JP2005091176A - 光学的形状計測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空間符号化法で個別領域と領域ごとの局所的な詳細形状を求める場合、領域境界で生じる符号誤りの影響を無くす光学的形状測定装置を提供する。
【解決手段】測定物体に光パターンを照射する照射手段Aと、測定物体表面で反射された光パターンを得る撮像手段6と、撮像パターンから測定物体の表面形状を計算する計算手段7、8、9からなり、前記光パターンが空間符号化法の空間符号パターンと、符号化された領域ごとに繰り返す繰り返しパターンであり、それぞれから領域番号と領域内の詳細形状を求め、両者を統合して測定物全体の形状を計算する光学的形状測定装置において、前記パターンを用いて測定したずらし無し形状と、前記パターンを符号化された領域に対して領域の半分の幅だけ基線方向にずらした前記空間符号パターンおよび繰り返しパターンを照射し、その撮像パターンから求めたずらし有り形状とを重み付け加算して、最終形状を得る。
【選択図】図1

Description

本発明は、測定物体にパターン光を照射し、その反射像の光量情報から、非接触で形状計測を行う光学的形状計測装置に関するものである。
従来、測定物体にパターン光を照射し、その反射光のパターンをカメラで撮像することでパターンの変形から光学的に形状測定を行うパターン投影法が知られている。2値パターンを照射する空間符号化法は、パターン投影法の中でもよく用いられている形状計測手法である(例えば、特許文献1および2参照)。
その原理は、まず測定領域全体を2つの領域に分割し、各々を0、1と符号化し、黒白の光量を対応させたパターン(空間符号パターン)を照射する(例えば、非特許文献1ないし3参照)。形状測定装置の構成は、測定物体にパターンを照射するプロジェクタ、反射パターンを撮像するカメラから構成されるのが一般的である。
また、縞走査法のかわりに繰り返しを持つ強度比法を用い、位相不定を繰り返しなし強度比法で除去し、さらに、多値化した空間符号化法と縞走査法や強度比法の組み合わせものも研究されている。
特許文献1の位置計測方法で開示された技術の原理は、非特許文献1に更に詳しく説明されている。まず測定領域全体を2つの領域に分割し、各々を0、1と符号化し、黒白の光量を対応させたパターン(空間符号パターン)を照射する。
撮像された反射パターンで黒く観察された部分は0、白く観察された部分は1に対応する。さらに2分割の領域の幅を各々半分にして、4つの領域を0、1、0、1と符号化し、対応する黒白パターンを照射する。
2分割したどちらの領域にあるかは分かっているので、各領域についてさらに2分割した4領域のうちどの領域にいるかは、反射光量から各点ごとに判断できる。
同様にして領域を1/2に縮小しながらn枚の白黒パターンを照射すると、プロジェクタの照射領域を2^n(2のn乗。^はべき乗を意味する)に分割した領域番号を、撮像パターンの各点ごとに判断できる。
符号化には、上記の単純な2進符号化ではなく、符号化誤り耐性のあるグレーコードと呼ばれる2進符号が用いられる。例えば2領域ではそのまま0、1と符号化し、4領域に分けた場合は0、1、1、0、8領域では01100110と符号化する。
グレーコードを用いることで、空間符号パターンのずれやぼけなどで領域境界に符号化に誤りが発生しても、最悪でも隣接領域と判断されるだけで、大域的な符号化誤りを生じない。大域的に領域判定を誤ると、大幅に突出したり凹んだ形状として認識されるので、この性質は望ましい。
光量分布が正弦波状の縞パターンを走査する位相シフト法(縞走査法)も良く用いられる手法の一つで、その原理は、非特許文献2に詳しく説明されている。
この非特許文献2の88ページにしたがうと、x軸方向に
I(x)=A(x)+B(x)cos(φ(x)+φo)
の照射強度変化を持つパターンをφo=0、π/2、π、3π/2と変化させた反射パターンの光量分布I0、I1、I2、I3から、
φ(x)=atan((I3(x)−I1(x))/(I0(x)−I2(x))
から位相(局所位相)φを得る。
ここで関数atanは関数tanの逆関数である。この位相φは照射角度に対応するが、φは各領域ごとに0から2πの間の値をとるため、このままでは照射角度とは1対1に対応付けできないが、領域番号をLid(1,2,…,m−1)とすると、
φg=φ+2πLid
とすれば、測定領域全体で大域位相φgと照射角度を一意に対応付けできる。
結局φgから撮像パターンの画素ごとにプロジェクタからの照射角度αが分かり、撮像に用いたカメラの各画素毎に入射光の入射角度βが分かり、予めカメラとプロジェクタの光学中心の距離である基線長Lが分かっているので、三角測量の原理から、
z=L/(tanα+tanβ)
の式を用いて、撮像パターンの画素毎に距離zを測定できる。
縞走査法ではLidは撮像パターンから分からないので、位相不定のあるφからφgを求めるため、通常は、特定の縞にマーカーを設けたり、縞の空間周波数に制限を付け、フーリエ変換を利用したり、隣接周期間で位相の連続性を仮定するなどの手法を用いて、大域位相φgを求めるアンラッピングという操作を行う。
縞走査法の位相不定を解決するため、各縞の周期番号を空間符号化法で特定する手法が用いられている。レーザ走査でパターンを生成し、空間符号化法と位相シフト法の組み合わせた例は、特許文献2の形状計測装置に開示されている。
この特許文献2に図示されている技術では、光照射手段から被測定物体にレーザ光走査によりパターン光を照射し、撮像手段でその反射像を検知することで形状を計測する(特許文献2の図1参照)。
そのとき、照射手段で空間符号パターンを照射して粗形状(分割された個別領域の符号)を求め、縞走査パターンを照射して細部形状(位相不定を含む位相)を求め、これらを合成して最終形状を求める。
更に、特許文献2に示された構成図によれば、各々に空間符号化法の符号が与えられた個別領域(小空間、特許文献2の図12参照)の空間コード番号が付与されている個々の領域)に対して縞走査法の縞周期J周期(0(J(=1)からなる個別領域を対応させる方法をとっている。
