JP2005107411A - 撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 バリア部材の開閉動作を手動で行うと不便な場合がある。
【解決手段】 光軸方向に移動可能なレンズ鏡筒(3)と、光軸と直交する面内を移動して少なくともレンズ鏡筒の前面を開閉可能なバリア部材(2)と、バリア部材を駆動するバリア駆動機構(33)とを有し、バリア部材は、レンズ鏡筒と係合し、該レンズ鏡筒の光軸方向への移動に応じて装置本体の前面と同一面内に位置する第1の位置と、該第1の位置よりも像面側又は物体側に位置する第2の位置との間で移動可能であるとともに、第2の位置にあるときに、レンズ鏡筒との係合を解除してバリア駆動機構によって駆動される。
【選択図】 図12

Description

本発明は、少なくともレンズ鏡筒の前面を開閉可能なバリア部材を備えたデジタルカメラ又はフィルムカメラ等の撮影装置に関するものである。
従来のバリアには、カメラの前面に配置されたすべての光学部材(例えば、レンズ鏡筒やファインダ光学系)を開閉するバリアが知られている。しかし、このバリアは、カメラの前カバー部に対してこの厚み方向(光軸方向)で突出している。また、カメラの小型化により、開き状態にある一枚のバリアがカメラの側面より横方向に突出していることがある。
近年、デジタルカメラやフィルムカメラ等の分野においては、撮影レンズの保護、携帯性を配慮した外形状あるいはデザイン上の要請から、レンズ鏡筒をカメラ本体内に収納(沈胴)させた後、このレンズ鏡筒の前面をスライド式バリアで覆うカメラがある。
ここで、上記のようなスライド式バリア機構を備えたカメラにおいては、デザイン上の観点からスライドバリアが閉じてレンズ鏡筒の前面を覆った際に、スライドバリアの外面とカメラ本体の前面とが略同一平面となることが望ましく、このように構成されたカメラが提案されている(例えば、特許文献1、2参照)
例えば、カメラ本体の前面上下部にそれぞれ、撮影レンズの光軸方向と直交する溝(直交溝)とこの直交溝に対して光軸方向に曲折した2本の溝とからなるカム溝を設け、これらの溝に沿って、スライドバリアに設けた複数のピンを移動させることでレンズ鏡筒の前面を開閉するカメラがある(特許文献1)。
また、撮影レンズの前面を覆う大バリアおよび小バリアを設け、小バリアを押し込むことによって小バリアおよび大バリアをカメラ前面に引き出し、カメラ前面に沿って移動させるカメラがある(特許文献2)。
特開2000−338547号公報(段落番号0033、図4〜図7等) 特開平9−185102号公報(段落番号0013、図4、5等)
しかしながら、従来のカメラにおけるバリア機構(例えば、特許文献1)では、カメラの前面に設けられたバリアレール(直交溝やカム溝)内をバリアに設けた複数のピンが摺動しながら走行するように構成されているが、このバリアレールの基本構造により、ユーザの手動操作ではピンの走行途中に、例えば特にレールの分岐点でピンが所定の行程のレールから外れたり、別な行程のレールに誤って入り込むなどにより引っかかりが生じたりして、バリアを簡単に走行させることができないことがある。
このような場合は、ピンが引っかかった位置からバリアを逆方向に戻すなどして再度の順方向の走行を試みる等、操作上の不具合があり、バリアを単にバリアレールに沿って移動させるだけでは必ずしも正しいバリアの動きが再現されないという問題がある。
また、従来では、手動によりバリアを一旦、撮影レンズの光軸方向にカムまたはガイドにより繰り出す動作が伴うが、このカム及びガイドの構造によっては、バリアをスライドさせるときに大きな負荷がかかり、力の弱い子供やお年寄り等にとっては扱いづらいという問題がある。
本発明の目的は、上記従来の問題点を解消し、簡単な操作によってバリア部材をスムーズに開閉させることができ、しかも、バリアをスライドさせるときの負荷の少ない撮影装置を提供することにある。
本発明の撮影装置は、光軸方向に移動可能なレンズ鏡筒と、光軸と直交する面内を移動して、少なくともレンズ鏡筒の前面を開閉可能なバリア部材と、バリア部材を駆動するバリア駆動機構とを有し、バリア部材は、レンズ鏡筒と係合し、該レンズ鏡筒の光軸方向への移動に応じて装置本体の前面と同一面内に位置する第1の位置と、該第1の位置よりも像面側又は物体側に位置する第2の位置との間で移動可能であるとともに、第2の位置にあるときに、レンズ鏡筒との係合を解除してバリア駆動機構によって駆動されることを特徴とする。
本発明によれば、バリア駆動機構によってバリア部材を光軸と直交する面内を移動させて少なくともレンズ鏡筒の前面を開閉させるようにしている。しかも、レンズ鏡筒の光軸方向への動作を利用することで、バリア部材を装置本体の前面と同一面内に位置する第1の位置と開閉動作可能な第2の位置との間を移動させている。これにより、バリア部材の一連の動作をレンズ鏡筒の動作およびバリア駆動機構によって行うことができ、従来のように手動によってバリア部材を操作する必要がなくなり、撮影装置の操作性を向上させることができる。
ここで、バリア部材を第1の位置に移動させることで、バリア部材を含めた装置本体の前面が略同一の面となり、撮影装置を携帯性およびデザイン性に優れたものとすることができる。また、従来のようにバリア部材が撮影装置の前面から突出していると、この突出したバリア部材に外部からの衝撃等が加わりやすくなるが、本発明ではバリア部材の突出を抑えているため、このような問題も生じない。
