JP2005092378A - 火災報知設備用機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 部品点数を減らすことができ、かつ本体フレームと扉との組付に際してねじ止め作業が不要で、組付を簡単に行えるようにする。
【解決手段】 プリント基板が収納され壁面等へ取り付けられる本体フレーム2と、本体フレーム2に開閉自在に装着されてその前面を覆う扉4とを、これらと一体の軸6と軸受7とからなる2組の蝶番部3,3により連結するとともに、本体フレーム2から扉4を一定角度以上開くと、閉扉時に所定以上の力をかけないと閉扉しないような扉のロック機構10を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば火災報知設備用機器に係り、より詳しくは、機器の筐体における本体フレームと扉との連結部の改良に関する。
従来の火災報知設備用機器、例えば壁掛けタイプの火災受信機の筐体は、有底枠状の本体フレームに別体からなるヒンジ部材を使用して扉が取り付けられ、180°開閉自在となっている。また外付けタイプのヒンジ部材が用いられている場合は、その回動中心となる軸部が本体フレームと扉の連結側辺よりも外側に位置するため、180°以上開閉自在となっている。ヒンジ部材は、通常、軸を介しほぞ組状に連結された2枚の板部材からなり、これら板部材を、本体フレームと扉とにそれぞれねじによって止着することにより、本体フレームと扉が連結されるようになっている。また、このような壁掛けタイプの火災受信機においては、通常、本体フレームの底壁部にこれを壁面等に取付けるためのねじ挿通穴が形成されていて、筐体の壁面への取付が以下の手順で行われるようになっている。まず本体フレームのねじ挿通穴の位置に合わせて予め壁面等にねじを取り付け、次いで本体フレームのねじ挿通穴が見えるように扉を開いて、そのねじ挿通穴にねじを挿通させることで火災受信機を壁面等に仮止めし、最後にねじ止め作業を行う(例えば特許文献1参照)。
特開2001−111662号公報
このように、従来は火災報知設備用機器の筐体の本体フレームと扉とを、別体からなる複数のヒンジ部材を用いてねじにより連結するようにしているため、部品点数が多く、かつねじ止め作業が繁雑であった。また、強度を確保するためにヒンジ部材の数を増やした場合には、ヒンジ部材相互の心出しや各ヒンジ部材のねじ止め作業がより一層煩雑になるという難点があった。
また、壁掛けタイプの火災受信機のように筐体を壁面に取り付ける必要があるものにおいては、扉を開かなければねじ挿通穴の位置がわからないため、仮止めから締め付けに至るまで扉を開いた状態にしなければ、作業ができない。そのため、仮止めから締め付けに至るまで扉が安定して開いた状態におかれることが望ましい。しかし、従来は扉のロック機構が筐体そのものに備わっていないため、仮止めから締め付けに至る間、扉が自由回動して固定されず、不安定な状態におかれる。このため、筐体の壁面への取付作業が煩雑となり、作業性が悪いという問題があった。
また、本体フレーム及び扉の製造誤差のバラツキ等により発生する、組立時の本体フレームと扉の隙間の間隔の不揃いが目立ち、美観的に問題があった。この問題は、筐体を構成する本体フレームと扉の材質が合成樹脂で、モールド成形により製作される場合に顕著に現れていた。なお、この隙間の間隔の不揃いは、仮に、本体フレームと扉の製作時に撓み、歪みが発生した場合も生じる。
本発明の第1の技術的課題は、開扉状態を保持可能であり、また、部品点数を減らすことができ、かつ本体フレームと扉との組付に際してねじ止め作業が不要で、組付を簡単に行えるようにすることにある。
また、本発明の第2の技術的課題は、本体フレーム及び扉の製造誤差のバラツキ等により発生したり、また仮に、本体フレームと扉の製作時に撓み、歪みが発生した場合に発生する、組立時の本体フレームと扉の隙間の間隔の不揃いを目立たなくすることができるようにすることにある。
本発明の請求項1に係る火災報知設備用機器は、下記の構成からなるものである。すなわち、プリント基板が収納され壁面等へ取り付けられる本体フレームと、本体フレームに開閉自在に装着されてその前面を覆う扉とを備えた火災報知設備用機器において、本体フレームから扉を一定角度以上開くと、閉扉時に所定以上の力をかけないと閉扉しないような扉のロック機構を設けたものである。