J=1の場合で説明すると、小空間は縞の1周期に相当し、縞走査法では、周期ごとの局所的な位相だけを検知し、空間符号化法で2πの位相不定性を特定することで、位相連続性などの推定を含まずに絶対位相が求められる。
また更に、この測定方法に関連する技術として、非特許文献3が挙げられる。
特開昭60−152903号公報 特開平11−148810号公報 井口征士,佐藤宏介:「三次元画像計測」, pp.80-91,昭晃堂,(1990) 吉澤徹編:「光三次元計測」第2版, pp.87-90, pp.114-116, 新技術コミュニケーションズ,(1998) ビー・キャリヒルおよびアール・ハンメル(B.CarrihillandR.Hummel)編:強度比深さセンサによる実験("Experiments with the Intensity Ratio Depth Sensor"),コンピュータビジョン,グラフィックス,および画像処理(Computer Vision, Graphics, and Image Processing),vol.32, pp.337-358,1985年
しかしながら、上記従来技術には、空間符号化法で絶対位相を特定する場合の問題は、異なる符合で符号化された領域(小空間)の境界で、照射パターンずれやパターンぼけにより符号誤りが生じることである。
符号化がバイナリコードであれグレーコードであれ、照射パターンずれやパターンぼけがあれば必ずこの符号誤りが生じる。符号誤りがあれば、2πの整数倍だけ絶対位相がずれ、誤り耐性があるグレーコードを用いても±2πの誤りを生じる。
結果的に、個別領域の境界に局在したトゲ状の形状誤りが生じる。フィルタを通すことによって統計的にトゲ状の形状誤りを除去を行うこともできるが、その場合は形状に推定が入るため、計測用途ではフィルタ処理による誤り除去は望ましくない。
縞走査法でなく、複数のスリット光を同時走査するマルチスリット法と、スリット毎に空間符号を付与することでスリット番号を判定するマルチスリット法と空間符号化法の組み合わせでも事情は同じである。
個別領域の境界で符号誤りがあると、スリット光が個別領域境界に近い場合、個別領域の符号が誤れば、複数のスリットの判定に誤りが生じ、そのスリットから得られた形状は誤りとなる。
以上の例から分かるように、一般に、空間符号化法で符号化された個別領域を判定し、個別領域ごとに局所的な詳細形状を求める場合は、詳細形状を求める手法によらず、領域境界での符号誤りが生じる問題がある。
そこで本発明の目的は、上記の問題点を解決するために、空間符号化法で符号化された個別領域を判定し、個別の領域ごとに周期パターンを照射することで領域ごとの局所的な詳細形状を求め、それらを統合して形状を測定し、照射パターンずれにより符号化された個別の領域の境界で生じる符号誤りの影響を無くす光学的形状測定装置を提供することにある。
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明では、測定物体に光パターンを照射する照射手段と、測定物体表面で反射された光パターンを得る撮像手段と、撮像パターンから測定物体の表面形状を計算する計算手段からなり、前記光パターンが空間符号化法の空間符号パターンと、符号化された領域ごとに繰り返す繰り返しパターンであり、前記空間符号パターンからは領域番号を求め、前記繰り返しパターンからは領域内の詳細形状を求め、両者を統合して測定物全体の形状を計算する光学的形状測定装置において、前記パターンを用いて測定した形状(ずらし無し形状)と、前記パターンを符号化された領域に対して領域の半分の幅(半領域)だけ基線方向(前記撮像手段の光学中心から照射手段の光学中心を向く方向)にずらした前記空間符号パターンおよび繰り返しパターンを照射し、その撮像パターンから求めた形状(ずらし有り形状)とを重み付け加算して、最終形状を得る光学的形状測定装置を特徴とする。
また、請求項2記載の発明では、前記繰り返しパターンの光量分布Iが、AとBとφcを定数、φを領域内で0から2πまで変化する位相、φoを初期位相として、I=A+Bcos(φ+φo)の形の正弦波であり、φo=0、π/2、π、3π/2である4枚の繰り返しパターンから得られた撮像パターンの光量分布をPpc、Pns、Pnc、Ppsとすると、測度関数φ=atan((Pps−Pns)/(Ppc−Pnc))+φcから求めた位相φから、領域内の詳細形状を求める請求項1記載の光学的形状測定装置を特徴とする。
また、請求項3記載の発明では、前記繰り返しパターンの光量分布Iが、AとBとφcを定数、φを領域内で0から2πまで変化する位相として、Ic=A+Bcos(φ)、Is=A+Bsin(φ)、Io=Aの3パターンであり、これらから得られる撮像パターンの光量分布をPpc、Pps、Pmとすると、測度関数φ=atan((Pps−Pm)/(Ppc−Pm))+φcで求めた位相φから領域内の詳細形状を求める請求項1記載の光学的形状測定装置を特徴とする。
また、請求項4記載の発明では、前記繰り返しパターンの光量分布Iが、AとBとCとφcを定数、φを領域内で0から2πまで変化する位相、fとgを領域毎に0から1まで単調増加と単調減少を交互に繰り返すが同じ領域内では増加と減少が逆である2つの連続関数で、hを区間[(A−C)/(A−C+B)、(A−C+B)/(A−C)]を区間[−∞、∞]に写像する連続一価関数として、Ip=A+Bf(φ)とIn=A+Bg(φ)とIc=Cの3パターンであり、これらから得られる撮像パターンの光量分布をPp、Pn、Pcとすると、測度関数φ=2atan(h((Pp−Pc)/(Pn−Pc)))+φcで求めた位相φから、領域内の詳細形状を求める請求項1記載の光学的形状測定装置を特徴とする。
また、請求項5記載の発明では、ずらし無し形状に対して重み付け加算する重み関数wが、位相が0と2πで重みが0、πで重みが1となる連続関数であり、ずらし有り形状に対しては重み関数を(1−w)とすることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項記載の光学的形状測定装置を特徴とする。
