JP2005091693A - 画像形成装置 - Google Patents

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裕司 荒井
Masahito Yanagida
雅人 柳田
Naohiro Kumagai
直洋 熊谷
Takashi Shintani
剛史 新谷
Takaaki Tawada
高明 多和田
Masaru Amamiya
賢 雨宮
Toshio Koike
寿男 小池
Takuji Yoneda
拓司 米田
Takeshi Tabuchi
健 田淵
Yutaka Takahashi
裕 高橋
Eisaku Murakami
栄作 村上
Takeshi Uchitani
武志 内谷
Masami Tomita
正美 富田
Masanori Kawasumi
正則 川隅
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Abstract

【課題】球形に近いトナーを用いることで、転写後のクリーニング工程においてクリーニングされずに感光体上に残留し、帯電工程に達するトナーが存在しても、帯電部材の汚れを防止することができる画像形成装置を提供することを課題とする。
【解決手段】帯電ローラ2aへのトナーの付着を検知したときは、帯電ローラ2aと感光体1との間に電位差を設けることで、帯電ローラ2aに付着したトナーを感光体1に排出することを特徴とする。正に帯電しているトナーを排出するときは、帯電ローラ2aの電位をA、感光体1の電位をBとすると、A>Bなる関係を満足し、負に帯電しているトナーを排出するときは、帯電ローラ2aの電位をA、感光体1の電位をBとすると、A<Bなる関係を満足することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真プロセスを用いる複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、特に帯電部材の汚れを防止する機能を有する画像形成装置に関する。
電子写真プロセスを用いる画像形成装置は、潜像担持体として感光体を備え、感光体の表面に放電によって電荷を与え帯電させ、帯電した感光体表面を露光して静電潜像を形成し、その静電潜像にトナーを供給して可視像化し、形成された感光体表面の可視像を転写紙表面に転写した後、定着して排出する。
感光体表面を帯電する手段としては、従来、コロナワイヤによるコロナ放電を利用した非接触方式が用いられてきたが、印加電圧が高く、オゾンや窒素酸化物(NOx)の発生量が多いため、感光体の劣化や環境への悪影響が問題となっている。
これに代わる手段として、中抵抗の帯電部材を感光体表面に接触させて帯電を行う接触方式がある。接触方式は、印加電圧が低くてすみ、オゾンやNOxの発生がほとんどない。しかしながら、感光体表面を均一に帯電させるのが難しく、また、感光体上の付着物が帯電部材表面を汚し、帯電ムラを発生させる等の問題点がある。また、弾性ローラやブラシなどを接触させる方式であるため、感光体が圧力を受けるため、感光体が摩耗するという問題もある。
そこで、帯電ローラ等の帯電部材を感光体に対して、オゾンやNOxの発生がほとんど問題にならないような近接位置に配置した近接方式が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、近年高画質化への要求が高まっており、特に高精細なカラー画像形成を実現させるため、トナーの小粒径化、球形化が進められている。小粒径化により、ドットの再現性が良好になり、球形化により現像性、転写性の向上を図ることができる。従来の混練粉砕法により、このような小粒径化、球形化したトナーを製造するのは非常に困難であることから、懸濁重合法、乳化重合法、分散重合法等により製造された重合トナーが採用されつつある。
小粒径、球形トナーを用いた場合の問題として、転写率が高いとはいえ転写されずに感光体上に残留するトナーは存在しており、このようなトナーをブレードクリーニングしようとすると、トナーが感光体とブレードの間をすり抜けてしまい、クリーニング不良を起こすということが挙げられる。クリーニングブレードでクリーニングされなかったトナーは、帯電部材との対向位置に達するが、転写工程を経ているため、初期のトナーの帯電量よりも小さくなっているか、場合によっては極性が変わっているものがある。このため、感光体上の一部のトナーが帯電部材表面に飛翔して付着する現象が生じる。特に、球形トナーは電界の影響を受けやすいため、近接方式であっても帯電部材の汚れを防ぐことが必要である。
接触方式の帯電部材に用いる清掃部材は種々提案されており、例えば、ウレタンスポンジ等で構成したクリーニングパッドを帯電ローラに押圧して設けるものや、クリーニングブラシを帯電ローラに押し当て帯電ローラに連れ回りさせるもの等が挙げられる(例えば、特許文献2参照)。このような清掃部材は近接方式の帯電部材にも適用できるが、スポンジ状のクリーニングパッドやクリーニングブラシは、経時で目詰まりを起こし、清掃能力が低下するという問題点がある。このようになると帯電ムラを発生させ、画像品質を低下させてしまう。
特開平4−240670号公報 特開平7−199604号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、球形に近いトナーを用いることで、転写後のクリーニング工程においてクリーニングされずに感光体上に残留し、帯電工程に達するトナーが存在しても、帯電部材の汚れを防止することができる画像形成装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の本発明は、潜像担持体と、帯電ローラを潜像担持体表面に接触または近接させている帯電手段と、潜像担持体に露光して潜像を形成する潜像形成手段と、潜像担持体表面の潜像にトナーを供給し可視像化する現像手段と、潜像担持体と接触しつつ表面移動する表面移動部材との間に電界を形成して、潜像担持体上に形成されたトナー像を表面移動部材との間に挟持される記録材上又は表面移動部材上に転写させる転写手段と、転写後に潜像担持体表面に残留した転写残トナーを潜像担持体から回収するクリーニング手段とを備える画像形成装置において、前記帯電ローラへのトナーの付着を検知する検知手段を備え、この検知手段でトナーの付着を検知したときは、帯電ローラと潜像担持体との間に電位差を設けることで、帯電ローラに付着したトナーを潜像担持体に排出することを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、正に帯電しているトナーを排出するときは、帯電ローラの電位をA、潜像担持体の電位をBとすると、A>Bなる関係を満足することを特徴とする画像形成装置である。
請求項3に記載の本発明は、請求項1または2に記載の画像形成装置において、負に帯電しているトナーを排出するときは、帯電ローラの電位をA、潜像担持体の電位をBとすると、A<Bなる関係を満足することを特徴とする画像形成装置である。
請求項4に記載の本発明は、潜像担持体と、潜像担持体表面に接触または近接させている帯電ローラと帯電ローラに付着したトナーを回収する帯電クリーニング部材とを備える帯電手段と、潜像担持体に露光して潜像を形成する潜像形成手段と、潜像担持体表面の潜像にトナーを供給し可視像化する現像手段と、潜像担持体と接触しつつ表面移動する表面移動部材との間に電界を形成して、潜像担持体上に形成されたトナー像を表面移動部材との間に挟持される記録材上又は表面移動部材上に転写させる転写手段と、転写後に潜像担持体表面に残留した転写残トナーを潜像担持体から回収するクリーニング手段とを備える画像形成装置において、前記帯電ローラへのトナーの付着を検知する検知手段を備え、この検知手段でトナーの付着を検知したときは、帯電クリーニング部材と帯電ローラと潜像担持体との間に電位差を設けることで、帯電クリーニング部材及び帯電ローラに付着したトナーを潜像担持体に排出することを特徴とする画像形成装置である。
請求項5に記載の本発明は、請求項4に記載の画像形成装置において、正に帯電しているトナーを排出するときは、帯電ローラの電位をA、潜像担持体の電位をB、帯電クリーニング部材の電位をCとすると、C>A>Bなる関係を満足することを特徴とする画像形成装置である。
請求項6に記載の本発明は、請求項4または5に記載の画像形成装置において、負に帯電しているトナーを排出するときは、帯電ローラの電位をA、潜像担持体の電位をB、帯電クリーニング部材の電位をCとすると、C<A<Bなる関係を満足することを特徴とする画像形成装置である。
請求項7に記載の本発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置において、前記検知手段は、帯電ローラへのトナーの付着を、帯電ローラの抵抗を定電流制御で測定することにより検知することを特徴とする画像形成装置である。
請求項8に記載の本発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置において、前記検知手段は、帯電ローラへのトナーの付着を、光学式センサを用いて検知することを特徴とする画像形成装置である。
請求項9に記載の本発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載の画像形成装置において、帯電手段から潜像担持体に排出されたトナーを転写手段で回収することを特徴とする画像形成装置である。
