JP2005107629A - 個人認証装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
小型な個人認証装置を提供することにある。
【解決手段】
照明装置5からの光を手指1に照射して、手指1からの透過光を撮像装置3により撮像し、認証部4において個人認証する。導光部材2は、照明装置5と手指1の間に配置され、照明装置5から発した光を手指1の横方向,前記撮像手段の光軸と直交する方向から照射する。導光部材2は、反射面A,Bと透過面Cを有している。若しくは、撮像装置3の光軸と平行方向であって、撮像装置の方向から前記生体に光を照射する。
【選択図】 図1


Description

本発明は、人間の生体情報を個人の特定の手段として利用する個人認証装置に関する。
従来、自動車のドアロック解除や始動するために鍵が用いられており、鍵をイグニッションスイッチに挿入し、回転させることで自動車を始動状態に遷移させることが知られている。この従来から用いられている鍵においては、鍵を盗難された場合や鍵穴のピッキング等により、自動車のオーナ以外の悪意を持った人物に運転されてしまう可能性がある。
そこで、例えば、特開昭61−53972号公報や特開平6−72291号公報に記載のように、生体情報である指紋を利用して自動車のドアロック解除や始動するものが検討されている。しかし、指紋は偽造することが可能であるため、よりセキュリティを高める方法として、例えば、特開2001−184507号公報に記載されているように、生体情報として、指の血管パターンを使った個人認証の方法が知られている。この方法は、指の血管パターンを、レンズと撮像素子である2次元イメージセンサを有する撮像手段により検出し、検出された指血管パターンとあらかじめ登録した指血管パターンとが一致により、認証するものである。
特開昭61−53972号公報
特開平6−72291号公報 特開2001−184507号公報
しかしながら、特開2001−184507号公報に記載された方法では、撮像系としては、生体の撮影方向の逆方向から照明を行ない、生体内部で反射,拡散,散乱された光を撮影することが多く、照明装置を、生体を挟んで撮像装置と正対し、ひさし状に設ける必要があった。照明装置をひさし状に配置することで装置全体が大きくなり、さらに生体をひさしと撮影装置間に置く必要があるため装置設置上の制約が生じるという問題があった。
本発明の目的は、小型な個人認証装置を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、照明手段からの光を生体に照射して、この生体からの生体情報を含む光を撮像する撮像手段を有する個人認証装置において、前記照明手段から発した光を前記生体の方向に導く導光手段を備えるようにしたものである。
かかる構成により、個人認証装置を小型化し得るものとなる。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記導光手段は、前記生体の横方向から前記生体に光を照射するようにしたものである。
(3)上記(1)において、好ましくは、前記導光手段は、前記撮像手段の光軸と直交する方向から前記生体に光を照射するようにしたものである。
(4)上記(1)において、好ましくは、前記導光手段は、前記撮像手段の光軸と平行方向であって、前記撮像手段の方向から前記生体に光を照射するようにしたものである。
(5)上記(1)において、好ましくは、前記導光手段は、前記撮像手段側に設けられた遮光面若しくは前記撮像手段側に配置された遮光部材を備えるようにしたものである。
(6)上記(1)において、好ましくは、前記導光手段は、生体側の生体情報撮像手段の反対側に設けられた磨りガラス状の透過部を備えるようにしたものである。
(7)上記(1)において、好ましくは、前記導光手段は、前記生体に光を照射する透過部を備え、この透過部が上部側にオフセットして形成されたものである。
(8)上記(1)において、好ましくは、前記照明手段と前記導光手段との配置され、前記照明手段から発した光を直線偏光にする第1の偏光板と、前記撮像手段の手前に配置され、前記生体からの光の内前記第1の偏光板に直交する直線偏光を検出する第2の偏光板とを備えるようにしたものである。
(9)上記(1)において、好ましくは、前記撮像手段の手前に回動可能に配置された透明平行平板を備えるようにしたものである。
(10)上記(1)において、好ましくは、前記照明手段と前記導光手段とは複数個備えられ、前記生体を挟む位置に配置されたものである。
(11)上記(10)において、好ましくは、複数個の前記照明手段と前記導光手段は、それぞれ、ラック及びピニオンで接続され、互いに反対方向に移動可能としたものである。
(12)上記(11)において、好ましくは、前記ラック若しくはピニオンに接続されたエンコーダを備え、このエンコーダの出力により生体の位置の安定状態を検出し、前記撮像手段により撮像するようにしたものである。
本発明によれば、個人認証装置を小型化することができる。
最初に、図1及び図2を用いて、本発明の第1の実施形態による個人認証装置の構成について説明する。なお、以下の例では、生体情報として、指の血管パターンを用いた場合について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。図2は、本発明の第1の実施形態による個人認証装置に用いる導光部材の斜視図である。なお、図1と図2の同一符号は、同一部分を示している。
個人認証時に、生体である手指1を載置する透明部材7の上には、照明装置5及び導光部材2が配置されている。照明装置5から発した光は、導光部材2によって手指1の方向に導かれ、手指1の側方に照射される。照明装置5は、例えば、近赤外域(例えば、波長800〜1000nm)の波長の光を発する発光ダイオード(LED)であり、複数個の発光ダイオードが直線上に配置された発光ダイオードのリニアアレイを用いている。
導光部材2は、ガラスや、アクリルやポリカーボンなどの光透過性のプラスチック材料からなる。そして、図2に示すように、導光部材2は、反射面A,Bと、半透過面Cとを備えている。反射面A,Bは、アルミニュウム等の金属材料を蒸着やスパッタにより薄膜化して密着させて形成する。半透過面Cは、上部(透明部材7から離れた側)が透過部で、下部(透明部材7に近い側)が遮光部としている。遮光部は、黒色塗料等を塗布して形成する。従って、照明装置5から出射した近赤外光は、導光部材2の中に導入されると、導光部材2の上部の反射面Aと下部の反射面Bによって反射され、照明装置5が位置する側と反対側の半透過面Cに導かれる。半透過面Cの下部は遮光部となっているため、上部の透過部からのみ手指1の上部側に近赤外光が照射される。