また、請求項6記載の発明では、前記重み関数wが、位相が0と2πで位相に対する微分が0である請求項5記載の光学的形状測定装置を特徴とする。
また、請求項7記載の発明では、前記重み関数wが、位相φに対し、0<=φ<π/2では2(φ/π)^2、π/2<=φ<3π/2では1−2((φ−π)/π)^2、3π/2<=φ<2πでは2((φ−2π)/π)^2の区分2次式である請求項6記載の光学的形状測定装置を特徴とする。
また、請求項8記載の発明では、前記繰り返しパターンの光量分布が領域ごとに1本ずつスリットを設けたマルチスリットパターンであり、マルチスリットの位置を領域内で走査した複数のマルチスリットパターンから、領域内の詳細形状を求める請求項1記載の光学的形状測定装置を特徴とする。
また、請求項9記載の発明では、領域の幅で規格化した領域内のスリット位置ψ(0<=ψ<1)に対し、前記重み関数wが、0<=ψ<1/4で0、1/4<=ψ<3/4で1、3/4<=ψ<1で0である請求項8記載の光学的形状測定装置を特徴とする。
また、請求項10記載の発明では、バイナリコードで表現された空間符号パターンの最下位ビットパターンB0を領域番号が増加する方向に半領域ずらしたパターンB0’を照射し、この撮像パターンの光量分布を2値化した符号分布Lb0’と、ずらし無しの条件から得られたバイナリコードで表現された空間符号分布の最下位ビットの符号分布Lb0、およびずらし無しの条件から得られた領域番号分布Lidを用い、ずらし有りの条件の領域番号分布Lid’をLid’=Lid−|Lb0−Lb0’|から求める請求項1記載の光学的形状測定装置を特徴とする。
また、請求項11記載の発明では、ずらし無し形状を求める場合と、ずらし有り形状を求める場合に、繰り返しパターンとして同じものを用いる請求項2または3記載の光学的形状測定装置を特徴とする。
空間符号化により領域を判別し、別手法で個別領域内の詳細形状を計算するのに加え、領域分けを半領域だけずらした時の形状を計算し、両者に重みをつけて最終形状としているので、空間符号パターンのずれで領域境界に生じる大きな誤差を除外することができる。
領域ごとの詳細形状を縞走査法で求めるので、形状測定の精度を高めることができ、また、繰り返しパターンとしてパターンの1枚が平坦分布であるため、相互のパターンずれが生じにくく、さらに、繰り返しパターンとしてパターンの1枚が平坦分布であり、照射パターンの光量分布が正弦波である必要がないため、相互のパターンずれが生じにくく、パターンの設計及び製造が容易である利点がある。
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明による光学的形状計測装置の第1の実施の形態を示すブロック部分を含む概略図である。本実施の形態では、バイナリコードを用いた空間符号化法で領域を判別し、4位相からなる縞走査法で各領域内の詳細形状を求める。
第1の実施の形態の光学的形状計測装置は、図1に示すように、光源1と液晶パネル2と結像レンズ3とからなるプロジェクタA、撮像手段である結像レンズ4とCCD5からなるカメラ6、測定物体の形状を計算する表面形状ずらし無し計算部7とずらし有り計算部8、2者の形状を統合する形状統合部9、形状データを出力する形状出力部10、プロジェクタAの制御を行うプロジェクタ制御部11から構成されている。
プロジェクタAが照明手段、カメラ6が撮像手段、ずらし無し計算部とずらし有り計算部と形状統合部が計算手段に相当する。プロジェクタAは測定物体上に照射パターンを照射する。
照射パターンは液晶パネル2により動的に切り換えられる。測定物体で反射された光はカメラ6内のCCD5に結像する。カメラ6の結像レンズ4の光学中心に座標原点を置き、X軸上にプロジェクタAの結像レンズ3の光学中心がある。
Y軸は紙面手前側を向くが、ここでの議論には無関係なので省略する。カメラ6の結像レンズ4とプロジェクタAの結像レンズ3の間隔(基線長)をLとすると、測定物体の表面の距離zは、照射角度α、受光角度βから、三角測量の原理により、z=L/(tanα+tanβ)から計算する。
受光角度βは、ピンホールカメラ近似が成り立つ条件でCCD5の画素ごとに画素の座標から決まる。同様に液晶パネル2の画素ごとに、照射角度αが対応している。
プロジェクタAから光量変調をかけたパターンを照射し、カメラ6の画素毎に検知される光量から空間符号化法を用いて領域0から領域m−1を判別し、縞走査法で各領域内の局所位相φを求めることで測定物体の距離が求められる。
本実施の形態では領域数mを16としておくが、別な値でも構わない。領域番号Lid=0...m−1と局所位相φが分かれば、照射角度αと1対1に対応する大域位相φgがφg=φ+2πLidから求められる。
大域位相φgと照射角度αの関係α=K(φ)をプロジェクタAの配置と照射パターンからあらかじめ求めておけば、カメラ6の画素ごとに空間座標zが計算できることになる。
図1において、照射する正弦波パターンはI=A+Bcos(φ+φo)の形をしており、φo=0、π/2、π、3π/2のパターンpC、pS、nC、nSを照射する。
空間符号パターンとしては、バイナリコードを用いた空間符号パターンをB0、B1、B2、B3を用いる。この4枚は領域毎に領域番号を2値に符号化した空間符号パターン名で、0、1、2、3は下位から数えたビット位置を意味する。
さらに、B0、B1、B2、B3を領域の領域番号の増加する方向に半領域だけずらした空間符号パターンであるB0’、B1’、B2’、B3’を照射する。以下では’が付いた記号は、ずらし有りの条件であることを意味する。
図2は照射パターンの照射光量分布をずらし無しとずらし有りに対応する領域番号LidとLid’とともに示す分布図である。さらに述べれば図2はpC、pS、nC、nS、B0、B1、B2、B3、B0’、B1’、B2’、B3’に対応する照射パターンの照射光量分布をIpc、Ips、Inc、Ins、Ib0、Ib1、Ib2、Ib3’、Ib0’、Ib1’、Ib2’、Ib3’として、ずらし無しとずらし有りに対応する領域番号LidとLid’とともに示す分布図である。