バリア部材を、装置本体の外装を構成する外装部材の外面に沿って移動させることで、撮影装置を大型化させる必要がなくなる。一方、バリア部材を、外装部材の内面に沿って移動させれば、バリア部材が外力によって破損したりすることがなくなる。
バリア部材を、第1の位置および第2の位置の間において、バリア駆動機構と連結させることにより、レンズ鏡筒の動作に応じてバリア部材が光軸方向に移動したとしても、バリア機構の連動とを確保することができる。
バリア部材が開き状態から第2の位置に移動する前に、レンズ鏡筒を第2の位置に対応した位置まで移動させておくことで、バリア部材をレンズ鏡筒に係合させることができ、レンズ鏡筒の光軸方向への動作に伴うバリア部材の動作を確保することができる。
レンズ鏡筒が第1の位置に対応した位置にあるときに非撮影状態とし、第2の位置に対応した位置にあるときに撮影状態とすることで、バリア部材が第2の位置から開き方向に移動した状態で直ちに撮影を行うことが可能となる。これにより、バリアを開き動作させてから撮影可能な状態となるまでの時間を短縮することができる。具体的には、レンズ鏡筒の第2の位置に対応した位置を、広角焦点距離端とすることで、バリア部材を開き動作させた直後に広角側での撮影を直ちに行うことができる。
レンズ鏡筒が第1の位置および第2の位置に対応した位置にあるときに非撮影状態とすることで、例えば、バリア部材が第2の位置から開き方向に移動した直後における不用意な撮影を防止することができる。
バリア部材が第1の位置、第2の位置や、少なくともレンズ鏡筒の前面から退避した開き位置にあることを検出する検出手段を設けることにより、バリア部材が動作位置を確認することができ、バリア部材の動作をスムーズに行うことができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
図1から図14を用いて本発明の実施例1であるデジタルカメラ(撮像装置)について説明する。
ここで、図4は、バリア部材が開き状態にあるときのカメラの外観斜視図であり、図5は、バリア部材が閉じ状態にあるときのカメラの外観斜視図である。図6から図9は本実施例のカメラの上面図であり、バリア部材の開閉動作を段階的に示したものである。図10は本実施例のカメラの底面図であり、図11は本実施例のカメラの背面図である。
これらの図において、カメラ1の正面には、被写体像を観察するためのファインダ21(最も物体側に位置するレンズ)、測光測距を行う測光測距センサ22、赤目緩和のための光を発する赤目緩和ランプ23、被写体に照明光を照射する照明ユニット24、撮影レンズ4を備えた撮影レンズ鏡筒3、バリア部材2が配置されている。
撮影レンズ鏡筒3は、後述するように光軸方向に繰り出し繰り込み可能であって、この動作によって撮影光学系の焦点距離を変更することができる。また、バリア部材2は、撮影レンズ鏡筒3、ファインダ21、測光測距センサ22および赤目緩和ランプ23の前面を覆うための部材であり、上記の部材の前面を覆う位置と上記の部材の前面から退避した位置との間で移動可能となっている。なお、バリア部材2の詳細な構造等については後述する。
カメラ1の背面には、操作ボタン28、LCDで構成されるカラー液晶ディスプレイ27、撮影光学系の焦点距離を変更するためのズームボタン29、ファインダ光学系21のファインダ接眼部21aが配置されている。
ここで、操作ボタン28は、各種の情報、例えば、カメラの動作モード(静止画撮影モード、再生モードおよび動画撮影モード)や露出値を入力するために操作される。また、ディスプレイ27は、後述するメモリ38(図12)に保存された画像データやカメラ1に装着されたメモリカードから読み出された撮影画像データを表示する。ここで、ディスプレイ27は、EVF(電子ビューファインダ)としての機能も果たす。また、操作ボタン28の操作によってマルチ再生モードを設定した場合、ディスプレイ27には、複数の撮影画像データが縮小された状態で表示される。
カメラ1の上面には、撮影準備動作(測光動作および焦点調節動作)および撮影動作(撮像素子によって撮像された画像データをメモリカードに記録)を開始させるためのレリーズボタン18や、カメラ1の電源オン/オフを切り替えるための電源ボタン19が配置されている。
カメラ1の一方の側面には、カメラ1を保持するためのストラップが取り付けられるストラップ保持部30が設けられている。また、カメラ1の他方の側面には、外部機器(例えば、PCやプリンタ)との通信を行うためのケーブル等が接続される外部出力端子取付部20が設けられている。
カメラ1の底面には、カメラ1を支持するための三脚が取り付けられる三脚取り付け部26、メモリカードやバッテリーを収納する収納室の開口部を開閉するカードバッテリーカバー25が配置されている。
図12は本実施例のカメラにおける要部構成を示した図である。同図において、図4から図11で説明した部材と同じ部材については同一符号を付している。
制御回路46は、CPU46a、ROM46bおよびRAM46cを有しており、カメラ1における全体の動作を制御する。制御回路46には、バス42を介してカメラ1内に設けられた各種の構成要素が接続されており、これらの構成要素は制御回路46からの制御信号を受けて動作することになる。
