JP2005093436A - 平板ランプ - Google Patents
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Abstract
【課題】 スペーサの位置する部分での輝度低下および全体的な輝度不均一性が改善された平板ランプを提供する。
【解決手段】 前面板1と背面板2間の放電空間に電界を形成してガス放電を誘導する電極手段4aと、前記前面板1と背面板2間に複数分散配置されるスペーサ3を備える平板ランプであり、前記スペーサ3は、前記前面板および背面板のうち何れか一方の内面に接触する第1部分と他方の内面に接触する第2部分とを備える。前記スペーサ3の第2部分は、第1部分を中心に少なくとも二つの方向に延びる構造を有する。蛍光物質層5は、例えば、前面板1の内面または背面板2の内面に形成される。スペーサ3が紫外線を吸収または遮断する場合でも、別途に放電されるスペーサ3の内部空間に隣接したスペーサ3の内面に蛍光体5が形成されるので、このスペーサ3が形成された部分でも可視光線の発光が起こる。
【選択図】 図1A
【解決手段】 前面板1と背面板2間の放電空間に電界を形成してガス放電を誘導する電極手段4aと、前記前面板1と背面板2間に複数分散配置されるスペーサ3を備える平板ランプであり、前記スペーサ3は、前記前面板および背面板のうち何れか一方の内面に接触する第1部分と他方の内面に接触する第2部分とを備える。前記スペーサ3の第2部分は、第1部分を中心に少なくとも二つの方向に延びる構造を有する。蛍光物質層5は、例えば、前面板1の内面または背面板2の内面に形成される。スペーサ3が紫外線を吸収または遮断する場合でも、別途に放電されるスペーサ3の内部空間に隣接したスペーサ3の内面に蛍光体5が形成されるので、このスペーサ3が形成された部分でも可視光線の発光が起こる。
【選択図】 図1A
Description
本発明は、平板ランプに係り、さらに詳細には、前面板と背面板間に間隔を維持するスペーサの構造を改善したプラズマ平板ランプに関する。
主に、LCD(液晶ディスプレイ:Liquid Crystal Display)のバックライトとして開発された平板ランプは、プラズマ放電時にポジティブカラムから放出される紫外線によって蛍光体が励起されて可視光線を発生させている。プラズマ放電中に、可視光線を発するネガティブグローと多量の紫外線を放出するポジティブカラムとが放電空間内に生成される。このようなプラズマ放電のための空間は、両基板間の隔壁によってライン単位またはピクセル単位で区画されている。
平板ランプは、所定間隔を維持する前面板および背面板間の密閉された放電空間内に放電ガスと放電電極とが配された構造を有する。このような平板ランプは、内部電極に電圧をかけて放電ガスによるプラズマ放電を起して中性ガスの原子および分子を励起させる高温の電子を発生させ、この電子によって励起された原子および分子が基底状態になって紫外線が発生し、この紫外線が放電空間の内壁に塗布された蛍光体を励起させることによって、可視光を発生させる装置である。
平板ランプの前面板と背面板間には前面板と背面板間のエッジに位置する壁体があるだけでなく、大気圧に比べて低い圧力を維持する放電空間内に適切なサイズのスペーサが設けられて前面板と背面板間の間隔を一定に維持させる。スペーサは、一般的に球形、三角柱形または四角柱形、十字型柱形などの形状のものが使われる。このようなスペーサは放電空間内に配置されているので、放電空間と蛍光体層とが塗布される領域を一部占有する。その結果、蛍光体層が塗布される部分の面積が狭くなるとともに、このスペーサが紫外線を吸収および遮断することによって蛍光体層を励起させるエネルギーを減少させ、局部的な輝度低下をもたらす。したがって、このような輝度の不均一を解決するためには、光を均一に拡散させるための拡散地(diffusion area)または拡散板(diffusion plate)を前面板側に適用しなければならない(非特許文献1参照)。
拡散地や拡散板によって局部的な輝度差(輝度ムラ;不均一)を減少させることは現実的に不可避であるが、発光領域での輝度差を低減することにより、拡散地や拡散板の設計上の難しさを減らすことができる。
特許文献1は、球形(ball)スペーサの表面に蛍光物質を塗布し、これに対応する前面板の内面の蛍光体層を局部的に除去する技術を提案している。これは、球形スペーサによって吸収または遮断される紫外線を利用して蛍光物質を発光させることにより、局部的な輝度低下を抑制するものである。
