JP2001338851A - コンデンサの試験方法及び試験装置 - Google Patents

コンデンサの試験方法及び試験装置

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JP2001338851A
JP2001338851A JP2000156297A JP2000156297A JP2001338851A JP 2001338851 A JP2001338851 A JP 2001338851A JP 2000156297 A JP2000156297 A JP 2000156297A JP 2000156297 A JP2000156297 A JP 2000156297A JP 2001338851 A JP2001338851 A JP 2001338851A
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current
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terminals
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Tomohisa Uno
智久 宇野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】供試コンデンサにパルス電圧を印加して内部欠
陥を検出する試験において、供試コンデンサにより十分
な電流衝撃を与え、また複数回のパルス電圧を印加でき
るようにして、内部欠陥の検出能力を高める。 【解決手段】電流流路中に電流検出用の抵抗Rを備える
放電回路22と、供試コンデンサ6と直流定電圧電源1
との間及び放電回路22との間を接、断するスイッチS
W1、SW2と、放電電流の値を検出し予め定められた
電流レベルより大であるか否かを判定する放電電流レベ
ル検出回路5と、スイッチSW1、SW2を制御して、
供試コンデンサを所定の時間ずつ充電、放電させる制御
回路3とを設け、供試コンデンサ6を充電した後、続い
て強制的に放電させ、そのときの放電電流がしきい値電
流を越えるか否かで内部欠陥の有無を判定する。充電電
流に制限を設けないので、供試コンデンサに十分な電流
衝撃を与えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンデンサの試験
方法及び試験装置に関し、特に、供試コンデンサにパル
ス電圧を印加することによって供試コンデンサの内部の
欠陥の有無を検出する試験の方法と、その試験に供する
試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンデンサの良、不良は、第一次的に
は、静電容量C、誘電正接tanδ及び漏れ電流LCと
いう電気的諸特性の初期値が定格を満足しているかどう
かによって、明確に判定される。しかしながら、実際の
使用に当っては、保証した或る一定の期間にわたって致
命的故障が生じないこと、すなわち信頼性も求められる
ので、コンデンサの製造者は、コンデンサを出荷する前
に、上記の信頼性を満たさないものをスクリーニングし
なければならない。また信頼性設計や製造プロセスの改
善に資するためにも、電気的特性の不良と信頼性の不良
とを区別して検出することが望まれる。
【0003】ところが、電気的特性の良否はその電気的
特性の測定値で直ちに判定できるのに対し、信頼性に関
わる不良は、例えば誘電体膜中に存在するごく微小な耐
圧不足部分などのような、コンデンサに内包される故障
原因(内部欠陥)に起因することが多く、電気的諸特性
の初期値を測定するだけの特性検査では、信頼性不良を
検出できない場合が多い。そこで、従来、内部欠陥に基
く信頼性不良のコンデンサを検出する方法がいろいろ研
究されて、パルス性の電圧を供試コンデンサに印加する
ことで、内部欠陥を内包するコンデンサを検出したりス
クリーニングできることが見出され、コンデンサの一連
の製造工程中に、コンデンサに対してパルス電圧を印加
する試験工程が取り入れられるようになった。
【0004】しかしながら、上述のようにパルス電圧の
印加を行うようにした場合でも、従来、その試験工程で
