JP2005094750A - 移動通信システムでの上りリンクパケットの伝送のためのスケジューリング割当方法及び装置 - Google Patents

移動通信システムでの上りリンクパケットの伝送のためのスケジューリング割当方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 上りリンクパケットデータサービスを支援する移動通信システムにおいて、この上りリンクパケットデータサービスのために、使用者端末が伝送しようとするパケットデータを格納しているバッファーのバッファー状態と上りリンクの送信電力を表すチャネル状態とを送受信する方法を提供する。
【解決手段】 使用者端末は、バッファーに待機しているパケットデータの量が、予め定められるしきい値以上になると、バッファー状態とチャネル状態を最初に伝送し、このバッファーに新規のパケットデータが発生するか、或いは、予め定められるバッファー状態伝送周期にしたがって前記バッファー状態を伝送する。使用者端末は、チャネル状態を、別途のチャネル状態伝送周期にしたがって伝送するか、或いは、前記バッファー状態と共に伝送する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、移動通信システムに関し、特に、上りリンク(Uplink)を通してパケットデータを伝送するためのスケジューリング情報及びスケジューリング割当情報を效率よく送受信する方法及び装置に関する。
非同期方式である広帯域符号分割多重接続(Wideband Code Division Multiple Access:以下、“WCDMA”と称する。)通信システムでは、上りリンクを通した高速のパケットデータサービスを支援するために、向上した逆方向専用チャネル(Enhanced Uplink Dedicated Channel:以下、“EUDCH”と称する。)を使用する。このEUDCHは、非同期符号分割多重接続通信システムにおいて逆方向パケット伝送の性能を改善するために提案されたチャネルである。このようなEUDCH技術では、高速順方向パケット接続方式(High Speed Downlink Packet Access:以下、“HSDPA”と称する。)で使用されているAMC(Adaptive Modulation and Coding)及びHARQ(Hybrid Automatic Retransmission Request)などの既存の方法の他に、より短い伝送時間区間(transmission time interval:以下、“TTI”と称する。)を用いる新規の技術をも使用する。また、上りリンクチャネルには基地局(Node B)制御スケジューリングが適用される。この上りリンクに対するNode B制御スケジューリングは、下りリンクに対するスケジューリングと大きな違いを持つ。
複数個の使用者端末(User Equipment:以下、“UE”と称する。)が送信した上りリンク信号は、相互間に直交性が保持されないので、これらの上りリンク信号は相互間に干渉信号として作用する。このため、Node Bが受信する上りリンク信号が増加するほど、特定UEが伝送する上りリンク信号に対する干渉信号の量も増加し、よって、Node Bの受信性能は低下してしまう。この種の問題は、上りリンク送信電力を増加させることで克服することができるが、この増加された送信電力を持つ上りリンク信号は、他の信号について干渉信号として作用する。したがって、前記Node Bは、下記の数学式(1)式に示すように、前記受信性能を保証しつつ受信可能な上りリンク信号の量を制限する。
[数1]
ROT=I_0/N_0 ・・・(1)
式中、I_0は、Node Bの全体受信広帯域電力スペクトル密度(Power spectral density)を表し、N_0は、Node Bの熱雑音電力スペクトル密度を表す。したがって、ROTは、Node BがEUDCHパケットデータサービスを受信するために割り当て得る上りリンク無線資源となる。
図1A及び図1Bは、Node Bから割り当てる上りリンク無線資源の変化を示している。図1A及び図1Bに示すように、Node Bが割り当て得る上りリンク無線資源は、ICI(Inter-cell interference)、音声トラヒック(Voice traffic)、及びEUDCHパケットトラヒックの和で表される。
図1Aは、Node B制御スケジューリングを使用しない場合の総ROT(Total ROT)の変化を示している。前記EUDCHパケットトラヒックに対してスケジューリングがなされないために、複数個のUEが同時に高いデータレートで前記パケットデータを伝送すると、総ROTは目標ROT(Target ROT)よりも高くなり、上りリンク信号の受信性能の劣化につながる。
図1Bは、Node B制御スケジューリングを使用する場合の総ROTの変化を示している。Node B制御スケジューリングを使用すると、複数個のUEが同時に高いデータレートで前記パケットデータを伝送するのを防止することができる。すなわち、このNode B制御スケジューリングは、特定のUEに高いデータレートを許容する場合にその他のUEには低いデータレートを許容することによって、総ROTが目標ROTを超えるのを防止する。したがって、このNode B制御スケジューリングによれば、常に一定の受信性能が保証される。
Node Bは、前記EUDCHを使用するUEの要請データレートまたは上りリンクの送信品質を表すチャネル状況情報を用いて、各UE別にEUDCHデータ伝送可否を通報したり、それらのEUDCHデータレートを調整する。このNode B制御スケジューリングは、移動通信システムの性能を向上させるために、これらUEにデータレートを割り当て、Node Bの総ROTが目標ROTを越えないようにする。したがって、Node Bは、遠くにあるUEには相対的に低いデータレートを割り当て、近くにあるUEには相対的に高いデータレートを割り当てる。
図2は、EUDCHに対するNode B制御スケジューリングの基本概念を示している。図2の200は、EUDCHを支援するNode Bを表し、210ないし216はEUDCHを使用するUEを表す。あるUEのデータレートが高くなると、Node BがこのUEからデータを受信する受信電力が増加し、よって、このUEのROTは、総ROTにおいて多い部分を占めることになる。一方、他のUEのデータレートが低くなると、Node Bがこの他のUEからデータを受信する受信電力が小さくなり、よって、この他のUEのROTは、総ROTにおいて少ない部分を占めることになる。前記Node Bは、データレートと無線資源間の関係、UEが要請するデータレートを考慮して前記EUDCHパケットデータに対するスケジューリングを遂行する。
図2で、UE(210,212,214,216)は、距離にしたがってNode B 200と相互に異なる逆方向送信電力でパケットデータを送信している。すなわち、Node B 200から最も遠く離れたUE 210は、最も高い逆方向チャネルの送信電力220でパケットデータを送信し、Node B 200と最も近くにあるUE 214は、最も低い逆方向チャネルの送信電力224でパケットデータを送信する。Node B 200は、総ROTを保持しながら他のセルに対するICIを減らし、かつ、移動通信システムの性能を向上させるために、逆方向チャネルの送信電力の強さとデータレートが反比例するようにスケジューリングを遂行する。すなわち、逆方向チャネルの送信電力が最も高いUE 210に対しては相対的に小さいデータレートを割り当て、逆方向チャネルの送信電力が最も低いUE 214に対しては相対的に高いデータレートを割り当てる。
図3は、UEが、Node BからEUDCHパケットデータ伝送のためのデータレートを受信し、この受信したデータレートを用いて前記パケットデータを伝送する動作を示している。図3を参照すると、ステップS310で、Node B(300)とUE 302との間にEUDCHが設定される。このステップS310は、専用伝送チャネル(Dedicated Transport Channel)を通したメッセージの送受信処理を含む。ステップS312で、UE 302は、Node B(300)へ、望むデータレート、バッファー状態情報、及び上りリンクチャネル状況に関連する情報などを伝送する。この上りリンクチャネル状況に関連する情報は、上りチャネル送信電力と送信電力マージンなどを含む。
このNode B(300)は、上りチャネルの送信電力と受信電力とを比較して上りチャネル状況を推定する。すなわち、上りチャネル送信電力と上りチャネル受信電力との差が小さければ、上りチャネル状況は良好であり、送信電力と受信電力との差が大きければ、上りチャネル状況は不良であることがわかる。UEが送信電力マージンのみを伝送する場合に、Node B(300)は、この送信電力マージンを、既に知っているUEの最大可能送信電力から引くことによって前記上りリンク送信電力を推定する。この推定したUEのチャネル状況とUE 302が所望するデータレートに関する情報に基づいて、Node B(300)は、前記UEの上りリンクパケットチャネルのための最大可能データレートを決定する。
この決定された最大可能データレートは、ステップS314で、スケジューリング割当情報によりUE 302に通報される。すると、このUE 302は、通報された最大可能データレートの範囲内で、伝送するパケットデータのデータレートを決定し、ステップS316で、前記決定されたデータレートでNode B(300)に前記パケットデータを伝送する。
EUDCHデータバッファーに格納されている全てのパケットデータをNode Bに伝送するために、UE 302は、Node B(300)からスケジューリング割当情報を一定周期単位に受信しなければならない。このために、前記UE 302は、前記バッファー状態情報と上りリンクチャネル状態(Channel Status Information:CSI)を、所定のスケジューリング区間(Scheduling Interval)ごとに連続して前記Node B(300)に伝送するが、こうすると、上りリンクシグナリングのオーバーヘッドを招き、上りリンクパケット伝送の効率低下につながることになる。そこで、前記上りリンクシグナリングのオーバーヘッドを有効に防止しうるスケジューリング方案が望まれている。
上記事情に鑑みて、本発明の目的は、上りリンクパケット伝送時の上りリンクシグナリングオーバーヘッドを減らす方法及び装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、シグナリングオーバーヘッドを減らすために、上りリンクを通して伝送するバッファー状態情報とCSIの伝送周期を調節する方法及び装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、バッファー状態情報とCSIの伝送周期を調節することによって、上りリンクパケットを效率よく伝送する方法及び装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、バッファー状態情報とCSIの伝送周期を調節することによって、無線資源を效率よく使用する方法及び装置を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明は、上りリンクパケットデータサービスを支援する移動通信システムで、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリングのために使用者端末が伝送しようとするパケットデータを格納しているバッファーのバッファー状態情報と上りリンクの送信電力を表すチャネル状態情報を伝送する方法であって、前記バッファーに格納されているパケットデータの量をモニタリングするステップと、前記バッファーに格納されているパケットデータの量が、予め定められるしきい値以上であれば、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報の伝送を始めるステップと、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報の伝送を始めた後に、前記バッファーに新規のパケットデータが発生すれば、前記バッファー状態情報を伝送するステップと、を含めてなることを特徴とする。
また、本発明は、上りリンクパケットデータサービスを支援する移動通信システムにおいて、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリングのために、使用者端末が伝送しようとするパケットデータを格納しているバッファーのバッファー状態情報と上りリンクの送信電力を表すチャネル状態情報を伝送する方法であって、前記バッファーに格納されているパケットデータの量をモニタリングするステップと、前記バッファーに格納されているパケットデータの量が、予め定められるしきい値以上であれば、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報の伝送を始めるステップと、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報の伝送を始めた後に、前記バッファーに新規のパケットデータが発生すれば、予め定められるバッファー状態情報伝送周期にしたがって前記バッファー状態情報を伝送するステップと、を含めてなることを特徴とする。
また、本発明は、上りリンクパケットデータサービスを支援する移動通信システムにおいて、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリングのために、使用者端末が伝送しようとするパケットデータを格納しているバッファーのバッファー状態情報と上りリンクの送信電力を表すチャネル状態情報とを伝送する方法であって、予め定められるバッファー状態情報伝送周期従うバッファー状態伝送時点のうち、第1のバッファー状態伝送時点を待機するステップと、前記バッファー状態伝送時点で、前記バッファーに格納されているパケットデータの量をモニタリングするステップと、前記バッファーに格納されているパケットデータの量が、予め定められるしきい値以上であれば、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を最初に伝送するステップと、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を最初に伝送した後に、第2のバッファー状態伝送時点で、前記バッファーに新規のパケットデータが到達するか否かを判断するステップと、前記第2のバッファー状態伝送時点で、前記バッファーに新規のパケットデータが到達すると、前記バッファー状態情報を伝送するステップと、を含めてなることを。
また、本発明は、上りリンクパケットデータサービスを支援する移動通信システムにおいて、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリングのために、使用者端末が伝送しようとするパケットデータを格納しているバッファーのバッファー状態情報と上りリンクの送信電力を表すチャネル状態情報とを伝送する方法であって、前記バッファーに格納されているパケットデータの量をモニタリングするステップと、前記バッファーに格納されているパケットデータの量が、予め定められるしきい値以上であれば、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を最初に伝送し、予め定められるバッファー状態情報伝送周期に設定されたタイマーを起動するステップと、前記バッファーに新規のパケットデータが発生すれば、前記バッファー状態情報を伝送し、前記タイマーを再起動するステップと、前記タイマーが満期になると、前記バッファー状態情報を伝送するステップと、前記タイマーを再起動するステップと、を含めてなることを特徴とする。
本発明によれば、UEがバッファー状態情報とCSIを伝送した後に、EUDCHデータバッファーに新規データイベントが発生する場合及び/またはバッファー状態伝送周期に従ってバッファー状態伝送時点に到達した場合に、EUDCHデータバッファーのバッファー状態情報をNode Bに伝送するので、バッファー状態の伝送回数を減少させるほか、Node BがUEのバッファー状態を推定する上での遅延時間を縮めることが可能になる。
以下、本発明が好ましい実施形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本発明を説明するにあたり、関連する公知機能や構成についての具体的な説明が、本発明の要旨を曖昧にするのを避けるために、その詳細な説明は省略する。
図4は、EUDCHサービスを支援するUEの送信機構造を示している。このUEにおいて、逆方向物理チャネルは、専用物理データチャネル(Dedicated Physical Data Channel:DPDCH)、EUDCHサービスのための専用物理データチャネル(EU−DPDCH)、専用物理制御チャネル(Dedicated Physical Control Channel:DPCCH)、HSDPAサービスのための専用物理制御チャネル(High Speed DPDCH:HS-DPCCH)、EUDCHサービスのための専用物理制御チャネル(EU−DPCCH)などを使用する。
EU−DPCCHは、EUDCHサービスのための物理制御チャネルであって、UEのバッファー状態情報と、Node Bが上りリンクチャネル状況を推定する上で必要とされる上りリンク送信電力及び上りリンク送信電力マージンなどを含むチャネル状態情報(Channel State Information:CSI)とを伝送する。また、このEU−DPCCHは、前記EU−DPDCHのためのデータ大きさ、符号率、変調方式などの伝送フォーマットを表すパケットデータ伝送フォーマット因子(Transport Format and Resource Indicator:E−TFRI)を伝送する。該EU−DPDCHは、Node Bから受信したスケジューリング割当情報に基づいて決定されたデータレートを使ってパケットデータを伝達する。前記EU−DPDCHは、BPSK(Binary Phase Shift Keying)変調方式のみに対応するが、前記EU−DPDCHは、同時に伝送する拡散コードの数を保持しながらデータレートを上げるために、このBPSKだけでなく、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、8PSK(8-ary PSK)などの上位変調方式にも対応可能である。
図4を参照すると、EUDCH伝送制御器(EUDCH transmission controller)404は、EUDCHに伝送するデータが格納されているEUDCHデータバッファー400をモニタリングして、Node B制御スケジューリングのために必要なバッファー状態情報を得、また、上りリンク送信経路(図示せず)からCSIを得る。また、このEUDCH伝送制御器404は、前記EUDCHのためのパケットデータ伝送フォーマットを表すE−TFRIを決定する。このパケットデータ伝送フォーマットは、スケジューリング割当部402で許容する最大データレートによって決定される。そして、このEUDCH伝送制御器404は、前記バッファー状態情報、CSI、及び前記E−TFRIなどを含むEU−DPCCHのデータを生成して乗算器408に入力する。
DPDCHのデータは、拡散器(spreader)422においてDPDCHに割り当てられたOVSF(Orthogonal Variable Spreading Factor)コードを用いてチップレートで拡散され、利得調整器(gain adjuster)424でチャネル利得とかけられた後に、合算器426に入力される。このEU−DPCCHのデータは、拡散器408でEU−DPCCHに割り当てられたOVSFコードを用いてチップレートで拡散され、利得調整器410でチャネル利得とかけられた後に、合算器426に入力される。該合算器426は、前記利得調整器424,410の出力データを合算した後に、これをIチャネルに割り当てるために合算器420に入力する。
EUDCHパケット伝送器406は、前記パケットデータ伝送フォーマットにより指定された量だけのパケットデータを、前記EUDCHデータバッファー400から読み出して前記パケットデータ伝送フォーマットにしだかってチャネルコーディングを遂行することによって、EU−DPDCHデータを生成する。このEU−DPDCHデータに対して、変調マッピング器(Modulation Mapper)412は、BPSK、QPSKまたは8PSKで変調を遂行し、EU−DPDCH変調シンボルストリームを出力する。これらの変調シンボルは、BPSKが使用される場合には実数値を持つが、QPSKや8PSKが使用される場合には複素値を持つ。下記では、前記EU−DPDCHに対してQPSK、8PSKを使用する場合について説明する。
変調マッピング器412は、前記EU−DPDCHデータを複素数シンボルストリームに変換した後に、拡散器414へ伝達する。該拡散器414は、この変調シンボルストリームを、EU−DPDCHに割り当てられたOVSFコードによりチップレートで拡散する。この拡散器414の出力は、利得調整器418でチャネル利得とかけられた後に、合算器に入力される。
前記DPDCHの制御情報を表すDPCCHデータは、拡散器428でDPCCHに割り当てられたOVSFコードを用いてチップレートで拡散され、利得調整器430でチャネル利得とかけられる。この利得調整器430の出力データは、合算器436に入力される。また、HSDPAサービスのための制御情報を含むHS-DPCCHデータは、拡散器432でHS-DPCCHに割り当てられたOVSFコードを用いてチップレートで拡散され、利得調整器434でチャネル利得とかけられた後に、前記合算器436に入力される。該合算器436は、利得調整器430,434の出力データを合算した後に、Qチャネルに割り当てるために位相変換器(Phase adjuster)438に入力する。この位相変調器438は、前記合算器436の出力データに位相変化量jをかけた後に、前記合算器420に伝達する。
