JP2005105594A - 道路誘導表示装置 - Google Patents

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Hiroyuki Kojima
浩之 小島
Yasuharu Takano
安春 高野
Tomoko Ishiwatari
朋子 石渡
Kozo Ogawa
光三 小川
Takashi Ichijo
隆 一条
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Abstract

【課題】悪天候時でも光22の視認性を向上させ、車道27と路肩29との境界を確実に誘導表示できる投光装置11を提供する。
【解決手段】複数の支柱31が車道27に沿って立設され、これら各支柱31の上端に、車道27の路面へ向けて光22を投光する投光装置11が投光開口12を下方へ向けて取り付けられている。また、支柱31の上方には風車33および発電装置32を具備した風力発電装置30および太陽光発電機34が取り付けられている。風力発電装置30は風車33の回転を利用して発電装置32によって発電するものであって、風力発電装置30および太陽光発電機34で発電された電力は投光装置11に供給される。
【選択図】図1

Description

本発明は、道路上での位置などを光で誘導表示する道路誘導表示装置に関する。
従来、積雪地域などでは、積雪で道路と路肩などとの境界が埋もれた場合にその境界が判別できなくなってしまうため、道路の境界の上方位置に対応していわゆる矢羽が下向きに設置され、車両を運転する運転者は道路に沿って所定の間隔で設置された矢羽で道路の境界を確認しながら運転できるように誘導表示している。
例えば、実開昭63−91509号公報(特許文献1)などのように、路肩上方に設置される矢羽自体に複数の発光体を配設し、矢羽自体を発光させて路肩を誘導しようとするものもある。
しかし、吹雪などの悪天候時には、矢羽の視認性が低下し、十分な誘導表示ができない。特に、降雪時など悪天候時には、道路灯の下方の範囲域の降雪中の雪を照らすだけの光幕が発生するおよび減能グレアが発生する場合がある。
そこで、矢羽とともにレーザー照射装置を並設し、このレーザー照射装置からレーザー光線を道路の境界へ向けて照射することにより、レーザー光線が降雪中の雪を照射することで、レーザー照射装置から道路までの照射された部分が1本の線として光って視認できるようにし、誘導表示している(例えば、特許文献2参照)。
実開昭63−91509号公報 特開2002−201617号公報(第2−3頁、図1−2)
しかしながら、レーザー照射装置からレーザー光線を道路の境界へ向けて照射するのでは、レーザー光線の光出力が小さくかつレーザー光線が細いため、吹雪などの悪天候時には十分な視認性が得られず、また、レーザー光線の色は限られ、視認性のよい色を選択できないなど色の選択の自由度が少ない問題がある。また、吹雪などの悪天候時には雪などに反射して、レーザー光線であっても光線を確認する事が可能であるが、通常の夜間であると照射装置と路面との間にレーザー光を反射するものがなく、光線が全く見えない。このため吹雪などの悪天候時以外は使用する事ができない。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、悪天候時でも光の視認性を向上させる、および悪天候時以外であっても道路上での位置などを確実に誘導表示できる道路誘導表示装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明の道路誘導表示装置は、道路境界上方に設置され道路面に向かって光を投光する投光装置と;周囲の天候を検知する環境検知装置と;環境検知装置により検知された天候により光源を作動させる光源作動装置と;を具備している。
本発明および以下の各発明において、特に指定しない限り、用語の定義および技術的な意味は次による。
投光装置は、内部に光源を収納し、道路境界情報から道路面に向かって光を投光させる機能を有していればよく、光源を効率よく道路面に向かって照射させるために、反射鏡、スリットおよびレンズなどを収納する事を許容する。そうして、照射させた光は、ピーク光度が30000cd以上であり、1/2ビーム角が1°以下でかつ1/10ビーム角が2°以下のような光であると、悪天候時でのドライバーからの視認性が確保できる。また、光源は、高圧放電ランプやハロゲンランプなどのすべての光源を許容するが、点光源に近いものであればより効率よく光を照射できる。
さらに透光装置内部には、照射する光の色を変化させるフィルタ装置を備えてもよくまた、照射する光の色を変化させる、点滅しているように見せるためフィルタを回転させる機工を設けることも許容する。
また、光源を点灯させる点灯装置を透光装置の内部に備えてもよい。点灯装置は光源を点灯、消灯させるだけでなく、調光することも許容する。
環境検知装置は、周囲の温度・風力などの天候や、周囲の照度などを検知することができる、温度計、風力計などの検知装置を備えている。
また、風力・太陽光・地熱などの自然エネルギーを利用した発電装置を備えることも許容する。また、この自然エネルギーを利用した発電装置によって発電された電力を蓄電する蓄電装置を投光装置内や道路誘導装置内に配設することもできる。
請求項2の発明の道路誘導表示装置は、内部に光源が収納され、道路境界上方に設置され道路面に向かって光を投光する投光装置と;光源に電力を供給する風力発電装置と;を具備している。
風力発電装置は、風の力を受けて発電できればよく風車や発電機を備える。そうして風力発電のエネルギーを受けて投光装置の光源を点灯させることができる。
請求項1記載の道路誘導表示装置によれば、周囲の天候を検知できる環境検知装置を備えているので、周囲の天候や明るさに応じて光源を点灯させるができる。このため、周囲の天候が吹雪などであれば、光源を点灯して吹雪いている雪に光を反射させることで、光の柱を形成し道路の路肩などを表示することができる。
請求項2記載の道路誘導表示装置によれば、さらに風力発電のエネルギーを受けて投光装置の光源を点灯させるので、風の強いときにのみ光源が点灯するため吹雪などの天候を検知して光源を点灯させることができる。さらに、自然エネルギーを利用しているためこの道路誘導表示装置の設置場所まで電力配線を行う必要がなくなり、設置を容易に行う事ができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1および図2に第1の実施の形態を示す。図1は道路誘導表示装置の使用状態の説明図、図2は道路誘導表示装置の投光装置の構成図である。