請求項10に記載の本発明は、請求項9に記載の画像形成装置において、転写手段にクリーニング手段を設置することを特徴とする画像形成装置である。
請求項11に記載の本発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載の画像形成装置において、帯電手段から潜像担持体に排出されたトナーを現像手段で回収することを特徴とする画像形成装置である。
請求項12に記載の本発明は、請求項1ないし11のいずれかに記載の画像形成装置において、前記現像手段で使用されるトナーは、平均円形度が0.93〜1.00の範囲にあることを特徴とする画像形成装置である。
請求項13に記載の本発明は、請求項1ないし12のいずれかに記載の画像形成装置において、前記現像手段で使用されるトナーは、体積平均粒径(Dv)が3.0〜8.0μmで、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が1.00〜1.40の範囲にあることを特徴とする画像形成装置である。
請求項14に記載の本発明は、請求項1ないし13のいずれかに記載の画像形成装置において、前記現像手段で使用されるトナーは、形状係数SF−1が100〜180の範囲にあり、形状係数SF−2が100〜180の範囲にあることを特徴とする画像形成装置である。
請求項15に記載の本発明は、請求項1ないし14のいずれかに記載の画像形成装置において、前記現像手段で使用されるトナーは、少なくとも、窒素原子を含む官能基を有するポリエステルプレポリマー、ポリエステル、着色剤、離型剤とを有機溶媒中に分散させたトナー材料液を、水系媒体中で架橋及び/又は伸長反応させて得られるトナーであることを特徴とする画像形成装置である。
請求項16に記載の本発明は、請求項1ないし15のいずれかに記載の画像形成装置において、前記現像手段で使用されるトナーは、略球形状であり、その形状が長軸r1、短軸r2、厚さr3で規定され(但し、r1≧r2≧r3とする。)、長軸r1と短軸r2との比(r2/r1)が0.5〜1.0の範囲にあり、厚さr3と短軸r2との比(r3/r2)が0.7〜1.0の範囲にあることを特徴とする画像形成装置である。
請求項17に記載の本発明は、潜像を形成する潜像担持体と、帯電ローラを潜像担持体表面に接触または近接させている帯電手段と、潜像担持体表面の潜像にトナーを供給し可視像化する現像手段とを少なくとも含んで一体に支持され、画像形成装置本体に着脱自在に形成されるプロセスカートリッジにおいて、前記帯電ローラへのトナーの付着を検知する検知手段を備え、この検知手段でトナーの付着を検知したときは、帯電ローラと潜像担持体との間に電位差を設けることで、帯電ローラに付着したトナーを潜像担持体に排出することを特徴とするプロセスカートリッジである。
請求項18に記載の本発明は、請求項17に記載のプロセスカートリッジにおいて、正に帯電しているトナーを排出するときは、帯電ローラの電位をA、潜像担持体の電位をBとすると、A>Bなる関係を満足することを特徴とするプロセスカートリッジである。
請求項19に記載の本発明は、請求項17または18に記載のプロセスカートリッジにおいて、負に帯電しているトナーを排出するときは、帯電ローラの電位をA、潜像担持体の電位をBとすると、A<Bなる関係を満足することを特徴とするプロセスカートリッジである。
請求項20に記載の本発明は、潜像担持体と、潜像担持体表面に接触または近接させている帯電ローラと帯電ローラに付着したトナーを回収する帯電クリーニング部材とを備える帯電手段と、潜像担持体表面の潜像にトナーを供給し可視像化する現像手段とを少なくとも含んで一体に支持され、画像形成装置本体に着脱自在に形成されるプロセスカートリッジにおいて、前記帯電ローラへのトナーの付着を検知する検知手段を備え、この検知手段でトナーの付着を検知したときは、帯電クリーニング部材と帯電ローラと潜像担持体との間に電位差を設けることで、帯電クリーニング部材及び帯電ローラに付着したトナーを潜像担持体に排出することを特徴とするプロセスカートリッジである。
請求項21に記載の本発明は、請求項20に記載のプロセスカートリッジにおいて、正に帯電しているトナーを排出するときは、帯電ローラの電位をA、潜像担持体の電位をB、帯電クリーニング部材の電位をCとすると、C>A>Bなる関係を満足することを特徴とするプロセスカートリッジである。
請求項22に記載の本発明は、請求項20または21に記載のプロセスカートリッジにおいて、負に帯電しているトナーを排出するときは、帯電ローラの電位をA、潜像担持体の電位をB、帯電クリーニング部材の電位をCとすると、C<A<Bなる関係を満足することを特徴とするプロセスカートリッジである。
請求項23に記載の本発明は、電子写真プロセスの現像工程に供されるトナーであって、 該トナーは、請求項1ないし11のいずれかに記載の画像形成装置において使用されるトナーであり、平均円形度が0.93〜1.00の範囲にあることを特徴とするトナーである。
請求項24に記載の本発明は、電子写真プロセスの現像工程に供されるトナーであって、 該トナーは、請求項1ないし11のいずれかに記載の画像形成装置において使用されるトナーであり、体積平均粒径が3.0〜8.0μmで、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が1.00〜1.40の範囲にあることを特徴とするトナーである。
請求項25に記載の本発明は、請求項23又は24に記載のトナーにおいて、前記トナーは、形状係数SF−1が100〜180の範囲にあり、形状係数SF−2が100〜180の範囲にあることを特徴とするトナーである。
請求項26に記載の本発明は、請求項23ないし25のいずれかに記載のトナーにおいて、前記トナーは、少なくとも、窒素原子を含む官能基を有するポリエステルプレポリマー、ポリエステル、着色剤、離型剤とを有機溶媒中に分散させたトナー材料液を、水系媒体中で架橋及び/又は伸長反応させて得られることを特徴とするトナーである。
請求項27に記載の本発明は、請求項23ないし26のいずれかに記載のトナーにおいて、前記トナーは、略球形状であり、その形状が長軸r1、短軸r2、厚さr3で規定され(但し、r1≧r2≧r3とする。)、長軸r1と短軸r2との比(r2/r1)が0.5〜1.0の範囲にあり、厚さr3と短軸r2との比(r3/r2)が0.7〜1.0の範囲にあることを特徴とするトナーである。
本発明により、球形に近いトナーを用いることで、転写後のクリーニング工程においてクリーニングされずに感光体上に残留し、帯電工程に達するトナーが存在しても、帯電部材の汚れを防止することができ、経時で安定した帯電性を得ることができる。これにより、高画質で高精細の画像形成装置を提供することが可能になる。
本発明の実施例に係わる画像形成装置を図1に基づいて説明する。
図1に示すように、ドラム状の感光体1は矢印で示す時計回り方向へ駆動装置(図示せず)によって回転される。感光体1の周囲には、感光体1表面に電荷を与える帯電手段として帯電装置2と、感光体1表面に形成された潜像を各色トナーで現像してトナー像とする現像手段として現像装置5と、転写装置14と、中間転写ベルト10と、クリーニング装置3と、感光体に潤滑剤を塗布するための潤滑剤塗布装置4とがそれぞれ配置されている。また、中間転写ベルト10にはベルトクリーニング装置15が配置されている。
感光体1の表面は、帯電装置2により一様に帯電される。露光装置60は一様に帯電された感光体1の表面にレーザ光を照射して静電潜像を形成する。現像装置5は、トナーを感光体1の表面の静電潜像に与えてトナー画像を形成する。転写装置14は、感光体1の表面のトナー画像を中間転写ベルト10に転写する。中間転写ベルト10に転写されたトナー像は、2次転写装置によって転写紙上に転写される(図示せず)。潤滑剤塗布装置4は、トナー画像の転写後に感光体1の表面に潤滑剤を塗布し、クリーニング装置3で感光体1に残留しているトナーを取り除く。画像出力時にはこのような帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、が繰り返して実行される。
現像装置5は、感光体1に対向する側が開口されている現像容器7と、この現像容器7の内部の感光体1に対向する側に配置されている現像スリーブ5aと、現像容器7に収容されている2成分の現像剤と、この現像剤を撹拌して現像スリーブ5aの表面に現像剤を供給する撹拌部材5bと、現像スリーブ5aの表面に積層(保持)されている現像剤の層厚(高さ)を規制するドクターブレード8とを有している。現像剤は、磁性のキャリアと非磁性のトナーとを混合してなる。現像剤が撹拌部材5bにより撹拌されると、摩擦帯電によりトナーが帯電される。現像スリーブ5aの内部には、マグネット(図示せず)が配置されている。マグネットの磁力により現像剤が現像スリーブ5aの表面に保持される。現像スリーブ5aは矢印方向へ回転され、現像スリーブ5aの表面に保持された現像剤はドクターブレード8により層厚を規制された後に感光体1との間に移動される。現像スリーブ5aの表面に保持されたキャリアに付着したトナーは、現像スリーブ5aと感光体1の静電潜像との間に形成される電界によって感光体1の静電潜像の方向に移動されこの静電潜像に付着される。高画質の画像形成のために、現像剤に含まれるトナーは、平均円形度が、0.93〜1.00の球形に近いトナーである。
