JP2005099117A - 露光方法及びその方法で用いられる基板のアライメント方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 基板上に形成されるパターンがどのような配置態様をとる場合でも、アライメントマークを利用した手法により基板の位置決めを適正にかつ安価に行うことができる露光方法を提供する。
【解決手段】 フォトマスク40のマスク側アライメントマーク42と基板50の各BM層パターン領域51〜56に関連した基板側アライメントマーク57とがXY平面内で一致した状態となるアライメント位置と、フォトマスク40のカラーフィルタ画素部41と基板50の各BM層パターン領域51〜56とが一致した状態となる露光位置とが、互いに所定のシフト量だけX方向に離間した状態になるようにする。そして、アライメント位置でフォトマスク40と基板50との間の一次的なアライメントを行った上で、X方向へのステップ移動によりアライメント位置から露光位置まで移動させて最終的に基板50を露光位置に位置決めする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カラーフィルタ等の製品を製造するために用いられる露光装置に係り、とりわけ、一枚の感光材付きの基板に対して水平面内の異なる露光位置にて複数ショットの露光を順次行うことにより当該基板上に複数のパターンを形成する露光方法及びその方法で用いられる基板のアライメント方法に関する。
カラーフィルタ等の製品を製造する製造工程は、主として、基板上にブラックマトリクス層(以下「BM層」ともいう)のパターンを形成するBM層形成工程と、基板上に形成されたBM層のパターンに合わせて各色(R、G及びB)のパターンの着色層を形成する着色層形成工程とを含んでいる。
このような製造工程においては、BM層形成工程及び着色層形成工程のいずれの工程でも、BM層のパターン及び着色層のパターンを形成するための装置として露光装置が一般的に用いられている。また、このような露光装置としては、露光対象となる感光材付きの基板とフォトマスクとの間に所定のギャップを維持した状態で1ショットの一括露光を行って基板上にパターンを形成するプロキシミティ露光装置が一般的に用いられている。
このようなプロキシミティ露光装置によりBM層のパターン及び着色層のパターンを形成する基本的な手順は、BM層形成工程及び着色層形成工程のいずれの工程でも同一であるが、フォトマスクに対して基板を相対的に移動させて基板を露光位置に位置決めする方法(アライメント方法)に関しては、それぞれの工程で異なる手法が用いられることが多い。
すなわち、BM層形成工程では、いわゆるグローバルアライメント手法により基板全体のアライメントを行った後、基板を所定量だけステップ移動させることにより、基板を露光位置に位置決めするのが一般的である。これに対し、着色層形成工程では、フォトマスクに設けられたアライメントマークと、基板のBM層のパターンに関連して設けられたアライメントマークとを一致させることにより、基板を露光位置に位置決めするのが一般的である。
なお、このようにしてBM層形成工程及び着色層形成工程のそれぞれにおいてアライメント方法を異ならせているのは、アライメントマークを利用した手法により基板の位置決めを行う露光装置に比べて、グローバルアライメント手法により基板の位置決めを行う露光装置の方が一般的に高価になるからであり、先に形成されているBM層のパターンとの関係で相対的に基板の位置決めを行うことが可能な着色層形成工程では、アライメントマークを利用した手法に基づく安価な露光装置により基板の位置決めを行うことが好ましいからである。
ところで、近年、製造されるべきカラーフィルタ等の製品は非常に大型化してきており、これに伴って基板上に露光されるべきBM層のパターン及び着色層のパターンも大面積なものとなっている。
このような状況において、上述したプロキシミティ露光装置を用いる場合には、フォトマスク自体を大型化することによりBM層のパターン及び着色層のパターンを大面積なものとすることも可能であるが、大型のフォトマスクの作成は技術的及び経済的に困難であり、一定の大きさ以上のフォトマスクを作成することは現実的に非常に困難であるという問題がある。
このため、従来においては、露光用パターン領域の大きさが全体の大面積のパターンの1/n(nは正の整数)であるようなフォトマスクを準備し、基準方向(例えばY方向)に沿ってフォトマスクに対する基板の位置を順次移動させながら基板に対してnショットの露光を順次行うことにより、互いにつなぎ合わされることで大面積のパターンをなすn個のパターンを形成する方法が提案されている(特許文献1参照)。
ところで、上記特許文献1に記載された方法は、グローバルアライメント手法により基板の位置決めを行うBM層形成工程用の露光装置に限らず、アライメントマークを利用した手法により基板の位置決めを行う着色層形成工程用の露光装置でも用いられるものである。ここで、後者の露光装置においては、フォトマスクに対する基板の位置を順次移動させながら、フォトマスクに設けられたアライメントマークと、基板のBM層の各パターンに関連して設けられたアライメントマークとを一致させ、基板を複数の露光位置のそれぞれに位置決めする。
しかしながら、上述したような着色層形成工程用の露光装置では、フォトマスク上でのアライメントマークの配置態様が露光装置ごとにあらかじめ固定的に決められているので、基板上に形成されるBM層の各パターンの配置態様によっては、基板上で設けられるべきアライメントマークの位置がBM層の各パターンの位置と重なってしまい、基板の位置決めを適正に行うことができなくなるという問題がある。
このような事情から、従来においては、着色層形成工程用の露光装置としても、グローバルアライメント手法により基板の位置決めを行う露光装置が用いられる傾向にあり、結果として製造コストの上昇を招いていた。
特開平8−45823号公報
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、基板上に形成されるパターンがどのような配置態様をとる場合でも、アライメントマークを利用した手法により基板の位置決めを適正にかつ安価に行うことができる、露光方法及びその方法で用いられる基板のアライメント方法を提供することを目的とする。
