JP2005094181A - 遠隔監視無線中継システムおよび中継無線装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 中継無線局のマイクロ波通信が途絶した時にも制御監視局と警報局との間の非常通信が可能な遠隔監視無線中継システムを提供する。
【解決手段】 平常時は警報局3の監視制御データを制御監視局2との間で中継する固定中継無線装置4が前記制御監視局2との間で通信不能になったことを通信途絶検知手段8が検知すると、移動中継無線装置5を搭載したバルーンを空中に解放して、移動中継無線装置5は、固定中継無線装置4に代わって、前記警報局3の監視制御データを前記制御監視局2との間で中継する通信を行う
【選択図】 図2
【解決手段】 平常時は警報局3の監視制御データを制御監視局2との間で中継する固定中継無線装置4が前記制御監視局2との間で通信不能になったことを通信途絶検知手段8が検知すると、移動中継無線装置5を搭載したバルーンを空中に解放して、移動中継無線装置5は、固定中継無線装置4に代わって、前記警報局3の監視制御データを前記制御監視局2との間で中継する通信を行う
【選択図】 図2
Description
本発明は、遠隔監視無線中継システム、および中継無線装置に関する。
山中に建設された無人で運用される水利、防災ダムの監視、制御は、遠隔監視装置によって行われる。この遠隔監視制御を行う通信は、専用線、電話回線が使われることもあるが、電話回線や専用線を敷設することが困難な場合も多く、その様な場合にはマイクロ波通信が使用されている。
これらのダムは、制御監視局とダム周辺の監視や諸設備の監視制御を行うための警報局が設置されているが、この警報局自体は通信条件が悪い監視現場に設置されている。そこで麓や遠方にある制御監視局、もしくは監視事務所等とは直接通信せず、マイクロ波通信を行う中継無線局により中継されて制御監視局等と通信する。
マイクロ波の無線中継では、故障や保守作業に備えて現用回線と予備回線の2重化が行われているが、災害等で設備の破損、停電等が重なると2重化した回線でも通信ができなくなる。また、マイクロ波通信は、見通し通信が必要であるが、深い山の谷間にあるダムから中継局、制御監視局との間を結ぶ上記の現用、予備回線以外に、例えば、衛星通信を用いた非常用の通信路を設けることがあるものの、地理条件的制約から衛星との見通し困難であることが多い(例えば、非特許文献1参照。)。
その様に、深い山中の遠隔監視を行うマイクロ波通信以外に非常用の通信手段がないダムでは、中継無線局のマイクロ波の通信が途絶すると重要な警報局からの情報取得が出来ず、また、復旧修理等に駆けつけた係員との制御監視局との間の通信確保が困難な問題があった。
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深い山中にあるマイクロ波通信以外の非常用通信手段がないダムでは、中継無線局のマイクロ波通信が途絶すると警報局からの重要な遠隔監視の情報取得、および復旧修理等に駆けつけた係員との制御監視局との間の通信確保が出来ない問題があった。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、中継無線局のマイクロ波通信が途絶した時にも制御監視局と警報局との間の非常通信が可能な遠隔監視無線中継システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の遠隔監視無線中継システムは、監視制御を行う警報局と、前記警報局と監視制御データを無線で送受信する制御監視局と、前記警報局と前記制御監視局との間の無線通信を中継する中継無線局とからなる遠隔監視無線通信システムにおいて、前記中継無線局は、平常時は前記警報局の監視制御データを前記制御監視局との間で中継する通信を行う固定中継無線装置と、前記固定中継無線装置に代わって前記警報局の監視制御データを前記制御監視局との間で中継する通信を行う移動中継無線装置と、前記移動中継無線装置を搭載し、平常時は地上の収容部に固定されたバルーンと、前記バルーンを前記収容部に固定する固定手段と、前記固定中継無線装置が前記制御監視局との間で通信不能になったことを検知し、前記固定手段を制御して前記バルーンを空中に解放する通信途絶検知手段と、前記バルーンを地上に繋留する繋留ケーブルとを具備することを特徴とする。