帯電装置2は、帯電部材として導電性芯金の外側に中抵抗の弾性層を被覆して構成される帯電ローラ2aを備える。帯電ローラ2aは、図示しない電源に接続されており、所定の電圧が印加される。帯電ローラ2aは、感光体1表面に当接させて配設される。また、感光体1に対して微小な間隙をもって配設されてもよい。このときの微小な間隙は、例えば、帯電ローラ2aの両端部の非画像形成領域に一定の厚みを有するスペーサ部材を巻き付けるなどして、スペーサ部材の表面を感光体1表面に当接させることで、設定することができる。また、帯電ローラ2aには、帯電ローラ2a表面に接触してクリーニングする帯電クリーニング部材として、帯電クリーニングローラ2bが設けられている。
一次転写後の感光体1上に残留するトナーが略球形のトナーであることから、クリーニング装置3のクリーニングブレード3aをすり抜け、帯電ローラ2aに付着することがある。残留トナーの帯電極性としては、負帯電および正帯電の両極性が存在し、帯電ローラ2aに付着する。帯電クリーニングローラ2bでも除去できない場合は、帯電ローラ2aに付着した状態になる。トナーの付着量が増えると、帯電ムラを発生させ、画像品質を低下させる。
本発明の実施例では、トナー付着量を、帯電ローラ2aの抵抗を測定することに判断している。抵抗測定は定電流制御にておこない、電圧が50V〜100Vの範囲で増加したときに帯電ローラ2aに付着したトナーを強制排出している。トナー付着量の測定は、上記測定に限定するものではなく、反射型光センサを用いて、帯電ローラ2aのトナー付着量を測定してもよい。
次に、帯電ローラ2aに付着したトナーの感光体1への排出について説明する。トナーの排出は非画像形成時におこなう。
図2は、正に帯電した転写残トナーを取り除く過程を示す図である。
帯電ローラ2aに付着した正帯電トナーを感光体1へ排出するときは、帯電ローラ2aの電位をA、感光体1の電位をBとすると、A>Bの関係を満足するようなバイアスを印加する。
また、帯電クリーニングローラ2bに付着したトナーも排出する必要があるときは、帯電クリーニングローラ2bの電位をCとすると、C>A>Bの関係を満足するようなバイアスを印加する。
図3は、負に帯電した転写残トナーを取り除く過程を示す図である。負帯電トナーを感光体1へ排出するときは、A<BまたはC<A<Bなる関係を満足するようなバイアスを印加する。
なお、本発明の実施例では、正帯電トナーを感光体1へ排出するときは、感光体1の電位Bは残留電位として略0V、帯電ローラ2aの電位Aを+250V、帯電クリーニングローラ2bの電位Cを+500Vとしている。また、負帯電トナーを感光体1へ排出するときは、感光体1の電位Bは残留電位として略0V、帯電ローラ2aの電位Aを−250V、帯電クリーニングローラ2bの電位Cを−500Vとしている。
次に、帯電ローラ2aから感光体1上に排出されたトナーが転写装置14に到達すると同時に転写装置14と感光体1との間で電界を形成し、感光体1上のトナーを中間転写ベルト10に移動させ、中間転写ベルト10に排出したトナーを中間転写ベルト10に設置しているベルトクリーニング装置15で回収する。
また、帯電ローラ2aから感光体1上に排出されたトナーを現像装置5で回収しても良い。現像装置5と感光体1との間で電界を形成し、感光体1上のトナーを現像装置5へ移動させ、回収したトナーを現像容器7内で攪拌することにより、再び帯電を整える動作を行う。
このような構成にすることで、現像装置5にトナーを戻すことが可能になり、リサイクルシステムが実現することになる。また、新たに、排トナー回収手段を設ける必要が無くなり、装置の小型化と低コスト化を可能にする。
また、少なくとも感光体1、帯電ローラ2a、帯電クリーニングローラ2b及び現像装置5が一体となったプロセスカートリッジとして交換可能にしてもよい。このような形態にすることでユーザーの交換作業が容易になり、メンテナンス性が向上するほかに、プロセスカートリッジの交換だけで良好な画像が得られる画像形成装置を提供することが可能になる。
本発明に係る画像形成装置において、現像装置5で使用するトナーは、平均円形度が0.93〜1.00のトナーとし、体積平均粒径3〜8μmであり、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が1.00〜1.40の範囲にある小粒径で粒径分布も狭いトナーが好ましい。小粒径のトナーを用いることで、潜像に対して緻密にトナーを付着させることができる。また、粒径分布を狭くすることで、トナーの帯電量分布が均一になり、地肌かぶりの少ない高品位な画像を得ることができ、また、転写率を高くすることができる。
また、現像装置5で使用するトナーは、以下の形状係数SF−1、SF−2の値で規定することができるトナーであることが好ましい。図4は、形状係数SF−1、形状係数SF−2を説明するためにトナーの形状を模式的に表した図である。
形状係数SF−1は、トナー形状の丸さの割合を示すものであり、下記式(1)で表される。トナーを2次元平面に投影してできる形状の最大長MXLNGの二乗を図形面積AREAで除して、100π/4を乗じた値である。
SF−1={(MXLNG)/AREA}×(100π/4) ・・・式(1)
SF−1の値が100の場合トナーの形状は真球となり、SF−1の値が大きくなるほど不定形になる。
また、形状係数SF−2は、トナーの形状の凹凸の割合を示すものであり、下記式(2)で表される。トナーを2次元平面に投影してできる図形の周長PERIの二乗を図形面積AREAで除して、100π/4を乗じた値である。
SF−2={(PERI)/AREA}×(100π/4) ・・・式(2)
SF−2の値が100の場合トナー表面に凹凸が存在しなくなり、SF−2の値が大きくなるほどトナー表面の凹凸が顕著になる。
形状係数の測定は、具体的には、走査型電子顕微鏡(S−800:日立製作所製)でトナーの写真を撮り、これを画像解析装置(LUSEX3:ニレコ社製)に導入して解析して計算した。
本発明に係るトナーはSF−1が100〜180の範囲にあり、SF−2が100〜180の範囲にあるトナーである。トナーの形状が球形に近くなると、トナーとトナーあるいはトナーと感光体1との接触が点接触になるために、トナー同士の吸着力は弱くなり従って流動性が高くなり、また、トナーと感光体1との付着力も弱くなって、転写率は高くなる。一方、真球のトナーはクリーニングブレード3aと感光体1との間隙に入り込みやすいため、トナーの形状係数SF−1とSF−2はある程度大きい方が好ましいが、大きくなりすぎると、画像上にトナーが散ってしまい画像品位が低下する。このために、SF−1とSF−2は180を越えない方が好ましい。
本発明の画像形成装置に好適に用いられるトナーは、少なくとも、窒素原子を含む官能基を有するポリエステルプレポリマー、ポリエステル、着色剤、離型剤とを有機溶媒中に分散させたトナー材料液を、水系溶媒中で架橋及び/又は伸長反応させて得られるトナーである。以下に、トナーの構成材料及び製造方法について説明する。
(変性ポリエステル)
本発明に係るトナーはバインダ樹脂として変性ポリエステル(i)を含む。変性ポリエステル(i)としては、ポリエステル樹脂中にエステル結合以外の結合基が存在したり、またポリエステル樹脂中に構成の異なる樹脂成分が共有結合、イオン結合などで結合した状態をさす。具体的には、ポリエステル末端に、カルボン酸基、水酸基と反応するイソシアネート基などの官能基を導入し、さらに活性水素含有化合物と反応させ、ポリエステル末端を変性したものを指す。
変性ポリエステル(i)としては、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)とアミン類(B)との反応により得られるウレア変性ポリエステルなどが挙げられる。イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)としては、多価アルコール(PO)と多価カルボン酸(PC)の重縮合物で、かつ活性水素基を有するポリエステルを、さらに多価イソシアネート化合物(PIC)と反応させたものなどが挙げられる。上記ポリエステルの有する活性水素基としては、水酸基(アルコール性水酸基及びフェノール性水酸基)、アミノ基、カルボキシル基、メルカプト基などが挙げられ、これらのうち好ましいものはアルコール性水酸基である。
ウレア変性ポリエステルは、以下のようにして生成される。
