JP2005106097A - スライド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スライドガイドとこのスライドガイドによりスライド自在に支持されるスライドブロックとを備えたスライド装置を粉塵が多い環境で用いることができるようにする。
【解決手段】一方向に延びるスライドガイド3A,3Bと、スライドガイド3A,3Bによりスライド自在に支持されたスライドブロック501A,501Bを有するスライダ5とを備えたスライド装置に、スライドガイド3A,3Bを覆う防塵カバー6A,6Bを設ける。防塵カバー6A及び6Bの端部を閉鎖する閉鎖部材605A,606A及び605B,606Bに管7を取り付けて防塵カバー6A及び6B内に圧縮エアを供給するエア供給口を構成し、各エア供給口を圧縮エア供給源10に接続する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被加工物や加工装置などを被搬送物として一定の方向に搬送するために用いるスライド装置に関するものである。
溶射装置や溶接装置などの加工装置の分野においては、被加工物または加工装置(溶射ヘッドや溶接トーチなど)を一定の方向に搬送(移動)させるために、スライド装置が用いられている。この種の目的に用いられるスライド装置は、一方向に伸びるように形成されてベースフレームの上に固定されたスライドガイドと、スライドガイドにスライド自在に支持されたスライダとを備えていて、被搬送物をスライダの上に保持してスライドガイドに沿って搬送する。スライドガイドは、ガイドレールやガイドバーなどからなり、スライダは、例えば、スライドガイドにボールベアリングやメタルベアリング等を用いた摺動支持部を介してスライド自在に支持されたスライドブロックと該スライドブロックに支持された被搬送物保持用のスライドテーブルとにより構成される。
金属溶射や溶接などの加工を行う現場のように、粉塵が飛散する環境で上記のスライダ装置を用いる場合には、粉塵がスライドガイド上に堆積するため、短時間の使用で、スライダの円滑な移動が妨げられる状態になる。またスライドガイド上に粉塵が堆積すると、スライダが移動する際にスライドガイド上の粉塵がスライドブロックをスライド自在に支持している摺動支持部に巻き込まれるため、該摺動支持部が摩耗してその寿命が短くなるのを避けられない。
そこで本出願人は、特許文献1に示されているように、スライドガイド全体を覆う防塵カバーを設けることにより、スライドガイド上に粉塵が堆積するのを抑制できるようにしたスライド装置を提案した。この既提案のスライド装置においては、下方に開口した断面逆U字形の防塵カバーを、スライダに形成した中空部を緩く貫通させた状態で設けることにより、スライダの移動を妨げることなくガイドレール全体を防塵カバーで覆うようにしている。
このように防塵カバーを設ければ、スライドガイド上に粉塵が堆積するのを抑制することができるため、スライドガイド等のクリーニングを行う頻度を少なくすることができる。またスライダの摺動支持部に巻き込まれる粉塵の量が減るため、該摺動支持部の摩耗を抑制してその寿命を長くすることができる。
特開平11−245041号公報
上記既提案のスライド装置では、粉塵が多い環境で用いた場合に、スライドガイドを覆う防塵カバーの下方に形成された開口部から防塵カバー内に侵入する粉塵の量が無視できない量になり、スライドガイド上に堆積する粉塵の量が多くなるため、防塵カバーを設けたことによる効果が減殺されるという問題があった。
本発明の目的は、粉塵が多い環境で使用した場合にスライドガイド上に粉塵が堆積するのを抑制して、スライダの摺動支持部が早期に摩耗するのを防ぐことができるようにした被搬送物搬送用のスライド装置を提供することにある。
本発明は、一方向に伸びるように形成されてベースフレームの上に固定されたスライドガイドと、このスライドガイドにスライド自在に支持されたスライドブロックを有して被搬送物を保持した状態でスライドガイドに沿って移動させられるスライダと、ベースフレーム側に開口した凹部を内側に有する防塵カバーとを備えたスライド装置を対象とする。
上記防塵カバーはスライダに形成された防塵カバー挿通孔を緩く貫通した状態で、かつスライドガイドを凹部内に受け入れた状態でスライドガイドの長手方向に伸びるように設けられて両端がベースフレームに対して固定されている。
本発明においては、前記の目的を達成するため、防塵カバーの内側の凹部の長手方向の両端を閉鎖部材により閉鎖して、防塵カバーの内側に圧縮エアを供給するエア供給口を設けるとともに、このエア供給口を通して防塵カバー内に圧縮エアを供給する圧縮エア供給源を設け、圧縮エアの供給により生じる防塵カバー内の圧力上昇により、防塵カバー内からエアを流出させるように構成した。
