JP2005094385A - データ通信方法、データ通信装置及び集計装置 - Google Patents

データ通信方法、データ通信装置及び集計装置 Download PDF

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Abstract

【課題】通信媒体におけるデータコリジョンの発生を回避して伝送効率を向上させるデータ通信方式、データ通信装置及び集計装置を提供する。
【解決手段】集計装置10は、問題を出す出題装置12と、出題装置12と無線14により接続され、複数の参加者に各々付与され、参加者の操作によって選択された答データを出題装置12に送信する複数の答データ送信装置16(1)〜16(n)とを基本的に備える。各答データ送信装置16(1)〜16(n)は、出題装置12への答データの送信を有効とするデータ送信有効コマンドを出題装置12から無線14により同時に受信したときを基準として、異なる遅延時間を有する送信タイミング信号を発生し、自己の送信タイミング信号に同期させて自己の答データを無線14により出題装置12に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の端末装置とこれらの端末装置を制御する制御装置との間のデータ通信方法、複数の端末装置とこれらの端末装置を制御する制御装置とからなるデータ通信装置、及び、複数の参加者に対して問題を出す出題装置と、問題に対する答を選択するために各参加者によって操作される操作部を各々有し、前記操作部の操作によって選択された答データを前記出題装置に各々送信する複数の答データ送信装置とから構成される集計装置に関する。
例えば、テレビのクイズ番組やイベント会場におけるアンケート調査等において、複数の参加者に対して選択肢を伴う設問を与え、各参加者によって選択肢の中から選択された答を集計する集計装置が用いられている。
前記集計装置は、通常、複数の参加者に対して問題を出す出題装置と、各参加者に付与されて問題に対する答を選択肢の中から選択し、選択された答データを前記出題装置に送信する答データ送信装置とを有する。
しかしながら、従来、出題装置と複数の答データ送信装置とはケーブル等の有線によって接続されていた。
従って、前記集計装置を、例えば、スタジオやイベント会場等に据え付ける際、ケーブルを引き回さなければならず、作業者は多大な労力を強いられていた。据え付け時に限らず、撤去作業時、あるいは、出題装置又は答データ送信装置の配置を変更する際も同様である。また、床下等がケーブルにより雑然となる等の問題があった。
さらに、ケーブル接続の場合、伝送距離や接続台数の制約を受けるため、例えば、大きな会場で、しかも多数の参加者を対象とする集計処理を行うのは非常に困難であり、集計装置の適用範囲が限定される問題があった。
そこで、ケーブル接続に伴う上記問題を解決するための技術として、特許文献1に開示された従来技術を挙げることができる。特許文献1は、ジャンケン対戦サーバと、パソコンやモバイル機器等の複数の端末装置とを通信ネットワークで接続し、参加者同士がジャンケン対戦ゲームを行うジャンケン対戦ゲーム実現システムである。この場合、前記通信ネットワークは、無線により構成されている。
特開2002−239228号公報
しかしながら、特許文献1のジャンケン対戦ゲーム実現システムの場合、複数の端末装置から手札データが通信媒体上に同時に送信されることによって信号同士が衝突(コリジョン)し、手札データが破損する懸念がある。このままでは手札データがジャンケン対戦サーバに送信されないので、コリジョンが発生した場合は一定時間待ってから再度手札データをジャンケン対戦サーバに送信する必要がある。
ところが、多くの答データが同時に集まる可能性が極めて高い前記集計装置の場合、コリジョンが発生する確率が一層高くなる。従って、答データを再送する機会も増えるため通信媒体の伝送効率が著しく低下する懸念がある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、通信媒体におけるデータコリジョンの発生を回避して伝送効率を向上させることが可能なデータ通信方式、データ通信装置及び集計装置を提供することを目的とする。
前記の課題を解決するために、本発明に係るデータ通信方法は、複数の端末装置と、これらの端末装置を制御する制御装置との間のデータ通信方法であって、前記端末装置の各々は、前記制御装置へのデータ送信を有効とするデータ送信有効コマンドを、前記制御装置から無線により同時に受けたときを基準として、異なる遅延時間を有する送信タイミング信号を発生するステップと、自己の送信タイミング信号に同期させて自己のデータを無線により前記制御装置に送信するステップと、を有することを特徴とする(請求項1記載の発明)。
また、本発明に係るデータ通信装置は、複数の端末装置と、これらの端末装置を制御する制御装置とからなるデータ通信装置において、前記複数の端末装置と前記制御装置とが無線により接続され、前記端末装置の各々は、前記制御装置へのデータ送信を有効とするデータ送信有効コマンドを、前記制御装置から無線により同時に受けたときを基準として、異なる遅延時間を有する送信タイミング信号を発生し、自己の送信タイミング信号に同期させて自己のデータを無線により前記制御装置に送信することを特徴とする(請求項2記載の発明)。
請求項1又は2記載の発明によれば、前記各端末装置は、データ送信有効コマンドを受けたときを基準として異なる遅延時間を有する送信タイミング信号を発生させ、この送信タイミング信号に同期させて自己のデータを制御装置に各々送信するので、通信媒体上におけるデータ同士のコリジョンが回避される。従って、コリジョンに伴うデータ再送が不要となるため、結果として通信媒体の伝送効率を向上させることが可能となる。
また、請求項1又は2記載の発明によれば、制御装置と複数の端末装置とを無線により接続しているので、ケーブルが不要となる。従って、ケーブルを引き回す必要がなく据え付け等の作業性を向上させることができ、また、床下等がケーブルにより雑然となることもない。