本発明は、第1の解決手段として、一枚の感光材付きの基板に対して水平面内の異なる露光位置にて複数ショットの露光を順次行うことにより当該基板上に複数のパターンを形成する露光方法において、水平面内の異なる位置に配置された複数の矩形状の第1層パターン領域と、前記各第1層パターン領域に関連して位置付けられた複数の基板側アライメントマークとを含む感光材付きの基板を、露光ステージ上に載置する第1ステップと、前記各第1層パターン領域に対応する第2層パターン領域を露光するための露光用パターン領域と、前記露光用パターン領域に関連して位置付けられたマスク側アライメントマークとを含むフォトマスクを、前記露光ステージ上に載置された前記基板に対向するように配置する第2ステップであって、前記フォトマスクの前記マスク側アライメントマークが、前記フォトマスクの前記露光用パターン領域と前記基板の前記各第1層パターン領域とが前記水平面内で一致するように配置されたときに、前記基板の前記各第1層パターン領域に関連した基板側アライメントマークから所定のシフト量だけ離間した状態になるように位置付けられている、第2ステップと、前記フォトマスクの前記マスク側アライメントマークと前記基板の前記複数の第1層パターン領域のうちの特定の第1層パターン領域に関連した基板側アライメントマークとが前記水平面内で一致するように、前記露光ステージ上に載置された前記基板を前記フォトマスクに対して相対的に移動させる第3ステップと、前記フォトマスクの前記マスク側アライメントマークと前記基板の前記特定の第1層パターン領域に関連した基板側アライメントマークとが前記水平面内で一致した状態となるアライメント位置から、前記水平面内で前記露光ステージを前記フォトマスクに対して前記所定のシフト量だけステップ移動させ、前記フォトマスクの前記露光用パターン領域と前記基板の前記特定の第1層パターン領域とを前記水平面内で一致させる第4ステップと、前記フォトマスクの前記露光用パターン領域と前記基板の前記特定の第1層パターン領域とが前記水平面内で一致した状態となる露光位置において、前記フォトマスクを介して前記基板へ向けて露光光を照射し、前記基板の前記特定の第1層パターン領域に合わせて第2層パターン領域を形成する第5ステップとを含み、前記フォトマスクに対する前記基板の位置を前記水平面内で順次移動させながら前記第3ステップ乃至前記第5ステップを繰り返し、前記基板の前記複数の第1層パターン領域に合わせて複数の第2層パターン領域を形成することを特徴とする露光方法を提供する。
なお、上述した第1の解決手段において、前記基板の前記各第1層パターン領域のうちの少なくとも一部は前記水平面内の第1の方向に沿って配置されており、前記各第1層パターン領域に関連した基板側アライメントマークは、前記各第1層パターン領域のうち前記第1の方向に沿って延びる第1方向辺の外側に位置付けられており、前記フォトマスクの前記マスク側アライメントマークは、前記露光用パターン領域のうち前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って延びる第2方向辺の外側に位置付けられており、前記フォトマスクの前記マスク側アライメントマークは、前記フォトマスクの前記露光用パターン領域と前記基板の前記各第1層パターン領域とが前記水平面内で一致するように配置されたときに、前記基板の前記各第1層パターン領域に関連した基板側アライメントマークから前記第2の方向に沿って前記所定のシフト量だけ離間した状態になるように位置付けられていることが好ましい。
また、上述した第1の解決手段において、前記フォトマスクの前記マスク側アライメントマークは、前記露光用パターン領域の前記第2方向辺の中央部の外側に位置付けられていることが好ましい。
さらに、上述した第1の解決手段において、前記基板の前記各第1層パターン領域のうちの少なくとも一部は前記水平面内の前記第1の方向に沿って互いにつなぎ合わされることで一つの大面積のパターンをなし、前記第5ステップにおいて、前記フォトマスクの前記マスク側アライメントマークを遮蔽しながら、前記フォトマスクを介して前記基板へ向けて露光光を照射することが好ましい。なおこの場合、前記基板は、前記水平面内の前記第2の方向に関して互いに離間して配置された少なくとも2つの大面積のパターンを有することが好ましい。
さらにまた、上述した第1の解決手段においては、前記フォトマスクと前記露光ステージ上に載置された前記基板との間のギャップを調整する第6ステップをさらに含み、前記第3ステップ乃至前記第5ステップを繰り返す際に、前記第3ステップの直前又は前記第3ステップと前記第4ステップとの間にて前記第6ステップを行うことが好ましい。なおこの場合、前記フォトマスクは、当該フォトマスクと前記基板との間のギャップを検出するために用いられるギャップ測定用窓部をさらに含み、前記フォトマスクの前記露光用パターン領域が前記基板の前記各第1層パターン領域から離間した状態となるギャップ検出位置において、前記ギャップ測定用窓部を介して、前記フォトマスクと前記基板との間のギャップを検出することが好ましい。
なお、上述した第1の解決手段において、前記基板の前記各第1層パターン領域はカラーフィルタのブラックマトリクス層を構成し、前記各第2層パターン領域は前記ブラックマトリクス層のパターンに合わせて形成される所定色の着色層を構成することが好ましい。
本発明は、第2の解決手段として、一枚の感光材付きの基板に対して水平面内の異なる露光位置にて複数ショットの露光を順次行うことにより当該基板上に複数のパターンを形成する露光方法で用いられる、基板のアライメント方法において、水平面内の異なる位置に配置された複数の矩形状の第1層パターン領域と、前記各第1層パターン領域に関連して位置付けられた複数の基板側アライメントマークとを含む感光材付きの基板を、露光ステージ上に載置する第1ステップと、前記各第1層パターン領域に対応する第2層パターン領域を露光するための露光用パターン領域と、前記露光用パターン領域に関連して位置付けられたマスク側アライメントマークとを含むフォトマスクを、前記露光ステージ上に載置された前記基板に対向するように配置する第2ステップであって、前記フォトマスクの前記マスク側アライメントマークが、前記フォトマスクの前記露光用パターン領域と前記基板の前記各第1層パターン領域とが前記水平面内で一致するように配置されたときに、前記基板の前記各第1層パターン領域に関連した基板側アライメントマークから所定のシフト量だけ離間した状態になるように位置付けられている、第2ステップと、前記フォトマスクの前記マスク側アライメントマークと前記基板の前記複数の第1層パターン領域のうちの特定の第1層パターン領域に関連した基板側アライメントマークとが前記水平面内で一致するように、前記露光ステージ上に載置された前記基板を前記フォトマスクに対して相対的に移動させる第3ステップと、前記フォトマスクの前記マスク側アライメントマークと前記基板の前記特定の第1層パターン領域に関連した基板側アライメントマークとが前記水平面内で一致した状態となるアライメント位置から、前記水平面内で前記露光ステージを前記フォトマスクに対して前記所定のシフト量だけステップ移動させ、前記フォトマスクの前記露光用パターン領域と前記基板の前記特定の第1層パターン領域とを前記水平面内で一致させる第4ステップとを含むことを特徴とする、基板のアライメント方法を提供する。
