JP2005099061A - 検体検査方法、および検体検査システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 検査センターなどの同一種類の検査装置を複数台有する施設において、複数の検査装置の設定条件を労することなく確実に、かつ一括してその設定条件を同一設定条件に変更できる検体検査システムおよび検体検査方法を提供する。
【解決手段】検体中の特定成分の分析を行う複数の検査装置32と、検査装置32による検査の管理並びに検査結果の処理および管理を行う情報処理装置12と、を備え、検査装置32および情報処理装置12は、互いに通信回線を介してデータの送受が可能である検体検査システムにおいて、情報処理装置12に変更後の設定条件が入力されたときに、情報処理装置12から設定条件の変更を行うべき検査装置32を選択し、選択された検査装置32が2以上である場合に、通信回線を介して変更後のデータを情報処理装置12から選択された2以上の検査装置32に送信することにより、選択された2以上の検査装置32の設定条件を一括して同一設定条件に変更する一括変更手段を備えた。
【選択図】 図1
【解決手段】検体中の特定成分の分析を行う複数の検査装置32と、検査装置32による検査の管理並びに検査結果の処理および管理を行う情報処理装置12と、を備え、検査装置32および情報処理装置12は、互いに通信回線を介してデータの送受が可能である検体検査システムにおいて、情報処理装置12に変更後の設定条件が入力されたときに、情報処理装置12から設定条件の変更を行うべき検査装置32を選択し、選択された検査装置32が2以上である場合に、通信回線を介して変更後のデータを情報処理装置12から選択された2以上の検査装置32に送信することにより、選択された2以上の検査装置32の設定条件を一括して同一設定条件に変更する一括変更手段を備えた。
【選択図】 図1
Description
本願発明は、検体中の特定成分の分析を行う検査装置と、前記検査装置による検査の管理並びに検査結果の処理および管理を行う情報処理装置と、を備え、前記検査装置および前記情報処理装置は、互いに通信回線を介してデータの送受が可能である検体検査システムおよび検体検査方法に関する。
近年、パーソナルコンピュータなどのコンピュータを用いてのデータ通信が盛んに行われている。特に、いわゆるパソコン通信は、パソコンの所有者同志の通信に限らず様々な方面で利用されている。たとえば、検査センター等においては、検査装置による検査結果などのデータを通信回線を介して検査装置から離れた場所にあるホストコンピュータに送信し、検査装置による検査結果などを一か所で集中管理するといったようにも利用されている。
検査センター等においては、極めて多数の同種の検体を検査しなければならず、そのため同一種類の検査装置が複数台配されている。このような場合、前記複数の検査装置相互の設定条件、たとえば測定感度などの測定条件を統一しておく必要がある。
しかしながら、前記のような同一検査装置が複数台配されている施設においては、設定条件、たとえば測定感度などの測定条件を変更する場合、前記複数の検査装置の設定条件を一台ずつ人力によって手入力で変更していた。
ところが、一台ずつ手入力によって各検査装置の設定条件を変更するには、人手や時間など多大な労力を要する。また、各検査装置の設定条件の変更に多大な時間を費やしてしまうと、準備された検体の性質が変わってしまい、所望の状態で検体を検査することができなくなる。その上、手入力によって各検査装置の設定条件を変更する場合、どうしても入力ミスなどが生じる蓋然性が高くなり、入力ミスにより入力された設定条件で検体が測定されれば、本来測定されるべき値と異なった値が測定されてしまう。
本願発明は、検査センターなどの同一種類の検査装置を複数台有する施設において、複数の検査装置の設定条件を労することなく確実に、かつ一括してその設定条件を同一設定条件に変更できる検体検査システムおよび検体検査方法を提供することをその課題とする。
すなわち、本願発明の第1の側面に係る検体検査方法は、検体中の特定成分の分析を行う複数の検査装置と、前記検査装置による検査の管理並びに検査結果の処理および管理を行う情報処理装置と、を備え、前記検査装置および前記情報処理装置は、互いに通信回線を介してデータの送受が可能である検体検査システムにおける検体検査方法であって、前記情報処理装置に変更後の設定条件が入力されたときに、前記情報処理装置によって設定条件の変更を行うべき検査装置を選択し、選択された検査装置が2以上である場合に、前記通信回線を介して変更後のデータを前記情報処理装置から前記選択された2以上の検査装置に送信することにより、前記選択された2以上の検査装置の設定条件を一括して同一設定条件に変更することを特徴としている。