多価アルコール化合物(PO)としては、2価アルコール(DIO)および3価以上の多価アルコール(TO)が挙げられ、(DIO)単独、または(DIO)と少量の(TO)との混合物が好ましい。2価アルコール(DIO)としては、アルキレングリコール(エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオールなど);アルキレンエーテルグリコール(ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコールなど);脂環式ジオール(1,4−シクロヘキサンジメタノール、水素添加ビスフェノールAなど);ビスフェノール類(ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールSなど);上記脂環式ジオールのアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなど)付加物;上記ビスフェノール類のアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなど)付加物などが挙げられる。これらのうち好ましいものは、炭素数2〜12のアルキレングリコールおよびビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加物であり、特に好ましいものはビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加物、およびこれと炭素数2〜12のアルキレングリコールとの併用である。3価以上の多価アルコール(TO)としては、3〜8価またはそれ以上の多価脂肪族アルコール(グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトールなど);3価以上のフェノール類(トリスフェノールPA、フェノールノボラック、クレゾールノボラックなど);上記3価以上のポリフェノール類のアルキレンオキサイド付加物などが挙げられる。
多価カルボン酸(PC)としては、2価カルボン酸(DIC)および3価以上の多価カルボン酸(TC)が挙げられ、(DIC)単独、および(DIC)と少量の(TC)との混合物が好ましい。2価カルボン酸(DIC)としては、アルキレンジカルボン酸(コハク酸、アジピン酸、セバシン酸など);アルケニレンジカルボン酸(マレイン酸、フマール酸など);芳香族ジカルボン酸(フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸など)などが挙げられる。これらのうち好ましいものは、炭素数4〜20のアルケニレンジカルボン酸および炭素数8〜20の芳香族ジカルボン酸である。3価以上の多価カルボン酸(TC)としては、炭素数9〜20の芳香族多価カルボン酸(トリメリット酸、ピロメリット酸など)などが挙げられる。なお、多価カルボン酸(PC)としては、上述のものの酸無水物または低級アルキルエステル(メチルエステル、エチルエステル、イソプロピルエステルなど)を用いて多価アルコール(PO)と反応させてもよい。
多価アルコール(PO)と多価カルボン酸(PC)の比率は、水酸基[OH]とカルボキシル基[COOH]の当量比[OH]/[COOH]として、通常2/1〜1/1、好ましくは1.5/1〜1/1、さらに好ましくは1.3/1〜1.02/1である。
多価イソシアネート化合物(PIC)としては、脂肪族多価イソシアネート(テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,6−ジイソシアナトメチルカプロエートなど);脂環式ポリイソシアネート(イソホロンジイソシアネート、シクロヘキシルメタンジイソシアネートなど);芳香族ジイソシアネート(トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネートなど);芳香脂肪族ジイソシアネート(α,α,α’,α’−テトラメチルキシリレンジイソシアネートなど);イソシアネート類;前記ポリイソシアネートをフェノール誘導体、オキシム、カプロラクタムなどでブロックしたもの;およびこれら2種以上の併用が挙げられる。
多価イソシアネート化合物(PIC)の比率は、イソシアネート基[NCO]と、水酸基を有するポリエステルの水酸基[OH]の当量比[NCO]/[OH]として、通常5/1〜1/1、好ましくは4/1〜1.2/1、さらに好ましくは2.5/1〜1.5/1である。[NCO]/[OH]が5を超えると低温定着性が悪化する。[NCO]のモル比が1未満では、ウレア変性ポリエステルを用いる場合、そのエステル中のウレア含量が低くなり、耐ホットオフセット性が悪化する。
イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)中の多価イソシアネート化合物(PIC)構成成分の含有量は、通常0.5〜40wt%、好ましくは1〜30wt%、さらに好ましくは2〜20wt%である。0.5wt%未満では、耐ホットオフセット性が悪化するとともに、耐熱保存性と低温定着性の両立の面で不利になる。また、40wt%を超えると低温定着性が悪化する。
イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)中の1分子当たりに含有されるイソシアネート基は、通常1個以上、好ましくは、平均1.5〜3個、さらに好ましくは、平均1.8〜2.5個である。1分子当たり1個未満では、ウレア変性ポリエステルの分子量が低くなり、耐ホットオフセット性が悪化する。
次に、ポリエステルプレポリマー(A)と反応させるアミン類(B)としては、2価アミン化合物(B1)、3価以上の多価アミン化合物(B2)、アミノアルコール(B3)、アミノメルカプタン(B4)、アミノ酸(B5)、およびB1〜B5のアミノ基をブロックしたもの(B6)などが挙げられる。
2価アミン化合物(B1)としては、芳香族ジアミン(フェニレンジアミン、ジエチルトルエンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタンなど);脂環式ジアミン(4,4’−ジアミノ−3,3’−ジメチルジシクロヘキシルメタン、ジアミンシクロヘキサン、イソホロンジアミンなど);および脂肪族ジアミン(エチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミンなど)などが挙げられる。3価以上の多価アミン化合物(B2)としては、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミンなどが挙げられる。アミノアルコール(B3)としては、エタノールアミン、ヒドロキシエチルアニリンなどが挙げられる。アミノメルカプタン(B4)としては、アミノエチルメルカプタン、アミノプロピルメルカプタンなどが挙げられる。アミノ酸(B5)としては、アミノプロピオン酸、アミノカプロン酸などが挙げられる。B1〜B5のアミノ基をブロックしたもの(B6)としては、前記B1〜B5のアミン類とケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど)から得られるケチミン化合物、オキサゾリジン化合物などが挙げられる。これらアミン類(B)のうち好ましいものは、B1およびB1と少量のB2の混合物である。
アミン類(B)の比率は、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)中のイソシアネート基[NCO]と、アミン類(B)中のアミノ基[NHx]の当量比[NCO]/[NHx]として、通常1/2〜2/1、好ましくは1.5/1〜1/1.5、さらに好ましくは1.2/1〜1/1.2である。[NCO]/[NHx]が2を超えたり1/2未満では、ウレア変性ポリエステルの分子量が低くなり、耐ホットオフセット性が悪化する。
また、ウレア変性ポリエステル中には、ウレア結合と共にウレタン結合を含有していてもよい。ウレア結合含有量とウレタン結合含有量のモル比は、通常100/0〜10/90であり、好ましくは80/20〜20/80、さらに好ましくは、60/40〜30/70である。ウレア結合のモル比が10%未満では、耐ホットオフセット性が悪化する。
本発明で用いられる変性ポリエステル(i)は、ワンショット法、プレポリマー法により製造される。変性ポリエステル(i)の重量平均分子量は、通常1万以上、好ましくは2万〜1000万、さらに好ましくは3万〜100万である。この時のピーク分子量は1000〜10000が好ましく、1000未満では伸長反応しにくくトナーの弾性が少なくその結果耐ホットオフセット性が悪化する。また10000を超えると定着性の低下や粒子化や粉砕において製造上の課題が高くなる。変性ポリエステル(i)の数平均分子量は、後述の変性されていないポリエステル(ii)を用いる場合は特に限定されるものではなく、前記重量平均分子量とするのに得やすい数平均分子量でよい。(i)単独の場合は、数平均分子量は、通常20000以下、好ましくは1000〜10000、さらに好ましくは2000〜8000である。20000を超えると低温定着性及びフルカラー装置に用いた場合の光沢性が悪化する。
変性ポリエステル(i)を得るためのポリエステルプレポリマー(A)とアミン類(B)との架橋及び/又は伸長反応には、必要により反応停止剤を用い、得られるウレア変性ポリエステルの分子量を調整することができる。反応停止剤としては、モノアミン(ジエチルアミン、ジブチルアミン、ブチルアミン、ラウリルアミンなど)、およびそれらをブロックしたもの(ケチミン化合物)などが挙げられる。
(未変性ポリエステル)