上記のように構成すると、防塵カバー内からエアが流出する状態を保って、該エアによりエアカーテンを形成しながらスライダを移動させることができるため、粉塵が極めて多い環境で使用した場合でも、防塵カバー内への粉塵の侵入を効果的に防ぐことができる。従って、粉塵が多い環境で使用される場合に、スライダの摺動支持部に粉塵が多量に巻き込まれて該摺動支持部が早期に摩耗するのを防ぐことができる。また粉塵が多い環境で用いられるスライド装置のクリーニングを行う頻度を少なくしてメンテナンスを容易にすることができる。
本発明の好ましい一態様では、ガイドレールの長手方向に均一な幅寸法を持って延びる間隙が防塵カバーとベースフレームとの間に形成されて、該隙間を通して防塵カバー内の凹部が外部に連通させられる。
このように構成すると、エアの流出口(防塵カバーとベースフレームとの間に形成された間隙)の幅寸法を、スライドガイドの長手方向に沿って均一にすることができるため、スライドガイドの長手方向の全長に亘って、防塵カバーから流出するエアの流れを整流としてエアーカーテン効果を高めることができる。
本発明の好ましい態様では、上記エア供給口が、防塵カバーの内側の凹部の長手方向の両端をそれぞれ閉鎖する閉鎖部材の少なくとも一方に設けられる。
本発明の他の好ましい態様では、ベースフレームの内側に中空部を形成し、圧縮エア供給源を、ベースフレームの中空部内に圧縮エアを供給するように設ける。またベースフレームの防塵カバー内に臨む部分を貫通してベースフレームの中空部を防塵カバーの内側の凹部に連通させる孔を、ガイドレールの長手方向に間隔を開けて複数個設けて、これら複数個の孔をエア供給口として用いる。
上記のように、圧縮エアをベースフレーム内の中空部を介して複数のエア供給口に供給するようにすると、各エア供給口にかかる圧力をほぼ均一にすることができるため、ガイドレールの長手方向に並ぶ複数のエア供給口からそれぞれ均一にエアを流出させることができる。また上記のように、複数のエア供給口をスライドガイドの長手方向に間隔を開けて並べた状態で設けると、各エア供給口から均一な量のエアを流出させることができることと相俟って、防塵カバー内の圧力をその全長に亘ってほぼ均一にすることができる。従って、防塵カバー内から流出するエアの量を防塵カバーの全長に亘ってほぼ均一にしてエアカーテン効果を高めることができる。
多くの場合スライドガイドは、該スライドガイドの長手方向に間隔をあけて設けられた複数のネジによりベースフレームに固定される。このように、スライドガイドがネジによりベースフレームに固定される場合には、ベースフレームに中空部を形成して該中空部に圧縮エアを供給するように圧縮エア供給源を設けるとともに、各ネジの軸心部にベースフレームの中空部と防塵カバーの内側の凹部内とを連通させる孔を形成して、各ネジを貫通させた孔によりエア供給口を構成するようにすることができる。
この場合、スライダが移動する過程で、同時に2以上のエア流通孔がスライドブロックにより塞がれた状態になることがないようにするため、複数のネジ相互間の間隔をスライドガイドの長手方向に測ったスライドブロックの長さ寸法よりも大きく設定するのが好ましい。
本発明の他の好ましい態様では、圧縮エア供給源に接続されたエア導入口と、スライドガイドに向けて開口させられたエア噴射口と、エア導入口とエア噴射口との間を接続するエア流路とを有するエア噴射ヘッドがスライダの移動方向の一端側及び他端側にそれぞれ設けられてスライダに取り付けられ、エア導入口から導入された圧縮エアがエア噴射口からスライドガイドに向けて噴射させられる。
このように、スライダにエア噴射ヘッドを取り付けて、該エア噴射ヘッドからスライドガイドに向けてエアを噴射させるように構成すると、スライドガイド上に堆積した粉塵及びスライドガイド上に堆積しようとする粉塵をエアで吹き飛ばしながらスライダを移動させることができるため、粉塵が多い環境下でスライドブロックの摺動支持部に巻き込まれる粉塵の量を少なくすることができる。
上記のようにエア噴射ヘッドを取り付ける代わりに、圧縮エア供給源に接続されるエア導入口と、防塵カバー内でスライドガイドに向けて開口させられたエア噴射口と、エア導入口とエア噴射口との間を接続するエア流路とを、スライダを構成する部材に設けて、エア導入口から導入された圧縮エアをエア噴射口からスライドガイドに向けて噴射するように構成しても同様の効果を得ることができる。この場合、エア噴射口は、スライダの移動方向の一端側及び他端側にそれぞれ設けておく。
上記のようにエア噴射ヘッドをスライダに取り付けるか、またはスライダを構成する部材にエア導入口と、エア噴射口と、これらの間を接続するエア流路とを設けて、エア噴射口から噴射させた圧縮エアをスライドガイドに吹き付けるように構成する場合には、防塵カバーを省略しても、スライドブロックの摺動支持部に巻き込まれる粉塵の量を少なくすることができる。
以上のように、本発明によれば、防塵カバー内に圧縮されたエアを供給して、防塵カバー内の圧力を上昇させることにより、防塵カバー内からエアを流出させた状態を保ちながらスライダを移動させるようにしたため、粉塵が多い環境で用いた場合に防塵カバー内に粉塵が侵入するのを効果的に抑制することができる。従って、粉塵が多い環境下で用いられるスライド装置のスライドガイド上に堆積する粉塵の量を少なくすることができ、スライドブロックの摺動支持部に巻き込まれる粉塵の量を少なくして、該摺動支持部の摩耗を抑制することができる。またスライド装置のクリーニングを行う頻度を少なくすることができるため、メンテナンスを容易にすることができる。
