JP2005105606A - タイル調化粧板及びタイル調床の施工方法 - Google Patents

タイル調化粧板及びタイル調床の施工方法 Download PDF

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誠二 柳村
Katsutoshi Tabata
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Abstract

【課題】施工性に優れたタイル調化粧板を提供する。
【解決手段】木質板に化粧シートが積層されてなる化粧板であって、(1)化粧板の形状が、略正方形の区画の2以上が一列に配列してできる長方形であり、(2)化粧シートの化粧面は木目模様柄を有し、かつ、当該木目模様柄の一部又は全部の木目の方向が前記長方形の長尺方向に垂直であり、(3)前記区画が形成されるように、化粧板の化粧シート側に溝部が形成されている、ことを特徴とするタイル調化粧板に係る。
【選択図】なし

Description

本発明は、タイル調化粧板及びその化粧板を用いたタイル調床の施工方法に関する。
建築構造物の床仕上げは、モルタル塗り、タイル、カーペット貼り、板貼り等の種々の工法によって構成されている。板貼り(いわゆるフローリング仕様)に施工する場合、例えば図1に示すように、長方形の長尺(長手)方向に平行に溝部2が複数入ったフローリングボード1が多用されている。この化粧板を複数用い、これらを床に配置することによって、フローリング仕様の床面ができあがる。フローリングボードは、通常の化粧板と同様、突板、合板等に木目模様柄化粧シートを積層して製造される。一般的には、このボードは、施工性、寸法安定性等を考慮し、ある程度の大きさの寸法(例えば300mm×1800mm程度)で設計されている。
一方、近年では、タイル貼りの床材が人気を集めており、そのようなタイプの床の施工実績も増加の一途をたどっている。これらタイル貼り(又はタイル調)に床材に用いられる材料は、大理石、セラッミクス等の無機材料である。
これに対し、ユーザーの嗜好の多様化に伴って、木質系のタイル調床材の需要が高まりつつある。この場合、タイル形状(正方形)の前記化粧板をつくることも考えられるが、タイル形状の化粧板を1つずつ床に配置することは、非常に手間がかかるだけでなく、タイル状化粧板ごとの寸法誤差により、所望の領域を寸法精度良くおさめることが極めて困難である。
また、木目模様柄の化粧シートを積層した化粧板に碁盤目状の溝部を形成することにより、施工が容易な化粧板をつくることも不可能ではない。しかし、連続する木目模様柄に単に溝部を設けただけでは、連続する木目がなお視認できるため、このような化粧板はタイル調の外観を呈するものとは到底言い難い。
このように、木質系のタイル調床等を効率良く施工できる化粧板あるいは施工方法の開発が望まれているものの、未だ開発に至っていないのが現状である。
特開2002−147004号公報
従って、本発明は、施工性に優れたタイル調化粧板を提供することを主な目的とする。
本発明者は、従来技術の問題点に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、特定の構成からなる化粧板を採用することによって上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、下記のタイル調化粧板及びタイル調床の施工方法に係る。
1. 木質板に化粧シートが積層されてなる化粧板であって、
(1)化粧板の形状が、略正方形の区画の2以上が一列に配列してできる長方形であり、
(2)化粧シートの化粧面は木目模様柄を有し、かつ、当該木目模様柄の一部又は全部の木目の方向が前記長方形の長尺方向に垂直であり、
(3)前記区画が形成されるように、化粧板の化粧シート側に溝部が形成されている、
ことを特徴とするタイル調化粧板。
2. 当該区画内における木目模様柄の一部の木目の方向が前記長方形の長尺方向に垂直であり、残りの木目模様柄の木目の方向が前記長方形の長尺方向に平行である前記項1記載のタイル調化粧板。
3. 当該区画内における木目模様柄の面積の50%の木目の方向が前記長方形の長尺方向に垂直であり、残りの木目模様柄の木目の方向が前記長方形の長尺方向に平行である前記項2記載のタイル調化粧板。
4. 木目模様柄が、画像処理によって形成されている前記項1〜3のいずれかに記載のタイル調化粧板。
5. 前記項1〜4のいずれかに記載のタイル調化粧板を複数用い、各化粧の溝部どうし又は辺どうしが一直線上に揃うように床面に配置することを特徴とするタイル調床の施工方法。
6. 複数のタイル調化粧板どうしの各区画の大きさが同じである前記項5記載の施工方法。
本発明によれば、特定の態様によって木目模様柄が付されているので、化粧板上の各区画があたかも独立したタイルのような外観を呈しているタイル調化粧板を提供することができる。
このような特性をもつ本発明化粧板は、室内用建材、外装用及び準外装用建材の化粧板のほか、家具等の化粧板としても使用することができる。特に、本発明化粧板は、タイル調の床面の形成に好適である。
本発明の施工方法では、本発明化粧板を用い、化粧板どうしの溝部又は辺が直線をなすように配置されるので、上記のタイル調外観を維持しながら、全体としてタイル調の外観を呈する床面を効率的に施工することができる。
1.タイル調化粧板
本発明のタイル調化粧板は、木質板に化粧シートが積層されてなる化粧板であって、
(1)化粧板の形状が、略正方形の区画の2以上が一列に配列してできる長方形であり、