本発明においては、前記変性されたポリエステル(i)単独使用だけでなく、この(i)と共に、未変性ポリエステル(ii)をバインダ樹脂成分として含有させることもできる。(ii)を併用することで、低温定着性及びフルカラー装置に用いた場合の光沢性が向上し、単独使用より好ましい。(ii)としては、前記(i)のポリエステル成分と同様な多価アルコール(PO)と多価カルボン酸(PC)との重縮合物などが挙げられ、好ましいものも(i)と同様である。また、(ii)は無変性のポリエステルだけでなく、ウレア結合以外の化学結合で変性されているものでもよく、例えばウレタン結合で変性されていてもよい。(i)と(ii)は少なくとも一部が相溶していることが低温定着性、耐ホットオフセット性の面で好ましい。従って、(i)のポリエステル成分と(ii)は類似の組成が好ましい。(ii)を含有させる場合の(i)と(ii)の重量比は、通常5/95〜80/20、好ましくは5/95〜30/70、さらに好ましくは5/95〜25/75、特に好ましくは7/93〜20/80である。(i)の重量比が5%未満では、耐ホットオフセット性が悪化するとともに、耐熱保存性と低温定着性の両立の面で不利になる。
(ii)のピーク分子量は、通常1000〜10000、好ましくは2000〜8000、さらに好ましくは2000〜5000である。1000未満では耐熱保存性が悪化し、10000を超えると低温定着性が悪化する。(ii)の水酸基価は5以上であることが好ましく、さらに好ましくは10〜120、特に好ましくは20〜80である。5未満では耐熱保存性と低温定着性の両立の面で不利になる。(ii)の酸価は1〜5が好ましく、より好ましくは2〜4である。ワックスに高酸価ワックスを使用するため、バインダは低酸価バインダが帯電や高体積抵抗につながるので二成分系現像剤に用いるトナーにはマッチしやすい。
バインダ樹脂のガラス転移点(Tg)は通常35〜70℃、好ましくは55〜65℃である。35℃未満ではトナーの耐熱保存性が悪化し、70℃を超えると低温定着性が不十分となる。ウレア変性ポリエステルは、得られるトナー母体粒子の表面に存在しやすいため、本発明のトナーにおいては、公知のポリエステル系トナーと比較して、ガラス転移点が低くても耐熱保存性が良好な傾向を示す。
(着色剤)
着色剤としては、公知の染料及び顔料が全て使用でき、例えば、カーボンブラック、ニグロシン染料、鉄黒、ナフトールイエローS、ハンザイエロー(10G、5G、G)、カドミュウムイエロー、黄色酸化鉄、黄土、黄鉛、チタン黄、ポリアゾイエロー、オイルイエロー、ハンザイエロー(GR、A、RN、R)、ピグメントイエローL、ベンジジンイエロー(G、GR)、パーマネントイエロー(NCG)、バルカンファストイエロー(5G、R)、タートラジンレーキ、キノリンイエローレーキ、アンスラザンイエローBGL、イソインドリノンイエロー、ベンガラ、鉛丹、鉛朱、カドミュウムレッド、カドミュウムマーキュリレッド、アンチモン朱、パーマネントレッド4R、パラレッド、ファイセーレッド、パラクロルオルトニトロアニリンレッド、リソールファストスカーレットG、ブリリアントファストスカーレット、ブリリアントカーンミンBS、パーマネントレッド(F2R、F4R、FRL、FRLL、F4RH)、ファストスカーレットVD、ベルカンファストルビンB、ブリリアントスカーレットG、リソールルビンGX、パーマネントレッドF5R、ブリリアントカーミン6B、ピグメントスカーレット3B、ボルドー5B、トルイジンマルーン、パーマネントボルドーF2K、ヘリオボルドーBL、ボルドー10B、ボンマルーンライト、ボンマルーンメジアム、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、ローダミンレーキY、アリザリンレーキ、チオインジゴレッドB、チオインジゴマルーン、オイルレッド、キナクリドンレッド、ピラゾロンレッド、ポリアゾレッド、クロームバーミリオン、ベンジジンオレンジ、ペリノンオレンジ、オイルオレンジ、コバルトブルー、セルリアンブルー、アルカリブルーレーキ、ピーコックブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー、ファストスカイブルー、インダンスレンブルー(RS、BC)、インジゴ、群青、紺青、アントラキノンブルー、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ、コバルト紫、マンガン紫、ジオキサンバイオレット、アントラキノンバイオレット、クロムグリーン、ジンクグリーン、酸化クロム、ピリジアン、エメラルドグリーン、ピグメントグリーンB、ナフトールグリーンB、グリーンゴールド、アシッドグリーンレーキ、マラカイトグリーンレーキ、フタロシアニングリーン、アントラキノングリーン、酸化チタン、亜鉛華、リトボン及びそれらの混合物が使用できる。着色剤の含有量はトナーに対して通常1〜15重量%、好ましくは3〜10重量%である。
着色剤は樹脂と複合化されたマスターバッチとして用いることもできる。マスターバッチの製造、またはマスターバッチとともに混練されるバインダ樹脂としては、ポリスチレン、ポリ−p−クロロスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレン及びその置換体の重合体、あるいはこれらとビニル化合物との共重合体、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、エポキシ樹脂、エポキシポリオール樹脂、ポリウレタン、ポリアミド、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、脂肪族又は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフィン、パラフィンワックスなどが挙げられ、単独あるいは混合して使用できる。
(荷電制御剤)
荷電制御剤としては公知のものが使用でき、例えばニグロシン系染料、トリフェニルメタン系染料、クロム含有金属錯体染料、モリブデン酸キレート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系アミン、4級アンモニウム塩(フッ素変性4級アンモニウム塩を含む)、アルキルアミド、燐の単体または化合物、タングステンの単体または化合物、フッ素系活性剤、サリチル酸金属塩及び、サリチル酸誘導体の金属塩等である。具体的にはニグロシン系染料のボントロン03、4級アンモニウム塩のボントロンP−51、含金属アゾ染料のボントロンS−34、オキシナフトエ酸系金属錯体のE−82、サリチル酸系金属錯体のE−84、フェノール系縮合物のE−89(以上、オリエント化学工業社製)、4級アンモニウム塩モリブデン錯体のTP−302、TP−415(以上、保土谷化学工業社製)、4級アンモニウム塩のコピーチャージPSY VP2038、トリフェニルメタン誘導体のコピーブルーPR、4級アンモニウム塩のコピーチャージ NEG VP2036、コピーチャージ NX VP434(以上、ヘキスト社製)、LRA−901、ホウ素錯体であるLR−147(日本カーリット社製)、銅フタロシアニン、ペリレン、キナクリドン、アゾ系顔料、その他スルホン酸基、カルボキシル基、4級アンモニウム塩等の官能基を有する高分子系の化合物が挙げられる。このうち、特にトナーを負極性に制御する物質が好ましく使用される。
荷電制御剤の使用量は、バインダ樹脂の種類、必要に応じて使用される添加剤の有無、分散方法を含めたトナー製造方法によって決定されるもので、一義的に限定されるものではないが、好ましくはバインダ樹脂100重量部に対して、0.1〜10重量部の範囲で用いられる。好ましくは、0.2〜5重量部の範囲がよい。10重量部を超える場合にはトナーの帯電性が大きすぎ、荷電制御剤の効果を減退させ、現像ローラとの静電気的吸引力が増大し、現像剤の流動性低下や、画像濃度の低下を招く。
(離型剤)
離型剤としては、融点が50〜120℃の低融点のワックスが、バインダ樹脂との分散の中でより離型剤として効果的に定着ローラとトナー界面との間で働き、これにより定着ローラにオイルの如き離型剤を塗布することなく高温オフセットに対し効果を示す。このようなワックス成分としては、以下のものが挙げられる。ロウ類及びワックス類としては、カルナバワックス、綿ロウ、木ロウ、ライスワックス等の植物系ワックス、ミツロウ、ラノリン等の動物系ワックス、オゾケライト、セルシン等の鉱物系ワックス、及びおよびパラフィン、マイクロクリスタリン、ペトロラタム等の石油ワックス等が挙げられる。また、これら天然ワックスの外に、フィッシャー・トロプシュワックス、ポリエチレンワックス等の合成炭化水素ワックス、エステル、ケトン、エーテル等の合成ワックス等が挙げられる。さらに、12−ヒドロキシステアリン酸アミド、ステアリン酸アミド、無水フタル酸イミド、塩素化炭化水素等の脂肪酸アミド及び、低分子量の結晶性高分子樹脂である、ポリ−n−ステアリルメタクリレート、ポリ−n−ラウリルメタクリレート等のポリアクリレートのホモ重合体あるいは共重合体(例えば、n−ステアリルアクリレート−エチルメタクリレートの共重合体等)等、側鎖に長いアルキル基を有する結晶性高分子等も用いることができる。
荷電制御剤、離型剤はマスターバッチ、バインダ樹脂とともに溶融混練することもできるし、もちろん有機溶剤に溶解、分散する際に加えても良い。
(外添剤)
トナー粒子の流動性や現像性、帯電性を補助するための外添剤として、無機微粒子が好ましく用いられる。この無機微粒子の一次粒子径は、5×10−3〜2μmであることが好ましく、特に5×10−3〜0.5μmであることが好ましい。また、BET法による比表面積は、20〜500m/gであることが好ましい。この無機微粒子の使用割合は、トナーの0.01〜5wt%であることが好ましく、特に0.01〜2.0wt%であることが好ましい。