この合算器420は、前記合算器426の出力に、前記利得調整器418と前記位相変換器438の出力とを合算して生成した複素シンボルストリームを、スクランブラー(scrambler)442に伝達する。該スクランブラー442は、この複素シンボルストリームをスクランブリングコードを用いてスクランブリングする。このスクランブリングされた複素シンボルストリームは、パルス形成器(Pulse Shaping Filter)444でパルス形態に変換された後に、RF(Radio Frequency)ユニット446を経てアンテナ448からNode Bに伝達される。
図5Aは、EUDCHスケジューリング割当情報を伝送するためのスケジューリング制御チャネル(Scheduling Control Channel:EU−SCHCCH)の構造を示す図であり、図5Bは、スケジューリング制御チャネル送信器の構造を示す図である。このスケジューリング制御チャネルは、一つのOVSFコードを使って、スケジューリング許容/解除メッセージ(Scheduling Grant/Release Message)と許容された最大データレート(allowed max data rate)とを含むスケジューリング割当情報500を複数個のUEに伝送する。このスケジューリング許容/解除メッセージは、前記EUDCHパケットデータが伝送されるか否かを表すものである。また、前記スケジューリング割当情報500は、前記スケジューリング許容/解除メッセージと前記許容された最大データレートが適用されるUEを表すUE識別子(UE ID)を含む。
このスケジューリング割当情報500を含むEU−SCHCCHデータは、直/並列変換器510で並列シンボルストリームに変換された後に、変調マッピング器512に伝えられる。該変調マッピング器512は、これらのシンボルストリームをI、Qストリームに変換した後に、拡散器514,516にそれぞれ伝達する。これらの拡散器514,516は、前記I、QストリームをEU−SCHCCHに割り当てられたOVSFコードによりチップレートで拡散する。この拡散器516から伝えられたQストリームは、位相変換器518で位相変化量jとかけられた後に、合算器520に伝えられる。該合算器520は、利得調整器514と位相変換器518の出力を合算して生成した複素シンボルストリームを、スクランブラー522に伝達する。該スクランブラー522は、この複素シンボルストリームをスクランブリングコードを用いてスクランブリングする。このスクランブリングされた複素シンボルストリームは、パルス形成器524でパルス形態に変換された後に、RFユニット526を経てアンテナ528からUEに伝えられる。
図6は、典型的なEUDCHシステムにおいて、UEからNode Bにバッファー状態情報とCSIを連続して伝送し、このNode Bは、前記UEにスケジューリング割当情報を伝送する動作を示している。このUEは、Node Bからスケジューリング割当情報を受信すべく、バッファー状態情報とCSIを一定の時間(スケジューリング区間:Tsch_int)ごとに周期的に伝送する。
図6を参照すると、600時点で、UEのEUDCHデータバッファーに、Node Bに伝送すべきパケットデータが格納(生成)される。このUEは、602区間で、前記データバッファーのデータ量を表すバッファー状態情報と上りリンクの送信電力及び電力マージンを表すCSIとをNode Bに伝送する。このNode Bは、前記バッファー状態情報とCSIに基づいて、前記UEに割り当てる最大データレートを決定し、この決定された最大データレートをスケジューリング割当情報に含めて610区間で前記UEに通報する。
EUDCHデータバッファーに格納されているパケットデータを、一度でNode Bに全て伝送不可能である場合にUEは、Node Bにスケジューリング割当を継続して要求すべく、602区間ないし606区間に示すように、バッファー状態情報とCSIを、スケジューリング区間(Tsch_int)間隔で連続して伝送する。この606時点の後にはEUDCHデータバッファーに格納されているパケットデータを完全に伝送したので、UEはバッファー状態情報とCSIの伝送を中断する。このときに、Node Bは、たとえUEからバッファー状態情報とCSIを受信しても、ROT条件が合わないと、612区間に示すように、スケジューリング割当情報を伝送しない。
毎スケジューリング区間ごとにバッファー状態情報とCSIを伝送すると、上りリンクオーバーヘッドを大幅に増加させ、上りリンクトラヒック容量を減少させることにつながるので、本発明の好ましい実施形態では、バッファー状態情報とCSIに対してそれぞれ個別的に設定された伝送周期を使用する。
UEからバッファー状態情報とCSIが入力されない区間において、Node Bは、UEから受信したE−TFRI及びUEに伝送した下りリンク電力制御(Transmit Power Control:TPC)命令を参照して、このUEのバッファー状態情報とCSIを推定する。このTPC命令は、UEの送信電力の増加/減少を指示するので、Node Bは、UEから最終報告されたCSIにより計算された送信電力に、このUEにTPC命令を伝送した回数にしたがって所定の増加/減少単位値を加算することによって、UEの現在送信電力を推定する。また、Node Bは、UEから最終報告されたバッファー状態情報により計算されたデータ量から、このUEから受信したE−TFRIによるデータ量を減算することで、UEの現在バッファー状態を推定する。
ここで、E−TFRIは、EUDCHデータを受信する上で必須とされる極めて重要な情報であるので、通常、TPC命令よりも低い受信エラーレートを持つように転送される。したがって、Node BによるUEのバッファー状態情報推定値は、送信電力推定値に比べて高い信頼度を持つ。したがって、バッファー状態伝送周期は、CSI伝送周期よりも長くなる。
図7は、本発明の実施形態によってUEから伝送するバッファー状態情報とCSIとを含むコードブロックを示す図である。図7に示すように、バッファー状態情報とCSIは一つのスケジューリング区間Tsch_intで伝送される。ここで、一つのスケジューリング区間は10msである。CSIは、一定の周期単位に伝送されるが、バッファー状態情報は、UEのEUDCHデータバッファーに新規のデータが発生する場合にのみNode Bに伝送される。すなわち、バッファー状態情報は、周期単位に伝送するのではなく、前記データバッファーに新規のイベントが発生した場合にのみ伝送する。したがって、UEは、前記バッファー状態情報とCSIを、異なるチャネルコーディングチェーン(Channel Coding Chain)を経てチャネル符号化する。
このときに、前記バッファー状態情報は、CRC(Cyclic Redundancy Check)が付加された後にチャネル符号化され、CSIは、CRC付加なしでチャネル符号化される。したがって、Node Bは、CRCチェックを通じてバッファー状態情報が受信されたことを認識する。CSIは、バッファー状態情報の後段に位置して伝送されるので、このCSIの受信は、前記バッファー状態情報の受信されたか否かによって確認することができる。一方、このCRCは、バッファー状態情報とCSIに共通して適用されてもいい。
本発明の好ましい実施形態において、UEは下記のように動作する。
1.EUDCHデータバッファーに格納されたパケットデータの量が、スケジューリングのための所定のしきい値以上であれば、UEは、Node Bにバッファー状態情報及びCSIを伝送し始める。
2.UEは、バッファー状態情報及びCSI伝送開始の後に、あらかじめ設定された伝送周期(RNCがUEへ通報した伝送周期)にしたがってバッファー状態情報とCSIを繰り返し伝送する。ところが、バッファー状態情報は、前記データバッファーに新規のデータが発生した場合にのみNode Bに伝送する。
3.UEは、バッファー状態情報とCSIを伝送した後に、Node Bからスケジューリング割当情報が受信されたか否かを確認すべくEU−SCHCCHをチェックする。
4.EUDCHデータバッファーのパケットデータ量が、しきい値未満と減少すれば、UEは、バッファー状態情報及びCSI伝送を中断する。また、Node Bから、このNode B制御スケジューリングが中断されたことを表すスケジューリング解除メッセージが伝えられる場合にも、バッファー状態情報及びCSI伝送を中断する。
また、Node Bは下記のように動作する。
1.Node Bは、UEからバッファー状態情報が伝えられるか否かを判断するために、EU−DPCCHのCRCチェックを継続して遂行する。このCRCチェックにより、あるスケジューリング区間で前記バッファー状態情報を検出すれば、このスケジューリング区間のバッファー状態情報の後段でCSIを受信する。
2.Node Bは、バッファー状態情報とCSIを初めて受信すれば、あらかじめ設定された受信周期(RNCがNode Bへ通報した受信周期)にしたがって、指定されたスケジューリング区間でCSIを受信する。また、Node Bは、毎スケジューリング区間ごとにバッファー状態情報の受信されたか否かを判断するために、CRCチェックを遂行し続ける。
3.Node Bは、UEのEUDCHデータバッファーに格納されているパケットデータの量を推定し、この推定値が所定のしきい値以下であると判断される場合には、前記バッファー状態情報とCSIの受信を中断する。
4.他の場合には、Node Bは、バッファー状態情報とCSI伝送を中断させるために、該当のUEへスケジューリング解除メッセージを送る。
以下、本発明によって、バッファー状態情報とCSIを、UEからNode Bに報告るための実施形態について説明する。
第1の実施形態
図8は、本発明の第1の実施形態に従うUEとNode B間のスケジューリング割当のためのEU−DPCCHシグナリングを示している。ここで、Tsch_intは、スケジューリング区間を表し、各スケジューリング区間は、バッファー状態情報を伝送するための領域とCSIを伝送するための領域とを含む。CNTsch_intは、スケジューリング区間を識別するスケジューリング区間番号であって、図8では、スケジューリング区間10乃至スケジューリング区間30が示されている。TCSIは、CSIの伝送周期を意味し、Tbs,reは、バッファー状態情報の再伝送周期を意味する。
CNTsch_int=10のスケジューリング区間800で、UEは、Node Bに伝送するパケットデータの量が、スケジューリングのためのしきい値以上であるのを認知すると、このNode Bにバッファー状態情報とCSIを最初に伝送する。すると、このNode Bは814区間で、前記800区間で受信したバッファー状態情報とCSIを用いて生成したスケジューリング割当情報を、前記UEに伝送する。このときに、Node Bは、ROTを考慮して前記スケジューリング割当情報を決定する。
スケジューリング区間14(802)で、UEは、CSIのみをNode Bに伝送する。ここで、CSIの伝送周期は、スケジューリング区間長さの4倍の長さとなるので、スケジューリング区間番号10、14、18、22、26に対応する区間800,802,806,808,812で、UEはCSIを前記Node Bに伝送している。
スケジューリング区間15(804)が始まる直前に、UEのEUDCHデータバッファーに、Node Bへ伝送するパケットデータが発生すれば、このUEは、スケジューリング区間15(804)でバッファー状態情報をNode Bへ伝達する。
このようにスケジューリング区間15(804)でバッファー状態情報を伝送したUEは、前記Node Bからのスケジューリング割当情報の受信を待つ。ところが、UEは、Node Bから一定時間が経過するまでにスケジューリング割当情報を受信しなかった場合、このNode Bがスケジューリング割当情報を伝送しない理由を確認することができない。例えば、このNode Bが、スケジューリング割当情報を伝送しない理由には、ROTを考慮の上、このUEに割り当てる無線資源が充分でない場合と、スケジューリング区間15(804)のバッファー状態を受信していない場合がある。したがって、このUEは、スケジューリング区間15(804)のバッファー状態情報を伝送してから一定時間が経過しても、Node Bからスケジューリング割当情報が受信されない場合、以前バッファー状態情報を伝送してから予め設定された時間(バッファー状態再転送周期Tbs,re)が経過すれば、バッファー状態情報を前記Node Bに再び伝送する。このバッファー状態再転送周期は、スケジューリング区間長さの9倍の長さをもつので、図8では、スケジューリング伝送番号24(810)で、UEがNode Bにバッファー状態情報を再伝送している。たとえ、本明細書では再転送という単語を使用しているが、この再転送されるバッファー状態情報は、該当の区間810での測定されたデータバッファーのデータ量を意味することに留意すべきである。このバッファー状態再転送周期は、無線網制御部(RNC)により設定されてUEに伝えられることができる。
Node Bもまた、バッファー状態を受信してからバッファー状態再転送周期以内に必ずUEへスケジューリング割当情報を伝送する。したがって、UEは、バッファー状態情報を伝送してからNode Bからスケジューリング割当情報を受信できなければ、このNode Bがバッファー状態を受信しなかったものと判断する。最初にバッファー状態を伝送した場合には、バッファー状態再転送周期が経過するまでスケジューリング割当情報が受信されないと、UEは、Node Bが最初のバッファー状態情報及びCSIを受信しなかったと判断し、バッファー状態再転送周期で、バッファー状態情報とCSIを共に伝送する。816区間で、Node Bは、スケジューリング区間24(810)のバッファー状態情報に基づいて決定されたスケジューリング割当情報を伝送する。
このNode Bは、818区間で、前記UEが伝送するパケットデータの量を推定し、この推定されたパケットデータの量が、しきい値未満と判断されれば、このUEにスケジューリング解除メッセージを伝送する。このスケジューリング解除メッセージを受信したUEは、前記Node Bへのバッファー状態情報とCSIの伝送を中断する。図示せぬが、スケジューリング解除メッセージを使用せず、UEは、EUDCHデータバッファーに待機しているパケットデータの量が、前記しきい値よりも小さい場合に、Node Bへのバッファー状態情報とCSI伝送を中断することも可能である。
図9は、本発明の第1の実施形態に従うUEのEUDCH伝送制御器900の構造を示しいる。図9を参照すれば、伝送開始及び終了決定器902は、バッファー状態情報及びCSI伝送開始時点と終了時点を決定する。この開始時点は、入力されたバッファー状態情報を予め定められるしきい値と比較することによって決定される。このバッファー状態情報(EUDCHデータバッファーに格納されたパケットデータの量)が、前記しきい値を超過する場合、伝送開始及び終了決定器902は、バッファー状態情報及びCSIの伝送開始時点に到達したものと決定し、開始信号を出力する。このバッファー状態情報及びCSIの伝送終了時点は、Node Bからスケジューリング解除メッセージを受信する時点となる。
しかしながら、バッファー状態情報が前記しきい値以下になると、伝送開始及び終了決定器902は、バッファー状態情報及びCSI伝送終了時点に到達したと決定し、終了信号を出力する。
伝送時点決定器904は、伝送開始及び終了決定器902から開始信号が出力されれば、バッファー状態情報及びCSIの伝送時点を決定する。このバッファー状態情報及びCSIの伝送時点は、図8に示したように、CNTsch_intで表される。伝送時点決定器904は、バッファー状態情報とCSIの伝送時点に対応するスケジューリング区間で、バッファー状態伝送スイッチ906とCSI伝送スイッチ912をオンにする。
より詳細に説明すれば、伝送時点決定器904は、CSIの伝送開始時点で最初にCSIを伝送した後に、TCSIにより決定されたスケジューリング区間でCSIを周期的I伝送するために、CSI伝送スイッチ912をオンにする。伝送時点決定器904は、新規データ発生指示子(new data arrival indication)がEUDCHデータバッファーに新規のデータが発生したものを表すと、バッファー状態伝送スイッチ906をオンさせる。伝送時点決定器904は、スケジューリング割当情報受信指示子(Scheduling Assignment Receive Indication)とバッファー状態再伝送周期(Tbs,re)を用いて、バッファー状態伝送スイッチ906とCSI伝送スイッチ912を制御する。すなわち、以前バッファー状態が転送されてから前記バッファー状態再伝送周期が満了するまで、スケジューリング割当情報受信指示子から、スケジューリング割当情報が受信されたとの指示がないと、バッファー状態伝送スイッチ906をオンさせる。また、前記最初のバッファー状態をNode Bに伝送してからバッファー状態再転送周期が満了するまで、スケジューリング割当情報受信指示子が、このスケジューリング割当情報が受信されたことを指示しないと、バッファー状態伝送スイッチ906とCSI伝送スイッチ912を同時にオンさせる。
バッファー状態伝送スイッチ906がオンになると、バッファー状態情報がCRC付加部908に入力される。このバッファー状態情報は、CRC付加部908でCRCが付加された後に、チャネルコーディング部910でチャネルコーディングされる。このチャネルコーディングされたバッファー状態情報は、多重化器922に入力される。CSI伝送スイッチ912がオンになると、CSIは、チャネルコーディング部914でチャネルコーディングされた後に、多重化器922に入力される。EUDCH伝送フォーマット(TF)決定器(916)は、Node Bから送られてきたスケジューリング割当情報を用いて、EUDCHサービスのための伝送フォーマットを決定し、この決定された伝送フォーマットを表す伝送フォーマット識別子(E−TFRI)を生成する。この伝送フォーマット識別子(E−TFRI)は、CRC付加部918でCRCが付加された後に、チャネルコーディング部920でチャネルコーディングされる。このチャネルコーディングされた伝送フォーマット識別子は、多重化器922に入力される。この多重化器922は、前記符号化されたバッファー状態情報、CSI、伝送フォーマット識別子を多重化してEU−DPCCHを介して伝送する。一方、EUDCHパケット送信器924は、EUDCH伝送フォーマット決定器916で決定された伝送フォーマットを用いて、EUDCHデータバッファーに格納されているパケットデータを伝送する。
図10は、本発明の第1の実施形態に従うUE送信端の動作を示している。図10を参照すれば、ステップS1000で、UEは、バッファー状態情報、すなわちEUDCHデータバッファーに格納されたパケットデータの量をモニタリング(monitoring)する。ステップS1002でUEは、EUDCHデータバッファーに格納されているパケットデータの量が、所定のしきい値以上であるか否かを判断する。この判断結果、パケットデータの量が前記しきい値以上であれば、ステップS1006に移動し、この判断結果、EUDCHデータバッファーに格納されているパケットデータ量が、前記しきい値よりも小さければ、ステップS1004に移行する。このステップS1004でUEは、次のスケジューリング区間になるまで待機した後に、前記EUDCHデータバッファーをモニタリングするためにステップS1000に復帰する。
ステップS1006で、UEは、バッファー状態情報とCSIを伝送し、ステップS1008に移行する。このステップS1008でUEは、次のスケジューリング区間まで待機した後に、ステップS1010で、EUDCHデータバッファーをモニタリングする。ステップS1012で、UEは、バッファー状態情報とCSIを伝送し続けるか否か判断する。この判断は、上述した如く、EUDCHデータバッファーに格納されているパケットデータの量としきい値とを比較することによってなされる。このパケットデータの量が相変らず前記しきい値以上であれば、UEは、バッファー状態情報とCSIを伝送し続けるためにステップS1014に移行し、このパケットデータの量が前記しきい値よりも小さくなった場合には、UEは、バッファー状態情報とCSI伝送を中断するために、ステップS1024に移行する。ステップS1024で、UEは逆方向パケット伝送サービスを続けるか否か判断する。この逆方向パケット伝送サービスを続けると判断されると、ステップS1026に移行して次のスケジューリング区間まで待機した後に、ステップS1000に復帰する。一方、前記逆方向パケット伝送サービスを続けないと判断されると、動作を終了する。
また、ステップS1014で、UEは、EUDCHデータバッファーに新規のデータが発生したか否かを判断する。この判断結果、EUDCHデータバッファーに新規のデータが発生した場合にはステップS1016に移行し、EUDCHデータバッファーに新規のデータが発生しなかった場合にはステップS1018に移行する。このステップS1018で、以前バッファー状態情報を伝送してから予め定められるバッファー状態再転送周期(Tbs,re)以内に、スケジューリング割当情報がNode Bから送られてきた否か判断する。この判断結果、バッファー状態再転送周期以内に、スケジューリング割当情報が受信された場合には、ステップS1020に移行し、バッファー状態再転送周期以内に、スケジューリング割当情報が受信されなかった場合には、ステップS1016に移行する。このステップS1016で、UEは、バッファー状態を伝送する。このステップS1016では、図示しなかったが、ステップS1018で最初のバッファー状態情報を伝送してから、バッファー状態再転送周期以内にスケジューリング割当情報が受信されなかった場合、UEは、バッファー状態情報と共にCSIを伝送する。