また、本発明の遠隔監視無線中継システムの中継無線装置は、監視制御を行う警報局と、前記警報局と監視制御データを無線で送受信する制御監視局との間の無線通信を中継する中継無線装置であって、前記中継無線装置は、複数の繋留ケーブルによって風による姿勢の変化を防いで地上に繋留されているバルーンに搭載されるとともに、前記バルーンに取り付けられた指向性アンテナにより前記制御監視局と前記警報局のうち少なくともいずれか一つと通信することを特徴とする。
本発明によれば、中継無線局のマイクロ波通信が途絶した時に、中継無線局から移動中継無線装置を搭載したバルーンを地上高く上げて電波で制御監視局との間の通信を行い警報局との間の非常通信が可能な遠隔監視無線中継システムを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の遠隔監視無線中継システムの構成図である。
図1において遠隔監視無線中継システムは、中継無線局1、制御監視局2、警報局3からなり、中継無線局1は、さらに固定中継無線装置4、移動中継無線装置5、バルーン6、および繋留ケーブル7とから構成される。固定中継無線装置4は、警報局3との間の無線回線R1と、制御監視局2との間の無線回線R2を構成し警報局3と制御監視局2との間の通信を中継している。
繋留ケーブル7に取り付けられたバルーン6は、移動中継無線装置5を搭載して平常時は地上に収容され、停電等で固定中継無線装置4が通信できなくなった非常時に空中に上がる。移動無線中継装置5は、警報局3との間の無線回線R3と、制御監視局2との間の無線回線R4を構成して警報局3と制御監視局2との間の通信を中継する。
無線回線R3は、VHF、または、UHFが用いられアンテナA51により通信し、無線回線R4には、HF、VHFが用いられアンテナA52により通信する。
制御監視局2では、平常時にマイクロ波で通信を行う無線回線R2用の送受信器22と、非常時にHF、またはVHFで通信を行う無線回線R4用の送受信器21が設置されている。
図2は、中継無線局1の機能構成を示すブロック図である。
図2において、中継無線局1は、固定中継無線装置4、移動中継無線装置5、バルーン6、繋留ケーブル7、通信途絶検知部8、バルーン固定部9、電源10、予備電源11から構成される。
電源10は、固定中継無線装置4等に電源を供給し、停電対策として、バッテリや発動発電機などによる補助電源機能を有している。予備電源11は、電源10の補助電源機能が動作せず完全な停電となった場合にも通信途絶検知部8に対して電力を供給するものである。
固定中継無線装置4は、送受信器41、送受信器42から構成され、送受信器41による警報局3との間の無線回線R1と、送受信器42による制御監視局2との間の無線回線R2を構成して警報局3と制御監視装置2との間の通信を中継している。
無線回線R1は、VHF、UHF、マイクロ波のいずれかが用いられアンテナA41により通信し、無線回線R2は、マイクロ波が用いられアンテナA42により通信する。
また、移動中継無線装置5は、更に送受信器51、送受信器52、非常電源53から構成される。そして、非常事態になると移動無線中継装置5は、送受信器51により警報局3との間の無線回線R3を構成し、また送受信器52により制御監視局2との間の無線回線R4を構成して警報局3と制御監視装置2との間の通信を中継する。
図3は、本発明の遠隔監視無線中継システムの中継動作手順を示すフローチャートである。図3において、遠隔監視無線中継システムは、平常時、制御監視局2と中継無線局1は、固定中継無線装置5によって通信を行っている(図3のステップs1)。
移動中継無線装置5は、非常電源53で動作するもので平常時はスタンバイ状態か、または、非使用状態で待機する(図3のステップs2)。
通信途絶検知部8は、予備電源11、もしくはバッテリ(図示せず)により電源10と、固定中継通信装置4の通信を監視し、停電と固定中継通信装置4が通信出来ないことを検知する(図3のステップs3)と、非常事態と判断してバルーン固定部9を開放してバルーン6の固定を解除する。(図3のステップs4)。
バルーン6は、収容場所から空中に浮揚し、スタンバイ状態にあった移動無線中継装置5が通信を開始する(図3のステップs5)。
以下、各機能構成、および本発明による遠隔監視無線中継システムの動作を詳しく説明する。
(第1の実施の形態)
再び図2において、中継無線局1の固定中継無線装置4の送受信器41と送受信器42は、電源10で動作している。送受信器41は、警報局3との間をVHF等の電波で通信する。この警報局3との間で送受信する信号は、更に送受信器42に接続される。送受信器41と42は、中継伝送(リピータ通信)を行い、送受信器42は制御監視局2との間をマイクロ波で通信を行う。