また、特許文献2は、蛍光物質が塗布された円筒形スペーサを使用して放電空間を分離するとともに、スペーサ付近での局部的な輝度低下を防止する技術を開示する。
このように、平板ランプで要求される課題のうち一つは、放電空間内に位置するスペーサによる局部的な光量の減少およびこれによる全体的な輝度の不均一化を抑制することであり、さらに望ましくは放電空間内部での発光領域を最大化することである。
米国特許6,531,822号明細書
米国特許出願公開20020021564号明細書
ミヒャエル・イルマー外(M. Ilmer et al.)著論文,ソサイエティ・フォー・インフォメーション・ディスプレイ(SID:Society for Information Display)インターナショナル・シンポジウム・ダイジェスト・オブ・テクニカル・ペーパーズ(International Symposium Digest of Technical Papers) 31,931(アメリカ合衆国、ソサイエティ・フォー・インフォメーション・ディスプレイ、2000年)
本発明が解決しようとする技術的課題は、放電空間内に位置するスペーサによる局部的な輝度低下を抑制できる平板ランプを提供することである。
また、本発明が解決しようとする他の一つの技術的課題は、平板ランプでスペーサによる発光領域の減少を効果的に抑制できる平板ランプを提供することである。
本発明による平板ランプは、放電ガスが収容される所定ギャップの空間を形成する前面板および背面板と、前記前面板および背面板の間の放電空間に電界を形成してガス放電を誘導する電極手段と、前記前面板と背面板間に複数分散配置されるものであって、前記前面板および背面板のうち何れか一方の内面に接触する第1部分と他方の内面に接触する第2部分とを備え、前記第2部分は第1部分を中心に少なくとも二つの方向に延びる構造を有するスペーサと、を備えることを特徴とする。
前記本発明による平板ランプの一実施例によれば、前記スペーサは、一側が開放された内部空間を有し、その内面に蛍光体層が塗布されている。また、前記スペーサは一側が開放されて内部空間を有する半円形断面、半楕円形断面のうち何れか一つの断面形状または前記第1部分に対応する一つの頂点を有し、頂点から所定の角度をおいて延びる第2部分を有する。
本発明の他の実施例によれば、前記スペーサは前記放電空間の内部をほぼ横切る長さを有し、このようなスペーサは、前記放電空間内で複数個並んで配置される。また、前記前面板および背面板間の放電空間は複数に分離されており、分離された各空間に前記スペーサが設けられる。
また、本発明のさらに他の実施例によれば、前記スペーサは非常に短い長さを有し、前記放電空間内で所定分布で複数分散配置されており、さらには前記前面板および背面板間の放電空間は複数に分離されており、分離された各空間に前記短いスペーサが設けられる。
本発明の望ましい一実施例によれば、前記スペーサの第1部分は前記前面板の内面に接触し、第2部分は背面板の内面に接触し、前記前面板の内面のうち前記スペーサの第1部分が接触する部分を除外した部分に蛍光体層が形成される。
また、本発明の望ましい他の実施例によれば、前記スペーサの第1部分は前記前面板の内面に接触し、前記前面板の内面に蛍光体層が形成され、この蛍光体層は前記スペーサが接触する部分まで延びる。
本発明の平板ランプは、上述のような、新設計のスペーサを備える。このスペーサによれば、スペーサによる局部的な輝度低下および全体的な輝度の不均一性が大きく改善できる。
以下、添付された図面を参照しつつ本発明の望ましい実施例を詳細に説明する。以下の説明では、平板ランプでの電極を含む放電手段およびそれを利用した放電方法については説明を省略するが、本発明においては、あらゆる公知の手段・方法が用いうるのであり、その手段・方法が本発明の技術的範囲を制限するものではないと理解されるべきである。また、本発明における放電方式としては、公知の多様な放電方式、例えばACパルス駆動方式やDCパルス駆動方式が用いられるものとする。さらに、電極の具体的な構造についても詳細説明は省略するが、電極の構造も、本発明の技術的範囲を制限するものではないと理解されるべきである。
図1Aおよび図1Bに、本発明の第1実施形態としての平板ランプを概略的に示す。第1実施形態としての平板ランプは、図1Aおよび図1Bに示すように、所定ギャップの放電空間6を画定する前面板1と背面板2とが所定間隔離隔して配置されており、それら間に半円形断面を有する所定長さの透光性(特に紫外線に対する透過性および非吸収性)を有するスペーサ3が複数個並べて設けられている。前記背面板2の背面には前記スペーサ3に直交する方向に延びる複数の放電電極4aが並んで配置されている。前記前面板1の内面には蛍光体層5が形成されている。