手指1に照射された近赤外光は、手指1の内部の組織(生体構成物質)により反射・散乱される。反射・散乱された光は、手指1の血管によって吸収される。なお、手指1の表面で反射された光では、血管情報を得ることができないものである。本実施形態では、上部(透明部材7から離れた側)が透過部で、下部(透明部材7に近い側)が遮光部からなる半透過面Cから光を手指1に照射することにより、下部側からの光照射をなくすることにより、手指1の上部側にのみ光を照射して、手指1の表面における反射を低減するようにしている。
手指1の内部の組織により反射・散乱された光や、手指1の血管によって吸収された光は、透明部材7を透過して、撮像装置3によって電気信号に変換される。透明部材7としては、近赤外光を透過する性質の部材を用いる。撮像装置3としては、例えば、2次元アレイ状に配置されたCCDやCMOSが用いられる。撮像装置3の出力は、認証部4に取り込まれる。撮像装置3の出力には、手指1の内部の血管パターンの情報が含まれているため、予め認証部4に登録されている個人の血管パターンと認識対象の血管パターンを比較することにより、個人認証を実行することができる。ここで、血管としては、静脈と動脈があるが、個人認証には静脈パターンを用いるようにしている。それは、動脈の場合、内部のヘモグロビンの酸素含有量により吸収される波長が異なるため、得られるパターンが変化するのに対して、静脈中のヘモグロビン量はほぼ一定のため、常に同じパターンが得られるからである。
本実施形態では、導光部材を用いてることにより、手指1と撮像装置3とを通る光軸に対して直角に近い方向,すなわち、手指の横方向から光を照射するようにしている。従来の装置では、生体の撮影方向の逆方向,すなわち、手指と撮像装置との通る光軸の方向から光を照射するようにしているため、光学系が大型化していたが、本実施形態の構成によれば、光学系を小型化して、装置全体を小型化することができる。また、屋外等のように、周囲からの外乱光が多いが高照度条件であっても、これらの外乱光は、導光部材2の反射面A,Bで遮断され、撮像装置3に対する迷光を低減して、S/N比を向上することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、個人認証装置を小型化することができる。
次に、図3及び図4を用いて、本発明の第2の実施形態による個人認証装置の構成について説明する。
図3は、本発明の第2の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。図4は、本発明の第2の実施形態による個人認証装置に用いる導光部材の斜視図である。なお、図1,図2と同一符号は、同一部分を示している。
本実施形態においては、導光部材2の形状が、図1,図2に示したものと異なるものである。すなわち、導光部材2は、図4に示すように、反射面A,Bの他に、透過面C’と、反射面B’を備えている。反射面A’は、反射面Aと透過面C’との間に設けられる。反射面B’は、反射面Bと同様に、アルミニュウム等の金属材料を蒸着やスパッタにより薄膜化して密着させて形成する。反射面B’と反射面Bとがなす角度θ1は、135°以上、例えば、150°としている。また、導光部材2の高さをH1とするとき、反射面A’が設けられる部分の高さH2は、例えば、1/2・H1とする。高さH1は、例えば、15〜20mmであり、このとき、高さH2は、8〜10mmである。
以上の構成により、手指1の上部側にのみ照明装置5の光が導光部材2により照射される。導光部材2の内部では、照明装置5から光を反射面A,Bで反射し、透過面C’側へと導く。導光部材2の透過面C’の側では、下部に来た光は反射面B′により上部側へ反射する。反射面B’を設けることにより、図1のように遮光部を設ける場合に比べて透過面C’から手指1に照射する光量を増加することができる。このようにして、手指1の上面に照射された光は手指1表面から内部に照射される。
本実施形態では、手指1と撮像装置3とを通る光軸に対して直角に近い方向,すなわち、手指の横方向から光を照射するようにしているため、光学系を小型化して、装置全体を小型化することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、個人認証装置を小型化することができる。
次に、図5及び図6を用いて、本発明の第3の実施形態による個人認証装置の構成について説明する。
図5は、本発明の第3の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。図6は、本発明の第3の実施形態による個人認証装置に用いる導光部材の斜視図である。なお、図1〜図4と同一符号は、同一部分を示している。
本実施形態においては、導光部材2の形状が、図3,図4に示したものと異なるものである。すなわち、導光部材2は、図6に示すように、反射面A,Bと、透過面C’と、反射面B’を備えている。ここで、透過面C’は上部側へとオフセットしており,すなわち、透過面C’は上向きに傾斜している。反射面Aと透過面C’のなす角度θ2は、例えば、100〜110°としている。
以上の構成により、手指1の上部側にのみ照明装置5の光が導光部材2により照射される。導光部材2の内部では、照明装置5から光を反射面A,Bで反射し、透過面C’側へと導く。導光部材2の透過面C’の側では、下部に来た光は反射面B′により上部側へ反射する。透過面C’と反射面B′の稜で透過面C’から照射される光が手指1により遮光され、手指1の下部側へと光が行きにくい構造となっている。また、反射面B’を設けることにより、図1のように遮光部を設ける場合に比べて透過面C’から手指1に照射する光量を増加することができる。このようにして、手指1の上面に照射された光は手指1表面から内部に照射される。
本実施形態では、手指1と撮像装置3とを通る光軸に対して直角に近い方向,すなわち、手指の横方向から光を照射するようにしているため、光学系を小型化して、装置全体を小型化することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、個人認証装置を小型化することができる。
次に、図7及び図8を用いて、本発明の第4の実施形態による個人認証装置の構成について説明する。
図7は、本発明の第4の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。図8は、本発明の第4の実施形態による個人認証装置に用いる導光部材の斜視図である。なお、図1〜図6と同一符号は、同一部分を示している。