本発明の第1及び第2の解決手段によれば、フォトマスクのマスク側アライメントマークと基板の各第1層パターン領域に関連した基板側アライメントマークとがXY平面内で一致した状態となるアライメント位置と、フォトマスクの露光用パターン領域と基板の各第1層パターン領域とが一致した状態となる露光位置とが、互いに所定のシフト量だけ離間した状態になるようにし、アライメント位置でフォトマスクと基板との間の一次的なアライメントを行った上で、所定量だけのステップ移動によりアライメント位置から露光位置まで移動させて最終的に基板を露光位置に位置決めするようにしている。このため、基板上に形成される第1層パターン領域(及び着色層パターン領域)の位置と基板上で設けられるべきアライメントマークの位置とが重なってしまうことを効果的に防止し、アライメントマークを利用した手法に基づく安価な露光装置を用いて、基板の位置決めを適正に行うことができる。
また、本発明の第1及び第2の解決手段によれば、フォトマスクの露光用パターン領域と基板の各第1層パターン領域とが水平面内で一致するように配置されたときに、基板の前記各第1層パターン領域に関連した基板側アライメントマークから所定の一方向に沿って所定のシフト量だけ離間した状態になるように、フォトマスクのマスク側アライメントマーク及び基板の各第1層パターン領域に関連した基板側アライメントマークを位置付けるようにすることにより、アライメント位置から露光位置までの移動を簡易にかつ精度良く行うことが可能となり、基板の位置決めをより適正に行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
まず、図1により、本発明の一実施の形態に係る露光方法を実現するための露光装置について説明する。なお、本実施の形態においては、図1に示す露光装置1により、カラーフィルタを製造するための製造工程の一つである着色層形成工程(感光材付きの基板上に形成されたブラックマトリクス層(BM層)のパターンに合わせて各色(R、G又はB)のパターンを有する着色層を形成する工程)を行う場合を例に挙げて説明する。また、本実施の形態においては、図1に示す露光装置1により、感光材付きの基板に対して水平面内の異なる露光位置にて複数ショットの露光を順次行うことにより当該基板上に複数のパターンを形成する場合を例に挙げて説明する。
図1に示すように、露光装置1は、基台11と、基台11上に設置された露光ステージ12とを有している。なお、露光ステージ12は、露光対象となる感光材付きの基板(以下単に「基板」ともいう)50を載置するものであり、基板50を真空チャック方式で吸着保持することができるようになっている。また、露光ステージ12には駆動ステージ13が接続されており、駆動ステージ13により露光ステージ12を垂直方向(Z方向)及び水平面(XY平面)内で移動させることにより、露光ステージ12上に載置された基板50をフォトマスク40に対して相対的に移動させることができるようになっている。
ここで、露光ステージ12上に載置される基板50は、例えば、図2に示すようなものである。図2に示すように、この基板50には、複数の矩形状のBM層パターン領域(第1層パターン領域)51〜56が形成されている。なお、各BM層パターン領域51〜56はXY平面内の異なる位置に配置されている。このうち、BM層パターン領域51〜53はY方向(第1の方向)に沿って互いにつなぎ合わされることで一つの大面積のパターンをなしており、同様に、BM層パターン領域54〜56もY方向に沿って互いにつなぎ合わされることで一つの大面積のパターンをなしている。なお、BM層パターン領域51〜53とBM層パターン領域54〜56はX方向(第2の方向)に関して互いに離間して配置されている。
また、図2に示すように、基板50には、各BM層パターン領域51〜56に関連して位置付けられた複数の基板側アライメントマーク57が形成されている。ここで、各BM層パターン領域51〜53,54〜56はXY平面内のY方向に沿って配置されており、各BM層パターン領域51〜53,54〜56に関連した基板側アライメントマーク57は、各BM層パターン領域51〜53,54〜56の左右(各BM層パターン領域51〜53,54〜56のうちY方向に沿って延びるY方向辺の外側(両側))に少なくとも2つずつ位置付けられている。
一方、露光ステージ12の上方にはマスクステージ15が設けられており、フォトマスク40を真空チャック方式で吸着保持することができるようになっている。すなわち、マスクステージ15の下面のうちフォトマスク40の外周に対応する部位に真空吸引孔(図示せず)が形成されており、この真空吸引孔(図示せず)によりフォトマスク40を真空吸着して保持することができるようになっている。
また、フォトマスク40の上方には、露光ステージ12上に載置された基板50へ向けて露光光を照射する照射光学系20が設けられている。このような照射光学系20は、超高圧水銀灯21と、超高圧水銀灯21から出射された光を基板50へ向けて導くための光学要素(パラボラミラー22、コールドミラー23、インテグレータレンズ24及び球面鏡25)とを有し、露光ステージ12上に載置された基板50へ向けて露光光(平行光)を照射することができるようになっている。また、このような照射光学系20において、コールドミラー23とインテグレータレンズ24との間にはシャッタ26が設けられており、超高圧水銀灯21から出射された光を適宜遮蔽及び開放することができるようになっている。
ここで、マスクステージ15に吸着保持されるフォトマスク40は、例えば図3に示すようなものである。図3に示すように、このフォトマスク40には、各BM層パターン領域51〜56に対応する着色層パターン領域(第2層パターン領域)を露光するためのカラーフィルタ画素部(露光用パターン領域)41が形成されている。なお、カラーフィルタ画素部41により形成される着色層パターン領域も、基板50上に形成されたBM層パターン領域51〜56と同様に、基板50上にて互いにつなぎ合わされるものである。