図2Aおよび図2Bに、本発明の第2実施形態としての平板ランプを概略的に示す。第2実施形態としての平板ランプは、図2Aおよび図2Bに示すように、放電空間6を画定する前面板1と背面板2とが所定間隔離隔して配置されており、それらの間に半円形断面を有する所定長さの透光性スペーサ3が複数個並べて設けられている。前記背面板2の背面と前面板1の前面とに前記スペーサ3に直交する方向に延びる放電電極4a,4bがそれぞれ複数個並んで配置されている。前記前面板1の内面には蛍光体層5が形成されている。
前記第1実施形態および第2実施形態の特徴は、スペーサ3が半円筒形、すなわち半円形の断面を有するという点にある。ここで、スペーサ3の構造をさらに詳しく説明すれば、スペーサ3は、図3Aに概略的に示すように、前面板1の内面に接触する頂上部分である第1部分3aと、第1部分3aから延びて背面板2の内面に接触する一対の第2部分3b,3bとを有する。したがって、スペーサ3は背面板2に向かって凹状の半円形断面の空間3cを形成する。この空間3cには前面板1と背面板2の間に充填される放電ガスが導入されるので、放電時には前記空間3cでも放電が起こる。ここで、スペーサ3に紫外線に対して透光性を有するものを用いれば、図3Bに示すように、前面板1の内面の各部位、とりわけ前記スペーサ3が重なっている部分にも紫外線が進入する。したがって、蛍光体層5のスペーサ3が重なっていたり接触していたりする部分でも可視光が発生する。これはスペーサ3の内側の空間3cとスペーサ3の外側の空間6とが蛍光体層5に対して相互に重なるように両空間3c,6を区画するとともに、前面板1と背面板2との間隔を維持させるスペーサ3の構造的な特徴による。
このようにスペーサ3の内側空間3cとその外側空間6とを相互に重なるように構成する他の実施形態として、図4のような形態(第3実施形態)に構成できる。すなわち、半円筒形スペーサ3の一対の第2部分3bが前面板1側に向かって延出し、頂上の第1部分3aが背面板2の内面に接触するように、スペーサ3の配置方向を変更する。このような形態によってもスペーサ3内側の空間3cとスペーサ3外側の空間6とが蛍光体層5に対して相互に重なるので、蛍光体層の全ての部分に紫外線が到達できる。
前記のように、スペーサ3の配置方向を異にする実施形態以外にも、前記のような内側空間3cを区画できることを設計条件として、スペーサ3の断面形状および長さを変更することによって様々な変形例が可能である。すなわち前面板1または背面板2に接触する頂上部分である第1部分と、第1部分から延びて背面板2または前面板1に接触する第2部分とを有し、それにより、隔離された内部空間を形成できる構造であれば、スペーサ3の断面形状および長さは適宜変更が可能である。
図5Aないし図5Dを参照して、スペーサ3の形状や長さ(断面形状)のバリエーションを例示説明する。ここでは便宜上、蛍光体層5が前面板1の内面に形成されているものとして、図示し、説明している。しかし、前記蛍光体層5は、たとえば、前面板1の内面だけでなく同時に背面板2の内面に形成しておいてもよい。あるいは、前面板1の内面には形成せず背面板2の内面にのみ形成することもできる。蛍光体層5は、少なくとも前面板1の内面に形成されるものとするのが好ましい。このような蛍光体層の形成部位は任意選択可能なものであって、本発明の技術的範囲を制限しない。
図5Aに示すスペーサ31は、一辺が開放された三角形の断面形状を有する。スペーサ31は、具体的に、前面板1または背面板2の内面に接触する第1部分31aとこれから延びて背面板2または前面板1に接触する一対の第2部分31bとを備える。したがって、前記スペーサ31の内部には三角形の断面形状を有する内部空間31cが設けられる。
図5Bに示すスペーサ32は、楕円の長軸に沿って切断された断面形状を有する。スペーサ32は、具体的に、前面板1または背面板2の内面に接触する第1部分32aとこれから延びて背面板2または前面板1に接触する一対の第2部分32bとを備える。したがって、前記スペーサ32の内部には広い幅と低い高さとを有する半楕円形の断面形状を有する内部空間32cが設けられる。