無機微粒子の具体例としては、例えばシリカ、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、酸化スズ、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素などを挙げることができる。中でも、流動性付与剤としては、疎水性シリカ微粒子と疎水性酸化チタン微粒子を併用するのが好ましい。特に両微粒子の平均粒径が5×10−2μm以下のものを使用して攪拌混合を行った場合、トナーとの静電力、ファンデルワールス力は格段に向上することより、所望の帯電レベルを得るために行われる現像装置内部の攪拌混合によっても、トナーから流動性付与剤が脱離することなく、ホタルなどが発生しない良好な画像品質が得られて、さらに転写残トナーの低減が図られる。
酸化チタン微粒子は、環境安定性、画像濃度安定性に優れている反面、帯電立ち上がり特性の悪化傾向にあることより、酸化チタン微粒子添加量がシリカ微粒子添加量よりも多くなると、この副作用の影響が大きくなることが考えられる。しかし、疎水性シリカ微粒子及び疎水性酸化チタン微粒子の添加量が0.3〜1.5wt%の範囲では、帯電立ち上がり特性が大きく損なわれず、所望の帯電立ち上がり特性が得られ、すなわち、コピーの繰り返しを行っても、安定した画像品質が得られる。
次に、トナーの製造方法について説明する。ここでは、好ましい製造方法について示すが、これに限られるものではない。
(トナーの製造方法)
1)着色剤、未変性ポリエステル、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー、離型剤を有機溶媒中に分散させトナー材料液を作る。
有機溶媒は、沸点が100℃未満の揮発性であることが、トナー母体粒子形成後の除去が容易である点から好ましい。具体的には、トルエン、キシレン、ベンゼン、四塩化炭素、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、トリクロロエチレン、クロロホルム、モノクロロベンゼン、ジクロロエチリデン、酢酸メチル、酢酸エチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどを単独あるいは2種以上組合せて用いることができる。特に、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒および塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素が好ましい。有機溶媒の使用量は、ポリエステルプレポリマー100重量部に対し、通常0〜300重量部、好ましくは0〜100重量部、さらに好ましくは25〜70重量部である。
2)トナー材料液を界面活性剤、樹脂微粒子の存在下、水系媒体中で乳化させる。
水系媒体は、水単独でも良いし、アルコール(メタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコールなど)、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、セルソルブ類(メチルセルソルブなど)、低級ケトン類(アセトン、メチルエチルケトンなど)などの有機溶媒を含むものであってもよい。
トナー材料液100重量部に対する水系媒体の使用量は、通常50〜2000重量部、好ましくは100〜1000重量部である。50重量部未満ではトナー材料液の分散状態が悪く、所定の粒径のトナー粒子が得られない。20000重量部を超えると経済的でない。
また、水系媒体中の分散を良好にするために、界面活性剤、樹脂微粒子等の分散剤を適宜加える。
界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、リン酸エステルなどのアニオン性界面活性剤、アルキルアミン塩、アミノアルコール脂肪酸誘導体、ポリアミン脂肪酸誘導体、イミダゾリンなどのアミン塩型や、アルキルトリメチルアンモニム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、ピリジニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、塩化ベンゼトニウムなどの4級アンモニウム塩型のカチオン性界面活性剤、脂肪酸アミド誘導体、多価アルコール誘導体などの非イオン界面活性剤、例えばアラニン、ドデシルジ(アミノエチル)グリシン、ジ(オクチルアミノエチル)グリシンやN−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウムべタインなどの両性界面活性剤が挙げられる。
また、フルオロアルキル基を有する界面活性剤を用いることにより、非常に少量でその効果をあげることができる。好ましく用いられるフルオロアルキル基を有するアニオン性界面活性剤としては、炭素数2〜10のフルオロアルキルカルボン酸及びその金属塩、パーフルオロオクタンスルホニルグルタミン酸ジナトリウム、3−[ω−フルオロアルキル(C6〜C11)オキシ]−1−アルキル(C3〜C4)スルホン酸ナトリウム、3−[ω−フルオロアルカノイル(C6〜C8)−N−エチルアミノ]−1−プロパンスルホン酸ナトリウム、フルオロアルキル(C11〜C20)カルボン酸及び金属塩、パーフルオロアルキルカルボン酸(C7〜C13)及びその金属塩、パーフルオロアルキル(C4〜C12)スルホン酸及びその金属塩、パーフルオロオクタンスルホン酸ジエタノールアミド、N−プロピル−N−(2−ヒドロキシエチル)パーフルオロオクタンスルホンアミド、パーフルオロアルキル(C6〜C10)スルホンアミドプロピルトリメチルアンモニウム塩、パーフルオロアルキル(C6〜C10)−N−エチルスルホニルグリシン塩、モノパーフルオロアルキル(C6〜C16)エチルリン酸エステルなどが挙げられる。
商品名としては、サーフロンS−111、S−112、S−113(旭硝子社製)、フロラードFC−93、FC−95、FC−98、FC−129(住友3M社製)、ユニダインDS−101、DS−102(ダイキン工業社製)、メガファックF−110、F−120、F−113、F−191、F−812、F−833(大日本インキ社製)、エクトップEF−102、103、104、105、112、123A、123B、306A、501、201、204、(トーケムプロダクツ社製)、フタージェントF−100、F150(ネオス社製)などが挙げられる。
また、カチオン性界面活性剤としては、フルオロアルキル基を右する脂肪族1級、2級もしくは2級アミン酸、パーフルオロアルキル(C6−C10)スルホンアミドプロピルトリメチルアンモニウム塩などの脂肪族4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム塩、塩化ベンゼトニウム、ピリジニウム塩、イミダゾリニウム塩、商品名としてはサーフロンS−121(旭硝子社製)、フロラードFC−135(住友3M社製)、ユニダインDS−202(ダイキンエ業杜製)、メガファックF−150、F−824(大日本インキ社製)、エクトップEF−132(トーケムプロダクツ社製)、フタージェントF−300(ネオス社製)などが挙げられる。
樹脂微粒子は、水系媒体中で形成されるトナー母体粒子を安定化させるために加えられる。このために、トナー母体粒子の表面上に存在する被覆率が10〜90%の範囲になるように加えられることが好ましい。例えば、ポリメタクリル酸メチル微粒子1μm、及び3μm、ポリスチレン微粒子0.5μm及び2μm、ポリ(スチレン―アクリロニトリル)微粒子1μm、商品名では、PB−200H(花王社製)、SGP(総研社製)、テクノポリマーSB(積水化成品工業社製)、SGP−3G(総研社製)、ミクロパール(積水ファインケミカル社製)等がある。
また、リン酸三カルシウム、炭酸カルシウム、酸化チタン、コロイダルシリカ、ヒドロキシアパタイト等の無機化合物分散剤も用いることができる。
上記の樹脂微粒子、無機化合物分散剤と併用して使用可能な分散剤として、高分子系保護コロイドにより分散液滴を安定化させても良い。