JP2005095543A - 上部開放型履物 - Google Patents

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JP2005095543A JP2003371254A JP2003371254A JP2005095543A JP 2005095543 A JP2005095543 A JP 2005095543A JP 2003371254 A JP2003371254 A JP 2003371254A JP 2003371254 A JP2003371254 A JP 2003371254A JP 2005095543 A JP2005095543 A JP 2005095543A
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Tomoko Sugimoto
朋子 杉本
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Abstract

【課題】 浴室の壁面などの鉛直壁面に、架具を使用せずとも保管可能な、サンダル、スリッパ等の上部開放型履物を実現する。
【解決手段】足の上部全体を囲繞するような手段が備えられていない上部開放型履物において、足底部が載置される足載置面に支持軸を介して吸盤が備えられており、当該吸盤はその吸着面が上方を向いている上部開放型履物。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スリッパやサンダル、草履、下駄等の足の上部全体を囲繞する手段が備えられていない上部開放型履物に関するものである。
なお、足甲を保持する足保持ベルトや鼻緒等が存在していても、足の上面全体を囲繞する手段が備えられていないものは本発明に含まれるものである。
スリッパやつっかけ、サンダル、草履、下駄等の各種の履物を収納する場合、通常の靴と同様にその底面が地上側に対向した状態(平面が水平と平行状態)で保管される。
従って、浴室等の狭い空間で当該履物を保管しようとすると、床にその保管面積が必要となり邪魔になることが多い。
そこで、履物の平面が鉛直方向と平行になるように、側壁などに架ければ、かかる課題は解決されるが、そのためには側壁等に架具を装着しなければならず、煩わしくまた美観を損ねるおそれもあった。
課題を解決するための手段
第1の発明は、足の上部全体を囲繞する手段が備えられていない上部開放型履物において、足底部が載置される足載置面に支持軸を介して吸盤が備えられており、当該吸盤はその吸着面が上方を向いている上部開放型履物である。
本発明では、足の上部全体を囲繞するような手段が備えられておらず、足底部が載置される足載置面に支持軸を介して吸盤が備えられ、当該吸盤はその吸着面が上方を向いているので、当該履物を保管する際には、前記吸盤を側壁に吸着固定させれば、当該履物の平面が鉛直方向と水平な方向となった状態で保管することが可能となって、床等に保管する必要はなく、スペース効率が向上する。
第2の発明は、第1の発明を前提とし、吸盤の支持軸は、足の指又間に位置する部位に植設されている上部開放型履物である。
本発明では、吸盤の支持軸が足の指又間に位置する部位に植設されているので、前記支持軸を足の指又に挿入すると、前記吸盤の下面が足の指頭の上部を保持することになり、その状態で歩行しても当該履物が足から脱落することはない。
第3の発明は、第2の発明を前提とし、吸盤の支持軸は、足の親指と人差指の間に位置し、吸盤の下面と足載置面との間に足の指頭が位置するように構成される上部開放型履物である。
本発明では、吸盤の支持軸は、足の親指と人差指の間に位置し、吸盤の下面と足載置面との間に足の指頭が位置するように構成されるので、前記支持軸を足の親指と人差指との間に挿入すると、前記吸盤の下面が足の指頭の上部を保持する鼻緒の役を果たすことになり、その状態で歩行しても当該履物が足から脱落することはない。
第4の発明は、第1ないし第3のいずれかの発明を前提とし、鼻緒が備えられ、当該鼻緒の前方付け根部に吸盤の支持軸が位置している上部開放型履物である。
本発明では、鼻緒の前方付け根部に吸盤の支持軸が位置しているので、鼻緒の前方取付具と前記支持軸を兼用することができ、また鼻緒によって、履物の足からの脱落はより一層確実に防止される。
第5の発明は、第1ないし第3のいずれかの発明を前提とし、足甲の上部を保持する足保持ベルトが備えられている上部開放型履物である。
本発明では、足甲の上部を保持する足保持ベルトが備えられているので、履物の足からの脱落はより一層確実に防止される。
第6の発明は、第5の発明を前提とし、足保持ベルトの外部に、吸着面が外方を向いた吸盤が供えられている上部開放型履物である。
本発明では、足保持ベルトの外部に吸着面が外方を向いた吸盤が供えられているので、当該吸盤を利用して上部開放型履物を鉛直側壁等に吸着固定することが可能となる。
第7の発明は、足の上部全体を囲繞する手段が備えられていない上部開放型履物において、足底部が載置される足載置面に複数の吸盤が備えられており、当該吸盤はその吸着面が上方を向いている上部開放型履物である。
本発明では、足載置面に複数の吸盤が備えられており、当該吸盤はその吸着面が上方を向いているので、当該吸盤上に足の裏面を設置すると当該吸盤によって履物が足の裏面に吸着し、鼻緒や足保持ベルトが備えられていなくとも、当該履物は足の裏面から離脱することはない。
なお、当該履物を保管する際には、前記各発明と同様に、前記吸盤を側壁に吸着固定させれば、当該履物の平面が鉛直方向と水平な方向となった状態で保管することが可能となって、床等に保管する必要はなく、スペース効率が向上する。