また、本発明に係る集計装置は、複数の参加者に対して問題を出す出題装置と、問題に対する答を選択するために各参加者によって操作される操作部を各々有し、前記操作部の操作によって選択された答データを前記出題装置に各々送信する複数の答データ送信装置と、から構成される集計装置において、前記出題装置と前記複数の答データ送信装置とが無線により接続され、前記各答データ送信装置は、送信タイミング信号発生部を有し、前記各送信タイミング信号発生部は、前記出題装置への答データの送信を有効とするデータ送信有効コマンドを、前記出題装置から無線により同時に受信したときを基準として、異なる遅延時間を有する送信タイミング信号を発生し、前記各答データ送信装置は、自己の送信タイミング信号に同期させて自己の答データを無線により前記出題装置に送信することを特徴とする(請求項3記載の発明)。
この発明によれば、前記各答データ送信装置は、データ送信有効コマンドを受けたときを基準として異なる遅延時間を有する送信タイミング信号を発生させ、この送信タイミング信号に同期させて自己の答データを出題装置に各々送信するので、通信媒体上における答データ同士のコリジョンが回避される。従って、コリジョンに伴うデータ再送が不要となるため、結果として通信媒体の伝送効率を向上させることが可能となる。
しかも、出題装置と複数の答データ送信装置とを無線により接続しているので、ケーブルが不要となる。従って、ケーブルを引き回す必要がなく据え付け等の作業性を向上させることができ、また、床下等がケーブルにより雑然となることもない。しかも、無線は、有線に比して伝送距離や接続台数の制約を受け難いので、例えば、大きな会場で、しかも多数の参加者を対象とすることができる等、集計装置の適用範囲を広げることができる。
この場合、前記送信タイミング信号発生部を、前記答データ送信装置毎に異なる遅延時間が設定され、データ送信有効コマンドを受信したとき、遅延時間の計測を開始する遅延時間計測部と、前記遅延時間計測部による遅延時間の計測が終了したときから、同一周期の繰り返し信号を発生する繰り返し信号発生部とで構成してもよい(請求項4記載の発明)。
さらに、前記各答データ送信装置が、データ送信有効コマンドを受信してから前記操作部が操作されるまでの操作時間を計測し、この操作時間データを送信タイミング信号に同期させて前記出題装置に送信する構成であってもよい(請求項5記載の発明)。この操作時間データを利用すれば、例えば、答データ送信装置に対して、操作が早い順に順番を与えることできる等、集計装置の適用範囲がより一層広がって好適である。
また、前記各答データ送信装置が、データ送信有効コマンドの受領確認を示す受領確認データを送信タイミング信号に同期させて前記出題装置に送信するようにしてもよい(請求項6記載の発明)。これによって、出題装置は、答データ送信装置及び無線が正常に動作しているか否かを知ることができる。
また、前記出題装置は、データ送信有効コマンドを送信してから所定時間が経過した時点以降に受信した答データを処理対象外としてもよい(請求項7記載の発明)。このように、答データの受け付け時間を制限することにより、集計処理を短時間で行うことができる。
また、前記出題装置が、前記各答データ送信装置から受信した答データを集計処理した結果である集計処理結果データを前記各答データ送信装置に送信すると(請求項8記載の発明)、参加者は自己が選択した答が出題装置側でどのように処理されたかを知ることができて好適である。例えば、参加者は、この集計装置がクイズに使用された場合は自己の答の正否を知ることができ、また、この集計装置がアンケートに使用された場合はアンケートの集計結果を知ることができる。すなわち、例えば、クイズやアンケートに対する興味が向上し、会場の雰囲気を盛り上げることができる。
本発明のデータ通信方法及びデータ通信装置によれば、端末装置の各々は、自己のデータを、データ送信有効コマンド受信時から異なる遅延時間で発生する送信タイミング信号に同期させて制御装置に各々送信するので、通信媒体上におけるデータ同士のコリジョンが回避される。従って、コリジョンに伴うデータ再送が不要となるため、結果として通信媒体の伝送効率を向上させることが可能となる。
また、本発明の集計装置によれば、答データ送信装置毎の答データを、同一周期で且つ位相が互いにずれて繰り返し発生する答データ送信装置毎の送信タイミング信号に同期させて出題装置に各々送信するので、通信媒体上における答データ同士のコリジョンが回避される。従って、コリジョンに伴うデータ再送が不要となるため、結果として通信媒体の伝送効率を向上させることが可能となる。
本発明に係るデータ通信方法、データ通信装置及び集計装置について、好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下説明する。
本実施の形態に係るデータ通信装置を含む集計装置10は、図1に示すように、問題を出す出題装置(制御装置)12と、出題装置12と無線14により接続され、複数の参加者に各々付与され、参加者の操作によって選択された答データを出題装置12に送信する複数の答データ送信装置(端末装置)16(1)〜16(n)とから基本的に構成される。
出題装置12は、図2に示すように、制御部20と、問題情報データ格納部22と、操作部24と、表示部26と、音声出力部28と、無線通信部30と、時間計測部31とを基本的に備える。尚、出題装置12は、汎用のパーソナルコンピュータやワークステーション、あるいはこの集計装置10に特化した専用機等で構成することができる。
制御部20は、出題装置12全体を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のメモリデバイス等を備えて基本的に構成される。