また、図3に示すように、フォトマスク40には、カラーフィルタ画素部41に関連して位置付けられたマスク側アライメントマーク42が形成されている。ここで、フォトマスク40のマスク側アライメントマーク42は、カラーフィルタ画素部41の中央部の上下(カラーフィルタ画素部41のうちX方向に沿って延びるX方向辺の中央部の外側(両側))に一つずつ位置付けられている。なお、このようなフォトマスク40のマスク側アライメントマーク42は、フォトマスク40のカラーフィルタ画素部41と基板50の各BM層パターン領域51〜56とがXY平面内で一致するように配置されたときに(例えば図6参照)、基板50の各BM層パターン領域51〜56に関連した基板側アライメントマーク57からX方向に沿って所定のシフト量だけ離間した状態になるように位置付けられている。
さらに、図3に示すように、フォトマスク40には、カラーフィルタ画素部41の中央部の上下(カラーフィルタ画素部41のうちX方向に沿って延びるX方向辺の中央部の外側(両側))に2つずつギャップ測定用窓部43が形成されている。なお、ギャップ測定用窓部43は、フォトマスク40と基板50との間のギャップを検出するために用いられるものである。
なお、図3において、点線44は露光有効エリアを示しており、点線44の内部の領域がマスクステージ15の開口部に相当し、点線44の外部の領域がマスクステージ15で吸着保持されることとなる。
このような構成からなるフォトマスク40の中央部上方には、フォトマスク40と露光ステージ12上に載置された基板50との間のギャップ(距離及び平行度)を検出するギャップ検出装置16が設けられている。ここで、ギャップ検出装置16は、レーザー干渉法を用いた測長器等からなり、図3に示すようなフォトマスク40の4つのギャップ測定用窓部43のそれぞれの真上にくるように設置されている。
また、フォトマスク40の中央部上方には、露光ステージ12上に載置された基板50とフォトマスク40との間の相対的な位置関係を検出する位置検出装置17が設けられている。ここで、位置検出装置17は、画像処理装置(図示せず)に接続されたCCD等からなり、図3に示すようなフォトマスク40の2つのマスク側アライメントマーク42のそれぞれの真上にくるように設置されている。
さらに、フォトマスク40の外周部上方には、フォトマスク40の外周部を通過する露光光を遮蔽する遮光板18が設けられている。なお、遮光板18には遮光板駆動装置19が設けられており、フォトマスク40を遮蔽する位置とフォトマスク40を遮蔽しない位置のいずれかをとるように遮光板18を移動させることができるようになっている。
なお、露光ステージ12、駆動ステージ13、照射光学系20(超高圧水銀灯21やシャッタ26等)、ギャップ検出装置16、位置検出装置17及び遮光板駆動装置19には制御装置27が接続されており、露光ステージ12に対して基板50を供給及び排出するロボットアーム(図示せず)等の動作に連動して上述した各構成を制御することができるようになっている。
次に、図1に示す露光装置1により実現される露光方法の手順について説明する。
まず、制御装置27による制御の下で、ロボットアーム(図示せず)等を用いて感光材付きの基板50を露光装置1内へ供給し、露光ステージ12上に載置する。このとき、基板50は、露光ステージ12から突出した状態にあるリフトピン(図示せず)へ受け渡された後(ステップ101)、リフトピンを下降させることにより露光ステージ12へ受け渡される(ステップ102)。また、リフトピン(図示せず)から露光ステージ12へ基板50が受け渡された後、基板50が真空チャック方式で露光ステージ12に吸着保持される(ステップ103)。
次に、制御装置27による制御の下で、露光ステージ12を上昇させ、マスクステージ15に吸着保持されたフォトマスク40と露光ステージ12上に載置された基板50との間のギャップを検出することが可能な高さに基板50を位置付ける(ステップ104)。これにより、マスクステージ15に吸着保持されたフォトマスク40が、露光ステージ12上に載置された基板50に対向するように配置される。
その後、制御装置27による制御の下で、フォトマスク40に対する基板50の位置を順次移動させながら基板50に対して6ショットの露光を行って、基板50のBM層パターン領域51〜56上に6つの着色層パターン領域(図示せず)を形成する(ステップ105〜114)。
まず、第1ショット目の露光(n=1の場合)について説明する。
この場合には、まず、制御装置27による制御の下で、ショット回数を表すカウンタnをn=1と設定した後(ステップ105)、第1ショット目のギャップ検出位置に基板50が配置されるように露光ステージ12を移動させる(ステップ106)。
ここで、ギャップ検出装置16によるギャップの検出は、基板50に形成された各BM層パターン領域51〜56上では行うことができないので、第1ショット目のギャップ検出位置は、ギャップ検出装置16の真下に位置するフォトマスク40のギャップ測定用窓部43の少なくとも一部が基板50の各BM層パターン領域51〜56から外れた状態になるような位置とする。具体的には例えば、第1ショット目のギャップ検出位置は、図5に示すように、基板50の1番目のBM層パターン領域51がフォトマスク40に対して相対的にX方向にずらされた位置とすることが好ましい。この場合には、フォトマスク40の4つのギャップ測定用窓部43のうち3つのギャップ測定用窓部43(図5の斜線部参照)が基板50のBM層パターン領域51〜56から外れた状態になる。
そして、このようにして第1ショット目のギャップ検出位置に基板50が配置されるように露光ステージ12が位置付けられた後、フォトマスク40の3つのギャップ測定用窓部43を介してフォトマスク40と基板50との間のギャップを検出して当該ギャップを調整する(ステップ107)。なおこのとき、ギャップ検出装置16によるギャップの検出はXY平面内の異なる3箇所で行われるので、フォトマスク40と基板50との間の距離だけでなく両者の間の平行度が検出されることとなる。このため、制御装置27による制御の下で、このような検出結果に基づいて駆動ステージ13により露光ステージ12の高さ及び傾きを調整することにより、フォトマスク40と基板50との間のギャップ(距離及び平行度)を適切に調整することができる。
その後、調整されたギャップ(距離及び平行度)を保った状態で、第1ショット目のアライメント検出位置まで露光ステージ12をXY平面内でステップ移動させる(ステップ108)。なおこのとき、露光ステージ12の移動は、レーザ干渉計(図示せず)等による検出結果に基づいて制御装置27により駆動ステージ13を制御することにより行われる。
そして、第1ショット目のアライメント検出位置において、フォトマスク40の2つのマスク側アライメントマーク42と基板50の1番目のBM層パターン領域51に関連した2つの基板側アライメントマーク57とがXY平面内で一致するように、露光ステージ12上に載置された基板50をフォトマスク40に対して相対的に移動させ、アライメントを行う(ステップ109)。