また本発明において、スライドガイドに向けて圧縮エアを噴射するエア噴射口を有するエア噴射ヘッドをスライダに取り付けるか、または、エア導入口と、該エア導入口にエア流路を介して接続されたエア噴射口とをスライダの構成部材に設けた場合には、スライドガイドに向けてエアを噴射してスライドガイド上に堆積した粉塵及びスライドガイドに堆積しようとする粉塵を吹き飛ばしながらスライダを移動させることができるため、粉塵が多い環境下でスライドブロックの摺動支持部に巻き込まれる粉塵の量を少なくして、該摺動支持部の摩耗を抑制することができる。従って、摺動支持部の早期の摩耗を防いで、メンテナンスに要するコストの低減を図ることができる。
以下図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係わるスライド装置の斜視図、図2は同スライド装置の断面図、図3は同スライド装置の一部を拡大して示した斜視図、図4は同スライド装置の防塵カバーを外して、図3に示した部分の内部構造を示した斜視図、図5は防塵カバー内にエアを供給するエア供給部の構成を示した断面図である。また図6は本発明の第2の実施形態に係わるスライド装置の要部を防塵カバーを外した状態で示した斜視図、図7は同実施形態に係わるスライド装置の要部の断面図、図8は本発明の第3の実施形態の要部の縦断面図、図9は本発明の第4の実施形態に係わるスライド装置の要部を防塵カバーを外した状態で示した斜視図、図10は同実施形態に係わるスライド装置の要部の断面図である。
[第1の実施形態]
図1及び図2において、1は、金属材料により矩形状に形成されたベース板で、このベース板の上に、2つのベースフレーム2A及び2Bが取り付けられ、これらのベースフレームにそれぞれ2本のスライドガイド3A及び3Bが支持されている。ベースフレーム2A及び2Bはそれぞれ、スライドガイドの長手方向に伸びる矩形状の平坦な上面201A及び201Bと、スライドガイドの長手方向に沿って互いに平行に伸びる平坦な両側面202A,203A及び202B,203Bと、長手方向に相対する両端面204A,205A及び204B,205Bとを有する細長い直方体状の形状に形成されていて、ベースフレーム2A及び2Bの上面201A及び201Bがそれぞれスライドガイド3A及び3Bを保持するスライドガイド保持面となっている。ベースフレーム2A及び2Bは、それぞれの長手方向を互いに平行な方向に向けた状態で配置されて、それぞれの下端がベース板1に固定されている。
スライドガイド3A及び3Bは、図2に示されているように断面が鳩尾状を呈するように形成されたガイドレールからなっていて、ベースフレーム2A及び2Bの上面の中央にそれぞれの長手方向をベースフレームの長手方向に一致させた状態で(ガイドフレーム3A,3Bを互いに平行な方向に向けた状態で)配置されている。スライドガイド3A,3Bは、それぞれの長手方向に間隔をあけて配置された複数のネジ4(図4参照)によりベースフレーム2A,2Bに締結されている。スライダの移動を妨げないようにするため、各ネジ4は、その頭部がスライドガイドの上面から突出しないように設けられている。
スライドガイド3A及び3Bにはスライダ5がスライド自在に支持されている。スライダ5は、スライドガイド3A,3Bをスライド自在に嵌合させられた溝501A1,501B1を下部に有して、溝501A1,501B1とスライドガイド3A,3Bとの嵌合によりスライドガイド3A,3Bにより拘束されつつそれぞれのスライドガイドの長手方向にのみ移動自在に支持されたスライドブロック501A,501Bと、スライドブロック501A,501Bにそれぞれ固定されたテーブル支持部材502A,502Bと、テーブル支持部材502A,502Bに跨って配置されて、両テーブル支持部材に固定された被搬送物保持用のスライドテーブル503とからなっている。図示してないが、スライドブロック501A,501Bとスライドガイド3A,3Bとの間には、スライドブロック501A,501Bの移動を円滑にするために、ボールベアリング等を用いた摺動支持部が設けられている。本実施形態では、テーブル支持部材502A,502Bとスライドテーブル503とにより、被搬送物保持部材が構成され、この被搬送物保持部材とスライドブロック501A,501Bとによりスライダ5が構成されている。またスライドガイド3A及び3Bとこれらのスライドガイドにより支持されたスライドブロック501A及び501Bとによりスライダをスライドさせる2組のスライド機構が構成されている。