はただパルス電圧を印加するだけで、コンデンサの良否
は、後に行われるコンデンサのC、LC、tanδなど
の特性検査によって判定するようにしていた。つまり、
従来のパルス電圧印加試験では、特性検査の段階になっ
て始めて、そこで電気的特性が不良のコンデンサを取り
除くことはできるものの、その特性不良が(パルス電圧
の印加には関りなく)もともと製造の過程で発生してい
たものであるのか、或いはパルス電圧の印加によって生
じたものであるのかを区別して検出することはできず、
製造プロセスの改善などに関する情報を得ることができ
なかった。
【0005】これに対し、特開平7−320993号公
報に、コンデンサにパルス電圧を印加したときの充電時
の電圧波形をモニターし、その電圧波形に異常が生じる
か否かで、内部欠陥の有無の判定をパルス電圧の印加と
同時にリアルタイムで行なう技術が開示されている。図
8に、上記公報の図1に記載されたブロック図を再掲し
て示す。尚、図8は、本発明と上記公報との対比を明瞭
にするために、上記公報の図1の記載から一部を省略し
て示す。また便宜上、図中の各構成要素の符合に、公報
に用いられているものとは異なる符合を用いて示す。図
8を参照して、CPU33は、直流定電流定電圧電源3
0を制御するために、D/A(ディジタル・アナログ変
換回路)32に信号を出力する。ISOAMP(絶縁増
幅器)31は、D/A32より送られたアナログ信号を
増幅して、直流定電流定電圧電源30に送る。直流定電
流定電圧電源30は、このISOAMP31からの信号
により制御される。そこで、CPU33は、供試コンデ
ンサ35の充電時間が一定になるように直流定電流定電
圧電源30の電流値を設定すると共に、直流定電流定電
圧電源30を制御して、供試コンデンサ35にパルス電
圧を印加する。挙動電圧検出回路34は、供試コンデン
サに印加されたパルス電圧の波形をモニターして、予め
決められている挙動電圧リミット値と比較する。そし
て、パルス電圧の挙動電圧値が挙動電圧リミット値を越
えた場合、CPU33に異常信号を報せる。これにより
供試コンデンサの内部欠陥の有無を判別する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の特開平7−32
0993号公報の試験方法によれば、供試コンデンサに
対して充電時間が一定になるように電流を調整しながら
パルス電圧を印加し、それと同時にそのパルス電圧の印
加による充電電圧の波形をモニターして、充電電圧の波
形に異常が生じるか否かを知ることによって、内部欠陥
の有無をパルス電圧の印加と同時にリアルタイムで判定
できる。
【0007】しかしながら、上記公報記載の試験方法の
場合、パルス電圧の印加時に充電時間が一定になるよう
に充電電流を制御しているので、内部欠陥の検出能力は
十分ではないといえる。すなわち、パルス電圧の印加に
よる内部欠陥の検出は、電圧の印加に伴うパルス性の突
入電流が加速要因になって、欠陥部分に電流集中、局部
発熱が生じる結果、コンデンサにショート或いはオープ
ンが起こることに基くもので、コンデンサ充電時の突入
電流は、内部欠陥のない正常なコンデンサを破壊しない
範囲で、大きい方が内部欠陥の検出能力或いはスクリー
ニング効果が高いと考えられる。これに対し、上記公報
記載の試験方法のようにした場合は、パルス電圧印加時
にコンデンサに流れ込む突入電流が抑制されることにな
るので、パルス電圧の印加は十分な電流衝撃にならず、
それだけ内部欠陥の検出効果は低くなってしまう。
【0008】また、上記公報記載の方法による試験で
は、パルス電圧の印加を一回しか行わないので、複数回
のパルス電圧印加を行わないと検出できないような内部
欠陥は検出できず、この点からも内部欠陥の検出能力の
向上が望まれる。
【0009】従って、本発明は、供試コンデンサにパル
ス電圧を印加し、その印加と同時にリアルタイムで内部
欠陥を検出するコンデンサの試験において、供試コンデ
ンサに対してより十分な電流衝撃を与え、また複数回の
パルス電圧を印加できるようにして、内部欠陥の検出能
力或いはスクリーニング効果をより高めることを目的と
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のコンデンサの試
