JP2005094531A - 無線通信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の通信システムを用いる通信端末の使い勝手を向上する。
【解決手段】第1の通信システムで通信を行う第1の通信部と、第1の通信システムと異なる第2の通信システムで通信を行う第2の通信部とを備え、前記第2の通信システムで通信を行っている際に所定間隔で前記第1の通信部を起動する無線通信端末であって、
前記第2の通信システムで通信を行っている際に第1の通信システムからの呼び出しを受け付けるか否かを設定する設定手段と、前記設定手段により前記第2の通信システムで通信を行っている際に前記呼び出しを受け付けないように設定されている場合に前記第1の通信部が前記第1の通信システムからの呼び出しを受信したとき、前記第1の通信システムと接続処理を行わずに前記第1の通信部の動作を停止するように制御する制御手段と、を備える。
【選択図】 図4

Description

複数の通信システムで通信可能な無線通信端末に関する。
データ通信中に音声着信がなされたときに、そのデータ通信の種類に応じて異なる処理を行う移動端末がある(例えば、特許文献1参照)。この移動端末は、データ通信中に、音声着信を受けると、管理テーブルに従って音声着信通知応答を基地局に送信する。基地局は、この着信通知を行う旨の音声着信通知応答を移動端末から受信すると、音声通信の送信側端末に対して所定のガイダンスを送信すると供に、移動端末に対して音声着信通知応答確認を送信する。
特開2002−64867号公報
従来技術に記載の移動端末は、1つの通信方式により音声通信とデータ通信を行うものであるため、データ通信中にユーザに対して着信通知を行わない設定になっている場合でも、データ通信を再開するために基地局に音声着信通知応答を行う必要がある。
一方、複数の通信システムを用いた通信端末では、データ通信中の着信通知を行わないように設定されている場合に音声着信通知を受信したとき、通信端末から音声着信通知応答を行わずに、データ通信を再開することができる。一般に、基地局からデータを受信するよりも、通信端末から基地局にデータを送信する際により多くの電力を消費する。従って、基地局に対して応答を行わないことにより、電力消費を抑制することができる。しかし、通信端末から基地局に着信通知応答を行わないと、基地局は音声着信通知を送信し続け、通信端末はワンコールに対して何回も音声着信通知を受信する。この場合に、通信端末が音声着信通知を受信するごとに着信件数をカウントしてしまうと、実際は着信が1件にもかかわらず、複数の着信があったとユーザに通知してしまい、ユーザは着信数を知ることができず、使い勝手が悪くなるという問題が発生しうる。
そこで、本発明は、複数の通信システムを用いる通信端末の使い勝手を向上することを目的とする。
前記目的は、特許請求の範囲記載の発明によって達成される。
本発明によれば、複数の通信システムを用いる通信端末の使い勝手を向上することができる。
図1は、無線通信システムを示す図である。100は、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistance)等の無線通信端末である。101は、例えばCDMA(Code Division Multiple Access)等のセルラー電話(PHS)通信システムである第1の通信システムの基地局である。101aは基地局101がカバーするサービスエリア、102は基地局101や他の基地局が接続する第1の通信システムの通信網である。無線通信端末100は、サービスエリア101a内で、他の無線通信端末や固定電話と音声通話やデータ通信、FAX通信を行うことが可能である。
103は、例えば無線LANや1x EV-DO(Evolution Data Only)などの第2の通信システムの基地局である。103aは基地局103がカバーするサービスエリア、104は基地局103や他の基地局を接続する第2の通信システムの通信網である。無線通信端末100は、第2の通信システムで通信を行うことにより、第1の通信システムと比べて高速なデータ通信を行うことができる。
なお、図1に示す無線通信システムでは、第1の通信システムの通信網102と第2の通信システムの通信網104は互いに独立しているが、インターネット網などを介して通信網102と通信網104を接続してもよい。
図2は、無線通信端末の構成を示す図である。制御部201は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、以下に述べる無線通信端末の各構成部における動作制御や、入力された情報の処理を行う。例えば、記憶部206にデータを記憶したり、表示部207に状態やデータを表示したり、マイク208により音を入力したり、スピーカ209で音を出力したり、外部接続部211により接続されたパソコンとの間でデータを送受するように制御する。
