JP2005102687A - フォンビルブラント因子切断酵素遺伝子解析による血栓性疾患関連の遺伝子変異検出方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フォンビルブラント因子切断酵素遺伝子の、3066539A(GenBankアクセッション番号NT_035014.3記載の該遺伝子のゲノム塩基配列における位置と変異後の塩基で表示)並びに1193T;1460G;1786G;1992A;2160A;2296G;2724C;3050A;3152T(同番号NM_139025記載の該遺伝子のcDNA塩基配列における位置と変異後の塩基で表示)で表される1塩基変異の検出を特徴とする、血栓性疾患〔TTP、溶血性尿毒症症候群(HUS)、CAD、脳卒中等〕を引起す可能性ある遺伝子変異の検出方法、該検出方法を利用した疾患罹患危険率検査方法、該変異を有する遺伝子、前記方法に用いるポリヌクレオチドおよび試薬キット。
Description
1.ヒトのフォンビルブラント因子切断酵素遺伝子(以下vWF−CP遺伝子と略称する)の塩基配列において、以下に示される1塩基変異のうち1つまたは2つ以上を有する塩基配列または該塩基配列の相補的塩基配列を含むポリヌクレオチド:
(1)第3066539位の塩基がアデニンである;
(2)第1193位の塩基がチミンである;
(3)第1460位の塩基がグアニンである;
(4)第1992位の塩基がアデニンである;
(5)第3050位の塩基がアデニンである;
(6)第3152位の塩基がチミンである
(ここで、第3066539位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載されたヒトvWF−CP遺伝子のゲノム塩基配列における位置として定義し、その他の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。)、
2.ヒトvWF−CP遺伝子のゲノム塩基配列において第3066539位の塩基がアデニンである1塩基変異を有するゲノム由来のcDNAであって、該遺伝子のエキソン3由来の塩基配列の3´末端とエキソン4由来の塩基配列の5´末端との間に、配列番号40に記載の塩基配列または配列番号41に記載の塩基配列が挿入されてなるcDNA(ここで、第3066539位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載されたヒトvWF−CP遺伝子のゲノム塩基配列における位置として定義する。)、
3.ヒトvWF−CP遺伝子のゲノム塩基配列において、以下に示される1塩基変異のうちの1つまたは2つ以上を検出可能な対立遺伝子特異的な核酸プローブ:
(1)第3066539位の塩基がアデニンである
(2)第1193位の塩基がチミンである;
(3)第1460位の塩基がグアニンである;
(4)第1786位の塩基がグアニンである;
(5)第1992位の塩基がアデニンである;
(6)第2160位の塩基がアデニンである;
(7)第2724位の塩基がシトシンである;
(8)第3050位の塩基がアデニンである;
(9)第3152位の塩基がチミンである
(ここで、第3066539位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載されたヒトvWF−CP遺伝子のゲノム塩基配列における位置として定義し、その他の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。)、
4.ヒトvWF−CP遺伝子のゲノム塩基配列において以下に示される1塩基変異のいずれか1を有する塩基配列または該塩基配列の相補的塩基配列からなるポリヌクレオチドの、当該1塩基変異を示す位置の塩基を含む塩基配列で表わされる遺伝子断片にストリンジェントな条件下でハイブリダイゼーションする8個ないし50個の塩基からなるポリヌクレオチド:
(1)第3066539位の塩基がアデニンである
(2)第1193位の塩基がチミンである;
(3)第1460位の塩基がグアニンである;
(4)第1786位の塩基がグアニンである;
(5)第1992位の塩基がアデニンである;
(6)第2160位の塩基がアデニンである;
(7)第2724位の塩基がシトシンである;
(8)第3050位の塩基がアデニンである;
(9)第3152位の塩基がチミンである
(ここで、第3066539位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載されたヒトvWF−CP遺伝子のゲノム塩基配列における位置として定義し、その他の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。)、
5.前記2.のcDNAにおいて挿入された塩基配列または該塩基配列の相補的塩基配列で表わされるポリヌクレオチド断片を含むポリヌクレオチドにストリンジェントな条件下でハイブリダイゼーションする8個ないし50個の塩基からなるポリヌクレオチド、
6.ヒトvWF−CP遺伝子内の以下に示される1塩基変異のうちの1つまたは2つ以上を検出することを特徴とする、血栓性疾患を引き起こす可能性を有する遺伝子変異の検出方法:
(1)第3066539位の塩基がアデニンである
(2)第1193位の塩基がチミンである;
(3)第1460位の塩基がグアニンである;
(4)第1786位の塩基がグアニンである;
(5)第1992位の塩基がアデニンである;
(6)第2160位の塩基がアデニンである;
(7)第2724位の塩基がシトシンである;
(8)第3050位の塩基がアデニンである;
(9)第3152位の塩基がチミンである
(ここで、第3066539位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載されたヒトvWF−CP遺伝子のゲノム塩基配列における位置として定義し、その他の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。)、
7.ヒトvWF−CP遺伝子内の第3066539位の塩基がアデニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、血栓性疾患を引き起こす可能性を有する遺伝子変異の検出方法(ここで、第3066539位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載されたヒトvWF−CP遺伝子のゲノム塩基配列における位置として定義する。):
(i)配列番号3および配列番号4に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物について、配列番号5および配列番号6に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてPCRを行なう工程、
および
(iii)前記(ii)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号5および配列番号6に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程、
8.ヒトvWF−CP遺伝子内の第1193位の塩基がチミンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、血栓性疾患を引き起こす可能性を有する遺伝子変異の検出方法(ここで、第1193位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。):
(i)配列番号7および配列番号8に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
および
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号9および配列番号10に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程、
9.ヒトvWF−CP遺伝子内の第1460位の塩基がグアニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、血栓性疾患を引き起こす可能性を有する遺伝子変異の検出方法(ここで、第1460位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。):
(i)配列番号42および配列番号43に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
および
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号42および配列番号43に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程、