図2に示したように、テーブル支持部材502A及び502Bはそれぞれ、天井壁部502A1及び502B1と、該天井壁部の幅方向の両端から折れ曲がって下方に伸びる1対の側壁部502A2,502A3及び502B2,502B3との3つの壁部を有する門形の形状に形成されている。またテーブル支持部材502A及び502Bのそれぞれの3つの壁部の肉厚部を、ガイドレールの長手方向に沿って貫通させた状態で(両端をガイドレールの長手方向に開口させた状態で)、門形の断面形状を有する防塵カバー挿通孔502A4及び502B4が形成されている。防塵カバー挿通孔502A4及び502B4は、スライダの移動を妨げることなく後記する防塵カバーを取り付けるために設けられている。
テーブル支持部材502A及び502Bは、それぞれの幅方向の中央部をスライドガイドの幅方向の中央に一致させた状態で配置されて、それぞれの天井部502A1及び502B1の下面がスライドブロック501A及び501Bに固定されている。
スライドテーブル503は、矩形状の板からなっていて、その板面を水平方向に向けた状態でテーブル支持部材502A,502Bの上面に固定されている。
スライドガイド3A及び3Bをそれぞれの全長に亘って覆うため、均一な断面形状を持って対応するスライドガイドの長手方向に延びていて、ベースフレーム2A及び2B側に開口した凹部をそれぞれの内側に有する防塵カバー6A及び6Bが設けられている。
図示の防塵カバー6Aはベースフレーム2Aの長手方向に延びるように設けられてベースフレーム2Aの上面に対向配置された天井部601Aと、該天井部の幅方向の両端からベースフレーム2A側に(図示の例では下方に)延びるように設けられてベースフレームの長手方向に互いに平行に伸びる1対の側壁部602A,603Aとを一体に有して、逆U字形(門形)の断面形状を有する樋状の形状を呈するように形成されている。
同様に、防塵カバー6Bはベースフレーム2Bの長手方向に延びるように設けられてベースフレーム2Bの上面に対向配置された天井部601Bと、該天井部の幅方向の両端からベースフレーム2B側に延びるように設けられてベースフレームの長手方向に互いに平行に伸びる1対の側壁部602B,603Bとを一体に有して、逆U字形(門形)の断面形状を有する樋状の形状を呈するように形成されている。
これらの防塵カバー6A及び6Bは、スライドガイド3A及び3Bをそれぞれの全長に亘って覆うことができるように、スライドガイド3A及び3Bよりも僅かに長い長さを有している。また防塵カバー6A及び6Bをベースフレームに取り付けた状態で、それぞれの内側の凹部内にスライドガイド3A及び3Bの露呈した部分が収容されるように、防塵カバー6A及び6Bのそれぞれの側壁部の高さ寸法が設定されている。
テーブル支持部材に設けられた防塵カバー挿通孔502A4及び502B4はそれぞれ、防塵カバー6A及び6Bを緩く貫通させ得るように形成されている。防塵カバー6A及び6Bは、スライダの移動を許容するように、防塵カバー挿通孔502A4及び502B4を緩く貫通した状態で互いに平行に配置されて、それぞれの内側の凹部の長手方向の両端を閉鎖した状態でベースフレーム2A及び2Bに固定される。
図示の例では、ベースフレーム2A及び2Bの一端にそれぞれ矩形板状の閉鎖部材605A及び605Bが溶接などにより固定され、防塵カバー6A及び6Bのそれぞれの長手方向の一端がこれらの閉鎖部材605A及び605Bに嵌合されて、ネジ等により閉鎖部材605A及び605Bに結合されることにより、防塵カバー6A及び6Bの内側の凹部の長手方向の一端が閉鎖されている。同様に、ベースフレーム2A及び2Bの他端にそれぞれ矩形板状の閉鎖部材606A及び606Bが溶接などにより固定され、防塵カバー6A及び6Bのそれぞれの長手方向の他端がこれらの閉鎖部材606A及び606Bに嵌合されて、ネジ等で結合されることにより、防塵カバー6A及び6Bの内側の凹部の長手方向の他端が閉鎖されている。
防塵カバー6A及び6Bの両側壁603A,604A及び603B,604Bの下端とベースフレーム2A及び2Bの両側面202A,203A及び202B,203Bとの間にそれぞれガイドレールの長手方向に均一な幅寸法を持って伸びる間隙gが形成され、これらの間隙gを通して防塵カバー6A及び6Bの内側の凹部が外部に連通させられている。
本発明においては、圧縮エア供給源から防塵カバー6A,6Bの内側の凹部内に圧縮エアを供給して、圧縮エアの供給により生じる凹部内の圧力上昇により防塵カバー6A,6Bとベースフレーム2A,2Bとの間の隙間gを通して防塵カバー6A,6B内から外部にエアを流出させる。
本実施形態では、防塵カバー6Aの内側の凹部の長手方向の一端及び他端をそれぞれ閉鎖する閉鎖部材605A及び606Aのそれぞれを貫通させて管7を取り付けて、これらの管により防塵カバー6A内にエアを供給するエア供給口を構成している。同様に、防塵カバー6Bの内側の凹部の長手方向の一端及び他端をそれぞれ閉鎖する閉鎖部材605B及び606Bのそれぞれを貫通させて管7を取り付けて、これらの管7により防塵カバー6B内にエアを供給するエア供給口を構成している。各防塵カバーの両端を閉鎖している閉鎖部材に取り付けられた管7は、可撓性及び伸縮性を有する接続パイプ9を介して圧縮エア供給源10に接続されている。圧縮エア供給源10は、コンプレッサまたはブロワにより構成されている。