第1通信部202は、送受信部204およびアンテナ205を介して、基地局101等の第1の通信システムを用いた基地局との間で信号の送受信を行う。第2通信部203は、送受信部204およびアンテナ205を介して、基地局103等の第2の通信システムを用いた基地局との間で信号の送受信を行う。なお、本無線通信端末では、第1の通信システムおよび第2の通信システムで送受信部204およびアンテナ205を共有して用いているが、別々に設けるようにしても良い。
記憶部206は、制御部201が制御や処理を行う際に用いるプログラムや、ユーザーデータなどのデータを格納する。表示部207は、例えば液晶ディスプレイ等のディスプレイであり、電池残量や圏外表示、メールなどを表示する。入力部210は、テンキーやカーソルキーにより構成され、ユーザがデータを入力するときや、処理等を選択するときに用いられる。なお、入力部210は、ユーザがペンや指を用いてディスプレイに触れることにより文字や数字を入力することが可能なタッチパネル方式にしても良い。
図3は、基地局101のカバーエリア101aと基地局103のカバーエリア103a内で、無線通信端末100が第2の通信システムによりデータ通信を行っている場合の第1通信部202と第2通信部203の動作を示す図である。
図3のT301に示すように、第2の通信部が基地局103との間で通信を行っているとき、第1の通信部202は送受信部204のリソースが割り当てられていないので、基地局101の捕捉処理を行わず、停止状態になる。
所定時間が経過し、図3のT302になると、制御部201は第2の通信部203の通信動作を停止させ、送受信部204のリソースを第1の通信部202に割り当て、第1の通信部202の動作を開始させる。無線通信端末100は第1の通信システムにより基地局101と通信を開始し、基地局情報の更新や自局への呼び出しの有無を確認する。
次に、図4を用いて、無線通信部100が第1通信部202にて受信処理を行う場合の処理を説明する。図4は、図3のT303における無線端末装置100の動作を示す第1の実施形態のシーケンス図である。
制御部201の制御により第1通信部202が動作状態になると、第1の通信システムで通信を行う基地局の状態を捕捉する処理と、自局への呼び出しがあることを示す着信通知が基地局から送信されているか否かを確認する(402)。
呼び出しがない場合は、着信がないことを示す着信フラグをFALSEにセットし(403)、受信処理を終了し、第1通信部202を停止する処理を開始する(417)。第1通信部202が停止すると、制御部201は第2通信部203が動作を開始させ、第2のシステムを用いたデータ通信を再開する。
基地局101から呼び出しがある場合は、着信を受け付けるかどうかの確認を行う(404)。基地局から呼び出しがあった場合に、この呼び出しを受け付け、着信通知を行うかどうかは、ユーザが入力部210を用いて予め選択しておく。
ユーザが、第2の通信システムで通信している際に、第1の通信システムの呼び出しを受け付ける設定を行っていた場合、第1の通信システムの着信処理を行う(404)。無線通信端末100は、基地局101とネゴシエーションを開始し接続処理を行う(409)。基地局101から送信された呼び出し元の電話番号などの情報を受信すると(410)、無線通信端末100はリンギングを開始する(411)。リンギングを開始後、ユーザが応答(412)しなければ、基地局101から切断要求413が送信されると、基地局101との通話の切断処理を行う(416)。一方、ユーザが応答した場合、移動機100は第1のシステムで通話状態(414)になり、通話が終了すると切断処理を行う(416)。
切断処理後、第1通信部202を停止し(417)、第2のシステムを用いた高速データ通信を再開する。
ユーザが第2のシステムの通信中に第1のシステムの呼び出しを受け付けない設定にしていた場合の動作について、図5と図6を用いて説明する。
図5と図6は基地局101からの呼び出しと無線通信端末100の関係を示す図である。図5において図2、図3と同一符号は同一の機能を示している。図6において図2、図3、図5と同一符号は同一の機能を示している。
第1の通信部202が動作中に基地局101から呼び出しがあった場合(304)、制御部201は、第1の通信部202が前回動作したときに着信があったかどうかを示す着信フラグを判定する(405)。前回着信がなかった場合(着信フラグがFALSE)、記憶部206に確保している着信フラグをTRUEにし(406)、記憶部206に確保している着信件数を1件追加する(407)。次に501に示すように着信があったことと、着信件数を表示部207に表示する(408)。