10.ヒトvWF−CP遺伝子内の第1786位の塩基がグアニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、血栓性疾患を引き起こす可能性を有する遺伝子変異の検出方法(ここで、第1786位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。):
(i)配列番号11および配列番号12に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物について、配列番号13および配列番号14に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてPCRを行なう工程、
および
(iii)前記(ii)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号13および配列番号14に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程、
11.ヒトvWF−CP遺伝子内の第1992位の塩基がアデニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、血栓性疾患を引き起こす可能性を有する遺伝子変異の検出方法(ここで、第1992位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。):
(i)配列番号15および配列番号16に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物について、配列番号17および配列番号18に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてPCRを行なう工程、
および
(iii)前記(ii)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号17および配列番号18に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程、
12.ヒトvWF−CP遺伝子内の第2160位の塩基がアデニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、血栓性疾患を引き起こす可能性を有する遺伝子変異の検出方法(ここで、第2160位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。):
(i)配列番号19および配列番号20に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物について、配列番号21および配列番号22に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてPCRを行なう工程、
および
(iii)前記(ii)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号21および配列番号22に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程、
13.ヒトvWF−CP遺伝子内の第第2724位の塩基がシトシンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、血栓性疾患を引き起こす可能性を有する遺伝子変異の検出方法(ここで、第2724位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。):
(i)配列番号23および配列番号24に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物について、配列番号25および配列番号26に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてPCRを行なう工程、
および
(iii)前記(ii)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号25および配列番号26に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程、
14.ヒトvWF−CP遺伝子内の第3050位の塩基がアデニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、血栓性疾患を引き起こす可能性を有する遺伝子変異の検出方法(ここで、第3050位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。):
(i)配列番号27および配列番号28に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物について、配列番号29および配列番号30に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてPCRを行なう工程、
および
(iii)前記(ii)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号29および配列番号30に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程、
15.ヒトvWF−CP遺伝子内の第3152位の塩基がチミンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、血栓性疾患を引き起こす可能性を有する遺伝子変異の検出方法(ここで、第3152位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。):
(i)配列番号31および配列番号32に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物について、配列番号33および配列番号34に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてPCRを行なう工程、
および
(iii)前記(ii)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号33および配列番号34に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程、
16.ヒトvWF−CP遺伝子内の第3066539位の塩基がアデニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、血栓性疾患を引き起こす可能性を有する遺伝子変異の検出方法(ここで、第3066539位の塩基の位置は、GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載されたヒトvWF−CP遺伝子のゲノム塩基配列における位置として定義する。):
(i)配列番号37および配列番号39に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いて逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT−PCR)を行う工程、
および
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物の大きさを決定する工程、
17.前記6.から16.のいずれかの検出方法を用いる血栓性疾患罹患危険率の検査方法、
18.血栓性疾患が血栓性血小板減少性紫斑病(以下TTPと略称する)である前記6.から16.のいずれかの検出方法、
19.血栓性疾患が血栓性血小板減少性紫斑病(以下TTPと略称する)である前記17.の検査方法、
20.ヒトvWF−CP遺伝子内の第3066539位の塩基がアデニンである1塩基変異および/または第1193位の塩基がチミンである1塩基変異を検出することを特徴とする、溶血性尿毒症症候群(以下HUSと略称する)を引き起こす可能性を有する遺伝子変異の検出方法(ここで、第3066539位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載されたヒトvWF−CP遺伝子のゲノム塩基配列における位置として定義し、第1193位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。)、
21.ヒトvWF−CP遺伝子内の第3066539位の塩基がアデニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、前記20.の検出方法;