ステップS1020で、UEは、現在スケジューリング区間が、RNCから転送されたCSI伝送周期によるCSI伝送時点なのか判断する。この判断結果、現在スケジューリング区間が前記CSI伝送時点であれば、ステップS1022に移行してCSIを伝送した後に、ステップS1008に復帰する。一方、現在スケジューリング区間が前記CSI伝送時点でなければ、ステップS1008に復帰する。
図11は、本発明の第1の実施形態に従うNode Bの受信装置を示すブロック図である。図11を参照すれば、アンテナ1100は、UEが伝送したRF信号を受信した後にRF部1102に伝達する。このRF部1102は、受信したRF信号を基底帯域信号に転換した後に、パルス形成器(Pulse Shaping Filter)1104に伝達する。このパルス形成器1104は、受信した基底帯域信号をデジタル信号に変換した後に、デスクランブラー1106に伝達する。このデスクランブラー1106は、スクランブリングコードCscrambleを用いて前記デジタル信号をデスクランブリングする。このデスクランブリングされた信号は、逆拡散部1108によりOVSFコードCOVSFとかけられ、チャネル補償部1110を経て逆多重化器1112に伝えられる。この逆多重化器1112は、前記チャネル補償部1110から伝えられた信号を、符号化されたバッファー状態情報、CSI、及びE−TFRIに分離する。最初の時にはCSI受信スイッチ1114がオン(on)になっているため、前記バッファー状態情報とCSIはそれぞれ、バッファー状態チャネルデコーディング部1122とCSIチャネルデコーディング部1120に伝えられる。
また、符号化されたバッファー状態は、バッファー状態チャネルデコーディング部1122によりチャネルデコーディングされる。バッファー状態CRC検査器(CRC Checker)1124は、前記バッファー状態に対してCRCを検出する。このCRC検査器1124は、前記CRC検出結果値を受信時点制御器1132に伝達する。この受信時点制御器1132は、前記CRC検出結果値を用いて、UEからバッファー状態が伝送されたか否かを判断する。このCRC検出結果値が成功(good)であれば、すなわち、UEからバッファー状態が伝送されたと判断されると、受信時点制御器1132は、CSI受信開始時点と判断し、CSI受信スイッチ1118をオンにする。最初の八ファ状態情報が受信された場合に、CSI受信時点制御器1132は、CNTsch_int、TCSI、及びしきい値(THRESbuffer)を用いてCSIの受信時点を決定し、この決定されたCSI受信時点に対応するスケジューリング区間で、CSI受信スイッチ1118をオンにする。
CSIチャネルデコーディング部1120は、前記符号化されたCSIをチャネルデコーディングした後に、EUDCHスケジューラ1128に伝達する。このEUDCHスケジューラ1128は、CSIチャネルデコーディング部1120から伝えられてきたCSIと、バッファー状態CRC検査器1124から伝えられてきたバッファー状態情報とを用いて、スケジューリング割当情報を生成する。このスケジューリング割当情報は、スケジューリング制御チャネル(EU−SCHCCH)を通して前記UEに転送される。E−TFRIチャネルデコーディング部1114は、逆多重化器1112から伝えられてきた符号化されたE−TFRIを、チャネルデコーディングした後に、E−TFRI CRC検査器1116に伝達する。このE−TFRI CRC検査器1116は、E−TFRIに対してCRC検査を遂行し、このCRC検査に成功すれば、このE−TFRIをEUDCHデータデコーディング部1126に提供する。このEUDCHデータデコーディング部1126は、UEからEU−DPDCHを通して受信された符号化されたEUDCHデータを、E−TFRIを用いてデコーディングする。
UEバッファー状態推定器1130は、前記E−TFRI CRC検査器1116から出力されたE−TFRIと、バッファー状態CRC検査器1124から伝えられてきたバッファー状態とを用いて、UEのバッファー状態を推定する。このバッファー状態推定値は、CSI受信時点制御器1132に伝えられる。このCSI受信時点制御器1132は、前記バッファー状態推定値が前記しきい値よりも小さいと、受信終了時点と判断し、スケジューリング制御チャネル(EU−SCHCCH)送信機(図5b)を制御して、UEにスケジューリング解除メッセージを伝送する。
図12は、本発明の第1の実施形態によってNode Bでバッファー状態情報とCSIを受信する動作を示すフローチャートである。図12を参照すれば、ステップS1200で、Node Bは、UEが伝送した符号化されたバッファー状態をチャネル復号化する。ステップS1202で、Node Bは、バッファー状態に対するCRC検査を遂行した後に、ステップS1204に移行する。ステップS1204で、Node Bは、前記CRC検査結果に基づいて、現在スケジューリング区間で、UEがバッファー状態を伝送したか否かを判断する。この判断結果、CRC検査に成功したら、すなわち、現在スケジューリング区間で、UEがバッファー状態を伝送した場合には、このバッファー状態情報をEUDCHスケジューラに伝達した後に、ステップS1206に移行し、CRC検査に失敗した場合には、ステップS1208に移行する。このステップS1208で、Node Bは、次のスケジューリング区間まで待機した後に、ステップS1200に復帰する。
ステップS1206で、Node Bは、前記バッファー状態情報に続いて受信した符号化されたCSIに対して、チャネル復号化を遂行してCSIを検出し、この検出したCSIを、EUDCHスケジューラに伝達した後に、ステップS1210で次のスケジューリング区間まで待機する。ステップS1212で、Node Bは、UEが伝送した符号化されたバッファー状態をチャネル復号化する。ステップS1214で、Node Bは、前記チャネル復号化したバッファー状態に対するCRC検査を遂行した後に、ステップS1216に移行する。このCRC検査に成功すれば、前記復号化したバッファー状態は、EUDCHスケジューラに提供される。一方、CRC検査に失敗すると、Node Bは、CSIが受信されるか否かを確認するために、ステップS1220に進む。
ステップS1216で、Node Bは、最も最近に受信したバッファー状態と受信データ量を用いて、UEのバッファー状態を推定する。この受信データ量は、E−TFRIから分かり、この最も最近に受信したバッファー状態情報から前記受信データ量を引いた余りが、UEのバッファー状態推定値となる。ステップS1214でCRC検査に成功したため、前記最も最近に受信したバッファー状態は、ステップS1212でチャネル復号化したバッファー状態情報となる。
ステップS1218で、Node Bは、前記バッファー状態推定値が前記しきい値以上であるか判断する。この判断結果、このバッファー状態推定値が、しきい値以上であれば、ステップS1220に移行する。一方、このバッファー状態推定値がしきい値よりも小さければ、ステップS1224に移行してUEにスケジューリング解除メッセージを伝送した後に、ステップS1226に移行する。このステップS1224を点線で表したのは、ステップS1224が選択的に遂行されるためである。もし、ステップS1224を遂行しない場合には、ステップS1218からステップS1226に移行する。このステップS1226で、Node Bは、上りリンクパケット伝送サービスを続けるか否か判断する。この判断結果、上りリンクパケット伝送サービスを続けると判断されると、ステップS1228に移行して次のスケジューリング区間まで待機した後に、ステップS1200に復帰し、一方、上りリンクパケット伝送サービスを中断すると判断されると、動作を終了する。
ステップS1220で、Node Bは、現在スケジューリング区間が、RNCから伝えられたCSI受信周期によるCSI受信時点であるか判断する。CSIが現在スケジューリング区間で受信されたと判断されると、ステップS1222に移行し、Node Bは、現在スケジューリング区間で符号化されたCSIを受信してチャネル復号化処理を遂行した後に、ステップS1210に復帰する。一方、CSIが現在スケジューリング区間で受信されなかったと判断されると、ステップS1210に復帰する。前記復号化されたCSIは、EUDCHスケジューラに入力される。
第2の実施形態
図13は、本発明の第2の実施形態に従うUEとNode B間のスケジューリング割当のためのEU−DPCCHシグナリングを示している。ここで、Tsch_intは、スケジューリング区間を表し、各スケジューリング区間は、バッファー状態情報を伝送するための領域とCSIを伝送するための領域とを含む。CNTsch_intは、スケジューリング区間番号を意味し、TCSIは、CSIの伝送周期を意味し、Tbufferは、バッファー状態情報の伝送周期を意味する。
CNTsch_int=10のスケジューリング区間1300で、UEは、Node Bに伝送するパケットデータの量が、スケジューリングのためのしきい値以上であるのを認知すると、このNode Bにバッファー状態情報とCSIを最初に伝送する。すると、このNode Bは1314区間で、1300区間で受信したバッファー状態情報とCSIを用いて生成したスケジューリング割当情報を、UEに伝送する。このときに、Node Bは、ROTを考慮して前記スケジューリング割当情報を決定する。
スケジューリング区間14(1302)で、UEは、CSIのみをNode Bに伝送する。ここで、CSIの伝送周期は、スケジューリング区間長さの4倍の長さとなるので、スケジューリング区間番号10、14、18、22、26に対応する区間1300,1302,1306,1308,1312で、UEはCSIをNode Bにそれぞれ伝送している。
スケジューリング区間13と16で、UEのEUDCHデータバッファーに、Node Bへ伝送するパケットデータが新規に発生すると、このUEは、最初のバッファー状態が伝送された1300区間から予め設定されたバッファー状態伝送周期Tbufferに従う伝送時点で、バッファー状態を伝送する。すなわち、Node Bに伝送するデータが新規に発生した場合に、UEは、バッファー状態伝送周期に応じてバッファー状態を伝送する。しかしながら、前記バッファー状態伝送周期にしたがってバッファー状態を伝送すべき区間であっても、最近のバッファー状態伝送周期の間にEUDCHデータバッファーに新規に発生したパケットデータがないと、バッファー状態情報を伝送しない。図13では、スケジューリング区間13と16で、新規のデータが発生したので、UEは、最初のバッファー状態が伝送されたスケジューリング区間10から8区間だけ過ぎたスケジューリング区間18(1306)でバッファー状態を伝送している。
このようにスケジューリング区間18(1306)でバッファー状態情報を伝送したUEは、Node Bからのスケジューリング割当情報の受信を待つ。ところが、UEは、バッファー状態情報を伝送してから一つのバッファー状態伝送周期が経過するまでにNode Bからスケジューリング割当情報を受信しなかった場合、前記バッファー状態伝送周期に従う次の伝送時点でバッファー状態をNode Bに再伝送する。Node Bは、バッファー状態を受信すると、バッファー状態再転送周期以内にUEへスケジューリング割当情報を伝送する。したがって、UEは、バッファー状態情報を伝送してからNode Bからスケジューリング割当情報を受信できなければ、このNode Bがバッファー状態を受信しなかったものと判断する。図13では、スケジューリング区間26(1312)で、Node Bにバッファー状態が再伝送されている。しかしながら、最初のバッファー状態を伝送してからバッファー状態伝送周期Tbufferが経過するまでにスケジューリング割当情報が受信されないと、UEは、1312区間でバッファー状態情報と共にCSIを伝送する。
このNode Bは、1318区間で、UEが伝送するパケットデータの量を推定し、この推定されたパケットデータの量が、しきい値未満と判断されれば、このUEにスケジューリング解除メッセージを伝送する。このスケジューリング解除メッセージを受信したUEは、Node Bへのバッファー状態情報とCSIの伝送を中断する。図示せぬが、スケジューリング解除メッセージを使用せず、UEは、EUDCHデータバッファーに待機しているパケットデータの量が、前記しきい値よりも小さい場合に、Node Bへのバッファー状態情報とCSIの伝送を中断することも可能である。
図14は、本発明の第2の実施形態に従うUEのEUDCH伝送制御器1400の構造を示しいる。ここで、伝送開始及び終了決定器1402と伝送時点決定器1404以外の構成要素、すなわち、EUDCH TF決定器1416、CRC付加部1108,1418、チャネルコーディング部1110,1114,1120、多重化器1122及びEUDCHパケット送信器1424の動作は、既に言及した図9の対応する構成要素の動作と同一なので、その詳細説明は省略される。したがって、下記では、図14のEUDCH伝送制御器1400と図9のEUDCH伝送制御器900との機能上の相違についてのみ説明する。
図14を参照すれば、伝送時点決定器1404は、伝送開始及び終了決定器1402で決定したバッファー状態情報及びCSIの伝送開始時点以降のバッファー状態情報及びCSIの伝送開始時点を決定する。図13に示すように、伝送時点決定器1404は、バッファー状態情報とCSIの伝送開始時点でバッファー状態伝送スイッチ1106とCSI伝送スイッチ1112をそれぞれオンにする。この伝送時点決定器1404は、CSIの伝送開始時点で最初のCSIを伝送した後に、TCSIにより決定されたスケジューリング区間でCSIを周期的に伝送するために、CSI伝送スイッチ1112をオンにする。伝送時点決定器1404は、新規データ発生指示子(new data arrival indication)がEUDCHデータバッファーに新規のデータが発生したものを表すと、バッファー状態伝送周期Tbufferに従う次のスケジューリング区間でバッファー状態伝送スイッチ1406をオンさせる。すなわち、新規データ発生指示子によりEUDCHデータバッファーに新規のデータが発生したことが指示されてから初めて現れるバッファー状態伝送時点で、バッファー状態伝送スイッチ1106をオンさせる。
また、伝送時点決定器1404は、バッファー状態を伝送した後に、バッファー状態伝送周期の間に、スケジューリング割当情報受信指示子からスケジューリング割当情報が受信されたことが指示されないと、バッファー状態伝送スイッチ1106をオンさせる。もし、最初のバッファー状態をNode Bに伝送した後に、スケジューリング割当情報がバッファー状態伝送周期の間に受信されなかったと指示されると、CSI伝送スイッチ1112も同時にオンさせる。
図15は、本発明の第2実施形態に従うUE送信端の動作を示すフローチャートである。図15を参照すれば、ステップS1500で、UEは、バッファー状態情報、すなわちEUDCHデータバッファーに格納されたパケットデータの量をモニタリング(monitoring)する。ステップS1502でUEは、EUDCHデータバッファーに格納されているパケットデータの量が、所定のしきい値以上であるか否かを判断する。この判断結果、パケットデータの量が前記しきい値以上であれば、ステップS1506に移動し、一方、EUDCHデータバッファーに格納されているパケットデータ量が、前記しきい値よりも小さければ、ステップS1504に移行する。このステップS1504でUEは、次のスケジューリング区間になるまで待機した後に、EUDCHデータバッファーをモニタリングするためにステップS1500に復帰する。
ステップS1506で、UEは、バッファー状態情報とCSIを最初に伝送し、ステップS1508に移行する。このステップS1508でUEは、次のスケジューリング区間まで待機した後に、ステップS1510で、EUDCHデータバッファーをモニタリングする。ステップS1512で、UEは、バッファー状態情報とCSIを伝送し続けるか否か判断する。この判断は、上述した如く、EUDCHデータバッファーに格納されているパケットデータの量としきい値とを比較することによってなされる。このパケットデータの量が相変らず前記しきい値以上であれば、UEは、バッファー状態情報とCSIを伝送し続けるためにステップS1514に移行し、このパケットデータの量が前記しきい値よりも小さくなった場合には、UEは、バッファー状態情報とCSIの伝送を中断するために、ステップS1528に移行する。ステップS1528で、UEは逆方向パケット伝送サービスを続けるか否か判断する。この逆方向パケット伝送サービスを続けると判断されると、ステップS1530に移行して次のスケジューリング区間まで待機した後に、ステップS1500に復帰する。一方、前記逆方向パケット伝送サービスを続けないと判断されると、動作を終了する。
また、ステップS1514で、UEは、現在スケジューリング区間が、バッファー状態伝送周期Tbufferに従うバッファー状態伝送時点であるか判断する。この判断結果、現在スケジューリング区間が、バッファー状態伝送時点であれば、ステップS1516に移行し、現在スケジューリング区間が、バッファー状態伝送時点でなければ、ステップS1524に移行する。ステップS1516で、UEは、EUDCHデータバッファーに新規のデータが発生したか否かを判断する。この判断結果、EUDCHデータバッファーに新規のデータが発生した場合には、ステップS1518に移行し、EUDCHデータバッファーに新規のデータが発生しなかった場合にはステップS1520に移行する。
ステップS1520で、UEは、以前バッファー状態伝送時点でバッファー状態情報を伝送したか否かを判断する。この判断結果、以前バッファー状態伝送時点でバッファー状態情報を伝送した場合にはステップS1522に移行し、以前バッファー状態伝送時点でバッファー状態を伝送しなかった場合には、ステップS1524に移行する。このステップS1522で、UEは、以前バッファー状態伝送時点の後にNode Bからスケジューリング割当情報が受信されたか否かを判断する。この判断結果、スケジューリング割当情報が受信された場合には、ステップS1524に移行し、スケジューリング割当情報が受信されなかった場合には、ステップS1518に移行する。
このステップS1518で、UEは、バッファー状態情報を伝送する。ステップS1518では、図示せぬが、以前に伝送したバッファー状態情報が最初のバッファー状態情報であれば、UEは、バッファー状態情報と同時にCSIを伝送する。ステップS1524で、UEは、RNCから通報されたCSI伝送周期TCSIによって現在スケジューリング区間がCSI伝送時点であるか判断する。この判断結果、現在スケジューリング区間がCSI伝送時点であれば、ステップS1526に移行してCSIを伝送した後に、ステップS1508に復帰する。一方、現在スケジューリング区間がCSI伝送時点でなければ、ステップS1508に復帰する。
図16は、本発明の第2の実施形態に従うNode Bの受信装置を示すブロック図である。図16を参照すれば、アンテナ1600は、UEが伝送したRF信号を受信した後に、RF部1602に伝達する。このRF部1602は、受信したRF信号を基底帯域信号に転換した後に、パルス形成器1604に伝達する。このパルス形成器1604は、受信した基底帯域信号をデジタル信号に変換した後に、デスクランブラ1606に伝達する。このデスクランブラ1606は、スクランブリングコードCscrambleを用いて受信したデジタル信号をディスクランブリングする。このディスクランブリングされた信号は、逆拡散部1608によりOVSFコードCOVSFとかけられ、チャネル補償部1610を経た後に、逆多重化器1612に伝えられる。この逆多重化器1612は、チャネル補償部1610から伝えられてきた信号を、符号化されたバッファー状態情報、CSI、E−TFRIに分離する。最初のうちにはCSI受信スイッチ1618とバッファー状態受信スイッチ1634がオンになっているため、前記符号化されたバッファー状態情報と符号化されたCSIはそれぞれ、バッファー状態チャネルデコーディング部1622とCSIチャネルデコーディング部1620に伝えられる。
この符号化されたバッファー状態情報は、前記バッファー状態チャネルデコーディング部1622によりチャネルデコーディングされる。バッファー状態CRC検査器1624は、バッファー状態情報に対してCRCを検出する。このCRC検査器1624は、そのCRC検出結果値を受信時点制御器1632に伝達する。前記受信時点制御器1632は、前記CRC検出結果値に基づいて、UEからバッファー状態が伝送されたか否を判断する。このCRC検出結果値が成功であれば、すなわち、UEからバッファー状態情報が伝送されたと判断されれば、受信時点制御器1632は、CSI受信開始時点と判断し、CSI受信スイッチ1618をオンさせる。このバッファー状態が最初のバッファー状態であれば、受信時点制御器1632は、CNTsch_intとTCSIを用いて、CSIの受信時点を決定し、この決定されたCSI受信時点に対応するスケジューリング区間でCSI受信スイッチ1618をオンさせる。
また、受信時点制御器1632は、CNTsch_intとTbufferを用いてバッファー状態の受信時点を決定し、この決定されたバッファー状態受信時点に対応するスケジューリング区間で、バッファー状態受信スイッチ1634をオンさせる。もちろん、この決定されたバッファー状態受信時点でバッファー状態が常に受信されるのではない。すなわち、UEのデータバッファーに新規のデータが発生しないか、あるいは、最近のバッファー状態伝送周期以内にNode BがUEにスケジューリング割当情報を伝送した場合には、前記バッファー状態受信時点でバッファー状態は受信されない。