本実施形態においては、導光部材2は、図8に示すように、反射面Aと透過面C’を備えている。また、図7に示すように、照明装置5と導光部材2の下には、遮光部材6が設けられている。遮光部材6は、例えば、アルミニュウムやステンレス等の金属板を用いている。遮光部材6の厚さH3は、例えば、7〜10mmとしている。
以上の構成により、手指1の上部側にのみ照明装置5の光が導光部材2により照射される。導光部材2の内部では、照明装置5から光を反射面Aで反射し、透過面C’側へと導く。手指1の下半分は遮光部材6で光は当たらず、手指1の上部のみに照射するようになる。このようにして、手指1の上面に照射された光は手指1表面から内部に照射される。
本実施形態では、手指1と撮像装置3とを通る光軸に対して直角に近い方向,すなわち、手指の横方向から光を照射するようにしているため、光学系を小型化して、装置全体を小型化することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、個人認証装置を小型化することができる。
次に、図9及び図10を用いて、本発明の第5の実施形態による個人認証装置の構成について説明する。
図9は、本発明の第5の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。図10は、本発明の第5の実施形態による個人認証装置に用いる導光部材の斜視図である。なお、図7,図8と同一符号は、同一部分を示している。
本実施形態においては、導光部材2の透過面C’は、図9に示すように、図7に示した構成に対して、上部側へとオフセットしており,すなわち、透過面C’は上向きに傾斜している。反射面Aと透過面C’のなす角度θ2は、例えば、100〜110°としている。また、図7に示すように、照明装置5と導光部材2の下には、遮光部材6が設けられている。
以上の構成により、手指1の上部側にのみ照明装置5の光が導光部材2により照射される。導光部材2の内部では、照明装置5から光を反射面Aで反射し、透過面C’側へと導く。手指1の下半分は遮光部材6で光は当たらず、しかも透過面C’をオフセットすることにより、手指1の上部のみに照射するようになる。このようにして、手指1の上面に照射された光は手指1表面から内部に照射される。
本実施形態では、手指1と撮像装置3とを通る光軸に対して直角に近い方向,すなわち、手指の横方向から光を照射するようにしているため、光学系を小型化して、装置全体を小型化することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、個人認証装置を小型化することができる。
なお、図1〜図10に示した例において、半透過面Cの透過部若しくは透過面C’は、表面がなめらかな面で構成すれば、導光部材2内部を透過してきた光が直接手指1を照射するような構成となり、磨りガラスのような面で構成すれば、導光部材2の透過面が照明装置5の光により光り、この光が手指1を照明する構成となる。
次に、図11及び図12を用いて、本発明の第6の実施形態による個人認証装置の構成について説明する。
図11は、本発明の第6の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。図12は、本発明の第6の実施形態による個人認証装置に用いる導光部材の斜視図である。なお、図1,図2と同一符号は、同一部分を示している。
本実施形態においては、導光部材2の形状が、図1,図2に示したものと異なるものである。すなわち、導光部材2は、図12に示すように、反射面A,Bと、半透過面Cとの他に、磨りガラス状の透過面Dを備えている。透過面Dは、反射面A及び半透過面Cに対してそれぞれ45°の角度をなすようにしている。なお、半透過面Cの上部の透過部は、滑らかな光沢面でも磨りガラス状のマット面でもよいものである。
以上の構成により、手指1の上部側にのみ照明装置5の光が導光部材2により照射される。導光部材2の内部では、照明装置5から光を反射面A,Bで反射し、半透過面C側へと導く。導光部材2の半透過面Cの側では、下部に来た光は遮光され、上部に来た光は手指1に照射される。このようにして、手指1の上面に照射された光は手指1表面から内部に照射される。
ここで、照明装置5は、近赤外光とともに可視光も発するものを用いる。導光部材2の半透過面C側へ導かれた光の一部が透過面Dに照射されると、透過面Dが磨りガラス状になっているために、近赤外光とともに可視光も散乱され、人間の眼にも認知される。認知されることにより、透過面Dが手指1を置く際のガイドとなる。
本実施形態では、手指1と撮像装置3とを通る光軸に対して直角に近い方向,すなわち、手指の横方向から光を照射するようにしているため、光学系を小型化して、装置全体を小型化することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、個人認証装置を小型化することができる。
次に、図13及び図14を用いて、本発明の第7の実施形態による個人認証装置の構成について説明する。
図13は、本発明の第7の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。図14は、本発明の第7の実施形態による個人認証装置に用いる導光部材の斜視図である。なお、図3,図4,図11,図12と同一符号は、同一部分を示している。
本実施形態においては、図3,図4に示した導光部材2において、図11,図12に示した磨りガラス状の透過面Dを備えている。照明装置5は、近赤外光とともに可視光も発するものを用いることにより、導光部材2の透過面C’側へ導かれた光の一部が透過面Dに照射され、透過面Dが手指1を置く際のガイドとなる。
本実施形態では、手指1と撮像装置3とを通る光軸に対して直角に近い方向,すなわち、手指の横方向から光を照射するようにしているため、光学系を小型化して、装置全体を小型化することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、個人認証装置を小型化することができる。
次に、図15及び図16を用いて、本発明の第8の実施形態による個人認証装置の構成について説明する。
図15は、本発明の第8の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。図16は、本発明の第8の実施形態による個人認証装置に用いる導光部材の斜視図である。なお、図5,図6,図11,図12と同一符号は、同一部分を示している。