例えばアクリル酸、メタクリル酸、α−シアノアクリル酸、α−シアノメタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、フマール酸、マレイン酸または無水マレイン酸などの酸類、あるいは水酸基を含有する(メタ)アクリル系単量体、例えばアクリル酸−β−ヒドロキシエチル、メタクリル酸−β−ヒドロキシエチル、アクリル酸−β−ヒドロキシプロビル、メタクリル酸−β−ヒドロキシプロピル、アクリル酸−γ−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸−γ−ヒドロキシプロピル、アクリル酸−3−クロロ2−ヒドロキシプロビル、メタクリル酸−3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル、ジエチレングリコールモノアクリル酸エステル、ジエチレングリコールモノメタクリル酸エステル、グリセリンモノアクリル酸エステル、グリセリンモノメタクリル酸エステル、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミドなど、ビニルアルコールまたはビニルアルコールとのエーテル類、例えばビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルプロピルエーテルなど、またはビニルアルコールとカルボキシル基を含有する化合物のエステル類、例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニルなど、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリルアミドあるいはこれらのメチロール化合物、アクリル酸クロライド、メタクリル酸クロライドなどの酸クロライド類、ビニルピリジン、ビニルピロリドン、ビニルイミダゾール、エチレンイミンなどの含窒素化合物、またはその複素環を有するものなどのホモポリマーまたは共重合体、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシプロピレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド、ポリオキシプロピレンアルキルアミド、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルフェニルエステル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエステルなどのポリオキシエチレン系、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどのセルロース類などが使用できる。
分散の方法としては特に限定されるものではないが、低速せん断式、高速せん断式、摩擦式、高圧ジェット式、超音波などの公知の設備が適用できる。この中でも、分散体の粒径を2〜20μmにするために高速せん断式が好ましい。高速せん断式分散機を使用した場合、回転数は特に限定はないが、通常1000〜30000rpm、好ましくは5000〜20000rpmである。分散時間は特に限定はないが、バッチ方式の場合は、通常0.1〜5分である。分散時の温度としては、通常、0〜150℃(加圧下)、好ましくは40〜98℃である。
3)乳化液の作製と同時に、アミン類(B)を添加し、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)との反応を行わせる。
この反応は、分子鎖の架橋及び/又は伸長を伴う。反応時間は、ポリエステルプレポリマー(A)の有するイソシアネート基構造とアミン類(B)との反応性により選択されるが、通常10分〜40時間、好ましくは2〜24時間である。反応温度は、通常、0〜150℃、好ましくは40〜98℃である。また、必要に応じて公知の触媒を使用することができる。具体的にはジブチルチンラウレート、ジオクチルチンラウレートなどが挙げられる。
4)反応終了後、乳化分散体(反応物)から有機溶媒を除去し、洗浄、乾燥してトナー母体粒子を得る。
有機溶媒を除去するためには、系全体を徐々に層流の攪拌状態で昇温し、一定の温度域で強い攪拌を与えた後、脱溶媒を行うことで紡錘形のトナー母体粒子が作製できる。また、分散安定剤としてリン酸カルシウム塩などの酸、アルカリに溶解可能な物を用いた場合は、塩酸等の酸により、リン酸カルシウム塩を溶解した後、水洗するなどの方法によって、トナー母体粒子からリン酸カルシウム塩を除去する。その他酵素による分解などの操作によっても除去できる。
5)上記で得られたトナー母体粒子に、荷電制御剤を打ち込み、ついで、シリカ微粒子、酸化チタン微粒子等の無機微粒子を外添させ、トナーを得る。
荷電制御剤の打ち込み、及び無機微粒子の外添は、ミキサー等を用いた公知の方法によって行われる。
これにより、小粒径であって、粒径分布のシャープなトナーを容易に得ることができる。さらに、有機溶媒を除去する工程で強い攪拌を与えることで、真球状からラクビーボール状の間の形状を制御することができ、さらに、表面のモフォロジーも滑らかなものから梅干形状の間で制御することができる。
また、本発明に係るトナーの形状は略球形状であり、以下の形状規定によって表すことができる。
図5は、本発明に係るトナーの形状を模式的に示す図である。図5において、略球形状のトナーを長軸r1、短軸r2、厚さr3(但し、r1≧r2≧r3とする。)で規定するとき、本発明のトナーは、長軸と短軸との比(r2/r1)(図5(b)参照)が0.5〜1.0で、厚さと短軸との比(r3/r2)(図5(c)参照)が0.7〜1.0の範囲にあることが好ましい。長軸と短軸との比(r2/r1)が0.5未満では、真球形状から離れるためにドット再現性及び転写効率が劣り、高品位な画質が得られなくなる。また、厚さと短軸との比(r3/r2)が0.7未満では、扁平形状に近くなり、球形トナーのような高転写率は得られなくなる。特に、厚さと短軸との比(r3/r2)が1.0では、長軸を回転軸とする回転体となり、トナーの流動性を向上させることができる。
なお、r1、r2、r3は、走査型電子顕微鏡(SEM)で、視野の角度を変えて写真を撮り、観察しながら測定した。
以上によって製造されたトナーは、磁性キャリアを使用しない1成分系の磁性トナー或いは、非磁性トナーとしても用いることができる。
また、2成分系現像剤に用いる場合には、磁性キャリアと混合して用いれば良く、磁性キャリアとしては、鉄、マグネタイト、Mn、Zn、Cu等の2価の金属を含むフェライトであって、体積平均粒径20〜100μmが好ましい。平均粒径が20μm未満では、現像時に感光体1にキャリア付着が生じやすく、100μmを越えると、トナーとの混合性が低く、トナーの帯電量が不十分で連続使用時の帯電不良等を生じやすい。また、Znを含むCuフェライトが飽和磁化が高いことから好ましいが、画像形成装置のプロセスにあわせて適宜選択することができる。磁性キャリアを被覆する樹脂としては、特に限定されないが、例えばシリコーン樹脂、スチレン−アクリル樹脂、含フッ素樹脂、オレフィン樹脂等がある。その製造方法は、コーティング樹脂を溶媒中に溶解し、流動層中にスプレーしコア上にコーティングしても良く、また、樹脂粒子を静電気的に核粒子に付着させた後に熱溶融させて被覆するものであってもよい。被覆される樹脂の厚さは、0.05〜10μm、好ましくは0.3〜4μmがよい。
本発明に係わる画像形成装置の概略構成を示す図である。 本発明に係わる正帯電の転写残トナーの中間転写体での回収を示す図である。 本発明に係わる負帯電の転写残トナーの中間転写体での回収を示す図である。 形状係数SF−1、形状係数SF−2を説明するためにトナーの形状を模式的に表した図である。 本発明に係るトナーの形状を模式的に示す図である。
符号の説明
1 感光体
2 帯電装置
2a 帯電ローラ
2b 帯電クリーニングブレード
3 クリーニング装置
3a クリーニングブレード
4 潤滑剤塗布装置
5 現像装置
5a 現像スリーブ
5b 攪拌部材
7 現像用器
8 ドクターブレード
10 中間転写ベルト
14 転写装置
15 ベルトクリーニング装置

Claims (27)

  1. 潜像担持体と、帯電ローラを潜像担持体表面に接触または近接させている帯電手段と、潜像担持体に露光して潜像を形成する潜像形成手段と、潜像担持体表面の潜像にトナーを供給し可視像化する現像手段と、潜像担持体と接触しつつ表面移動する表面移動部材との間に電界を形成して、潜像担持体上に形成されたトナー像を表面移動部材との間に挟持される記録材上又は表面移動部材上に転写させる転写手段と、転写後に潜像担持体表面に残留した転写残トナーを潜像担持体から回収するクリーニング手段とを備える画像形成装置において、
    前記帯電ローラへのトナーの付着を検知する検知手段を備え、この検知手段でトナーの付着を検知したときは、帯電ローラと潜像担持体との間に電位差を設けることで、帯電ローラに付着したトナーを潜像担持体に排出することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    正に帯電しているトナーを排出するときは、帯電ローラの電位をA、潜像担持体の電位をBとすると、A>Bなる関係を満足することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像形成装置において、
    負に帯電しているトナーを排出するときは、帯電ローラの電位をA、潜像担持体の電位をBとすると、A<Bなる関係を満足することを特徴とする画像形成装置。
  4. 潜像担持体と、潜像担持体表面に接触または近接させている帯電ローラと帯電ローラに付着したトナーを回収する帯電クリーニング部材とを備える帯電手段と、潜像担持体に露光して潜像を形成する潜像形成手段と、潜像担持体表面の潜像にトナーを供給し可視像化する現像手段と、潜像担持体と接触しつつ表面移動する表面移動部材との間に電界を形成して、潜像担持体上に形成されたトナー像を表面移動部材との間に挟持される記録材上又は表面移動部材上に転写させる転写手段と、転写後に潜像担持体表面に残留した転写残トナーを潜像担持体から回収するクリーニング手段とを備える画像形成装置において、
    前記帯電ローラへのトナーの付着を検知する検知手段を備え、この検知手段でトナーの付着を検知したときは、帯電クリーニング部材と帯電ローラと潜像担持体との間に電位差を設けることで、帯電クリーニング部材及び帯電ローラに付着したトナーを潜像担持体に排出することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置において、
