JP2005094915A - 充放電装置 - Google Patents
充放電装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005094915A JP2005094915A JP2003324514A JP2003324514A JP2005094915A JP 2005094915 A JP2005094915 A JP 2005094915A JP 2003324514 A JP2003324514 A JP 2003324514A JP 2003324514 A JP2003324514 A JP 2003324514A JP 2005094915 A JP2005094915 A JP 2005094915A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- charging
- voltage
- time
- current
- capacitor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Generation Of Surge Voltage And Current (AREA)
Abstract
【課題】 充電電流が高電圧電源の定格値以下で警報が発生しないような故障を検知することが可能な充放電装置を提供する。
【解決手段】 負荷、スイッチング素子、及びキャパシタが直列に接続されて放電回路が構成されている。放電回路のキャパシタが、充電回路により充電される。充電開始から基準充電時間経過時におけるキャパシタの電極間の電圧が測定され、測定された電圧が電圧許容範囲内であるか否かが判定される。制御装置が、判定結果に基づいて警報を発する。
【選択図】 図1
【解決手段】 負荷、スイッチング素子、及びキャパシタが直列に接続されて放電回路が構成されている。放電回路のキャパシタが、充電回路により充電される。充電開始から基準充電時間経過時におけるキャパシタの電極間の電圧が測定され、測定された電圧が電圧許容範囲内であるか否かが判定される。制御装置が、判定結果に基づいて警報を発する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、充放電装置に関し、特にキャパシタを充電した後、キャパシタからの放電電流を負荷に供給する充放電装置に関する。
エキシマレーザ発振器は、高電圧電源で充電されたキャパシタからの充電電流を一対の放電電極間に流すことにより、レーザ発振を行う。キャパシタの充電は、一般的に高電圧電源により直流の定電流で行われる。予め決められた充電時間が経過すると、充電動作が停止され、レーザ発振器の発振周期で決まる時刻に放電を行う。高電圧電源から定格値以上の充電電流が流れ出すと、高電圧電源が警報を発する。警報が発生すると、レーザ発振を停止させ、警報の原因調査が行われる。
定格値以上の電流が流れ出した時に警報を発する機能は一般的な高電圧電源が有している。また、警報が発生した時に、その警報の原因を調査することは、通常行われることである。本願出願人は、この技術に関する特許文献及び論文等の先行技術文献を知らない。
充電回路での漏電や、キャパシタでの漏れ電流等が生じていても、充電電流が高電圧電源の定格値以下であれば警報が発生しない。このため、これらの故障を検知することができない。
本発明の目的は、充電電流が高電圧電源の定格値以下で警報が発生しないような故障を検知することが可能な充放電装置を提供することである。
本発明の一観点によると、 負荷、スイッチング素子、及びキャパシタが直列に接続された放電回路と、前記キャパシタを充電する充電回路と、充電開始から基準充電時間経過時における前記キャパシタの電極間の電圧を測定し、測定された電圧が電圧許容範囲内であるか否かを判定し、判定結果に基づいて警報を発する制御装置とを有する充放電装置が提供される。
基準充電時間経過時におけるキャパシタの電極間の電圧を測定することにより、動作の異常を検出することができる。
図1に、実施例による充放電装置の等価回路図及びブロック図を示す。キャパシタ3、スイッチング素子4、及び負荷5が直列に接続されて放電回路を構成する。さらに、キャパシタ3、充電インピーダンス2、及び高電圧電源1が直列に接続されて充電回路を構成する。負荷5は、例えばエキシマレーザ発振器、ストロボ等の、放電電極を有する装置である。スイッチング素子4として、例えばサイラトロン等が使用される。高電圧電源1は、充電回路に一定の大きさの充電電流I0を流す。
充電回路に電流計7が挿入され、キャパシタ3に並列に電圧計8が接続されている。電流計7及び電圧計8の測定結果が、判定回路9に入力される。制御装置6が、高電圧電源1に基準充電電圧V0を与えるとともに、スイッチング素子4の開閉を制御する。
図2を参照して、図1に示した充放電装置の基本動作を説明する。時刻T1において、充電電流I0でキャパシタ3の充電が開始される。キャパシタ3が充電されるに従って、キャパシタ3の電極間に発生する電圧(充電電圧)が上昇する。充電電圧が基準充電電圧V0になった時点T2で充電動作を停止する。充電動作が停止すると、充電電流が0になり、充電電圧が一定になる。キャパシタ3の静電容量をC、充電時間をT0(=T2−T1)とすると、充電時間T0は、T0=CV0/I0と表される。
時刻T3において、スイッチング素子4を閉じる。放電回路に放電電流が流れ、充電電圧が0に戻る。このとき、負荷5に瞬間的に大電流が流れ、レーザ発振が生ずる。その後、スイッチング素子4を開き、キャパシタ3の充電を開始する。充電電圧が基準充電電圧V0になった時点T4で充電を終了させる。この動作を繰り返すことにより、エキシマレーザ発振器がパルス発振する。時刻T1から時刻T3までの期間がパルスの周期になる。
基準充電電圧V0が予め決まっていれば、上記式(1)から基準充電時間T0が求まる。
図3及び図4に、充電回路が正常に動作している場合、及び何らかの故障が発生して正常に動作していない場合について、充電電圧及び充電電流の時間変動を示す。図3及び図4の横軸は、充電開始からの経過時間を表し、図3の縦軸は充電電圧を表し、図4の縦軸は充電電流を表す。