問題情報データ格納部22は、制御部20がアクセス可能な記憶装置、例えば、HD(ハードディスク)装置や半導体メモリ等の記憶装置で構成され、参加者に出される問題に関する情報である問題情報データ40を格納する。問題情報データ40は、問題が1つの場合は1つ、複数ある場合はその数分だけ用意される。
問題情報データ40は、図3に示すように、複数のデータからなるデータ構造体であり、問題の内容を示す問題データ42と、各答データ送信装置16(1)〜16(n)から受信した後述する答データ180に対する処理内容を定義した処理プログラム44と、前記問題の正解である正解データ46と、問題に関する音声情報、例えば、出題の開始を示す音声案内メッセージ等の音声情報データ48と、処理プログラム44の処理結果である処理結果データ50とから構成される。問題情報データ40の詳細については、具体例を挙げて後述する。
操作部24は、図1及び図2に示すように、参加者に出す問題を複数の問題の中から選択する選択スイッチ60と、選択された問題を決定する決定スイッチ62と、決定した問題の参加者への出題及び収集した答データ180の集計を開始する開始スイッチ64とから構成される。
表示部26は、LED(Light Emitting Diode)、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示デバイスで構成され、問題情報データ40や答データ180等を表示する。
音声出力部28は、スピーカ等の音声出力装置から構成され、音声情報データ48を音声として出力する。
無線通信部30は、後述するデータ送信有効コマンド150や集計処理結果データ200等を各答データ送信装置16(1)〜16(n)に送信する送信部72と、後述する受領確認データ160や答データ180等を各答データ送信装置16(1)〜16(n)から受信する受信部74とから構成される。
この場合、送信部72は、制御部20から出力されたデジタルデータをアンテナ70から電波として送信することができる高周波信号(搬送波)に乗せる処理(変調)を行う変調部と、変調された搬送波を増幅する増幅部とを有し、一方、受信部74は、アンテナ70が受信した電波に基づく電気信号を増幅する増幅部と、増幅された電気信号を復調してデジタルデータを得る復調部とを有する。
時間計測部31は、レジスタを有し、該レジスタには所定の時間が格納される。時間計測部31は、制御部20からの計測開始指示に基づいて時間計測を開始し、前記所定の時間が経過したとき、制御部20に計測終了信号を出力する。
答データ送信装置16(1)〜16(n)は、図4に示すように、制御部80と、表示部82と、操作部84と、無線通信部86と、送信タイミング信号発生部88と、操作時間計測部90とを基本的に備える。
制御部80は、各答データ送信装置16(1)〜16(n)全体を制御するものであり、CPU等の演算装置、ROM、RAM等のメモリデバイス等を備えて基本的に構成される。
表示部82は、LED、LCD等の表示デバイスで構成される。表示部82には、操作番号1〜n及び出題装置12から受信した処理結果データ50等が表示される。尚、操作番号1〜nは、問題に付随した複数の選択肢に関連付けられて用いられる番号であり、その関連付けは出題装置12の指示に基づく。
操作部84は、図1及び図4に示すように、表示部82に表示された前記操作番号1〜nのいずれかを選択する選択スイッチ92と、選択された操作番号1〜nを決定する決定スイッチ94とから構成される。
無線通信部86は、データ送信有効コマンド150や集計処理結果データ200等を出題装置12から受信する受信部98と、受領確認データ160や答データ180等を出題装置12に送信する送信部100とから構成される。
この場合、送信部100は、制御部80から出力されたデジタルデータをアンテナ96から電波として送信することができる高周波信号(搬送波)に乗せる処理(変調)を行う変調部と、変調された搬送波を増幅する増幅とを有し、一方、受信部98は、アンテナ96が受信した電波に基づく電気信号を増幅する増幅部と、増幅された電気信号を復調してデジタルデータを得る復調部とを有する。
送信タイミング信号発生部88は、答データ送信装置16(1)〜16(n)毎の送信タイミング信号を発生させるものであり、遅延時間計測部110と、繰り返し信号発生部112とを備える。
遅延時間計測部110は、レジスタを有し、該レジスタには後述する所定の遅延時間が設定される。遅延時間計測部110は、制御部80からの計測開始指示に基づいて、遅延時間の計測を開始し、遅延時間の経過を確認したとき、制御部80に対して計測終了信号を出力する。
繰り返し信号発生部112は、レジスタを有し、該レジスタには後述する所定の信号発生周期が設定される。繰り返し信号発生部112は、制御部80からの繰り返し信号発生指示に基づいて前記信号発生周期の繰り返し信号を制御部80に対して出力する。
操作時間計測部90は、所定の基準クロックの数をカウントし、カウント数を保持する計時カウンタを有する。前記計時カウンタのカウントアップの開始及び終了、又はカウンタ数のクリア等は、制御部80からの指示に基づいて任意に行われる。また、計時カウンタの値は、制御部80によって任意なタイミングで読み出すことができる。すなわち、制御部80は、任意のタイミングで計時カウンタにアクセスし、カウントアップの開始から計時カウンタへアクセスした時点までの基準クロックのカウント数、すなわち、時間データを得ることができる。
尚、本実施の形態の集計装置10は、出題装置12と複数の答データ送信装置16(1)〜16(n)とを無線14により接続しているので、ケーブルが不要となる。従って、ケーブルを引き回す必要がなく据え付け等の作業性を向上させることができ、また、床下等がケーブルにより雑然となることもない。しかも、無線14は、有線に比して伝送距離や接続台数の制約を受け難いので、例えば、大きな会場で、しかも多数の参加者を対象とすることができる等、集計装置10の適用範囲を広げることができる。
本実施の形態に係るデータ通信装置を含む集計装置10は、基本的には、以上のように構成されるものであり、次にそれらの動作について以下詳細に説明する。