駆動回路41は、バス42を介して制御回路46からの制御信号を受けることにより、照明ユニット24、像面に入射する光量を制限するシャッタ31、測光測距センサ22、レンズ鏡筒3を駆動させるレンズ駆動機構32、バリア部材2を駆動させるバリア駆動機構33および撮像素子(CCDやCMOSイメージセンサ等)34の駆動を制御する。なお、本実施例では、1つの駆動回路41によって上述した部材の駆動を行うようにしているが、駆動する部材毎に駆動回路を設けるようにしてもよい。
ROM46bには、上述の各機能構成要素を制御するプログラムが記憶されている。RAM46cには、各制御プログラムに必要なデータが記憶されている。
使用者が電源ボタン19を操作してオフ状態からオン状態に切り替えると、CPU46aはROM46bから必要な制御プログラムを読み出して初期動作を開始する。つまり、後述するように駆動回路41を介してバリア駆動機構33を駆動することにより、バリア部材を開かせる。そして、CPU46aは、駆動回路41を介してレンズ駆動機構32を駆動することにより、撮影レンズ鏡筒3を光軸方向に移動させて撮影スタンバイ状態とする。
ここで、撮影者が撮影を行うためにレリーズボタン18を押すと、測光測距センサ22により被写体の明るさが検知され、この結果が制御部46に送られる。CPU46aは、測光測距センサ22の出力(測光値)に基づいて絞り値やシャッタスピードを演算するとともに、照明ユニットを駆動して照明光を照射すべきか否かを判断する。なお、あらかじめ操作ボタン28を操作することによって、使用者は照明ユニット24を強制的に発光させたり、発光させなかったりすることを選択することができる。
次に、CPU46aは、駆動回路41を介して測光測距センサ22を駆動することにより測距動作を行わせ、この測定結果に基づいて被写体との距離を測定し、撮影レンズ鏡筒を駆動することにより所定の合焦位置へ撮影レンズを移動させる。なお、本実施例では、測距結果に基づいて撮影光学系の焦点調節動作を行っているが、撮像素子34の出力に基づいてコントラスト検出方式による焦点調節動作を行うこともできる。
次に、CPU46aは、駆動回路41を介してシャッタ31を開閉させることによって、所望の画像を撮像素子34に取り込ませる。撮像素子34では、露光制御値に基づいて入射した光の光量に応じた電荷が光電変換によって蓄積され、この蓄積された電荷(画像データ)がアナログ信号処理回路35へと出力される。
アナログ信号処理回路35は、入力された画像データにアナログ処理を施したのち、A/D変換部36に出力する。A/D変換部36は、入力されたアナログデータ(画像データ)をデジタルデータに変換する。このデジタルデータをデジタル信号処理回路37に出力し、ここでデジタルデータの各種処理(例えば、色処理)を行う。
そして、デジタル信号処理回路37にて画像処理されたデジタルデータ(画像データ)は、メモリ38に記憶される。
メモリ38に記憶された画像データは、操作ボタン28の操作によって圧縮伸長回路39によりJPEGやTIFF等の圧縮加工等が施された後、カメラ本体1に装着されたメモリカード100に出力されて記憶される。
なお、メモリ38を持たないカメラの場合には、デジタル信号処理回路37で処理された画像データは圧縮伸長回路39で所定の処理が施された後、メモリーカードドライブ40へ記憶させることになる。
ここで、メモリ38に記憶された画像データやメモリーカードドライブ40に記憶された画像データは、圧縮伸長回路39によって伸張処理が施された後、バス42を介してカラーディスプレイ27に出力され、このディスプレイ27で表示される。これにより、使用者は、メモリ38等に記録された画像データを確認することができ、ディスプレイ27で表示された画像データが不要である場合には、操作ボタン28を操作することによって画像データの消去を行うことができる。
一方、カメラ本体1の背面に配置されたズームボタン29を操作すると、このボタンからの信号を受けたCPU46aは、駆動回路41およびレンズ駆動機構32を介して撮影レンズ鏡筒3を光軸方向に移動させることで、撮影光学系の焦点距離を変更させる。
また、ズームボタン29の操作によって、カラーディスプレイ27上に表示されている画像データ(メモリ38等に記録されている画像データ)の拡大又は縮小の指示を行うと、CPU46aは、ズームボタン29の指示に応じて画像データを拡大させたり、縮小させたり(いわゆるデジタルズーム)することができる。
次に、本実施例におけるカメラ1に備えられたバリア部材2の駆動機構について説明する。図1には、バリア部材2の駆動機構を示している。図2はバリア部材2の駆動機構の側面図であり、図3は上記の駆動機構を側面から見たときの分解図である。
図3に示すように、撮影レンズ鏡筒3内には、撮影レンズ4が保持されている。同図では、1つのレンズだけを示しているが、実際には複数のレンズ群が撮影レンズ鏡筒3内に配置されている。
図1から図3において、撮影レンズ鏡筒駆動カム5は、撮影レンズ鏡筒3と連結されており、撮影レンズ鏡筒駆動カム5が光軸周りに回転することにより、撮影レンズ鏡筒4が光軸方向に繰り出すとともに、撮影レンズ4が光軸方向に移動する。撮影レンズ鏡筒駆動カム5の外周には、カムギア5aが一体で形成されており、このカムギア5aは鏡筒ギア12と噛み合っている。
