JP2005095988A - エアブロー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 消費エネルギの削減が得られると共にエアブロー効果に優れたエアブロー装置を提供する。
【解決手段】 ターボブロア40からエアダクト19を介してエアが供給されるハウジング11の開口部に吹き出し孔25が穿孔された回転ノズル21を回転自在に設け、回転ノズル21をドライブシャフト35を介してギヤードモータ31により回転駆動しつつ回転ノズル21の吹き出し孔25からワークWに向けてエアを吹き付ける。ギヤードモータ31により回転ノズル21を回転駆動することによって、ハウジング11に供給されるエアブロー用のエアを低圧にすることが可能になり、消費エネルギの削減が可能になる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車用エンジンのシリンダブロック等のワークにエアブロー処理を施すエアブロー装置に関する。
エンジンのシリンダブロック等のワークは、その生産過程において、切削加工等の必要な加工処理が施され、その後の洗浄工程で洗浄液を用いてワークに付着した切粉、切削油等の付着物を除去すると共にワークを洗浄している。更に、コンプレッサ等による圧縮エアをブロー用エアとしてワークに吹き付けて洗浄工程でワークに付着した洗浄液を除去するエアブロー処理を施している。この圧縮エアは、吹き出し孔が形成された回転するノズル、いわゆる回転ノズルを用いてワークに吹き付けられるのが一般的である。
圧縮エアの吹き付けに回転ノズルを用いることにより、この回転ノズルから噴射されたエアが適度に分散され、かつワークに対して多方向から強弱を伴う脈動状態で吹き付けられる。このように、回転ノズルを用いるエアブロー装置は、ワーク洗浄後のエアブロー効果、即ち液切り効果に優れていることから種々の方法が提案されている。
例えば、回転ノズルにエアブロー用の吹き出し孔と回転ノズル回転駆動用の吹き出し孔とを設け、圧縮エアをエアブロー用の吹き出し孔からワークに噴射すると同時に、回転ノズルの回転駆動力を得るために圧縮エアの一部を回転駆動用吹き出し孔から噴射して回転ノズルを回転させている(例えば、特許文献1参照)。
また、コンベヤ手段によりワークが運搬されると、ワークの被清掃面に対して多方向から圧縮エアを吹き付け可能にする回転ノズルを備え、圧縮エアの噴射時の反動を利用して回転ノズルを回転させることによって、ワークの被清掃面に対して多方向から圧縮エアを吹き付けることを可能にしている(例えば、特許文献2参照)。
特開平5−84473号公報 特開平5−177498号公報
ワークに対して圧縮エアを吹き付けてエアブロー処理を行う場合、上記特許文献1及び特許文献2を含め、工業用コンプレッサ等を用いて高圧条件下で圧縮エアを生成する必要があった。この場合、圧縮エアは、一般に400〜500kPa(4〜5kg/cm)の圧力条件下で生成され、そしてワークに向けて噴射されていた。
一方、回転ノズルを用いて圧縮エアをワークに吹き付けるエアブロー効果を確保しつつも、省エネルギの観点から可能な限りエアブロー用として低圧のエアを噴射する要請がある。例えば、コンプレッサに代えて、ターボブロワを使用した場合、エアの圧力は約2〜10kPaの範囲とすることが可能となり、エアブローのための消費エネルギを約1/10程度に低く抑えられることが分かっている。
しかしながら、ターボブロワ等を用いて低圧でエアを噴射する場合、省エネルギに対する要請には応えているものの、ターボブロア等からエアブロー装置に供給するエアが流れるダクト内での内部抵抗により圧力損失の割合が大きくなるため、回転ノズル直前でのエアの圧力が低くなり、回転ノズルを回転駆動し、更に、エアブロー効果を確保するために必要なエアの噴射速度が得られなくなる。十分なエアブロー効果を確保するためには、ダクトの内部抵抗が風速の2乗に比例することに着目してダクト内におけるエアの流速を低く抑えると共に、エアの流量を多くする必要がある。即ち、この低い圧力条件下でエアが噴射される場合、噴射すべきエアの流量は約10倍にする必要がある。
これに対応するためには、回転ノズルを半径方向に大きくする等の回転ノズルの大型化が必須の条件となり、これによりエアブロー装置が大型化し、その構成が困難になると共に、設置スペースが限定されることになり従来の回転ノズルでは対応することが困難である。
従って、上記事情を鑑みなされた本発明の目的は、消費エネルギの削減が得られるとと共にブロー効果に優れたエアブロー装置を提供する。
