JP2005090917A - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

冷却貯蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP2005090917A
JP2005090917A JP2003328169A JP2003328169A JP2005090917A JP 2005090917 A JP2005090917 A JP 2005090917A JP 2003328169 A JP2003328169 A JP 2003328169A JP 2003328169 A JP2003328169 A JP 2003328169A JP 2005090917 A JP2005090917 A JP 2005090917A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
operating
time
compressors
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003328169A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Ueda
毅 植田
Junichi Tozaki
淳一 戸崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority to JP2003328169A priority Critical patent/JP2005090917A/ja
Publication of JP2005090917A publication Critical patent/JP2005090917A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract


【課題】 庫内の負荷に応じて圧縮機の稼働台数を変える。
【解決手段】 2台の圧縮機12が稼働している状態で、一方の圧縮機12の1サイクル中の運転時間が検出され、この運転時間が所定より少ないと、庫内負荷が小さいと見なされて、圧縮機12の稼働台数が1台とされる。圧縮機12が制御運転する場合の運転時間が長く是正される。1台に制限される際、それまでの運転時間の積算値が短い方の圧縮機12が、稼働する側に優先的に選択される。両圧縮機12の運転時間が平均化され、耐用寿命に差がでないようになる。1台の圧縮機12が制御運転を行っている際、所定時間連続運転されたら、稼働台数が2台とされる。圧縮機12の連続運転が長いときは、庫内負荷が高くて庫内温度をなかなか設定温度まで下げられない状態にあり、そのときは圧縮機12の稼働台数が増加されることで、庫内温度が迅速に設定温度まで下げられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の圧縮機を備えて単一の庫内を冷却する形式の冷却貯蔵庫に関する。
例えば大型のプレハブ冷蔵庫のように冷却空間が大きいものでは、単一の庫内を複数の冷却ユニットを用いて冷却するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
より具体的には、各冷却ユニットは圧縮機、蒸発器等によって構成された周知のものであり、各冷却ユニットごとに、検出された庫内温度が予め定められた庫内設定温度よりも高いか低いかによって圧縮機をオンオフする制御運転を行いつつ、全体として庫内を設定温度に冷却するようになっている。
特開2002−181430公報
しかるに例えば、周囲温度が低い等の条件によっては、庫内負荷が小さくて必ずしも全冷却ユニットを使用する必要が無い場合がある。それにも拘わらず全冷却ユニットが稼働されると、各冷却ユニットは、庫内負荷に対して冷却能力が大き過ぎる状態となり、圧縮機がオンオフを繰り返す制御運転を行う際、特にオン時間が短くなる。これは言い換えると、所定のスパン内でのオンオフの切り替えの回数が多くなることを意味し、圧縮機の構成部品の耐用寿命を縮める結果を招く。またオン時間が短いと、冷媒中に混入された機械油の圧縮機への戻り量が減少して、故障に繋がることも懸念される。
そのため、庫内負荷に応じて冷却ユニットの稼働台数を変えることも提案されてはいるが、これまでのものは多数の検出手段や複雑な制御系統が必要であって実用化が難しく、さらなる改良が切望されていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものである。
請求項1の発明は、庫内に配された蒸発器との間で冷凍回路を構成する圧縮機が複数台備えられ、各圧縮機は運転と停止とを繰り返す制御運転が個々に実行可能とされた冷却貯蔵庫において、前記圧縮機の運転と停止との1サイクル中の運転時間を検出する運転時間検出手段と、この運転時間検出手段の検出値が所定以下の場合に、前記圧縮機の稼働台数を減ずる決定を行う稼働台数決定手段とが設けられている構成としたところに特徴を有する。