本願発明の第2の側面に係る検体検査システムは、検体中の特定成分の分析を行う複数の検査装置と、前記検査装置による検査の管理並びに検査結果の処理および管理を行う情報処理装置と、を備え、前記検査装置および前記情報処理装置は、互いに通信回線を介してデータの送受が可能である検体検査システムであって、前記情報処理装置に変更後の設定条件が入力されたときに、前記情報処理装置によって設定条件の変更を行うべき検査装置を選択し、選択された検査装置が2以上である場合に、前記通信回線を介して変更後のデータを前記情報処理装置から前記選択された2以上の検査装置に送信することにより、前記選択された2以上の検査装置の設定条件を一括して同一設定条件に変更する一括変更手段を備えたことを特徴としている。
このような検体検査方法およびシステムによれば、同一種の検査装置が複数台配されている施設などにおいて設定条件を変更する場合、前記複数の検査装置の設定条件を一台ずつ人力によって手入力で変更することなく、前記検査装置と通信回線を介して接続された情報処理装置を操作することにより一括して選択された前記検査装置の設定条件を変更することができる。すなわち、人手や時間など多大な労力を要することなく前記複数台の検査装置の設定条件を前記情報処理装置を操作することにより一括して変更することができる。さらに、従来の手入力による設定条件の変更には付き物であった入力ミスを生じる蓋然性は極めて低くなる。
好ましい実施形態においては、前記一括変更手段は、前記情報処理装置に備えられて、前記通信回線を介して変更後の設定条件のデータを前記検査装置に送信する送信手段と、前記検査装置に備えられて、前記情報処理装置から送信されてきた変更後の設定条件のデータを受信する受信手段と、前記検査装置に備えられて、既存の設定条件を前記受信手段により受信したデータに変更する変更手段と、を有している。好ましくは、前記検査装置は、前記受信手段により変更後の設定条件の正常なデータを正常に受信したかを判断する正常受信判断手段を備え、前記正常受信判断手段による判断結果を前記情報処理装置に送信する判断結果送信手段を備えている。
このような検体検査システムによれば、情報処理装置および情報処理装置側のオペレーターが前記情報処理装置から送信した変更後の設定条件のデータが正常に前記検査装置に受信されたか否かを判断できる。すなわち、情報処理装置側のオペレーターが、前記検査装置が誤った設定条件に設定されないように対応でき、前記検査装置の設定条件が誤った状態のままで検体の検査が行われることを回避できる。
なお、前記検査装置による前記情報処理装置から送信されてきた変更後の設定条件のデータを正常に受信した否かの判断は、たとえばチェックサムが正常であるか否かにより行われる。
なお、前記検査装置としては、血糖検査装置、ヘモグロビン検査装置、尿検査装置などが考えられる。前記情報処理装置としては、前記検査装置と通信回線を介してのデータの送受および前記検査装置から送られてくるデータの処理および管理を行えるものであればよく、たとえばパーソナルコンピュータ、ワークステーション、大規模電子計算機が考えられる。前記設定条件としては、測定条件(測定温度、測定時間、光学系の検査装置においては光の強度や測定波長など)、測定感度、同一検体について再測定を行うか否かの設定、検体が配設されたラックの搬送形式、検体を識別および選別するためのバーコードの識別方式、前記検査装置と前記情報処理装置との間のデータ通信を行う場合の通信速度、検量線の変更などが考えられるが、従来手入力によって前記検査装置毎に設定変更されていた設定項目全般に本願発明は適応可能である。前記送信手段は、前記情報処理装置のCPUまたはプロセサ、およびSIO等により実現する。前記受信手段は、前記検査装置のCPUまたはプロセサ、およびSIO等により実現する。前記変更手段および前記正常受信判断手段は、前記検査装置のCPUまたはプロセサがROMなどに記憶されたプログラムを実行することにより実現する。前記判断結果送信手段は、前記検査装置のCPUまたはプロセサ、およびSIOにより実現する。前記再送信手段は、前記情報処理装置のCPUまたはプロセサ、およびSIOにより実現する。
以下、本願発明の好ましい実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、情報処理装置12および複数台の検査装置32を備える本願発明に係る検体検査システムであり、前記情報処理装置12および検査装置32は各々主要構成を示す回路ブロック図で表されている。なお、本実施形態においては、同一種の前記検査装置32は、N台あるものとする。