カメラ1内には、撮影レンズ鏡筒3の駆動源としての鏡筒モータ6が配置されており、この鏡筒モータ6の動力は、鏡筒ギア7、鏡筒ギア8、鏡筒ギア9、鏡筒ギア10、鏡筒ギア11および鏡筒ギア12を介して、最終的にカムギア5aに伝達される。これにより、撮影レンズ鏡筒駆動カム5が光軸周りに回転し、撮影レンズ鏡筒3を駆動させることができる。
バリア部材2の裏面には、従動ラック2cが配置されており、撮影レンズ鏡筒3の光軸に対して直交する方向(具体的には、カメラ1の横方向)に移動できるようになっている。そして、この従動ラック2cは、バリアギア17と噛み合っている。
バリア部材2の駆動源としてのバリアモータ13が回転すると、バリアモータ13の動力は、バリアギア14、バリアギア15、バリアギア16、バリアギア17を介して従動ラック2cに伝達され、従動ラック2cが光軸直交方向に移動することになる。これにより、バリア部材2が光軸直交方向に移動する。
ここで、撮影レンズ鏡筒3が光軸方向に移動するときの所定の範囲内おいて、従動ラック2cおよびバリアギア17が互いに噛み合うようになっており、従動ラック2cおよびバリアギア17が噛み合っている状態においては、バリア部材2を駆動することができる。
従動ラック2cおよびバリアギア17が噛み合っている領域においては、バリア部材2に形成された連結部2a、2bのそれぞれが、撮影レンズ鏡筒3に形成された溝部3a、3bに係合することで、バリア部材2のガタを防ぐようになっている。また、連結部2a、2bが溝部3a、3bに係合することによって、撮影レンズ鏡筒3の光軸方向への移動に応じて、バリア部材2も光軸方向に移動できるようになっている。
本実施例のカメラにおいて、カメラ1の電源がオフ状態のとき、バリア部材2は、図5等に示すように、撮影レンズ鏡筒3等の前面を覆い、かつ、この外面がカメラ1の前面と略同一面内となるように位置している。
一方、カメラ1の電源がオン状態になると、バリア部材2はまず撮影レンズ鏡筒3の繰り出し動作に応じて光軸方向に移動し、所定量だけ光軸方向に移動すると、その後は、連結部2a、2bがカメラ1に設けられた溝部1a、1bにガイドされることによってカメラ1の前面に沿ってカメラ横方向(光軸直交方向)に移動することになる。これにより、バリア部材2が、撮影レンズ鏡筒3等の前面を開くことになる(図4等の状態)。
なお、本実施例では、バリア部材2に凸状の連結部2a、2bを形成し、撮影レンズ鏡筒3の外周面や、カメラ1の正面に溝部を形成しているが、バリア部材2に溝部を形成し、撮影レンズ鏡筒3やカメラ1にバリア部材の溝部と係合する凸状の連結部を形成してもよい。
以下、本実施例におけるバリア部材2の駆動について、図13を用いて具体的に説明する。図13は、カメラ1の電源をオフ状態からオン状態に切り替えることによって、バリア部材2を開かせてカメラ1を撮影スタンバイ状態とするまでのフローチャートを示す。
カメラ1が電源オフの状態にあるとき、撮影レンズ鏡筒3はカメラ1内に収納された状態(沈胴状態)にあり、第二のレンズ収納位置にある。また、バリア部材2は、撮影レンズ鏡筒3と連結部2a、2bを介して連結されており、第二のバリア収納位置(第二のレンズ収納位置に対応した位置)にある。このときの状態を示したのが、図5や図6である。
まず、使用者が電源ボタン19を操作してカメラ1の電源をオフ状態からオン状態に切り替えると(ステップS101)、制御部46におけるCPU47は、駆動回路41に制御信号を出力することにより、レンズ駆動機構32における鏡筒モータ6を一方向に回転(CW回転)させる(ステップS102)。これにより、鏡筒モータ6の動力が、鏡筒ギア7、鏡筒ギア8、鏡筒ギア9、鏡筒ギア10、鏡筒ギア11、鏡筒ギア12、撮影レンズ鏡筒駆動カム5に伝達され、最終的に撮影レンズ鏡筒3が光軸方向に繰り出す。
そして、鏡筒モータ6の駆動を制御することによって、撮影レンズ鏡筒3を第二のレンズ収納位置から第一のレンズ収納位置へと移動させる(ステップS103)。このとき、バリア部材2は、撮影レンズ鏡筒3に連結されているため、撮影レンズ鏡筒3の動作に連動して第二のバリア収納位置から第一のバリア収納位置(第一のレンズ収納位置に対応した位置)へ移動する。この状態を示したのが図7である。
ここで、バリア部材2が光軸方向に移動すると、第2バリア位置検出スイッチ45がオフ状態からオン状態に切り替わり、この出力信号がCPU46aに出力される。CPU46aは、第2のバリア位置検出スイッチ45の出力信号に基づいてバリア部材2が光軸方向に移動したことを検出する(ステップS104)。
また、バリア部材2が第一のバリア収納位置まで移動すると、第一のバリア位置検出スイッチ43がオフ状態からオン状態に切り替わり、このオン信号がCPU46aに出力される。CPU46aは、第一のバリア位置検出スイッチ43からの出力に基づいて、バリア部材2が第一のバリア収納位置まで移動したことを検出する。
バリア部材2が第一のバリア収納位置まで移動すると、バリア部材2の連結部2a、2bは、カメラ1の溝部1a、1bが形成された面と同じ位置まで移動することになり、連結部2a、2bは、カメラ1の溝部1a、1bに係合することができるようになる。
このとき、CPU46aは、駆動回路41を介してレンズ駆動機構の鏡筒モータ6の駆動を停止させる(ステップS105)。そして、CPU46aは、駆動回路41に制御信号を出力することにより、バリア駆動機構33におけるバリアモータ13を一方向に回転(CW回転)させる(ステップS106)。