上記目的を達成する請求項1に記載のエアブロー装置の発明は、ハウジングの開口部に吹き出し孔が形成された回転ノズルを配置し、該ハウジングに供給されたブロー用エアを該回転ノズルの吹き出し孔からワークに向けて噴射するエアブロー装置において、エア供給手段からのブロー用エアを供給するエアダクトが接続されたハウジングと、前記ハウジングの開口部に回転自在に支持された円板状の回転ノズルと、前記回転ノズルに、該回転ノズルの回転中心軸線に対して傾斜して貫通形成された吹き出し孔と、前記回転ノズルを回転駆動する回転駆動手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載のエアブロー装置の発明は、ハウジングの開口部に吹き出し孔が形成された回転ノズルを配置し、該ハウジングに供給されたブロー用エアを該回転ノズルの吹き出し孔からワークに向けて噴射するエアブロー装置において、エア供給手段からのブロー用エアを供給するエアダクトが接続されたハウジングと、前記ハウジングの開口部に回転自在に支持された円板状の回転ノズルと、前記回転ノズルに、該回転ノズルの回転中心軸線に対して傾斜して貫通形成された複数の吹き出し孔と、前記回転ノズルと対向して前記ハウジングに配置された回転駆動手段と、先端部が前記回転ノズルに結合され基端部が前記回転駆動手段に動力伝達可能に結合されたドライブシャフトとを備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2のエアブロー装置において、前記複数の吹き出し孔は、周方向に等間隔で前記回転ノズルに貫通形成されたことを特徴とする。
請求項4に記載のエアブロー装置の発明は、ハウジングの開口部に吹き出し孔が形成された回転ノズルを配置し、該ハウジングに供給されたブロー用エアを該回転ノズルの吹き出し孔からワークに向けて噴射するエアブロー装置において、エア供給手段からのブロー用エアを供給するエアダクトが接続されたハウジングと、前記ハウジングの開口部に回転自在に支持された円板状の回転ノズルと、前記回転ノズルに、該回転ノズルの回転中心軸線に対して傾斜して貫通形成された1つの吹き出し孔と、前記回転ノズルと対向して前記ハウジングに配置された回転駆動手段と、先端部が前記回転ノズルに結合され基端部が動力伝達可能に動力伝達可能に結合されたドライブシャフトとを備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかのエアブロー装置において、前記ブロー用エアが、前記エア供給手段から2〜10kPaの圧力条件下で前記ハウジングに供給されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によると、回転駆動手段により回転ノズルを回転させることにより、ハウジングにエア供給手段から供給される圧縮エアにより回転ノズルを回転駆動する従来の方法に比べエア供給手段により供給されるエアを低圧にすることが可能になり、十分なエアブロー効果を確保しつつ、消費エネルギの大幅な削減が可能になる。
請求項2に記載の発明によると、回転駆動手段によりドライブシャフトを介して回転ノズルを回転させることにより、ハウジングにエア供給手段から供給される圧縮エアにより回転ノズルを回転駆動する従来の方法に比べエア供給手段により供給されるエアを低圧にすることが可能になり、消費エネルギの削減が可能になると共に、回転ノズルの大型化を招くことなくワークに対する十分なエアブロー効果を確保することができる。
請求項3に記載の発明によると、吹き出し孔を周方向に等間隔で回転ノズルに配置することによって、強弱をもった脈動状態でワークにエアが吹き付けられ、エアブロー効果を更に高めることができる。
請求項4に記載の発明によると、回転ノズルに形成される吹き出し孔が1つであるため、請求項2の発明に対し吹き出し孔の設定の自由度が拡大しその開口面積を比較的大きく形成することができ、吹き出し孔を複数形成した場合と比較して、空気抵抗によるエア流速の減衰を少なくできる。
請求項5に記載の発明によると、ブロー用エアを2〜10kPaの圧力条件下で供給することによって、従来のエアブローと比較して、大幅な消費エネルギの削減ができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、ワークがエンジンのシリンダブロックの場合を例に図面を参照して説明する。
(第1実施の形態)
第1実施の形態を図1乃至図3を参照して説明する。図1は本実施の形態におけるエアブロー装置10が配設されるエアブローステーションの概要説明図、図2はエアブロー装置10の概要を示す図1のA部拡大図である。