本実施形態においては、図5,図6に示した導光部材2において、図11,図12に示した磨りガラス状の透過面Dを備えている。照明装置5は、近赤外光とともに可視光も発するものを用いることにより、導光部材2の透過面C’側へ導かれた光の一部が透過面Dに照射され、透過面Dが手指1を置く際のガイドとなる。
本実施形態では、手指1と撮像装置3とを通る光軸に対して直角に近い方向,すなわち、手指の横方向から光を照射するようにしているため、光学系を小型化して、装置全体を小型化することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、個人認証装置を小型化することができる。
次に、図17及び図18を用いて、本発明の第9の実施形態による個人認証装置の構成について説明する。
図17は、本発明の第9の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。図18は、本発明の第9の実施形態による個人認証装置に用いる導光部材の斜視図である。なお、図7,図8,図11,図12と同一符号は、同一部分を示している。
本実施形態においては、図7,図8に示した導光部材2において、図11,図12に示した磨りガラス状の透過面Dを備えている。照明装置5は、近赤外光とともに可視光も発するものを用いることにより、導光部材2の透過面C’側へ導かれた光の一部が透過面Dに照射され、透過面Dが手指1を置く際のガイドとなる。
本実施形態では、手指1と撮像装置3とを通る光軸に対して直角に近い方向,すなわち、手指の横方向から光を照射するようにしているため、光学系を小型化して、装置全体を小型化することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、個人認証装置を小型化することができる。
次に、図19及び図20を用いて、本発明の第10の実施形態による個人認証装置の構成について説明する。
図19は、本発明の第10の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。図20は、本発明の第10の実施形態による個人認証装置に用いる導光部材の斜視図である。なお、図9,図10,図11,図12と同一符号は、同一部分を示している。
本実施形態においては、図9,図10に示した導光部材2において、図11,図12に示した磨りガラス状の透過面Dを備えている。照明装置5は、近赤外光とともに可視光も発するものを用いることにより、導光部材2の透過面C’側へ導かれた光の一部が透過面Dに照射され、透過面Dが手指1を置く際のガイドとなる。
本実施形態では、手指1と撮像装置3とを通る光軸に対して直角に近い方向,すなわち、手指の横方向から光を照射するようにしているため、光学系を小型化して、装置全体を小型化することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、個人認証装置を小型化することができる。
なお、図1〜図20に示した例において、手指1に対して照射する方向は、図示したように左側からだけに限らず、手指1の右側から照射するようにしてもよいものである。
次に、図21を用いて、本発明の第11の実施形態による個人認証装置の構成について説明する。
図21は、本発明の第11の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。なお、図1と同一符号は、同一部分を示している。
図1,図2に示した実施形態では、手指1と撮像装置3とを通る光軸に交わる方向の一方から照明を行なったが、本実施形態では、手指1と撮像装置3とを通る光軸に交わる方向の両方から照明するようにしている。すなわち、照明装置5及び導光部材2をそれぞれ2個ずつ備え、手指1の左右,すなわち、手指1と撮像装置3とを通る光軸に対して対称に、照明装置5及び導光部材2のペアを配置している。導光部材2の構成は、図2に示したものと同様である。
このように、手指1の左右の方向から光を照射する構成とすることにより、手指1の画像の照明むらを軽減することができる。また、手指1と撮像装置3とを通る光軸に対して直角に近い方向,すなわち、手指の横方向から光を照射するようにしているため、光学系を小型化して、装置全体を小型化することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、個人認証装置を小型化することができる。
次に、図22を用いて、本発明の第12の実施形態による個人認証装置の構成について説明する。
図22は、本発明の第12の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。なお、図3と同一符号は、同一部分を示している。
図3,図4に示した実施形態では、手指1と撮像装置3とを通る光軸に交わる方向の一方から照明を行なったが、本実施形態では、手指1と撮像装置3とを通る光軸に交わる方向の両方から照明するようにしている。すなわち、照明装置5及び導光部材2をそれぞれ2個ずつ備え、手指1の左右,すなわち、手指1と撮像装置3とを通る光軸に対して対称に、照明装置5及び導光部材2のペアを配置している。導光部材2の構成は、図4に示したものと同様である。
このように、手指1の左右の方向から光を照射する構成とすることにより、手指1の画像の照明むらを軽減することができる。また、手指1と撮像装置3とを通る光軸に対して直角に近い方向,すなわち、手指の横方向から光を照射するようにしているため、光学系を小型化して、装置全体を小型化することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、個人認証装置を小型化することができる。
次に、図23を用いて、本発明の第13の実施形態による個人認証装置の構成について説明する。
図23は、本発明の第13の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。なお、図5と同一符号は、同一部分を示している。
図5,図6に示した実施形態では、手指1と撮像装置3とを通る光軸に交わる方向の一方から照明を行なったが、本実施形態では、手指1と撮像装置3とを通る光軸に交わる方向の両方から照明するようにしている。すなわち、照明装置5及び導光部材2をそれぞれ2個ずつ備え、手指1の左右,すなわち、手指1と撮像装置3とを通る光軸に対して対称に、照明装置5及び導光部材2のペアを配置している。導光部材2の構成は、図6に示したものと同様である。
このように、手指1の左右の方向から光を照射する構成とすることにより、手指1の画像の照明むらを軽減することができる。また、手指1と撮像装置3とを通る光軸に対して直角に近い方向,すなわち、手指の横方向から光を照射するようにしているため、光学系を小型化して、装置全体を小型化することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、個人認証装置を小型化することができる。