本実施形態では、各防塵カバーの両端を閉鎖している閉鎖部材に取り付けられた管7と、圧縮エア供給源10と、圧縮エア供給源と管7との間を接続する接続パイプ9とにより、各防塵カバーの内側の凹部に圧縮エアを供給するエア供給装置が構成されている。
本実施形態において、スライダ5は、ボールネジとナットとにより構成されるネジ送り機構やシリンダなどからなる直線駆動機構(図示せず。)によりスライドガイド3A,3Bの長手方向に移動させられる。このスライド装置を粉塵が多い環境下で稼働させる際には、圧縮エア供給源10から常時防塵カバー6A及び6B内に圧縮エアを供給して防塵カバー6A及び6B内の圧力を上昇させ、これにより防塵カバー3A,3Bのそれぞれの両側壁とベースフレーム2A,2Bとの間の間隙gから、図2に矢印で示したようにエアを流出させながらスライダ5を移動させる。
このように、防塵カバー内に圧縮されたエアを供給して、防塵カバー内の圧力を上昇させることにより、防塵カバーの内側の凹部の開口部からエアを流出させた状態を保ちながらスライダを移動させるようにすると、エアーカーテン効果により、粉塵が多い環境下でも防塵カバー内に粉塵が侵入するのを防ぐことができ、スライドガイドの上に堆積する粉塵の量を少なくすることができる。従って、粉塵が多い環境下で用いられるスライド装置のクリーニングを行う頻度を少なくしてメンテナンスを容易にすることができる。またスライドブロックの摺動支持部に巻き込まれる粉塵の量を少なくすることができるため、該摺動支持部に設けられるベアリング等が早期に摩耗するのを防ぐことができる。
上記のように、防塵カバーの両側壁の下端とベースフレームの両側面との間にガイドレールの長手方向に均一な幅寸法をもって伸びる間隙gを形成して、この間隙により防塵カバーとスライドガイドとの間の隙間の開口部を構成するようにすると、エアを流出させる開口部の幅寸法を、スライドガイドの長手方向に沿って均一にすることができるため、スライドガイドの長手方向の全長に亘って、防塵カバーの内側の凹部から流出するエアの流れを整流としてエアーカーテン効果を高めることができる。
[第2の実施形態]
上記の実施形態では、防塵カバーの端部を閉鎖する部材にエア供給部を設けたが、本発明の第2の実施形態では、ベースフレームの内側に中空部を形成して、ベースフレームの中空部内に圧縮エアを供給するように圧縮エア供給源を設ける。またベースフレームの防塵カバー内に臨む部分を貫通して上記中空部を防塵カバーの内側の凹部に連通させる孔をガイドレールの長手方向に間隔を開けて複数個設けて、これら複数個の孔をエア供給口として用いる。
図6及び図7は、本発明の第2の実施形態の一方のベースフレーム2A側の構成を示したものである。ベースフレーム2Aは中空に形成されて、その下端がベース板1に気密に接続されている。ベースフレーム2Aの端面204Aを貫通させて管7´を取り付けることにより圧縮エア供給源接続口が構成されている。またベースフレーム2Aの上部の防塵カバー内に臨む部分を貫通させて、ベースフレーム2A内の中空部を防塵カバー6Aの内側の凹部内に連通させる孔11がガイドレール3Aの長手方向に間隔を開けて複数個設けられていて、これらの孔11がエア供給口として用いられるようになっている。ベースフレーム2Aの中空部は気密に構成されていて、管7´により構成された圧縮エア供給源接続口及び孔11のみを通して外部に連通させられ、圧縮エア供給源接続口から流入したエアが孔(防塵カバー内にエアを供給するエア供給口)11,11,…を通して防塵カバー6A内に流入するようになっている。管7´からなる圧縮エア供給源接続口は、可撓性を有する接続パイプ9を通して圧縮エア供給源(図6及び図7には図示せず。)に接続されている。
図示の例では、エア供給口を構成する孔11がスライドガイド3Aの両側に複数個ずつ設けられているが、エア供給口を構成する複数の孔11をスライドガイド3Aの片側にのみ設けるようにしてもよい。孔11から防塵カバー内に流入したエアがスライドブロックに直接当たるのを防ぐため、各孔11は、スライドブロック501Aよりも防塵カバーの両側壁602A,603A側に寄った位置で防塵カバー6A内に開口するように設けるのが好ましい。この例では、圧縮エア供給源接続口(管7´)及びエア供給口(孔11)が設けられたベースフレーム2Aと、圧縮エア供給源と、圧縮エア供給源接続口を圧縮エア供給源に接続する接続パイプ9とにより、防塵カバー6A内にエアを供給するエア供給装置が構成されている。図6及び図7にはベースフレーム2A側の構成のみを示したが、ベースフレーム2B側も同様に構成されている。
上記のように、圧縮エアをベースフレームの中空部を介して複数のエア供給口(孔11,11,…)に供給するようにすると、各エア供給口にかかる圧力をほぼ均一にすることができるため、複数のエア供給口からそれぞれ均一にエアを流出させることができる。また上記のように、複数のエア供給口をスライドガイドの長手方向に間隔を開けて並べた状態で設けると、各エア供給口から均一な量のエアを流出させることができることと相俟って、防塵カバー6A,6B内の圧力をその全長に亘ってほぼ均一にすることができる。従って、防塵カバー内から流出するエアの量を防塵カバーの全長に亘ってほぼ均一にしてエアカーテン効果を高めることができる。