CSIチャネルデコーディング部1620は、前記符号化されたCSIをチャネルデコーディングした後に、EUDCHスケジューラ1628に伝達する。このEUDCHスケジューラ1628は、CSIチャネルデコーディング部1620から伝えられたCSIとバッファー状態CRC検査器1624から伝えられたバッファー状態を用いて、スケジューリング割当情報を生成する。E−TFRIチャネルデコーディング部1614は、逆多重化器1612から伝えられた符号化されたE−TFRIをチャネルデコーディングした後に、E−TFRI CRC検査器1616に伝達する。E−TFRI CRC検査器1616は、前記E−TFRIに対してCRC検査を遂行し、このCRC検査に成功した場合には、このE−TFRIをEUDCHデータデコーディング部1626に伝達する。EUDCHデータデコーディング部1626は、UEからEU−DPDCHを通して受信された符号化されたEUDCHデータを、E−TFRIを用いてデコーディングする。
UEバッファー状態推定器1630は、E−TFRI CRC検査器1616から出力されたE−TFRIとバッファー状態CRC検査器1624から伝えられてきたバッファー状態情報を用いて、UEのバッファー状態を推定する。このバッファー状態推定値は、受信時点制御器1632に伝えられる。この受信時点制御器1632は、前記バッファー状態推定値がしきい値よりも小さいと、受信終了時点と判断し、スケジューリング制御チャネル(EU−SCHCCH)送信機(図5b)を制御してUEにスケジューリング解除メッセージを伝送する。
図17は、本発明の第2の実施形態によってNode Bでバッファー状態情報とCSIを受信する動作を示すフローチャートである。図17を参照すれば、ステップS1700で、Node Bは、UEから送られてきた符号化されたバッファー状態情報をチャネル復号化する。ステップS1702で、Node Bは、前記バッファー状態情報に対するCRC検査を遂行し、ステップS1704に移行する。ステップS1704で、Node Bは、前記CRC検査結果に基づいて、現在スケジューリング区間でUEがバッファー状態を伝送したか否かを判断する。この判断結果、CRC検査に成功した場合には、そのバッファー状態情報をEUDCHスケジューラに伝達した後に、ステップS1706に移行し、CRC検査に失敗した場合にはステップS1708に移行する。ステップS1708で、Node Bは、次のスケジューリング区間まで待機した後に、ステップS1700に復帰する。
ステップS1706で、Node Bは、前記バッファー状態に続いて受信した符号化されたCSIに対してチャネル復号化を遂行してCSIを検出し、この検出したCSIをEUDCHスケジューラに伝達した後に、ステップS1710で次のスケジューリング区間まで待機する。
ステップS1712で、Node Bは、最も最近に受信したバッファー状態と受信データ量を用いて、UEのバッファー状態を推定する。この受信データ量は、E−TFRIから分かり、この受信データ量を、最も最近に受信したバッファー状態から引いた余りが、前記UEのバッファー状態推定値となる。ステップS1714で、Node Bは、バッファー状態推定値がしきい値以上であれば、ステップS1716に移行し、バッファー状態推定値がしきい値未満であれば、ステップS1718に移行してUEにスケジューリング解除メッセージを伝送した後に、ステップS1720に移行する。このときに、ステップS1718は、システム構成に応じて選択的に遂行される。ステップS1720で、Node Bは、上りリンクパケット伝送サービスを続けるか否かを判断する。この判断結果、上りリンクパケット伝送サービスを続けると判断される場合には、ステップS1722に移行して次のスケジューリング区間まで待機した後に、ステップS1700に復帰する。一方、上りリンクパケット伝送サービスを中断すると判断される場合には、動作を終了する。
ステップS1716で、Node Bは、現在スケジューリング区間が、RNCから伝えらてきたバッファー状態受信周期に従うバッファー状態受信時点であるか判断する。この判断結果、現在スケジューリング区間がバッファー状態受信時点であれば、ステップS1724に移行し、現在スケジューリング区間がバッファー状態受信時点でなければ、ステップS1728に移行する。ステップS1724で、Node Bは、現在スケジューリング区間で、符号化されたバッファー状態情報を受信してチャネル復号化処理を遂行した後に、ステップS1726に移行する。ステップS1726で、Node Bは、前記バッファー状態情報に対するCRCをチェックする。このCRC検査に成功すれば、前記バッファー状態情報はEUDCHスケジューラに伝えられる。ステップS1728で、Node Bは、現在スケジューリング区間が、RNCから伝えられてきたCSI伝送周期に従うCSI受信時点であるか判断する。この判断結果、現在スケジューリング区間がCSI受信時点であれば、ステップS1730に移行し、現在スケジューリング区間で、符号化されたCSIを受信し、これに対してチャネル復号化処理を遂行した後に、ステップS1710に復帰する。一方、現在スケジューリング区間がCSI受信時点でなければ、ステップS1710に復帰する。この復号化されたCSIは、EUDCHスケジューラに提供される。
第3の実施形態
本発明の第3の実施形態では、上りリンクシグナルリングにより上りリンク干渉量が増加するのを防ぐために、RNCが複数のUEのバッファー状態情報とCSIの伝送時点を制御する。このRNCは、各UEごとに相互に異なる伝送時点(スケジューリング区間)でバッファー状態情報とCSIを伝送するように制御する。UEのバッファー状態情報及びCSI伝送時点はそれぞれ、下記の数学式(3)式及び数学式(4)式によって求められる。
[数3]
(CNTsch_int − offsetbuffer) mod (Tbuffer/Tsch_int) = 0 ・・・(3)
[数4]
(CNTsch_int − offsetCSI) mod (TCSI/Tsch_int) = 0 ・・・(4)
ここで、modは、2つのオペランド間の除算による余りを求める演算子である。CNTsch_intは、スケジューリング区間を識別するスケジューリング区間番号である。offsetbufferは、EUDCHサービスを提供する複数のUEからのバッファー状態情報が同じ時点で伝送され、この時点でNode Bの測定ROTが増加するのを防止するために、UE別に可能なかぎり相互に異なって設定される整数値である。各UEは、自分に設定されたoffsetbufferによって、上記の数学式(3)式を満足する指定スケジューリング区間で、バッファー状態情報をNode Bに伝送する。同様に、offsetCSIは、複数のUEからCSIが同じ時点で伝送され、この時点でNode Bの測定ROTが増加するのを防止するために、UE別に可能なかぎり相互に異なって設定される整数値である。各UEは、自分に設定されたoffsetCSIによって、上記の数学式(4)式を満足する指定スケジューリング区間で、CSIをNode Bに伝送する。offsetbufferとoffsetCSIは、相互に一致しても異なってもいい。
第3の実施形態において、UEは、EUDCHデータバッファーに待機中のパケットデータの量が所定のしきい値を超過しても、上記の数学式(3)式によって決定されるバッファー状態伝送時点でのみ、バッファー状態情報を伝送する。また、Node Bは、上記の数学式(3)式によって決定されるバッファー状態受信時点でのみ、バッファー状態情報の受信されたか否かをチェックすることによって、Node Bの限定された資源を複数のUEが共有して使用できるようにする。
図18は、本発明の第3の実施形態に従うNode BとUE間のスケジューリング割当のためのEU−DPCCHシグナルリングについて示している。図18を参照すると、UEは、それぞれ0と設定されたoffsetbufferとoffsetCSIを持つ。バッファー状態伝送周期は、スケジューリング区間長さの6倍であるので、上記の数学式(3)式により、バッファー状態の伝送時点1802,1808,1814は、スケジューリング区間番号(CNTsch_int)12,18,24となる。また、CSI伝送周期は、スケジューリング区間長さの4倍であるので、上記の数学式(4)式により、CSIの伝送時点1804,1808,1812,1820は、スケジューリング区間番号(CNTsch_int)14,18,22,26となる。
スケジューリング区間10(1800)で、Node Bに伝送するパケットデータの量が、所定のしきい値を超過するが、スケジューリング区間10はバッファー状態伝送時点でないので、UEは、バッファー状態情報を伝送せずに待機し、スケジューリング区間12(1802)でバッファー状態を伝送する。このときに、スケジューリング区間12(1802)はCSI伝送時点ではないが、バッファー状態が最初に伝送されているので、UEは、この最初のバッファー状態情報とともにCSIを伝送する。その後に、UEは、バッファー状態伝送時点ごとにバッファー状態を伝送し、CSI伝送時点ごとにCSIを伝送する。
スケジューリング区間16(1806)では、EUDCHデータバッファーに新規のパケットデータが発生するが、このスケジューリング区間16(1806)はバッファー状態伝送時点でないので、UEは、スケジューリング区間18(1808)でバッファー状態を伝送する。
一方、Node Bは、1816区間で、1802区間でUEから伝送されたバッファー状態情報とCSIを用いて、スケジューリング割当情報を生成し、この生成されたスケジューリング割当情報をこのUEに伝送する。このようにUEからバッファー状態を受信すると、Node Bは、バッファー状態伝送周期以内に必ずUEにスケジューリング割当情報を伝送する。
UEは、毎バッファー状態伝送時点でバッファー状態を伝送した後に、Node Bからスケジューリング割当情報を待機する。ところが、このUEは、伝送したバッファー状態情報をNode Bが正常に受信したか確認することができない。したがって、UEは、バッファー状態を伝送してからバッファー状態伝送周期が経過するまでに、前記スケジューリング割当情報が受信されないと、次のバッファー状態伝送時点でバッファー状態をNode Bに再伝送する。図18では、スケジューリング区間24(1814)で、UEは、以前バッファー状態伝送時点である1808区間でバッファー状態を伝送した後に、バッファー状態伝送周期が経過するまでにスケジューリング割当情報を受信しなかったことを認知し、Node Bにバッファー状態を再伝送している。一方、UEは、最初のバッファー状態を伝送してからバッファー状態伝送周期が経過するまでに、Node Bからスケジューリング割当情報が受信されないと、バッファー状態情報とともにCSIを伝送する。
Node Bは、スケジューリング区間26(1820)で、UEが伝送するパケットデータの量を推定し、この推定されたパケットデータの量がしきい値未満と判断されれば、このUEにスケジューリング解除メッセージを伝送する。このスケジューリング解除メッセージを受信したUEは、Node Bへのバッファー状態情報とCSIの伝送を中断する。また、スケジューリング解除メッセージを使用せずに、図示せぬが、UEは、EUDCHデータバッファーに待機しているパケットデータの量がしきい値よりも小さい場合に、Node Bへのバッファー状態情報とCSIの伝送を中断することも可能である。
図19は、本発明の第3実施形態に従うUEのEUDCH伝送制御器1900の構造を示すブロック図である。ここで、伝送開始及び終了決定器1902と伝送時点決定器1904以外の構成要素、すなわち、EUDCHTF決定器1916、CRC付加部1908,1918、チャネルコーディング部1910,1914,1920、多重化器1922及びEUDCHパケット送信器1924の動作は、既に言及した図9の対応する構成要素の動作と同一なので、その詳細説明は省略される。したがって、下記では、図19のEUDCH伝送制御器1900と図9のEUDCH伝送制御器900との機能上の相違についてのみ説明する。
図19を参照すれば、伝送開始及び終了決定器1902は、バッファー状態情報及びCSIの伝送開始時点と伝送終了時点を決定する。このバッファー状態とCSIの伝送開始時点は、EUDCHデータバッファーのバッファー状態、バッファー状態伝送周期Tbuffer、バッファー状態伝送オフセットoffsetbuffer、バッファー状態しきい値を考慮して決定される。このバッファー状態が前記しきい値を超過した後に、最初のバッファー状態伝送時点がバッファー状態伝送開始時点となる。CSI伝送開始時点は、このバッファー状態伝送開始時点と一致する。バッファー状態情報及びCSI伝送終了時点は、Node Bからスケジューリング解除メッセージを受信する時点となるか、あるいは、バッファー状態が前記しきい値未満になる時点となる。
伝送時点決定器1904は、伝送開始及び終了決定器1902で決定したバッファー状態情報及びCSIの伝送開始時点の後に、前記バッファー状態情報及びCSI伝送時点を決定する。このバッファー状態情報及びCSI伝送時点は、図18に示す通りである。伝送時点決定器1904は、バッファー状態情報とCSIの伝送開始時点でバッファー状態伝送スイッチ1906とCSI伝送スイッチ1912をオンさせる。
伝送時点決定器1904は、CSI伝送開始時点でCSIを伝送した後に、CNTsch_int、TCSI、及びoffsetCSIにより決定されたCSI伝送時点に対応するスケジューリング区間で、CSIを周期的に伝送するために、CSI伝送スイッチ1912をオンさせる。伝送時点決定器1904は、新規データ発生指示子(new data arrival indication)が、EUDCHデータバッファーに新規のデータが発生したことを指示した後に、バッファー状態伝送時点に対応する最初のスケジューリング区間でバッファー状態を伝送するために、バッファー状態伝送スイッチ1906をオンさせる。このバッファー状態伝送周期は、CNTsch_int、Tbuffer、及びoffsetbufferにより決定される。
また、伝送時点決定器1904は、スケジューリング割当情報受信指示子とバッファー状態伝送周期Tbufferを用いて、バッファー状態伝送スイッチ1906とCSI伝送スイッチ1912を制御する。前記新規に発生したパケットデータによりバッファー状態情報を伝送た後に、バッファー状態伝送周期が経過するうちに、スケジューリング割当情報受信指示子からスケジューリング割当情報が受信されたことが指示されないと、 伝送時点決定器1904は、次のバッファー状態伝送時点で、バッファー状態伝送スイッチ1906をオンさせる。また、最初のバッファー状態をNode Bに伝送した後に、バッファー状態伝送周期が経過するうちに、スケジューリング割当情報受信指示子からスケジューリング割当情報が受信されたことが指示されないと、伝送時点決定器1904は、バッファー状態伝送スイッチ1906とCSI伝送スイッチ1912を同時にオンさせる。
図20は、本発明の第3の実施形態に従うUE送信端の動作を示すフローチャートである。図20を参照すれば、ステップS2000で、UEは、現在スケジューリング区間が上記の数学式(3)式によるバッファー状態伝送時点であるか判断する。この判断結果、現在スケジューリング区間がバッファー状態伝送時点であれば、ステップS2002に移行し、現在スケジューリング区間がバッファー状態伝送時点でなければ、ステップS2004に移行する。ステップS2002で、UEは、バッファー状態、すなわちEUDCHデータバッファーに格納されたパケットデータの量をモニタリングする。ステップS2006で、UEは、EUDCHデータバッファーに格納されているパケットデータの量が所定のしきい値以上である判断する。この判断結果、パケットデータの量がしきい値以上であれば、ステップS2008に移行し、パケットデータ量がしきい値未満であれば、ステップS2004に移行する。ステップS2004で、UEは、次のスケジューリング区間まで待機した後に、EUDCHデータバッファーをモニタリングするためにステップS2000に復帰する。
ステップS2008で、UEは、バッファー状態情報とCSIを最初に伝送し、ステップS2010に移行する。ステップS2010で、UEは、次のスケジューリング区間まで待機した後に、ステップS2012で、EUDCHデータバッファーをモニタリングする。ステップS2014で、UEは、バッファー状態情報とCSIを伝送し続けるか否かを判断する。この判断は、上述した如く、EUDCHデータバッファーに格納されているパケットデータの量と予め定められる所定のしきい値とを比較することによってなされる。このパケットデータの量が相変らず前記しきい値以上であれば、UEは、バッファー状態情報とCSIを伝送し続けるためにステップS2016に移行し、パケットデータの量がしきい値よりも小さくなる場合には、UEは、前記バッファー状態情報とCSI伝送を中断するためにステップS2018に移行する。ステップS2018で、UEは、逆方向パケット伝送サービスを続けるか否かを判断する。逆方向パケット伝送サービスを続けると判断されると、UEは、ステップS2020に移行して次のスケジューリング区間まで待機した後に、ステップS2000に復帰する。一方、逆方向パケット伝送サービスを続けないと判断されると、動作を終了する。
ステップS2016で、UEは、現在スケジューリング区間がバッファー状態伝送周期に従うバッファー状態伝送時点であるか判断する。この判断結果、現在スケジューリング区間がバッファー状態伝送時点であれば、ステップS2022に移行し、現在スケジューリング区間がバッファー状態伝送時点でなければ、ステップS2030に移行する。ステップS2022で、UEは、EUDCHデータバッファーに新規のデータが発生したか否か判断する。この判断結果、EUDCHデータバッファーに新規のデータが発生した場合にはステップS2028に移行し、EUDCHデータバッファーに新規のデータが発生しなかった場合にはステップS2024に移行する。
ステップS2024で、UEは、以前バッファー状態伝送時点でバッファー状態を伝送したか否かを判断する。この判断結果、以前バッファー状態伝送時点でバッファー状態情報を伝送した場合にはステップS2026に移行し、以前バッファー状態伝送時点でバッファー状態情報を伝送しなかった場合にはステップS2030に移行する。ステップS2026で、UEは、以前バッファー状態伝送時点の後に、Node Bからスケジューリング割当情報が受信されたか否か判断する。この判断結果、スケジューリング割当情報が受信された場合にはステップS2030に移行し、スケジューリング割当情報が受信されなかった場合にはステップS2028に移行する。
ステップS2028で、UEは、バッファー状態を伝送する。ステップS2028では、図示せぬが、以前に伝送したバッファー状態が最初のバッファー状態であれば、UEは、バッファー状態と同時にCSIを伝送する。ステップS2030で、UEは、RNCから通報されたCSI伝送周期に基づいて、現在スケジューリング区間がCSI伝送時点であるか否か判断する。この判断結果、現在スケジューリング区間がCSI伝送時点であれば、ステップS2032に移行してCSIを伝送した後に、ステップS2010に復帰する。一方、現在スケジューリング区間がCSI伝送時点でなければ、ステップS2010に復帰する。
図21は、本発明の第3実施形態に従うNode Bの受信装置を示すブロック図である。図21を参照すれば、アンテナ2100は、UEから伝送されたRF信号を受信した後に、RF部2102に伝達する。このRF部2102は、受信したRF信号を基底帯域信号に転換した後に、パルス形成器2104に伝達する。このパルス形成器2104は、前記基底帯域信号をデジタル信号に変換してデスクランブラ2106に伝達する。デスクランブラ2106は、スクランブリングコードCscrambleを用いて、受信したデジタル信号をディスクランブリングする。このディスクランブリングされた信号は、逆拡散部2108によりOVSFコードCOVSFとかけられ、チャネル補償部2110を経て逆多重化器2112に伝えられる。この逆多重化器2112は、チャネル補償部2110から伝えられた信号を、符号化されたバッファー状態情報、CSI、E−TFRIに分離する。最初のうちにはCSI受信スイッチ2118とバッファー状態受信スイッチ2134はオンになっているので、この符号化されたバッファー状態と符号化されたCSIは各々、バッファー状態チャネルデコーディング部2122とCSIチャネルデコーディング部2120に伝えられる。
前記符号化されたバッファー状態情報は、バッファー状態チャネルデコーディング部2122によりチャネルデコーディングされる。バッファー状態CRC検査器2124は、このバッファー状態情報に対してCRCを検出する。CRC検査器2124は、前記CRC検出結果値を受信時点制御器2132に伝達する。この受信時点制御器2132は、このCRC検出結果値に基づいて、UEからバッファー状態情報が伝送されたか否か判断する。前記CRC検出結果値が成功であれば、すなわち、UEからバッファー状態が伝送されたと判断されると、受信時点制御器2132は、CSI受信スイッチ2118をオンさせる。また、前記バッファー状態情報が最初のバッファー状態であれば、受信時点制御器2132は、CNTsch_int、offsetCSI、及びTCSIを用いてCSIの受信時点を決定し、この決定されたCSI受信時点に対応するスケジューリング区間で、CSI受信スイッチ2118をオンさせる。
また、受信時点制御器2132は、CNTsch_int、offsetbuffer、及びTbufferを用いて、バッファー状態の受信時点を決定し、この決定されたバッファー状態受信時点に対応するスケジューリング区間で、バッファー状態受信スイッチ2134をオンさせる。もちろん、前記決定されたバッファー状態受信時点でバッファー状態情報が常に受信されるわけではない。すなわち、UEのデータバッファーに新規のデータが発生しないか、あるいは、最近のバッファー状態伝送周期以内にNode BがUEへスケジューリング割当情報を伝送した場合には、前記バッファー状態受信時点でバッファー状態は受信されない。