情報処理装置12は、プロセサ1、ROM2、RAM3、ゲートアレイ4、EEPROM5、SIO6、RS232Cドライバ・レシーバ7、操作部8、表示部9および記録部10を備えている。プロセサ1、ROM2、RAM3、ゲートアレイ4、EEPROM5、およびSIO6は、バス線によって相互に接続されている。バス線は、データバス、アドレスバスおよび制御信号線を含んでいる。ゲートアレイ4には、操作部8、表示部9および記録部10が接続されている。RS232Cドライバ・レシーバ7は、SIO6および通信回線11に接続されている。
プロセサ1は、情報処理装置12全体を制御する。ROM2は、各種のプログラムやデータなどを記憶している。RAM3は、プロセサ1により処理されたデータなどの各種のデータを記憶している。ゲートアレイ4は、プロセサ1に対する入出力を制御する。EEPROM5は、フラグなどを記憶している。SIO6は、シリアルデータを受信データに変換し、送信データをシリアルデータに変換する。RS232Cドライバ・レシーバ7は、RS232Cレベル信号とTTLレベル信号との相互のレベル変換を行う。操作部8は、キースイッチ群などからなり、使用者の操作に応じた操作信号を出力する。表示部9は、LCDなどからなり、プロセサ1に制御されて各種の表示を行う。記録部10は、各種の画像データ、たとえば検査装置32から送られてきた検査結果などのデータに基づいて、記録用紙上に画像を記録する。
検査装置32は、CPU21、ROM22、RAM23、ゲートアレイ24、RS232Cドライバ・レシーバ25、SIO26、EEPROM27、操作部28、記録部29、表示部30および検査部31を備えている。CPU21、ROM22、RAM23、ゲートアレイ24、SIO26およびEEPROM27は、バス線によって相互に接続されている。バス線は、データバス、アドレスバスおよび制御信号線を含んでいる。ゲートアレイ24には、操作部28、記録部29、表示部30および検査部31が接続されている。RS232Cドライバ・レシーバ25は、SIO26および通信回線11に接続されている。
CPU21は、検査装置32全体を制御する。ROM22は、各種のプログラムやデータなどを記憶している。RAM23は、CPU21により処理されたデータなどの各種のデータを記憶している。ゲートアレイ24は、CPU21に対する入出力を制御する。RS232Cドライバ・レシーバ25は、RS232Cレベル信号とTTLレベル信号との相互のレベル変換を行う。SIO26は、シリアルデータを受信データに変換し、送信データをシリアルデータに変換する。EEPROM27は、登録データやフラグなどを記憶している。操作部28は、キースイッチ群などからなり、使用者の操作に応じた操作信号を出力する。記録部29は、各種の画像データ、たとえば後述する検査部31の検査結果などに基づいて、記録用紙上に画像を記録する。表示部30は、LCDなどからなり、プロセサ1に制御されて各種の表示を行う。検査部31は、たとえば分光分析装置などからなり検体の特定成分の分析を行う。
すなわち、プロセサ1、SIO6およびRS232Cドライバ・レシーバ7は、通信回線を介して情報処理装置から変更後の設定条件のデータを検査装置に送信する前記情報処理装置に備えられた送信手段を構成している。CPU21、RS232Cドライバ・レシーバ25およびSIO26は、前記情報処理装置から送信されてきた変更後の設定条件のデータを前記検査装置が受信する受信手段を構成している。CPU21およびROM22は、既存の設定条件を前記受信手段により受信したデータに変更する前記検査装置に備えられた変更手段を構成している。CPU21およびRAM23は、前記受信手段により変更後の設定条件の正常なデータを正常に受信したかを判断する正常受信判断手段を構成している。CPU21およびROM22は、前記正常受信判断手段による判断結果を前記情報処理装置に送信する判断結果送信手段を構成している。
次に、このように構成された検体検査システムの動作について説明する。先ず、オペレーターによって情報処理装置12に変更後の設定条件が入力された場合に、情報処理装置12側から設定条件の変更を行うべき検査装置32を選択する。次いで、選択された検査装置32のうちの1つの検査装置32に変更後のデータを送信する。データを受信した検査装置32は、受信したデータのチェックサムが正常であるかを判断し、その結果を情報処理装置12に通知する。情報処理装置12は、検査装置32から送られてきた通知が検査装置32が正常に受信していない旨の通知であるか、あるいは所定時間内に検査装置32から通知が送られてこなかった場合に、変更後のデータを検査装置32に再送信する。検査装置32は、正常に変更後のデータを受信した場合には、既存のデータを受信したデータに変更する。なお、選択された全ての検査装置32に対して、上記のような検査装置32の設定条件を変更すべき動作を行う。