(i)配列番号3および配列番号4に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物について、配列番号5および配列番号6に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてPCRを行なう工程、
および
(iii)前記(ii)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号5および配列番号6に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程、
22.ヒトvWF−CP遺伝子内の第3066539位の塩基がアデニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする前記20.の検出方法;
(i)配列番号37および配列番号39に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いて逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT−PCR)を行う工程、
および
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物の大きさを決定する工程、
23.ヒトvWF−CP遺伝子内の第1193位の塩基がチミンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、前記20.から22.のいずれかの検出方法;
(i)配列番号7および配列番号8に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
および
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号9および配列番号10に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程、
24.ヒトvWF−CP遺伝子内の以下に示される1塩基変異の全てを検出することを特徴とする、溶血性尿毒症症候群(以下HUSと略称する)を引き起こす可能性を有する遺伝子変異の検出方法:
(1)第1460位の塩基がグアニンである;
(2)第1786位の塩基がグアニンである;
(3)第2160位の塩基がアデニンである;
(4)第2296位の塩基がグアニンである
(ここで、塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。)、
25.ヒトvWF−CP遺伝子内の第2724位の塩基がシトシンである1塩基変異を、前記1塩基変異に加えてさらに検出することを特徴とする、前記24.の遺伝子変異の検出方法(ここで、塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。)、
26.ヒトvWF−CP遺伝子内の第1460位の塩基がグアニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、前記24.の検出方法;
(i)配列番号42および配列番号43に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
および
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号42および配列番号43に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程、
27.ヒトvWF−CP遺伝子内の第1786位の塩基がグアニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、前記24記載の検出方法;
(i)配列番号11および配列番号12に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物について、配列番号13および配列番号14に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてPCRを行なう工程、
および
(iii)前記(ii)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号13および配列番号14に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程、
28.ヒトvWF−CP遺伝子内の第2160位の塩基がグアニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、前記24記載の検出方法;
(i)配列番号19および配列番号20に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物について、配列番号21および配列番号22に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてPCRを行なう工程、
および
(iii)前記(ii)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号21および配列番号22に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程、
29.ヒトvWF−CP遺伝子内の第2296位の塩基がグアニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、前記24記載の検出方法;
(i)配列番号44および配列番号45に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
および
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号44および配列番号45に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程、
30.ヒトvWF−CP遺伝子内の第2724位の塩基がグアニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、前記25記載の検出方法;
(i)配列番号23および配列番号24に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物について、配列番号25および配列番号26に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてPCRを行なう工程、
および
(iii)前記(ii)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号25および配列番号26に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程、
31.前記20.から30.のいずれかの検出方法を用いるHUS罹患危険率の検査方法、
32.ヒトvWF−CP遺伝子内の第1786位の塩基がグアニンである1塩基変異を検出することを特徴とする、冠動脈疾患(以下CADと略称する)を引き起こす可能性を有する遺伝子変異の検出方法(ここで、第1786位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。)、
33.ヒトvWF−CP遺伝子内の第1786位の塩基がグアニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、前記32.の検出方法;
(i)配列番号11および配列番号12に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物について、配列番号13および配列番号14に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてPCRを行なう工程、
および
(iii)前記(ii)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号13および配列番号14に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程、
34.前記32.または33.の検出方法を用いるCAD罹患危険率の検査方法、
35.ヒトvWF−CP遺伝子内の第1786位の塩基がグアニンである1塩基変異を検出することを特徴とする、脳卒中を引き起こす可能性を有する遺伝子変異の検出方法(ここで、第1786位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として、定義する。)、
36.ヒトvWF−CP遺伝子内の第1786位の塩基がグアニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、前記35.の検出方法;