CSIチャネルデコーディング部2120は、前記符号化されたCSIをチャネルデコーディングした後に、EUDCHスケジューラ2128に伝達する。EUDCHスケジューラ2128は、CSIチャネルデコーディング部2120から伝えられてきたCSIとバッファー状態CRC検査器2124から伝えられてきたバッファー状態を用いて、スケジューリング割当情報を生成する。E−TFRIチャネルデコーディング部2114は、逆多重化器2112から伝達された符号化されたE−TFRIをチャネルデコーディングした後に、E−TFRI CRC検査器2116に伝達する。
E−TFRI CRC検査器2116は、前記E−TFRIに対してCRC検査を遂行し、このCRC検査に成功すれば、そのE−TFRIをEUDCHデータデコーディング部2126に伝達する。このEUDCHデータデコーディング部2126は、UEからEU−DPDCHを通して受信された符号化されたEUDCHデータを、E−TFRIを用いてデコーディングする。
UEバッファー状態推定器2130は、E−TFRI CRC検査器2116から出力されたE−TFRIとバッファー状態CRC検査器2124から伝えられたバッファー状態とを用いて、UEのバッファー状態を推定する。このバッファー状態推定値は、受信時点制御器2132に伝えられる。受信時点制御器2132は、前記バッファー状態推定値がしきい値よりも小さければ、受信終了時点と判断し、スケジューリング制御チャネル(EU−SCHCCH)送信機(図5b)を制御して、UEにスケジューリング解除メッセージを伝送する。
図22は、本発明の第3の実施形態によってNode Bでバッファー状態情報とCSIを受信する動作を示すフローチャートである。図22を参照すれば、ステップS2200で、Node Bは、現在スケジューリング区間がバッファー状態受信時点であるか否かを判断する。この判断結果、バッファー状態受信時点であれば、ステップS2202に移行し、バッファー状態受信時点でなければ、ステップS2204に移行する。ステップS2202で、Node Bは、UEが伝送した符号化されたバッファー状態情報をチャネル復号化する。ステップS2206で、Node Bは、バッファー状態情報に対するCRC検査を遂行し、ステップS2208に移行する。ステップS2208で、前記CRC検査結果に基づいて、現在スケジューリング区間で、UEがバッファー状態を伝送したか否かを判断する。この判断結果、CRC検査に成功した場合には、バッファー状態をEUDCHスケジューラに伝達した後に、ステップS2210に移行し、CRC検査に失敗した場合には、ステップS2204に移行する。ステップS2204で、Node Bは、次のスケジューラ区間まで待機した後に、ステップS2200に復帰する。
ステップS2210で、Node Bは、バッファー状態情報に続いて受信した符号化されたCSIに対してチャネル復号化を遂行してCSIを検出し、この検出したCSIをEUDCHスケジューラに伝達した後に、ステップS2212で次のスケジューリング区間まで待機する。
ステップS2214で、Node Bは、最も最近に受信したバッファー状態と受信データ量を用いて、UEのバッファー状態を推定する。この受信データ量は、E−TFRIから分かり、この受信データ量を、最も最近に受信したバッファー状態情報から引いた余りが、UEのバッファー状態推定値となる。ステップS2216で、Node Bは、前記バッファー状態推定値がしきい値以上の値を持つと、ステップS2218に移行し、前記バッファー状態推定値がしきい値未満であれば、ステップS2220に移行してUEにスケジューリング解除メッセージを伝送した後に、ステップS2222に移行する。ここで、ステップS2220は、システム構成に応じて選択的に遂行される。ステップS2222で、Node Bは、上りリンクパケット伝送サービスを続けるか否かを判断する。この判断結果、上りリンクパケット伝送サービスを続けると判断されると、ステップS2224に移行して次のスケジューリング区間まで待機した後に、ステップS2200に復帰する。一方、上りリンクパケット伝送サービスを中断すると判断されると、動作を終了する。
ステップS2218で、Node Bは、現在スケジューリング区間が数学式(3)式によるバッファー状態受信時点であるか否かを判断する。この判断結果、現在スケジューリング区間がバッファー状態受信時点であれば、ステップS2226に移行し、現在スケジューリング区間がバッファー状態受信時点でなければ、ステップS2230に移行する。ステップS2226で、Node Bは、現在スケジューリング区間で、符号化されたバッファー状態を受信してチャネル復号化過処理を遂行し、ステップS2228に移行する。ステップS2228で、Node Bは、前記バッファー状態情報に対するCRCをチェックする。このCRC検査に成功すれば、そのバッファー状態情報はEUDCHスケジューラに伝えられる。ステップS2230で、Node Bは、現在スケジューリング区間が、数学式(4)式によるCSI受信時点であるか否かを判断する。この判断結果、現在スケジューリング区間がCSI受信時点であれば、ステップS2232に移行して現在スケジューリング区間で、符号化されたCSIを受信し、これをチャネル復号化処理した後に、ステップS2212に復帰する。一方、現在スケジューリング区間がCSI受信時点でなければ、ステップS2212に復帰する。前記復号化されたCSIは、EUDCHスケジューラに提供される。
第4の実施形態
図23は、本発明の第4の実施形態に従うバッファー状態情報とCSIの伝送を示す図である。ここで、CSIは、一定の周期に定められたCSI伝送時点で伝送される。また、バッファー状態情報は、周期的に定められたバッファー状態伝送時点で伝送されるほか、UEのEUDCHデータバッファーに新規のデータが発生する場合にも伝送される。
図23を参照すれば、スケジューリング区間10(2300)で、UEのEUDCHデータバッファーに所定のしきい値以上のデータが発生すれば、UEは、最初のバッファー状態と最初のCSIを伝送する。ここで、バッファー状態伝送周期TbufferとCSI伝送周期TCSIは各々、8倍のスケジューリング区間長さTsch_intと4倍のスケジューリング区間長さTsch_intとなるので、UEは、Tbufferの周期に対応するスケジューリング区間18,26(2308,2312)で、バッファー状態情報を伝送し、TCSIの周期に対応するスケジューリング区間14,18,22,26(2304,2308,2310,2312)で、CSI情報を伝送するようになる。一方、前述した如く、2300区間で最初のバッファー状態を伝送した後に、EUDCHデータバッファーに新規のデータが発生した時点であるスケジューリング区間12,16(2302,2306)でも、UEは、バッファー状態を伝送する。これにより、Node BがUEのバッファー状態を推定する上での遅延時間を縮めることができる。
Node Bは、UEから受信したバッファー状態情報及びCSIに基づいて、2314及び2316区間でスケジューリング割当情報を伝送する。2318区間でNode Bは、UEのEUDCHデータバッファーにこれ以上伝送するデータがないと判断し、スケジューリング解除メッセージを伝送する。
第4の実施形態に従うバッファー状態情報とCSI伝送のためのEUDCH伝送制御器は、伝送時点決定器1404が、CSIを周期的に定められた時点で伝送するようにCSI伝送スイッチ1412を制御し、バッファー状態情報を周期的な時点と新規のパケットデータが発生する時点で伝送するようにバッファー状態伝送スイッチ1406を制御する以外は、図14における構造と同様である。
図24は、本発明の第4の実施形態にしたがって、UEが、定められた伝送時点と新規のデータが発生する時点でバッファー状態情報を伝送する動作を示すフローチャートである。
図24を参照すれば、ステップS2400で、UEは、バッファー状態、すなわちEUDCHデータバッファーに格納されているパケットデータの量を確認する。ステップS2402で、UEは、EUDCHデータバッファーに格納されているパケットデータの量が所定のしきい値を超過するか否かを判断する。この判断結果、前記パケットデータの量がしきい値以上であれば、ステップS2406に移行し、パケットデータ量がしきい値未満であれば、ステップS2404に移行する。ステップS2404で、UEは、次のスケジューリング区間まで待機した後に、EUDCHデータバッファーを確認するためにステップS2400に復帰する。
ステップS2406で、UEは、バッファー状態情報とCSIを最初に伝送し、ステップS2408に移行する。ステップS2408で、UEは、次のスケジューリング区間まで待機した後に、ステップS2410で、EUDCHデータバッファーを確認する。ステップS2412で、UEは、バッファー状態情報とCSIを伝送し続けるか否かを確認する。これは、前述したように、EUDCHデータバッファーに格納されているパケットデータ量としきい値とを比較することによって決定される。このパケットデータの量が相変らず前記しきい値以上であれば、UEは、バッファー状態情報とCSIを伝送し続けるために、ステップS2414に移行し、前記パケットデータの量がしきい値よりも小さければ、UEは、バッファー状態情報とCSIの伝送を中断するために、ステップS2424に移行する。ステップS2424で、UEは、逆方向パケット伝送サービスを続けるか否か判断する。逆方向パケット伝送サービスを続けると判断されると、UEは、ステップS2426に移行して次のスケジューリング区間まで待機した後に、ステップS2400に復帰する。逆方向パケット伝送サービスを続けないと判断されると、動作を終了する。
ステップS2414で、UEは、EUDCHデータバッファーに新規のデータが発生したか否か判断する。この判断結果、EUDCHデータバッファーに新規のデータが発生した場合にはステップS2416に移行し、EUDCHデータバッファーに新規のデータが発生しなかった場合にはステップS2418に移行する。ステップS2418で、現在スケジューリング区間がRNCから通報されたバッファー状態伝送周期に従うバッファー状態伝送時点であるか否か判断する。ステップS2418で、現在スケジューリング区間がバッファー状態伝送時点と判断される場合にはステップS2416に移行し、現在スケジューリング区間がバッファー状態伝送時点でないと判断される場合にはステップS2420に移行する。ステップS2416で、UEは、バッファー状態情報を伝送する。
ステップS2420で、UEは、RNCから通報されたCSI伝送周期によって、現在スケジューリング区間がCSI伝送時点であるか否かを判断する。この判断結果、現在スケジューリング区間がCSI伝送時点であれば、UEは、ステップS2422に移行してCSIを伝送した後に、ステップS2408に復帰する。一方、現在スケジューリング区間がCSI伝送時点でなければ、ステップS2408に復帰する。図24にしは示さなかったが、ステップS2406で最初のバッファー状態を伝送した後に、バッファー状態伝送周期が経過するまでNode Bからスケジューリング割当情報が受信されないと、UEは、バッファー状態情報とCSIを共に伝送する。
第5の実施形態
図25は、本発明の第5の実施形態によってタイマーを使用するバッファー状態の伝送を示す図である。UEは、タイマーによりバッファー状態伝送時点を決定することによって、Node BがUEのバッファー状態を推定する上での遅延時間を縮め、このバッファー状態情報の伝送による追加的な逆方向リンクの干渉量を減らす。このとき、CSIは周期的に伝送される。つまり、EUDCHサービスを進行する複数のUEのCSI伝送時点は相互に分散され、これにより、CSI伝送による上りリンク干渉量の増加が最小限に抑えられる。
図25を参照すれば、スケジューリング区間10(2500)で、UEは、EUDCHデータバッファーのデータ量がしきい値を超過することを認知し、バッファー状態情報とCSIを最初に伝送するようになる。このときに、UEは、バッファー状態伝送を制御するために備えられたタイマーの値をTbufferと設定して起動する。このタイマーは、スケジューリング区間が進行していくにつれて1ずつ減少し、UEは、タイマーが0になるか、あるいは、新規のデータが発生する時点でバッファー状態を伝送する。CSIは、TCSIの周期によって周期的に定められたスケジューリング区間14,18,22,26(2504,2506,2510,2512)で伝送される。
一方、バッファー状態の最初伝送時点である2500区間から、次のバッファー状態伝送時点である2506区間に到達する以前に、スケジューリング区間13(2502)で新規のデータが発生すれば、UEは、バッファー状態を伝送し、タイマーをTbufferと設定して再び起動する。このUEは、2502区間でバッファー状態を伝送した後に、タイマーによって決められる次のバッファー状態伝送時点であるスケジューリング区間21(2508)で、バッファー状態を伝送する。このバッファー状態が伝送されると、タイマーは再び起動される。このタイマーが0になる、次のバッファー状態伝送時点であるスケジューリング区間29(2514)まで新規のデータが発生しなかった場合には、UEは、スケジューリング区間29(2514)でバッファー状態を伝送し、タイマーを0と設定する。
2516区間で、Node Bは、2500区間のバッファー状態情報とCSIを用いて生成したスケジューリング割当情報を伝送し、2518区間で、Node Bは、2512及び2514区間のCSIとバッファー状態を用いて生成したスケジューリング割当情報を伝送する。2520区間で、Node Bは、UEのEUDCHデータバッファーにこれ以上伝送するデータがないと判断し、スケジューリング解除メッセージを伝送する。
第5の実施形態に従うバッファー状態情報とCSI伝送のためのEUDCH伝送制御器は、伝送時点決定器1404が定められた時点でCSIを周期的に伝送するようにCSI伝送スイッチ1412を制御し、バッファー状態伝送周期で設定されたタイマーを管理して周期的な時点または新規のパケットデータが発生する時点で周期的にバッファー状態を伝送するようにバッファー状態伝送スイッチ1406を制御する以外は、図14における構造と同様である。また、第5実施形態に従うNode B受信装置の構造と動作は、先に言及した図11及び図12に示したそれと同一なので、その詳細説明は省略される。
図26は、本発明の第5の実施形態によってUEがバッファー状態情報とCSIを伝送する動作を示すフローチャートである。図26を参照すれば、ステップS2600で、UEは、バッファー状態、すなわち、EUDCHデータバッファーに格納されているパケットデータの量を確認する。ステップS2602で、UEは、EUDCHデータバッファーに格納されているパケットデータの量が所定のしきい値を超過するか否かを判断する。この判断結果、パケットデータの量がしきい値以上であれば、ステップS2606に移行し、パケットデータ量がしきい値未満であれば、ステップS2604に移行する。ステップS2604で、UEは、次のスケジューリング区間まで待機した後に、EUDCHデータバッファーをモニタリングするためにステップS2600に復帰する。
ステップS2606で、UEは、バッファー状態情報とCSIを最初に伝送し、ステップS2608に移行する。ステップS2608で、UEは、バッファー状態伝送周期Tbufferと設定されるタイマーを起動する。ステップS2610で、UEは、次のスケジューリング区間まで待機した後に、ステップS2612で、EUDCHデータバッファーを確認する。ステップS2614で、UEは、バッファー状態情報とCSIを伝送し続けるか否か判断する。この判断は、上述した如く、EUDCHデータバッファーに格納されているパケットデータ量としきい値とを比較することによってなされる。このパケットデータの量が相変らず前記しきい値以上であれば、UEは、バッファー状態情報とCSIを伝送し続けるためにステップS2616に移行し、パケットデータの量がしきい値よりも小さい場合には、UEは、バッファー状態情報とCSIの伝送を中断するために、ステップS2630に移行する。ステップS2630で、UEは、逆方向パケット伝送サービスを続けるか否かを判断する。逆方向パケット伝送サービスを続けると判断されると、UEは、ステップS2632に移行し、次のスケジューリング区間まで待機した後にステップS2600に復帰する。一方、逆方向パケット伝送サービスを続けないと判断されると、動作を終了する。
ステップS2616で、UEは、タイマーを1減少させ、ステップS2618に移行する。ステップS2618で、UEは、EUDCHデータバッファーに新規のデータが発生したか否を判断する。この判断結果、EUDCHデータバッファーに新規のデータが発生した場合には、ステップS2622に移行し、EUDCHデータバッファーに新規のデータが発生しなかった場合にはステップS2620に移行する。ステップS2620で、前記タイマーが満期されたか、すなわち、0になったか判断する。ステップS2620で、タイマーが満期された場合にはステップS2622に移行し、タイマーが満期されなかった場合にはステップS2626に移行する。
ステップS2622で、UEは、バッファー状態情報を伝送した後に、ステップS2624に移行する。ステップS2624で、UEは、タイマーを再び始動した後に、ステップS2626に移行する。ステップS2626で、UEは、現在スケジューリング区間がRNCから通報されたCSI伝送周期によるCSI伝送時点であるか否かを判断する。この判断結果、現在スケジューリング区間がCSI伝送時点であれば、UEは、ステップS2628に移行してCSIを伝送した後に、ステップS2610に移行する。この判断結果、現在スケジューリング区間がCSI伝送時点でなければ、ステップS2610に復帰する。図26には示さなかったが、ステップS2606で最初のバッファー状態を伝送してからバッファー状態伝送周期が経過するまで、Node Bからスケジューリング割当情報が受信されないと、UEは、バッファー状態情報とCSIを共に伝送する。
第6の実施形態
以上の第1ないし第5実施形態は、バッファー状態の伝送時点に関係なくCSIを一定の周期ごとに伝送する。CDMAシステムにおいて、フェーディング現象による一時的チャネル変化は、電力制御によりある程度克服可能であるという点を考慮すれば、Node B制御スケジューリングは、地形的な影響などによるシャドウイング (shadowing)などの長時間フェーディング(long term fading)現象、すなわち、長い時間の間の平均的なチャネル状況の変化を考慮してなされることができる。この場合に、CSIは、長い時間の間の平均的なチャネル状況を反映することになる。このように、CSIが、長時間フェーディングを反映しうる程度に充分に長い時間の間の平均的なチャネル状況を表す場合、CSI伝送周期はより長く設定されることができる。
図27は、本発明の第6の実施形態によって、バッファー状態の伝送時点でバッファー状態情報とCSIを共に伝送するためのコードブロックを示している。図27を参照すれば、CSIが比較的長い時間の間の平均的なチャネル状況を表す場合、このCSIを周期的に伝送しなくても済む。これにより、UEは、伝送時点でバッファー状態情報とCSI情報を共に伝送する。すなわち、UEは、バッファー状態情報とCSIを最初に伝送した後に、上に言及した実施形態にしたがってバッファー状態伝送周期及び/または新規のデータの発生有無によって決定されるバッファー状態伝送時点で、バッファー状態情報とCSIを同時に伝送する。したがって、このコードブロックに付加されるCRCは、バッファー状態情報とCSIに共通して適用される。
すなわち、UEは、バッファー状態情報とCSIに共通して適用される一つのCRCを、バッファー状態情報及びCSIを含むデータ部分に付けた後に、チャネルコーディングして伝送する。すると、Node Bは、バッファー状態情報とCSIに共通するCRCを検出し、CRCチェックを通じてバッファー状態情報とCSIが正常に受信された否かを判断する。
基地局制御スケジューリングを使用しない場合の基地局の上りリンク無線資源の変化を示す図である。 基地局制御スケジューリングを使用する場合の基地局の上りリンク無線資源の変化を示す図である。 上りリンクパケット伝送を遂行する使用者端末と基地局を示す図である。 上りリンクパケット伝送を遂行するために使用者端末と基地局間に送受信される情報を示す図である。 上りリンクパケットを伝送する使用者端末の送信装置を示すブロック図である。 それぞれ、上りリンクパケットを受信する基地局のスケジューリング制御チャネル構造と、スケジューリング制御チャネル送信器の構造を示す図である。 それぞれ、上りリンクパケットを受信する基地局のスケジューリング制御チャネル構造と、スケジューリング制御チャネル送信器の構造を示す図である。 Node B制御スケジューリングのためのバッファー状態情報とチャネル状態情報を連続して伝送する動作を示す図である。 本発明の好ましい実施形態に従うバッファー状態情報とチャネル状態情報の伝送形式を示す図である。 本発明の好ましい実施形態に従うバッファー状態情報とチャネル状態情報の伝送形式を示す図である。 本発明の第1の実施形態に従う上りリンクパケットを伝送する使用者端末のEUDCH伝送制御器の構造を示す図である。 本発明の第1の実施形態によってバッファー状態情報とチャネル状態情報を伝送する使用者端末の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態によってバッファー状態情報とチャネル状態を受信する基地局の受信装置の構造を示す図である。 本発明の第1の実施形態によってバッファー状態情報とチャネル状態情報を受信する基地局の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に従うバッファー状態情報とチャネル状態情報の伝送を示す図である。 本発明の第2の実施形態によってバッファー状態情報とチャネル状態情報を伝送する使用者端末のEUDCH伝送制御器の構造を示す図である。 本発明の第2の実施形態によってバッファー状態情報とチャネル状態情報を伝送する使用者端末の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態によってバッファー状態情報とチャネル状態を受信する基地局の受信装置の構造を示す図である。 本発明の第2の実施形態によってバッファー状態情報とチャネル状態情報を受信する基地局の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に従うバッファー状態情報とチャネル状態情報の伝送を示す図である。 本発明の第3の実施形態によってバッファー状態情報とチャネル状態情報を伝送する使用者端末のEUDCH伝送制御器の構造を示す図である。 本発明の第3の実施形態によってバッファー状態情報とチャネル状態情報を伝送する使用者端末の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態によってバッファー状態情報とチャネル状態を受信する基地局の受信装置の構造を示す図である。 本発明の第3の実施形態によってバッファー状態情報とチャネル状態情報を受信する基地局の動作を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態に従うバッファー状態情報とチャネル状態情報の伝送を示す図である。 本発明の第4の実施形態によってバッファー状態情報とチャネル状態情報を伝送する使用者端末の動作を示すフローチャートである 本発明の第5の実施形態によってタイマーを使用するバッファー状態情報の伝送を示す図である。 本発明の第5の実施形態によってバッファー状態情報とチャネル状態情報を伝送する使用者端末の動作を示すフローチャートである 本発明の第6の実施形態によってバッファー状態情報とチャネル状態情報を同時に伝送するコードブロックを示す図である。