験方法は、放電させた供試コンデンサにパルス電圧を印
加することによって供試コンデンサの内部の欠陥の有無
を検出するコンデンサの試験方法において、前記パルス
電圧の印加により供試コンデンサを充電した後、続いて
供試コンデンサを強制的に放電させ、そのときの放電電
流が予め定められたしきい値電流を越えることが有るか
無いかにより、前記内部の欠陥の有無を判定することを
特徴とする。
【0011】また、前記パルス電圧の印加による充電と
これに続く放電及び異常の有無の判定とを複数回繰り返
し、パルス電圧の印加回数と放電電流がしきい値電流よ
り大と判定された放電の回数とが一致するか否かによ
り、内部欠陥の有無を判定することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。本発明の第1の実施の形
態に係るコンデンサの試験装置のブロック図及び、これ
に用いる充放電切替え器の回路図を示す図1を参照し
て、本実施の形態に係る試験装置は、主としてパルス印
加回路4と、放電電流レベル検出回路5と、制御回路3
とで構成され、他に、必要に応じて、外部の装置9との
インタフェース回路8を設ける。インタフェース回路8
は、外部装置9と制御回路3との間で信号の受け渡しが
正常にできるように信号レベルを変換する回路である。
【0013】パルス印加回路4は、供試コンデンサ6に
電圧を供給するための直流定電圧電源1と、充電と放電
とを切り替える充放電切替え器2とから構成される。充
放電切替え器2は、2つのスイッチSW1、SW2から
なるスイッチ回路23と、放電回路22とからなり、上
記2つのスイッチの開閉が制御回路3中のタイミング回
路10からの信号により制御されて、供試コンデンサ6
の充電、放電を切替える。すなわち、充放電切替え器2
の素子レベルでの回路図を示す図1(b)を参照して、
2つの端子18、19は定電圧電源1の電圧出力端子と
接続される端子であり、別の2つの端子11、12は供
試コンデンサ6の2端子が接続される端子である。スイ
ッチSW1は、供試コンデンサの2端子を定電圧電源1
の電圧出力端子に接続する充電用のスイッチであり、ス
イッチSW2は、放電回路22に接続する放電用のスイ
ッチである。これら2つのスイッチは、タイミング回路
10からの開閉制御信号で互いに相補に開閉し、スイッ
チSW1がオンでスイッチSW2がオフのときは、供試
コンデンサ6に定電圧電源1が出力する電圧をパルス的
に印加する。一方、スイッチSW1がオフでスイッチS
W2がオンのときは、2つの端子11、12の間を放電
回路22で結んで、供試コンデンサ6を放電させる。放
電回路22の電流経路中に挿入された抵抗Rは、放電回
路を流れる供試コンデンサの放電電流を電圧に変換する
ためのものであって、ここで発生した電圧は、2つの端
子16、17を介して放電電流レベル検出回路5に送ら
れる。
【0014】放電電流レベル検出回路5は、放電回路2
2中に挿入された抵抗Rから電圧信号を受け取る。そし
て、抵抗Rの端子間電圧つまり供試コンデンサ6の放電
電流が予め決められている電流レベルより大になること
があるか否かによって、放電が正常であるか異常である
かを判定し、その判定結果を二値の放電電流確認信号で
制御回路3に送る。放電電流確認信号は、判定結果が正
常であれば“1”、異常であれば“0”である。
【0015】制御回路3は、判定回路7とタイミング回
路10とで構成され、放電電流レベル検出回路5からの
上記放電電流確認信号は、判定回路7に入力される。判
定回路7はタイミング回路10と接続されていて、供試
コンデンサの放電と同じタイミングで、放電電流レベル
検出回路5からの放電電流確認信号を受け取る。また供
試コンデンサの充電と放電の組が規定の回数行われたこ
とを検出し、パルス印加終了信号をインタフェース回路
8を介して外部装置9に送る。同時に、充、放電の回数
と、放電電流レベル検出回路5が「正常」と判定したこ
とを示す放電電流確認信号の発生回数とを比較し、両者
が一致すれば「内部欠陥なし」、不一致であれば「内部
欠陥あり」と判定して、判定結果の二値信号をインタフ
ェース回路8を介して外部装置9に送る 本実施の形態においては、上述の構成の試験装置を用