(i)配列番号11および配列番号12に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物について、配列番号13および配列番号14に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてPCRを行なう工程、
および
(iii)前記(ii)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号13および配列番号14に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程、
37.前記35.または36.の検出方法を用いる脳卒中罹患危険率の検査方法、
38.配列表の配列番号3から配列番号39および配列番号42から配列番号43のいずれか1に記載の塩基配列からなるポリヌクレオチド、
39.前記3.の対立遺伝子特異的核酸プローブ並びに前記4.、5.および38.のポリヌクレオチドのうち少なくとも1つを含む試薬キット、
からなる。
このように本発明は、血栓性疾患、具体的にはTTP、HUS、CADあるいはStrokeなどの診断並びに当該疾患の防止および治療のための検査に有用である。
但し、本発明者らの知見では、日本人は、第2160位の塩基はGがドミナントであり、Aに変異することがTTPの発症に強く関連すると考えられる。また、第2724位の塩基は、日本人においてこの位置の塩基がTであるアレルが多く、Cに変異することがTTPの発症に強く関連すると考えられる。
また、実施例に記載した実験は、試料提供者である患者のインフォームドコンセントを得て行なったものである。
vWF切断酵素遺伝子の29エキソンについて、各エキソンの塩基配列における変異の検出をゲノムDNA試料を用いて行なった。ゲノムDNA試料は7例のTTP患者から供与を受けた。検出は、試料中のvWF切断酵素遺伝子のゲノムDNAから標的領域を増幅し、得られた増幅産物の塩基配列をダイレクトシーケンシング法を用いて決定することにより実施した。
PCR条件
1) 95℃ 1分間
2) 95℃ 30秒間
3) 48℃ 30秒間
4) 72℃ 2.5分間
2)から4)の工程は30サイクル行なった。
5) 72℃ 10分間
**:塩基の位置は、GenBankアクセッション番号NM_139025に記載されたヒトvWF切断酵素遺伝子のcDNA塩基配列(配列番号1)における位置として示す。
#:配列番号1に記載のcDNA塩基配列第2160位に相当する塩基はAである。但し、日本人ではこの位置の塩基はGがドミナントである。
##:配列番号1に記載のcDNA塩基配列第2724位に相当する塩基はCである。但し、日本人においてはこの位置の塩基がTであるアレルが多い。
エキソン3の第1PCRプライマー
フォワードプライマー;配列番号3
リバースプライマー; 配列番号4
エキソン3の第2PCRプライマー
フォワードプライマー;配列番号5
リバースプライマー; 配列番号6
エキソン12の第1PCRプライマー
フォワードプライマー;配列番号11
リバースプライマー; 配列番号12
エキソン12の第2PCRプライマー
フォワードプライマー;配列番号13
リバースプライマー; 配列番号14
エキソン13の第1PCRプライマー
フォワードプライマー;配列番号15
リバースプライマー; 配列番号16
エキソン13の第2PCRプライマー
フォワードプライマー;配列番号17
リバースプライマー; 配列番号18
エキソン15の第1PCRプライマー
フォワードプライマー;配列番号19
リバースプライマー; 配列番号20
エキソン15の第2PCRプライマー
フォワードプライマー;配列番号21
リバースプライマー; 配列番号22
エキソン19の第1PCRプライマー
フォワードプライマー;配列番号23
リバースプライマー; 配列番号24
エキソン19の第2PCRプライマー
フォワードプライマー;配列番号25
リバースプライマー; 配列番号26
エキソン20の第1PCRプライマー
フォワードプライマー;配列番号27
リバースプライマー; 配列番号28
エキソン20の第2PCRプライマー
フォワードプライマー;配列番号29
リバースプライマー; 配列番号30
エキソン21の第1PCRプライマー
フォワードプライマー;配列番号31
リバースプライマー; 配列番号32
エキソン21の第2PCRプライマー
フォワードプライマー;配列番号33
リバースプライマー; 配列番号34
PCR条件
1) 94℃ 4分間
2) 94℃ 30秒間
3) 64℃ 30秒間
4) 72℃ 1分間
2)から4)の工程は40サイクル行なった。
5) 72℃ 3分間
エキソン7のPCRプライマー
フォワードプライマー;配列番号7
リバースプライマー; 配列番号8
エキソン7のシーケンス用プライマー
フォワードプライマー;配列番号9
リバースプライマー; 配列番号10
第1PCRプライマー
フォワードプライマー;配列番号3
リバースプライマー ;配列番号35
PCR条件
1) 98℃ 5分間
2) 98℃ 1分間
3) 50℃ 1分間
4) 72℃ 1分間
2)から4)の工程は30サイクル行なった。
5) 72℃ 5分間
第2PCRプライマー
フォワードプライマー;配列番号5
リバースプライマー ;配列番号36
フォワードプライマー;配列番号37
リバースプライマー ;配列番号38
プライマーセット2
フォワードプライマー;配列番号37
リバースプライマー ;配列番号39
PCR条件
1) 94℃ 4分間
2) 94℃ 30秒間
3) 60℃ 30秒間
4) 72℃ 1分間
2)から4)の工程は40サイクル行なった。
5) 72℃ 3分間
#:配列番号1に記載のcDNA塩基配列第2160位に相当する塩基はAである。但し、日本人ではこの位置の塩基はGがドミナントである。
##:配列番号1に記載のcDNA塩基配列第2724位に相当する塩基はCである。但し、日本人においてはこの位置の塩基がTであるアレルが多い。
エキソン9のプライマー
フォワードプライマー;配列番号42
リバースプライマー; 配列番号43
エキソン12のプライマー
フォワードプライマー;配列番号11
リバースプライマー; 配列番号12
エキソン15のPCRプライマー
フォワードプライマー;配列番号19
リバースプライマー; 配列番号20
エキソン16のプライマー
フォワードプライマー;配列番号44
リバースプライマー; 配列番号45
エキソン19のプライマー
フォワードプライマー;配列番号23
リバースプライマー; 配列番号24
配列番号4:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン3の下流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号5:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン3の上流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号6:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン3の下流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号7:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン7の上流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号8:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン7の下流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号9:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン7の上流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号10:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン7の下流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号11:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン12の上流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号12:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン12の下流