JP2005100880A - 平面型の高分子電解質型燃料電池用のセパレータおよびこれを用いた高分子電解質型燃料電池 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】平面型の高分子電解質型燃料電池用のセパレータとして、複数の貫通孔を有する単位導電性基板が空隙部を介して平面的にn個(nは2以上の整数)配列されたセパレータ部材と、単位導電性基板の配列位置に対応したn個の開口を有し上記セパレータ部材を挟持するように一体化された一対の絶縁性枠体と、を備えた燃料供給側セパレータおよび酸素供給側セパレータとし、このらの一方は、n個の単位導電性基板のうち、一方の端部から連続(n−1)個の単位導電性基板が、隣接する単位導電性基板方向に張り出している張出部材を隅部に有し、他方の端部から連続(n−1)個の単位導電性基板が、隣接する単位導電性基板の張出部材との間に空隙部を残すように切欠き部位を隅部に有するものとした。
【選択図】 図1
Description
これらの燃料電池は、メタン等から生成された水素ガスを燃料とするものであるが、最近では、燃料としてメタノール水溶液をダイレクトに用いるダイレクトメタノール型燃料電池(以下、DMFCとも言う)も知られている。
なかでも、固体高分子膜を2種類の電極で挟み込み、更に、これらの部材をセパレータで挟んだ構成の固体高分子型燃料電池(以下、PEFCとも言う)が注目されている。
PEFCのセパレータとしては、グラファイト板を削り出して溝加工を施したセパレータ、樹脂にカーボンを練り込んだカーボンコンパウンドのモールド性セパレータ、エッチングなどで溝加工を施した金属製セパレータ、金属材料の表面部を耐食性の樹脂で覆ったセパレータ等が知られている。これらのセパレータは、いずれも必要に応じて、燃料ガス供給用溝、及び/または、酸化剤ガス供給用溝が形成されている。
そこで、この燃料供給の不均一性を改善するために、膜電極複合体(MEA)に接しているセパレータの面に対して、垂直方向に多数の貫通孔を形成し、この貫通孔から燃料及び酸素を供給する構造のセパレータが考えられている(特許文献1)。
尚、ここでは、燃料電池の燃料供給側セパレータと酸素供給側のセパレータとの間に位置する電極部を含む複合体、例えば、順に、集電体層、燃料電極、高分子電解質、酸素極、集電体層が積層されてなる膜等のような複合体を、膜電極複合体(MEA)と言う。
本発明は、上記のような実情に鑑みてなされたものであり、軽量であり、かつ、単位セル間を電気的に直列に接続することが容易なセパレータと、このセパレータを使用した軽量、薄型の高分子電解質型燃料電池を提供することを目的とする。
本発明の他の態様として、燃料供給側セパレータおよび酸素供給側セパレータのうち前記張出部材を備えていないセパレータを構成する一対の絶縁性枠体の一方は、(n−1)個の接続用開口部を各単位導電性基板の配列位置に対応して備え、該接続用開口部には前記単位導電性基板が露出しているような構成とした。
本発明の他の態様として、一対の前記絶縁性枠体のうち、一方の絶縁性枠体を前記開口が存在しない絶縁性基板とする構成とした。
本発明の他の態様として、燃料供給側セパレータおよび酸素供給側セパレータのうち前記張出部材を備えていないセパレータを構成する絶縁基板は、(n−1)個の接続用開口部を各単位導電性基板の配列位置に対応して備え、該接続用開口部には前記単位導電性基板が露出しているような構成とした。
また、本発明の他の態様として、上記の燃料供給側セパレータおよび酸素供給側セパレータのうち前記張出部材を備えているセパレータを構成するセパレータ部材は、n個の単位導電性基板のうち、配列方向の端部に位置し、かつ、前記張出部材を有しておらず、前記切欠き部位を有している単位導電性基板に電極端子を備えているような構成とした。
さらに、本発明の他の態様として、前記単位導電性基板は、貫通孔に連通する溝部を一方の面に有するような構成とした。
本発明の他の態様として、一方のセパレータの前記接続用突出部の先端部が、他方のセパレータの外側に位置する前記接続用開口部内に露出している単位導電性基板に接続されているような構成とした。