い、以下のようにしてコンデンサの内部欠陥の検出を行
う。先ず、パルス印加回路4は、タイミング回路10か
らの信号により、供試コンデンサ6にパルス電圧を加え
続いて放電させる動作を、規定の回数実行する。パルス
電圧の印加、放電の回数は、タイミング回路10のスイ
ッチ設定で、1からn(nは、自然数)回までの任意の
回数に設定できる。ここで、設定する印加回数とは、充
電とそれに続く放電の1組で1回とする。
【0016】タイミング回路10は、図2に示すよう
に、充電用スイッチSW1と放電用スイッチSW2とが
互いに相補に開閉するように信号を送って、予め時間が
決められた充電と放電が交互に行われるように指令す
る。すなわち、各スイッチSW1、SW2はそれぞれ、
タイミング回路10からの開閉制御信号が“1”のとき
オン状態になり、“0”のときオフ状態になるようにさ
れていて、スイッチSW1の開閉制御信号とスイッチS
W2の開閉制御信号とは位相が180度ずれている。こ
れによって2つのスイッチSW1、SW2は互いに相補
に開閉し、スイッチSW1がオンでスイッチSW2がオ
フのとき、供試コンデンサ6に直流定電圧電源1の出力
電圧がパルス的に供給され、スイッチSW1がオフでス
イッチSW2がオンのとき、供試コンデンサ6は放電電
流検出用の抵抗Rを介して放電する。このとき、各スイ
ッチSW1、SW2がオンである時間及びオフである時
間、つまり供試コンデンサ6の充電時間T1及び放電時
間T2は、各スイッチへの開閉制御信号のパルス幅及び
パルス間隔で決る。
【0017】その場合、充電時間T1は、供試コンデン
サに十分な電流衝撃を与えることができる時間に設定
し、放電時間T2は、放電電流レベル検出回路が十分応
答できる時間で、しかも供試コンデンサ6が次の充電の
ために十分放電し切る時間に設定する。例えば、供試コ
ンデンサはESR(等価直列抵抗)が10Ωで容量値が
10μFのものであり、回路抵抗が0.5Ωの場合であ
れば、時定数は105μsecになるので、パルス電圧
印加時の充電時間T1はその時定数の数倍以上に設定す
る。また放電時間T2も、充電時間T1と同様に、放電
電流検出用抵抗Rの抵抗値と、供試コンデンサ6のES
R及び容量値から算出した時定数の数倍以上に設定す
る。
【0018】尚、図2に示すように、2つのスイッチS
W1、SW2の開閉のタイミングをずらして、充電用ス
イッチSW1がオン状態になる以前に放電用スイッチS
W2をオフ状態にし、また充電用スイッチSW1がオフ
状態になってから放電用スイッチSW2をオン状態にし
ているのは、供試コンデンサの放電時に直流定電圧電源
1からの電圧供給が重ならないようにするためである。
また第1回目の充電に先だって放電を1回行っているの
は、供試コンデンサ6の残留電荷を除去し、パルス電圧
による電流衝撃が供試コンデンサに十分に印加されるよ
うに予備放電をするためである。
【0019】上述のようにして供試コンデンサ6にパル
ス電圧を加えて充電し、続いて放電を行わせると、供試
コンデンサからの放電電流は各回毎に放電電流検出用の
抵抗Rを流れ、その両端に生じた電圧がその都度放電電
流レベル検出回路5に送られる。
【0020】放電電流レベル検出回路5は、コンパレー
タと基準電圧源とを備えていて、抵抗Rの端子間電圧と
基準電圧の値とを比較することによって、抵抗Rでの電
圧降下が予め決められている規定の電圧を越えるか否か
を判定する。ここでいう規定の電圧とは、内部欠陥のな
いコンデンサが放電するときの電流値を基準にしたしき
い値電圧で、内部欠陥を内包するコンデンサと内部欠陥
のないコンデンサとを区別する値である。内部欠陥のあ
るコンデンサにパルス電圧を印加すると、そのときのパ
ルス状の突入電流により内部欠陥に電流集中、局部発熱
が生じ、コンデンサの内部でショート故障が発生するこ
とがある。その場合、放電電流は、内部欠陥のない正常
なコンデンサであれば、図3(a)に示すように、或る
しきい値を越える大きい電流が流れるところ、内部欠陥
によってショートを起こしたコンデンサでは、内部欠陥
のない正常なコンデンサに比べて小さくなり、図3
(b)に示すように、上記のしきい値以下の放電電流し