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号13:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン12の上流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号14:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン12の下流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号15:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン13の上流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号16:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン13の下流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号17:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン13の上流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号18:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン13の下流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号19:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン15の上流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号20:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン15の下流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号21:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン15の上流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号22:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン15の下流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号23:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン19の上流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号24:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン19の下流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号25:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン19の上流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号26:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン19の下流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号27:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン20の上流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号28:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン20の下流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号29:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン20の上流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号30:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン20の下流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号31:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン21の上流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号32:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン21の下流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号33:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン21の上流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号34:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン21の下流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号35:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン4の下流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号36:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン4の下流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号37:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン3の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号38:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン3の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号39:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン4の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号40:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のイントロン3由来の塩基配列。
配列番号41:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のイントロン3由来の塩基配列。
配列番号42:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン9の上流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号43:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン9の下流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号44:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン16の上流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
配列番号45:vWF切断酵素遺伝子のゲノムDNA(GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載)のエキソン16の下流の塩基配列に基づいて設計したポリヌクレオチド。
Claims (39)
- ヒトのフォンビルブラント因子切断酵素遺伝子(以下vWF−CP遺伝子と略称する)の塩基配列において、以下に示される1塩基変異のうち1つまたは2つ以上を有する塩基配列または該塩基配列の相補的塩基配列を含むポリヌクレオチド:
(1)第3066539位の塩基がアデニンである;
(2)第1193位の塩基がチミンである;
(3)第1460位の塩基がグアニンである;
(4)第1992位の塩基がアデニンである;
(5)第3050位の塩基がアデニンである;
(6)第3152位の塩基がチミンである
(ここで、第3066539位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載されたヒトvWF−CP遺伝子のゲノム塩基配列における位置として定義し、その他の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。)。 - ヒトvWF−CP遺伝子のゲノム塩基配列において第3066539位の塩基がアデニンである1塩基変異を有するゲノム由来のcDNAであって、該遺伝子のエキソン3由来の塩基配列の3´末端とエキソン4由来の塩基配列の5´末端との間に、配列番号40に記載の塩基配列または配列番号41に記載の塩基配列が挿入されてなるcDNA(ここで、第3066539位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載されたヒトvWF−CP遺伝子のゲノム塩基配列における位置として定義する。)。
- ヒトvWF−CP遺伝子のゲノム塩基配列において、以下に示される1塩基変異のうちの1つまたは2つ以上を検出可能な対立遺伝子特異的な核酸プローブ:
(1)第3066539位の塩基がアデニンである
(2)第1193位の塩基がチミンである;
(3)第1460位の塩基がグアニンである;
(4)第1786位の塩基がグアニンである;
(5)第1992位の塩基がアデニンである;
(6)第2160位の塩基がアデニンである;
(7)第2724位の塩基がシトシンである;
(8)第3050位の塩基がアデニンである;
(9)第3152位の塩基がチミンである
(ここで、第3066539位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載されたヒトvWF−CP遺伝子のゲノム塩基配列における位置として定義し、その他の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。)。 - ヒトvWF−CP遺伝子のゲノム塩基配列において以下に示される1塩基変異のいずれか1を有する塩基配列または該塩基配列の相補的塩基配列からなるポリヌクレオチドの、当該1塩基変異を示す位置の塩基を含む塩基配列で表わされる遺伝子断片にストリンジェントな条件下でハイブリダイゼーションする8個ないし50個の塩基からなるポリヌクレオチド:
(1)第3066539位の塩基がアデニンである
(2)第1193位の塩基がチミンである;
(3)第1460位の塩基がグアニンである;
(4)第1786位の塩基がグアニンである;
(5)第1992位の塩基がアデニンである;
(6)第2160位の塩基がアデニンである;
(7)第2724位の塩基がシトシンである;
(8)第3050位の塩基がアデニンである;
(9)第3152位の塩基がチミンである
(ここで、第3066539位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載されたヒトvWF−CP遺伝子のゲノム塩基配列における位置として定義し、その他の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。)。 - 請求項2に記載のcDNAにおいて挿入された塩基配列または該塩基配列の相補的塩基配列で表わされるポリヌクレオチド断片を含むポリヌクレオチドにストリンジェントな条件下でハイブリダイゼーションする8個ないし50個の塩基からなるポリヌクレオチド。
- ヒトvWF−CP遺伝子内の以下に示される1塩基変異のうちの1つまたは2つ以上を検出することを特徴とする、血栓性疾患を引き起こす可能性を有する遺伝子変異の検出方法:
(1)第3066539位の塩基がアデニンである
(2)第1193位の塩基がチミンである;
(3)第1460位の塩基がグアニンである;
(4)第1786位の塩基がグアニンである;
(5)第1992位の塩基がアデニンである;
(6)第2160位の塩基がアデニンである;
(7)第2724位の塩基がシトシンである;
(8)第3050位の塩基がアデニンである;
(9)第3152位の塩基がチミンである
(ここで、第3066539位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載されたヒトvWF−CP遺伝子のゲノム塩基配列における位置として定義し、その他の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。)。 - ヒトvWF−CP遺伝子内の第3066539位の塩基がアデニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、血栓性疾患を引き起こす可能性を有する遺伝子変異の検出方法(ここで、第3066539位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載されたヒトvWF−CP遺伝子のゲノム塩基配列における位置として定義する。):
(i)配列番号3および配列番号4に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物について、配列番号5および配列番号6に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてPCRを行なう工程、
および
(iii)前記(ii)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号5および配列番号6に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程。 - ヒトvWF−CP遺伝子内の第1193位の塩基がチミンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、血栓性疾患を引き起こす可能性を有する遺伝子変異の検出方法(ここで、第1193位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。):
(i)配列番号7および配列番号8に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
および
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号9および配列番号10に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程。 - ヒトvWF−CP遺伝子内の第1460位の塩基がグアニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、血栓性疾患を引き起こす可能性を有する遺伝子変異の検出方法(ここで、第1460位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。):
(i)配列番号42および配列番号43に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
および
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号42および配列番号43に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程。 - ヒトvWF−CP遺伝子内の第1786位の塩基がグアニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、血栓性疾患を引き起こす可能性を有する遺伝子変異の検出方法(ここで、第1786位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。):
(i)配列番号11および配列番号12に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物について、配列番号13および配列番号14に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてPCRを行なう工程、
および
(iii)前記(ii)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号13および配列番号14に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程。 - ヒトvWF−CP遺伝子内の第1992位の塩基がアデニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、血栓性疾患を引き起こす可能性を有する遺伝子変異の検出方法(ここで、第1992位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。):