    正に帯電しているトナーを排出するときは、帯電ローラの電位をA、潜像担持体の電位をB、帯電クリーニング部材の電位をCとすると、C>A>Bなる関係を満足することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項4または5に記載の画像形成装置において、
    負に帯電しているトナーを排出するときは、帯電ローラの電位をA、潜像担持体の電位をB、帯電クリーニング部材の電位をCとすると、C<A<Bなる関係を満足することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記検知手段は、帯電ローラへのトナーの付着を、帯電ローラの抵抗を定電流制御で測定することにより検知することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記検知手段は、帯電ローラへのトナーの付着を、光学式センサを用いて検知することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の画像形成装置において、
    帯電手段から潜像担持体に排出されたトナーを転写手段で回収することを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項9に記載の画像形成装置において、
    転写手段にクリーニング手段を設置することを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1ないし8のいずれかに記載の画像形成装置において、
    帯電手段から潜像担持体に排出されたトナーを現像手段で回収することを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1ないし11のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記現像手段で使用されるトナーは、平均円形度が0.93〜1.00の範囲にあることを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項1ないし12のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記現像手段で使用されるトナーは、体積平均粒径(Dv)が3.0〜8.0μmで、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が1.00〜1.40の範囲にあることを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項1ないし13のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記現像手段で使用されるトナーは、形状係数SF−1が100〜180の範囲にあり、形状係数SF−2が100〜180の範囲にあることを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項1ないし14のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記現像手段で使用されるトナーは、少なくとも、窒素原子を含む官能基を有するポリエステルプレポリマー、ポリエステル、着色剤、離型剤とを有機溶媒中に分散させたトナー材料液を、水系媒体中で架橋及び/又は伸長反応させて得られるトナーであることを特徴とする画像形成装置。
  16. 請求項1ないし15のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記現像手段で使用されるトナーは、略球形状であり、その形状が長軸r1、短軸r2、厚さr3で規定され(但し、r1≧r2≧r3とする。)、長軸r1と短軸r2との比(r2/r1)が0.5〜1.0の範囲にあり、厚さr3と短軸r2との比(r3/r2)が0.7〜1.0の範囲にあることを特徴とする画像形成装置。
  17. 潜像を形成する潜像担持体と、帯電ローラを潜像担持体表面に接触または近接させている帯電手段と、潜像担持体表面の潜像にトナーを供給し可視像化する現像手段とを少なくとも含んで一体に支持され、画像形成装置本体に着脱自在に形成されるプロセスカートリッジにおいて、
    前記帯電ローラへのトナーの付着を検知する検知手段を備え、この検知手段でトナーの付着を検知したときは、帯電ローラと潜像担持体との間に電位差を設けることで、帯電ローラに付着したトナーを潜像担持体に排出することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  18. 請求項17に記載のプロセスカートリッジにおいて、
    正に帯電しているトナーを排出するときは、帯電ローラの電位をA、潜像担持体の電位をBとすると、A>Bなる関係を満足することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  19. 請求項17または18に記載のプロセスカートリッジにおいて、
    負に帯電しているトナーを排出するときは、帯電ローラの電位をA、潜像担持体の電位をBとすると、A<Bなる関係を満足することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  20. 潜像担持体と、潜像担持体表面に接触または近接させている帯電ローラと帯電ローラに付着したトナーを回収する帯電クリーニング部材とを備える帯電手段と、潜像担持体表面の潜像にトナーを供給し可視像化する現像手段とを少なくとも含んで一体に支持され、画像形成装置本体に着脱自在に形成されるプロセスカートリッジにおいて、
    前記帯電ローラへのトナーの付着を検知する検知手段を備え、この検知手段でトナーの付着を検知したときは、帯電クリーニング部材と帯電ローラと潜像担持体との間に電位差を設けることで、帯電クリーニング部材及び帯電ローラに付着したトナーを潜像担持体に排出することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  21. 請求項20に記載のプロセスカートリッジにおいて、
    正に帯電しているトナーを排出するときは、帯電ローラの電位をA、潜像担持体の電位をB、帯電クリーニング部材の電位をCとすると、C>A>Bなる関係を満足することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  22. 請求項20または21に記載のプロセスカートリッジにおいて、
    負に帯電しているトナーを排出するときは、帯電ローラの電位をA、潜像担持体の電位をB、帯電クリーニング部材の電位をCとすると、C<A<Bなる関係を満足することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  23. 電子写真プロセスの現像工程に供されるトナーであって、
    該トナーは、請求項1ないし11のいずれかに記載の画像形成装置において使用されるトナーであり、平均円形度が0.93〜1.00の範囲にあることを特徴とするトナー。
  24. 電子写真プロセスの現像工程に供されるトナーであって、
    該トナーは、請求項1ないし11のいずれかに記載の画像形成装置において使用されるトナーであり、 体積平均粒径が3.0〜8.0μmで、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が1.00〜1.40の範囲にあることを特徴とするトナー。
  25. 請求項23又は24に記載のトナーにおいて、
    前記トナーは、形状係数SF−1が100〜180の範囲にあり、形状係数SF−2が100〜18範囲にあることを特徴とするトナー。
  26. 請求項23ないし25のいずれかに記載のトナーにおいて、
    前記トナーは、少なくとも、窒素原子を含む官能基を有するポリエステルプレポリマー、ポリエステル、着色剤、離型剤とを有機溶媒中に分散させたトナー材料液を、水系媒体中で架橋及び/又は伸長反応させて得られることを特徴とするトナー。
  27. 請求項23ないし26のいずれかに記載のトナーにおいて、
    前記トナーは、略球形状であり、その形状が長軸r1、短軸r2、厚さr3で規定され(但し、r1≧r2≧r3とする。)、長軸r1と短軸r2との比(r2/r1)が0.5〜1.0の範囲にあり、厚さr3と短軸r2との比(r3/r2)が0.7〜1.0の範囲にあることを特徴とするトナー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006350250A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Ricoh Co Ltd クリーニング装置、およびそれを用いた画像形成装置
JP2008046445A (ja) * 2006-08-18 2008-02-28 Ricoh Co Ltd 付着物吸引除去装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2017142516A (ja) * 2017-03-23 2017-08-17 キヤノン株式会社 画像形成装置

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