充電回路が正常に動作している場合には、実線cで示すように、時刻T0の時点で充電電圧が基準充電電圧V0に達し、充電が終了する。何らかの原因で過大な充電電流が流れた場合には、実線bで示すように、時刻T0よりも前の時刻T01の時点で充電電圧が基準充電電圧V0に達し、充電が終了する。なお、このときの充電電流は、高電圧電源1の定格値以下であるとする。従って、高電圧電源1の警報は発生しない。さらに、何らかの原因で時刻T01を過ぎても充電動作が終了しない場合には、実線aで示すように、充電電圧が基準充電電圧V0を超えて上昇し続ける。何らかの原因で充電電流が過小である場合には、実線dで示すように、時刻T0の時点では充電電圧が基準充電電圧V0まで達せず、時刻T02に基準充電電圧V0に達する。時刻T02に、充電動作が終了する。さらに、何らかの原因で時刻T0よりも前の時刻T03の時点で充電電流が停止した場合を、実線eで示す。
図3を参照して、図1に示した判定回路の電圧条件判定動作について説明する。時刻T0における充電電圧を検出する。基準充電電圧V0よりもある値だけ低い電圧Vo−から、ある値だけ高い電圧Vo+までの範囲を電圧許容範囲とする。検出された電圧が電圧許容範囲内である場合、電圧条件が良好と判定し、電圧許容範囲外である場合、電圧条件が不良と判定する。図3に示した実線c及びbの状態は、電圧条件が良好と判定され、実線a、d及びeの状態は、電圧条件が不良と判定される。電圧許容範囲は、例えば基準充電電圧V0±5%とする。この電圧許容範囲は、適宜拡大または縮小してもよい。
図4を参照して、図1に示した判定回路の電流条件判定動作について説明する。時刻T0よりもやや前の時刻T0−における充電電流、及びやや後の時刻T0+における充電電流を検出する。例えば、基準充電時間T0が1.5〜2.0msである場合、時刻T0−とT0との間隔、及び時刻T0とT0+との間隔は、0.5msとする。なお、この時間間隔は、適宜延長または短縮してもよい。
時刻T0−において充電電流が流れており、時刻T0+において充電電流が0になっていれば電流条件が良好と判定され、それ以外の場合には、電流条件が不良と判定される。図4に示した実線a及びdの状態は、時刻T0+の時点で充電電流が流れているため、電流条件が不良と判定される。実線bの状態は、時刻T0−の時点で既に充電電流が0になっているため、電流条件が不良と判定される。実線eの状態は、充電動作が停止する時刻T03、電流条件を判定する時刻T0−及びT0+の前後関係により、判定結果が変わり得る。例えば、時刻T03が時刻T0−とT0+との間に位置する場合には、電流条件が良好と判定され、それ以外の場合には不良と判定される。
特に、基準充電時間T0を過ぎた時刻T0+においても充電電流が流れている状態は、大きな事故に繋がりかねない。時刻T0+における充電電流を検出することにより、充電電流が流れ続けることにより事故を防止することができる。
上記判定結果をまとめると、図3及び図4の実線a及びdの状態は、電圧条件及び電流条件が共に不良と判定され、実線bの状態は、電流条件のみが不良と判定され、実線eの状態は、少なくとも電圧条件が不良と判定される。実線cの状態は、電圧条件及び電流条件の両方が良好と判定される。
判定回路9は、電圧条件及び電流条件の少なくとも一方が不良と判定されたら警報を発生させる。警報が発生すると、制御回路6はスイッチング素子4を開放状態に維持し、負荷5へ放電電流が供給されないようにするとともに、高電圧電源1への電力の供給を停止する。
上記実施例の場合には、充電電流が高電圧電源の定格値以下であっても、異常を検出し、警報を発することができる。このため、より重大な故障の発生を防止することができる。
上記実施例では、電圧条件及び電流条件の少なくとも一方が1回不良と判定されたら警報を発することとしたが、不良とされる頻度(単位時間あたりに不良と判定された回数)を記憶し、この頻度が許容頻度を超えたときに警報を発するようにしてもよい。また、図3及び図4に示した実線a、b、d、及びeの状態ごとに頻度を記憶し、状態ごとに許容頻度を設定してもよい。
頻度の判定を行うことにより、一時的な故障で警報が発生して装置が停止することを防止することができる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
本発明は、エキシマレーザ用の電源回路等のように、一旦キャパシタを充電し、充電されたキャパシタを放電させることによって負荷に電流を供給する装置に適用できる。カメラのストロボ用の電源にも適用可能である。
1 高電圧電源
2 充電インピーダンス
3 キャパシタ
4 スイッチング素子
5 負荷
6 制御装置
7 電流計
8 電圧計
9 判定回路
2 充電インピーダンス
3 キャパシタ
4 スイッチング素子
5 負荷
6 制御装置
7 電流計
8 電圧計
9 判定回路
Claims (6)
- 負荷、スイッチング素子、及びキャパシタが直列に接続された放電回路と、
前記キャパシタを充電する充電回路と、
充電開始から基準充電時間経過時における前記キャパシタの電極間の電圧を測定し、測定された電圧が電圧許容範囲内であるか否かを判定し、判定結果に基づいて警報を発する制御装置と
を有する充放電装置。 - 前記制御装置が、さらに、前記基準充電時間経過時よりも後の時点に、前記充電回路を流れる電流を測定し、測定された電流が電流許容範囲内であるか否かを判定し、判定結果に基づいて警報を発する請求項1に記載の充放電装置。
- 前記制御装置が、さらに、前記基準充電時間経過時よりも前の時点に、前記充電回路を流れる電流を測定し、測定された電流が電流許容範囲内であるか否かを判定し、判定結果に基づいて警報を発する請求項1または2に記載の充放電装置。
- 前記制御装置は、測定された物理量が該物理量の許容範囲外であると判定された頻度が許容頻度を超えたときに警報を発し、許容頻度を超えないときには、警報を発しない請求項1〜3のいずれかに記載の充放電装置。