(i)配列番号15および配列番号16に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物について、配列番号17および配列番号18に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてPCRを行なう工程、
および
(iii)前記(ii)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号17および配列番号18に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程。 - ヒトvWF−CP遺伝子内の第2160位の塩基がアデニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、血栓性疾患を引き起こす可能性を有する遺伝子変異の検出方法(ここで、第2160位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。):
(i)配列番号19および配列番号20に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物について、配列番号21および配列番号22に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてPCRを行なう工程、
および
(iii)前記(ii)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号21および配列番号22に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程。 - ヒトvWF−CP遺伝子内の第第2724位の塩基がシトシンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、血栓性疾患を引き起こす可能性を有する遺伝子変異の検出方法(ここで、第2724位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。):
(i)配列番号23および配列番号24に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物について、配列番号25および配列番号26に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてPCRを行なう工程、
および
(iii)前記(ii)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号25および配列番号26に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程。 - ヒトvWF−CP遺伝子内の第3050位の塩基がアデニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、血栓性疾患を引き起こす可能性を有する遺伝子変異の検出方法(ここで、第3050位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。):
(i)配列番号27および配列番号28に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物について、配列番号29および配列番号30に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてPCRを行なう工程、
および
(iii)前記(ii)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号29および配列番号30に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程。 - ヒトvWF−CP遺伝子内の第3152位の塩基がチミンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、血栓性疾患を引き起こす可能性を有する遺伝子変異の検出方法(ここで、第3152位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。):
(i)配列番号31および配列番号32に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物について、配列番号33および配列番号34に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてPCRを行なう工程、
および
(iii)前記(ii)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号33および配列番号34に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程。 - ヒトvWF−CP遺伝子内の第3066539位の塩基がアデニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、血栓性疾患を引き起こす可能性を有する遺伝子変異の検出方法(ここで、第3066539位の塩基の位置は、GenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載されたヒトvWF−CP遺伝子のゲノム塩基配列における位置として定義する。):
(i)配列番号37および配列番号39に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いて逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT−PCR)を行う工程、
および
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物の大きさを決定する工程。 - 請求項6から16のいずれか1項に記載の検出方法を用いる血栓性疾患罹患危険率の検査方法。
- 血栓性疾患が血栓性血小板減少性紫斑病(以下TTPと略称する)である請求項6から16のいずれか1項に記載の検出方法。
- 血栓性疾患が血栓性血小板減少性紫斑病(以下TTPと略称する)である請求項17に記載の検査方法。
- ヒトvWF−CP遺伝子内の第3066539位の塩基がアデニンである1塩基変異および/または第1193位の塩基がチミンである1塩基変異を検出することを特徴とする、溶血性尿毒症症候群(以下HUSと略称する)を引き起こす可能性を有する遺伝子変異の検出方法(ここで、第3066539位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NT_035014.3に記載されたヒトvWF−CP遺伝子のゲノム塩基配列における位置として定義し、第1193位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。)。
- ヒトvWF−CP遺伝子内の第3066539位の塩基がアデニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、請求項20に記載の検出方法;
(i)配列番号3および配列番号4に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物について、配列番号5および配列番号6に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてPCRを行なう工程、
および
(iii)前記(ii)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号5および配列番号6に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程。 - ヒトvWF−CP遺伝子内の第3066539位の塩基がアデニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする請求項20に記載の検出方法;
(i)配列番号37および配列番号39に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いて逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT−PCR)を行う工程、
および