再び図2において、中継無線局1の固定中継無線装置4の送受信器41と送受信器42は、電源10で動作している。送受信器41は、警報局3との間をVHF等の電波で通信する。この警報局3との間で送受信する信号は、更に送受信器42に接続される。送受信器41と42は、中継伝送(リピータ通信)を行い、送受信器42は制御監視局2との間をマイクロ波で通信を行う。
制御監視局2と送受信器42との間のマイクロ波通信は、送受信器42が2重化構成され、その2重化された送受信を行う装置のどちらか一方が故障しても制御監視局2との間の通信が確保される。しかし、マイクロ波通信は見通し伝搬路での通信を行っているので、アンテナA42が地震災害等で指向方向が変わってしまうと通信が出来なくなる。また、災害などで電源10が停電してしまうと送受信器42は、通信出来なくなる。電源10も停電に備えた無停電電源などの補助電源機能を備えているが長時間の停電や、災害等で装置が破損すると補助電源機能も動作不能となる。
通信途絶検知部8は、電源10とは独立し、その停電時でも動作する予備電源11、もしくはバッテリ等によって動作し、電源10の動作、および送受信器42の動作を監視している。もし送受信器42から電波の送信が停止した時、また電波が受信できなくなったときの警報信号、および受信信号の信号品質等を監視して、所定の基準以下の通信品質になると通信途絶と判断する。そしてバルーン固定部9にバルーン6を空中に放出する解放信号を送信する。
バルーン固定部9は、例えば、ソレノイド機構によってバルーン6を固定している。電源10が停電した時は、このソレノイドの主機構が解放され、安全機構で保持される解放待機状態となる。そして、通信途絶検知部8が通信途絶と判断すると、通信途絶検知部8から送信されたバルーン6の解放信号により安全機構が解除されてバルーンが空中に放出される。
さて、一方中継無線局1は、平常時は、送受信器41により警報局3との間で通信をしている。この間の無線通信は、VHFまたは、UHFにより無線回線R1が構成されているが、通信途絶発生の非常時には、警報局3との間で重要なモニタ信号または制御信号を制御監視局2との間で中継して通信することが必要である。
従って、空中に有るバルーン6に搭載された移動中継無線装置5の送受信器51は、この警報局3との間の信号を送受信し、そのうちで予め設定された重要なモニタ信号、および制御信号のみを選択抽出し送受信器52との間で送受信する。以下の説明では、警報局3からのモニタ信号を制御監視局2に中継する場合を例に説明するが、制御信号を扱う時は信号方向が逆の通信動作を同様に行う。
送受信器42は、マイクロ波で制御監視局2とアンテナA42による鋭い指向性で通信しているが、移動中継無線装置5は空中で浮遊しているので制御監視局2との間で地上の固定中継無線装置4と同様な鋭い指向性を持たせたマイクロ波通信は困難である。ところが、非常時に警報局3からの信号で中継を行うのは接点信号の様な伝送速度が低い信号なので、伝送帯域を広く取る必要は無い。
そこで、送受信器52は、音声帯域程度の信号帯域で送信電力も少なくて済む。そしてアンテナA52に無指向性アンテナを用いてHF、またはVHFで制御監視局2との間で音声信号帯域内で変調された接点信号等のモニタ信号を伝送する通信を行う。このアンテナA52は、バルーン6にダイポールアンテナを取り付けたものであっても良いし、HFでは繋留ケーブルにアンテナ線を沿わせたものであっても良い。
この様にバルーン6に搭載された移動中継無線装置5は、地上高が数10m程度までの高度が有れば、HFやVHFでは電波が谷間の反射により見通し外の通信が可能であるので、制御監視局2との間の通信が確保出来る。
そして、非常時に制御監視局2は、送受信器21を経由して警報局3のモニタ信号を受信することが可能になる。
一方、バルーン6に搭載した移動中継無線装置5が監視制御局2との間で、VHF、または、UHFの電波による指向性通信を行う方法も有る。
図4は、バルーン6から指向性の有る電波を送受信する場合の構成を説明する構成図である。
図4において、バルーン6は、複数(ここでは、3本とする。)の繋留ケーブル7(#1〜#3)によって地上の3箇所の繋留点P(#1〜#3)と繋留されている。また、バルーン6での繋留ケーブル7(#1〜#3)の吊下げ部pp(#1〜#3)もそれぞれ離れて取り付けられる。1本の繋留ケーブル7だけで地上に繋留される時に比べ、バルーン6の傾き、捻れ(方向)は、格段に小さくなり風による姿勢の変化を防ぐことが出来る。
そして、以下の様にバルーン6に搭載された移動中継無線装置5は、自動トラッキングを行う指向性アンテナを用いて通信することが可能になる。