制御部201は表示部207に呼び出しがあることを示すメッセージの表示は行うと、ユーザが応答するのを待たずに、必要な情報の受信を終えると制御部201は第1通信部202の停止処理を開始する(417)。その後、第2通信部203は第2の通信システムを用いたデータ通信を再開する。
所定の時間が経過すると、制御部201は再び第2の通信システムを用いた通信を中断し、第1の通信システムの受信動作を開始する。基地局101は移動機100が前回の呼び出し(304)に対する返事がないため呼び出し(304−1)の再送を行うので、第1通信部202は呼び出し(304−1)を受信する。
判定(405)では前回着信があったことを示す着信フラグがTRUEになっている場合は、着信表示408において前回と同じ表示を行う(501)。このように、ワンコール中に基地局101から連続して着信を受信しても、着信件数を変更することなく表示を行うことができる。
一方、図6のように呼び出し304を着信し、表示部207に着信表示501を表示した後、第1通信部202は所定期間停止し、再度起動したときに呼び出しがなかった場合、着信フラグをFALSEにする(403)。その場合、表示部207には前回と同じ着信表示501が表示されていることになる。その後、所定時間が経過し、第1の通信部202が動作したときに呼び出し(601)を着信すると判定(405)では着信フラグがFALSEになっているので、着信フラグをTRUEにし(406)、着信件数を1件追加する(407)。表示部207の着信表示は602のように着信件数を前回表示していた件数に1件追加して表示を行う(408)。
このように、第1通信部202が受信する呼び出しが連続している場合は同一の呼び出し元からの呼び出しであり、断続した場合は新たな呼び出しであると判断することにより、着信件数を正確に表示することができる。
CDMA方式等の既存の通信システムでは、電話番号等の呼び出し元の情報は、呼び出し304には含まれず、無線通信端末と基地局との間で接続処理を行った後に、基地局から無線通信端末に送信されるようになっている。以上説明したように、本実施形態では、呼び出し元の情報を用いることなく、呼び出し304が連続しているか否かを示す着信フラグを用いて着信件数を判断する。そのため、第1の通信システムに既存の通信システムを用いる場合であっても、第1の通信システムの基地局と接続処理を行う必要がないため、第2の通信システムを用いたデータ通信を早急に再開することができるとともに、第1の通信システムでの着信件数をユーザに通知することができる。
なお、第2の通信システムによる通信終了後に、第1の通信システムの基地局から、呼び出し元の情報をまとめて受信し、電話番号あるいは電話番号に対応する名称を表示部207に表示するようにしても良い。これによれば、第2の通信システムでの通信中断時間を削減しつつ、通信中に着信があった相手の情報をユーザに知らせることができる。
また、図7を用いて以下に説明するように、基地局との間で接続処理を行い、呼び出し元情報を受信した後に着信を受け付けるか否かの判断を行うようにしても良い。本実施形態では、基地局との間で接続処理を行うため、図4に示した実施形態に比べて第2の通信の再開に時間を要するが、より多くの情報をユーザに知らせることができる。図4に示した処理と図7に示した処理とをユーザが使用状況に応じて選択できるようにすることにより、ユーザの使い勝手を向上することができる。
以下、図7のフローを説明する。図7において、図3、図4と同一符号は同一の機能を示している。基地局103から呼び出しがあった場合、接続処理を行い(409)、呼び出し元情報の受信処理を行う(410)。着信を受け付けるかどうかの判定(404)を行い、ユーザが着信を受け付けない設定にしていた場合、受信した呼び出し元情報とその着信件数を表示部207に明示する(701)。表示部207に表示する内容は、呼び出し元の電話番号であったり、記憶部206に記憶しているアドレス帳とリンクした呼び出し元の名前であったり、写真であったりしてもよい。
必要な情報の受信を終えると第1通信部202は停止する処理を開始し(417)、その後、第2のシステムを用いた高速データ通信を再開する。ユーザーが着信を受け付ける設定にしていた場合の処理は前記図4で説明したリンギング以降の処理と同じである。
図8は、第1の通信システムで呼び出しがあったことを示す表示の実施形態を示す。801は高速データ通信を行っていることを示す表示や高速データ通信を用いたサービスで受信している内容を示す。802は第1のシステムの呼び出しがあったことを文字で示している。802は第1のシステムの呼び出しがあり、着信情報から呼び出し元情報を表示しさらには呼び出し元からの着信件数を表示している。803は第1のシステムの呼び出しがあったことをアイコンで示している。また、呼び出しがあったことを表示部207に表示しないで無線通信端末100に設けられたLEDなどを点灯させてもよい。