[第3の実施形態]
図8は本発明の第3の実施形態に係わるスライド装置の要部の構成を示したもので、この実施形態でもベースフレーム2Aの内側に中空部が形成され、ベースフレーム2Aの中空部内に連通した状態で圧縮エア供給源接続口を構成する管7´が取り付けられている。管7´は、可撓性を有する接続パイプ9を通して図示しない圧縮エア供給源に接続されている。スライドガイド3Aは、その長手方向に間隔を開けて並ぶように設けられて該スライドガイドを貫通してベースフレーム2Aにねじ込まれた複数のネジ4,4,…によりベースフレームに固定されている。
本実施形態では、複数のネジ4,4,…のそれぞれの軸心部を貫通させて、ベースフレーム2Aの中空部内と防塵カバー6Aの内側の凹部とを連通させる孔4a,4a,…が設けられ、これらの孔4a,4a,…がエア供給口として用いられる。この例では、圧縮エア供給源接続口が設けられたベースフレーム2Aと、エア供給口を構成する孔が軸心部に設けられたネジ4,4,…と、圧縮エア供給源と、圧縮エア供給源接続口を圧縮エア供給源に接続する接続パイプ9とにより防塵カバー6A内に圧縮エアを供給するエア供給装置が構成されている。エア供給装置以外の部分は第1及び第2の実施形態と同様に構成されている。図8にはベースフレーム2A側の構成のみを示したが、ベースフレーム2B側も同様に構成されている。
図8に示したように、スライドガイドを取り付けるネジの軸心部にエア供給口を構成する孔を設けて、この孔を通して防塵カバーの内側にエアを供給する構成をとる場合には、スライダが移動する過程で、スライドブロック(図8には図示せず。)によりエア供給口が一時的に塞がれる。そのため、同時に2以上のエア供給口が塞がれることがないように、複数のネジ4,4,…相互間の間隔をスライドガイドの長手方向に測ったスライドブロックの長さ寸法よりも大きく設定するのが好ましい。
[第4の実施形態]
図9及び図10は、本発明の第4の実施形態に係わるスライド装置の構成を示したものである。この実施形態においては、スライドガイド3Aに向けてエアを噴射するエア噴射ヘッド12が、スライダ5の移動方向の一端側及び他端側(スライドガイドの長手方向に相対するスライダの一端側及び他端側)にそれぞれ配置されて、防塵カバー6A内でスライダ5に取り付けられている。
図示のエア噴射ヘッド12は、テーブル支持部材502Aと同様に門形の断面形状を有する噴射ヘッド本体13を備えていて、この本体13の一部に圧縮エア供給源に接続されるエア導入口14が設けられている。また噴射ヘッド本体13のスライドガイド3Aに対向する部分に、スライドガイド3Aに向けて開口させられた複数のエア噴射口15が設けられ、エア導入口14とエア噴射口15,15,…との間を接続するエア流路16が本体13内に設けられている。噴射ヘッド本体13は、防塵カバー6A内に配置し得るようにその寸法が設定されていて、スライドガイド3Aの長手方向に相対するテーブル支持部材502Aの両端面にそれぞれ取り付けられている。図9及び図10においては、テーブル支持部材502Aの一端側の端面に取り付けられた(スライダ5の移動方向の一端側に設けられた)エア噴射ヘッド12のみが示されている。エア導入口14は可撓性を有する接続パイプ17を通して図示しない圧縮エア供給源に接続されている。図9及び図10にはベースフレーム2A側の構成のみを示したが、ベースフレーム2B側も同様に構成されている。
上記のようにエア噴射ヘッド12をスライダに取り付けておくと、圧縮エア供給源からエア導入口14に供給された圧縮エアをエア噴射口15,15,…からスライドガイド3Aに直接吹き付けることができるため、スライドガイド上に堆積した粉塵及びスライドガイドに堆積しようとする粉塵をエアで吹き飛ばしながらスライダを移動させることができる。エア噴射ヘッドはスライドガイドの長手方向に相対するスライダの一端側及び他端側の双方に設けられているため、スライダをいずれの方向に移動させる際にも、スライダの進行方向の前方側及び後方側の双方でエア噴射口からスライドガイドに向けてエアを噴射することができる。このように、スライダにエア噴射ヘッドを取り付けて、該エア噴射ヘッドからスライドガイドに向けてエアを噴射させるように構成すると、スライドガイド上に堆積した粉塵及びスライドガイド上に堆積しようとする粉塵をエアで吹き飛ばしながらスライダを移動させることができるため、粉塵が多い環境下でスライドブロックの摺動支持部に巻き込まれる粉塵の量を少なくすることができる。
[第5の実施形態]
図9及び図10に示した実施形態では、スライダ5の移動方向の一端側及び他端側にそれぞれエア噴射ヘッド12を取り付けたが、圧縮エア供給源に接続されるエア導入口と、防塵カバー内でスライドガイドに向けて開口させられたエア噴射口と、エア導入口とエア噴射口との間を接続するエア流路とをスライダ5を構成する部材に設けるようにしてもよい。