また、本発明の請求項2に係る火災報知設備用機器は、本体フレームと扉とは、その一方の一側辺部の両端外側にそれぞれ一体成形した軸と、これら軸がそれぞれ嵌入可能に他方に一体成形した軸受と、からなる2組の蝶番部により連結されてなるものである。
また、本発明の請求項3に係る火災報知設備用機器は、扉における両蝶番部間の蝶番軸線上の複数個所に、円筒部を一体に設けるとともに、本体フレームの蝶番側辺部における両蝶番部間に、扉側の各円筒部の一部がほぞ組状に嵌入するガイド切欠きを設けたものである。
また、本発明の請求項4に係る火災報知設備用機器は、ロック機構を、本体フレームのガイド切欠きの少なくとも1つに設けられて扉側の円筒部に向け突出する突片と、この突片に対応する扉側の円筒部に形成されて所定開扉角度範囲の間、突片の先端と係合して突片を撓ませ、一定角度以上開くと突片を解放するカム状面とから構成したものである。
本発明の請求項5に係る火災報知設備用機器は、下記の構成からなるものである。すなわち、プリント基板が収納され壁面等へ取り付けられる本体フレームと、本体フレームに開閉自在に装着されてその前面を覆う扉とを備えた火災報知設備用機器において、扉と本体フレーム間の隙間を隠蔽する構造を有するものである。
また、本発明の請求項6に係る火災報知設備用機器は、請求項5の本体フレームと扉が、これらの一側辺部の両端外側にそれぞれ一体成形した軸および軸受からなる2組の蝶番部により連結されているとともに、これらの一側辺部における両蝶番部間が前面側からみて重なるように構成されてなるものである。
また、本発明の請求項7に係る火災報知設備用機器は、請求項5の両蝶番部間の扉側の一側辺部に、蝶番軸線と交差して張り出す盲板部を一体に設けるとともに、両蝶番部間の本体フレーム側の一側辺部に、扉側の盲板部の蝶番軸線を中心とする回動を許容する切欠部を設けたものである。
請求項1に係る火災報知設備用機器においては、本体フレームから扉を一定角度以上開くと、閉扉時に所定以上の力をかけないと閉扉しないような扉のロック機構を設けているので、扉を一定角度以上開いた状態に保持することができる。このため、例えば火災受信機のように施工時に扉を開けた状態で感知器回路の結線等を行う必要がある場合に、作業中に扉が閉まるようなことがなくなり、さらに所定以上の力を加えると閉じることができて、作業性が向上する。特に、火災報知設備用機器が床面に対して、垂直(90°)状態で壁面等に取り付けられていない状態であっても、開扉状態を保持することが可能となる。
請求項2に係る火災報知設備用機器においては、本体フレームと扉とを、その一方の一側辺部の両端外側にそれぞれ一体成形した軸と、これら軸がそれぞれ嵌入可能に他方に一体成形した軸受と、からなる2組の蝶番部により連結しているので、部品点数を減らすことができて、コストの低減化が図れ、さらに扉をワンタッチで簡単に本体フレームに取り付けることができて、扉と本体フレームとの組付作業が容易となる。
請求項3に係る火災報知設備用機器においては、扉における両蝶番部間の蝶番軸線上の複数個所に、円筒部を一体に設けるとともに、本体フレームの蝶番側辺部における両蝶番部間に、扉側の各円筒部の一部がほぞ組状に嵌入するガイド切欠きを設けているので、スラスト方向の荷重が蝶番部に加わるのを抑制できるので、蝶番部の破損を防止でき、また、開扉時にスラスト方向のズレがなくなって扉の開閉がスムーズとなり、さらに扉の捩れを防止することができる。
請求項4に係る火災報知設備用機器においては、ロック機構を、本体フレームのガイド切欠きの少なくとも1つに設けられて扉側の円筒部に向け突出する突片と、この突片に対応する扉側の円筒部に形成されて所定開扉角度範囲の間、突片の先端と係合して突片を撓ませ、一定角度以上開くと突片を解放するカム状面とから構成しているので、ロック機構を簡易的に構成でき、別体による特別な扉のストッパ装置等が不要となる。