図5Cに示すスペーサ33は、楕円の短軸に沿って切断された断面形状を有する。スペーサ33は、具体的に、前面板1または背面板2の内面に接触する第1部分33aとこれから延びて背面板2または前面板1に接触する一対の第2部分32bとを備える。したがって、前記スペーサ33の内部には狭い幅と高い高さとを有する半楕円形の断面形状を有する内部空間33cが設けられる。
図5Dに示されたスペーサ34は、一つの頂点(vertex)を有する多角形の一部を切断した断面形状を有する。スペーサ34は、具体的に、前面板1または背面板2の内面に接触する第1部分34aとこれから延びて背面板2または前面板1に接触する一対の第2部分34bとを備える。したがって、前記スペーサ34の内部には複数の辺を有する多角形の断面形状を有する内部空間34cが設けられる。
図5Aないし図5Dは、前述したように変形可能なスペーサの多様な例の一部を表すものであり、したがって、本発明の技術的範囲は、これらの形状に限定されない。
前記のような本発明によるスペーサは、従来タイプのスペーサで発生した問題、すなわちスペーサ形成領域での紫外線吸収または遮断による局部的な輝度低下を防止する。前記のような本発明のスペーサは、その内面に蛍光物質を形成した形態とすることもできる。このような変形は、紫外線に対して非吸収性を有するスペーサを適用する実施例はもとより、紫外線に対して非吸収性を有するスペーサを適用する実施例にとりわけ好適である。
図6Aないし図6Dは、紫外線に対する吸収性を有するスペーサ3′を適用した平板ランプの一実施例を概略的に示す。図6Aないし図6Dに示すように、前面板1と背面板2間には半円形の断面形状を有するスペーサ3′が設けられている。このスペーサ3′は、紫外線に対して吸収性を有するガラスなどの物質より形成されている。このように紫外線に対して吸収性を有するスペーサ3′は、そうでない非吸収性のスペーサ3に比べて製造コストが安い。このスペーサ3′の内面には蛍光層5aが塗布されており、スペーサ3′の頂上部分の前面板1に接触する部分、すなわち第1部分3aには蛍光体層5が形成されていない。図6Aの場合は、スペーサ3′の内面全体に蛍光体層5aが形成されており、図6Bの場合は、蛍光体層5aは、スペーサ3′の内面で第1部分3aに隣接した領域にのみ部分的に形成されている。このようにスペーサ3が接触する前面板1の一部分に蛍光体層5が塗布されていなくても、その下部のスペーサ3の内面に塗布された蛍光体層5aによる発光が可能であるので、この部分での輝度低下が発生しない。一方、図6Cに示すように、背面板2の内面にも蛍光体層5′が形成されている構造を有する。このように本発明による平板ランプは、蛍光体層(5、5a、5′)が、前面板1の内面だけでなく、背面板2の内面にも形成された構造とすることができる。さらには、図6Dに示すようにスペーサ3′の外面にも蛍光体層5bを形成した構造とすることも可能である。
前記のように、スペーサ3′は発光の可能な蛍光体層5aを有するため、前面板1の内面に形成される蛍光体層5を局部的に除去してもよい。図7ないし図11は、紫外線に対して吸収性を有するスペーサであって、図6Aないし図6Dに示す平板ランプのスペーサの変形例を表す図面である。各図面で、(a)はスペーサの内面で頂上の第1部分に対応する部分に蛍光体層5aが形成されたスペーサを示し、(b)はスペーサの内面全体に蛍光体層5aが塗布されているスペーサを示し、(c)はスペーサの内面で頂上の第1部分に対応する部分に蛍光体層5aが形成され、その外面で第2部分に対応する部分に蛍光体層が形成されたスペーサを示す。
図7に示すスペーサ3は半円筒形、すなわち半円形の断面を有し、これらのうち(a)に示すスペーサの内面には頂上の第1部分に対応するように蛍光体層5aが部分的に塗布されており、(b)に示すスペーサの場合には、その内面全体に蛍光体層5aが塗布されており、(c)に示すスペーサは頂上の第1部分に対応する部分の内面に蛍光体層5aが形成され、その外面で第2部分に対応する部分に蛍光体層5bが形成されている構造を有する。
図8の(a)、(b)、(c)に示されたスペーサ32は、一側が開放された三角形の断面形状を有し、それぞれは図7で説明した形態と同様に蛍光体層5a,5bが形成されている。
図9の(a)、(b)、(c)に示されたスペーサ32は、楕円の長軸方向に切断された断面形状を有し、これらそれぞれも図7で説明した形態と同様に蛍光体層5a,5bが形成されている。
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図10の(a)、(b)、(c)に示されたスペーサ33は、楕円の短軸方向に切断された断面形状を有し、これらそれぞれも図7で説明した形態と同様に蛍光体層5a,5bが形成されている。