例えばテーブル支持部材502A及び502Bにそれぞれ圧縮エア供給源に接続されるエア導入口を1つずつ設け、更にテーブル支持部材502A及び502Bの移動方向の一端側及び他端側にそれぞれスライドガイドに向けられたエア噴射口を設けるとともに、エア導入口から導入された圧縮エアをエア噴射口に導くためのエア流路をテーブル支持部材502A及び502Bの内部にそれぞれ設けて、テーブル支持部材502A及び502Bの移動方向の一端側及び他端側にそれぞれ設けられたエア噴射口からスライドガイドに向けてエアを噴射するようにしてもよい。
上記のように、スライダにエア噴射ヘッドを取り付けるか、またはスライダを構成する部材にエア導入口とエア噴射口と両者の間を接続するエア流路とを設けておくと、スライドガイド上に堆積した粉塵及びスライドガイド上に堆積しようとする粉塵をエアで吹き飛ばしながらスライダを移動させることができるため、防塵カバーを設けない場合でも、粉塵が多い環境下でスライドブロックの摺動支持部に巻き込まれる粉塵の量を少なくすることができる。従って、防塵カバーを省略して、スライダにエア噴射ヘッドを取り付けるか、またはスライダを構成する部材にエア導入口とエア噴射口と両者の間を接続するエア流路とを設けるようにしてもよい。
上記の各実施形態では、スライドガイドとスライドブロックとからなるスライド機構を2組設けているが、スライド機構は少なくとも一組設けられていればよい。
また上記の実施形態では、スライドブロックとテーブル支持部材とスライドテーブルとによりスライダが構成されているが、スライダはスライドガイドによりスライド自在に支持されるスライドブロックを備えて被搬送物を保持し得るように構成されたものであればよく、上記の構成に限定されない。
本発明の第1の実施形態に係わるスライド装置の斜視図である。 同実施形態に係わるスライド装置の断面図である。 同スライド装置の一部を拡大して示した斜視図である。 同スライド装置の防塵カバーを外して、図3に示した部分の内部構造を示した斜視図である。 本実施形態に係わるスライド装置に設けられたエア供給部の構造を示した要部の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係わるスライド装置の要部を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係わるスライド装置の要部の断面図である。 本発明の第3の実施形態に係わるスライド装置の要部の断面図である。 本発明の第4の実施形態に係わるスライド装置の要部を示す斜視図である。 本発明の第4の実施形態に係わるスライド装置の要部の断面図である。
符号の説明
1 ベース板
2A,2B ベースフレーム
3A,3B スライドガイド
4 ネジ
4a エア供給口を構成する孔
5 スライダ
501A,501B スライドブロック
502A,502B テーブル支持部材
503 スライドテーブル
6A,6B 防塵カバー
7 エア供給口を構成する管
7´ 圧縮エア供給源接続口を構成する管
10 圧縮エア供給源
11 エア供給口を構成する孔
12 エア噴射ヘッド
13 噴射ヘッド本体
14 エア供給口
15 エア噴射口
16 エア流路

Claims (10)

  1. 一方向に伸びるように形成されてベースフレームの上に固定されたスライドガイドと、前記スライドガイドにスライド自在に支持されたスライドブロックを有して被搬送物を保持した状態で前記スライドガイドに沿って移動させられるスライダと、前記ベースフレーム側に開口した凹部を内側に有する防塵カバーとを備え、前記防塵カバーは前記スライダに形成された防塵カバー挿通孔を緩く貫通した状態で、かつ前記スライドガイドを前記凹部内に受け入れた状態で前記スライドガイドの長手方向に伸びるように設けられて両端が前記ベースフレームに対して固定されているスライド装置において、
    前記防塵カバーの内側の凹部の長手方向の両端は閉鎖部材により閉鎖されていて、前記防塵カバーの内側に圧縮エアを供給するエア供給口が設けられ、
    前記エア供給口を通して前記防塵カバー内に圧縮エアを供給する圧縮エア供給源が設けられて、前記圧縮エアの供給により生じる前記防塵カバー内の圧力上昇により、前記防塵カバー内からエアが流出するように構成されたスライド装置。
  2. 前記ガイドレールの長手方向に均一な幅寸法を持って延びる間隙が前記防塵カバーと前記ベースフレームとの間に形成されて、該隙間を通して前記防塵カバー内の凹部が外部に連通させられている請求項1に記載のスライド装置。
  3. 前記エア供給口は、前記防塵カバーの内側の凹部の長手方向の両端をそれぞれ閉鎖する閉鎖部材の少なくとも一方に設けられている請求項1または2に記載のスライド装置。
  4. 前記ベースフレームの内側に中空部が形成され、
    前記圧縮エア供給源は、前記ベースフレーム内の中空部内に圧縮エアを供給するように設けられ、