続いて、このように構成された検体検査システムの変更処理の手順について図2および図3に示すフローチャートを参照しながら説明する。
図2は、情報処理装置12側の変更処理の手順を示すフローチャートであり、以下情報処理装置12側の変更処理の手順について説明する。なお、本実施形態における情報処理装置12と検査装置32とは、同じ建物あるいは互いに離れた別の建物に配置されており、通信回線を介して相互にデータの送受が行われるものとする。
先ず、プロセサ1が、オペレーターによって情報処理装置12に変更後の設定条件が入力されたか否か判断する(S1)。プロセサ1が、変更後の設定条件が入力されたと判断した場合には(S1:YES)、続いてオペレータが設定条件を変更すべき検査装置32を選択し、プロセサ1がオペレーターによる前記選択が終了したか否かを判断する(S2)。なお、前記情報処理装置12側からの設定条件を変更すべき前記検査装置32の選択は、各検査装置32に付されたアドレス番号あるいはID番号を選択することにより行われる。また、プロセサ1による設定条件を変更すべき検査装置32の選択の終了は、オペレーターによって選択終了のコマンドが入力されたか否かによって判断される。
S2において、プロセサ1が設定条件を変更すべき検査装置32の選択が終了していないと判断した場合には(S2:NO)、プロセサ1によって設定条件を変更すべき検査装置32の選択が終了したと判断されるまで前記判断を繰り返す。プロセサ1が、設定条件を変更すべき検査装置32の選択が終了したと判断した場合には(S2:YES)、入力された変更後の設定条件を検査装置32に送信すべき指示がオペレーターによって入力されたか否かがプロセサ1によって判断される(S3)。
S3において、プロセサ1が、入力された変更後の設定条件を送信すべき指示がオペレーターによって入力されていないと判断した場合には(S3:NO)、入力された変更後の設定条件を検査装置32に送信すべき指示がプロセサ1によって入力されたと判断されるまで前記判断を繰り返す。
S3において、プロセサ1が、入力された変更後の設定条件を検査装置32に送信すべき指示がオペレーターによって入力されたと判断した場合には(S3:YES)、情報処理装置12から検査装置32に変更後の設定条件のデータを送信し(S4)、タイマをセットする(S5)。なお、本実施形態におけるタイマとしては、カウントダウン方式のものが用いられる。具体的には、タイマを設定すべき時間に応じて整数の変数Nを設定し、所定周期のクロック信号に同期して順次変数Nの値を1ずつ減じていき、変数Nが0になった時点でタイムアップとするものである。
次いで、プロセサ1が情報処理装置12から送信した変更後の設定条件のデータが受信された旨の通知が検査装置32から送られてきたか否かを判断する(S6)。プロセサ1が、前記通知が検査装置32から送られてきていないと判断した場合には(S6:NO)、プロセサ1がタイマを監視し、タイムアップ、すなわち変数Nが0であるか否かを判断する(S9)。プロセサ1が、タイムアップでない、すなわち変数Nが0でないと判断した場合には(S9:NO)、プロセサ1が前記通知が送られてきたと判断するか(S6:YES)、あるいはタイムアップ、すなわち変数Nが0であると判断するまで(S9:YES)待機する。
S6において、プロセサ1が、検査装置32から変更後のデータを受信した旨の通知が送られてきたと判断した場合には(S6:YES)、その通知が検査装置32が正常なデータを正常に受信した旨の通知であるか否かを判断する(S7)。なお、プロセサ1による検査装置32が情報処理装置12から送られた変更後の設定条件のデータを正常に受信したか否かの判断は、検査装置32側から送られてくるフラグの値により判断される。具体的には、検査装置32が正常受信をした場合には、フラグの値を0とし、正常受信をしなかった場合には、フラグの値を1として、検査装置32が情報処理装置12にこのフラグの値を送信し、プロセサ1がこの値から検査装置32が正常受信したか否かを判断する。
S7において、プロセサ1が前記通知が検査装置32が変更後の設定条件の正常なデータを受信しなかった旨の通知であると判断した場合(S7:NO)、または、S9において、プロセサ1がタイムアップ、すなわち変数Nが0であると判断した場合には(S9:YES)、プロセサ1が情報処理装置12から検査装置32に対して変更後の設定条件のデータを再送信する(S10)。