ここで、バリア部材2が光軸方向に移動して第一のバリア収納位置にあるとき、バリア部材2に形成された従動ラック2cは、バリアギア17と噛合っているため、バリアモータ13の動力がバリアギア14、バリアギア15、バリアギア16、バリアギア17および従動ラック2cに伝達される。そして、連結部2a、2bが、撮影レンズ鏡筒3の溝部3a、3bとの連結を断ち、カメラ1の溝部1a、1bに係合することによって、バリア部材2がカメラ1の横方向にスライド移動する(ステップS107)。
バリア部材2がカメラ1の横方向に所定量、スライド移動して、バリア部材2が撮影レンズ鏡筒3等の前面から退避した位置(バリア開位置)まで到達すると、バリア開検出スイッチ44がオフ状態からオン状態に切り替わり、このオン信号がCPU46aに出力される。CPU46aは、バリア開検出スイッチ44の出力に基づいて、バリア部材2が開位置まで移動したか否かを判別し(ステップS108)、バリア部材2がバリア開位置まで移動した場合には、駆動回路41を介してバリア駆動機構33のバリアモータ13の駆動を停止させる(ステップS109)。この状態を示したのが図8である。
次に、CPU46aは、駆動回路41を介してレンズ駆動機構32内の鏡筒モータ6をCW回転させることにより、撮影レンズ鏡筒3を光軸方向に繰り出させて、撮影位置まで移動させる。この状態を示したのが図9であり、このときの撮影レンズ鏡筒3は、撮影待機状態にある。これにより、バリア部材2が開き状態となり、カメラ1は撮影可能な状態となる。
次に、使用者が電源ボタン28を操作してカメラ1の電源をオン状態からオフ状態に切り替えたときのカメラ1の動作について図14を用いて説明する。
図9に、電源がオン状態にあるときのカメラ1の状態を示す。ここで、電源ボタン28を操作して電源をオフ状態にすると(ステップS201)、電源ボタン19のオフ信号を受けたCPU46aは、駆動回路41を介してレンズ駆動機構32における鏡筒モータ6を他方向に回転(CCW回転)させる(ステップS202)。
鏡筒モータ6の動力は、鏡筒ギア7、鏡筒ギア8、鏡筒ギア9、鏡筒ギア10、鏡筒ギア11および鏡筒ギア12を介して撮影レンズ鏡筒駆動カム5に伝達され、撮影レンズ鏡筒3は光軸方向で繰り込む。
このとき、CPU46aは、鏡筒モータ6の駆動を制御することにより、撮影レンズ鏡筒3を撮影位置から第一のレンズ収納位置まで移動させる(ステップS203)。このときの駆動は、鏡筒モータ6をステッピングモータで構成して、ステップ駆動してもよいし、検出スイッチを用いて撮影レンズ鏡筒3が第一のレンズ収納位置に移動したことを検出し、この検出結果によって鏡筒モータ6の駆動を停止させてもよい。上記の動作によって、撮影レンズ鏡筒3は、図9に示す状態から図8に示す状態となる。
そして、撮影レンズ鏡筒3が第一のレンズ収納位置まで移動すると、CPU46aは、レンズ駆動機構32における鏡筒モータ6の駆動を停止させる(ステップS204)。この状態を示したのが図8である。
このとき、撮影レンズ鏡筒3の溝部3a、3bは、カメラ1の溝部1a、1bと同一面内に位置するようになっており、カメラ1の溝部1a、1bに係合するバリア部材2の連結部2a、2bが、溝部1a、1bに沿って移動して溝部3a、3bに係合できるようになっている。
次に、CPU46aは、駆動回路41を介してバリア駆動機構33におけるバリアモータ13を他方向に回転(CCW回転)させる(ステップS205)。このとき、バリアモータ13の動力は、バリアギア14、バリアギア15、バリアギア16、バリアギア17、従動ラック2cと伝達され、バリア部材2の連結部2a、2bがカメラ1の溝部1a、1bに沿って移動するとともに、撮影レンズ鏡筒3の溝部3a、3bに係合する。これにより、バリア部材2がバリア開位置から第一バリア収納位置までスライド移動する(ステップS206)。
ここで、CPU46aは、第一バリア位置検出スイッチ43からの出力に基づいてバリア部材2が第一バリア収納位置まで移動したか否かを判別する(ステップS207)。そして、バリア部材2が第一バリア収納位置まで移動したことを判別すると、駆動回路41を介してバリア駆動機構33におけるバリアモータ13の駆動を停止させる(ステップS208)。この状態を示したのが図7である。
次に、CPU46aは、駆動回路41を介して鏡筒モータ6をCCW回転させることで撮影レンズ鏡筒3を光軸方向に繰り込ませる(ステップS209)。このとき、撮影レンズ鏡筒3は、第一のレンズ収納位置から第二のレンズ収納位置まで移動することになる。同時に、バリア部材2は、連結部2a、2bを介して撮影レンズ鏡筒3と連結しているため、撮影レンズ鏡筒3の繰り込み動作に応じて第一のバリア収納位置から第二のバリア収納位置まで移動する(ステップS210)。
このとき、CPU46aは、第二バリア位置検出スイッチ45からの出力に基づいてバリア部材2が第二のバリア収納位置まで移動したか否かを判別し、第二バリア収納位置まで移動した場合には、鏡筒モータ6の駆動を停止させる。
これにより、撮影レンズ鏡筒3は沈胴状態となり、バリア部材2の前面がカメラ1の前面と同一面内となる。
このように本実施例のカメラによれば、電源ボタン18を操作してカメラ1の電源をオン状態にしたり、オフ状態にしたりするだけで、鏡筒モータ6およびバリアモータ13の駆動によって自動的にバリア部材2が開閉動作することになる。これにより、従来のように手動でバリア部材2を開閉動作させる場合に比べて、カメラの使い勝手を向上させることができる。