図2において、繰り返しパターンpC、pS、nC、nSの撮像光量分布Ppc、Pps、Pnc、Pnsからφ=atan((Pps−Pns)/(Ppc−Pnc))により局所位相φを求める。ここではφc=0とした。
空間符号パターンB0、B1、B2、B3の4枚を照射して得られた撮像パターンの光量分布Pb0、Pb1、Pb2、Pb3を白黒の2値に読み換え、各パターンをビット位置0、1、2、3とみれば、ずらし無し条件での領域番分布Lidが求まる。
同様にB0’、B1’、B2’、B3’の撮像パターンの光量分布Pb0’、Pb1’、Pb2’、Pb3’から、ずらし有り条件での領域番号Lid’が求まる。φ、Lid、Lid’から、ずらし無しの大域位相φgとずらし有りの大域位相φg’が求まる。
さらに照射角度α、α’、距離情報z、z’が計算される。ここまでの計算は、ずらし無し条件に関してはずらし無し形状計算部7で、ずらし有り条件に関してはずらし有り形状計算部8で計算される。
もしプロジェクタAやカメラ6の結像レンズ4のぼけや、パターンずれなどの影響が生じると、繰り返しパターンpC、pS、nC、nSと空間符号パターンB0、B1、B2、B3がずれることになる。
図3は照射パターンの照射光量分布を繰り返しパターンに対しB0がずれた場合を説明する分布図である。図4は照射パターンの照射光量分布を繰り返しパターンに対しB0がずれた場合を説明する分布図である。
CCD5上の画素位置で得られた繰り返しパターンの撮像光量分布Ppc、Pps、Pnc、Pnsに対し、空間符号パターンの最下位ビットに対応するパターンB0が領域番号が増える方向にずれたとすると、光量分布分布Pb0は、ずれの無い条件である点線でなく、実線のPb0のようになる(図3)。
その結果Pb0、Pb1、Pb2、Pb3から得られた領域番号Lidも点線から実線のように変化する。するとφとLidから得られる大域位相φgに領域境界で2πの飛びが生じ、結局奥行き距離zにも飛びが生じる(図3)。領域境界で発生する形状誤差の原因がこれである。
zの誤差は領域境界に局在するので、領域境界が半領域だけずれたzとz’を用い、求めた局所位相φから重み関数w=(1−cosφ)/2で、重み付けした距離zw=zw+z’(1−w)を計算すれば、重み関数w=(1−cosφ)/2は、領域境界(φ=0、2π)で0、領域中央(φ=π)で1であるため、領域境界で生じた位相飛びの効果が相互に抑制されて、飛びの無い奥行き距離zwが得られる(図4)。
wはφ=0、2πで微分が0であり、領域境界近傍ではほとんど0であり続けるため、パターンのずれが領域境界から広がってもzのとびを抑制する効果が薄れない.奥行き距離zwは形状統合部で計算され、形状データは形状出力部でファイルなどに出力される。
本実施例では、空間符号パターンはずらし無しとずらし有りの2条件に対してB0、B1、B2、B3、B0’、B1’、B2’、B3’の8枚を用意しているが、局所位相を計算するためには繰り返しパターンpC、pS、nC、nSの4枚をずらし無しとずらし有りの条件で共有しており、共有しない場合の枚数8枚に比べて、繰り返しパターンの枚数が半分になっている。
空間符号パターンB0’、B1’、B2’、B3’は、領域番号の増加する方向に半領域だけずらしてあるが、領域番号の減少する方向に半領域ずらしても効果は同じである。
図4では、奥行き距離zとz’の重なりが無い部分(図中では左端、一般に領域0の左端と領域m−1の右端)では奥行き距離zwを与えていないが、どちらかzかz’の一方は常に求まっているので、それをzwとすればよい。
次に、第2の実施の形態について説明する。本実施の形態において、照射部と撮像部は第1の実施の形態と共通なので説明を省略し、繰り返しパターンによる位相計算も共通なので説明を省略し、空間符号パターンについてだけ説明する。
第2の実施の形態は、空間符号化を行うパターンとして、第1の実施の形態のバイナリコードではなくグレーコードで符号化された空間符号パターンG0、G1、G2、G3を用いる。
また、第1の実施の形態のように半領域ずらした空間符号パターンをすべて用意するのではなく、バイナリコードで符号化した空間符号パターンのうち最下位ビットのパターンB0’だけを用いる。
図5は空間符号パターンの照射光量分布と対応する領域番号Lidを示す分布図である。グレーコードを用いると、照射パターンの空間周波数が下がり、符号化誤りが減る点が利点となる。
空間符号パターンG0、G1、G2、G3、B0’の照射光量分布Ig0、Ig1、Ig2、Ig3と、対応する領域番号Lidを図5に示している。Lidが求まれば、B0に相当する符号分布Lb0はLb0=mod2(Lid)から求められる。
B0’の撮像パターンを2値化することで符号分布Lb0’が得られる。ずらし有り条件の領域番号Lid’は、図5に示すように、Lid’=Lid−|Lb0−Lb0’|から求められる。
第1の実施の形態に比べて空間符号パターンの枚数を1枚に減らせるので、照射時間を短くできる利点がある。Lb0とLidさえ求まればよいので、符号化がグレーコードでなくバイナリであっても問題ない。
次に、第3の実施の形態について説明する。照射部と撮像部と照射する空間符号パターンは第1の実施の形態と共通なので説明を省略し、繰り返しパターンについてだけ説明する。
図6は第1の繰り返しパターンの照射光量を示す分布図である。第3の実施の形態では、第1の繰り返しパターンのうちpC、pSを用い、さらにpC、pSの中間の光量を平坦に照射するパターンMを用いる。図6には、pC、pS、Mの照射光量Ipc、Ips、Imを示している。
図7は重みと局所位相の関係を示す分布図である。局所位相φは、pC、pS、Mから得られる撮像パターンの光量分布Ppc、Pps、Pmから、測度関数φ=atan((Pps−Pm)/(Ppc−Pm))+φcで得られる。ここではφc=0とした。
重み関数wとしては、位相φに対し、0<=φ<π/2では2(φ/π)^2、π/2<=φ<3π/2では1−2((φ−π)/π)^2、3π/2<=φ<2πでは2((φ−2π)/π)^2の形の2次の区分多項式を用いており(図7)、第1の実施の形態のw=(1−cosφ)/2を用いる場合に比べて重み付け加算の計算を高速に行える。