エアブローステーションには、側壁2及び天井部3を備えたエアブロー室1を有し、エアブロー室1内のフロアには生産過程で切削加工されて洗浄されたシリンダブロックWを搬入すると共に、エアブロー室1内でエアブロー処理されたシリンダブロックWを搬出するためのコンベヤ5が設けられている。また、天井部3には、コンベヤ5によって搬入されたシリンダブロックWをクランプするワークチャック6と、シリンダブロックWをクランプしたワークチャック6を上昇及び水平に旋回するローダ7を備えている。
エアブロー室1の側壁2にエアブロー装置10が配設されている。エアブロー装置10は、図2に示すように側壁2に開口する開口部2aに挿入可能な円筒状の筒部13及びその端縁にフランジ14が形成された第1ハウジング部12と、フランジ14に端部が結合された筒状部16の開口端部を閉塞部材17によって塞いだ第2ハウジング部15からなる有底筒状のハウジング11を有している。
このハウジング11は、第1ハウジング部12の筒部13を側壁2の開口部2aから挿入してフランジ14を側壁2にボルト18によって結合することによってエアブロー室1に取り付けられる。なお、第2ハウジング部15の筒状部16にエア供給手段となるターボブロア40からブロー用エアとなる圧縮エアを供給するダクト19が接続されている。ダクト19はターボブロア40から圧送されて流れる圧縮エアの流速を抑制し内部抵抗を低減するために比較的大径に形成されている。
第1ハウジング部12の筒部13の開口部にベアリング20を介して回転ノズル21が回転自在に支持され、この回転ノズル21と対向して回転駆動手段であるギヤードモータ31が閉塞部材17に取り付けられ、回転ノズル21とギヤードモータ31がドライブシャフト35によって動力伝達可能に連結されている。これら回転ノズル21、ギヤードモータ31の出力軸32、ドライブシャフト35は水平方向に延びる回転中心軸線aに沿って同軸上に配置されている。
回転ノズル21は、図2に示すと共に図3に図2の矢視B方向から見た回転ノズル21単体の正面図を示すように、その中心に内面21aから外面21bに貫通するドライブシャフト挿入孔22が穿設され、外周に小径及び大径に形成されたベアリング装着部23と摺接部24を有する円板状であって、ベアリング装着部23がベアリング20を介して筒部13内に回転自在に支持され、摺接部24に摺接部24と筒部13の内周面との間からのエア漏れを防止するラビリンス24aが形成されている。
更に回転ノズル21には、回転中心軸線aに対して傾斜角θをもって内面21a側から外面21b側に移行するに従って回転中心軸線aから外方に離反するように傾斜して延在する複数、本実施の形態では4つの吹き出し孔25が周方向に等間隔、換言すると回転中心軸線aを中心として互いに等しい中心角αをもって貫通形成されている。
一方、ドライブシャフト35は、段部36を介して小径に形成された先端部37が回転ノズル21のドライブシャフト挿入孔22に貫通し、段部36を内面21aに当接すると共に先端部37に形成されたネジ部に螺合するナット39によって回転ノズル21と結合し、基端部38は動力伝達可能にギヤードモータ31の出力軸32に結合されている。
このように回転ノズル21の外周をベアリング20を介在して第1ハウジング12の筒部13に回転自在に支持すると共に、回転ノズル21の中心部をドライブシャフト35を介してギヤードモータ30の出力軸32に結合することによってギヤードモータ31が回転ノズル21を回転自在に支持するベアリング機能を兼備し、回転ノズル21が互いに回転中心軸線a方向に十分に離間したベアリング20とギヤードモータ31とによって回転自在に支持されて回転ノズル21の安定した円滑な回転が確保できる。また、ギヤードモータ31がベアリング機能を兼備することによって単一のベアリング20によって回転ノズル21やドライブシャフト35等の回転部分が安定的に保持され、別途回転部分を支持するベアリング等を配設する必要がなく、エアブロー装置10の構成の簡素化及び構成部品点数の削減が可能になり、エアブロー装置10の設備コスト及びメンテナンスコストの低減が期待できる。
次に、このように構成されたエアブロー装置10の作動について説明する。
生産過程において切削加工が施されたシリンダブロックWには、その切削加工に伴って切粉、切削油等の付着物が付着している。この付着物が付着したシリンダブロックWにおいて洗浄工程で洗浄液によって付着物が除去されると共にシリンダブロックWが洗浄される。
この洗浄によって洗浄液等が付着したシリンダブロックWが、コンベヤ5に載置されてエアブローステーションに配設されたエアブロー室1内のエアブロー装置10近傍の所定位置に搬入されと、これをワーク搬入検知センサ(図示せず)が検知し、この検知信号に基づいて予め設定されたプログラムに従ってワークチャック6が下降してシリンダブロックWをクランプすると共にコンベヤ5上からエアブロー装置10と対向するエアブロー位置、即ちエアブロー装置10の回転中心軸線aの延長上まで上昇させ、かつ該位置においてローダ7によりワークチャック6にクランプされたシリンダブロックWを水平に旋回させる。