ここで、フォトマスク40のマスク側アライメントマーク42は、カラーフィルタ画素部41の中央部の上下に配置されているので、図6に示すように、第1ショット目のアライメント検出位置は、基板50がフォトマスク40に対して相対的にX方向にずらされた位置となる。
そして、このようにしてフォトマスク40のマスク側アライメントマーク42と基板50の1番目のBM層パターン領域51に関連した基板側アライメントマーク57とがXY平面内で一致した状態となるアライメント位置から、調整されたギャップ(距離及び平行度)を保った状態で、XY平面内で露光ステージ12をフォトマスク40に対して所定のシフト量だけX方向にステップ移動させ、フォトマスク40のカラーフィルタ画素部41と基板50の1番目のBM層パターン領域51とを一致させる(ステップ110)。なおこのとき、露光ステージ12の移動は、レーザ干渉計(図示せず)等による検出結果に基づいて制御装置27により駆動ステージ13を制御することにより行われる。
その後、フォトマスク40のカラーフィルタ画素部41と基板50の1番目のBM層パターン領域51とが一致した状態となる露光位置において、図7に示すように、遮光板18を移動させてフォトマスク40のマスク側アライメントマーク42及びギャップ測定用窓部43を遮蔽した後(ステップ111)、フォトマスク40を介して基板50へ向けて露光光を照射する。これにより、基板50の1番目のBM層パターン領域51上に1番目の着色層パターン領域(図示せず)が形成される(ステップ112)。
以上のようにして第1ショット目の露光(n=1の場合)を行って、基板50の1番目のBM層パターン領域51上に1番目の着色層パターン領域(図示せず)を形成した後、フォトマスク40に対する基板50の位置をXY平面内でY方向に順次移動させながら、上述したステップ106〜112を繰り返すことにより、第2ショット目及び第3ショット目の露光(n=2,3の場合)を行って、基板50の2番目及び3番目のBM層パターン領域52,53上に2番目及び3番目の着色層パターン領域(図示せず)を形成することができる。
以下、第2ショット目の露光(n=2の場合)及び第3ショット目の露光(n=3の場合)について説明する。
第2ショット目の露光を行う場合には、制御装置27による制御の下で、ショット回数を表すカウンタnをn=2と設定した後(ステップ113及びステップ114)、第2ショット目のギャップ検出位置に基板50が配置されるように露光ステージ12を移動させる(ステップ106)。なおこの場合、第2ショット目のギャップ検出位置は、図8に示すように、フォトマスク40の4つのギャップ測定用窓部43のうち2つのギャップ測定用窓部43(図8の斜線部参照)がBM層パターン領域51〜56から外れた状態になる。
そして、このようにして第2ショット目のギャップ検出位置に基板50が配置されるように露光ステージ12が位置付けられた後、フォトマスク40の2つのギャップ測定用窓部43を介してフォトマスク40と基板50との間のギャップを検出して当該ギャップを調整する(ステップ107)。なおこのとき、ギャップ検出装置16によるギャップの検出はXY平面内の異なる2箇所で行われるので、フォトマスク40と基板50との間の距離のみが検出され、両者の間の平行度は検出することができない。このため、制御装置27による制御の下で、第1ショット目の露光で調整されたギャップ(平行度)を保った状態で、上述した検出結果に基づいて駆動ステージ13により露光ステージ12の高さを調整する。
その後、第1ショット目の露光の場合と同様に、調整されたギャップ(距離及び平行度)を保った状態で、XY平面内で第2ショット目のアライメント検出位置まで露光ステージ12をステップ移動させた後(ステップ108)、アライメント検出位置において、図9に示すように、フォトマスク40の2つのマスク側アライメントマーク42と基板50の2番目のBM層パターン領域52に関連した2つの基板側アライメントマーク57とがXY平面内で一致するように、露光ステージ12上に載置された基板50をフォトマスク40に対して相対的に移動させ、アライメントを行う(ステップ109)。
そして、このようにしてフォトマスク40のマスク側アライメントマーク42と基板50の2番目のBM層パターン領域52に関連した基板側アライメントマーク57とがXY平面内で一致した状態となるアライメント位置から、調整されたギャップ(距離及び平行度)を保った状態で、XY平面内で露光ステージ12をフォトマスク40に対して所定のシフト量だけX方向にステップ移動させ、フォトマスク40のカラーフィルタ画素部41と基板50の2番目のBM層パターン領域52とを一致させる(ステップ110)。
その後、フォトマスク40のカラーフィルタ画素部41と基板50の2番目のBM層パターン領域52とが一致した状態となる露光位置において、図10に示すように、遮光板18を移動させてフォトマスク40のマスク側アライメントマーク42及びギャップ測定用窓部43を遮蔽した後(ステップ111)、フォトマスク40を介して基板50へ向けて露光光を照射する。これにより、基板50の2番目のBM層パターン領域52上に2番目の着色層パターン領域(図示せず)が形成される(ステップ112)。
同様に、第3ショット目の露光を行う場合には、制御装置27による制御の下で、ショット回数を表すカウンタnをn=3と設定した後(ステップ113及びステップ114)、第3ショット目のギャップ検出位置に基板50が配置されるように露光ステージ12を移動させる(ステップ106)。なおこの場合、第3ショット目のギャップ検出位置は、図11に示すように、フォトマスク40の4つのギャップ測定用窓部43のうち3つのギャップ測定用窓部43(図11の斜線部参照)がBM層パターン領域51〜56から外れた状態になる。
そして、このようにして第3ショット目のギャップ検出位置に基板50が配置されるように露光ステージ12が位置付けられた後、フォトマスク40の3つのギャップ測定用窓部43を介してフォトマスク40と基板50との間のギャップを検出して当該ギャップを調整する(ステップ107)。なおこのとき、ギャップ検出装置16によるギャップの検出はXY平面内の異なる3箇所で行われるので、フォトマスク40と基板50との間の距離だけでなく両者の間の平行度が検出されることとなる。このため、制御装置27による制御の下で、このような検出結果に基づいて駆動ステージ13により露光ステージ12の高さ及び傾きを調整することにより、フォトマスク40と基板50との間のギャップ(距離及び平行度)を適切に調整することができる。