先ず、第1の動作実施例として、この集計装置10を用いて、出題装置12を操作する主催者と、答データ送信装置16(1)〜16(n)を操作する複数の参加者との間でジャンケンゲームを行う場合を例に挙げる。
尚、このジャンケンゲームは、主催者、すなわち出題装置12を親とし、複数の参加者、すなわち各答データ送信装置16(1)〜16(n)を子とし、ジャンケンを親と子の間で行うものとする。このジャンケンゲームに3人の参加者A、B、Cが参加する場合を例に挙げ、以下これについて説明する。尚、以降、これらの参加者A、B、Cが操作する答データ送信装置16(1)〜16(n)を各々、答データ送信装置16(A)〜16(C)とする。
ジャンケンゲームに先立って、各答データ送信装置16(A)〜16(C)には、予め各々に固有の装置識別番号1、2、3が各々付与される。具体的には、各装置識別番号1、2、3は、各制御部80の前記メモリデバイスの所定領域に各々格納される。
図5に、このジャンケンゲームに係る問題情報データ40Aの具体的な設定例を示す。これらのデータについては、以降逐次説明していくことにする。尚、ジャンケンゲームにはクイズと違って正解が存在しないので、正解データ46には何も格納されない。また、図5に示す問題情報データ40Aには、処理結果データ50が設定されているが、この場合の問題情報データ40Aはゲーム終了後のものを示すものであり、当然のことながらゲーム開始前に処理結果データ50にデータが設定されることはない。
以上のような前処理を経て、集計装置10を用いたジャンケンゲームが開始される。以下、図6に示すフローチャートに基づいて、このジャンケンゲームの処理手順について説明する。
先ず、出題装置12は、問題の内容、すなわち、問題情報データ格納部22に格納されている問題情報データ40の問題データ42の一覧を表示部26に表示する。この場合、問題がジャンケンゲームのみであれば、表示部26に表示される問題データ42はジャンケンゲームのみである。次いで、出題装置12を操作する主催者は、選択スイッチ60を操作してこのジャンケンゲームを選択した後、決定スイッチ62を押してジャンケンゲームの実行を決定する(ステップS1)。
次いで、制御部20は、問題情報データ格納部22にアクセスし、問題情報データ40Aの処理プログラム44に格納されたプログラム[1](図5参照)を取得し、この処理プログラム[1]に基づいた処理を実行する。すなわち、プログラム[1]は親の手を発生させることを指示するものであるから、制御部20は、自己が有する乱数発生器等からなる図示しない親手発生器を駆動し、親の手を決定し、決定した手を処理結果データ50に格納する(ステップS2)。この場合、決定した親の手がグーであったとする(図5の処理結果データ50参照)。
一方、各答データ送信装置16(A)〜16(C)は、送信タイミング信号を発生するための前処理を行う(ステップS3)。具体的には、先ず、答データ送信装置16(A)〜16(C)の各制御部80は、答データ送信装置16(A)〜16(C)毎に異なる遅延時間TA、TB、TCを各々算出する。各遅延時間TA、TB、TCは、以下の計算式(1)から算出される。
遅延時間TA〜TC[ms]=k*装置識別番号[ms](k=定数) …(1)
計算式(1)の定数kには、通信媒体、本実施の形態では無線14上における1つのレコード(コマンド、データ、パケットともいう)の最大送信時間以上の時間値が設定される。本実施の形態では、定数k=30[ms]として以下説明する。
また、前述したとおり、各答データ送信装置16(A)〜16(C)の装置識別番号は各々1、2、3であるから、上記計算式(1)にこれらの値を各々代入すると、遅延時間TA、TB、TCは、各々に30[ms]、60[ms]、90[ms]となる。各制御部80は、算出された各遅延時間TA、TB、TCを自己の遅延時間計測部110のレジスタに各々格納する。
次いで、各制御部80は、答データ送信装置16(A)〜16(C)全てに共通な信号発生周期T1を決め、この信号発生周期T1を自己の繰り返し信号発生部112のレジスタに各々格納する。本実施の形態では、前記信号発生周期T1を100[ms]に設定する。
ここで、出題装置12の制御部20は、開始スイッチ64が押されたか否かを判定する(ステップS4)。開始スイッチ64が押された場合、制御部20は、ジャンケンゲームを開始する。具体的には、以下の処理を実行する。先ず、制御部20は、問題情報データ格納部22にアクセスし、問題情報データ40Aの音声情報データ48を取得し、取得した音声情報データ48に基づいて音声出力部28を駆動する。すなわち、ジャンケンゲームが行われている会場において、全ての参加者A、B、Cに向けて「ジャンケンゲームを開始します。各自の操作部を操作して手を決めて下さい。」という音声案内メッセージをアナウンスする(図5参照)。これによって、ジャンケンゲームの開始が会場内にいる参加者全員に周知される。この場合、該音声案内メッセージと併せて、例えば、会場内に設置された表示板に文字情報として案内メッセージを表示してもよい。
さらに、制御部20は、音声出力部28を駆動し、「操作番号1をグー、操作番号2をチョキ、操作番号3をパーとします。」という音声案内メッセージをアナウンスする。これによって、操作番号と選択肢とが関連付けられる。すなわち、各参加者が操作部84を操作して操作番号1を選択した場合、子の手としてグーを選択したことになり、操作番号2を選択した場合はチョキを選択したことになり、操作番号3を選択した場合はパーを選択したことになる。
次いで、制御部20は、時間計測部31のレジスタに答データ送信装置16(A)〜16(C)からの答データの受け付け制限時間を格納した後、計測開始指示を出し時間計測部31による時間計測を開始する。尚、本実施の形態では、この受け付け制限時間を2秒に設定するものとする。