また請求項2の発明は、庫内に配された蒸発器との間で冷凍回路を構成する圧縮機が複数台備えられ、各圧縮機は運転と停止とを繰り返す制御運転が個々に実行可能とされた冷却貯蔵庫において、当該冷却貯蔵庫の周囲温度を検出する周囲温度検出手段と、庫内温度とその設定温度との差を演算する温度差演算手段と、前記周囲温度検出手段の検出値が所定以下で、かつ前記温度差演算手段の演算値が所定以下の場合に、前記圧縮機の稼働台数を減ずる決定を行う稼働台数決定手段とが設けられているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、稼働中の圧縮機が予め定められた時間連続運転されたことが検出された場合に、前記圧縮機の稼働台数を増す稼働台数補正手段が設けられているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記各圧縮機の運転時間を積算して検出する運転時間積算手段を備えるとともに、圧縮機の稼働台数が制限される場合に、運転時間が少ない圧縮機から優先的に稼働させる優先選択手段が設けられているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
圧縮機における1サイクル中の運転時間が検出され、この運転時間が少ないと、庫内負荷が小さいと見なされて、圧縮機の稼働台数が減少される。それにより稼働状態にある圧縮機については、制御運転する場合の運転時間が長く是正される。その結果、圧縮機の運転と停止の切替回数が減少し、もって圧縮機の構成部品等の耐用寿命を延ばすことができる。
<請求項2の発明>
周囲温度が所定以下で、かつ庫内温度と設定温度との温度差が所定以下であれば、庫内負荷が小さいと見なされて、圧縮機の稼働台数が減少される。それにより稼働状態にある圧縮機については、制御運転する場合の運転時間が長く是正される。その結果、圧縮機の運転と停止の切替回数が減少し、もって圧縮機の構成部品等の耐用寿命を延ばすことができる。
<請求項3の発明>
圧縮機の台数が制限された状態で圧縮機が制御運転を行っている際、所定時間連続運転されたら、圧縮機の稼働台数が増やされる。圧縮機の連続運転が長いときは、庫内負荷が高くて庫内温度をなかなか設定温度まで下げられない状態にあり、そのときは圧縮機の稼働台数が増加されて、庫内温度が迅速に設定温度まで下げられる。
<請求項4の発明>
圧縮機の稼働台数が制限される場合に、それまでの運転時間が短い圧縮機が優先的に稼働する方に選択される。各圧縮機の運転時間が平均化され、耐用寿命に大きな差がでないようにすることができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図3によって説明する。
この実施形態では、図1に示すように、単一のプレハブ冷蔵庫10に対して、2台の冷却ユニット11(第1冷却ユニット11Aと第2冷却ユニット11B)が装備されている。各冷却ユニット11A,11Bはそれぞれ、室外機として圧縮機12A,12B、凝縮器13A,13B及び膨張弁14A,14Bを、室内機として蒸発器15A,15Bを備えており、これらが冷媒配管で循環接続された構造になっている。
各冷却ユニット11A,11Bは個別に制御部(図示せず)を備えていて、庫内温度センサ17により検出された庫内温度を、予め定められた庫内の設定温度と比較し、検出温度が設定温度よりも高いか低いかによって圧縮機12A,12Bのオンオフが繰り返され、いわゆる制御運転が行われることで庫内がほぼ設定温度に維持されるようになっている。
さてこの実施形態では、庫内の負荷に応じて冷却ユニット11の稼働台数を変える手段が講じられており、以下これについて説明する。
そのため、図2に示すように、マイクロコンピュータ等を搭載して、後記するプログラムを実行可能な制御手段20が備えられている。この制御手段20の入力側には、第1冷却ユニット11Aの第1圧縮機12Aと、第2冷却ユニット11Bの第2圧縮機12Bの動作状態をそれぞれ入力する第1圧縮機動作入力部21Aと第2圧縮機動作入力部21Bとが接続されている。
制御手段20には、運転時間検出部23と運転時間積算部24とが備えられている。運転時間検出部23は、上記した第1と第2の圧縮機動作入力部21A,21Bからの入力信号に基づき、各圧縮機12A,12Bのオンオフの1サイクル中におけるオン時間(運転時間)を検出する機能を有する。一方、運転時間積算部24は、同第1と第2の圧縮機動作入力部21A,21Bからの入力信号に基づき、各圧縮機12A,12Bのオン時間(運転時間)を積算する機能を有する。
また、制御手段20の出力側には稼働指令部26が接続され、各冷却ユニット11A,11Bに対して稼働または停止を指令するようになっている。
続いて、実施形態1の作用を図3のフローチャートを参照して説明する。
2台の冷却ユニット11A,11Bが稼働している状態から、まず運転時間検出部23により、一方の圧縮機12、例えば第1圧縮機12Aにおけるオンオフの1サイクル中におけるオン時間である運転時間taが検出され、この運転時間taが予め定められた第1設定時間よりも長いと(ステップS1が「Yes」)、庫内負荷が大きいと見なされて、両冷却ユニット11A,11Bの稼働が継続される(ステップS2)。
一方、運転時間taが設定時間よりも短いと(ステップS1が「No」)、庫内負荷が小さいと見なされて、冷却ユニット11の稼働が1台に制限される。そのとき運転時間積算部24からの情報に基づき、ステップS3において、第1圧縮機12Aの運転時間の積算値と、第2圧縮機12Bのそれとが比較され、第1圧縮機12Aの運転時間の積算値の方が大きければ(ステップS3が「Yes」)、第2冷却ユニット11B(第2圧縮機12B)の稼働のみが指令され(ステップS4)、逆に、第2圧縮機12Bの運転時間の積算値の方が大きければ(ステップS3が「No」)、第1冷却ユニット11A(第1圧縮機12A)の稼働のみが指令される(ステップS5)。すなわち、冷却ユニット11の稼働台数が1台に制限されるときには、圧縮機12A,12Bのこれまでの運転時間が短い方が選定される。