その後、第1ショット目及び第2ショット目の露光の場合と同様に、調整されたギャップ(距離及び平行度)を保った状態で、XY平面内で第3ショット目のアライメント検出位置まで露光ステージ12をステップ移動させた後(ステップ108)、アライメント検出位置において、図12に示すように、フォトマスク40の2つのマスク側アライメントマーク42と基板50の3番目のBM層パターン領域53に関連した基板側アライメントマーク57とがXY平面内で一致するように、露光ステージ12上に載置された基板50をフォトマスク40に対して相対的に移動させ、アライメントを行う(ステップ109)。
そして、このようにしてフォトマスク40のマスク側アライメントマーク42と基板50の3番目のBM層パターン領域53に関連した基板側アライメントマーク57とが一致した状態となるアライメント位置から、調整されたギャップ(距離及び平行度)を保った状態で、XY平面内で露光ステージ12をフォトマスク40に対して所定のシフト量だけX方向にステップ移動させ、フォトマスク40のカラーフィルタ画素部41と基板50の3番目のBM層パターン領域53とを一致させる(ステップ110)。
その後、フォトマスク40のカラーフィルタ画素部41と基板50の3番目のBM層パターン領域53とが一致した状態となる露光位置において、図13に示すように、遮光板18を移動させてフォトマスク40のマスク側アライメントマーク42及びギャップ測定用窓部43を遮蔽した後(ステップ111)、フォトマスク40を介して基板50へ向けて露光光を照射する。これにより、基板50の3番目のBM層パターン領域53上に3番目の着色層パターン領域(図示せず)が形成される(ステップ112)。
以上のようにして、フォトマスク40に対する基板50の位置をXY平面内でY方向に順次移動させながら、第1ショット目から第3ショット目までの露光(n=1,2,3の場合)を行うことにより、基板50のBM層パターン領域51〜53上に、互いにつなぎ合わされることで一つの大面積のパターンをなす3つの着色層パターン領域(図示せず)を形成することができる。
なお、同様にして、第4ショット目から第6ショット目までの露光を行うことにより、基板50のBM層パターン領域54〜56上に、互いにつなぎ合わされることで一つの大面積のパターンをなす3つの着色層パターン領域(図示せず)を形成することができる。ここで、第4ショット目から第6ショット目までの露光における基本的な手順は、第1ショット目から第3ショット目までの露光における手順と同様であるので、ここでは詳細な説明は省略する。
以上のようにして、第1ショット目から第6ショット目までの6ショットの露光を行って、基板50のBM層パターン領域51〜56上に6つの着色層パターン領域(図示せず)を形成した後、基板の払い出し位置まで露光ステージ12を下降させ(ステップ115)、露光ステージ12による基板50に対する吸着状態を解除する(ステップ116)。次いで、露光ステージ12のリフトピン(図示せず)を上昇させた後、ロボットアーム(図示せず)等を用いて露光後の基板50を露光装置1外へ排出する(ステップ118)。
このように本実施の形態によれば、フォトマスク40のマスク側アライメントマーク42と基板50の各BM層パターン領域51〜56に関連した基板側アライメントマーク57とがXY平面内で一致した状態となるアライメント位置と、フォトマスク40のカラーフィルタ画素部41と基板50の各BM層パターン領域51〜56とが一致した状態となる露光位置とが、互いに所定のシフト量だけX方向に離間した状態になるようにし、アライメント位置でフォトマスク40と基板50との間の一次的なアライメントを行った上で、X方向へのステップ移動によりアライメント位置から露光位置まで移動させて最終的に基板50を露光位置に位置決めするようにしている。このため、基板50上に形成されるBM層パターン領域51〜56(及び着色層パターン領域)の位置と基板50上で設けられるべきアライメントマークの位置とが重なってしまうことを効果的に防止し、アライメントマークを利用した手法に基づく安価な露光装置を用いて、基板50の位置決めを適正に行うことができる。
また、本実施の形態によれば、フォトマスク40のカラーフィルタ画素部41と基板50の各BM層パターン領域51〜56とがXY平面内で一致するように配置されたときに、基板50の各BM層パターン領域51〜56に関連した基板側アライメントマーク57からX方向に沿って所定のシフト量だけ離間した状態になるように、フォトマスク40のマスク側アライメントマーク42及び基板50の各BM層パターン領域51〜56に関連した基板側アライメントマーク57を位置付けるようにしているので、アライメント位置から露光位置までの移動を簡易にかつ精度良く行うことが可能となり、基板50の位置決めをより適正に行うことができる。
さらに、本実施の形態によれば、基板50の各BMパターン領域51〜56のうちの少なくとも一部がXY平面内のY方向に沿って互いにつなぎ合わされることで一つの大面積のパターンをなし、ステップ111において、フォトマスク40のマスク側アライメントマーク42及びギャップ測定用窓部43を遮蔽しながら、フォトマスク40を介して基板50へ向けて露光光を照射するようにしているので、基板50上に形成されるBM層パターン領域51〜56(及び着色層パターン領域)の位置と基板50上で設けられるべきアライメントマークの位置とが重なり合うような大面積のパターンを形成する場合であっても、アライメントマークを利用した手法に基づく安価な露光装置を用いて、基板50の位置決めを適正に行うことができる。
さらにまた、本実施の形態によれば、ステップ106〜112を繰り返す際に、アライメント工程(ステップ108及び109)の直前にて、フォトマスク40のカラーフィルタ画素部41が基板50の各BM層パターン領域51〜56から離間した状態となるギャップ検出位置において、ギャップ測定用窓部43を介して、フォトマスク40と基板50との間のギャップを検出するようにしているので、基板50上に形成されるBM層パターン領域51〜56(及び着色層パターン領域)の位置と基板50上で設けられるべきアライメントマークの位置とが重なり合うような大面積のパターンを形成する場合であっても、フォトマスク40と基板50との間のギャップを適正に検出することができる。