か流れない。上述の規定の電圧とは、図3中のしきい値
電流に相当する電圧であって、コンパレータでの比較の
基準になる基準電圧を変えることによって、適当に設定
できる。
【0021】放電電流レベル検出回路5は、抵抗Rでの
電圧降下の大小を判定した結果、放電電流が図3に示す
しきい値以上の電流であると判定すれば、“1”の放電
電流確認信号を判定回路7に送る。放電電流がしきい値
以下であれば、放電電流確認信号は“0”のままで、判
定回路7への信号送出はしない。
【0022】判定回路7は、放電電流レベル検出回路5
からの放電電流確認信号の発信回数をカウントする。但
し、1回目の予備放電時の放電電流確認信号はカウント
しない。判定回路7はパルス電圧の印加が規定の回数行
われた後、パルス電圧の印加回数と放電電流確認信号の
発信回数とを比較し、比較結果が一致した場合、「内部
欠陥なし」と判定して、その判定結果の二値信号をイン
タフェース回路8を介して外部装置9に送る。
【0023】図4に、内部欠陥のない供試コンデンサに
おける、パルス電圧の印加開始から試験終了までのタイ
ミングチャートを示す。図4を参照して、最上段のパル
ス印加開始信号は、外部装置9から入力されるパルス電
圧印加開始命令であり、この命令に基いて、スイッチS
W1及びスイッチSW2の開閉が始められる。第2段目
のスイッチSW1への指令信号と第3段目のスイッチS
W2への指令信号は、タイミング回路10からスイッチ
SW1又はスイッチSW2への開閉制御信号であり、こ
れらの開閉制御信号に応じて、供試コンデンサにおける
充電、放電の組合せが複数回(この場合は、4回)繰り
返される。第4段目の供試コンデンサの放電電流は、放
電電流レベル検出回路5が検出した放電電流の波形であ
る。この放電電流波形を拡大すると図3に示す波形にな
るのであるが、図4の場合は時間軸のスケールが図3に
おけるよりも非常に長いので、放電電流は一本毎のひげ
状にみえる。第5段目は、放電電流レベル検出回路5が
出力する放電電流確認信号の波形を示す。放電電流レベ
ル検出回路5は、第4段目の放電電流が規定のしきい値
より大きかった場合、第5段目に示すような、“1”の
放電電流確認信号を判定回路7に送る。この例の場合
は、第4段目に示すように、4回の放電電流が全てしき
い値を越えているので、放電電流確認信号が4回出力さ
れている。
【0024】判定回路7は、供試コンデンサにおけるパ
ルス電圧の印加回数と放電電流確認信号の発信回数とを
カウントし比較すると共に、外部装置9に対して「結果
読取り可」を示す信号として、第7段目に示すパルス印
加終了信号を出力する。このとき、判定回路7は、上述
のパルス電圧の印加回数と放電電流確認信号の発信回数
とが一致した場合、“1”の判定結果信号を出力する。
一致しなかった場合、判定結果信号は“0”である。こ
の図に示す例の場合は、4回のパルス電圧印加に対して
放電電流確認信号が4回出力されていて、両方のカウン
ト数が一致しているので、判定回路7は、第6段目に示
すように、“1”の判定結果信号を出す。これにより、
この供試コンデンサは、「内部欠陥なし」と判断され
る。
【0025】次に、図5に、内部欠陥を持つコンデンサ
の試験におけるタイミングチャートの一例を示す。第1
段目のパルス印加開始信号に応じて、供試コンデンサに
対するパルス電圧の印加とそれに続く放電が始まる。以
後、第2段目及び第3段目に示すように、充、放電の組
合せが4回繰り返され、その都度、供試コンデンサの放
電電流としきい値電流との比較が行われる。この図に示
す例の場合は、第4段目に示すように、初回の予備放電
を除いて第3回目の放電から、放電電流がしきい値を下
回るようになっている。これは、内包されていた内部欠
陥が第3回目のパルス電圧の印加による突入電流でショ
ートを起したためである。結果として、放電電流レベル
検出回路5は、放電電流がしきい値を越えている第1回
目と第2回目の放電に対してのみ“1”の放電電流確認
信号を出力し、第3回目と第4回目の放電に対しては、
放電電流確認信号を出力しない。
【0026】判定回路7は、充電、放電が規定の4回行
われたことを検出して、パルス電圧の印加回数と放電電
流確認信号の発信回数との比較を行うと同時に、第7段