[第1の実施形態]
セパレータ
図1は本発明の平面型の高分子電解質型燃料電池用のセパレータの一実施形態を示す斜視図であり、図2は図1に示される一方のセパレータを構成する各部材を離間させた状態を示す斜視図であり、図3は図1に示される他方のセパレータを構成する各部材を離間させた状態を示す斜視図である。図1〜図3において、本発明の平面型の高分子電解質型燃料電池用のセパレータ11,51は、燃料供給側セパレータおよび酸素供給側セパレータであり、何れが燃料供給側セパレータ、酸素供給側セパレータであってもよい。ここでは、仮に、セパレータ11を燃料供給側セパレータ、セパレータ51を酸素供給側セパレータとして説明を進める。
また、酸素供給側セパレータ51を構成する単位導電性基板62A,62B,62Cは、上記の張出部材24、切欠き部位25が形成されていない点を除いて、単位導電性基板22A,22B,22Cと同等の形状であり、同等の大きさの空隙部26を介して配列されセパレータ部材62を構成している。
セパレータ部材22を構成する単位導電性基板22A,22B,22C、および、セパレータ部材62を構成する単位導電性基板62A,62B,62Cに使用する導電性の材料としては、電気導電性が良く、所定の強度が得られ、加工性の良いものが好ましく、ステンレス、冷間圧延鋼板、アルミニウム等が挙げられる。
また、単位導電性基板の表面に金めっき等のめっき処理を施して、導電性を損なうことなく、耐食性金属層を設けてもよい。さらに、このような耐食性金属層上に、耐酸性かつ電気導電性を有する保護層を配設してもよい。
各単位導電性基板22A,22B,22C,62A,62B,62Cは、機械加工、フォトリソグラフィー技術を用いたエッチング加工により、所定の形状に加工したものであり、張出部材24、切欠き部位25、燃料供給用ないし酸素供給用の貫通孔27,67を、これらの方法により形成したものである。
燃料供給側セパレータ11および酸素供給側セパレータ51は、個別に作製されたセパレータ部材22と絶縁性枠体32,42とを、また、個別に作製されたセパレータ部材62と絶縁性枠体72,82とを、位置合せしながら固着して作製する方法が挙げられる。図4は、燃料供給側セパレータ11の作製に使用するセパレータ部材22の一例を示す図である。図4において、セパレータ部材22は、複数の貫通孔27を有する3個の単位導電性基板22A,22B,22Cが空隙部26を介して平面的に配列されるように、各単位導電性基板22A,22B,22Cが外枠体21に複数のリブ21aを介して支持されている。このような部材に絶縁性枠体32,42を、位置合せしながら固着し、その後、リブ21aを切断して外枠体21を除去することにより、燃料供給側セパレータ11を作製することができる。酸素供給側セパレータ51の作製も同様である。
また、絶縁性枠体32,42,72,82の一部あるいは全部を半硬化状態であるプリプレグにて形成し、セパレータ部材22,62に圧着して、固定する方法もある。
上述の本発明のセパレータ(燃料供給側セパレータおよび酸素供給側セパレータ)は、複雑な配線が存在せず、強度と軽量化を兼ね備えたものであり、後述する平面型の高分子電解質型燃料電池に供される場合において、上記の張出部材24を用いて接続することにより、簡便に複数の単位セルを電気的に直列に接続することが可能である。
また、燃料供給側セパレータ11の各単位導電性基板22A,22B,22C間に存在する空隙部26、および、酸素供給側セパレータ51の各単位導電性基板62A,62B,62C間に存在する空隙部66には、絶縁性材料、例えば、エポキシ樹脂、フッ素系樹脂などの接着剤が充填され存在するものであってもよい。
次に、上述の燃料供給側セパレータ11および酸素供給側セパレータ51を用いた平面型の高分子電解質型燃料電池について説明する。