なお、上述した実施の形態において、基板50上に設けられた基板側アライメントマーク57及びフォトマスク40上に設けられたマスク側アライメントマーク42の具体的な配置態様や数は、図2及び図3に示すようなものに限定されるものではなく、フォトマスク40と基板50との間の相対的な2つの位置であるアライメント位置と露光位置とが互いに所定のシフト量だけ離間した状態にあり、好ましくはX方向又はY方向へのステップ移動によりアライメント位置から露光位置まで移動することができるような態様をとることができるものであれば、これ以外の任意の配置態様や数をとることができる。
また、上述した実施の形態においては、基板50上に形成されるBM層パターン領域51〜56及びそれに対応する着色層パターン領域(図示せず)の一部が互いにつなぎ合わされる場合を例に挙げて説明したが、BM層パターン領域51〜56及びそれに対応する着色層パターン領域(図示せず)の配置態様はこれに限られるものではなく、これ以外の配置態様をとる場合にも同様にして適用することができる。
さらに、上述した実施の形態においては、ギャップ調整工程(ステップ106及び107)をアライメント工程(ステップ108及び109)の直前に行っているが、これに限らず、アライメント工程(ステップ108及び109)と露光工程(ステップ110乃至112)との間で行ってもよい。また、露光ステージ12の移動に伴う基板50の高さや傾き等の変動が小さい場合には、各ショットの露光ごとに行うのではなく、全てのショットの露光を行う前に1度だけ行うようにしてもよい。
本発明の一実施の形態に係る露光方法を実現するための露光装置の一例を示す図。 本発明の一実施の形態に係る露光方法(着色層形成工程)の手順を説明するためのフローチャート。 本発明の一実施の形態に係る露光方法(着色層形成工程)で用いられる露光対象となる基板(BM層が形成された基板)の一例を示す平面図。 本発明の一実施の形態に係る露光方法(着色層形成工程)で用いられるフォトマスクの一例を示す平面図。 図1に示す露光方法における第1ショット目のギャップ調整工程を説明するための図。 図1に示す露光方法における第1ショット目のアライメント工程を説明するための図。 図1に示す露光方法における第1ショット目の露光工程を説明するための図。 図1に示す露光方法における第2ショット目のギャップ調整工程を説明するための図。 図1に示す露光方法における第2ショット目のアライメント工程を説明するための図。 図1に示す露光方法における第2ショット目の露光工程を説明するための図。 図1に示す露光方法における第3ショット目のギャップ調整工程を説明するための図。 図1に示す露光方法における第3ショット目のアライメント工程を説明するための図。 図1に示す露光方法における第3ショット目の露光工程を説明するための図。
符号の説明
1 露光装置
11 基台
12 露光ステージ
13 駆動ステージ
15 マスクステージ
16 ギャップ検出装置
17 位置検出装置
18 遮光板
19 遮光板駆動装置
20 照射光学系
21 超高圧水銀灯
22 パラボラミラー
23 コールドミラー
24 インテグレータレンズ
25 球面鏡
26 シャッタ
27 制御装置
40 フォトマスク
41 カラーフィルタ画素部
42 アライメントマーク
43 ギャップ測定用窓部
44 露光有効エリア
50 感光材付きの基板
51〜56 基板上に形成されたBM層パターン領域
57 基板側アライメントマーク

Claims (14)

  1. 一枚の感光材付きの基板に対して水平面内の異なる露光位置にて複数ショットの露光を順次行うことにより当該基板上に複数のパターンを形成する露光方法において、
    水平面内の異なる位置に配置された複数の矩形状の第1層パターン領域と、前記各第1層パターン領域に関連して位置付けられた複数の基板側アライメントマークとを含む感光材付きの基板を、露光ステージ上に載置する第1ステップと、
    前記各第1層パターン領域に対応する第2層パターン領域を露光するための露光用パターン領域と、前記露光用パターン領域に関連して位置付けられたマスク側アライメントマークとを含むフォトマスクを、前記露光ステージ上に載置された前記基板に対向するように配置する第2ステップであって、前記フォトマスクの前記マスク側アライメントマークが、前記フォトマスクの前記露光用パターン領域と前記基板の前記各第1層パターン領域とが前記水平面内で一致するように配置されたときに、前記基板の前記各第1層パターン領域に関連した基板側アライメントマークから所定のシフト量だけ離間した状態になるように位置付けられている、第2ステップと、
    前記フォトマスクの前記マスク側アライメントマークと前記基板の前記複数の第1層パターン領域のうちの特定の第1層パターン領域に関連した基板側アライメントマークとが前記水平面内で一致するように、前記露光ステージ上に載置された前記基板を前記フォトマスクに対して相対的に移動させる第3ステップと、
    前記フォトマスクの前記マスク側アライメントマークと前記基板の前記特定の第1層パターン領域に関連した基板側アライメントマークとが前記水平面内で一致した状態となるアライメント位置から、前記水平面内で前記露光ステージを前記フォトマスクに対して前記所定のシフト量だけステップ移動させ、前記フォトマスクの前記露光用パターン領域と前記基板の前記特定の第1層パターン領域とを前記水平面内で一致させる第4ステップと、
    前記フォトマスクの前記露光用パターン領域と前記基板の前記特定の第1層パターン領域とが前記水平面内で一致した状態となる露光位置において、前記フォトマスクを介して前記基板へ向けて露光光を照射し、前記基板の前記特定の第1層パターン領域に合わせて第2層パターン領域を形成する第5ステップとを含み、
    前記フォトマスクに対する前記基板の位置を前記水平面内で順次移動させながら前記第3ステップ乃至前記第5ステップを繰り返し、前記基板の前記複数の第1層パターン領域に合わせて複数の第2層パターン領域を形成することを特徴とする露光方法。
  2. 前記基板の前記各第1層パターン領域のうちの少なくとも一部は前記水平面内の第1の方向に沿って配置されており、前記各第1層パターン領域に関連した基板側アライメントマークは、前記各第1層パターン領域のうち前記第1の方向に沿って延びる第1方向辺の外側に位置付けられており、前記フォトマスクの前記マスク側アライメントマークは、前記露光用パターン領域のうち前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って延びる第2方向辺の外側に位置付けられており、前記フォトマスクの前記マスク側アライメントマークは、前記フォトマスクの前記露光用パターン領域と前記基板の前記各第1層パターン領域とが前記水平面内で一致するように配置されたときに、前記基板の前記各第1層パターン領域に関連した基板側アライメントマークから前記第2の方向に沿って前記所定のシフト量だけ離間した状態になるように位置付けられていることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記フォトマスクの前記マスク側アライメントマークは、前記露光用パターン領域の前記第2方向辺の中央部の外側に位置付けられていることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 前記基板の前記各第1層パターン領域のうちの少なくとも一部は前記水平面内の前記第1の方向に沿って互いにつなぎ合わされることで一つの大面積のパターンをなしており、