目に示すように、「結果読取り可」を示すパルス印加終
了信号を出力するが、この例の場合、パルス電圧の印加
回数が4回であるのに対し放電電流確認信号は2回であ
って両方のカウント数が一致しないので、第6段目に示
すように、判定結果信号は“0”で、この供試コンデン
サは「内部欠陥あり」と判断される。
【0027】これまで述べたように、本実施の形態によ
れば、コンデンサの内部欠陥を、パルス電圧印加試験を
行ったその時にリアルタイムで検出でき、単なる電気的
諸特性の不良と内部欠陥に基く不良とを区別することが
できる。しかもパルス電圧の印加に当って充電電流には
制限を設けていないので、供試コンデンサには過渡現象
によって決る大きな突入電流が流れ、十分な電流衝撃が
与えられる。従って、従来の試験方法に比べ、内部欠陥
の検出能力は、その分高い。またパルス電圧を複数回印
加するようにしているので、従来とは違って、1回のパ
ルス電圧印加では検出できないような内部欠陥でも検出
できる。
【0028】これまで述べた試験方法は、次に述べる第
2の実施の形態に係る試験装置のように、コンピュータ
のソフトウエアで充放電切替え器2をコントロールする
ように構成した装置でも実現できる。すなわち、第2の
実施の形態に係る試験装置のブロック図を示す図6を参
照して、この図に示す試験装置は、第1の実施の形態に
係る試験装置における制御回路3(図1参照)をCPU
20で置き換えた構成となっている。
【0029】本実施の形態においては、CPU20のソ
フトウエアでタイミングを作り出して充放電切替え器2
をコントロールするが、その場合、CPU20と充放電
切替え器2のタイミングコントロール及び、放電電流レ
ベル検出回路5との信号のやり取り、すなわち充放電切
替え器2中のスイッチの開閉制御信号などのタイミング
信号や、放電電流レベル検出回路からの放電電流確認信
号或いはパルス電圧の印加回数と放電電流確認信号の発
信回数との比較結果を示す信号のような判定信号や、直
流定電圧電源1の出力電圧を設定するための電圧設定信
号等々の信号のやり取りは、インタフェース回路8を介
して行う。
【0030】本実施の形態のようにCPU20を用いる
と、パルス電圧の印加回数の設定をソフトウエアででき
るようになる。また品種の異なるコンデンサを試験する
ときは、品種名を入力するなどのことで、供試コンデン
サの品種切替えに伴う試験条件の変更を容易に行うこと
ができるようになり、更には直流定電圧電源1の出力電
圧、すなわち供試コンデンサに印加するパルス電圧の電
圧値設定も容易にコントロール可能になる。
【0031】尚、これまで述べた第1及び第2の実施の
形態は、放電電流の検出に、放電回路中に挿入した抵抗
Rにおける電圧降下を利用した例であるが、本発明はこ
れに限られるものではない。例えば図7に示す充放電切
替え器のように、抵抗Rに替えてコイルLを用い、その
両端の電圧波形で放電電流を検出するようにしてもよ
い。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
供試コンデンサにパルス電圧を印加することによって内
部欠陥を検出するコンデンサの試験において、コンデン
サの内部欠陥を、試験しているその時にリアルタイム
で、しかも従来より高い検出能力で検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るコンデンサの
試験装置のブロック図及び、これに用いた充放電切替え
器の回路図である。
【図2】スイッチの開閉制御信号の波形を示す図であ
る。
【図3】供試コンデンサの放電電流波形の例を示す図で
ある。
【図4】内部欠陥のないコンデンサを試験したときのタ
イミングチャートを示す図である。
【図5】内部欠陥のあるコンデンサを試験したときのタ
イミングチャートの一例を示す図である。
【図6】第2の実施の形態に係る試験装置のブロック図
である。
【図7】放電電流検出手段の他の例を示す回路図であ
る。
【図8】従来の技術に係るコンデンサの試験装置の一例
のブロック図である。
【符号の説明】
1 直流定電圧電源 2 充放電切替え器 3 制御回路 4 パルス印加回路 5 放電電流レベル検出回路 6 供試コンデンサ 7 判定回路 8 インタフェース回路 9 外部装置 10 タイミング回路 11,12,16,17,18,19 端子 20 CPU 22 放電回路 23 スイッチ回路