(2)化粧シートの化粧面は木目模様柄を有し、かつ、当該木目模様柄の一部又は全部の木目の方向が前記長方形の長尺方向に垂直であり、
(3)前記区画が形成されるように、化粧板の化粧シート側に溝部が形成されている、
ことを特徴とする。
木質板及び化粧シートは、公知のもの又は市販品を用いることができる。化粧シートとしては、例えば基材シート上に木目模様柄層、透明性樹脂層及び透明保護層を有するシートを用いることができる。特に、本発明化粧板を床材として用いる場合には、基材シート上に木目模様柄層、透明性樹脂層及び透明保護層を有し、かつ、当該基材シートの裏面に厚み200μm以上の合成樹脂層を有する化粧シートを好適に用いることができる。木質板としては、例えば杉、檜、松、ラワン、チーク等の樹木からなる木材単板、木材合板、パーティクルボード、中密度繊維板(MDF)等の木質板が挙げられる。
図2には、本発明化粧板の実施例を示す。この化粧板10は、ほぼ正方形の区画13が一例に4個並んだ形状を有している。本発明では、この実施形態のほかにも、区画が2個、3個、5個、6個等の複数並んで態様であれば特に限定されない。
各区画13どうしの境界となる位置には溝部12が設けられている。溝部の幅及び断面形状は特に限定されず、公知の化粧板に設けられている溝部と同様のものを適宜組み合わせて採用することができる。また、溝部の形成も、公知の方法に従えば良く、例えばNCルーターを用いて溝部を形成することができる。本発明では、溝部の本数は限定的ではなく、ひとつの区画の寸法、化粧板全体の大きさ等に応じて適宜定めることができる。さらに、溝部には、必要に応じて着色処理、耐水処理等の公知の処理を施すこともできる。
各区画13の化粧面は木目模様柄11を有しており、各木目模様柄の木目方向は、長尺方向に垂直に形成されている。このような構成をとることによって、各区画の模様が独立した外観を呈し、タイル調の化粧板とすることができる。また、図2の化粧板のように、ひとつの化粧板に複数の区画を有するので、実際のタイルを1つずつ施工する場合に比べ、施工性の向上を図ることができる。なお、本発明において、木目の方向(木目方向)は、木目模様柄中の柾目が伸びている方向をいう。
図2では、各区画の木目模様柄すべての木目方向が、長尺方向と垂直になっているが、その一部の木目模様柄の木目の方向が長尺方向と平行とになっていても良い。長尺方向と平行になっている木目方向を有する木目模様柄の割合は、各区画の外観の独立性が維持できる限り特に制限されないが、一般的には75%以下、特に60%以下とすることが望ましい。例えば、図3に示すように、ひとつの区画内における木目模様柄の面積の50%の木目の方向が前記長方形の長尺方向に垂直であり、残りの木目模様柄の木目の方向が前記長方形の長尺方向に平行になっている構成を好適に採用することができる。
図3のように、例えば区画13をa〜dの4分割(図中の点線は便宜的に加えたものであり、実際の製品には入らない。)とし、a及びd領域は木目の方向が長尺方向に垂直とし、b及びc領域は木目の方向が長尺方向に平行となっている。本発明では、このような実施形態に限られず、例えばa及びb領域では木目の方向が長尺方向に垂直とし、c及びd領域は木目の方向が長尺方向に平行となっていても良い。さらには、図3では4分割で構成されているが、6分割、8分割等の任意の分割の仕方が可能である。木目の方向が異なる木目模様柄を有する化粧シートは、公知の画像処理(例えば、特開2000−67206等)によって作製したものを好適に用いることができる。
本発明のタイル調化粧板は、公知の化粧板と同様に、化粧板どうしを連結できるようにさねはぎ加工(雌ざね・雄ざねの形成)を施すことが望ましい。また、必要に応じて、表面処理を施しても良い。
2.タイル調床の施工方法
本発明の施工方法は、上記のタイル調化粧板を用いて実施することができる。すなわち、本発明のタイル調化粧板を複数用い、各化粧の溝部どうし又は辺どうしが一直線上に揃うように床面に配置することを特徴とするタイル調床の施工方法に係るものである。
本発明の施工方法では、施工する床面に本発明化粧板を複数用いて配置する。この場合に、各化粧板の溝部どうし又は辺どうしが一直線上に揃うように配置する。これにより、タイル調の外観を呈する床面を形成することができる。かかる観点より、複数の化粧板を用いるに際しては、ひとつの区画の大きさが互いに同じ化粧板を用いることが望ましい。
図4に本発明方法の施工例を示す。まず、化粧板41を基点とし、位置合わせを行いながら、その隣に化粧板43を配置し、次いで化粧板45を配置する。本発明では、さらに化粧板47を一区画分ずらした状態で配置することもできる。また、必要に応じて、二区画分、三区画部等をずらして配置することも可能である。このときに、例えば各化粧板の溝部42、44、46及び48が、直線X−X’上に揃うようにする。また、化粧板41に対し、化粧板49を配置する場合には、各化粧板の辺(図4では、各化粧板の長尺辺50、51)が、直線Y−Y’上に揃うように配置する。このようにして、順にタイル調化粧板を配置していき、所望のタイル調外観を有する床面を形成することができる。
施工に際し、基礎となる床面(スラブ)の構築、各化粧板どうしの接合、等は、公知の施工方法に従って実施すれば良い。また、必要に応じて、防水加工、撥水処理等の公知の処理を施しても良い。
従来のフローリング床用の化粧板を示す平面図である。 本発明のタイル調化粧板の一例を示す平面図である。 本発明のタイル調化粧板の一区画の木目模様柄の一態様を示す図である。 本発明のタイル調化粧板を用いた施工例を示す図である。