制御部20は、デジタルデータであるデータ送信有効コマンド150を作成し、作成したデータ送信有効コマンド150を無線通信部30に出力する。データ送信有効コマンド150は、図7に示すように、コマンドの開始を示す開始コード152と、このパケットがデータ送信有効コマンド150であることを示すコマンドコード154と、コマンドの終了を示す終了コード156とから構成される。
無線通信部30の送信部72は、データ送信有効コマンド150を答データ送信装置16(A)〜16(C)へ送信する(ステップS5)。具体的には、送信部72は、デジタルデータであるデータ送信有効コマンド150を変調した後、変調した搬送波を増幅し、増幅した電気信号をアンテナ70から電波として放射する。
出題装置12のアンテナ70から放射された電波は、答データ送信装置16(A)〜16(C)のアンテナ96で同時に受信される(図8の時点T0参照/ステップS6)。その後、受信部98において増幅及び復調されてデジタルデータとなったデータ送信有効コマンド150が制御部80に出力される。
受信部98からデータ送信有効コマンド150を入力したとき、各制御部80は、答データ送信装置16(A)〜16(C)毎のデータ送信タイミング信号を発生させる(ステップS7)。具体的には、各制御部80は、先ず、自己の遅延時間計測部110に対して各遅延時間TA〜TCの計測を開始する指示を出す。尚、前記において、データ送信有効コマンド150を受信したときとは、必ずしも時点T0に限定されるものではなく、時点T0から全ての答データ送信装置16(A)〜16(C)で同一の所定時間が経過した時点であってもよい。例えば、データ送信有効コマンド150の終了コード156を受信した時点とすることもできる。
次いで、各制御部80は、各遅延時間計測部110から計測終了信号が入力されたか否かを判定し、計測終了信号の入力があった場合、繰り返し信号発生部112に対して繰り返し信号を発生させる指示を出す。
すなわち、図8に示すように、答データ送信装置16(A)のデータ送信タイミング信号は、時点T0から遅延時間TA=30[ms]経過した後に信号発生周期T1=100[ms]で繰り返し発生する信号となり、答データ送信装置16(B)のデータ送信タイミング信号は、時点T0から遅延時間TB=60[ms]経過した後に信号発生周期T1=100[ms]で繰り返し発生する信号となり、答データ送信装置16(C)のデータ送信タイミング信号は、時点T0から遅延時間TC=90[ms]経過した後に信号発生周期T1=100[ms]で繰り返し発生する信号となる。
また、各制御部80は、データ送信有効コマンド150を受信した時点で、操作時間計測部90の計時カウンタのカウントアップを開始する。
次いで、各制御部80は、図9に示すように、コマンドの開始を示す開始コード162と、このパケットが受領確認データであることを示すデータコード164と、コマンドの終了を示す終了コード166とから構成される受領確認データ160を作成し、作成した受領確認データ160を自己の送信タイミング信号に同期させて無線14を介して出題装置12に送信する(ステップS8)。
この場合、各受領確認データ160(A)〜160(C)は、前述したとおり、送信時間が30[ms]未満であり、しかも、図8から諒解されるように、互いに30[ms]ずれた送信タイミング信号に同期して出題装置12に送信されるため、通信媒体(本実施の形態では無線14)上におけるデータ同士のコリジョンが回避される。従って、コリジョンに伴うデータ再送を不要とすることができ、結果として、通信媒体の伝送効率を向上させることができる。
出題装置12は、各答データ送信装置16(A)〜16(C)からの受領確認データ160(A)〜160(C)を受信し(ステップS9)、この受領確認データを解析し答データ送信装置16(A)〜16(C)や無線14が正常に作動しているか等を確認する。
一方、答データ送信装置16(A)〜16(C)の各制御部80は、自己に接続される決定スイッチ94が操作されたか否かを判定し(ステップS10)、決定スイッチ94が押された判定したとき、図10に示す答データ180を作成し、作成した答データ180を出題装置12に送信する(ステップS11)。
答データ180は、データの開始を示す開始コード182と、装置識別番号1〜nのデータである装置識別番号データ184と、データ送信有効コマンド150を受信してから決定スイッチ94が操作されるまでの操作時間データ186と、決定スイッチ94によって決定された操作番号1〜nのデータである操作番号データ188と、データの終了を示す終了コード190とから構成される。
この場合、答データ送信装置16(A)〜16(C)の各制御部80は、自己のメモリデバイスに格納されている装置識別番号を読み出し、装置識別番号データ184に格納する。また、各制御部80は、自己に接続される操作時間計測部90の計時カウンタにアクセスし、この時点でのカウント数、すなわち時間データ(=カウント数×基準クロック)を取得し、操作時間データ186に格納する。
図11には、答データ送信装置16(A)〜16(C)毎の答データ180(A)〜180(C)の具体的設定例を示す。ところで、図8において黒星印★は、決定スイッチ94が押されたタイミングを示す。すなわち、図8から諒解されるように、答データ送信装置16(A)及び16(B)は、データ送信有効コマンド150を受信した時点T0から190[ms]経過した時点で決定スイッチ94が押され、答データ送信装置16(C)は、時点T0から350[ms]経過した時点で決定スイッチ94が押されている。
従って、図11に示すように、各答データ180(A)〜180(C)の操作時間データ186には、190[ms]、190[ms]、350[ms]が各々格納される。また、各参加者A〜Cは子の手として、操作番号1=グー、操作番号2=チョキ、操作番号3=パーを選択したものとする。
各制御部80は、以上のようにして作成した答データ180(A)〜180(C)を自己の送信タイミング信号に同期させて無線14を介して出題装置12に送信する。