請求項5に係る火災報知設備用機器においては、扉と本体フレーム間の隙間を隠蔽する構造を有するので、本体フレーム及び扉の製造誤差のバラツキ等により、また仮に、本体フレームと扉の製作時に、撓み、歪みが発生して、本体フレームと扉の隙間の間隔の不揃いが生じても、これを隠蔽することができて、外観上の美観が損なわれることがなくなる。
請求項6に係る火災報知設備用機器においては、本体フレームと扉が、これらの一側辺部の両端外側にそれぞれ一体成形した軸および軸受からなる2組の蝶番部により連結されているとともに、これらの一側辺部における両蝶番部間が前面側からみて重なるように構成されているので、前面側からみると本体フレームと扉の隙間を見えなくすることができ、外観上の美観が損なわれることがなくなる。
請求項7に係る火災報知設備用機器においては、両蝶番部間の扉側の一側辺部に、蝶番軸線と交差して張り出す盲板部を一体に設けるとともに、両蝶番部間の本体フレーム側の一側辺部に、扉側の盲板部の蝶番軸線を中心とする回動を許容する切欠部を設けているので、前面側だけでなく、側方からみても本体フレームと扉の隙間を小さくすることができる。
図1は本発明の一実施形態に係る火災報知設備用機器を示す正面図、上面図、及び右側面図、図2は(a)閉扉と(b)開扉の状態を図1のA−A線に沿って示す矢視断面図、図3は(a)閉扉と(b)開扉の状態を図1のB−B線に沿って示す矢視断面図、図4は図3の(b)図の要部拡大断面図、図5は図1に対応したシート基板を取り付けた状態における扉の正面図、上面図、及び右側面図、図6は図1に対応した本体フレーム単体の正面図、上面図、及び右側面図である。なお、ここでは火災報知設備用機器として壁掛けタイプの火災受信機を例に挙げて説明する。
本実施形態の火災報知設備用機器すなわち壁掛けタイプの火災受信機は、その筐体1が、プリント基板(図示せず)が収納される有底枠状の本体フレーム2と、本体フレーム2の一側辺両端部に2組の蝶番部3,3により枢着されてその前面を開閉自在に覆う浅い箱状の扉4とから構成され、本体フレーム2の底壁2c(図2、図3、図6)の上辺近傍の左右2個所及び下辺近傍の左右2個所に、これを壁面等に取付けるためのねじ挿通穴2h,2h及び2i,2iが形成されている。
これを更に詳述すると、本体フレーム2と扉4とは、いずれも合成樹脂からなり、蝶番部3はこれら本体フレーム2と扉4とにモールドによりそれぞれ一体成形されている。すなわち、蝶番部3は、扉4の右側辺の上下両端部に外付状態に設けられた第1の円筒部5,5及びこれら第1の円筒部5,5の外端面にそれぞれ突設された軸6,6と、これら軸6,6が嵌入可能に本体フレーム2の右側辺の上下両端部に外付状態に張り出させて設けられた軸受片(軸受)7,7とから構成され、扉4側の各軸6,6を本体フレーム2側の軸受片7,7にこれらのばね力を利用して押し込むことでこれらが連結されるようになっている。したがって、各軸受片7,7には、各軸6,6の挿入を容易にするためのガイドとなる溝7a,7aが設けられている。
また、扉4における両蝶番部3,3間の蝶番軸線上の複数個所(ここでは3個所)に、第1の円筒部5と同心同径の第2円筒部8,8,8を一体に設けるとともに、本体フレーム2の蝶番側辺部2gにおける両蝶番部3,3間に、ガイド切欠き2a,2a,2a及び2b,2bが設けられていて、扉4側の第2の円筒部8,8,8の一部及び第1の円筒部5,5の一部が、例えば、半柱状にそれぞれ蝶番側辺部2gのガイド切欠き2a,2a,2a、及び2b,2bに対応してほぞ組状に嵌入する。これにより、スラスト方向の荷重が蝶番部3,3に加わるのを抑制できるようになっている。また、開扉時におけるスラスト方向のズレがなくなって扉4の開閉がスムーズとなり、さらに扉4の捩れを防止することができる。
また、第1の円筒部5,5のそれぞれの軸方向中央部にはそれぞれ周方向の溝5a,5aが形成されているとともに、第1の円筒部5,5が嵌入するガイド切欠き2b,2b内に、それぞれ溝5a,5aに向けて突出する突片2d,2d(図3及び図4に一方の突片のみ示す)が設けられており、さらに溝5a,5aの底面に、それぞれ所定開扉角度範囲の間突片2d,2dの先端と係合して突片2d,2dを撓ませ、一定角度以上(例えば180°以上)開くと突片2d,2dを解放するカム状面5b,5b(図3及び図4に一方のカム状面のみ示す)が形成されていて、これら扉4と一体のカム状面5b,5bと、本体フレーム2と一体の突片2d,2dとにより、ロック機構10,10が構成されている。