図5は本発明の平面型の高分子電解質型燃料電池の一例を示す斜視図であり、図6は図5に示される高分子電解質型燃料電池のI−I線における断面図である。図5および図6において、平面型の高分子電解質型燃料電池1は、図1にも示されるように、3個の燃料電池の膜電極複合体(MEA)90を介して燃料供給側セパレータ11および酸素供給側セパレータ51を対向一体化したものである。すなわち、燃料供給側セパレータ11の枠体42側と、酸素供給側セパレータ51の枠体72側とを、膜電極複合体(MEA)90を介して対向させ、かつ、枠体42の開口43と枠体72の開口73に膜電極複合体(MEA)90が嵌め込まれて3個の単位セル1A,1B,1Cが平面的に配列されたものである。
また、膜電極複合体(MEA)90を挟持している燃料供給側セパレータ11、酸素供給側セパレータ51は、各単位セル1A,1B,1Cを絶縁しているだけではなく、同時に、セル内部の燃料、水等が燃料供給面以外からセル外部に出ることを防ぐシール材としての機能も有している。
また、3個の単位セル1A,1B,1Cを電気的に直列に接続するための接続部材7は、単位導電性基板に使用可能な材料として上記で挙げた材料により形成することができる。また、接続部材7と単位導電性基板(張出部材)との接合は、ボルトナット、ネジ、銀ペーストのような導電性ペースト等を用いて行うことができる。
このような本発明の平面型の高分子電解質型燃料電池1は、複数の単位セルが張出部材を用いて接続部材により電気的に直列に接続された軽量で薄型の高分子電解質型燃料電池である。
セパレータ
図7は本発明の平面型の高分子電解質型燃料電池用のセパレータの他の実施形態を示す斜視図であり、図8は図7に示される一方のセパレータを構成する各部材を離間させた状態を示す斜視図であり、図9は図7に示される他方のセパレータを構成する各部材を離間させた状態を示す斜視図である。図7〜図9において、本発明の平面型の高分子電解質型燃料電池用のセパレータ111,151は、燃料供給側セパレータおよび酸素供給側セパレータであり、何れが燃料供給側セパレータ、酸素供給側セパレータであってもよい。ここでは、仮に、セパレータ111を燃料供給側セパレータ、セパレータ151を酸素供給側セパレータとして説明を進める。
また、各単位導電性基板122A,122B,122Cには、一体化用貫通孔129A,129B,129Cが設けられている。一体化用貫通孔129A,129Bは、上記の接続用突出部128のアーム部128aの軸方向の延長線上に位置している。また、一体化用貫通孔129Cは、上記の一体化用貫通孔129A,129Bと同じ配列方向、ピッチとなるように単位導電性基板122Cに形成されている。
また、燃料供給側セパレータ111を構成するセパレータ部材122は、3個の単位導電性基板122A,122B,122Cのうち、配列方向の端部に位置し、かつ、張出部材124を有しておらず、切欠き部位125を有している単位導電性基板122Aに電極端子123を備えている。一方、酸素供給側セパレータ151を構成するセパレータ部材162は、3個の単位導電性基板162A,162B,162Cのうち、配列方向の端部に位置する単位導電性基板162Cに電極端子163を備えている。
また、酸素供給側セパレータ151を構成する絶縁性枠体172は、上述のように開口173を備えるとともに、一体化用貫通孔174A,174B,174Cを、セパレータ部材162の一体化用貫通孔169A,169B,169Cに対応する位置に備えている。さらに、酸素供給側セパレータ151を構成する絶縁性枠体182は、上述のように開口183を備えるとともに、接続用開口部185A,185Bと一体化用貫通孔184C、を、セパレータ部材162の一体化用貫通孔169A,169B,169Cに対応する位置に備えている。上記の接続用開口部185A,185Bは、上述の接続用突出部128の端子部128bに対応した形状となっている。
また、各単位導電性基板122A,122B,122C,162A,162B,162Cは、上述の実施形態で挙げた加工方法により加工したものである。
燃料供給側セパレータ111を構成する一対の絶縁性枠体132,142、および、酸素供給側セパレータ151を構成する一対の絶縁性枠体172,182の材質としては、上述の実施形態で絶縁性枠体用として挙げたものを使用することができ、同様の加工方法を用いて加工したものである。