選定された冷却ユニット11Aまたは11Bの圧縮機12Aまたは12Bが制御運転を行っている際、上記した運転時間検出部23を利用して、稼働している側の圧縮機12Aまたは12Bの連続運転時間tbが検出され、この運転時間tbが予め定められた第2設定時間よりも長くなると(ステップS6が「Yes」)、庫内負荷が高くなって庫内温度をなかなか設定温度まで下げられない状態にあると見なされ、両冷却ユニット11A,11Bが稼働されるようになる(ステップS2)。
一方、稼働している圧縮機12Aまたは12Bの連続運転時間tbが第2設定時間よりも短い限りは(ステップS6が「No」)、1台の冷却ユニット11Aまたは11Bの稼働が継続されるが、この間もステップS3で、第1圧縮機12Aと第2圧縮機12Bの積算の運転時間が比較されていて、その大小が逆転すれば、積算の運転時間の短い方の冷却ユニット11Aまたは11Bに切り替えられる。
以上のように実施形態1によれば、周囲温度の低下等により庫内負荷が小さいと見なされた場合は、冷却ユニット11すなわち圧縮機12の稼働が一方に限られ、省エネルギ化が図られる。例えば周囲温度が5℃の場合、圧縮機12の稼働数が2台のときは、各圧縮機12A,12Bの1サイクル当たりの運転時間が100秒で、合計の消費電力量が26.2Whであり、一方、圧縮機12の稼働数が1台のときは、圧縮機12Aまたは12Bの1サイクル当たりの運転時間が180秒で、消費電力量が23.7Whとなって、省エネルギ化が図れたことが確認されている。
また上記のように、稼働台数が1台になると、稼働状態にある圧縮機12Aまたは12Bについては、庫内負荷が実質的に大きくなり、圧縮機12Aまたは12Bが制御運転する場合のオン時間(運転時間)が長く是正される。このことは、所定のスパン内でのオンオフの切り替え(運転と停止の切り替え)の回数が減少することを意味し、もって圧縮機12A,12Bの構成部品等の耐用寿命を延ばすことができる。また、オン時間(運転時間)が長くなれば、冷媒中に混入された機械油の圧縮機12A,12Bへの戻り量も確保できて、圧縮機12A,12Bの故障もし難くなる。
また、1台の圧縮機12Aまたは12Bが制御運転を行っている際、連続運転が長くなったら、庫内負荷が高くて庫内温度をなかなか設定温度まで下げられない状態にあると見なされ、圧縮機12の稼働台数が2台に増加される。それにより庫内温度が迅速に設定温度まで下げられる。
さらに、圧縮機12の稼働台数が1台と制限される場合に、それまでの運転時間が短い圧縮機12Aまたは12Bが、優先的に稼働する方に選択される。これにより各圧縮機12A,12Bの運転時間が平均化され、耐用寿命に大きな差がでないようにすることができる。
しかも、これらの制御をするに当たって検出する部分は、第1圧縮機12Aと第2圧縮機12Bの動作状況を見れば足りるから、簡単に対応することが可能である。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図4及び図5によって説明する。
実施形態2では、庫内の負荷を測るのに、周囲温度(庫外温度)と、庫内温度と庫内の設定温度との差とを勘案しており、それに応じて冷却ユニット11の稼働台数を変えるようになっている。
そのため、図4に示すように、制御手段30の入力側には、当該プレハブ冷蔵庫10の周囲温度を検出する庫外温度センサ31と、上記した庫内温度センサ17と、庫内の設定温度を入力する庫内設定温度入力部32が接続されており、制御手段30には、庫内温度と庫内設定温度との差を演算する温度差演算部34が設けられている。
また、上記実施形態1と同様に、制御手段30の入力側には、第1圧縮機動作入力部21Aと第2圧縮機動作入力部21Bとが接続されるとともに、制御手段30には運転時間検出部23と運転時間積算部24とが設けられ、さらに制御手段30の出力側には稼働指令部26が接続されている。
続いて、実施形態2の作動を図5のフローチャートを参照して説明する。
冷却ユニット11が稼働される前に、ステップS11で、庫外温度センサ31で検出された周囲温度Tが設定温度(10℃)と比較され、周囲温度Tが10℃を超えていれば(ステップS11が「No」)、庫内の負荷が大きいと見なされて、両冷却ユニット11A,11Bが稼働される(ステップS12)。
一方、周囲温度Tが10℃以下であれば(ステップS11が「Yes」)、周囲温度に起因した庫内負荷は小さいと見なされ、次のステップS13における判定が行われる。このステップS13では、庫内温度センサ17で検出された庫内温度と、庫内設定温度入力部32から入力された庫内の設定温度との温度差Sが温度差演算部34で演算され、その演算された温度差Sが設定値(例えば5K)と比較される。この設定値「5K」は、圧縮機12のオンオフにより庫内を設定温度に維持する、いわゆるコントロール運転をする際において、設定値を挟んだ上限値と下限値の差に匹敵する値が選定されている。
上記した温度差Sが設定値5Kより大きければ(ステップS13が「No」)、扉が開けられた直後であったり、あるいは高温の貯蔵物が入れられたあとで庫内温度が上昇しており、すなわち庫内の負荷が大きいと見なされ、やはりステップS12において、両冷却ユニット11A,11Bが稼働される。逆に温度差Sが設定値5K以内であれば(ステップS13が「Yes」)、周囲温度以外の要因に基づく庫内負荷の上昇は無いと見なされ、冷却ユニット11の稼働が1台に制限される。