Claims (6)

  1. 木質板に化粧シートが積層されてなる化粧板であって、
    (1)化粧板の形状が、略正方形の区画の2以上が一列に配列してできる長方形であり、
    (2)化粧シートの化粧面は木目模様柄を有し、かつ、当該木目模様柄の一部又は全部の木目の方向が前記長方形の長尺方向に垂直であり、
    (3)前記区画が形成されるように、化粧板の化粧シート側に溝部が形成されている、
    ことを特徴とするタイル調化粧板。
  2. 当該区画内における木目模様柄の一部の木目の方向が前記長方形の長尺方向に垂直であり、残りの木目模様柄の木目の方向が前記長方形の長尺方向に平行である請求項1記載のタイル調化粧板。
  3. 当該区画内における木目模様柄の面積の50%の木目の方向が前記長方形の長尺方向に垂直であり、残りの木目模様柄の木目の方向が前記長方形の長尺方向に平行である請求項2記載のタイル調化粧板。
  4. 木目模様柄が、画像処理によって形成されている請求項1〜3のいずれかに記載のタイル調化粧板。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のタイル調化粧板を複数用い、各化粧の溝部どうし又は辺どうしが一直線上に揃うように床面に配置することを特徴とするタイル調床の施工方法。
  6. 複数のタイル調化粧板どうしの各区画の大きさが同じである請求項5記載の施工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102248561A (zh) * 2011-06-08 2011-11-23 王爱忠 显示年轮纹理的拼接木制品及其制作方法

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