また、両蝶番部3,3間の扉4側の側辺部における第1及び第2の円筒部5,8間、第2及び第2の円筒部8,8間、第2及び第2の円筒部8,8間、第2及び第1の円筒部8,5間には、それぞれ図1及び図2のように蝶番軸線Pと交差して張り出す盲板部4a,4a,4a,4aが一体に設けられているとともに、両蝶番部3,3間の本体フレーム2側の側辺部における各盲板部4a,4a,4a,4aと対向する部位に、各盲板部4a,4a,4a,4aの蝶番軸線Pを中心とする回動(図2の(a)(b)参照)を許容する切欠部2e,2e,2e,2e(図2に1個所のみ示す)を設けられていて、側辺部における両蝶番部3,3間の第1及び第2の円筒部5,8間、第2及び第2の円筒部8,8間、第2及び第2の円筒部8,8間、第2及び第1の円筒部8,5間が前面側からみて重なるように構成されている。このため、前面側からみると本体フレーム2と扉4間の隙間(本体フレーム2の端面2fと扉4の端面4fとの隙間F)を見えなくすることができるとともに、側方からみても本体と扉の隙間を小さくすることができる。
なお、扉4の前面には、図1の如く、表示部、操作部を構成するLED、スイッチ等が、プラスチック等にて製作したフィルム上に実装されたシート基板14が貼付られ、この扉4に形成されている図示しないケーブル引込口より筐体1内に挿入されたフラットケーブルにより、シート基板14と本体フレーム2内のプリント基板との間が電気的に接続されるようになっている。
以上の構成を有する本実施形態の火災報知設備用機器において、本体フレーム2と扉4との組付は、まず扉4側の第1の円筒部5,5の軸6,6と、本体フレーム2側の軸受片7,7の溝7a,7aとの位置合わせを行い、そのまま軸6,6が軸受片7,7の中心に向かうように扉4を押し込む。このとき、軸受片7,7は扉4の押し込み力によって外側へ撓むが、軸6,6が軸受片7,7の中心孔部に嵌入するとスプリングバックにより元の状態に復帰し、軸6,6が軸受片7,7に枢着される。また、同時に扉4側の第1の円筒部5,5と第2円筒部8,8,8が、本体フレーム2側の蝶番側辺部2gの各ガイド切欠き2b,2b,2a,2a,2aにほぞ組状に嵌入する。すなわち、扉4をワンタッチで本体フレーム2に取り付けることができる。
次に、このようにして扉4と本体フレーム2とを組み付けてなる筐体1を壁面に取り付けるには、まず本体フレーム2のねじ挿通穴2h,2hの位置に合わせて予め壁面等にねじを取り付ける。次いで、図3の(a)図→(b)図のように扉4を突片2d,2dがカム状面5b,5bを超えるまで(例えば180°以上)開いて、ロック機構10,10により、扉4の閉扉方向への自由回動を規制できるようにしてから、本体フレーム2のねじ挿通穴2h,2hと壁面のねじとの位置合わせを行い、ねじ挿通穴2h,2hにねじを挿通させて仮止めした後、本体フレーム2のねじ挿通穴2i,2iにねじを挿通させて壁面等に仮止めする。そして、ねじ挿通穴2h,2h,2i,2iに対応したねじの本締め作業を行う。その後、シート基板14から扉4のケーブル引込口を通して延びるフラットケーブルの先端を本体フレーム2内のプリント基板に接続する。そして、扉4を閉扉方向へ回動して、扉4を閉扉する。このとき、カム状面5b,5bから解放されている突片2d,2dが、カム状面5b,5bの閉扉方向の先端部位5c(カム状面5b,5bの中で溝5a,5aの浅い部位)と対向するが、閉扉方向へ扉4に所定以上の力をかけることで、突片2d,2dがカム状面5b,5bの先端部位5c,5cを乗り越えて閉扉方向に回動して、扉4を閉扉することができる。なお、先端部位5c,5cの溝5a,5aの浅さを変更することで、閉扉に必要な力の大きさを変更できる。