- 負荷、スイッチング素子、及びキャパシタが直列に接続された放電回路と、
前記キャパシタを充電する充電回路と、
充電開始から基準充電時間経過時よりも後の時点に、前記充電回路を流れる電流を測定し、測定された電流が電流許容範囲内であるか否かを判定し、判定結果に基づいて警報を発する制御装置と
を有する充放電装置。 - 前記負荷がエキシマレーザ発振器である請求項1〜5のいずれかに記載の充放電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003324514A JP2005094915A (ja) | 2003-09-17 | 2003-09-17 | 充放電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003324514A JP2005094915A (ja) | 2003-09-17 | 2003-09-17 | 充放電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005094915A true JP2005094915A (ja) | 2005-04-07 |
Family
ID=34455251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003324514A Withdrawn JP2005094915A (ja) | 2003-09-17 | 2003-09-17 | 充放電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005094915A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100968348B1 (ko) | 2008-08-21 | 2010-07-08 | 주식회사 엘지화학 | 부동 캐패시터를 이용한 셀 밸런싱 회로의 고장 진단 장치 및 방법 |
EP2001096A4 (en) * | 2006-03-29 | 2015-08-12 | Daikin Ind Ltd | CONTROL |
-
2003
- 2003-09-17 JP JP2003324514A patent/JP2005094915A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2001096A4 (en) * | 2006-03-29 | 2015-08-12 | Daikin Ind Ltd | CONTROL |
KR100968348B1 (ko) | 2008-08-21 | 2010-07-08 | 주식회사 엘지화학 | 부동 캐패시터를 이용한 셀 밸런싱 회로의 고장 진단 장치 및 방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4488242B2 (ja) | 乗員保護システムにおいて少なくとも1つのエネルギー蓄積条件を監視する装置および方法 | |
US11146098B2 (en) | Precharge control apparatus | |
US5880563A (en) | Device for accurately detecting end of usage lifetime of a discharge lamp | |
JP4845613B2 (ja) | 電力用コンデンサ寿命診断機能付き充電装置 | |
US7280333B2 (en) | Method and device for short circuit or open load detection | |
US7804259B2 (en) | Discharge lamp ballast apparatus | |
JP2012168072A (ja) | 漏電検知装置 | |
JP2009244180A (ja) | バッテリ状態検知方法及びバッテリ状態検知装置 | |
JP2007057368A (ja) | 電力用コンデンサの寿命診断機能付き充電装置 | |
JP2005094915A (ja) | 充放電装置 | |
JP2005019386A (ja) | 少なくとも1つの低圧放電ランプの作動方法、及び、少なくとも1つの低圧放電ランプ用の作動装置 | |
JP2962654B2 (ja) | 電解コンデンサの検査方法 | |
EP0985987A2 (en) | Switch control apparatus and method | |
US10751820B2 (en) | Wire electrical discharge machine with deterioration detection function for feeder | |
JPH07151820A (ja) | 耐圧試験装置 | |
JP6621891B1 (ja) | 直流電圧試験器、直流電圧試験方法および直流電圧試験プログラム | |
JP2001338851A (ja) | コンデンサの試験方法及び試験装置 | |
JP2714652B2 (ja) | インバータ式抵抗溶接電源装置 | |
CN216870442U (zh) | 用于电路系统的线上电容检测装置 | |
JP2006064515A (ja) | 巻線試験装置 | |
JP2002340959A (ja) | キャパシタ蓄電装置 | |
JP4265703B2 (ja) | 試験装置 | |
JPH1198854A (ja) | インバータ装置 | |
JP4544216B2 (ja) | ガス遮断装置 | |
JP2002323522A (ja) | 静電容量を持った素子の寿命監視装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060217 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20061205 |