この第3の実施の形態では、位相を求めるためのパターン数を必要最小限の3枚まで減らし、また、パターンの1枚を平坦パターンMとしたので、パターンMの撮像光量分布を測定物体のテキスチャ画像として用いることができる。
次に、第4の実施の形態について説明する。撮像部と照射する空間符号パターンは第1の実施の形態と共通なので説明を省略する。照射部に関しては、第1の実施の形態のプロジェクタAの液晶パネル2の代わりに、濃度を変調した透過マスクを配置し、この透過マスクを交換することでパターンを照射する。
透過マスクの交換機構は予め複数のパターンを円板に書き込んでおいて、この円板を回転させて切り換えるなどさまざまな方法があるが、本発明の本質とは関わらないので説明を省略する。
繰り返しパターンとしては、第4の実施の形態の領域ごとに交互に単調増加と減少を繰り返すパターンPとN、および一定の光量を平坦に照射するパターンCを用いる。
図8はP、N、Cの照射光量分布Ip、In、Icを示す分布図である。半領域ずらした場合、繰り返しパターンとして、パターンPとNを半領域ずらしたパターンP’とN’を用いるが、平坦パターンCは同じパターンを用いる。
ずらし無しの条件に対する局所位相φは、パターンP、N、Cから得られた撮像パターンの光量分布をPp、Pn、Pcとすると、φ=2atan(h((Pp−Pc)/(Pn−Pc)))+πから求める(φc=π)。
Ip=A+Bφ/π、In=A+B(1−φ/π)、Ic=A−D、h(x)=(x−(K+1/K)/2)/(x−K)(1/K−x)、K=D/(B+D)とする。ここでA、B、Dは正の定数で、A>Dとする。ずらし有りの条件でも同じ式を用いて計算する。
図9は重みと局所位相の関係を示す分布図である。重み関数としては、図9に示す区分1次式を用いる。区分1次式は、0<=φ<π/4では0、π/4<=φ<3π/4では2(φ−π/4)/π、3π/4<=φ<5π/4では1、5π/4<=φ<7π/4では2(7π/4−φ)/π、7π/4<=φ<2πでは0の値をとる。
第4の実施の形態の照射パターンは直線状の光量が変化するので、パターンを照射する透過マスクの製造が簡単化される。重み関数が区分1次式なので、重み付け加算の計算が簡単化される。
次に、第5の実施の形態について説明する。照射部と撮像部と照射する空間符号パターンは第1の実施の形態と共通なので説明を省略する。この第5の実施の形態では、繰り返しパターンとして領域当たり4本のスリットを配したマルチスリットパターンS0、S1、S2、S3を用いる。
図10はマルチスリットパターンに対応する照射光量分布を示す分布図である。S0、S1、S2、S3は、領域の幅で規格化した領域内のスリット位置ψ(0<=ψ<1)に対し、各々ψ=1/8、3/8、5/8、7/8の位置にスリットがある。
図11は重みとスリット位置の関係を示す分布図である。図11に示す重み関数wは、0<=ψ<1/4で0、1/4<=ψ<3/4で1、3/4<=ψ<1で0である。スリットパターンではスリット位置でしか測定できないため、重み関数も図11に示す単純な2値の階段分布で構わない。
繰り返しパターンとしてマルチスリットパターンを用いると、スリット位置でしか距離は求められないが、測定物体の反射率の変化により受光光量が変動してもスリット位置の検知が容易である利点がある。領域当たりのスリットの本数を増やせば、照射パターン数は増えるが形状の計測点数を増やせる。
本発明の光学的形状測定装置では、測定物体に光パターン(照射パターン)を照射する照射手段と、測定物体表面で反射された光パターン(撮像パターン)を得る撮像手段と、撮像パターンから測定物体の表面形状を計算する計算手段からなっている。
照射パターンは空間符号化法の光パターン(空間符号パターン)と、符号化された領域ごとに繰り返す光パターン(繰り返しパターン)であり、空間符号パターンからは領域番号を求め、繰り返しパターンからは領域内の詳細形状を求め、両者を統合して測定物全体の形状を計算する。
前記パターンを用いて測定した形状(ずらし無し形状)と、前記のパターンを符号化された領域に対して領域の半分の幅(半領域)だけ基線方向(撮像手段の光学中心から照射手段の光学中心を向く方向)にずらした空間符号パターンおよび繰り返しパターンを照射し、その撮像パターンから求めた形状(ずらし有り形状)とを重み付け加算して、最終形状を得ている。
空間符号パターンを照射して領域を分割すると、照射パターンずれやパターンぼけにより、境界位置がずれてしまいうことは従来技術の説明で既に述べた。空間符号パターンは、本来は領域境界が一致するように照射されるので、境界位置ずれは領域境界で一番生じやすく、領域中央ではほとんど起こらない。
つまり測定形状の信頼性が領域周期で増減を繰り返し、領域境界に局在して信頼性が下がる。この事実を利用して、照射パターンをずらさずに計測したずらし無し形状と、照射パターンを半領域ずらして計測したずらし有り形状は、信頼性の低い領域境界が相互に半領域だけずれる。
ずらし無しパターンで計測した距離zに対しては信頼性の高い領域の中央で大きく、信頼性の低い領域境界で小さくなる重みw(ただし、0<=w<=1)を付け、ずらし有りパターンで計測した距離z’に対しては、重み(1−w)を付け、両者を合成した距離zw=zw+z’(1−w)を最終的に得られる距離とすれば、z1、z2の領域境界で生じる誤差が抑制された距離データ、つまり形状を測定することができる。
空間符号化法の照射パターンと詳細形状を求めるための繰り返しパターンがずらし無しとずらし有りの2組必要となるので、測定のため照射すべきパターン数が増えるが、領域境界での誤りをなくせる利点が生じる。また、撮像手段で得られた像の各点に独立に形状を計算できるので、最終形状を求めるアルゴリズムを並列化することで高速に計算できる。
重み付け加算のための重み関数wを与える場合、空間符号パターンや繰り返しパターンと別に情報を与えてもよいし、空間符号パターンや繰り返しパターンの中に重み関数の情報を含ませておいて、その反射パターンの光量から求めても良い。