また、バルーン6の外壁(荷物を搭載する篭部分でもよい。)には、例えば、パッチアンテナなどの複数のアンテナエレメント20を貼り付け、そのアンテナエレメント20を駆動するビーム制御手段と組み合わせて指向性を持たせたアンテナA52が取り付けられている。このアンテナA52は、バルーン6が空中で風に吹かれても、自動的に最大受信感度が得られる方向にアンテナビームを自動制御するビームトラッキングアンテナである。
そして、このアンテナA52を介して移動中継無線装置5の送受信器52は、制御監視局2の送受信器21との間で、例えば、VHF電波による通信を行う。
この指向性のあるVHF電波による制御監視局2との間の非常通信は、見通し通信であっても、また反射を利用した見通し外通信のいずれであっても良い。
また、アンテナA52と同様にビームトラッキングアンテナのアンテナA51をバルーン6に取り付ければ、移動中継無線装置5の送受信器51は、警報局3との間も指向性があるVHFやUHFの電波による通信が可能である。
なお、この様に複数の繋留ケーブル7(#1〜#3)で地上に固定した姿勢安定度が良いバルーン6に無指向性アンテナを搭載して通信すれば電波伝搬特性が改善されることは言うまでもない。
(第2の実施の形態)
図5は、第2の実施の形態における中継無線局1の構成を示すブロック図である。
図5は、第2の実施の形態における中継無線局1の構成を示すブロック図である。
図5において、送受信器41には更に送信受信器41−1が接続されている他は、第1の実施の形態と同様である。
第1の実施の形態では、移動中継無線装置5と警報局3との間の通信は、移動中継無線装置5の送受信器51が、警報局3が通信していた固定中継無線装置4の送受信器41に代わって直接通信するものであった。
しかし、警報局3が送受信器41との間で指向性アンテナを用いて通信する場合、空中のバルーン6上に有る送受信器51がアンテナA51に指向性アンテナを使用して警報局3に向けて受信しても、警報局3のアンテナのビーム方向が空中には向いていないので通信が出来ないことも生じる。送受信器51がアンテナA51に無指向性アンテナを用いていれば、アンテナ利得が無いので警報局3との間は一層通信し難くなる。
この様な場合、移動中継無線装置5が警報局3からの信号を受信出来るようにしなければならない。第2の実施の形態では、送受信器41を更に予備電源11で動作する様にして電源バックアップを行い、送受信器41の受信信号を更に送受信器51に転送している。
この転送は、送受信器41に送受信器51との間で通信する第2の送受信器41−1を設け、送受信器41−1は必要な警報局3からの信号をその無指向性アンテナ、もしくは指向性アンテナで送受信器51に向けて送信して転送する。この転送された信号を受信した送受信器51は、第1の実施の形態と同様に送受信器52を介して制御監視局2に警報局3からの信号を中継する。
また、当然のことであるが、送受信器41−1と送受信器51との間で通信する周波数は、送受信器41と警報局3との通信に障害を与えないように設定されている。
従って、第2の実施の形態も第1の実施の形態と同様に非常時には、警報局3の信号を移動中継無線装置5を介して制御監視局2で受信することができる。
(第3の実施の形態)
図6は、第3の実施の形態における中継無線局1の構成を示すブロック図である。
図6は、第3の実施の形態における中継無線局1の構成を示すブロック図である。
図6において、送受信器41には更に光送信受信器41−2が接続されている。また、繋留ケーブル7には、光ファイバケーブル71が内蔵されている。そして、移動中継無線装置5の送受信器51が光送受信器51−2に置き換えられている他は、第1の実施の形態と同様である。
第3の実施の形態では、地上に置かれた通信装置と空中の移動中継無線装置5との間で信号を光通信によって安定して送受信できる利点がある。
第3の実施の形態では、第2の実施の形態と同様に送受信器41を更に予備電源11で動作する様に電源バックアップを行い、送受信器41で受信した信号を光送受信器41―2を介して光送受信器51―2に転送している。
この転送された信号を受信した光送受信器51―2は、第1の実施の形態と同様に送受信器52を介して制御監視局2に警報局3からの信号を中継する。
従って、第3の実施の形態も第1の実施の形態と同様に非常時には、警報局3の信号を制御監視局2で受信することができる。
そして更に、第2、第3の実施の形態では、送受信器41−1、もしくは光送受信器41−2に音声信号を通信するチャネルを設定し、移動中継無線装置5は、その音声信号を送受信器52により制御監視局2との間で送受信するようにしてもよい。