また、本実施例では、バリア部材2の連結部2a、2bはそれぞれ、撮影レンズ鏡筒3の溝部3a、3bやカメラ1の溝部1a、1bによって構成される1つの溝部内を移動するだけであるため、従来で説明したように、バリア部材に設けられたピンが異なるガイド溝にはまり込んでしまうといったことを防止することができる。
なお、本実施例では、撮影レンズ鏡筒3を第一のレンズ収納位置から光軸方向に繰り出して撮影状態としていたが、第一のレンズ収納位置にあるときに撮影状態とすることもできる。具体的には、第一のレンズ収納位置にあるときにワイド側での撮影を行うことができるようにしてもよい。
これにより、バリア部材2を開かせただけで、カメラが撮影可能な状態となり、バリアの開き動作から撮影可能な状態までの時間を短くすることができる。
次に、本発明の実施例2であるデジタルカメラ(撮像装置)について説明する。
実施例1のカメラでは、バリア部材2がカメラの外観前面をスライド移動する場合について説明したが、本実施例のカメラは、バリア部材がカメラの外観前面より突出せず、カメラ内部をスライド移動するものである。
図15および図16は、バリア部材が撮影レンズ鏡筒3等の前面を覆った状態にあるときのカメラ49の外観斜視図を示し、図17および図18は、バリア部材が撮影レンズ鏡筒3等の前面から退避した状態にあるときのカメラ49の外観斜視図を示す。
また、図19から図22には、本実施例であるカメラのうちバリア部材の駆動機構を示した上面図を示す。
撮影レンズ鏡筒3を駆動するレンズ駆動機構の構成は、実施例1と同じであり、図1に示すように鏡筒モータ6の動力を複数の鏡筒ギアを経由して撮影レンズ鏡筒カム5に伝達させ、撮影レンズ鏡筒カム5を光軸周りに回転させることにより、撮影レンズ鏡筒3を光軸方向に移動させることができる。
本実施例において、バリア部材50と撮影レンズ鏡筒3とを係合させる機構は実施例1(図2および図3)と同じ構成となっている。すなわち、バリア部材50には連結部(実施例1における連結部2a、2bに相当する)が一体的に形成されており、この連結部が撮影レンズ鏡筒3の外周に形成された溝部3a、3bに係合するようになっている。これにより、連結部が溝部3a、3bに係合しているときには、バリア部材50は撮影レンズ鏡筒3の光軸方向での動作に連動して光軸方向に移動することになる。
また、バリア部材50をカメラ49の横方向にスライド移動させる機構も、実施例1(図1)に示す場合と同様であり、バリア部材50に設けられた従動ラック50cにバリアモータ13の動力が複数のバリアギア14〜17を介して伝達されることで、バリア部材50がスライド動作することになる。
ただし、本実施例では、バリア部材50がカメラ49内をスライド移動するように構成されており、バリア部材50がカメラ49内に設けられ、カメラ49の横方向(光軸と直交する方向)に延びるガイド溝51に沿って移動することになる。
電源オフ状態にあるときのカメラ49の状態を図15および図19に示す。この状態では、バリア部材50の前面はカメラ49の前面と略同一面内に位置しており、カメラ1の前面全体で凹凸の少ない形状になっている。
また、バリア部材50は第二のバリア収納位置にあり、撮影レンズ鏡筒3は第二のレンズ収納位置にある。この状態では、バリア部材50の連結部が撮影レンズ鏡筒3の溝部3a、3bに係合しており、バリア部材50は撮影レンズ鏡筒3に連結された状態となっている。
以下、電源をオフ状態からオン状態に切り替えたときのカメラ49の動作について図23を用いて説明する。
使用者が電源ボタン19を操作することによって、カメラ49の電源をオフ状態からオン状態に切り替えると(ステップS301)、CPU46aは、駆動回路41を介してレンズ駆動機構32における鏡筒モータ6をCCW回転させる(ステップS302)。これにより、撮影レンズ鏡筒3は、光軸方向に繰り込み、第二のレンズ収納位置(図19に示す位置)から第一のレンズ収納位置へと移動する。
また、バリア部材50は、この連結部を介して撮影レンズ鏡筒3に連結されているため、撮影レンズ鏡筒3の繰り込み動作に連動することで、第二のバリア収納位置(図15に示す位置)に対して像面側の第一のバリア収納位置へと移動する(ステップS303)。
CPU46aは、第二のバリア位置検出スイッチ45の出力に基づいて、バリア部材50が第二のバリア収納位置から移動したことを確認するととともに、第一のバリア位置検出スイッチ43の出力に基づいてバリア部材50が第一のバリア収納位置まで移動したか否かを判別する(ステップS304)。
ここで、実施例1では、第一のバリア位置検出スイッチ43は、バリア部材2が第二のバリア収納位置に対して物体側の位置に移動したことを検出するためのスイッチとしていたが、本実施例では、第一のバリア位置検出スイッチ43は、バリア部材50が第二のバリア収納位置に対して像面側の位置に移動したことを検出するためのスイッチとなっている。
CPU46aは、バリア部材50が第一のバリア収納位置まで移動したことを判別すると、駆動回路41を介してレンズ駆動機構32における鏡筒モータ6の駆動を停止させる(ステップS305)。この状態を示したのが、図16および図20である。