前者の例をあげると、測定対象に強度変調したレーザ光を走査するレーザ走査型のパターン照射系をプロジェクタとして用いた場合、レーザの照射角度は予め分かっている。照射角度が領域境界か領域中央かに応じて、照射角度の関数として重み関数を構成する。
後者の例をあげると、繰り返しパターンには領域内の位置情報が含まれているので、その位置情報を因数とする、領域境界で重みが小さく、それ以外では重みが大きくなる適当な重み関数を用意する。
本発明の光学的形状測定装置では、繰り返しパターンの光量分布Iが、AとBとφcを定数、φを領域内で0から2πまで変化する位相、φoを初期位相として、I=A+Bcos(φ+φo)の形の正弦波である。
φo=0、π/2、π、3π/2である4枚の繰り返しパターンから得られた撮像パターンの光量分布をPpc、Pns、Pnc、Ppsとすると、測度関数φ=atan((Pps−Pns)/(Ppc−Pnc))+φcから求めた位相φから、領域内の詳細形状を求める。
まず空間符号化法で領域を判別し、個々の領域に対し互いにπ/2だけずれた4位相を用いる縞走査法を適用することで距離を測定する。縞走査法では領域内では0から2πまで一意の値をとる位相(局所位相)が求まる。局所位相が0または2πが領域境界、πが領域中央に対応するので、局所位相の関数として重み関数を構成する。
定数φcを導入したのは、照射光学系などが原因で繰り返しパターンが正弦波からずれて照射されたときに生じる位相ずれや、atanの値域の定義の違いを調整するためのもので、測定装置に固有の値をとる。
本発明の光学的形状測定装置では、繰り返しパターンの光量分布Iが、AとBとφcを定数、φを領域内で0から2πまで変化する位相として、Ic=A+Bcos(φ)、Is=A+Bsin(φ)、Io=Aの3パターンである。
これらから得られる撮像パターンの光量分布をPpc、Pps、Pmとすると、測度関数φ=atan((Pps−Pm)/(Ppc−Pm))+φcで求めた位相φから、領域内の詳細形状を求めることができる。
上記との違いは詳細形状を求めるために必要な局所位相を、縞走査法の位相のずれた4つの正弦波パターンの代わりに、位相のずれた2つの正弦波パターンと平坦パターンを照射して求める点である。Io=Aという光量が一定のパターンを照射するため、この照射条件で撮影された画像は形状画像の上にマッピングできるテキスチャ画像にそのまま使える。
本発明の光学的形状測定装置では、繰り返しパターンの光量分布Iが、AとBとCとφcを定数、φを領域内で0から2πまで変化する位相、fとgを領域毎に0から1まで単調増加と単調減少を交互に繰り返すが同じ領域内では増加と減少が逆である2つの連続関数で、hを区間[(A−C)/(A−C+B)、(A−C+B)/(A−C)]を区間[−∞、∞]に写像する連続一価関数として、Ip=A+Bf(φ)とIn=A+Bg(φ)とIc=Cの3パターンである。
これらから得られる撮像パターンの光量分布をPp、Pn、Pcとすると、測度関数φ=2atan(h((Pp−Pc)/(Pn−Pc)))+φcで求めた位相φから、領域内の詳細形状を求めることができる。
上記との違いは詳細形状を求めるために必要な局所位相を、縞走査法の代わりに、非特許文献3で報告された強度比法(Intensity Ratio method)を改良した手法から求める点である。
1つの個別領域に対して関数f、g、hの例をあげると、0から2πの範囲で変化する局所位相φに対し、f(φ)=φ/π、g(φ)=1−φ/π、xa=(A−C)/(A−C+B)、xb=(A−C+B)/(A−C)として、x=(Pp−Pc)/(Pn−Pc)、h(x)=(x−(xa+xb)/2)/((x−xa)(xb−x))とすればよい。
h(x)=tan(π(x−xa)/(xb−xa))、Pc=0とすれば、強度比をx=Ip/In、測度関数をφ=2π(x−xa)/(xb−xa)+φcとする単純な強度比法から局所位相を求めていることになる。
関数hを導入したのは強度比の変化範囲を無限区間に拡張するためである。強度比が有限の場合の問題は、Ip、Inの照射パターンぼけがあると強度比の変化範囲xa、xbが変動し、その結果、強度比がxaまたはxbとなる領域境界で、位相の解が存在しなくなったり、実測のx=(Pp−Pc)/(Pn−Pc)が、xa<=x<=xbの条件を満たさなくなるため、位相の誤差が生じやすくなる問題が生じることである。
強度比を無限区間に拡張し、atanを用いて0から2πの区間に規格化すれば領域境界での強度比の有限な誤差の影響が影響しにくくなり、結果的に位相の精度も改善される。本来は無限区間を有限区間に写像する関数であればatanでなくとも良いが、atanが最も利用しやすいため本実施の形態ではatanを用いている。
また、照射パターンが正弦波に近くなくても構わないため、照射パターンに設計の自由度が生じる。
本発明の光学的形状測定装置では、ずらし無し形状に対して重み付け加算する重み関数wが、位相が0と2πで、重みが0、πで重みが1となる連続関数であり、ずらし有り形状に対しては重み関数を(1−w)とすることを特徴とする。
前記では空間符号化法により符号化された個別領域に対して計算された、0から2πの範囲で変化する局所位相が計算される。位相が0または2πは信頼性の低い領域境界に、πは信頼性の高いほぼ領域の中央に相当する。
したがって、位相が0と2πで重みが0、πで重みが1となる重み関数を用いれば、誤差が生じやすく信頼性の低い距離データを棄て、信頼性の高いデータを最大限に活用することができる。重み関数は線形でも良いし、区分多項式のような非線形でも構わない。
本発明の光学的形状測定装置では、重み関数wが位相が0と2πで位相に対する微分が0であることを特徴とする。
位相が0または2π、つまり領域境界の所で重みがゼロかつ位相に対する微分がゼロであれば、領域境界付近では重みがほとんどゼロの分布となるため、照射パターンずれや照射パターンぼけにより生じる領域境界の位置ずれが大きくても領域境界周辺の重みづけを十分小さいことが保証される。重み関数の例としては、局所位相をφとすると、(1−cosφ)/2などが考えられる。