S7において、プロセサ1が情報処理装置12が受信した通知が検査装置32が変更後のデータを正常に受信した旨の通知であると判断した場合(S7:YES)、またはS10において再送信が行われた場合には、S1において選択された設定条件を変更すべき全ての検査装置32について、設定条件の変更を行ったか否かを判断する(S8)。
S8において、プロセサ1が選択された設定条件を変更すべき全ての検査装置32について、設定条件の変更を行っていないと判断した場合には(S8:NO)、S4に戻って設定条件の変更が行われていない他の選択された検査装置32に変更後のデータを送信し、以下同様に動作を繰り返す。
S1においてプロセサ1が変更後の設定条件の入力が行われていないと判断した場合(S1:NO)、またはS8においてプロセサ1が選択された設定条件を変更すべき全ての検査装置32について、設定条件の変更を行ったと判断した場合には(S8:YES)、このルーチンを終了する。
続いて、図3に示すフローチャートに基づいて検査装置32側の変更処理の手順について説明する。
先ず、情報処理装置12から変更後の設定条件の送信要求があったか否かをCPU21が判断する(S21)。CPU21が、変更後の設定条件の送信要求があったと判断した場合には(S21:YES)、情報処理装置12から送られてくる変更後の設定条件のデータを受信する(S22)。
続いて、CPU21が、情報処理装置12から送られてきた変更後の設定条件のデータの受信が終了したか否かを判断する(S23)。CPU21が、情報処理装置12から送られてきた変更後の設定条件のデータの受信が終了していないと判断した場合には(S23:NO)、CPU21がデータの受信が終了したと判断するまで、前記判断を繰り返す。
S23において、CPU21が、情報処理装置12から送られてきた変更後の設定条件のデータの受信が終了したと判断した場合には(S23:YES)、チェックサムが正常であるか否かを判断する(S24)。
S24において、CPU21がチェクサムが正常であると判断した場合には(S24:YES)、正常なデータを正常に受信したということであるのでCPU21が設定条件の変更後の正常なデータを受信した旨を情報処理装置12に通知する(S25)。具体的には、チェックサムが正常であればフラグを0とし、この値をCPU21の制御に基づいて情報処理装置12に送信する。続いて、CPU21がROM22に記憶されたプログラムを実行することにより、RAM23に記憶された既存の設定条件を受信した変更後の設定条件のデータを変更する(S27)。
S24において、CPU21がチェクサムが正常でないと判断した場合には(S24:NO)、正常なデータを受信できなかったということであるのでCPU21が設定条件の変更後の正常なデータを受信しなかった旨を情報処理装置12に通知、すなわちフラグを1として情報処理装置12に通知する(S26)。
CPU21がRAM23に記憶された既存の設定条件を受信した変更後の設定条件のデータに変更した場合(S27)、CPU21が設定条件の変更後の正常なデータを受信しなかった旨を情報処理装置12に通知した場合(S26)、または、S21においてCPU21が情報処理装置12から変更後の設定条件の送信要求がなかったと判断した場合には(S1:NO)、このルーチンを終了する。
このような検体検査システムによれば、同一種の検査装置32が複数台配されている施設などにおいて設定条件を変更する場合、前記複数の検査装置32の設定条件を一台ずつ人力によって手入力で変更することなく、前記検査装置と通信回線を介して接続された情報処理装置12を操作することにより選択された前記検査装置32の設定条件を一括して変更することができる。すなわち、人手や時間など多大な労力を要することなく前記複数台の検査装置32の設定条件を変更することができる。さらに、従来の手入力による設定条件の変更には付き物であった入力ミスを生じる蓋然性は極めて低くなる。
さらに、本実施形態における検体検査システムは、検査装置32から変更後の設定条件のデータを正常に受信したか否かの通知が情報処理装置12に送られてくるので、情報処理装置12側のオペレーターが前記情報処理装置12から送信した変更後の設定条件のデータが正常に前記検査装置32に受信されたか否かを判断できる。すなわち、本実施形態のように、情報処理装置12側のオペレーターが、前記検査装置32が誤った設定条件に設定されないように再送信するなどして対応でき、前記検査装置32の設定条件が誤った状態のままで検体の検査が行われることを回避できる。