Claims (142)

  1. 上りリンクパケットデータサービスを支援する移動通信システムで、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリングのために使用者端末が伝送しようとするパケットデータを格納しているバッファーのバッファー状態情報と上りリンクの送信電力を表すチャネル状態情報を伝送する方法であって、
    (1)前記バッファーに格納されているパケットデータの量をモニタリングするステップと、
    (2)前記バッファーに格納されているパケットデータの量が、予め定められるしきい値以上であれば、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報の伝送を始めるステップと、
    (3)前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報の伝送を始めた後に、前記バッファーに新規のパケットデータが発生すれば、前記バッファー状態情報を伝送するステップと、
    を含めてなることを特徴とする方法。
  2. 前記バッファー状態情報は、サイクリック・リダンダンシ・コード(CRC)が付加されて伝送されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報の伝送を始めた後に、予め定められるチャネル状態伝送周期にしたがって前記チャネル状態情報を周期的に伝送するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記バッファーに新規のパケットデータが発生すれば、前記チャネル状態情報を前記バッファー状態情報と一緒に伝送するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記ステップ(2)は、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を所定のスケジューリング区間の第1及び第2の領域でそれぞれ伝送するステップを含み、前記ステップ(3)は、前記バッファー状態情報を前記スケジューリング区間の第1の領域で伝送するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報の伝送を始めた後に、予め定められるバッファー状態伝送周期にしたがって前記バッファー状態情報を伝送するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記バッファー状態情報を伝送した後に、予め定められるバッファー状態再伝送周期以内に、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリング割当情報が受信されなければ、前記バッファー状態情報を伝送するステップをさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を最初に伝送した後に、前記バッファー状態再伝送周期以内に、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリング割当情報が受信されなければ、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を伝送するステップをさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報の伝送を始めた後に、前記パケットデータの量が前記しきい値よりも小さくなると、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報の伝送を中断するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報の伝送を始めた後に、基地局から前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報伝送の中断を要請するメッセージが受信されると、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報の伝送を中断するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 上りリンクパケットデータサービスを支援する移動通信システムにおいて、この上りリンクパケットデータサービスのスケジューリングのために、基地局が使用者端末からバッファー状態情報とチャネル状態情報を受信する方法であって、
    (1)前記使用者端末から、前記バッファー状態情報を含むと推定される受信データと、この受信データの伝送エラー検出のためのサイクリック・リダンダンシ・コード(CRC)とを受信するステップと、
    (2)前記CRCを用いてCRC検査を遂行することによって、前記受信データにエラーが存在するか否か判断するステップと、
    (3)前記受信データにエラーがなければ、この受信データから前記バッファー状態情報を最初に検出するステップと、
    (4)前記チャネル状態情報を最初に受信するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  12. 前記ステップ(1)は、前記バッファー状態情報を所定のスケジューリング区間の第1の領域で受信するステップを含み、前記ステップ(4)は、前記チャネル状態情報を前記スケジューリング区間の第2の領域で受信するステップを含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記バッファー状態情報を最初に検出した後から、予め定められるチャネル状態受信周期の整数倍だけ離れたスケジューリング区間それぞれの第2の領域で、前記チャネル状態情報を周期的に受信するステップをさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 前記バッファー状態情報を含むスケジューリング区間それぞれの第2の領域で、前記チャネル状態情報を受信するステップをさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  15. 前記バッファー状態情報を受信した後に、予め定められるバッファー状態再伝送周期以内に、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリング割当情報を伝送するステップをさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  16. 前記検出したバッファー状態情報と前記使用者端末からの受信データ量を用いて、前記使用者端末のバッファー状態を推定するステップと、
    前記バッファー状態推定値が予め定められるしきい値未満であれば、前記バッファー状態情報の受信を中断するステップをさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  17. 前記バッファー状態情報の受信を中断し、前記使用者端末に前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報伝送の中断を要請するメッセージを伝送するステップをさらに含むことを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 上りリンクパケットデータサービスを支援する移動通信システムにおいて、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリングのために、使用者端末が伝送しようとするパケットデータを格納しているバッファーのバッファー状態情報と上りリンク送信電力を表すチャネル状態情報とを伝送する前記使用者端末の送信装置であって、
    前記バッファーに格納されているパケットデータの量をモニタリングし、該バッファーに格納されているパケットデータの量を、予め定められるしきい値と比較し、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報の伝送開始時点と伝送終了時点を決定する伝送開始及び終了決定器と、
    前記伝送開始時点から前記バッファーに新規のパケットデータが到達するかを判断し、前記バッファーに新規のパケットデータが到達する時点を、バッファー状態伝送時点と決定する伝送時点決定器と、
    前記バッファー状態伝送時点で、前記バッファー状態情報を伝送するバッファー状態送信器と、
    前記伝送開始時点から前記チャネル状態情報を伝送するチャネル状態送信器と、を含めてなり、
    前記伝送開始時点は、前記パケットデータの量が前記しきい値に到達する時点である
    ことを特徴とする送信装置。
  19. 前記バッファー状態送信器は、
    前記バッファー状態伝送時点で前記バッファー状態情報を通過させるスイッチと、
    前記バッファー状態情報に、前記バッファー状態情報の伝送エラー検出のためのサイクリック・リダンダンシ・コード(CRC)を付加するCRC付加部と、
    前記CRCの付加された前記バッファー状態情報を、チャネル符号化して伝送するチャネル符号化部と、
    から構成されることを特徴とする請求項18に記載の送信装置。
  20. 前記伝送時点決定器は、
    前記伝送開始時点から予め定められるチャネル状態伝送周期によるチャネル状態伝送時点を決定することを特徴とする請求項18に記載の送信装置。
  21. 前記チャネル状態送信器は、
    前記決定されたチャネル状態伝送時点で、前記チャネル状態情報を周期的に伝送することを特徴とする請求項20に記載の送信装置。
  22. 前記チャネル状態送信器は、
    前記決定されたチャネル状態伝送時点で、前記チャネル状態情報を通過させるスイッチと、
    前記チャネル状態情報をチャネル符号化して伝送するチャネル符号化部と、
    から構成されることを特徴とする請求項21に記載の送信装置。
  23. 前記チャネル状態送信器は、
    前記バッファー状態伝送時点で、前記チャネル状態情報を伝送することを特徴とする請求項18に記載の送信装置。
  24. 前記チャネル状態送信器は、
    前記バッファー状態伝送時点で、前記チャネル状態情報を通過させるスイッチと、
    前記チャネル状態情報をチャネル符号化して伝送するチャネル符号化部と、
    から構成されることを特徴とする請求項23に記載の送信装置。
  25. 前記バッファー状態送信器と前記チャネル状態送信器は、
    前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を、所定のスケジューリング区間の第1及び第2の領域でそれぞれ伝送することを特徴とする請求項18に記載の送信装置。
  26. 前記伝送時点決定器は、
    前記新規のパケットデータが到達するバッファー状態伝送時点の外に、前記伝送開始時点から予め定められるバッファー状態情報伝送周期にしたがって前記バッファー状態情報を周期的に伝送するように前記バッファー状態送信器を制御することを特徴とする請求項18に記載の送信装置。
  27. 前記伝送時点決定器は、
    前記バッファー状態情報を伝送してから予め定められるバッファー状態再伝送周期以内に、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリング割当情報が受信されないと、前記バッファー状態情報を伝送するように前記バッファー状態送信器を制御することを特徴とする請求項18に記載の送信装置。
  28. 前記伝送時点決定器は、
    前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を最初に伝送してから前記バッファー状態再伝送周期以内に、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリング割当情報が受信されないと、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を伝送するように前記バッファー状態送信器と前記チャネル状態送信器を制御することを特徴とする請求項27に記載の送信装置。
  29. 前記伝送開始及び終了決定器は、
    前記伝送開始時点の後に、前記パケットデータの量が前記しきい値よりも小さくなる時点を、前記伝送終了時点と決定することを特徴とする請求項18に記載の送信装置。
  30. 前記伝送開始及び終了決定器は、
    前記伝送開始時点の後に、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報伝送の中断を要請するメッセージが受信される時点を、前記伝送終了時点と決定することを特徴とする請求項18に記載の送信装置。
  31. 上りリンクパケットデータサービスを支援する移動通信システムにおいて、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリングを遂行するために、使用者端末からバッファー状態情報とチャネル状態情報を受信する基地局の受信装置であって、
    前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報の受信開始時点からチャネル状態受信時点を決定する受信時点制御器と、
    前記使用者端末から前記バッファー状態情報が受信されたか否かを判断して前記バッファー状態情報を受信し、前記バッファー状態情報を最初に受信した時点を、前記受信開始時点と決定するバッファー状態受信器と、
    前記決定されたチャネル状態受信時点で、前記チャネル状態情報を受信するチャネル状態受信器と、
    を含めてなることを特徴とする受信装置。
  32. 前記バッファー状態受信器は、
    前記使用者端末から前記バッファー状態情報を含むと推定される受信データとこの受信データの伝送エラー検出のためのサイクリック・リダンダンシ・コード(CRC)を受信してこのCRCを検査した結果、前記受信データにエラーがなければ、この受信データを出力するCRC検査器と、
    前記受信データを復号して前記バッファー状態情報を検出するチャネル復号化部と、
    を含むことを特徴とする請求項31に記載の受信装置。
  33. 前記チャネル状態受信器は、
    前記決定されたチャネル状態受信時点で、前記チャネル状態情報を含む受信データを通過させるスイッチと、
    前記受信データを復号して前記チャネル状態情報を検出するチャネル復号化部と、
    を含むことを特徴とする請求項31に記載の受信装置。
  34. 前記バッファー状態受信器と前記チャネル状態受信器は、
    前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を、所定のスケジューリング区間の第1及び第2の領域でそれぞれ受信することを特徴とする請求項31に記載の受信装置。
  35. 前記チャネル状態受信器は、
    前記受信開始時点から、予め定められるチャネル状態受信周期の整数倍だけ離れたスケジューリング区間それぞれの第2の領域で、前記チャネル状態情報を周期的に受信することを特徴とする請求項34に記載の受信装置。
  36. 前記チャネル状態受信器は、
    前記バッファー状態情報を含むスケジューリング区間それぞれの第2の領域で、前記チャネル状態情報を受信することを特徴とする請求項31に記載の受信装置。
  37. 前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を受信してから予め定められるバッファー状態再伝送周期以内に、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリング割当情報を伝送するスケジューラをさらに含むことを特徴とする請求項31に記載の受信装置。
  38. 前記受信時点制御器は、
    前記受信したバッファー状態情報と前記使用者端末からの受信データ量を用いて、前記使用者端末のバッファー状態を推定し、このバッファー状態情報推定値が、予め定められるしきい値未満であれば、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報の受信終了時点と決定することを特徴とする請求項31に記載の受信装置。
  39. 前記受信時点制御器は、
    前記受信終了時点で前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報伝送の中断を要請するメッセージを伝送するように制御することを特徴とする請求項38に記載の受信装置。
  40. 上りリンクパケットデータサービスを支援する移動通信システムにおいて、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリングのために、使用者端末が伝送しようとするパケットデータを格納しているバッファーのバッファー状態情報と上りリンクの送信電力を表すチャネル状態情報を伝送する方法であって、
    (1)前記バッファーに格納されているパケットデータの量をモニタリングするステップと、
    (2)前記バッファーに格納されているパケットデータの量が、予め定められるしきい値以上であれば、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報の伝送を始めるステップと、
    (3)前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報の伝送を始めた後に、前記バッファーに新規のパケットデータが発生すれば、予め定められるバッファー状態情報伝送周期にしたがって前記バッファー状態情報を伝送するステップと、
    を含めてなることを特徴とする方法。
  41. 前記バッファー状態情報は、サイクリック・リダンダンシ・コード(CRC)が付加されて伝送されることを特徴とする請求項40に記載の方法。
  42. 前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報の伝送を始めた後に、前記予め定められるチャネル状態伝送周期にしたがって前記チャネル状態情報を周期的に伝送するステップをさらに含むことを特徴とする請求項40に記載の方法。
  43. 前記ステップ(3)は、
    前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報の伝送を始めた後に、前記バッファー状態情報伝送周期に従って定められるバッファー状態伝送時点で、前記バッファーに新規のパケットデータが発生されたか否かを確認するステップと、
    前記新規のパケットデータが発生した場合には、前記バッファー状態情報を伝送するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項40に記載の方法。
  44. 前記ステップ(3)は、
    前記新規のパケットデータが発生すれば、前記チャネル状態情報を前記バッファー状態情報と共に伝送するステップをさらに含むことを特徴とする請求項43に記載の方法。
  45. 前記ステップ(2)は、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を所定のスケジューリング区間の第1及び第2の領域でそれぞれ伝送するステップを含み、前記ステップ(3)は、前記バッファー状態情報を前記スケジューリング区間の第1の領域で伝送するステップを含むことを特徴とする請求項40に記載の方法。
  46. 前記バッファー状態情報を伝送してから前記バッファー状態情報伝送周期以内に、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリング割当情報が受信されないと、前記バッファー状態情報を伝送することを特徴とする請求項40に記載の方法。
  47. 前記バッファー状態情報を最初に伝送してから前記バッファー状態情報伝送周期以内に、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリング割当情報が受信されないと、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を共に伝送することを特徴とする請求項46に記載の方法。