    前記第5ステップにおいて、前記フォトマスクの前記マスク側アライメントマークを遮蔽しながら、前記フォトマスクを介して前記基板へ向けて露光光を照射することを特徴とする、請求項2又は3に記載の方法。
  5. 前記基板は、前記水平面内の前記第2の方向に関して互いに離間して配置された少なくとも2つの大面積のパターンを有することを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  6. 前記フォトマスクと前記露光ステージ上に載置された前記基板との間のギャップを調整する第6ステップをさらに含み、
    前記第3ステップ乃至前記第5ステップを繰り返す際に、前記第3ステップの直前又は前記第3ステップと前記第4ステップとの間にて前記第6ステップを行うことを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記フォトマスクは、当該フォトマスクと前記基板との間のギャップを検出するために用いられるギャップ測定用窓部をさらに含み、
    前記フォトマスクの前記露光用パターン領域が前記基板の前記各第1層パターン領域から離間した状態となるギャップ検出位置において、前記ギャップ測定用窓部を介して、前記フォトマスクと前記基板との間のギャップを検出することを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  8. 前記基板の前記各第1層パターン領域はカラーフィルタのブラックマトリクス層を構成し、前記各第2層パターン領域は前記ブラックマトリクス層のパターンに合わせて形成される所定色の着色層を構成することを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 一枚の感光材付きの基板に対して水平面内の異なる露光位置にて複数ショットの露光を順次行うことにより当該基板上に複数のパターンを形成する露光方法で用いられる、基板のアライメント方法において、
    水平面内の異なる位置に配置された複数の矩形状の第1層パターン領域と、前記各第1層パターン領域に関連して位置付けられた複数の基板側アライメントマークとを含む感光材付きの基板を、露光ステージ上に載置する第1ステップと、
    前記各第1層パターン領域に対応する第2層パターン領域を露光するための露光用パターン領域と、前記露光用パターン領域に関連して位置付けられたマスク側アライメントマークとを含むフォトマスクを、前記露光ステージ上に載置された前記基板に対向するように配置する第2ステップであって、前記フォトマスクの前記マスク側アライメントマークが、前記フォトマスクの前記露光用パターン領域と前記基板の前記各第1層パターン領域とが前記水平面内で一致するように配置されたときに、前記基板の前記各第1層パターン領域に関連した基板側アライメントマークから所定のシフト量だけ離間した状態になるように位置付けられている、第2ステップと、
    前記フォトマスクの前記マスク側アライメントマークと前記基板の前記複数の第1層パターン領域のうちの特定の第1層パターン領域に関連した基板側アライメントマークとが前記水平面内で一致するように、前記露光ステージ上に載置された前記基板を前記フォトマスクに対して相対的に移動させる第3ステップと、
    前記フォトマスクの前記マスク側アライメントマークと前記基板の前記特定の第1層パターン領域に関連した基板側アライメントマークとが前記水平面内で一致した状態となるアライメント位置から、前記水平面内で前記露光ステージを前記フォトマスクに対して前記所定のシフト量だけステップ移動させ、前記フォトマスクの前記露光用パターン領域と前記基板の前記特定の第1層パターン領域とを前記水平面内で一致させる第4ステップとを含むことを特徴とする、基板のアライメント方法。
  10. 前記基板の前記各第1層パターン領域のうちの少なくとも一部は前記水平面内の第1の方向に沿って配置されており、前記各第1層パターン領域に関連した基板側アライメントマークは、前記各第1層パターン領域のうち前記第1の方向に沿って延びる第1方向辺の外側に位置付けられており、前記フォトマスクの前記マスク側アライメントマークは、前記露光用パターン領域のうち前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って延びる第2方向辺の外側に位置付けられており、前記フォトマスクの前記マスク側アライメントマークは、前記フォトマスクの前記露光用パターン領域と前記基板の前記各第1層パターン領域とが前記水平面内で一致するように配置されたときに、前記基板の前記各第1層パターン領域に関連した基板側アライメントマークから前記第2の方向に沿って前記所定のシフト量だけ離間した状態になるように位置付けられていることを特徴とする、請求項9に記載の方法。
  11. 前記フォトマスクの前記マスク側アライメントマークは、前記露光用パターン領域の前記第2方向辺の中央部の外側に位置付けられていることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  12. 前記基板の前記各第1層パターン領域のうちの少なくとも一部は前記水平面内の前記第1の方向に沿って互いにつなぎ合わされることで一つの大面積のパターンをなしていることを特徴とする、請求項10又は11に記載の方法。
  13. 前記基板は、前記水平面内の前記第2の方向に関して互いに離間して配置された少なくとも2つの大面積のパターンを有することを特徴とする、請求項12に記載の方法。
  14. 前記基板の前記各第1層パターン領域はカラーフィルタのブラックマトリクス層を構成し、前記各第2層パターン領域は前記ブラックマトリクス層のパターンに合わせて形成される所定色の着色層を構成することを特徴とする、請求項9乃至13のいずれか一項に記載の方法。
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