    前記ベースフレームの前記防塵カバー内に臨む部分を貫通して前記中空部を前記防塵カバーの内側の凹部に連通させる孔が前記ガイドレールの長手方向に間隔を開けて複数個設けられて、該複数個の孔が前記エア供給口を構成している請求項1または2に記載のスライド装置。
  5. 前記ベースフレームの内側に中空部が形成され、
    前記スライドガイドは、該スライドガイドを貫通して前記ベースフレームにねじ込まれた複数のネジにより前記ベースフレームに固定され、
    前記圧縮エア供給源は、前記ベースフレーム内の中空部内に圧縮エアを供給するように設けられ、
    前記複数のネジのそれぞれの軸心部を貫通させて前記ベースフレームの中空部内と前記防塵カバーの内側の凹部とを連通させる孔が設けられ、
    前記複数のネジをそれぞれ貫通させて設けられた孔が前記エア供給口を構成している請求項1または2に記載のスライド装置。
  6. 前記複数のネジ相互間の間隔は、前記スライドガイドの長手方向に測った前記スライドブロックの長さ寸法よりも大きく設定されている請求項5に記載のスライド装置。
  7. 一方向に伸びるように形成されてベースフレームの上に固定されたスライドガイドと、前記スライドガイドにスライド自在に支持されたスライドブロックを有して被搬送物を保持した状態で前記スライドガイドに沿って移動させられるスライダと、前記ベースフレーム側に開口した凹部を内側に有する防塵カバーとを備え、前記防塵カバーは前記スライダに形成された防塵カバー挿通孔を緩く貫通した状態で、かつ前記スライドガイドを前記凹部内に受け入れた状態で前記スライドガイドの長手方向に伸びるように設けられて両端が前記ベースフレームに対して固定されているスライド装置において、
    圧縮エア供給源に接続されたエア導入口と、前記スライドガイドに向けて開口させられたエア噴射口と、前記エア導入口と前記エア噴射口との間を接続するエア流路とを有するエア噴射ヘッドが前記スライダの移動方向の一端側及び他端側にそれぞれ設けられて前記防塵カバー内で前記スライダに取り付けられ、
    前記エア導入口から導入された圧縮エアが前記エア噴射口から前記スライドガイドに向けて噴射させられるように構成されているスライド装置。
  8. 一方向に伸びるように形成されてベースフレームの上に固定されたスライドガイドと、前記スライドガイドにスライド自在に支持されたスライドブロックを有して被搬送物を保持した状態で前記スライドガイドに沿って移動させられるスライダと、前記ベースフレーム側に開口した凹部を内側に有する防塵カバーとを備え、前記防塵カバーは前記スライダに形成された防塵カバー挿通孔を緩く貫通した状態で、かつ前記スライドガイドを前記凹部内に受け入れた状態で前記スライドガイドの長手方向に伸びるように設けられて両端が前記ベースフレームに対して固定されているスライド装置において、
    圧縮エア供給源に接続されたエア導入口と、前記防塵カバー内で前記スライドガイドに向けて開口させられたエア噴射口と、前記エア導入口と前記エア噴射口との間を接続するエア流路とが前記スライダを構成する部材に設けられ、
    前記エア噴射口は前記スライダの移動方向の一端側及び他端側にそれぞれ設けられ、
    前記エア導入口から導入された圧縮エアが前記エア噴射口から前記スライドガイドに向けて噴射させられるように構成されているスライド装置。
  9. 一方向に伸びるように形成されてベースフレームの上に固定されたスライドガイドと、前記スライドガイドにスライド自在に支持されたスライドブロックを有して被搬送物を保持した状態で前記スライドガイドに沿って移動させられるスライダとを備えたスライド装置において、
    圧縮エア供給源に接続されたエア導入口と、前記スライドガイドに向けて開口させられたエア噴射口と、前記エア導入口と前記エア噴射口との間を接続するエア流路とを有するエア噴射ヘッドが前記スライダの移動方向の一端側及び他端側にそれぞれ設けられて前記スライダに取り付けられ、
    前記エア導入口から導入された圧縮エアが前記エア噴射口から前記スライドガイドに向けて噴射させられるように構成されているスライド装置。
  10. 一方向に伸びるように形成されてベースフレームの上に固定されたスライドガイドと、前記スライドガイドにスライド自在に支持されたスライドブロックを有して被搬送物を保持した状態で前記スライドガイドに沿って移動させられるスライダとを備えたスライド装置において、
    エア導入口と、前記スライドガイドに向けて開口させられたエア噴射口と、前記エア導入口と前記エア噴射口との間を接続するエア流路とが前記スライダを構成する部材に設けられて、前記エア導入口に圧縮エア供給源が接続され、
    前記エア噴射口は前記スライダの移動方向の一端側及び他端側にそれぞれ設けられ、
    前記エア導入口から導入された圧縮エアが前記エア噴射口から前記スライドガイドに向けて噴射されるように構成されているスライド装置。
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