このとき、上記実施形態1と同様に、運転時間積算部24からの情報に基づき、ステップS14において、第1圧縮機12Aの運転時間の積算値と、第2圧縮機12Bのそれとが比較され、第1圧縮機12Aの運転時間の積算値の方が大きければ(ステップS14が「Yes」)、第2冷却ユニット11B(第2圧縮機12B)の稼働のみが指令され(ステップS15)、逆に、第2圧縮機12Bの運転時間の積算値の方が大きければ(ステップS14が「No」)、第1冷却ユニット11A(第1圧縮機12A)の稼働のみが指令される(ステップS16)。すなわち、冷却ユニット11の稼働台数が1台に制限されるときには、圧縮機12A,12Bのこれまでの運転時間が短い方が選定される。
また、選定された冷却ユニット11Aまたは11Bの圧縮機12Aまたは12Bが制御運転を行っている際、周囲温度や庫内温度が上昇したときには、圧縮機12A,12Bの運転時間が延び、最悪の場合は庫内がなかなか設定時間に到達しないで連続運転となるおそれがある。そのため、選定された圧縮機12Aまたは12Bの制御運転が行われている間、運転時間検出部23を利用して、稼働している側の圧縮機12Aまたは12Bの連続運転時間tbが検出され、この運転時間tbが予め定められた設定時間よりも長くなると(ステップS17が「Yes」)、庫内負荷が高くなったことが懸念されるとして、ステップS11さらにはステップS13による条件判定が行われ、状況によっては、ステップS12において両冷却ユニット11A,11Bの稼働に戻される。
一方、選定された冷却ユニット11Aまたは11Bの圧縮機12Aまたは12Bが制御運転を行っている際、稼働している圧縮機12Aまたは12Bの連続運転時間tbが設定時間よりも短い限りは(ステップS17が「No」)、1台の冷却ユニット11の稼働が継続されるが、この間もステップ14で、第1圧縮機12Aと第2圧縮機12Bの積算の運転時間が比較されていて、その大小が逆転すれば、積算の運転時間の短い方の冷却ユニット11Aまたは11Bに切り替えられる。
実施形態2でも上記実施形態1と同様の効果が得られる。改めると、周囲温度が低くて庫内負荷が小さいと見なされ、かつ後発的な庫内温度の上昇も見られない限りは、冷却ユニット11すなわち圧縮機12の稼働が一方に限られ、省エネルギ化が図られる。また稼働台数が1台となると、稼働中の圧縮機12に対しては庫内負荷が実質的に大きくなることで、圧縮機12A,12Bが制御運転する場合のオン時間(運転時間)が長く是正され、これは所定のスパン内でのオンオフの切り替え(運転と停止の切り替え)の回数が減少することとなって、圧縮機12A,12Bの構成部品等の耐用寿命を延ばすことに寄与できる。また、オン時間(運転時間)が長くなったことで機械油の戻り量も確保でき、圧縮機12A,12Bの故障もし難くなる。
また、1台の圧縮機12A,12Bが制御運転を行っている際、庫内負荷が大きくなると、圧縮機12A,12Bの運転時間が延び、最悪の場合は連続運転となるおそれがあるため、連続運転時間が所定に達したら、状況によっては両冷却ユニット11A,11Bの稼働に戻される。1台の圧縮機12A,12Bが長時間連続運転することの弊害が未然に防止される。
さらに、圧縮機12の稼働台数が1台と制限される場合に、それまでの運転時間が短い圧縮機12A,12Bが優先的に稼働する方に選択され、これにより各圧縮機12A,12Bの運転時間が平均化され、耐用寿命に大きな差がでないようにすることができる。
なお、この実施形態2でも、制御するに当たって検出する部分は、第1圧縮機12Aと第2圧縮機12Bの動作状況を見ることに加え、庫外と庫内の温度を見れば足りるから、比較的簡単に対応することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)実施形態1において圧縮機の1サイクル中の運転時間の大小を判断するための基準となる設定時間や、実施形態1,2において、圧縮機の連続運転時間の大小を判断するための基準となる設定時間の数値はあくまでも一例であって、条件等に応じて適宜に変更してもよい。
(2)実施形態2において、周囲温度の高低を判断するための基準となる設定温度と、庫内温度と設定温度との温度差の大小を判断するための基準となる設定値とはあくまでも一例であって、同様に条件等に応じて適宜変更してもよい。
(3)本発明は、冷却ユニットが3台以上設置されたものにも、同様に適用することができる。例えば冷却ユニットが3台設置されていて、実施形態1のように圧縮機の運転時間によって稼働台数を減ずる場合には、検知した運転時間の大小に応じて、3台から2台または1台へと直接に減じる方法、あるいは3台から一旦2台に減じたのち、さらに必要に応じて1台に減じるといった方法を採ることができ、このようなものも本発明の技術範囲に含まれる。
(4)また本発明は、蒸発器が共通で、圧縮機だけが複数台装備された形式の冷却貯蔵庫にも、同様に適用可能である。
本発明の実施形態1の概略構成図 冷却ユニットの稼働台数を制御する機構部分のブロック図 制御動作を示すフローチャート 実施形態2に係る制御機構のブロック図 その制御動作を示すフローチャート
符号の説明
10…プレハブ冷蔵庫 11,11A,11B…冷却ユニット 12,12A,12B…圧縮機 15A,15B…蒸発器 17…庫内温度センサ 20…制御手段 21A,21B…圧縮機動作入力部 23…運転時間検出部 24…運転時間積算部 26…稼働指令部 30…制御手段 31…庫外温度センサ 32…庫内設定温度入力部 34…温度差演算部