このように、本実施形態の火災報知設備用機器は、本体フレーム2から扉4を一定角度(例えば180°)以上開くと、閉扉時に所定以上の力をかけないと閉扉しないようなロック機構10を設けているので、扉4を一定角度(例えば180°)以上開いた状態に保持することができる。このため、例えば火災受信機のように施工時に扉を開けた状態で感知器回路の結線等を行う必要がある場合に、作業中に扉が閉まるようなことはなくなり、さらに所定以上の力を加えると閉じることができて、作業性が向上する。特に、火災報知設備用機器が床面に対して、垂直(90°)状態で壁面等に取り付けられていない状態であっても、開扉状態を保持することが可能となる。なお、突片を2ヶ所設けたり、開扉方向における先端部位以降の溝の長さを制限することによって、扉を一定角度または一定角度範囲で保持するようにしてもよい。
また、本体フレーム2と扉4とを、扉4と一体の軸6,6と、これら軸6,6がそれぞれ嵌入可能な本体フレーム2と一体の軸受片7,7と、からなる2組の蝶番部3,3により連結しているので、部品点数を減らすことができて、コストの低減化が図れ、さらに扉4をワンタッチで簡単に本体フレーム2に取り付けることができて、扉4と本体フレーム2との組付作業が容易となる。
また、扉4における両蝶番部3,3間の蝶番軸線上の複数個所に、第2の円筒部8,8,8及び第1の円筒部5,5を一体に設けるとともに、本体フレーム2の蝶番側辺部2gにおける両蝶番部3,3間に、扉4側の各円筒部8,8,8及び5,5の一部、例えば半柱状がほぞ組状に嵌入するガイド切欠き2a,2a,2a及び2b,2bを設けた。各円筒部8,8,8及び5,5の一部が蝶番側辺部2gのガイド切欠き2a,2a,2a,及び2b,2bに嵌入するので、これら各円筒部8,8,8及び5,5のスラスト方向(上下方向)の動きを規制するように、つまり扉4のスラスト荷重を受けるように、ガイド切欠き2a,2a,2a及び2b,2bそれぞれの上下端面側に位置する蝶番側辺部2gにて支持することができ、スラスト方向の荷重が蝶番部3,3に加わるのを抑制できるので、蝶番部3,3の破損を防止でき、また、開扉時にスラスト方向のズレがなくなって扉4の開閉がスムーズとなり、さらに扉4の捩れを防止することができる。
また、ロック機構10,10を、本体フレーム2のガイド切欠き2b,2bにそれぞれ設けられて扉4側の第1の円筒部5,5に向け突出する突片2d,2dと、これら突片2d,2dに対応する扉4側の第1の円筒部5,5に形成されて所定開扉角度範囲の間、突片2d,2dの先端と係合して突片2d,2dを撓ませ、一定角度以上(例えば180°以上)開くと突片2d,2dを解放するカム状面5b,5bとから構成しているので、ロック機構10,10を簡易的に構成でき、別体による特別な扉4のストッパ装置等が不要となる。
また、扉4と本体フレーム2間の隙間を隠蔽する構造を有するので、本体フレーム2及び扉4の製造誤差のバラツキ等により、また仮に、本体フレーム2と扉4の製作時に、撓み、歪みが発生して、本体フレーム2と扉4の隙間の間隔の不揃いが生じても、これを隠蔽することができて、外観上の美観が損なわれることがなくなる。
また、扉4と本体フレーム2間の隙間を隠蔽する構造として、両蝶番部3,3間が前面側からみて重なるように構成しているので、前面側からみると本体フレーム2と扉4間の隙間を見えなくすることができ、外観上の美観が損なわれることがなくなる。
また、両蝶番部3,3間の扉4側の側辺部、つまり第1及び第2の円筒部5,5,8,8,8間に、それぞれ蝶番軸線Pと交差して張り出す盲板部4a,4a,4a,4aを一体に設けるとともに、両蝶番部3,3間の本体フレーム2側の側辺部における各盲板部4a,4a,4a,4aと対向する部位に、各盲板部4a,4a,4a,4aの蝶番軸線Pを中心とする回動を許容する切欠部2e,2e,2e,2eを設けているので、側辺部における両蝶番部3,3間が前面側からみて重なるように構成しており、また、前面側だけでなく、側方からみても本体フレーム2と扉4の隙間を小さくすることができる。
なお、ここでは扉4側に蝶番部3を形成する第1の円筒部5及び軸6を設けるとともに、本体フレーム2側に蝶番部3を形成する軸受片7を設けたものを例に挙げて説明したが、これらの関係は逆でもよいことは言うまでもない。