本発明の光学的形状測定装置では、重み関数wが、位相φに対し、0<=φ<π/2では2(φ/π)^2、π/2<=φ<3π/2では1−2((φ−π)/π)^2、3π/2<=φ<2πでは2((φ−2π)/π)^2の区分2次式であることを特徴とする。重み関数が2次の区分多項式であるため、重み関数の計算が簡単で高速になる。
本発明の光学的形状測定装置では、繰り返しパターンの光量分布が領域ごとに1本ずつスリットを設けたマルチスリットパターンであり、マルチスリットの位置を領域内で走査した複数のマルチスリットパターンから、領域内の詳細形状を求めることを特徴とする。
このマルチスリットパターンのスリットは、個別領域内に必ず一本であって、各スリットが領域内のどの位置にあるか、つまり縞走査法で言い換えるとどの局所位相に対応しているかはあらかじめ分かっている。スリットを走査すればスリット位置が並進するだけである。
つまり、前述したように撮像パターンから位相を計算するのではなく、予めスリット位置を与えることができる。この領域内の位置に対応した重み関数を用意し、重み付けすればよい。
本発明の光学的形状測定装置では、領域の幅で規格化した領域内のスリット位置ψ(0<=ψ<1)に対し、重み関数wが、0<=ψ<1/4で0、1/4<=ψ<3/4で1、3/4<=ψ<1で0であることを特徴とする。
領域の幅で規格化した領域内のスリット位置は前述した局所位相を2πで割った値に相当する。ここでは、重みを2値化し、スリットの真中に近い半分(1/4<=ψ<3/4)とそれ以外に分ける。
スリットが領域の中央に近い場合は重みが1、それ以外では重みが0となるので重み付けの計算が非常に簡単になる。つまり、スリットが領域中央にある場合はずらし無しの撮像パターンで得られたスリット位置を用い、それ以外はずらし有りの撮像パターンで得られたスリット位置を用いて距離を求める。
本発明の光学的形状測定装置では、バイナリコードで表現された空間符号パターンの最下位ビットパターンB0を領域番号が増加する方向に半領域ずらしたパターンB0’を照射する。
そしてこの撮像パターンの光量分布を2値化した符号分布Lb0’と、ずらし無しの条件から得られたバイナリコードで表現された空間符号分布の最下位ビットの符号分布Lb0、およびずらし無しの条件から得られた領域番号分布Lidを用い、ずらし有りの条件の領域番号分布Lid’をLid’=Lid−|Lb0−Lb0’|から求めることを特徴とする。
空間符号化法の符号化としてバイナリコードを用いている場合、最下位ビットの照射パターンは、領域ごとに010101…と符号化されている。最下位ビットの照射パターンを半領域ずらしたパターンは、同じく010101…と符号化されているが、ちょうど半領域だけずれている。
2者の撮像パターンを2値化した符号分布Lb0’とLb0の差の絶対値を取ると、領域の左右で各々0と1の値をとる符号パターンが得られる。左右のどちらが1になるかは、半領域だけずらした方向に依存する。
撮像した空間符号化法のパターンを復号することでずらし無しの空間符号分布Lidが得られる。ずらし有りの条件の空間符号分布は、Lid’=Lid−|Lb0−Lb0’|から求められる。
B0を領域番号が減少する方向に半領域ずらした場合も原理は同じで、ずらしたパターンをB0’’とすると、領域番号が減少する方向に半領域ずらした空間符号分布は、Lid’’=Lid+|Lb0−Lb0’’|から求められる。現実的には両者の方法に差がないので、ここでは領域番号が増加する方向に半領域ずらす場合を示した。
空間符号化法の符号化としてグレーコードを用いている場合、バイナリコードを用いた空間符号化法の最下位ビットのパターンB0は照射しないので、撮像パターンから符号分布Lb0を直接求めることはできないが、ずらし無しの空間符号分布Lidは得られるので、Lb0はLb0=mod2(Lid)から計算する。ここで関数mod2(x)は、xについて2の剰余を返す関数である。
2値の光量パターンを照射する空間符号化法では、領域の分割数をm、照射パターン数をNc枚とすると、m=2^Ncが成り立つ。全体を256分割する場合は、Nc=8、つまり8枚の空間符号パターンを照射する必要がある。詳細形状を求めるための繰り返しパターンの数をNsとすると、ずらし無しだけでNc+Ns枚のパターンが必要になる。
これを用いない場合は、さらにずらし有りに対して同じだけパターンが必要なので、全部で2(Nc+Ns)枚のパターンを照射しなくてはならない。ここでは、ずらし有りの空間符号分布Szを求めるのに、バイナリコードを用いた空間符号化法の最下位ビットのパターンを半領域ずらししたパターンB0’を1枚照射するだけである。
そのため、空間符号化法に関する照射パターン数を全部で2NcからNc+1に減らし、全体でも(Nc+1+2Ns)枚だけの照射パターンを用意すれば済む。
本発明の光学的形状測定装置では、ずらし無し形状を求める場合と、ずらし有り形状を求める場合に、繰り返しパターンとして同じものを用いることを特徴とする。
測定物体の形状は奥行き距離zとこれに直交する空間座標xとyとからなる。本発明が関わるパターン投影法ではzが決まれば、残りの空間座標xとyも計算できるので、以下の説明を通じて、形状を求めることを距離zを求めることで代表させることにする。
前述したように、詳細形状を求めるため繰り返しパターンとして正弦波を照射している場合、領域を半領域ずらすことは位相がπだけ変わることと等価である。また平坦分布は半領域ずらしても分布に変化は生じない。
例えば、測度関数で説明すると、φ=atan((Pps−Pns)/(Ppc−Pnc))を計算する場合、撮像光量分布Ppc、Pnc、Pps、Pnsはずらし無しの条件ではずらし無しの撮像データを、ずらし有りの条件ではずらし有りの撮像データを意味するが、両条件でずらし無しのデータを共用しても測度関数としては全く問題を生じない。
ずらし無し条件とずらし有り条件で繰り返しパターンを共通化すれば、繰り返しパターンを2組用意する必要がなくなる。