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電させた供試コンデンサにパルス電圧
    を印加することによって供試コンデンサの内部の欠陥の
    有無を検出するコンデンサの試験方法において、 前記パルス電圧の印加により供試コンデンサを充電した
    後、続いて供試コンデンサを強制的に放電させ、そのと
    きの放電電流のレベルにより前記供試コンデンサの内部
    の欠陥の有無を判定することを特徴とするコンデンサの
    試験方法。
  2. 【請求項2】 前記内部の欠陥の有無を、前記放電電流
    が予め定められたしきい値電流を越えることが有るか無
    いかにより判定することを特徴とする、請求項1に記載
    のコンデンサの試験方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のコンデン
    サの試験方法において、 前記パルス電圧の印加による充電とこれに続く放電及び
    内部の欠陥の有無の判定とを複数回繰り返すことを特徴
    とするコンデンサの試験方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のコンデンサの試験方法
    において、 前記供試コンデンサに対するパルス電圧の印加回数と放
    電電流が前記しきい値電流を越えた放電の回数とが一致
    するか否かによって、内部の欠陥の有無を判定すること
    を特徴とするコンデンサの試験方法。
  5. 【請求項5】 放電させた供試コンデンサにパルス電圧
    を印加することによって供試コンデンサの内部の欠陥の
    有無を検出する構成のコンデンサの試験装置において、 前記パルス電圧の印加により供試コンデンサを充電した
    後、続いて供試コンデンサを強制的に放電させ、そのと
    きの放電電流のレベルにより前記供試コンデンサの内部
    の欠陥の有無を判定するように構成したことを特徴とす
    るコンデンサの試験装置。
  6. 【請求項6】 前記内部の欠陥の有無を、前記放電電流
    が予め定められたしきい値電流を越えることが有るか無
    いかにより判定するように構成したことを特徴とする、
    請求項5に記載のコンデンサの試験装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は請求項6に記載のコンデン
    サの試験装置において、 前記パルス電圧の印加による充電とこれに続く放電及び
    内部の欠陥の有無の判定とを複数回繰り返すように構成
    したことを特徴とするコンデンサの試験装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のコンデンサの試験装置
    において、 前記供試コンデンサに対するパルス電圧の印加回数と放
    電電流が前記しきい値電流を越えた放電の回数とが一致
    するか否かによって、内部の欠陥の有無を判定するよう
    に構成したことを特徴とするコンデンサの試験装置。
  9. 【請求項9】 請求項5乃至8のいずれかに記載のコン
    デンサの試験装置において、 前記放電電流のレベルの検出を、放電電流の流路中に挿
    入した抵抗の2端子間の電圧で行うように構成したこと
    を特徴とするコンデンサの試験装置。
  10. 【請求項10】 請求項5乃至8のいずれかに記載のコ
    ンデンサの試験装置において、 前記放電電流のレベルの検出を、放電電流の流路中に挿
    入したコイルの2端子間の電圧で行うように構成したこ
    とを特徴とするコンデンサの試験装置。
  11. 【請求項11】 直流定電圧源と、 二端子の電流流路からなる放電回路であって、電流の流
    路中に前記二端子間を流れる電流の値を検出する電流検
    出手段を備える放電回路と、 供試コンデンサの二端子と前記直流定電圧源の電圧出力
    端子との間及び前記放電回路の二端子との間を接続し又