こうすると、制御監視局2と中継無線局1との間で音声信号が送受信できるので、障害復旧等で中継無線局2の保守に駆けつけた係員が制御監視局2との間の連絡会話に使用することも出来る。また、音声信号同様に静止画やデータ信号を送受信するチャネルを設定するようにしてもよい。
なお、上記説明では、停電を伴う非常時に制御監視局2との間のマイクロ波通信が不能になった場合の通信確保を行う動作を説明したが、停電時以外にマイクロ波通信が不能となった事態においても本発明が適用出来ることは勿論である。
以上述べた様に、本発明により、マイクロ波通信による中継を行っている中継無線局のマイクロ波通信が通信不能になってもバルーンに搭載された移動中継無線装置がVHF等の電波を用いて中継する非常通信を行うので、制御監視局は、警報局からの重要なモニタ信号を受信でき、さらに、非常通信に音声信号チャネルを設定することにより非常時の復旧・保守用の連絡通信が可能な遠隔監視無線中継システムが提供できる。
1 中継無線局
2 制御監視局
3 警報局
4 固定中継無線装置
5 移動中継無線装置
6 バルーン
7 繋留ケーブル
8 通信途絶検知部
9 バルーン固定部
10 電源
11 予備電源
21、22、41、41−1、42、51、52 送受信器
41−2、51−2 光送受信器
53 非常電源
R1〜R4 無線回線
2 制御監視局
3 警報局
4 固定中継無線装置
5 移動中継無線装置
6 バルーン
7 繋留ケーブル
8 通信途絶検知部
9 バルーン固定部
10 電源
11 予備電源
21、22、41、41−1、42、51、52 送受信器
41−2、51−2 光送受信器
53 非常電源
R1〜R4 無線回線
Claims (7)
- 監視制御を行う警報局と、
前記警報局と監視制御データを無線で送受信する制御監視局と、
前記警報局と前記制御監視局との間の無線通信を中継する中継無線局と
からなる遠隔監視無線通信システムにおいて、
前記中継無線局は、
平常時は前記警報局の監視制御データを前記制御監視局との間で中継する通信を行う固定中継無線装置と、
前記固定中継無線装置に代わって前記警報局の監視制御データを前記制御監視局との間で中継する通信を行う移動中継無線装置と、
前記移動中継無線装置を搭載し、平常時は地上の収容部に固定されたバルーンと、
前記バルーンを前記収容部に固定する固定手段と、
前記固定中継無線装置が前記制御監視局との間で通信不能になったことを検知し、前記固定手段を制御して前記バルーンを空中に解放する通信途絶検知手段と、
前記バルーンを地上に繋留する繋留ケーブルとを具備する
ことを特徴とする遠隔監視無線中継システム。 - 前記バルーンは、
複数の前記繋留ケーブルがそれぞれ離れて設けられた吊り下げ部から吊り下げられ、
前記吊り下げられた各繋留ケーブルはそれぞれの繋留点に対応して地上の離れた位置に固定され、前記バルーンの風による姿勢の変化を防いで地上に繋留されている
ことを特徴とする請求項1記載の遠隔監視無線中継システム。 - 前記移動中継無線装置は、
前記バルーンに取り付けられた指向性アンテナにより前記制御監視局と前記警報局のうち少なくともいずれか一つと通信する
ことを特徴とする請求項2記載の遠隔監視無線中継システム。 - 前記移動中継無線装置は、
前記固定中継無線装置または、前記警報局が設置されている地上との間で通信を行う中継リンク手段を更に具備し、
前記中継リンク手段を介して前記警報局との間で前記監視制御データを送受信し、
その送受信した監視制御データを前記制御監視局との間で中継する通信を行う
ことを特徴とする請求項1記載の遠隔監視無線中継システム。 - 前記中継リンク手段は、
前記警報局との間の監視制御データに加えて、前記制御監視局との間で通信するための音声、またはデータの連絡信号を送受信する
ことを特徴とする請求項4記載の遠隔監視無線中継システム。 - 前記繋留ケーブルは、更に光ファイバケーブルを収容し、
前記中継リンク手段は、前記収容された光ファイバケーブルを経由して行う光通信である
ことを特徴とする請求項4記載の遠隔監視無線中継システム。 - 監視制御を行う警報局と、
前記警報局と監視制御データを無線で送受信する制御監視局との間の無線通信を中継する中継無線装置であって、
前記中継無線装置は、
複数の繋留ケーブルによって風による姿勢の変化を防いで地上に繋留されているバルーンに搭載されるとともに、
前記バルーンに取り付けられた指向性アンテナにより前記制御監視局と前記警報局のうち少なくともいずれか一つと通信する
ことを特徴とする中継無線装置。
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