この場合、答データ送信装置16(A)は、前述したとおり、データ送信有効コマンド150を受信した時点T0から190[ms]経過した時点で決定スイッチ94が押されたので、その答データ180(A)は、図8に示すように、送信タイミング信号の3番目の立ち上がり(時点T0から230[ms]経過した時点)に同期して出題装置12に送信される。
また、答データ送信装置16(B)は、前述したとおり、時点T0から190[ms]経過した時点で決定スイッチ94が押されたので、その答データ180(B)は、図8に示すように、送信タイミング信号の3番目の立ち上がり(時点T0から260[ms]経過した時点)に同期して出題装置12に送信される。
さらに、答データ送信装置16(C)は、前述したとおり、時点T0から350[ms]経過した時点で決定スイッチ94が押されたので、その答データ180(C)は、図8に示すように、送信タイミング信号の4番目の立ち上がり(時点T0から390[ms]経過した時点)に同期して送信される。
この場合、各答データ180(A)〜180(C)は、前述したとおり、送信時間が30[ms]未満であり、しかも、図8から諒解されるように、互いに30[ms]ずれた送信タイミング信号に同期して出題装置12に送信されるため、通信媒体(本実施の形態では無線14)上におけるデータ同士のコリジョンが回避される。従って、コリジョンに伴うデータ再送を不要とすることができ、結果として、通信媒体の伝送効率を向上させることができる。
出題装置12は、各答データ送信装置16(A)〜16(C)からの各答データ180(A)〜180(C)を受信し(ステップS12)、次いで、集計処理を実行する(ステップS13)。
ここで、集計処理(ステップS13)について説明する。出題装置12の制御部20は、問題情報データ格納部22にアクセスし、問題情報データ40Aの処理プログラム44に格納されたプログラム[2]及び[3](図5参照)を取得し、これらのプログラム[2]及び[3]に基づいた処理を実行する。
すなわち、プログラム[2]及び[3]によれば、親の手と、子A、B、Cの手とを各々比較し、親が勝ったとき、あるいは引き分けのときに親の勝ちとし、一方、子が勝ったときは子の勝ちとするとのことである。従って、この場合、親の手は前記ステップS2でグーに決定しており、また、各子A、B、Cの手は各々、チョキ、グー、パーであるから、問題情報データ40Aの処理結果データ50には、子A=負け、子B=負け、子C=勝ちが格納される。
次いで、制御部20は、図12に示されるように、開始コード202と、問題情報データ40の処理結果データ50(具体的には、子A=負け、子B=負け、子C=勝ちが格納されている。)と、終了コード204とから構成される集計処理結果データ200を作成し、作成した集計処理結果データ200を答データ送信装置16(A)〜16(C)に送信する(ステップS14)。
各答データ送信装置16(A)〜16(C)は、この集計処理結果データ200を各々に受信し(ステップS15)、それを自己の表示部82に表示する(ステップS16)。これによって、各参加者A〜Cは、親の手、あるいはジャンケンの勝敗の行方等を知ることができる。従って、ジャンケンゲームに対する興味が増し、ゲームを盛り上げることができる。
ところで、出題装置12は、前述したとおり、答データ180(A)〜180(C)の受け付け制限時間を2秒としている(時間計測部31のレジスタに設定する受け付け制限時間を2秒にしている)。上記では、全ての答データ180(A)〜180(C)が2秒以内に送信されているので、上記受け付け制限に該当することがないが、例えば、決定スイッチ94を押すのがあまりにも遅い参加者がいた場合、上記受け付け制限を設けることによりその参加者からの答データ180を待つことなく、短時間で集計を行うことができる。すなわち、ジャンケンゲームをスピーディに遂行することができ、ゲームをより一層盛り上げることができる。
以上が第1の動作実施例の説明である。次いで、第2の動作実施例について説明する。第2の動作実施例は、この集計装置10を用いて、出題装置12を操作する主催者と、答データ送信装置16(1)〜16(n)を操作する複数の参加者との間で早押しクイズを行うものである。
尚、この早押しクイズは、主催者、すなわち出題装置12を出題者とし、複数の参加者、すなわち各答データ送信装置16(1)〜16(n)を解答者とし、どの解答者が正しい答を早く出すかを競い合うものである。この早押しクイズに3人の解答者A、B、Cが参加する場合を例に挙げ、以下これについて説明する。これらの解答者A、B、Cが操作する答データ送信装置16(1)〜16(n)を各々、答データ送信装置16(A)〜16(C)とする。
前記早押しクイズに先立って、各答データ送信装置16(A)〜16(C)には、予め各々に固有の装置識別番号1、2、3が各々付与される点は、前述したジャンケンゲームの場合と同様である。
図13に、この早押しクイズに係る問題情報データ40Bの具体的な設定例を示す。これらのデータについては、以降逐次説明していくことにする。
以上のような前処理を経て、集計装置10を用いた早押しクイズが開始される。以下、図14に示すフローチャートに基づいて、この早押しクイズの処理手順について説明する。尚、図14のフローチャートに示す処理で、図6のフローチャートに示す処理と同様のものについては、その説明を省略する。
先ず、出題装置12は、問題の内容、すなわち、問題情報データ格納部22に格納されている問題情報データ40の問題データ42の一覧を表示部26に表示する。次いで、出題装置12を操作する主催者は、選択スイッチ60を操作してこの早押しクイズを選択した後、決定スイッチ62を押して早押しクイズの実行を決定する(ステップS1)。
次いで、制御部20は、問題情報データ格納部22にアクセスし、問題情報データ40Bの処理プログラム44に格納されたプログラム[1](図13参照)を取得し、この処理プログラム[1]に基づいた処理を実行する。すなわち、制御部20は、正解データ46の内容(答:赤)を自己のメモリデバイスにロードする(ステップS2)。ステップS3の処理は、図6のステップS3と同様である。