また、ここではロック機構10,10を第1の円筒部5,5及びこれらが嵌入するガイド切欠き2b,2b内に設けたものを例に挙げて説明したが、これを第2の円筒部8,8,8及びこれらが嵌入するガイド切欠き2a,2a,2a内に設けてもよく、さらにロック機構の設置数は1個所でもよく、或いは3個所以上としてもよい。
また、ここでは火災報知設備用機器として火災受信機を例に挙げて説明したが、それ以外の火災表示器や操作器等にも本発明を適用することができる。
本発明の一実施形態に係る火災報知設備用機器を示す正面図、上面図、及び右側面図である。 図1のA−A線に沿って示す閉扉状態と開扉状態の矢視断面図である。 図1のB−B線に沿って示す閉扉状態と開扉状態の矢視断面図である。 図3の要部拡大断面図である。 図1に対応したシート基板を取り付けた状態における扉の正面図、上面図、及び右側面図である。 図1に対応した本体フレーム単体の正面図、上面図、及び右側面図である。
符号の説明
2 本体フレーム
2a,2b ガイド切欠き
2d 突片
2e 切欠部
3 蝶番部
4 扉
4a 盲板部
5 第1の円筒部(円筒部)
5b カム状面
6 軸
7 軸受片(軸受)
8 第2の円筒部(円筒部)
10 ロック機構
P 蝶番軸線

Claims (7)

  1. プリント基板が収納され壁面等へ取り付けられる本体フレームと、前記本体フレームに開閉自在に装着されてその前面を覆う扉とを備えた火災報知設備用機器において、
    前記本体フレームから前記扉を一定角度以上開くと、閉扉時に所定以上の力をかけないと閉扉しないような扉のロック機構を設けたことを特徴とする火災報知設備用機器。
  2. 前記本体フレームと扉とは、その一方の一側辺部の両端外側にそれぞれ一体成形した軸と、これら軸がそれぞれ嵌入可能に他方に一体成形した軸受と、からなる2組の蝶番部により連結されてなることを特徴とする請求項1記載の火災報知設備用機器。
  3. 前記扉における両蝶番部間の蝶番軸線上の複数個所に、円筒部を一体に設けるとともに、前記本体フレームの蝶番側辺部における両蝶番部間に、扉側の各円筒部の一部がほぞ組状に嵌入するガイド切欠きを設けたことを特徴とする請求項2記載の火災報知設備用機器。
  4. 前記ロック機構を、前記本体フレームのガイド切欠きの少なくとも1つに設けられて前記扉側の円筒部に向け突出する突片と、該突片に対応する前記扉側の円筒部に形成されて所定開扉角度範囲の間、前記突片の先端と係合して該突片を撓ませ、一定角度以上開くと該突片を解放するカム状面とから構成したことを特徴とする請求項3記載の火災報知設備用機器。
  5. プリント基板が収納され壁面等へ取り付けられる本体フレームと、前記本体フレームに開閉自在に装着されてその前面を覆う扉とを備えた火災報知設備用機器において、
    前記扉と本体フレーム間の隙間を隠蔽する構造を有することを特徴とする火災報知設備用機器。
  6. 前記本体フレームと扉は、これらの一側辺部の両端外側にそれぞれ一体成形した軸および軸受からなる2組の蝶番部により連結されているとともに、前記一側辺部における両蝶番部間が前面側からみて重なるように構成されてなることを特徴とする請求項5記載の火災報知設備用機器。
  7. 前記両蝶番部間の扉側の一側辺部に、蝶番軸線と交差して張り出す盲板部を一体に設けるとともに、前記両蝶番部間の本体フレーム側の一側辺部に、前記扉側の盲板部の蝶番軸線を中心とする回動を許容する切欠部を設けたことを特徴とする請求項6記載の火災報知設備用機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007335593A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Yagi Antenna Co Ltd 電子機器筐体

Cited By (1)

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JP2007335593A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Yagi Antenna Co Ltd 電子機器筐体

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