第8の発明は、足の上部全体を囲繞するような手段が備えられていない上部開放型履物において、足底部が載置される足載置面で、足の踵部の外方に吸盤が備えられており、当該吸盤はその吸着面が上方を向いている上部開放型履物である。
本発明では、足の踵部の外方に吸盤が備えられており、当該吸盤はその吸着面が上方を向いているので、当該吸盤を利用することにより上部開放型履物を鉛直側壁等により一層確実に吸着固定することが可能となり、また当該吸盤により足の踵部を保持することも可能となって、歩行時に足から上部開放型履物が脱落するおそれは一層回避される。
図面はいずれも本発明の実施の形態を示し、図1は第1の実施の形態の斜視図で、図2はその平面図、図3は吸盤部の部分断面図、図4は壁面に吸着固定させた状態の側面図、図5は第2の実施の形態の平面図、図6は第3の実施の形態の部分側面図、図7は第4の実施の形態の斜視図そして図8は第5の実施の形態の斜視図である。
本実施の形態においては上部開放型履物としてサンダルを採用している。
図1ないし図3において、1は合成スポンジ材にて形成されているサンダル本体で、その上面(足載置面)に人間の足の底部(足裏)が載置される。
前記サンダル本体1の上面で、足の親指と人差指との間に対応する部位には、上端に吸盤2が一体的に固着されている支持軸3が植設されている。
また、前記サンダル本体1の中央部近傍には、足甲の上部を保持する足保持ベルト4がループ状に装着され、サンダル本体1の下面には若干硬質の底板5が張着されている。
而して、図2に示すように、足を、支持軸3が足の親指6と人差指7との間に位置するように挿入すると、前記吸盤2の下面が足の指頭の上部を保持する鼻緒の役を果たすことになり、その状態で歩行しても当該履物が足から脱落することはない。
なお、前記支持軸3は足の親指6と人差指7との間及び若しくは他の足の指頭間に位置していてもよい。
そして当該サンダルを浴室等の壁面8に吸着固定させるには、前記吸盤2を壁面8に押し当てると、図4に示すように容易に保持される。
図5に示す実施の形態では、鼻緒9が備えられ、当該鼻緒9の前方付け根部に吸盤2の支持軸3が一体的に接合されている。
従って、鼻緒9の前方付け根部と吸盤の2の支持軸を兼用することができる。
図6に示す実施の形態では、前記各実施の形態と異なり、サンダル本体1の表面側に複数の吸盤2が設けられており、当該吸盤2上に足の裏面を設置すると当該吸盤2によってサンダルが足の裏面に吸着し、前記鼻緒9や足保持ベルト4が備えられていなくとも、当該サンダルは足の裏面から離脱することはない。
なお、サンダルを保管する際には、前述と同様に、吸盤2の一部を壁面8に吸着固定させれば、当該サンダルの平面が鉛直方向と水平な方向となった状態で保管することが可能となって、床等に保管する必要はなく、スペース効率が向上する。
図7に示す実施の形態では、足の踵部の更に後方にも吸盤2が固設されており、当該吸盤を利用するとサンダル本体1を鉛直側壁等により一層確実に吸着固定することが可能となり、また後方の吸盤により足の踵部を保持することも可能となって、歩行時に足からサンダル本体1が脱落するおそれは一層回避される。
図8に示す実施の形態では、足保持ベルト4の外部に吸着面が外方を向いた吸盤2が複数個供えられているので、当該吸盤2を利用してサンダル本体を鉛直側壁等に吸着固定することが可能となる。
発明の効果
第1の発明では、足の上部全体を囲繞する手段が備えられておらず、足底部が載置される足載置面に支持軸を介して吸盤が備えられ、当該吸盤はその吸着面が上方を向いているので、当該履物を保管する際には、前記吸盤を側壁に吸着固定させれば、当該履物の平面が鉛直方向と水平な方向となった状態で保管することが可能となって、床等に保管する必要はなく、スペース効率が向上する。
また壁面に架具を固設する必要がなく、経済的で且つ美感を損ねることもない。
第2の発明では、吸盤の支持軸が足の指又間に位置する部位に植設されているので、前記支持軸を足の指又に挿入すると前記吸盤の下面が足の指頭の上部を保持することにり、その状態で歩行しても当該履物が足から脱落することはない。
第3の発明では、吸盤の支持軸は、足の親指と人差指の間に位置し、吸盤の下面と足載置面との間に足の指頭が位置するように構成されるので、前記支持軸を足の親指と人差指との間に挿入すると、前記吸盤の下面が足の指頭の上部を保持する鼻緒の役を果たすことになり、その状態で歩行しても当該履物が足から脱落することはない。
第4の発明では、鼻緒の前方付け根部に吸盤の支持軸が位置しているので、鼻緒の前方取付具と前記支持軸を兼用することができ、また鼻緒によって、履物の足からの脱落はより一層確実に防止される。
第5の発明では、足甲の上部を保持する足保持ベルトが備えられているので、履物の足からの脱落はより一層確実に防止される。
第6の発明では、足保持ベルトの外部にも吸着面が外方を向いた吸盤が供えられているので、当該吸盤を利用して上部開放型履物を鉛直側壁等により一層確確実に吸着固定することが可能となる。
第7の発明では、足載置面に複数の吸盤が備えられており、当該吸盤はその吸着面が上方を向いているので、当該吸盤上に足の裏面を設置すると当該吸盤によって履物が足の裏面に吸着し、鼻緒や足保持ベルトが備えられていなくとも、当該履物は足の裏面から離脱することはない。
本発明の第1の実施の形態の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態の平面図である。 本発明の第1の実施の形態の吸盤部の部分断面図である。 本発明の第1の実施の形態を壁面に吸着固定させた状態の側面図である。 本発明の第2の実施の形態の平面図である。 本発明の第3の実施の形態の部分側面図である。 本発明の第4の実施の形態の斜視図である。 本発明の第5の実施の形態の斜視図である。
符号の説明
1 サンダル本体
2 吸盤
3 支持軸
4 足保持ベルト
6 親指
7 人差指
8 壁面
9 鼻緒