一方、エアブロー装置10のギヤードモータ31によりドライブシャフト35を介して回転ノズル21を回転駆動し、かつターボブロア40からダクト19を介してハウジング11内にブロー用エアとして圧縮エアを供給し、供給された圧縮エアを回転ノズル21に貫通形成された各吹き出し孔25から水平に回転するシリンダブロックWに向けて噴射して吹き付け、シリンダブロックWに付着した洗浄液等を除去するエアブロー処理を施す。なお、ターボブロワ40からは、約2〜10kPa(約0.02〜0.1kg/cm)の圧力範囲でエアが供給される。
所定時間エアブロー装置10によってエアが吹き付けられてエアブロー処理されたシリンダブロックWは、ローダ7によって下降されかつワークチャック6によるクランプが解除されて再びコンベア5上に載置され、コンベヤ5によってエアブロー室1から次の工程に搬出される。
このエアブロー処理にあたり、ターボブロア40からダクト19を介してハウジング11内に圧送された圧縮エアは、回転ノズル21に貫通形成された吹き出し孔25の傾斜角θに従って適度に拡散され、かつ回転ノズル21の回転に伴って水平方向に旋回するシリンダブロックWに多方向から周期的に強弱を繰り返す脈動状態で吹き付けられ、複雑な形状のシリンダブロックWに付着した洗浄液等を効果的に除去することができる。
また、回転ノズル21をドライブシャフト35を介してギヤードモータ31によって回転駆動することから、ターボブロア40からダクト19を介してハウジング11内に供給される圧縮エアの圧力は、回転ノズル21に回転駆動力を付与することを考慮に入れずに、シリンダブロックWに付着した洗浄液の除去、即ちエアブロー処理に必要なだけのエア圧力で十分であり、ターボブロア40によってダクト19を介してエアブロー装置10に供給する圧縮エアを低圧に設定することができ、その圧力を上述したように約2〜10kPa程度とすることができるため大幅な消費エネルギの削減が可能である。
更に、回転ノズル21をギヤードモータ31によって回転駆動することから、圧縮エアにより回転ノズルを回転駆動する場合に比べ回転ノズル21の小径化が可能になり、回転ノズル21の小径化に伴いエアブロー装置10を小型化できる。
なお、シリンダブロックWの形状や大きさに応じて、回転中心軸線aに対する吹き出し孔25の傾斜角θは拡散範囲の要求に応じて適宜設定することによって効率的なエアブロー処理が行える。
(第2実施の形態)
第2実施の形態を図4及び図5を参照して説明する。なお、図4において図1乃至図3と対応する部分には同一符号を付することで該部の詳細な説明を省略し、異なる部分を主に説明する。
図4は上記図2に対応するエアブロー装置50の断面図であって、第1ハウジング部12の開口部にベアリング20を介して回転中心軸線aを回転中心として回転可能に回転ノズル51が支持されている。
この回転ノズル51は、図4に示すと共に図5に図4の矢視C方向から見た回転ノズル51単体の正面図を示すように、外周にベアリング装着部53及び摺接部54を有する円板状であって、ベアリング装着部53がベアリング20を介して筒部13に回転自在に支持され、摺接部54に筒部13の内周面との間からのエア漏れを防止するラビリンス54aが形成されている。更に、回転ノズル51には、内方端55aが回転中心軸線aからオフセットして内面51aに開口し外方端55bが外面51bにおいて略回転中心軸線a上に開口する1つの吹き出し孔55が回転中心軸線aに対して傾斜角θをもって貫通形成されている。
回転ノズル51とギヤードモータ31の出力軸32の間にドライブシャフト61が動力伝達可能に架設されている。ドライブシャフト61は、基端部がギヤードモータ31の出力軸32に連結されて回転中心軸線aと同軸上で延在するシャフト本体62と、略シャフト本体62の先端に一端が結合すると共に吹き出し孔55を回避して他端が回転ノズル51の内面51aにボルト64によって結合された連結部材63によって形成されている。
このエアブロー装置50は、ターボブロア40からハウジング11内に圧送されたエアが、回転中心軸線aに対する回転ノズル51に穿設された吹き出し孔55の傾斜角θに従って適度に拡散され、かつ回転ノズル51の回転に伴って水平方向に旋回するシリンダブロックWに多方向から強弱を繰り返す脈動状態でエアが吹き付けられ複雑な形状のシリンダブロックWに付着した洗浄液を効果的に除去することができると共に、第1実施の形態に加え、回転ノズル51に単一の吹き出し孔55を穿設することから、吹き出し孔51の開口面積を十分に確保することができて、吹き出し孔51から吹き出される空気抵抗によるエア流速の減衰を少なくすることができる。