3
図10の(a)、(b)、(c)に示されたスペーサ33は、楕円の短軸方向に切断された断面形状を有し、これらそれぞれも図7で説明した形態と同様に蛍光体層5a,5bが形成されている。
図11の(a)、(b)、(c)に示されたスペーサ34は、一つの頂点を有する多角形の一部を切断した断面形状を有し、これらそれぞれも図7で説明した形態と同様に蛍光体層5a,5bが形成されている。
図7ないし図11に示すスペーサの多様な断面形状は、たとえば、図6Dに示す平板ランプの、半円筒形の断面形状を有するスペーサ3′と置き換えて適用することができる。
前述した実施例では、電極手段の形成について具体的に説明しなかったが、前記第1実施形態では複数の電極手段の対が設けられ、これらが放電空間の外側に位置すると説明した。しかし、電極は放電空間内に配置することもできる。また、公知のように、必要に応じて電極は誘電体膜によって保護されるよう構成してもよい。本発明の平板ランプは、電極手段として少なくとも1対の電極を備え、それら電極は前面板と背面板間の放電空間に放電を起しうるレベルの電界が形成できるものであればいかなる形態でも可能であり、電極の多様な配置および設計は、本発明の技術的範囲を制限しない。
一方、本発明の技術的な中心になるスペーサは、図1Aおよび図2Aに示すように、前面板1と背面板2間でこれら空間を横切る形態に設計することができる。このような場合、図1Aおよび図2Aに示すように、スペーサは電極に対して直交する方向に延びることが望ましい。そして、本発明の他の実施例によれば、既存のボールタイプまたは柱タイプのスペーサのように、局部的に前面板1と背面板2の間に適正な分布で配置して構成することもできる。
次に、図12Aおよび図12Bを参照し、本発明の第4実施形態としての平面ランプについて説明する。図12Aは、放電空間を横切る形態の長いスペーサ3,3′の一例を示し、図12Bは、平板ランプ100aでのスペーサ3(31、32、33、34)の概略的な配置構造を示すレイアウト図である。
図12Bに示すように、スペーサ3は、放電空間全体を横方向に横切るほどの長さを有し、このようなスペーサ3が放電空間内で複数個並んで配置されている。
次に、図13Aおよび図13Bを参照し、本発明の第5実施形態としての平面ランプについて説明する。図13Aは、前述したスペーサと同様の断面形態を有し、但し、その長さは非常に短く切断されている形態のスペーサ3aの一例を示す。このような短いスペーサ3aは、図13Bに示すように、ランプ100b内の放電空間6で一定の分布(間隔)で配置されている。
一方、前記のようなスペーサを適用する平板ランプは、一つの前面板1と背面板2との間に設けられる前記放電空間が内部の分離壁体によって複数個に分離されている形態を有するものとすることができる。これは、公知のように、大面積のLCDのために開発されたものである。したがって、本発明によるスペーサもこのような複数個に分割された平板ランプに適用することができる。
次に、図14Aおよび図14Bを参照し、本発明の第6実施形態および第7実施形態としての平面ランプについて説明する。図14Aを参照すれば、全体平板ランプ100cは、一つの前面板1および背面板2を備え、これら間の放電空間が隔離壁体7によって複数の放電空間6に分離されている。図14Aに示す第6実施形態では、放電空間6が4個に分割されている。このように分割された放電空間には、前述したような本発明によるスペーサ3(31,32,33,34)が各放電領域で複数個並んで配置されている。
図14Bを参照すれば、全体平板ランプ100dは、一つの前面板1および背面板2を備え、これら間の放電空間が隔離壁体7によって複数の放電空間6に分離されている。図14Bに示す第7実施形態では、放電空間6が4個に分割されている。このように分割された放電空間には、図13Bを参照して説明したような形態に、本発明によるスペーサ3aが各放電領域で所定分布で分散配置されている。
図15に、本発明による平板ランプと従来の平板ランプとの部位別輝度を比較して示す。
図15で、上部は平板ランプの概略図であって、A〜D領域は従来の単純四角形の断面を有するスペーサが適用された従来型平板ランプの領域であり、F〜I領域は断面半円形の透光性スペーサが適用された本発明による平板ランプの領域を示す。