次に、図24を用いて、本発明の第14の実施形態による個人認証装置の構成について説明する。
図24は、本発明の第14の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。なお、図7と同一符号は、同一部分を示している。
図7,図8に示した実施形態では、手指1と撮像装置3とを通る光軸に交わる方向の一方から照明を行なったが、本実施形態では、手指1と撮像装置3とを通る光軸に交わる方向の両方から照明するようにしている。すなわち、照明装置5及び導光部材2をそれぞれ2個ずつ備え、手指1の左右,すなわち、手指1と撮像装置3とを通る光軸に対して対称に、照明装置5及び導光部材2のペアを配置している。導光部材2の構成は、図8に示したものと同様である。
このように、手指1の左右の方向から光を照射する構成とすることにより、手指1の画像の照明むらを軽減することができる。また、手指1と撮像装置3とを通る光軸に対して直角に近い方向,すなわち、手指の横方向から光を照射するようにしているため、光学系を小型化して、装置全体を小型化することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、個人認証装置を小型化することができる。
次に、図25を用いて、本発明の第15の実施形態による個人認証装置の構成について説明する。
図25は、本発明の第15の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。なお、図9と同一符号は、同一部分を示している。
図9,図10に示した実施形態では、手指1と撮像装置3とを通る光軸に交わる方向の一方から照明を行なったが、本実施形態では、手指1と撮像装置3とを通る光軸に交わる方向の両方から照明するようにしている。すなわち、照明装置5及び導光部材2をそれぞれ2個ずつ備え、手指1の左右,すなわち、手指1と撮像装置3とを通る光軸に対して対称に、照明装置5及び導光部材2のペアを配置している。導光部材2の構成は、図10に示したものと同様である。
このように、手指1の左右の方向から光を照射する構成とすることにより、手指1の画像の照明むらを軽減することができる。また、手指1と撮像装置3とを通る光軸に対して直角に近い方向,すなわち、手指の横方向から光を照射するようにしているため、光学系を小型化して、装置全体を小型化することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、個人認証装置を小型化することができる。
次に、図26を用いて、本発明の第16の実施形態による個人認証装置の構成について説明する。
図26は、本発明の第16の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。なお、図11と同一符号は、同一部分を示している。
図11,図12に示した実施形態では、手指1と撮像装置3とを通る光軸に交わる方向の一方から照明を行なったが、本実施形態では、手指1と撮像装置3とを通る光軸に交わる方向の両方から照明するようにしている。すなわち、照明装置5及び導光部材2をそれぞれ2個ずつ備え、手指1の左右,すなわち、手指1と撮像装置3とを通る光軸に対して対称に、照明装置5及び導光部材2のペアを配置している。導光部材2の構成は、図12に示したものと同様である。
このように、手指1の左右の方向から光を照射する構成とすることにより、手指1の画像の照明むらを軽減することができる。また、手指1と撮像装置3とを通る光軸に対して直角に近い方向,すなわち、手指の横方向から光を照射するようにしているため、光学系を小型化して、装置全体を小型化することができる。また、ガイドとなる導光部材2の透過面Dが2本光るため、ユーザの指位置あわせが容易となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、個人認証装置を小型化することができる。
次に、図27を用いて、本発明の第17の実施形態による個人認証装置の構成について説明する。
図27は、本発明の第17の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。なお、図13と同一符号は、同一部分を示している。
図13,図14に示した実施形態では、手指1と撮像装置3とを通る光軸に交わる方向の一方から照明を行なったが、本実施形態では、手指1と撮像装置3とを通る光軸に交わる方向の両方から照明するようにしている。すなわち、照明装置5及び導光部材2をそれぞれ2個ずつ備え、手指1の左右,すなわち、手指1と撮像装置3とを通る光軸に対して対称に、照明装置5及び導光部材2のペアを配置している。導光部材2の構成は、図14に示したものと同様である。
このように、手指1の左右の方向から光を照射する構成とすることにより、手指1の画像の照明むらを軽減することができる。また、手指1と撮像装置3とを通る光軸に対して直角に近い方向,すなわち、手指の横方向から光を照射するようにしているため、光学系を小型化して、装置全体を小型化することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、個人認証装置を小型化することができる。
次に、図28を用いて、本発明の第18の実施形態による個人認証装置の構成について説明する。
図28は、本発明の第18の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。なお、図15と同一符号は、同一部分を示している。
図15,図16に示した実施形態では、手指1と撮像装置3とを通る光軸に交わる方向の一方から照明を行なったが、本実施形態では、手指1と撮像装置3とを通る光軸に交わる方向の両方から照明するようにしている。すなわち、照明装置5及び導光部材2をそれぞれ2個ずつ備え、手指1の左右,すなわち、手指1と撮像装置3とを通る光軸に対して対称に、照明装置5及び導光部材2のペアを配置している。導光部材2の構成は、図16に示したものと同様である。
このように、手指1の左右の方向から光を照射する構成とすることにより、手指1の画像の照明むらを軽減することができる。また、手指1と撮像装置3とを通る光軸に対して直角に近い方向,すなわち、手指の横方向から光を照射するようにしているため、光学系を小型化して、装置全体を小型化することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、個人認証装置を小型化することができる。