  48. 前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を最初に伝送した後に、前記パケットデータの量が前記しきい値よりも小さくなると、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報の伝送を中断するステップをさらに含むことを特徴とする請求項40に記載の方法。
  49. 前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を最初に伝送した後に、基地局から前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報伝送の中断を要請するメッセージが受信されると、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報の伝送を中断するステップをさらに含むことを特徴とする請求項40に記載の方法。
  50. 上りリンクパケットデータサービスを支援する移動通信システムにおいて、この上りリンクパケットデータサービスのスケジューリングのために、基地局が使用者端末からバッファー状態情報とチャネル状態情報を受信する方法であって、
    (1)前記バッファー状態情報を含むと推定される受信データと、この受信データの伝送エラー検出のためのサイクリック・リダンダンシ・コード(CRC)とを受信するステップと、
    (2)前記受信データにエラーがなければ、この受信データから前記バッファー状態情報を最初に検出するステップと、
    (3)前記バッファー状態情報を最初に検出した後に、予め定められるバッファー状態受信周期で前記バッファー状態情報を受信するステップと、
    (4)前記チャネル状態情報を最初に受信するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  51. 前記ステップ(3)は、
    前記バッファー状態情報を最初に検出してから、前記バッファー状態受信周期によって定められるバッファー状態伝送時点で、前記バッファー状態情報を含むと推定される受信データとこの受信データの伝送エラー検出のためのサイクリック・リダンダンシ・コード(CRC)を受信するステップと、
    前記受信データにエラーがなければ、この受信データから前記バッファー状態情報を検出するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項50に記載の方法。
  52. 前記ステップ(1)及び(3)は、前記バッファー状態情報を所定のスケジューリング区間の第1の領域で受信するステップを含み、前記ステップ(4)は、前記チャネル状態情報を前記所定のスケジューリング区間の第2の領域で受信するステップを含むことを特徴とする請求項50に記載の方法。
  53. 前記バッファー状態情報を最初に検出した後から、予め定められるチャネル状態受信周期の整数倍だけ離れたスケジューリング区間それぞれの第2の領域で、前記チャネル状態情報を周期的に受信するステップをさらに含むことを特徴とする請求項52に記載の方法。
  54. 前記バッファー状態情報を含むスケジューリング区間それぞれの第2の領域で、前記チャネル状態情報を受信するステップをさらに含むことを特徴とする請求項52に記載の方法。
  55. 前記バッファー状態情報を受信した後に、予め定められるバッファー状態伝送周期以内に、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリング割当情報を伝送するステップをさらに含むことを特徴とする請求項50に記載の方法
  56. 前記検出したバッファー状態情報と前記使用者端末からの受信データ量を用いて、前記使用者端末のバッファー状態を推定するステップと、
    前記バッファー状態推定値が予め定められるしきい値未満であれば、前記バッファー状態情報の受信を中断するステップをさらに含むことを特徴とする請求項50に記載の方法。
  57. 前記バッファー状態情報の受信を中断し、前記使用者端末に前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報伝送の中断を要請するメッセージを伝送するステップをさらに含むことを特徴とする請求項56に記載の方法。
  58. 上りリンクパケットデータサービスを支援する移動通信システムで、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリングのために、使用者端末が伝送しようとするパケットデータを格納しているバッファーのバッファー状態情報と上りリンク送信電力を表すチャネル状態情報とを伝送する使用者端末の送信装置であって、
    前記バッファーに格納されているパケットデータの量をモニタリングし、前記バッファーに格納されているパケットデータの量を予め定められるしきい値と比較することによって前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報の伝送開始時点と伝送終了時点を決定する伝送開始及び終了決定器と、
    前記伝送開始時点から前記バッファーに新規のパケットデータが到達するかを判断し、前記バッファーに新規のパケットデータが到達すれば、予め定められるバッファー状態情報伝送周期によってバッファー状態伝送時点を決定する伝送時点決定器と、
    前記バッファー状態伝送時点で、前記バッファー状態情報を伝送するバッファー状態送信器と、
    前記伝送開始時点から前記チャネル状態情報を伝送するチャネル状態送信器と、を含めてなり、
    前記伝送開始時点は、前記パケットデータの量が前記しきい値に到達する時点である
    ことを特徴とする送信装置。
  59. 前記バッファー状態送信器は、
    前記バッファー状態伝送時点で前記バッファー状態情報を通過させるスイッチと、
    前記バッファー状態情報に、前記バッファー状態情報の伝送エラー検出のためのサイクリック・リダンダンシ・コード(CRC)を付加するCRC付加部と、
    前記CRCの付加された前記バッファー状態情報を、チャネル符号化して伝送するチャネル符号化部と、
    から構成されることを特徴とする請求項58に記載の送信装置。
  60. 前記伝送時点決定器は、
    前記伝送開始時点から予め定められるチャネル状態伝送周期によるチャネル状態伝送時点を決定することを特徴とする請求項58に記載の送信装置。
  61. 前記チャネル状態送信器は、
    前記決定されたチャネル状態伝送時点で、前記チャネル状態情報を周期的に伝送することを特徴とする請求項60に記載の送信装置。
  62. 前記チャネル状態送信器は、
    前記決定されたチャネル状態伝送時点で、前記チャネル状態情報を通過させるスイッチと、
    前記チャネル状態情報をチャネル符号化して伝送するチャネル符号化部と、
    から構成されることを特徴とする請求項61に記載の送信装置。
  63. 前記チャネル状態送信器は、
    前記バッファー状態伝送時点で、前記チャネル状態情報を伝送することを特徴とする請求項58に記載の送信装置。
  64. 前記チャネル状態送信器は、
    前記バッファー状態伝送時点で、前記チャネル状態情報を通過させるスイッチと、
    前記チャネル状態情報をチャネル符号化して伝送するチャネル符号化部と、
    から構成されることを特徴とする請求項63に記載の送信装置。
  65. 前記伝送時点決定器は、
    前記伝送開始時点から前記バッファー状態情報伝送周期によって定められるバッファー状態伝送時点で、前記バッファーに新規のパケットデータが発生したかを確認し、前記新規のパケットデータが発生した場合には、前記バッファー状態情報を伝送するように前記バッファー状態送信器を制御することを特徴とする請求項58に記載の送信装置。
  66. 前記バッファー状態送信器と前記チャネル状態送信器は、
    前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を、所定のスケジューリング区間の第1及び第2の領域でそれぞれ伝送することを特徴とする請求項58に記載の送信装置。
  67. 前記伝送時点決定器は、
    前記バッファー状態情報を伝送してからバッファー状態伝送周期以内に、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリング割当情報が受信されないと、前記バッファー状態情報を伝送するように前記バッファー状態送信器を制御することを特徴とする請求項58に記載の送信装置。
  68. 前記伝送時点決定器は、
    前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を最初に伝送してから前記バッファー状態伝送周期以内に、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリング割当情報が受信されないと、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を伝送するように前記バッファー状態送信器と前記チャネル状態送信器を制御することを特徴とする請求項67に記載の送信装置。
  69. 前記伝送開始及び終了決定器は、
    前記伝送開始時点の後に、前記パケットデータの量が前記しきい値よりも小さくなる時点を、前記伝送終了時点と決定することを特徴とする請求項58に記載の送信装置。
  70. 前記伝送開始及び終了決定器は、
    前記伝送開始時点の後に、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報伝送の中断を要請するメッセージが受信される時点を、前記伝送終了時点と決定することを特徴とする請求項58に記載の送信装置。
  71. 上りリンクパケットデータサービスを支援する移動通信システムにおいて、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリングを遂行するために、使用者端末からバッファー状態情報とチャネル状態情報を受信する基地局の受信装置であって、
    前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報の受信開始時点からバッファー状態受信時点とチャネル状態受信時点を決定する受信時点制御器と、
    前記使用者端末から前記バッファー状態情報が最初に受信されたか否かを判断し、このバッファー状態情報を最初に受信した時点を、前記受信開始時点と決定し、前記バッファー状態受信時点で前記使用者端末から前記バッファー状態情報が受信された否かを判断して前記バッファー状態情報を受信するバッファー状態受信器と、
    前記チャネル状態受信時点で、前記チャネル状態情報を受信するチャネル状態受信器と、
    を含めてなることを特徴とする受信装置。
  72. 前記バッファー状態受信器は、
    前記バッファー状態情報を含むと推定される受信データと前記受信データの伝送エラー検出のためのサイクリック・リダンダンシ・コード(CRC)を通過させるスイッチと、
    前記CRCを検査し、前記受信データにエラーがなければ、前記受信データを出力するCRC検査器と、
    前記受信データを復号して前記バッファー状態情報を検出するチャネル復号化部と、を含み、
    前記スイッチは、前記受信開始時点以前には、前記受信データと前記CRCを持続して通過させ、前記受信開始時点以後には、前記バッファー状態受信時点で前記受信データと前記CRCを通過させる
    ことを特徴とする請求項71に記載の受信装置。
  73. 前記チャネル状態受信器は、
    前記決定されたチャネル状態受信時点で、前記チャネル状態情報を含む受信データを通過させるスイッチと、
    前記受信データを復号して前記チャネル状態情報を検出するチャネル復号化部と、
    を含むことを特徴とする請求項71に記載の受信装置。
  74. 前記バッファー状態受信器と前記チャネル状態受信器は、
    前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を、所定のスケジューリング区間の第1及び第2の領域でそれぞれ受信することを特徴とする請求項71に記載の受信装置。
  75. 前記チャネル状態受信器は、
    前記受信開始時点から、予め定められるチャネル状態受信周期の整数倍だけ離れたスケジューリング区間それぞれの第2の領域で、前記チャネル状態情報を周期的に受信することを特徴とする請求項74に記載の受信装置。
  76. 前記チャネル状態受信器は、
    前記バッファー状態情報を含むスケジューリング区間それぞれの第2の領域で、前記チャネル状態情報を受信することを特徴とする請求項74に記載の受信装置。
  77. 前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を受信してから前記バッファー状態伝送周期以内に、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリング割当情報を伝送するスケジューラをさらに含むことを特徴とする請求項71に記載の受信装置。
  78. 前記受信時点制御器は、
    前記受信したバッファー状態情報と前記使用者端末からの受信データ量を用いて、前記使用者端末のバッファー状態を推定し、このバッファー状態情報推定値が、予め定められるしきい値未満であれば、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報の受信終了時点と決定することを特徴とする請求項71に記載の受信装置。
  79. 前記受信時点制御器は、
    前記受信終了時点で前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報伝送の中断を要請するメッセージを伝送するように制御することを特徴とする請求項78に記載の受信装置。
  80. 上りリンクパケットデータサービスを支援する移動通信システムにおいて、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリングのために、使用者端末が伝送しようとするパケットデータを格納しているバッファーのバッファー状態情報と上りリンクの送信電力を表すチャネル状態情報とを伝送する方法であって、
    (1)予め定められるバッファー状態情報伝送周期従うバッファー状態伝送時点のうち、第1のバッファー状態伝送時点を待機するステップと、
    (2)前記バッファー状態伝送時点で、前記バッファーに格納されているパケットデータの量をモニタリングするステップと、
    (3)前記バッファーに格納されているパケットデータの量が、予め定められるしきい値以上であれば、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を最初に伝送するステップと、
    (4)前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を最初に伝送した後に、第2のバッファー状態伝送時点で、前記バッファーに新規のパケットデータが到達するか否かを判断するステップと、
    (5)前記第2のバッファー状態伝送時点で、前記バッファーに新規のパケットデータが到達すると、前記バッファー状態情報を伝送するステップと、
    を含めてなることを特徴とする方法。
  81. 前記バッファー状態情報は、サイクリック・リダンダンシ・コード(CRC)が付加されて伝送されることを特徴とする請求項80に記載の方法。
  82. チャネル状態伝送周期を獲得し、
    前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を最初に伝送した後に、前記チャネル状態伝送周期にしたがって前記チャネル状態情報を周期的に伝送するステップをさらに含むことを特徴とする請求項80に記載の方法。
  83. 前記ステップ(5)は、
    前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を最初に伝送した後に、前記チャネル状態情報を前記バッファー状態情報と共に伝送するステップをさらに含むことを特徴とする請求項80に記載の方法。
  84. 前記ステップ(3)は、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を、所定のスケジューリング区間の第1及び第2の領域でそれぞれ伝送するステップを含み、前記ステップ(5)は、前記バッファー状態情報を、前記スケジューリング区間の第1の領域で伝送するステップを含むことを特徴とする請求項80に記載の方法。
  85. 前記バッファー状態伝送時点は、下記の数学式によって定められることを特徴とする請求項84に記載の方法。
    (CNTsch_int - offset)mod(T/Tsch_int) = 0
    (式中、CNTsch_intは、前記バッファー状態伝送時点を表すスケジューリング区間番号であり、offsetは、上りリンクパケットデータサービスを提供する他の端末と可能なかぎり重複しないように前記使用者端末に対して設定される整数値であり、modは、2つのオペランド間の除算による余りを求める演算子であり、Tは、前記バッファー状態情報伝送周期であり、Tsch_intは、前記スケジューリング区間長さである。)
  86. 前記バッファー状態情報を伝送してから前記バッファー状態情報伝送周期以内に、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリング割当情報が受信されないと、前記バッファー状態情報を伝送することを特徴とする請求項80に記載の方法。
  87. 前記バッファー状態情報を最初に伝送してから前記バッファー状態情報伝送周期以内に、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリング割当情報が受信されないと、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を共に伝送することを特徴とする請求項86に記載の方法。
  88. 前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を最初に伝送した後に、前記パケットデータの量が、予め定められるしきい値よりも小さくなると、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報の伝送を中断するステップをさらに含むことを特徴とする請求項80に記載の方法。
  89. 前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を最初に伝送した後に、基地局から前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報伝送の中断を要請するメッセージが受信されると、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報の伝送を中断するステップをさらに含むことを特徴とする請求項80に記載の方法。
  90. 上りリンクパケットデータサービスを支援する移動通信システムにおいて、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリングのために、基地局が使用者端末からバッファー状態情報とチャネル状態情報を受信する方法であって、
    (1)予め定められるバッファー状態受信周期によるあるバッファー状態受信時点を待機するステップと、
    (2)前記バッファー状態受信時点で、前記使用者端末から前記バッファー状態情報を含むと推定される受信データと前記受信データの伝送エラー検出のためのサイクリック・リダンダンシ・コード(CRC)とを受信するステップと、
    (3)前記受信データにエラーがなければ、前記受信データから前記バッファー状態情報を検出するステップと、
    (4)前記バッファー状態情報を最初に検出した後に、前記バッファー状態受信周期にしたがって前記バッファー状態情報を周期的に受信するステップと、
    (5)前記チャネル状態情報を最初に受信するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  91. 前記ステップ(4)は、
    前記バッファー状態受信時点で、前記バッファー状態情報を含むと推定される受信データと前記受信データの伝送エラー検出のためのサイクリック・リダンダンシ・コード(CRC)を受信するステップと、
    前記受信データにエラーがなければ、この受信データから前記バッファー状態情報を検出するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項90に記載の方法。
  92. 前記ステップ(2)及び(4)は、前記バッファー状態情報を、所定のスケジューリング区間の第1の領域で受信するステップを含み、前記ステップ(5)は、前記チャネル状態情報を、前記スケジューリング区間の第2の領域で受信するステップを含むことを特徴とする請求項90に記載の方法。
  93. 前記バッファー状態受信時点は、下記の数学式によって定められることを特徴とする請求項92に記載の方法。
    (CNTsch_int - offset)mod(T/Tsch_int) = 0
    (式中、CNTsch_intは、前記バッファー状態受信時点を表すスケジューリング区間番号であり、offsetは、上りリンクパケットデータサービスを提供する他の端末と可能なかぎり重複しないように前記使用者端末に対して設定される整数値であり、modは、2つのオペランド間の除算による余りを求める演算子であり、Tは、前記バッファー状態受信周期であり、Tsch_intは、前記スケジューリング区間長さである。)