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物の大きさを決定する工程。 - ヒトvWF−CP遺伝子内の第1193位の塩基がチミンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、請求項20から22のいずれか1項に記載の検出方法;
(i)配列番号7および配列番号8に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
および
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号9および配列番号10に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程。 - ヒトvWF−CP遺伝子内の以下に示される1塩基変異の全てを検出することを特徴とする、溶血性尿毒症症候群(以下HUSと略称する)を引き起こす可能性を有する遺伝子変異の検出方法:
(1)第1460位の塩基がグアニンである;
(2)第1786位の塩基がグアニンである;
(3)第2160位の塩基がアデニンである;
(4)第2296位の塩基がグアニンである
(ここで、塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。)。 - ヒトvWF−CP遺伝子内の第2724位の塩基がシトシンである1塩基変異を、前記1塩基変異に加えてさらに検出することを特徴とする、請求項24に記載の遺伝子変異の検出方法(ここで、塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。)。
- ヒトvWF−CP遺伝子内の第1460位の塩基がグアニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、請求項24に記載の検出方法;
(i)配列番号42および配列番号43に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
および
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号42および配列番号43に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程。 - ヒトvWF−CP遺伝子内の第1786位の塩基がグアニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、請求項24記載の検出方法;
(i)配列番号11および配列番号12に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物について、配列番号13および配列番号14に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてPCRを行なう工程、
および
(iii)前記(ii)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号13および配列番号14に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程。 - ヒトvWF−CP遺伝子内の第2160位の塩基がグアニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、請求項24記載の検出方法;
(i)配列番号19および配列番号20に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物について、配列番号21および配列番号22に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてPCRを行なう工程、
および
(iii)前記(ii)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号21および配列番号22に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程。 - ヒトvWF−CP遺伝子内の第2296位の塩基がグアニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、請求項24記載の検出方法;
(i)配列番号44および配列番号45に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
および
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号44および配列番号45に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程。 - ヒトvWF−CP遺伝子内の第2724位の塩基がグアニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、請求項25記載の検出方法;
(i)配列番号23および配列番号24に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物について、配列番号25および配列番号26に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてPCRを行なう工程、
および
(iii)前記(ii)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号25および配列番号26に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程。 - 請求項20から30のいずれか1項に記載の検出方法を用いるHUS罹患危険率の検査方法。
- ヒトvWF−CP遺伝子内の第1786位の塩基がグアニンである1塩基変異を検出することを特徴とする、冠動脈疾患(以下CADと略称する)を引き起こす可能性を有する遺伝子変異の検出方法(ここで、第1786位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として定義する。)。
- ヒトvWF−CP遺伝子内の第1786位の塩基がグアニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、請求項32に記載の検出方法;
(i)配列番号11および配列番号12に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物について、配列番号13および配列番号14に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてPCRを行なう工程、
および
(iii)前記(ii)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号13および配列番号14に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程。 - 請求項32または33に記載の検出方法を用いるCAD罹患危険率の検査方法。
- ヒトvWF−CP遺伝子内の第1786位の塩基がグアニンである1塩基変異を検出することを特徴とする、脳卒中を引き起こす可能性を有する遺伝子変異の検出方法(ここで、第1786位の塩基の位置はGenBankアクセッション番号NM_139025に記載された該遺伝子のcDNA塩基配列における位置として、定義する。)。
- ヒトvWF−CP遺伝子内の第1786位の塩基がグアニンである1塩基変異の検出を以下の工程を含む方法で行なうことを特徴とする、請求項35に記載の検出方法;
(i)配列番号11および配列番号12に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を行う工程、
(ii)前記(i)の工程で得られたPCR産物について、配列番号13および配列番号14に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてPCRを行なう工程、
および
(iii)前記(ii)の工程で得られたPCR産物の配列を、配列番号13および配列番号14に記載のポリヌクレオチドをプライマーとして用いてシーケンス法により決定する工程。 - 請求項35または36に記載の検出方法を用いる脳卒中罹患危険率の検査方法。
- 配列表の配列番号3から配列番号39および配列番号42から配列番号43のいずれか1に記載の塩基配列からなるポリヌクレオチド。
- 請求項3に記載の対立遺伝子特異的核酸プローブ並びに請求項4、5および38に記載のポリヌクレオチドのうち少なくとも1つを含む試薬キット。
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