次に、図29を用いて、本発明の第19の実施形態による個人認証装置の構成について説明する。
図29は、本発明の第19の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。なお、図17と同一符号は、同一部分を示している。
図17,図18に示した実施形態では、手指1と撮像装置3とを通る光軸に交わる方向の一方から照明を行なったが、本実施形態では、手指1と撮像装置3とを通る光軸に交わる方向の両方から照明するようにしている。すなわち、照明装置5及び導光部材2をそれぞれ2個ずつ備え、手指1の左右,すなわち、手指1と撮像装置3とを通る光軸に対して対称に、照明装置5及び導光部材2のペアを配置している。導光部材2の構成は、図18に示したものと同様である。
このように、手指1の左右の方向から光を照射する構成とすることにより、手指1の画像の照明むらを軽減することができる。また、手指1と撮像装置3とを通る光軸に対して直角に近い方向,すなわち、手指の横方向から光を照射するようにしているため、光学系を小型化して、装置全体を小型化することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、個人認証装置を小型化することができる。
次に、図30を用いて、本発明の第20の実施形態による個人認証装置の構成について説明する。
図30は、本発明の第20の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。なお、図19と同一符号は、同一部分を示している。
図19,図20に示した実施形態では、手指1と撮像装置3とを通る光軸に交わる方向の一方から照明を行なったが、本実施形態では、手指1と撮像装置3とを通る光軸に交わる方向の両方から照明するようにしている。すなわち、照明装置5及び導光部材2をそれぞれ2個ずつ備え、手指1の左右,すなわち、手指1と撮像装置3とを通る光軸に対して対称に、照明装置5及び導光部材2のペアを配置している。導光部材2の構成は、図20に示したものと同様である。
このように、手指1の左右の方向から光を照射する構成とすることにより、手指1の画像の照明むらを軽減することができる。また、手指1と撮像装置3とを通る光軸に対して直角に近い方向,すなわち、手指の横方向から光を照射するようにしているため、光学系を小型化して、装置全体を小型化することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、個人認証装置を小型化することができる。
次に、図31及び図32を用いて、本発明の第21の実施形態による個人認証装置の構成について説明する。
図30は、本発明の第21の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。図31は、本発明の第21の実施形態による個人認証装置の動作説明図である。なお、図1と同一符号は、同一部分を示している。
図31に示した本実施形態では、図1に示した構成に対して、照明装置5と導光部材2の間に第1の偏光板10と、透明部材7の近傍に第2の偏光板12とを設けたものである。第1の偏光板10は、照明装置5から出射した円偏光を直線偏光に返還する。第2の偏光板11は、特定の直線偏光のみを透過して、撮像装置3に入射する。ここで、第1の偏光板10から出射する直線偏光の向きに対して、第2の偏光板11が透過する直線偏光の向きを直交させている。すなわち、第1の偏光板10が偏光子として作用し、第2の偏光板11が検光子として作用する。
次に、図32を用いて、本実施形態の光学系の動作について説明する。照明装置5から照射される光は、第1の偏光板10にて直線偏光となり、導光部材2を介し、手指1に照射される。手指1内で反射,散乱,吸収され偏光角が回転した様々な偏光角の光を、透明部材7及び第2の偏光板11を介して撮像装置3で撮像をする。第2の偏光板11は、直線偏光が照射された手指1の表面で反射した光の偏光角と直交する偏光角になっているので、手指1の表面で反射する光を除去することができ、良好な血管撮影ができる。
なお、図31に示した例では、一組の照明装置5,第1の偏光板10,導光部材2を備えているが、これらを二組備え、図21に示した構成のように、手指1の左右から直線偏光を照射するようにして、照明むらを低減する構成とすることもできる。
このように、手指1と撮像装置3とを通る光軸に対して直角に近い方向,すなわち、手指の横方向から光を照射するようにしているため、光学系を小型化して、装置全体を小型化することができる。また、2個の偏光板を用いることにより、手指の表面で反射する光の影響を低減することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、個人認証装置を小型化することができる。また、手指の表面で反射する光の影響を低減することができる。
次に、図33〜図35を用いて、本発明の第22の実施形態による個人認証装置の構成について説明する。
図33は、本発明の第22の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。図34及び図35は、本発明の第22の実施形態による個人認証装置の動作説明図である。なお、図1と同一符号は、同一部分を示している。
本実施形態では、図1に示した構成に加えて、透明部材7と撮像装置3との間に、透明平行平板部材100を備えている。透明平行平板部材100は、支点Sを中心に回動可能である。透明平行部材100は、制御部110によって回動される。また、透明部材7の上に載置される認証対象である人間の手指は、図示する手指1A,1B,1Cのように、個人差があり、様々な太さの場合があり、導光部材2に手指の側面を接触させた場合、それぞれの手指1A,1B,1Cの中心線の位置はずれている。
撮像装置3は、撮影した画像から指の輪郭を検出する。制御部110は、撮像装置3によって検出された指の輪郭から算出した指中心と画像の中心とのずれに応じて、平行平板部材100を支点Sを中心に回転する。例えば、図33に示した細い手指1Aの場合には、図34に示すように透明平行平板部材100回転し、図33に示した太い手指1Cの場合には、図35に示すように透明平行平板部材100を回転することで、光軸中心と手指の中心をあわせ歪みの少ない光軸中心部で撮影することが可能となる。さらに撮像装置3のレンズが持つ歪曲収差で横幅ずれによる画像の変形がある光学系でも、本例のように光軸をあわせることで認証部4での画像補正が不必要となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、個人認証装置を小型化することができる。また、手指の表面で反射する光の影響を低減することができるとともに、歪みの少ない撮影が可能となる。
