル一次電池あるいは二次電池、リチウムポリマー電池等、他の種類の化学電池の電池要素、さらにはキャパシタ要素等にも本発明は適用可能である。
電池要素の構造についても、上述した例では複数の正極板および負極板を交互に積層した積層型を示したが、正極板、負極板およびセパレータを帯状に形成し、セパレータを挟んで正極板および負極板を重ね合わせ、これを捲回した後、扁平状に圧縮することによって、正極と負極を交互に配置させた捲回型の電池要素であってもよい。
さらに、図1には、正極リード端子5aと負極リード端子5bをフィルム外装電池1の同じ辺から延出させた例を示したが、これらリード端子はそれぞれ異なる辺、例えば互いに対向する辺から延出させてもよい。
本発明の一実施形態によるフィルム外装電池の分解斜視図である。 図1に示すフィルム外装電池の、封止領域近傍での断面図である。 図1に示すフィルム外装電池の、熱融着時の封止領域近傍での断面図である。 本発明の他の実施形態による、熱融着時の封止領域近傍での断面図である。 図4の変更例を示す、熱融着時の封止領域近傍での断面図である。 従来のフィルム外装電池の分解斜視図である。 図8に示すフィルム外装電池における熱融着時のラミネートフィルムの封止領域近傍での断面図である。
符号の説明
1 フィルム外装電池
3,4 ラミネートフィルム
3a,4a 封止領域
3d,4d 熱融着性樹脂層
3e,4e 金属薄膜層
5a 正極リード端子
5b 負極リード端子
6 電池要素
7a 正極集電部
7b 負極集電部
8a,8b エアノズル
9a,9b,19a,19b,29a,29b 熱融着ヘッド
18a,18b,28a,28b 断熱板
30a,30b 支持部材


Claims (11)

  1. 少なくとも熱融着性樹脂層と金属薄膜層とが積層されたラミネートフィルムを用い、前記ラミネートフィルムで電池要素を包囲して封止する際の、前記ラミネートフィルムの熱融着方法であって、
    前記熱融着性樹脂層を内側にして前記ラミネートフィルムで前記電池要素を包囲して、前記ラミネートフィルムの周縁部において前記熱融着性樹脂層同士を向き合わせる工程と、
    前記電池要素を包囲した前記ラミネートフィルムの周縁部を、一対の熱融着ヘッドで加圧しつつ加熱する工程とを有し、
    前記加熱する工程は、前記ラミネートフィルムの前記電池要素と接触している領域のうち、少なくとも前記電池要素の前記熱融着ヘッド側のエッジ部と接触している領域が、前記熱融着性樹脂層の融点以上の温度とならないように、前記ラミネートフィルムの温度上昇を抑制する工程を含むことを特徴とするラミネートフィルムの熱融着方法。
  2. 前記ラミネートフィルムの温度上昇を抑制する工程は、前記ラミネートフィルムの厚さ方向について片側または両側から前記ラミネートフィルムに向けてエアを噴射することを含む、請求項1に記載のラミネートフィルムの熱融着方法。
  3. 前記ラミネートフィルムの温度上昇を抑制する工程は、前記ラミネートフィルムの、前記電池要素が接触する部位と前記熱融着ヘッドとの間の領域にエアを噴射することを含む、請求項2に記載のラミネートフィルムの熱融着方法。
  4. 前記ラミネートフィルムの温度上昇を抑制する工程は、前記一対の熱融着ヘッドの少なくとも一方の前記電池要素側の側面に断熱板を取り付け、前記熱融着ヘッドによる前記ラミネートフィルムの加圧時に前記断熱板を前記ラミネートフィルムに接触させることを含む、請求項1に記載のラミネートフィルムの熱融着方法。
  5. 前記断熱板を、前記熱融着ヘッドよりも熱伝導率の低い材料で構成する、請求項4に記載のラミネートフィルムの熱融着方法。
  6. 電池要素を、少なくとも熱融着性樹脂層と金属薄膜層とが積層されたラミネートフィルムで封止したフィルム外装電池の製造方法であって、
    前記電池要素を作製する工程と、
    請求項1ないし5のいずれか1項に記載の熱融着方法によって前記電池要素を封止する工程とを有するフィルム外装電池の製造方法。
  7. 前記電池要素は、化学電池要素またはキャパシタ要素である請求項6に記載のフィルム外装電池の製造方法。
  8. 電池要素を、少なくとも熱融着性樹脂層と金属薄膜層とが積層されたラミネートフィルムで封止するためのラミネートフィルム用熱融着装置であって、
    前記ラミネートフィルムを加圧しつつ加熱するための一対の熱融着ヘッドと、
    前記ラミネートフィルムの前記電池要素と接触している領域のうち、少なくとも前記電池要素の前記熱融着ヘッド側のエッジ部と接触している領域が、前記熱融着性樹脂層の融点以上の温度とならないように、前記ラミネートフィルムの温度上昇を抑制する温度上昇抑制手段とを有するラミネートフィルム用熱融着装置。
  9. 前記温度上昇抑制手段は、前記ラミネートフィルムに向けてエアを噴射するエアノズルである請求項8に記載のラミネートフィルム用熱融着装置。
  10. 前記温度上昇抑制手段は、前記一対の熱融着ヘッドの少なくとも一方の前記電池要素側の側面に、前記熱融着ヘッドによる前記ラミネートフィルムの加圧時に前記ラミネートフィルムに接触するように取り付けられた断熱板である請求項8に記載のラミネートフィルム用熱融着装置。
  11. 前記断熱板は、前記熱融着ヘッドよりも熱伝導率の低い材料で構成される請求項10に記載のラミネートフィルム用熱融着装置。
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