出題装置12の制御部20は、開始スイッチ64が押されたか否かを判定する(ステップS4)。開始スイッチ64が押された場合、制御部20は、早押しクイズを開始する。具体的には、以下の処理を実行する。先ず、制御部20は、問題情報データ格納部22にアクセスし、問題情報データ40Bの音声情報データ48を取得し、取得した音声情報データ48に基づいて音声出力部28を駆動する。すなわち、早押しクイズが行われている会場において、全参加者A、B、Cに向けて「早押しクイズを開始します。では問題です。信号で進めは青、では止まれは何色でしょう。操作番号1=橙、操作番号2=桃、操作番号=赤とします。各自の操作部を操作して手を決めて下さい。」という音声案内メッセージをアナウンスする(図13参照)。
次いで、制御部20は、時間計測部31のレジスタに、答データ送信装置16(A)〜16(C)からの答データの受け付け制限時間=5秒を格納した後、計測開始指示を出し時間計測部31による時間計測を開始する。ステップS5〜S9の処理は、図6のステップS5〜S9と同様である。
一方、答データ送信装置16(A)〜16(C)の各制御部80は、自己に接続される決定スイッチ94が操作されたか否かを判定し(ステップS10)、決定スイッチ94が押された判定したとき、図10に示す答データ180を作成し、作成した答データ180を出題装置12に送信する(ステップS11)。
図15に、答データ送信装置16(A)〜16(C)毎の答データ180(A)〜180(C)の具体的設定例を示す。ところで、図16において白星印☆は、決定スイッチ94が押されたタイミングを示す。すなわち、図16から諒解されるように、答データ送信装置16(A)は、データ送信有効コマンド150を受信した時点T0から200[ms]経過した時点で決定スイッチ94が押され、答データ送信装置16(B)は、時点T0から190[ms]経過した時点で決定スイッチ94が押され、答データ送信装置16(C)は、時点T0から160[ms]経過した時点でスイッチ94が押されている。従って、図15に示すように、各答データ180(A)〜180(C)の操作時間データ186には、200[ms]、190[ms]、160[ms]が各々格納される。
また、各答データ180(A)〜180(C)の操作番号データ188には、操作番号2(桃)、操作番号3(赤)、操作番号3(赤)が各々格納されている。
各制御部80は、以上のようにして作成した答データ180(A)〜180(C)を自己の送信タイミング信号に同期させて無線14を介して出題装置12に送信する。
この場合、答データ送信装置16(A)は、前述したとおり、データ送信有効コマンド150を受信した時点T0から200[ms]経過した時点で決定スイッチ94が押されたので、その答データ180(A)は、図16に示すように、送信タイミング信号の3番目の立ち上がり(時点T0から230[ms]経過した時点)に同期して出題装置12に送信される。
また、答データ送信装置16(B)は、前述したとおり、時点T0から190[ms]経過した時点で決定スイッチ94が押されたので、その答データ180(B)は、図16に示すように、送信タイミング信号の3番目の立ち上がり(時点T0から260[ms]経過した時点)に同期して出題装置12に送信される。
さらに、答データ送信装置16(C)は、前述したとおり、時点T0から160[ms]経過した時点で決定スイッチ94が押されたので、その答データ180(C)は、図16に示すように、送信タイミング信号の2番目の立ち上がり(時点T0から190[ms]経過した時点)に同期して送信される。
この場合、通信媒体(本実施の形態では無線14)上におけるデータ同士のコリジョンが回避され、コリジョンに伴うデータ再送を不要とすることができるのはいうまでもない。
出題装置12は、各答データ送信装置16(A)〜16(C)からの各答データ180(A)〜180(C)を受信し(ステップS12)、次いで、集計処理を実行する(ステップS13)。
ここで、集計処理(ステップS13)について説明する。出題装置12の制御部20は、問題情報データ格納部22にアクセスし、問題情報データ40Bの処理プログラム44に格納されたプログラム[2]〜[4](図13参照)を取得し、これらのプログラム[2]〜[4]に基づいた処理を実行する。
制御部20は、先ず、各答データ180(A)〜180(C)の操作時間データ186同士を比較し、決定スイッチ94を早く押した順に順番を付ける(プログラム[2])。この結果、図13の処理結果データ50に示すように、1位=解答者C、2位=解答者B、3位=解答者Aとなる。尚、この場合、出題装置12が答データ180(A)〜180(C)を受信した順番は関係ない。
次いで、制御部20は、自らのメモリデバイスにロード済みの正解データ46=赤と、解答者の答、すなわち、各答データ180(A)〜180(C)の操作番号データ188とを比較し(プログラム[3])、その結果を問題情報データ40Bに格納する(図13参照)。すなわち、図13から諒解されるように、解答者A=不正解、解答者B、C=正解となる。
次いで、制御部20は、以上の結果から、正しい答を最も早く出した人を勝者とする処理を実行する(プログラム[4])。この場合、図13の処理結果データ50から諒解されるように、正しい答を最も早く出した解答者Cが勝者となる。
制御部20は、以上のように作成した処理結果データ50をもとに、図12に示すフォーマットの集計処理結果データ200を作成し、作成した集計処理結果データ200を各答データ送信装置16(A)〜16(C)に送信する(ステップS14)。
各答データ送信装置16(A)〜16(C)は、この集計処理結果データ200を各々に受信し(ステップS15)、それを自己の表示部82に表示する(ステップS16)。
尚、本実施の形態の集計装置10は、以上説明した第1の動作実施例(ジャンケンゲーム)や第2の動作実施例(早押しクイズ)に限定されることなく、例えば、アンケートや投票等にも利用することができる。