次に、図36〜図38を用いて、本発明の第23の実施形態による個人認証装置の構成について説明する。
図36は、本発明の第23の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。図37及び図38は、図36に示した本発明の第22の実施形態による個人認証装置の平面図である。なお、図21と同一符号は、同一部分を示している。
図36に示すように、本実施形態では、一方の照明装置5と導光部材2は、ラック(歯竿)13に接続され、弾性体12で筐体固定端16に接続されている。また、他方の照明装置5と導光部材2は、ラック(歯竿)14に接続されている。ラック(歯竿)1 13とかみ合ったピニオン(小歯車)15は、筐体固定端(図示せず)で支持されラック(歯竿)14とかみ合うよう構成される。
一方の照明装置5と導光部材2と、他方の照明装置5と導光部材2とが、照明装置3の光軸中心に対称に配置されるよう調整する。この状態で、一方の導光部材2と、他方の導光部材2との間に手指1を挿入することで、手指1に押しのけられた2つの照明装置5と導光部材2がラック(歯竿)13、ピニオン(小歯車)15、ラック(歯竿)14の作用で光軸を中心に対称位置へと移動するため、手指1の中心が光軸中心へと導かれる。これにより光軸中心と手指の中心をあわせ、歪みの少ない光軸中心部で撮影することが可能となる。さらに撮像装置3のレンズが持つ歪曲収差により画像が変形しても、本例のように光軸をあわせ、手指1の置く位置再現性を良くすることで認証部4での画像補正が不必要となる。
ここで、図37に示すように、2つの照明装置5と導光部材2は、平行に配置される。また、図38に示すように、2つの照明装置5と導光部材2がそれぞれ1つずつ支点S1,S2を有する。2つの照明装置5と導光部材2は、支点S1,S2を中心に回動可能である。この構成により、2つの照明装置5と導光部材2の間に手指1を挿入すると2つの照明装置5と導光部材2は押しのけられつつ支点を中心にして手指1の側面に沿うよう配置される。このように手指1の側面の太さ変化による傾きに応じて、手指1に密着することができる。この構成により、被認証者の手指太さや形状ばらつきの影響を少なくできる。
以上説明したように、本実施形態によれば、個人認証装置を小型化することができる。また、光軸中心と手指の中心をあわせ、歪みの少ない光軸中心部で撮影することが可能となる。
次に、図39を用いて、本発明の第24の実施形態による個人認証装置の構成について説明する。
図39は、本発明の第24の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。なお、図36と同一符号は、同一部分を示している。
本実施形態では、図36の構成に加えて、ラック(歯竿)14もしくはラック(歯竿)13のいずれかに、リニアエンコーダ17を設置している。なお、リニアエンコーダの代わりに回転エンコーダを用いてもよいものである。
エンコーダ17の出力により、動いた方向と動き量が検出できる。そこで、認証部4は、エンコーダ17の検出量変化が減少したら、手指1の位置が安定したと判断し、撮像装置3から画像を取り込むタイミングとする構成とする。
エンコーダとしては、抵抗によるポテンショメータや、スリット入りの板とフォトインタラプタによる光学式のものや、連続着磁板と磁界検出素子による磁気式のものや、二重抵抗体を使用したものが用いられる。
以上説明したように、本実施形態によれば、個人認証装置を小型化することができる。また、エンコーダを用いることにより、手指の位置の判定した状態で画像を取り込むことが可能となる。
次に、図40を用いて、本発明の第25の実施形態による個人認証装置の構成について説明する。
図40は、本発明の第25の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。なお、図1と同一符号は、同一部分を示している。
本実施形態では、手指以外の生体8,例えば、掌,手の甲などの生態情報を用いて個人認証するようにしている。2個の照明装置5から照射される光は、それぞれ、撮影に使用する光を導く2個の導光部材2によって生体8に照射される。導光部材2の遮蔽面E,Fは、光を透過しない材質の表面処理もしくは光を透過しない材質を貼付して形成している。導光部材2の透過面Cは、光を透過する開口部となっており、照明装置5からの光を生体8へと照射する。生体8内で反射,散乱,吸収された光は、透明部材7を介して撮像装置3で撮像される。
本実施形態によれば、皮膚表面での光の反射による妨害の影響を軽減して、血管撮影ができる。なお、図31に示した偏光フィルタを追加するようにしてもよいものである。
以上説明したように、本実施形態によれば、個人認証装置を小型化することができる。
なお、上述の各実施形態に示した導光部材2は、樹脂,ガラス等の撮影するための光が透過できる材質であればよく、透明でも色つきでも光の波長でフィルタ特性を持つものでもよいものである。また、一体でも、少なくともひとつ以上の部材に分割されていてもよいものである。さらには、光ファイバのような材質の集合体であってもよいものである。
以上説明した各本実施形態によれば、被写体である生体と撮像素子との距離を小さくすることができ、特に自動車や構造物のドアのノブに内蔵しやすい小型の個人認証装置を実現することができる。
本発明の第1の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。 本発明の第1の実施形態による個人認証装置に用いる導光部材の斜視図である。 本発明の第2の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。 本発明の第2の実施形態による個人認証装置に用いる導光部材の斜視図である。 本発明の第3の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。 本発明の第3の実施形態による個人認証装置に用いる導光部材の斜視図である。 本発明の第4の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。 本発明の第4の実施形態による個人認証装置に用いる導光部材の斜視図である。 本発明の第5の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。 本発明の第5の実施形態による個人認証装置に用いる導光部材の斜視図である。 