Claims (4)

  1. 庫内に配された蒸発器との間で冷凍回路を構成する圧縮機が複数台備えられ、各圧縮機は運転と停止とを繰り返す制御運転が個々に実行可能とされた冷却貯蔵庫において、
    前記圧縮機の運転と停止との1サイクル中の運転時間を検出する運転時間検出手段と、
    この運転時間検出手段の検出値が所定以下の場合に、前記圧縮機の稼働台数を減ずる決定を行う稼働台数決定手段とが設けられていることを特徴とする冷却貯蔵庫。
  2. 庫内に配された蒸発器との間で冷凍回路を構成する圧縮機が複数台備えられ、各圧縮機は運転と停止とを繰り返す制御運転が個々に実行可能とされた冷却貯蔵庫において、
    当該冷却貯蔵庫の周囲温度を検出する周囲温度検出手段と、
    庫内温度とその設定温度との差を演算する温度差演算手段と、
    前記周囲温度検出手段の検出値が所定以下で、かつ前記温度差演算手段の演算値が所定以下の場合に、前記圧縮機の稼働台数を減ずる決定を行う稼働台数決定手段とが設けられていることを特徴とする冷却貯蔵庫。
  3. 稼働中の圧縮機が予め定められた時間連続運転されたことが検出された場合に、前記圧縮機の稼働台数を増す稼働台数補正手段が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の冷却貯蔵庫。
  4. 前記各圧縮機の運転時間を積算して検出する運転時間積算手段を備えるとともに、圧縮機の稼働台数が制限される場合に、運転時間が少ない圧縮機から優先的に稼働させる優先選択手段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の冷却貯蔵庫。
JP2003328169A 2003-09-19 2003-09-19 冷却貯蔵庫 Pending JP2005090917A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003328169A JP2005090917A (ja) 2003-09-19 2003-09-19 冷却貯蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003328169A JP2005090917A (ja) 2003-09-19 2003-09-19 冷却貯蔵庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005090917A true JP2005090917A (ja) 2005-04-07