上述の本発明のセパレータ(燃料供給側セパレータ111および酸素供給側セパレータ151)は、複雑な配線が存在せず、強度と軽量化を兼ね備えたものであり、後述する平面型の高分子電解質型燃料電池に供される場合において、上記の張出部材124と接続用突出部128を用いて接続することにより、簡便に複数の単位セルを電気的に直列に接続することが可能である。
また、燃料供給側セパレータ111の各単位導電性基板122A,122B,122C間に存在する空隙部126、および、酸素供給側セパレータ151の各単位導電性基板162A,162B,162C間に存在する空隙部166には、絶縁性材料、例えば、エポキシ樹脂、フッ素系樹脂などの接着剤が充填され存在するものであってもよい。
次に、上述の燃料供給側セパレータ111および酸素供給側セパレータ151を用いた平面型の高分子電解質型燃料電池について説明する。
図10は本発明の平面型の高分子電解質型燃料電池の他の例を示す斜視図である。図10において、平面型の高分子電解質型燃料電池101は、図7にも示されるように、3個の燃料電池の膜電極複合体(MEA)190を介して燃料供給側セパレータ111および酸素供給側セパレータ151を対向一体化したものである。すなわち、燃料供給側セパレータ111の枠体142側と、酸素供給側セパレータ151の枠体172側とを、膜電極複合体(MEA)190を介して対向させ、かつ、枠体142の開口143と枠体172の開口173に膜電極複合体(MEA)190が嵌め込まれて3個の単位セル101A,101B,101Cが平面的に配列されたものである。
また、膜電極複合体(MEA)190を挟持している燃料供給側セパレータ111、酸素供給側セパレータ151は、各単位セル101A,101B,101Cを絶縁しているだけではなく、同時に、セル内部の燃料、水等が燃料供給面以外からセル外部に出ることを防ぐシール材としての機能も有している。
膜電極複合体(MEA)190を挟持するように燃料供給側セパレータ111、酸素供給側セパレータ151を一体化する方法としては、上述の高分子電解質型燃料電池の実施形態で説明したような方法を用いることができる。また、上記の一体化用貫通孔の加えて、複数の一体化用貫通孔を設け、これらを用いて一体化してもよい。この場合においても、エポキシ樹脂、フッ素系樹脂等の絶縁性の接着剤を使用してもよい。
上述の本発明の高分子電解質型燃料電池用のセパレータ、平面型の高分子電解質型燃料電池の実施形態は例示であり、これらに限定されるものではない。
上述のような絶縁性基板は、開口を設けない他は絶縁性枠体と同様とすることができ、特に制限はなく、例えば、上記の実施形態ような一体化用貫通孔を形成してもよい。
1A,1B,1C…単位セル
7…接続部材
11,51…セパレータ
22,62…セパレータ部材
22A,22B,22C,62A,62B,62C…単位導電性基板
23,63…電極端子
24…張出部材
25…切欠き部位
26,66…空隙部
27,67…貫通孔
28…溝部
31…絶縁性基板
32,42,72,82…絶縁性枠体
33,43,73,83…開口
90…膜電極複合体(MEA)
101…高分子電解質型燃料電池
101A,101B,101C…単位セル
111,151…セパレータ
122,162…セパレータ部材
122A,122B,122C,162A,162B,162C…単位導電性基板
123,163…電極端子
124…張出部材
125…切欠き部位
126,166…空隙部
127,167…貫通孔
128…接続用突出部
128a…アーム部
128b…端子部
128c…孔部
129A,129B,129C,169A,169B,169C…一体化用貫通孔
132,142,172,182…絶縁性枠体
133,143,173,183…開口
134A,134B,134C,144A,144B,144C,174A,174B,174C,184C…一体化用貫通孔
185A,185B…接続用開口部
190…膜電極複合体(MEA)