なお、本発明は上記第1実施の形態及び第2実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記第1実施の形態において、回転ノズル21に4つの吹き出し孔25を配置したが、吹き出し孔の数は、4つに限定されることなく必要に応じ適宜の数に変更することも可能であり、吹き出し孔25の数を適宜の数に変更することによってシリンダブロックWに吹き付けるエアの繰り返される強弱、即ちエアの脈動状態を変えることによって効率的なエアブロー処理が得られる。
また、第1実施の形態及び第2実施の形態ではエンジンのシリンダブロックにエアブローを施す場合を例に説明したが、ワークはエンジンのシリンダブロックに限定されることなく、他のワークのエアブロー処理に適用することもできる。
本発明の第1実施の形態に係り、エアブロー装置が配設されるエアブローステーションの概要説明図である。 同じく、エアブロー装置の概要を示す図1のA部拡大図である。 同じく、図2の矢視B方向から見た回転ノズル単体の正面図である。 本発明の第2実施の形態に係り、エアブロー装置の概要を示す断面図である。 同じく、図4の矢視C方向から見た回転ノズル単体の正面図である。
符号の説明
10 エアブロー装置
11 ハウジング
12 第1ハウジング部
15 第2ハウジング部
19 ダクト
21 回転ノズル
25 吹き出し孔
31 ギヤードモータ(回転駆動手段)
32 出力軸
35 ドライブシャフト
37 先端部
38 基端部
40 ターボブロア(エア供給手段)
50 エアブロー装置
51 回転ノズル
55 吹き出し孔
61 ドライブシャフト
W シリンダブロック(ワーク)
a 回転中心軸線
θ、θ 傾斜角

Claims (5)

  1. ハウジングの開口部に吹き出し孔が形成された回転ノズルを配置し、該ハウジングに供給されたブロー用エアを該回転ノズルの吹き出し孔からワークに向けて噴射するエアブロー装置において、
    エア供給手段からの前記ブロー用エアを供給するエアダクトが接続されたハウジングと、
    前記ハウジングの開口部に回転自在に支持された円板状の回転ノズルと、
    前記回転ノズルに、該回転ノズルの回転中心軸線に対して傾斜して貫通形成された吹き出し孔と、
    前記回転ノズルを回転駆動する回転駆動手段と、
    を備えたことを特徴とするエアブロー装置。
  2. ハウジングの開口部に吹き出し孔が形成された回転ノズルを配置し、該ハウジングに供給されたブロー用エアを該回転ノズルの吹き出し孔からワークに向けて噴射するエアブロー装置において、
    エア供給手段からのブロー用エアを供給するエアダクトが接続されたハウジングと、
    前記ハウジングの開口部に回転自在に支持された円板状の回転ノズルと、
    前記回転ノズルに、該回転ノズルの回転中心軸線に対して傾斜して貫通形成された複数の吹き出し孔と、
    前記回転ノズルと対向して前記ハウジングに配置された回転駆動手段と、
    先端部が前記回転ノズルに結合され基端部が前記回転駆動手段に動力伝達可能に結合されたドライブシャフトと、
    を備えたことを特徴とするエアブロー装置。
  3. 前記複数の吹き出し孔は、周方向に等間隔で前記回転ノズルに貫通形成されたことを特徴とする請求項2に記載のエアブロー装置。
  4. ハウジングの開口部に吹き出し孔が形成された回転ノズルを配置し、該ハウジングに供給されたブロー用エアを該回転ノズルの吹き出し孔からワークに向けて噴射するエアブロー装置において、
    エア供給手段からのブロー用エアを供給するエアダクトが接続されたハウジングと、
    前記ハウジングの開口部に回転自在に支持された円板状の回転ノズルと、
    前記回転ノズルに、該回転ノズルの回転中心軸線に対して傾斜して貫通形成された1つの吹き出し孔と、
    前記回転ノズルと対向して前記ハウジングに配置された回転駆動手段と、
    先端部が前記回転ノズルに結合され基端部が動力伝達可能に動力伝達可能に結合されたドライブシャフトと、
    を備えたことを特徴とするエアブロー装置。
  5. 前記ブロー用エアが、前記エア供給手段から2〜10kPaの圧力条件下で前記ハウジングに供給されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエアブロー装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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