このとき、バリア部材50は、カメラ49の前面よりも像面側に移動して、カメラ49の前面全体が凹状となっており、また、バリア部材50の連結部は、撮影レンズ鏡筒3の溝部3a、3bからカメラ49内に形成されたガイド溝51に係合できるようになっている。一方、バリア部材50は、連結部を介して撮影レンズ鏡筒3に連結しているとともに、従動ラック50cがバリア駆動機構33のバリアギアに連結されているため、バリア部材50はガタなく図16に示す状態に保持される。
次に、CPU46aは、駆動機構41を介してバリア駆動機構33におけるバリアモータをCW回転させ、バリア部材50のスライド移動を開始させる(ステップS306)。これにより、バリア部材50は、第一のバリア収納位置から、撮影レンズ鏡筒3等の前面から退避した位置(バリア開位置)に移動することになる(ステップS307)。
ここで、CPU46aは、バリア開検出スイッチ44からの出力に基づいてバリア部材50がバリア開位置まで移動したか否かを判断し(ステップS308)、バリア開位置まで移動した場合には、駆動回路41を介してバリア駆動機構33におけるバリアモータ13の駆動を停止させる(ステップS309)。この状態を示したのが、図17および図21である。
その後、CPU46aは、駆動回路41を介してレンズ駆動機構32における鏡筒モータ6をCW回転させる(ステップS310)。これにより、撮影レンズ鏡筒3は、光軸方向に繰り出すことになる。そして、鏡筒モータ6を所定量駆動させることにより、撮影レンズ鏡筒3を第一レンズ収納位置から撮影位置まで移動させる(ステップS311)。この状態を示したのが、図18および図22であり、これによりカメラ49は撮影可能な状態となる。
次に、カメラ49の電源をオン状態からオフ状態に切り替えたときのカメラ49の動作について図24に示すフローチャートを用いて説明する。
図18及び図22に示す撮影状態において、使用者が電源ボタン19を操作することによって電源をオン状態からオフ状態に切り替えると(ステップS401)、CPU46aは、駆動回路41を介してレンズ駆動機構32における鏡筒モータ6をCCW回転させる(ステップS402)。そして、CPU46aは、鏡筒モータ6の駆動制御を行うことによって、撮影レンズ鏡筒3を撮影位置から第一のレンズ収納位置まで移動させる(ステップS403)。この状態を示したのが、図17および図21である。
撮影レンズ鏡筒3が第一のレンズ収納位置まで移動すると、CPU46aは鏡筒モータ6の駆動を停止させ(ステップS404)、駆動回路41を介してバリア駆動機構33におけるバリアモータ13をCCW回転させる(ステップS405)。
これにより、バリア部材50がバリア開位置から第一バリア収納位置側にスライド移動し(ステップS406)、CPU46aは、第一バリア位置検出スイッチ43からの出力に基づいてバリア部材50が第一バリア収納位置まで移動したか否かを判断する(ステップS407)。
ここで、バリア部材50が第一バリア収納位置まで移動した場合には、バリアモータ13の駆動を停止させる(ステップS408)。このとき、バリア部材50の連結部は、ガイド溝51に沿って移動して、撮影レンズ鏡筒3に形成された溝部3a、3bと係合し、バリア部材50および撮影レンズ鏡筒3が連結されることになる。この状態を示したのが図16および図20である。
その後、CPU46aは、レンズ駆動機構32における鏡筒モータ6をCW回転させ(ステップS409)、撮影レンズ鏡筒3を光軸方向に繰り出して、第一のレンズ収納位置から第二のレンズ収納位置側へと移動させる。このとき、バリア部材50は、撮影レンズ鏡筒3と連結されているため、撮影レンズ鏡筒3の繰り出し動作に連動してバリア部材50も光軸方向に移動し、第一のバリア収納位置から第二のバリア収納位置側へと移動する。
そして、CPU46aは、第二バリア位置検出スイッチ45からの出力に基づいてバリア部材50が第二のバリア収納位置まで移動したか否かを判別する。ここで、第二のバリア収納位置まで移動していた場合には、鏡筒モータ6の駆動を停止させる。これにより、撮影レンズ鏡筒3は、第一のレンズ収納位置から第二のレンズ収納位置に移動することになり、バリア部材50は、第一のバリア収納位置から第2のバリア収納位置まで移動することになる(ステップS410)。
このときの状態を示したのが、図15および図19であり、バリア部材50の前面は、カメラ49の前面と略一致するようになっている。このようにバリア部材50の前面とカメラ49の前面とを一致させることで、カメラ49の外観を見栄えの良いものとすることができる。また、本実施例においても、実施例1と同様の効果を得ることができる。
なお、上述した各実施例ではデジタルカメラにおける実施例を示しているが、銀塩フィルムカメラ等の撮影レンズ鏡筒が駆動するものであれば、本発明を適用することができる。