図15で、下部のグラフを説明すれば、従来ランプと本発明ランプともスペーサが形成された領域で他の部分に比べて輝度が低下する傾向を示す。しかし、本発明はスペーサが形成された領域とそうでない領域とを含む全ての領域で従来ランプに比べて高い輝度を示す。グラフに表れているように、従来のスペーサが位置するB、Dでの輝度は200cd/m2であるが、断面半円形状のスペーサが位置する所では約350cd/m2ほどの輝度を示しており、70%以上の効率向上が見られる。それだけでなく、スペーサが形成されていない領域C,Gで、本発明Gは550cd/m2の輝度を示し、500cd/m2以下の輝度を示す従来ランプCに比べて約13%ほど明るい輝度を表す。
以上、本発明の理解のために、図面に示された実施例を参考して説明されたが、これは例示的なものに過ぎず、当業者ならば、これから多様な変形および均等な他の実施例が可能であることが分かる。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、特許請求の範囲によって決定されなければならない。
このような本発明の平板ランプは、LCDのバックライト以外にも平面照明が要求されるいかなる形態の装置にも適用可能である。
1 前面板
2 背面板
3 スペーサ
4a 放電電極
5 蛍光体層
2 背面板
3 スペーサ
4a 放電電極
5 蛍光体層
Claims (16)
- 放電ガスが収容される所定ギャップの空間を形成する前面板および背面板と、
前記前面板および背面板の間の放電空間に電界を形成してガス放電を誘導する電極手段と、
前記放電空間内に位置して前記ガス放電によって発生した紫外線によって可視光線を発生させる蛍光体層と、
前記前面板および背面板の間に複数分散配置されるものであって、前記前面板および背面板のうち何れか一方の内面に接触する第1部分と他方の内面に接触する第2部分とを備え、前記第2部分は第1部分を中心に少なくとも二つの方向に延びる構造を有するスペーサと、を備えることを特徴とする平板ランプ。 - 前記スペーサは、一側が開放された内部空間を有し、その内面に蛍光体層が塗布されていることを特徴とする請求項1に記載の平板ランプ。
- 前記スペーサは、一側が開放された内部空間を有する半円形断面、半楕円形断面のうち何れか一つの断面形状を有することを特徴とする請求項1に記載の平板ランプ。
- 前記スペーサは、一側が開放されており、前記第1部分に対応する一つの頂点を有し、その頂点から所定の角度をおいて延びる第2部分を有することを特徴とする請求項1に記載の平板ランプ。
- 前記スペーサは、前記放電空間の内部をほぼ横切る長さを有し、前記放電空間内で複数個並んで配置されていることを特徴とする請求項1ないし4のうち何れか一項に記載の平板ランプ。
- 前記前面板および背面板間の放電空間は、複数に分離されており、分離された各空間に前記スペーサが設けられることを特徴とする請求項5に記載の平板ランプ。
- 前記電極手段は、複数個並んでいる電極を備え、
前記スペーサは、前記電極に直交する方向に配置されることを特徴とする請求項5に記載の平板ランプ。 - 前記スペーサは、前記放電空間内で所定分布で複数分散配置されていることを特徴とする請求項1ないし4のうち何れか1項に記載の平板ランプ。
- 前記前面板および背面板間の放電空間は、複数に分離されており、分離された各空間に前記スペーサが設けられることを特徴とする請求項8に記載の平板ランプ。
- 前記スペーサの第1部分は前記前面板の内面に接触し、第2部分は背面板の内面に接触することを特徴とする請求項1ないし4のうち何れか1項に記載の平板ランプ。
- 前記スペーサの第1部分は前記前面板の内面に接触し、第2部分は背面板の内面に接触し、
前記前面板の内面のうち前記スペーサの第1部分が接触する部分を除外した部分に蛍光体層が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の平板ランプ。 - 前記スペーサは、紫外線吸収性を有することを特徴とする請求項11に記載の平板ランプ。
- 前記スペーサの外面に蛍光体層が塗布されていることを特徴とする請求項11に記載の平板ランプ。
- 前記背面板の内面に蛍光体層が塗布されていることを特徴とする請求項12に記載の平板ランプ。
- 前記スペーサの第1部分は前記前面板の内面に接触し、
前記前面板の内面に蛍光体層が形成され、この蛍光体層は前記スペーサが接触する部分まで延びていることを特徴とする請求項1に記載の平板ランプ。 - 前記スペーサは、透光性を有することを特徴とする請求項15に記載の平板ランプ。
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