    は切断するスイッチ手段と、 前記電流検出手段により放電回路の電流流路中を流れる
    電流の値を検出すると共に、検出した電流値が予め定め
    られた電流レベルより大であるか否かを判定して判定結
    果を二値信号に変換する放電電流レベル検出手段と、 前記スイッチ手段を制御して、前記供試コンデンサの二
    端子を、前記直流定電圧源の電圧出力端子又は前記放電
    回路の二端子に切替えて、所定の時間ずつ接続させる制
    御手段とを少なくとも備えるコンデンサの試験装置。
  12. 【請求項12】 直流定電圧源と、 二端子の電流流路からなる放電回路であって、電流の流
    路中に前記二端子間を流れる電流の値を検出する電流検
    出手段を備える放電回路と、 供試コンデンサの二端子と前記直流定電圧源の電圧出力
    端子との間及び前記放電回路の二端子との間を接続し又
    は切断するスイッチ手段と、 前記電流検出手段により放電回路の電流流路中を流れる
    電流の値を検出すると共に、検出した電流値が予め定め
    られた電流レベルより大であるか否かを判定して判定結
    果を二値信号に変換する放電電流レベル検出手段と、 前記スイッチ手段を制御して、前記供試コンデンサの二
    端子を、前記直流定電圧源の電圧出力端子又は前記放電
    回路の二端子に切替えて、所定の時間ずつ接続すること
    を複数回繰り替えさせる制御手段と、 前記供試コンデンサの二端子と直流電圧源との接続回数
    と前記放電電流レベル検出手段の出力信号の出力回数と
    を比較して一致するか否かを判定し、判定結果を二値信
    号に変換する判定手段とを少なくとも備えるコンデンサ
    の試験装置。
  13. 【請求項13】 直流定電圧源と、 二端子の電流流路から放電回路であって、電流の流路中
    に前記二端子間を流れる電流の値を検出する電流検出手
    段を備える放電回路と、 供試コンデンサの二端子と前記直流定電圧源の電圧出力
    端子との間及び前記放電回路の二端子との間を接続し又
    は切断するスイッチ手段と、 前記電流検出手段により放電回路の電流流路中を流れる
    電流の値を検出すると共に、検出した電流値が予め定め
    られた電流レベルより大であるか否かを判定し判定結果
    を二値信号に変換する放電電流レベル検出手段と、 前記放電電流レベル検出手段の出力信号及び外部からの
    信号に基いて、少なくとも、前記直流定電圧源の出力電
    圧を制御し、前記スイッチ手段をして、前記コンデンサ
    の二端子を前記直流定電圧源の電圧出力端子と放電回路
    の二端子とに切替えて所定の時間ずつ接続することを所
    定の回数実行させ、前記供試コンデンサの二端子と直流
    電圧源との接続回数と前記放電電流レベル検出手段の出
    力信号の出力回数とを比較して一致するか否かを判定
    し、判定結果を二値信号に変換することをソフトウエア
    で実行する手段とを備えるコンデンサの試験装置。
  14. 【請求項14】 前記放電回路の電流検出手段が抵抗で
    あることを特徴とする、請求項11乃至13に記載のコ
    ンデンサの試験装置。
  15. 【請求項15】 前記放電回路の電流検出手段がコイル
    であることを特徴とする、請求項11乃至13に記載の
    コンデンサの試験装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040001119A (ko) * 2002-06-27 2004-01-07 대우전자주식회사 캐패시터 내구성 시험장치
JP2008122303A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Nissin Electric Co Ltd 直流コンデンサ試験装置
WO2008146642A1 (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha コンデンサの検査システム
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