Family

ID=34457833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003328169A Pending JP2005090917A (ja) 2003-09-19 2003-09-19 冷却貯蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005090917A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007298188A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Daikin Ind Ltd 冷凍装置
JP2010025470A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍装置
WO2010032794A1 (ja) 2008-09-22 2010-03-25 三洋電機株式会社 冷凍装置
JP4910107B1 (ja) * 2011-01-18 2012-04-04 エレコン科学株式会社 冷凍庫の冷却装置
CN102679606A (zh) * 2012-06-06 2012-09-19 合肥华凌股份有限公司 制冷系统及具有该制冷系统的冰箱
JP2013036699A (ja) * 2011-08-09 2013-02-21 Sharp Corp 冷却庫
JP2013083441A (ja) * 2013-02-08 2013-05-09 Panasonic Healthcare Co Ltd 冷凍装置
JP2014167386A (ja) * 2014-06-20 2014-09-11 Panasonic Healthcare Co Ltd 冷凍装置
KR101492680B1 (ko) * 2011-08-16 2015-02-16 파나소닉 헬스케어 홀딩스 주식회사 냉동장치
US20170038109A1 (en) * 2015-08-04 2017-02-09 Schrofftech Technologies International, Inc. Ventilation controller for equipment enclosure
JP2017129312A (ja) * 2016-01-20 2017-07-27 三菱電機株式会社 給湯システム
CN108351137A (zh) * 2015-11-09 2018-07-31 开利公司 并联回路联运集装箱
JP2019078444A (ja) * 2017-10-24 2019-05-23 福島工業株式会社 保冷庫
KR20190135696A (ko) * 2018-05-29 2019-12-09 하이리움산업(주) 수소 충전소의 수소 냉각 시스템
KR20190135697A (ko) * 2018-05-29 2019-12-09 하이리움산업(주) 수소 충전소의 수소 냉각 방법
WO2021106161A1 (ja) * 2019-11-28 2021-06-03 三菱電機株式会社 冷熱源システム、および冷凍サイクル装置