以上の実施形態では、第2の通信システムで通信を行っている場合に、第1の通信システムでの呼び出しを受信する場合を例にとって説明したが、反対の場合も同様である。但し、第1の通信システムでの通信中は、第2の通信部203をずっと停止させる設定をユーザが選択できるようにしても良い。例えば、第2の通信システムがデータ専用通信あるいはデータ通信を主に行うものである場合、例えば無線LANやEV-DO(Evolution Data Only)である場合には、ユーザが着信通知を省略し、第1の通信システムでの通信終了後にまとめてデータを受信することを希望する場合がある。そのため、使用状況に応じて設定を選択できるようにすることにより、ユーザの使い勝手を向上することができる。
また、以上の実施形態では、複数の通信システムの1つを使用している際に、他の通信システムの呼び出しを受け付けるかどうかは、無線通信端末に設定しておいたが、これに限定するものではなく、予め基地局に呼び出しを受け付けるかどうかを登録しておいても良い。この場合、呼び出しを受け付けない設定になっている場合、端末から応答があるか否かにかかわらず、基地局はワンコールに対して一度だけ着信通知を行う。また、ユーザが呼び出しを受け付けない時間帯を登録している場合には、基地局はその時間帯経過後にまとめて着信通知を行うことにより、効率的に通信を行うことができる。
無線通信システムを示す図である。 無線通信端末の構成を示す図である。 無線通信端末が第2のシステムにより通信を行っている場合の、第1通信部と第2通信部の動作を示す図である。 図3のT302における無線端末装置の動作を示すシーケンス図である。 無線通信端末が第2のシステムにより通信を行っている場合の、第1通信部と第2通信部の動作および表示を説明する図である。 無線通信端末が第2のシステムにより通信を行っている場合の、第1通信部と第2通信部の動作および表示を説明する図である。 図3のT303における無線端末装置の動作を示すシーケンス図である。 呼び出しがあったことを示す表示例を示す。
符号の説明
100…無線端末装置、101…第1のシステムの基地局、101a…サービスエリア、102…第1のシステムの通信網、103…第2のシステムの基地局、103a…サービスエリア、104…第2のシステムの通信網、201…制御部、202…第1通信部、203…第2通信部、204…送受信部、205…アンテナ、206…記憶部、207…表示部、208…マイク,209…スピーカ、210…入力部、211…外部接続部、T301〜T303…無線端末装置の各状態、304,304−1,304−2,601…基地局からの呼び出し、401〜417、701…第1通信部の処理の各ステップ、501,602,801〜803…無線端末装置の表示構成要素

Claims (4)

  1. 第1の通信システムで通信を行う第1の通信部と、第1の通信システムと異なる第2の通信システムで通信を行う第2の通信部とを備え、前記第2の通信システムで通信を行っている際に所定間隔で前記第1の通信部を起動する無線通信端末であって、
    前記第2の通信システムで通信を行っている際に第1の通信システムからの呼び出しを受け付けるか否かを設定する設定手段と、
    前記設定手段により前記第2の通信システムで通信を行っている際に前記呼び出しを受け付けないように設定されている場合に、前記第1の通信部が前記第1の通信システムからの呼び出しを受信したとき、前記第1の通信システムと接続処理を行わずに前記第1の通信部の動作を停止するように制御する制御手段と、を備えていることを特徴とする無線通信端末。
  2. 前記無線通信端末は、前記第1の通信部が前記第1の通信システムからの呼び出しを受信したとき、前回の起動時に呼び出し情報を受信していない場合は着信件数を1増加し、前回の起動時に呼び出し情報を受信している場合は着信件数を変更せずに表示することを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
  3. 前記第1の通信部が起動時に呼び出し情報を受信したか否かを記憶する記憶手段と、を備えていることを特徴とする請求項2に記載の無線通信端末。
  4. 前記第2の通信システムは、主にデータ通信に用いられることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の無線通信端末。
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