もちろん、この発明の範囲は上述した実施の形態に限定されるものではない。たとえば、情報処理装置12と検査装置32とのデータの送受は、通信回線としてLAN(ローカルエリアネットワーク)を利用したものであってもよいし、これに限らず通信回線として電話回線を利用したものであってもよい。
その他、情報処理装置12が前記データの再送信を行った場合に、検査装置32から前記データを受信した旨の通知を情報処理装置12に送るように構成してもよい。
1 プロセサ(情報処理装置の)
2 ROM(情報処理装置の)
3 RAM(情報処理装置の)
4 ゲートアレイ(情報処理装置の)
5 EEPROM(情報処理装置の)
6 SIO(情報処理装置の)
7 RS232Cドライバ・レシーバ(情報処理装置の)
8 操作部(情報処理装置の)
9 表示部(情報処理装置の)
10 記録部(情報処理装置の)
11 通信回線
12 情報処理装置
21 CPU(検査装置の)
22 ROM(検査装置の)
23 RAM(検査装置の)
24 ゲートアレイ(検査装置の)
25 RS232Cドライバ・レシーバ(検査装置の)
26 SIO(検査装置の)
27 EEPROM(検査装置の)
28 操作部(検査装置の)
29 記録部(検査装置の)
30 表示部(検査装置の)
31 検査部(検査装置の)
32 検査装置
2 ROM(情報処理装置の)
3 RAM(情報処理装置の)
4 ゲートアレイ(情報処理装置の)
5 EEPROM(情報処理装置の)
6 SIO(情報処理装置の)
7 RS232Cドライバ・レシーバ(情報処理装置の)
8 操作部(情報処理装置の)
9 表示部(情報処理装置の)
10 記録部(情報処理装置の)
11 通信回線
12 情報処理装置
21 CPU(検査装置の)
22 ROM(検査装置の)
23 RAM(検査装置の)
24 ゲートアレイ(検査装置の)
25 RS232Cドライバ・レシーバ(検査装置の)
26 SIO(検査装置の)
27 EEPROM(検査装置の)
28 操作部(検査装置の)
29 記録部(検査装置の)
30 表示部(検査装置の)
31 検査部(検査装置の)
32 検査装置
Claims (5)
- 検体中の特定成分の分析を行う複数の検査装置と、前記検査装置による検査の管理並びに検査結果の処理および管理を行う情報処理装置と、を備え、前記検査装置および前記情報処理装置は、互いに通信回線を介してデータの送受が可能である検体検査システムにおける検体検査方法であって、
前記情報処理装置に変更後の設定条件が入力されたときに、前記情報処理装置によって設定条件の変更を行うべき検査装置を選択し、選択された検査装置が2以上である場合に、前記通信回線を介して変更後のデータを前記情報処理装置から前記選択された2以上の検査装置に送信することにより、前記選択された2以上の検査装置の設定条件を一括して同一設定条件に変更することを特徴とする、検体検査方法。 - 検体中の特定成分の分析を行う複数の検査装置と、前記検査装置による検査の管理並びに検査結果の処理および管理を行う情報処理装置と、を備え、前記検査装置および前記情報処理装置は、互いに通信回線を介してデータの送受が可能である検体検査システムであって、
前記情報処理装置に変更後の設定条件が入力されたときに、前記情報処理装置によって設定条件の変更を行うべき検査装置を選択し、選択された検査装置が2以上である場合に、前記通信回線を介して変更後のデータを前記情報処理装置から前記選択された2以上の検査装置に送信することにより、前記選択された2以上の検査装置の設定条件を一括して同一設定条件に変更する一括変更手段を備えたことを特徴とする、検体検査システム。 - 前記一括変更手段は、前記情報処理装置に備えられて、前記通信回線を介して変更後の設定条件のデータを前記検査装置に送信する送信手段と、前記検査装置に備えられて、前記情報処理装置から送信されてきた変更後の設定条件のデータを受信する受信手段と、前記検査装置に備えられて、既存の設定条件を前記受信手段により受信したデータに変更する変更手段と、を有する請求項2に記載の検体検査システム。
- 前記検査装置は、前記受信手段により変更後の設定条件の正常なデータを正常に受信したかを判断する正常受信判断手段を備えた、請求項3に記載の検体検査システム。
- 前記検査装置は、前記正常受信判断手段による判断結果を前記情報処理装置に送信する判断結果送信手段を備えた、請求項4に記載の検体検査システム。
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