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007298188A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Daikin Ind Ltd 冷凍装置
JP2010025470A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍装置
US8555663B2 (en) 2008-09-22 2013-10-15 Panasonic Healthcare Co., Ltd. Refrigerating apparatus
WO2010032794A1 (ja) 2008-09-22 2010-03-25 三洋電機株式会社 冷凍装置
JP2010071627A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍装置
KR101109212B1 (ko) 2008-09-22 2012-01-30 산요덴키가부시키가이샤 냉동장치
US8857199B2 (en) 2008-09-22 2014-10-14 Panasonic Healthcare Co., Ltd. Refrigerating apparatus
JP2012149807A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Elekon Kagaku Kk 冷凍庫の冷却装置
JP4910107B1 (ja) * 2011-01-18 2012-04-04 エレコン科学株式会社 冷凍庫の冷却装置
JP2013036699A (ja) * 2011-08-09 2013-02-21 Sharp Corp 冷却庫
KR101492680B1 (ko) * 2011-08-16 2015-02-16 파나소닉 헬스케어 홀딩스 주식회사 냉동장치
CN102679606A (zh) * 2012-06-06 2012-09-19 合肥华凌股份有限公司 制冷系统及具有该制冷系统的冰箱
JP2013083441A (ja) * 2013-02-08 2013-05-09 Panasonic Healthcare Co Ltd 冷凍装置
JP2014167386A (ja) * 2014-06-20 2014-09-11 Panasonic Healthcare Co Ltd 冷凍装置
US10670315B2 (en) * 2015-08-04 2020-06-02 Schroff Technologies International, Inc. Ventilation controller for equipment enclosure
US20170038109A1 (en) * 2015-08-04 2017-02-09 Schrofftech Technologies International, Inc. Ventilation controller for equipment enclosure
CN108351137A (zh) * 2015-11-09 2018-07-31 开利公司 并联回路联运集装箱
US11761703B2 (en) 2015-11-09 2023-09-19 Carrier Corporation Parallel loop intermodal container
JP2017129312A (ja) * 2016-01-20 2017-07-27 三菱電機株式会社 給湯システム
JP2019078444A (ja) * 2017-10-24 2019-05-23 福島工業株式会社 保冷庫
KR20190135696A (ko) * 2018-05-29 2019-12-09 하이리움산업(주) 수소 충전소의 수소 냉각 시스템
KR20190135697A (ko) * 2018-05-29 2019-12-09 하이리움산업(주) 수소 충전소의 수소 냉각 방법
KR102554369B1 (ko) * 2018-05-29 2023-07-12 하이리움산업(주) 수소 충전소의 수소 냉각 방법
KR102554370B1 (ko) * 2018-05-29 2023-07-12 하이리움산업(주) 수소 충전소의 수소 냉각 시스템
WO2021106161A1 (ja) * 2019-11-28 2021-06-03 三菱電機株式会社 冷熱源システム、および冷凍サイクル装置
JPWO2021106161A1 (ja) * 2019-11-28 2021-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005090917A (ja) 冷却貯蔵庫
JP3870048B2 (ja) マルチルーム型冷蔵庫及びその制御方法
AU2014253572B2 (en) Air-conditioning apparatus
US9989288B2 (en) System for managing lubricant levels in tandem compressor assemblies of an HVAC system
JP5405076B2 (ja) 空調冷凍システム
JP5053527B2 (ja) ショーケース冷却装置
JP2008249239A (ja) 冷却装置の制御方法、冷却装置および冷蔵倉庫
US8418498B2 (en) Refrigeration device and method for controlling a refrigeration device
JP6567171B2 (ja) 冷凍サイクル装置
JP6033416B2 (ja) 空気調和装置
JP4475660B2 (ja) 冷凍装置
US10047965B2 (en) System for managing lubricant levels in tandem compressor assemblies of an HVAC system
JP2005300016A (ja) 空気調和システム
JP2010164270A (ja) 多室型空気調和機
JP2002013781A (ja) 空調システム
KR20150058995A (ko) 냉장고 및 그 제어 방법
JP2009204174A (ja) 多室型空気調和機
JPH08247561A (ja) 空気調和機
JP6373034B2 (ja) 冷凍機
JP2011080731A (ja) 冷蔵庫
JP2007271214A (ja) 冷凍装置
JP2006125665A (ja) 空気調和装置
JP2004052583A (ja) ポンプ用制御盤
JP2008190767A (ja) 冷凍装置
KR20070081675A (ko) 냉장고

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20060828

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070511

A977 Report on retrieval

Effective date: 20080822

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080826

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090217