本発明の第6の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。 本発明の第6の実施形態による個人認証装置に用いる導光部材の斜視図である。 本発明の第7の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。 本発明の第7の実施形態による個人認証装置に用いる導光部材の斜視図である。 本発明の第8の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。 本発明の第8の実施形態による個人認証装置に用いる導光部材の斜視図である。 本発明の第9の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。 本発明の第9の実施形態による個人認証装置に用いる導光部材の斜視図である。 本発明の第10の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。 本発明の第10の実施形態による個人認証装置に用いる導光部材の斜視図である。 本発明の第11の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。 本発明の第12の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。 本発明の第13の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。 本発明の第14の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。 本発明の第15の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。 本発明の第16の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。 本発明の第17の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。 本発明の第18の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。 本発明の第19の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。 本発明の第20の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。 本発明の第21の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。 本発明の第21の実施形態による個人認証装置の動作説明図である。 本発明の第22の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。 本発明の第22の実施形態による個人認証装置の動作説明図である。 本発明の第22の実施形態による個人認証装置の動作説明図である。 本発明の第23の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。 図36に示した本発明の第22の実施形態による個人認証装置の平面図である。 図36に示した本発明の第22の実施形態による個人認証装置の平面図である。 本発明の第24の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。 本発明の第25の実施形態による個人認証装置のシステム構成図である。
符号の説明
1…手指
2…導光部材
3…撮像装置
4…認証部
5…照明装置
6…遮光部材
7…透明部材
8…生体
10,11…偏光板
12…弾性体
13,14…ラック(歯竿)
15…ピニオン(小歯車)
17…リニアエンコーダ

Claims (12)

  1. 照明手段からの光を生体に照射して、この生体からの生体情報を含む光を撮像する撮像手段を有する個人認証装置において、
    前記照明手段から発した光を前記生体の方向に導く導光手段を備えたことを特徴とする個人認証装置。
  2. 請求項1記載の個人認証装置において、
    前記導光手段は、前記生体の横方向から前記生体に光を照射することを特徴とする個人認証装置。
  3. 請求項1記載の個人認証装置において、
    前記導光手段は、前記撮像手段の光軸と直交する方向から前記生体に光を照射することを特徴とする個人認証装置。
  4. 請求項1記載の個人認証装置において、
    前記導光手段は、前記撮像手段の光軸と平行方向であって、前記撮像手段の方向から前記生体に光を照射することを特徴とする個人認証装置。
  5. 請求項1記載の個人認証装置において、
    前記導光手段は、前記撮像手段側に設けられた遮光面若しくは前記撮像手段側に配置された遮光部材を備えたことを特徴とする個人認証装置。
  6. 請求項1記載の個人認証装置において、
    前記導光手段は、生体側の生体情報撮像手段の反対側に設けられた磨りガラス状の透過部を備えたことを特徴とする個人認証装置。
  7. 請求項1記載の個人認証装置において、
    前記導光手段は、前記生体に光を照射する透過部を備え、この透過部が上部側にオフセットして形成されたことを特徴とする個人認証装置。
  8. 請求項1記載の個人認証装置において、
    前記照明手段と前記導光手段との配置され、前記照明手段から発した光を直線偏光にする第1の偏光板と、前記撮像手段の手前に配置され、前記生体からの光の内前記第1の偏光板に直交する直線偏光を検出する第2の偏光板とを備えたことを特徴とする個人認証装置。
  9. 請求項1記載の個人認証装置において、
    前記撮像手段の手前に回動可能に配置された透明平行平板を備えたことを特徴とする個人認証装置。
  10. 請求項1記載の個人認証装置において、
    前記照明手段と前記導光手段とは複数個備えられ、前記生体を挟む位置に配置されたことを特徴とする個人認証装置。
  11. 請求項10記載の個人認証装置において、
    複数個の前記照明手段と前記導光手段は、それぞれ、ラック及びピニオンで接続され、互いに反対方向に移動可能であることを特徴とする個人認証装置。
  12. 請求項11記載の個人認証装置において、
    前記ラック若しくはピニオンに接続されたエンコーダを備え、このエンコーダの出力により生体の位置の安定状態を検出し、前記撮像手段により撮像することを特徴とする個人認証装置。
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