Claims (8)

  1. 足の上部全体を囲繞するような手段が備えられていない上部開放型履物において、足底部が載置される足載置面に支持軸を介して吸盤が備えられており、当該吸盤はその吸着面が上方を向いている上部開放型履物。
  2. 吸盤の支持軸は、足の指又間に位置する部位に植設されている請求項1記載の上部開放型履物。
  3. 吸盤の支持軸は、足の親指と人差指の間に位置し、吸盤の下面と足載置面との間に足の指頭が位置するように構成される請求項2記載の上部開放型履物。
  4. 鼻緒が備えられ、当該鼻緒の前方付け根部に吸盤の支持軸が位置している請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の上部開放型履物。
  5. 足甲の上部を保持する足保持ベルトが備えられている請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の上部開放型履物。
  6. 足保持ベルトの外部に、吸着面が外方を向いた吸盤が供えられている請求項5記載の上部開放型履物。
  7. 足の上部全体を囲繞するような手段が備えられていない上部開放型履物において、足底部が載置される足載置面に複数の吸盤が備えられており、当該吸盤はその吸着面が上方を向いている上部開放型履物。
  8. 足の上部全体を囲繞するような手段が備えられていない上部開放型履物において、足底部が載置される足載置面で、足の踵部の外方に吸盤が備えられており、当該吸盤はその吸着面が上方を向いている上部開放型履物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2437140A (en) * 2006-04-13 2007-10-17 Martin Hobbs Item of footwear attachable to an inanimate object
EP2479828A1 (en) 2011-01-24 2012-07-25 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Depurant container device for fuel cell system and fuel cell system including thereof

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