Claims (9)
- 単位セルを平面的に配列した平面型の高分子電解質型燃料電池用のセパレータにおいて、
複数の貫通孔を有する単位導電性基板が空隙部を介して平面的にn個(nは2以上の整数)配列されたセパレータ部材と、前記単位導電性基板の配列位置に対応したn個の開口を有し前記セパレータ部材を挟持するように一体化された一対の絶縁性枠体と、を備えた燃料供給側セパレータおよび酸素供給側セパレータからなり、
燃料供給側セパレータおよび酸素供給側セパレータの一方は、前記セパレータ部材を構成するn個の単位導電性基板のうち、配列方向の一方の端部の1番目から(n−1)番目までの単位導電性基板が、隣接する単位導電性基板方向に張り出している張出部材を隅部に有し、配列方向の他方の端部の1番目から(n−1)番目までの単位導電性基板が、隣接する単位導電性基板の前記張出部材に対応し、かつ、前記張出部材との間に空隙部が形成される形状の切欠き部位を隅部に有することを特徴とする平面型の高分子電解質型燃料電池用のセパレータ。 - 前記張出部材は、単位導電性基板の配列方向と略直交する方向に接続用突出部が突設されていることを特徴とする請求項1に記載の平面型の高分子電解質型燃料電池用のセパレータ。
- 燃料供給側セパレータおよび酸素供給側セパレータのうち前記張出部材を備えていないセパレータを構成する一対の絶縁性枠体の一方は、(n−1)個の接続用開口部を各単位導電性基板の配列位置に対応して備え、該接続用開口部には前記単位導電性基板が露出していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の平面型の高分子電解質型燃料電池用のセパレータ。
- 一対の前記絶縁性枠体のうち、一方の絶縁性枠体を前記開口が存在しない絶縁性基板としたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の平面型の高分子電解質型燃料電池用のセパレータ。
- 燃料供給側セパレータおよび酸素供給側セパレータのうち前記張出部材を備えているセパレータを構成するセパレータ部材は、n個の単位導電性基板のうち、配列方向の端部に位置し、かつ、前記張出部材を有しておらず、前記切欠き部位を有している単位導電性基板に電極端子を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の平面型の高分子電解質型燃料電池用のセパレータ。
- 前記単位導電性基板は、貫通孔に連通する溝部を一方の面に有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の平面型の高分子電解質型燃料電池用のセパレータ。
- 単位セルを平面的に配列した平面型の高分子電解質型燃料電池において、
n個(nは2以上の整数)の燃料電池の膜電極複合体(MEA)と、該電極複合体(MEA)を介して対向一体化された一組のセパレータとを有し、該セパレータは請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の燃料供給側セパレータおよび酸素供給側セパレータであり、前記開口を有する面が対向するとともに、該対向面の開口に前記膜電極複合体(MEA)が嵌め込まれてn個の単位セルが平面的に配列され、
(n−1)個の各単位セルを構成する一方のセパレータの単位導電性基板の張出部材と、隣接する(n−1)個の各単位セルを構成する他方のセパレータの単位導電性基板とを接続する接続部材を備え、n個の単位セルが電気的に直列に接続されていることを特徴とする平面型の高分子電解質型燃料電池。 - 前記接続部材が前記接続用突出部であることを特徴とする請求項7に記載の平面型の高分子電解質型燃料電池。
- 一方のセパレータの前記接続用突出部の先端部が、他方のセパレータの外側に位置する前記接続用開口部内に露出している単位導電性基板に接続されていることを特徴とする請求項8に記載の平面型の高分子電解質型燃料電池。
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