  94. 前記バッファー状態情報を最初に検出した後から、予め定められるチャネル状態受信周期の整数倍だけ離れたスケジューリング区間それぞれの第2の領域で、前記チャネル状態情報を周期的に受信するステップをさらに含むことを特徴とする請求項92に記載の方法。
  95. 前記バッファー状態情報を含むスケジューリング区間それぞれの第2の領域で、前記チャネル状態情報を受信するステップをさらに含むことを特徴とする請求項92に記載の方法。
  96. 前記バッファー状態情報を受信した後に、予め定められるバッファー状態受信周期以内に、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリング割当情報を伝送するステップをさらに含むことを特徴とする請求項90に記載の方法
  97. 前記検出したバッファー状態情報と前記使用者端末からの受信データ量を用いて、前記使用者端末のバッファー状態を推定するステップと、
    前記バッファー状態推定値が予め定められるしきい値未満であれば、前記バッファー状態情報の受信を中断するステップをさらに含むことを特徴とする請求項90に記載の方法。
  98. 前記バッファー状態情報の受信を中断し、前記使用者端末に前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報伝送の中断を要請するメッセージを伝送するステップをさらに含むことを特徴とする請求項97に記載の方法。
  99. 上りリンクパケットデータサービスを支援する移動通信システムにおいて、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリングのために、使用者端末が伝送しようとするパケットデータを格納しているバッファーのバッファー状態情報と上りリンク送信電力を表すチャネル状態情報とを伝送する前記使用者端末の送信装置であって、
    予め定められるバッファー状態情報伝送周期に従うバッファー状態伝送時点で、前記バッファーに格納されているパケットデータの量をモニタリングし、このバッファーに格納されているパケットデータの量を予め定められるしきい値と比較して、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報の伝送開始時点と伝送終了時点を決定する伝送開始及び終了決定器と、
    前記バッファー状態伝送時点で、前記バッファーに新規のパケットデータが到達するか否かを判断する伝送時点決定器と、
    前記バッファー状態伝送時点で、前記バッファーに新規のパケットデータが到達すると、前記バッファー状態情報を伝送するバッファー状態送信器と、
    前記伝送開始時点で前記チャネル状態情報を伝送するチャネル状態送信器と、を含めてなり、
    前記伝送開始時点は、前記パケットデータの量が前記しきい値に到達する時点である
    ことを特徴とする送信装置。
  100. 前記バッファー状態送信器は、
    前記バッファー状態伝送時点で前記バッファー状態情報を通過させるスイッチと、
    前記バッファー状態情報に、前記バッファー状態情報の伝送エラー検出のためのサイクリック・リダンダンシ・コード(CRC)を付加するCRC付加部と、
    前記CRCの付加された前記バッファー状態情報を、チャネル符号化して伝送するチャネル符号化部と、
    から構成されることを特徴とする請求項99に記載の送信装置。
  101. 前記伝送時点決定器は、
    前記伝送開始時点から予め定められるチャネル状態伝送周期によるチャネル状態伝送時点を決定することを特徴とする請求項99に記載の送信装置。
  102. 前記チャネル状態送信器は、
    前記決定されたチャネル状態伝送時点で、前記チャネル状態情報を周期的に伝送することを特徴とする請求項101に記載の送信装置。
  103. 前記チャネル状態送信器は、
    前記決定されたチャネル状態伝送時点で、前記チャネル状態情報を通過させるスイッチと、
    前記チャネル状態情報をチャネル符号化して伝送するチャネル符号化部と、
    から構成されることを特徴とする請求項102に記載の送信装置。
  104. 前記チャネル状態送信器は、
    前記バッファー状態伝送時点で、前記チャネル状態情報を伝送することを特徴とする請求項99に記載の送信装置。
  105. 前記チャネル状態送信器は、
    前記バッファー状態伝送時点で、前記チャネル状態情報を通過させるスイッチと、
    前記チャネル状態情報をチャネル符号化して伝送するチャネル符号化部と、
    から構成されることを特徴とする請求項104に記載の送信装置。
  106. 前記バッファー状態送信器と前記チャネル状態送信器は、
    前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を、所定のスケジューリング区間の第1及び第2の領域でそれぞれ伝送することを特徴とする請求項99に記載の送信装置。
  107. 前記バッファー状態伝送時点は、下記の数学式によって定められることを特徴とする請求項106に記載の送信装置。
    (CNTsch_int - offset)mod(T/Tsch_int) = 0
    (式中、CNTsch_intは、前記バッファー状態伝送時点を表すスケジューリング区間番号であり、offsetは、上りリンクパケットデータサービスを提供する他の端末と可能なかぎり重複しないように前記使用者端末に対して設定される整数値であり、modは、2つのオペランド間の除算による余りを求める演算子であり、Tは、前記バッファー状態情報伝送周期であり、Tsch_intは、前記スケジューリング区間長さである。)
  108. 前記伝送時点決定器は、
    前記バッファー状態情報を伝送してからバッファー状態伝送周期以内に、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリング割当情報が受信されないと、前記バッファー状態情報を伝送するように前記バッファー状態送信器を制御することを特徴とする請求項99に記載の送信装置。
  109. 前記伝送時点決定器は、
    前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を最初に伝送してから前記バッファー状態伝送周期以内に、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリング割当情報が受信されないと、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を伝送するように前記バッファー状態送信器と前記チャネル状態送信器を制御することを特徴とする請求項108に記載の送信装置。
  110. 前記伝送開始及び終了決定器は、
    前記伝送開始時点の後に、前記パケットデータの量が前記しきい値よりも小さくなる時点を、前記伝送終了時点と決定することを特徴とする請求項99に記載の送信装置。
  111. 前記伝送開始及び終了決定器は、
    前記伝送開始時点の後に、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報伝送の中断を要請するメッセージが受信される時点を、前記伝送終了時点と決定することを特徴とする請求項99に記載の送信装置。
  112. 上りリンクパケットデータサービスを支援する移動通信システムにおいて、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリングを遂行するために、使用者端末からバッファー状態情報とチャネル状態情報を受信する基地局の受信装置であって、
    前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報の受信開始時点から、バッファー状態受信時点とチャネル状態受信時点を決定する受信時点制御器と、
    前記バッファー状態受信時点で、前記使用者端末から前記バッファー状態情報が最初に受信されるか否かを判断することによって、前記バッファー状態情報が最初に受信される時点を前記受信開始時点と決定し、前記バッファー状態受信時点で前記使用者端末から前記バッファー状態情報が受信されるか否かを判断することによって、前記バッファー状態情報を受信するバッファー状態受信器と、
    前記チャネル状態受信時点で前記チャネル状態情報を受信するチャネル状態受信器と、を含めてなり、
    前記バッファー状態受信時点は、予め定められるバッファー状態受信周期によって定められる
    ことを特徴とする受信装置。
  113. 前記バッファー状態受信器は、
    前記バッファー状態情報を含むと推定される受信データとこの受信データの伝送エラー検出のためのサイクリック・リダンダンシ・コード(CRC)を通過させるスイッチと、
    前記CRCを検査し、前記受信データにエラーがなければ、前記受信データを出力するCRC検査器と、
    前記受信データを復号して前記バッファー状態情報を検出するチャネル復号化部と、を含み、
    前記スイッチは、前記受信開始時点以前には、前記受信データと前記CRCを持続して通過させ、前記受信開始時点以後には、前記バッファー状態受信時点で前記受信データと前記CRCを通過させる
    ことを特徴とする請求項112に記載の受信装置。
  114. 前記チャネル状態受信器は、
    前記チャネル状態受信時点で、前記チャネル状態情報を含む受信データを通過させるスイッチと、
    前記受信データを復号して前記チャネル状態情報を検出するチャネル復号化部と、
    を含むことを特徴とする請求項112に記載の受信装置。
  115. 前記バッファー状態受信器と前記チャネル状態受信器は、
    前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を、所定のスケジューリング区間の第1及び第2の領域でそれぞれ受信することを特徴とする請求項112に記載の受信装置。
  116. 前記バッファー状態受信時点は、下記の数学式によって定められることを特徴とする請求項115に記載の受信装置。
    (CNTsch_int - offset)mod(T/Tsch_int) = 0
    (式中、CNTsch_intは、前記バッファー状態受信時点を表すスケジューリング区間番号であり、offsetは、上りリンクパケットデータサービスを提供する他の端末と可能なかぎり重複しないように前記使用者端末に対して設定される整数値であり、modは、2つのオペランド間の除算による余りを求める演算子であり、Tは、前記バッファー状態受信周期であり、Tsch_intは、前記スケジューリング区間長さである。)
  117. 前記チャネル状態受信器は、
    前記受信開始時点から、予め定められるチャネル状態受信周期の整数倍だけ離れたスケジューリング区間それぞれの第2の領域で、前記チャネル状態情報を周期的に受信することを特徴とする請求項115に記載の受信装置。
  118. 前記チャネル状態受信器は、
    前記バッファー状態情報を含むスケジューリング区間それぞれの第2の領域で、前記チャネル状態情報を受信することを特徴とする請求項115に記載の受信装置。
  119. 前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を受信してから前記バッファー状態伝送周期以内に、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリング割当情報を伝送するスケジューラをさらに含むことを特徴とする請求項112に記載の受信装置。
  120. 前記受信時点制御器は、
    前記受信したバッファー状態情報と前記使用者端末からの受信データ量を用いて、前記使用者端末のバッファー状態を推定し、このバッファー状態情報推定値が、予め定められるしきい値未満であれば、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報の受信終了時点と決定することを特徴とする請求項112に記載の受信装置。
  121. 前記受信時点制御器は、
    前記受信終了時点で前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報伝送の中断を要請するメッセージを伝送するように制御することを特徴とする請求項120に記載の受信装置。
  122. 上りリンクパケットデータサービスを支援する移動通信システムにおいて、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリングのために、使用者端末が伝送しようとするパケットデータを格納しているバッファーのバッファー状態情報と上りリンクの送信電力を表すチャネル状態情報とを伝送する方法であって、
    (1)前記バッファーに格納されているパケットデータの量をモニタリングするステップと、
    (2)前記バッファーに格納されているパケットデータの量が、予め定められるしきい値以上であれば、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を最初に伝送し、予め定められるバッファー状態情報伝送周期に設定されたタイマーを起動するステップと、
    (3)前記バッファーに新規のパケットデータが発生すれば、前記バッファー状態情報を伝送し、前記タイマーを再起動するステップと、
    (4)前記タイマーが満期になると、前記バッファー状態情報を伝送するステップと、
    (5)前記タイマーを再起動するステップと、
    を含めてなることを特徴とする方法。
  123. 前記バッファー状態情報は、サイクリック・リダンダンシ・コード(CRC)が付加れて伝送されることを特徴とする請求項122に記載の方法。
  124. 前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を最初に伝送した後に、予め定められるチャネル状態伝送周期にしたがって前記チャネル状態情報を周期的に伝送するステップをさらに含むことを特徴とする請求項122に記載の方法。
  125. 前記バッファーに新規のパケットデータが発生するか、或いは、前記タイマーが満期になると、前記チャネル状態情報を前記バッファー状態情報と共に伝送するステップをさらに含むことを特徴とする請求項122に記載の方法。
  126. 前記ステップ(2)は、前記バッファー状態情報及びチャネル状態情報を、所定のスケジューリング区間の第1及び第2の領域で伝送するステップを含み、前記ステップ(3)及び(4)は、前記バッファー状態情報を、前記スケジューリング区間の第1の領域で伝送するステップを含むことを特徴とする請求項122に記載の方法。
    ことを特徴とする請求項122に記載の方法。
  127. 前記バッファー状態情報を伝送してから前記バッファー状態情報伝送周期以内に、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリング割当情報が受信されないと、前記バッファー状態情報を伝送するステップをさらに含むことを特徴とする請求項122に記載の方法。
  128. 前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を最初に伝送してから前記バッファー状態情報伝送周期以内に、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリング割当情報が受信されないと、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を伝送することを特徴とする請求項127に記載の方法。
  129. 前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を最初に伝送した後に、前記パケットデータの量が前記しきい値よりも小さくなると、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報の伝送を中断するステップをさらに含むことを特徴とする請求項122に記載の方法。
  130. 前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を最初に伝送した後に、基地局から、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報伝送の中断を要請するメッセージが受信されると、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報の伝送を中断するステップをさらに含むことを特徴とする請求項122に記載の方法。
  131. 上りリンクパケットデータサービスを支援する移動通信システムにおいて、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリングのために、使用者端末が伝送しようとするパケットデータを格納しているバッファーのバッファー状態情報と上りリンク送信電力を表すチャネル状態情報とを伝送する前記使用者端末の送信装置であって、
    前記バッファーに格納されているパケットデータの量をモニタリングし、前記バッファーに格納されているパケットデータの量を予め定められるしきい値と比較して、前記バッファー状態情報及び前記チャネル状態情報の伝送開始時点と伝送終了時点を決定する伝送開始及び終了決定器と、
    前記伝送開始時点で予め定められるバッファー状態情報伝送周期に設定されたタイマーを起動し、該タイマーが満期になったとき、及び、前記バッファーに新規のパケットデータが到達したときに、前記タイマーを再起動し、前記タイマーが再起動される時点をバッファー状態伝送時点と決定する伝送時点決定器と、
    前記バッファー状態伝送時点で前記バッファー状態情報を伝送するバッファー状態送信器と、
    前記伝送開始時点から前記チャネル状態情報を伝送するチャネル状態送信器と、を含めてなり、
    前記伝送開始時点は、前記パケットデータの量が前記しきい値に到達する時点である
    ことを特徴とする送信装置。
  132. 前記バッファー状態送信器は、
    前記バッファー状態伝送時点で前記バッファー状態情報を通過させるスイッチと、
    前記バッファー状態情報に、前記バッファー状態情報の伝送エラー検出のためのサイクリック・リダンダンシ・コード(CRC)を付加するCRC付加部と、
    前記CRCの付加された前記バッファー状態情報を、チャネル符号化して伝送するチャネル符号化部と、
    から構成されることを特徴とする請求項131に記載の方法。
  133. 前記伝送時点決定器は、
    前記伝送開始時点から予め定められるチャネル状態伝送周期によるチャネル状態伝送時点を決定することを特徴とする請求項131に記載の送信装置。
  134. 前記チャネル状態送信器は、
    前記決定されたチャネル状態伝送時点で、前記チャネル状態情報を周期的に伝送することを特徴とする請求項133に記載の送信装置。
  135. 前記チャネル状態送信器は、
    前記決定されたチャネル状態伝送時点で、前記チャネル状態情報を通過させるスイッチと、
    前記チャネル状態情報をチャネル符号化して伝送するチャネル符号化部と、
    から構成されることを特徴とする請求項134に記載の送信装置。
  136. 前記チャネル状態送信器は、
    前記バッファー状態伝送時点で前記チャネル状態情報を伝送することを特徴とする請求項131に記載の送信装置。
  137. 前記チャネル状態送信器は、
    前記バッファー状態伝送時点で前記チャネル状態情報を通過させるスイッチと、
    前記チャネル状態情報をチャネル符号化して伝送するチャネル符号化部と、
    から構成されることを特徴とする請求項136に記載の送信装置。
  138. 前記バッファー状態送信器と前記チャネル状態送信器は、
    前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を、所定のスケジューリング区間の第1及び第2の領域でそれぞれ伝送することを特徴とする請求項131に記載の送信装置。
  139. 前記伝送時点決定器は、
    前記バッファー状態情報を伝送してから前記バッファー状態情報伝送周期以内に、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリング割当情報が受信されないと、前記バッファー状態情報を伝送するように前記バッファー状態送信器を制御することを特徴とする請求項131に記載の送信装置。
  140. 前記伝送時点決定器は、
    前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を最初に伝送してから前記バッファー状態情報伝送周期以内に、前記上りリンクパケットデータサービスのスケジューリング割当情報が受信されないと、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報を伝送するように前記バッファー状態送信器と前記チャネル状態送信器を制御することを特徴とする請求項139に記載の送信装置。
  141. 前記伝送開始及び終了決定器は、
    前記伝送開始時点の後に、前記パケットデータの量が前記しきい値よりも小さくなる時点を、前記伝送終了時点と決定することを特徴とする請求項131に記載の送信装置。
  142. 前記伝送開始及び終了決定器は、
    前記伝送開始時点の後に、前記バッファー状態情報と前記チャネル状態情報伝送の中断を要請するメッセージが受信される時点を、前記伝送終了時点と決定することを特徴とする請求項131に記載の送信装置。
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