本実施の形態のデータ通信装置を含む集計装置の概略構成図である。 図1に示す出題装置の詳細ブロック図である。 図2に示す問題情報データ格納部に格納される問題情報データのフォーマット図である。 図1に示す答データ送信装置の詳細ブロック図である。 問題情報データのジャンケンゲームにおける具体的設定例を示すフォーマット図である。 図1に示す集計装置を用いてジャンケンゲームを行う場合の処理手順を説明するフローチャートである。 データ送信有効コマンドの基本構成を説明するフォーマット図である。 ジャンケンゲームにおける出題装置と各答データ送信装置との間のコマンドやデータの送受信タイミング、及び各答データ送信装置での操作スイッチの押下タイミング等を説明するためのタイミングチャートである。 受領確認データの基本構成を説明するフォーマット図である。 答データの基本構成を説明するフォーマット図である。 答データのジャンケンゲームにおける具体的設定例を示すフォーマット図である。 集計処理結果データの基本構成を説明するフォーマット図である。 問題情報データの早押しクイズにおける具体的設定例を示すフォーマット図である。 図1に示す集計装置を用いて早押しクイズを行う場合の処理手順を説明するフローチャートである。 答データの早押しクイズにおける具体的設定例を示すフォーマット図である。 早押しクイズにおける出題装置と各答データ送信装置との間のコマンドやデータの送受信タイミング、及び各答データ送信装置での操作スイッチの押下タイミング等を説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
10…集計装置 12…出題装置
14…無線
16(1)〜16(n)、16(A)〜16(C)…答データ送信装置
20、80…制御部 22…問題情報データ格納部
24、84…操作部 26、82…表示部
28…音声出力部 30、86…無線通信部
31…時間計測部 40…問題情報データ
50…処理結果データ 88…送信タイミング信号発生部
90…操作時間計測部 110…遅延時間計測部
112…繰り返し信号発生部 150…データ送信有効コマンド
180、180(A)〜180(C)…答データ
200…集計処理結果データ

Claims (8)

  1. 複数の端末装置と、これらの端末装置を制御する制御装置との間のデータ通信方法であって、
    前記端末装置の各々は、
    前記制御装置へのデータ送信を有効とするデータ送信有効コマンドを、前記制御装置から無線により同時に受けたときを基準として、異なる遅延時間を有する送信タイミング信号を発生するステップと、
    自己の送信タイミング信号に同期させて自己のデータを無線により前記制御装置に送信するステップと、
    を有することを特徴とするデータ通信方法。
  2. 複数の端末装置と、これらの端末装置を制御する制御装置とからなるデータ通信装置において、
    前記複数の端末装置と前記制御装置とが無線により接続され、
    前記端末装置の各々は、前記制御装置へのデータ送信を有効とするデータ送信有効コマンドを、前記制御装置から無線により同時に受けたときを基準として、異なる遅延時間を有する送信タイミング信号を発生し、自己の送信タイミング信号に同期させて自己のデータを無線により前記制御装置に送信することを特徴とするデータ通信装置。
  3. 複数の参加者に対して問題を出す出題装置と、
    問題に対する答を選択するために各参加者によって操作される操作部を各々有し、前記操作部の操作によって選択された答データを前記出題装置に各々送信する複数の答データ送信装置と、
    から構成される集計装置において、
    前記出題装置と前記複数の答データ送信装置とが無線により接続され、
    前記各答データ送信装置は、送信タイミング信号発生部を有し、
    前記各送信タイミング信号発生部は、前記出題装置への答データの送信を有効とするデータ送信有効コマンドを、前記出題装置から無線により同時に受信したときを基準として、異なる遅延時間を有する送信タイミング信号を発生し、
    前記各答データ送信装置は、自己の送信タイミング信号に同期させて自己の答データを無線により前記出題装置に送信する
    ことを特徴とする集計装置。
  4. 請求項3記載の集計装置において、
    前記送信タイミング信号発生部は、
    前記答データ送信装置毎に異なる遅延時間が設定され、データ送信有効コマンドを受信したとき、遅延時間の計測を開始する遅延時間計測部と、
    前記遅延時間計測部による遅延時間の計測が終了したときから、同一周期の繰り返し信号を発生する繰り返し信号発生部と、
    を有することを特徴とする集計装置。
  5. 請求項3又は4記載の集計装置において、
    前記各答データ送信装置は、データ送信有効コマンドを受信してから前記操作部が操作されるまでの操作時間を計測し、この操作時間データを送信タイミング信号に同期させて前記出題装置に送信することを特徴とする集計装置。
  6. 請求項3〜5のいずれか1項に記載の集計装置において、
    前記各答データ送信装置は、データ送信有効コマンドの受領確認を示す受領確認データを送信タイミング信号に同期させて前記出題装置に送信することを特徴とする集計装置。
  7. 請求項3〜6のいずれか1項に記載の集計装置において、
    前記出題装置は、データ送信有効コマンドを送信してから所定時間が経過した時点以降に受信した答データを処理対象外とすることを特徴とする集計装置。
  8. 請求項3〜7のいずれか1項に記載の集計装置において、
    前記出題装置は、前記各答データ送信装置から受信した答データを集計処理した結果である集計処理結果データを前記各答データ送信装置に送信することを特徴とする集計装置。

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