実施例1のカメラの構成を示す正面図である。 実施例1のカメラの構成を示す側面図である。 実施例1におけるカメラの構成を示す分解図である。 実施例1におけるカメラの撮影状態における斜視図である。 実施例1におけるカメラの電源オフ状態における斜視図である。 実施例1におけるカメラの電源オフ状態における上面図である。 実施例1におけるカメラの電源オンしたときの機構説明図である。 実施例1におけるカメラの電源オンしたときの機構説明図である。 実施例1におけるカメラの撮影状態における上面図である。 実施例1におけるカメラの底面図である。 実施例1におけるカメラの背面図である。 実施例1におけるカメラの構成の要部を示すプロック図である。 実施例1におけるカメラの電源オフから撮影状態になるまでのシーケンスを示すフローチャートである。 実施例1におけるカメラの撮影状態から電源オフした時のシーケンスを示すフローチャートである。 実施例2におけるカメラの電源オフ状態のときの斜視図である。 実施例2におけるカメラの機能を示す斜視図である。 実施例2におけるカメラの機能を示す斜視図である。 実施例2におけるカメラの撮影状態における斜視図である。 実施例2におけるカメラの電源オフ状態の機能図である。 実施例2におけるカメラの機能図である。 実施例2におけるカメラの機能図である。 実施例2におけるカメラの撮影可能状態の機能図である。 実施例2におけるカメラの電源オフから撮影状態になるまでのシーケンスを示すフローチャートである。 実施例2におけるカメラの撮影状態から電源オフした時のシーケンスを示すフローチャートである。
符号の説明
1:カメラ
1a、1b:溝部
2:バリア部材
2a、2b:連結部
2c:従動ラック
3:撮影レンズ鏡筒
3a、3b:溝部
4:撮影レンズ
5:撮影レンズ鏡筒駆動カム
5a:カムギア
6:鏡筒モータ
7〜12:鏡筒ギア
13:バリアモータ
14〜17:バリアギア
18:レリーズボタン
19:電源ボタン
20:外部入出力端子取付部
21、21a:ファインダ
22:測光測距センサ
23:赤目ランプ
24:照明ユニット
25:カードバッテリーカバー
26:三脚取り付け部
27:カラーディスプレイ
28:操作ボタン
29:ズームボタン
30:ストラップ保持部
31:シャッタ
32:レンズ駆動機構
33:バリア駆動手段
34:撮像素子
35:アナログ信号処理回路
36:A/D変換部
37:デジタル信号処理回路
38:メモリ
39:圧縮伸張回路
40:メモリーカードドライブ
41:駆動回路
42:バス
43:第一バリア位置検出スイッチ
44:バリア開検出スイッチ
45:第二バリア位置検出スイッチ
46a:CPU
46b:ROM
46c:RAM
49:カメラ
50:バリア部材
51:バリア移動溝

Claims (11)

  1. 光軸方向に移動可能なレンズ鏡筒と、
    光軸と直交する面内を移動して少なくとも前記レンズ鏡筒の前面を開閉可能なバリア部材と、
    該バリア部材を駆動するバリア駆動機構とを有し、
    前記バリア部材は、前記レンズ鏡筒と係合し、該レンズ鏡筒の光軸方向への移動に応じて装置本体の前面と同一面内に位置する第1の位置と、該第1の位置よりも像面側又は物体側に位置する第2の位置との間で移動可能であるとともに、前記第2の位置にあるときに、前記レンズ鏡筒との係合を解除して前記バリア駆動機構によって駆動されることを特徴とする撮影装置。
  2. 装置本体の外装を構成する外装部材を有し、
    前記バリア部材が、前記外装部材の外面に沿って移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  3. 装置本体の外装を構成する外装部材を有し、
    前記バリア部材が、前記外装部材の内面に沿って移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  4. 前記バリア部材は、前記第1の位置および前記第2の位置の間において、前記バリア駆動機構と連結していることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の撮影装置。
  5. 前記レンズ鏡筒は、前記バリア部材が開き状態から前記第2の位置に移動する前に、前記第2の位置に対応した位置に移動していることを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  6. 前記レンズ鏡筒は、前記第1の位置に対応した位置にあるときに非撮影状態となり、前記第2の位置に対応した位置にあるときに撮影状態となることを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  7. 前記レンズ鏡筒の前記第2の位置に対応した位置が、広角焦点距離端であることを特徴とする請求項6に記載の撮影装置。
  8. 前記レンズ鏡筒は、前記第1の位置および前記第2の位置に対応した位置にあるときに、非撮影状態となることを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  9. 前記バリア部材が前記第1の位置にあることを検出する検出手段を有することを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  10. 前記バリア部材が前記第2の位置にあることを検出する検出手段を有することを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  11. 前記バリア部材が前記少なくともレンズ鏡筒の前面から退避した開き位置にあることを検出する検出手段を有することを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
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