図1に示すように、車道27と路肩29とが境界を介している。路肩29には複数の支柱31が車道27に沿って所定の間隔で立設され、これら各支柱31の上端に、車道27の路面へ向けて光22を投光する投光装置11が投光開口12を下方へ向けて取り付けられている。さらに、支柱31または投光装置11には、投光装置11より下方に突出して投光装置11から投光する光22の一部または全部が反射できる位置に、矢羽40が取り付けられている。矢羽40を設けることによって矢羽の表面に光が反射されるように構成することによって、ドライバーから見たときに矢羽40も光って認識できる。
また、支柱31の上方には風車33および発電装置32を具備した風力発電装置30および太陽光発電機34が取り付けられている。風力発電装置30は風車33の回転を利用して発電装置32によって発電するものであって、風力発電装置30および太陽光発電機34で発電された電力は投光装置11に供給される。
また、図2に示すように、投光装置11は、光軸方向の一端に光を投光する投光開口12を有するケース13を有し、このケース13内に、例えばメタルハライドランプであるランプ14、このランプ14からの光を光軸方向に集光反射させる反射鏡15、この反射鏡15で反射する反射光の焦点に円形のスリットを配置するアパーチャー16、およびこのアパーチャー16のスリットを通過した光を光軸方向に平行に集光させるレンズ17および評者される光の光色をモータ18によって可変できる回転フィルタ17を有する光学系が収容配置されているとともにランプ14を点灯させる点灯装置であるバラスト19、バラスト19を制御する制御部23、タイマ25およびバラスト19や制御部23に電源を供給する蓄電池26が収容配置されている。ケース13の投光開口12はガラス製や樹脂製の透光性を有する保護板20で閉塞されている。ケース13や光学系18を含めて投光部21が構成され、この投光部21からはピーク光度が30000cd以上の光22を投光する。光22の色は、フィルタ17によって可変できるが、白色、または背景色を加味した色とされる。
バラスト19は制御部23によって制御され、この制御部23は、例えば、降雪、降雨、霧や交通量などの環境に応じて、ランプ14の点灯、消灯を含む光出力を可変制御する機能を有している。例えば降雪量(降雨量、霧の濃さなども同様)を検知する検知装置24からの検知に基づき、所定の降雪量以上のときにはランプ14を定格出力で通常点灯させ、降雪量が少なくなることでランプ14の光出力を低下させるように制御し、この制御は予め実験により設定されたプログラムにしたがって実行する。また、例えばタイマ25からの時刻情報に基づき、夕刻から深夜まではランプ14を通常点灯させ、車両などの交通量が少なくなる深夜以降から早朝まではランプ14の光出力を低下させるように交通量および時間帯に応じて制御する。なお、環境の検知に用いる検知装置24は、例えば環境透過率計が用いられ、投光器から受光器にレーザー光を照射し、受光器に到達する光量の割合から降雪量、降雨量、霧の濃さなど周囲の環境の状態を求める。
また、検知装置24は、風力発電装置30や太陽光発電装置34と連動して周囲環境を検知することもできる。そうすることによって太陽光発電が可能なときは周囲の天候が良好なときであることを検知して太陽光発電装置34で発電された電力は蓄電池26に蓄積する。また、降雪があり風力発電装置30により周囲に風が検知されているときは、周囲の天候が吹雪などの荒天であると推測して、風力発電装置30によって発電された電力によって投光装置11のランプ14を点灯させる。そうして投光した光22が降雪中の雪、降雨中の雨、霧などを照射してその雪、雨、霧などが光るため、投光装置11から路面に至る1本の光の柱として視認できるようになり、この光の柱22で車道27と路肩29との境界を誘導表示する。そのため、車道27を走行する車両Aの運転者は、車道27に沿って所定の間隔で設置された光の柱22で車道27と路肩29との境界を確認しながら、さらに車道27の道筋を確認しながら運転できる。
そして、悪天候時以外夜間の場合には、投光装置11のランプ14を調光点灯させた状態でも矢羽40の視認性がよく、車道27を走行する車両Aの運転者は、車道27に沿って所定の間隔で設置された矢羽40で車道27と路肩29との境界を確認しながら運転できる。このため、蓄電池26に蓄積された電力によってのみで調光点灯が可能になる。
本発明の第1の実施の形態を示す道路誘導表示装置の使用状態の説明図である。 同上投光装置の構成図である。
符号の説明
11・・・投光装置 14・・・ランプ 17・・・レンズ 21・・・投光部 22・・・光 30・・・風力発電装置 40・・・矢羽

Claims (2)

  1. 道路境界上方に設置され道路面に向かって光を投光する投光装置と;
    周囲の天候を検知する環境検知装置と;
    環境検知装置により検知された天候により光源を作動させる光源作動装置と;
    を具備していることを特徴とする道路誘導表示装置。
  2. 内部に光源が収納され、道路境界上方に設置され道路面に向かって光を投光する投光装置と;
    光源に電力を供給する風力発電装置と;
    を具備していることを特徴とする道路誘導表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2313861A1 (es) * 2008-08-13 2009-03-01 Thaiser Tecnologia Y Laser, S.L. Seguidor solar aplicable a torres eolicas.
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WO2022171357A1 (de) * 2021-02-14 2022-08-18 Ovalehn Inpas Gmbh Hybrid-energieturm

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