本発明による光学的形状計測装置の第1の実施の形態を示すブロック部分を含む概略図である。 照射パターンの照射光量分布をずらし無しとずらし有りに対応する領域番号LidとLid’とともに示す分布図である。 照射パターンの照射光量分布を繰り返しパターンに対しB0がずれた場合を説明する分布図である。 照射パターンの照射光量分布を繰り返しパターンに対しB0がずれた場合を説明する分布図である。 空間符号パターンの照射光量分布と対応する領域番号Lidを示す分布図である。 第1の繰り返しパターンの照射光量を示す分布図である。 重みと局所位相の関係を示す分布図である。 P、N、Cの照射光量分布Ip、In、Icを示す分布図である。 重みと局所位相の関係を示す分布図である。 マルチスリットパターンに対応する照射光量分布を示す分布図である。 重みとスリット位置の関係を示す分布図である。
符号の説明
A 照明手段(プロジェクタ)
1 光源
2 液晶パネル
3 結像レンズ(照明手段の)
4 結像レンズ(撮像手段の)
5 CCD
6 撮像手段(カメラ)
7 計算手段(ずらし無し形状計算部)
8 計算手段(ずらし有り形状計算部)
9 計算手段(形状統合部)
10 形状出力部
11 プロジェクタ制御部

Claims (11)

  1. 測定物体に光パターンを照射する照射手段と、測定物体表面で反射された光パターンを得る撮像手段と、撮像パターンから測定物体の表面形状を計算する計算手段からなり、前記光パターンが空間符号化法の空間符号パターンと、符号化された領域ごとに繰り返す繰り返しパターンであり、前記空間符号パターンからは領域番号を求め、前記繰り返しパターンからは領域内の詳細形状を求め、両者を統合して測定物全体の形状を計算する光学的形状測定装置において、前記パターンを用いて測定したずらし無し形状と、前記パターンを符号化された領域に対して領域の半分の幅だけ前記撮像手段の光学中心から照射手段の光学中心を向く方向にずらした前記空間符号パターンおよび繰り返しパターンを照射し、その撮像パターンから求めたずらし有り形状とを重み付け加算して、最終形状を得ることを特徴とする光学的形状測定装置。
  2. 前記繰り返しパターンの光量分布Iが、AとBとφcを定数、φを領域内で0から2πまで変化する位相、φoを初期位相として、I=A+Bcos(φ+φo)の形の正弦波であり、φo=0、π/2、π、3π/2である4枚の繰り返しパターンから得られた撮像パターンの光量分布をPpc、Pns、Pnc、Ppsとすると、測度関数φ=atan((Pps−Pns)/(Ppc−Pnc))+φcから求めた位相φから、領域内の詳細形状を求めることを特徴とする請求項1記載の光学的形状測定装置。
  3. 前記繰り返しパターンの光量分布Iが、AとBとφcを定数、φを領域内で0から2πまで変化する位相として、Ic=A+Bcos(φ)、Is=A+Bsin(φ)、Io=Aの3パターンであり、これらから得られる撮像パターンの光量分布をPpc、Pps、Pmとすると、測度関数φ=atan((Pps−Pm)/(Ppc−Pm))+φcで求めた位相φから領域内の詳細形状を求めることを特徴とする請求項1記載の光学的形状測定装置。
  4. 前記繰り返しパターンの光量分布Iが、AとBとCとφcを定数、φを領域内で0から2πまで変化する位相、fとgを領域毎に0から1まで単調増加と単調減少を交互に繰り返すが同じ領域内では増加と減少が逆である2つの連続関数で、hを区間[(A−C)/(A−C+B)、(A−C+B)/(A−C)]を区間[−∞、∞]に写像する連続一価関数として、Ip=A+Bf(φ)とIn=A+Bg(φ)とIc=Cの3パターンであり、これらから得られる撮像パターンの光量分布をPp、Pn、Pcとすると、測度関数φ=2atan(h((Pp−Pc)/(Pn−Pc)))+φcで求めた位相φから、領域内の詳細形状を求めることを特徴とする請求項1記載の光学的形状測定装置。
  5. 前記ずらし無し形状に対して重み付け加算する重み関数wが、位相が0と2πで重みが0、πで重みが1となる連続関数であり、前記ずらし有り形状に対しては重み関数を(1−w)とすることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項記載の光学的形状測定装置。
  6. 前記重み関数wが、位相が0と2πで位相に対する微分が0であることを特徴とする請求項5記載の光学的形状測定装置。
  7. 前記重み関数wが、位相φに対し、0<=φ<π/2では2(φ/π)^2、π/2<=φ<3π/2では1−2((φ−π)/π)^2、3π/2<=φ<2πでは2((φ−2π)/π)^2の区分2次式であることを特徴とする請求項6記載の光学的形状測定装置。
  8. 前記繰り返しパターンの光量分布が領域ごとに1本ずつスリットを設けたマルチスリットパターンであり、マルチスリットの位置を領域内で走査した複数のマルチスリットパターンから、領域内の詳細形状を求めることを特徴とする請求項1記載の光学的形状測定装置。
  9. 領域の幅で規格化した領域内のスリット位置ψ(0<=ψ<1)に対し、前記重み関数wが、0<=ψ<1/4で0、1/4<=ψ<3/4で1、3/4<=ψ<1で0であることを特徴とする請求項8記載の光学的形状測定装置。
  10. バイナリコードで表現された空間符号パターンの最下位ビットパターンB0を領域番号が増加する方向に半領域ずらしたパターンB0’を照射し、この撮像パターンの光量分布を2値化した符号分布Lb0’と、ずらし無しの条件から得られたバイナリコードで表現された空間符号分布の最下位ビットの符号分布Lb0、およびずらし無しの条件から得られた領域番号分布Lidを用い、ずらし有りの条件の領域番号分布Lid’をLid‘=Lid−|Lb0Lb0’|から求めることを特徴とする請求項1記載の光学的形状測定装置。
  11. 前記ずらし無し形状を求める場合と、前記ずらし有り形状を求める場合に、繰り返しパターンとして同じものを用いることを特徴とする請求項2または3記載の光学的形状測定装置。
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