JP2005090344A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】爆発行程の間隔が不等間隔で生じる多気筒内燃機関においても、内燃機関に生じる振動や音を低減することができる内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】不等間隔で生じる爆発行程の間隔の内、間隔が長い期間に行われるポスト噴射によるクランク軸角速度の上昇量が、他の期間に行われるポスト噴射によるクランク軸角速度の上昇量よりも大きくなるようにポスト噴射をすることで、各期間におけるクランク軸角速度の変動の差を小さくすることができる。これにより、内燃機関の振動や音を低減することができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に係り、特に、爆発行程が不等間隔で生じる多気筒の内燃機関に生じる振動や音を抑制するように内燃機関への燃料の供給タイミングあるいは供給量を制御するものに関するものである。
多種多様な多気筒の内燃機関の中には、爆発の時間間隔が不等間隔であるものが存在する。例えば、特許文献1に記載の内燃機関では、2つの気筒がバンク角90度を有するようにV型に配置されたV型2気筒機関であって、同一のクランクピンに2気筒用のコンロッドが連結されており、第1気筒が爆発行程で爆発した後、クランク軸が約270度(360度−90度)回転したときに、第2気筒は爆発行程となり爆発し、また、第2気筒が爆発行程で爆発した後、クランク軸が約450度(360度+90度)回転したとき、第1気筒が爆発行程となり爆発するように構成されている。
そのため、このように構成された内燃機関は、第1気筒の爆発行程開始から第2気筒の爆発行程開始までの間隔が、クランク軸回転角度にして270度であるのに対して、第2気筒の爆発行程開始から第1気筒の爆発行程開始までの間隔が450度であり、第1気筒の爆発行程開始から第2気筒の爆発行程開始までの間隔が、第2気筒の爆発行程開始から第1気筒の爆発行程開始までの間隔と異なる不等間隔となる。
特許第2915293号公報 特開2003−83139号公報 特開2002−235589号公報
上述した爆発行程が不等間隔で生じる内燃機関においては、ピストンの摺動摩擦抵抗等により、爆発行程の間隔が長い第2気筒の爆発行程開始から第1気筒の爆発行程開始までの期間のクランク軸角速度の変動が、爆発行程間の間隔が短い第1気筒の爆発行程開始から第2気筒の爆発行程開始までの期間のクランク軸角速度の変動よりも大きくなりがちである。そのため、爆発行程が等間隔で生じる内燃機関と比べると振動や音が大きくなるおそれがある。
また、2気筒より気筒数が多い内燃機関よりもクランク軸1回転あたりの爆発回数も少なくなる。そのため、クランク軸角速度の変動が、2気筒より気筒数が多い内燃機関よりも大きくなるので、振動や音が大きくなるおそれがある。
本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、爆発行程の間隔が不等間隔で生じる多気筒内燃機関においても、内燃機関に生じる振動や音を低減することができる内燃機関の制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、爆発行程が不等間隔で生じる多気筒の内燃機関の気筒内に燃料を噴射する燃料噴射手段と、爆発行程で燃料を噴射するポスト噴射をするように前記燃料噴射手段を制御するポスト噴射制御手段と、を備えた内燃機関の制御装置において、前記ポスト噴射制御手段は、前記不等間隔で生じる爆発行程の間隔の内、間隔が長い期間に行われるポスト噴射によるクランク軸角速度の上昇量が、他の期間に行われるポスト噴射によるクランク軸角速度の上昇量よりも大きくなるように前記ポスト噴射を
するべく前記燃料噴射手段を制御することを特徴とする。
ここで、ポスト噴射とは、吸気行程あるいは圧縮行程又は爆発行程においてピストンが上死点付近に位置する間に燃料を噴射するメイン噴射をした後に、爆発行程で燃料を噴射することをいう。
また、爆発行程が不等間隔で生じる多気筒内燃機関としては、2つの気筒がクランク軸回転方向に角度を有して備えられ、同一のクランクピンに2つのコンロッドが連結された2気筒の内燃機関であることを例示することができる。
また、前記内燃機関は、2つの気筒がクランク軸回転方向に略90度の角度を有する等の、2つの気筒がV字型に備えられたV型2気筒の内燃機関、あるいは、2つの気筒がクランク軸回転方向に略180度の角度を有する水平対向の内燃機関であり、クランク軸が720度回転する間に異なる2種類の爆発行程の間隔が生じる内燃機関であることを例示することができる。
このような爆発行程が不等間隔で生じる多気筒の内燃機関においては、ピストンの摺動摩擦抵抗等により、多気筒の内の一の気筒の爆発行程開始から当該一の気筒の次に爆発行程を迎える気筒の爆発行程開始までの期間、例えば上述したV型2気筒の内燃機関の爆発行程の間隔が長い第2気筒の爆発行程開始から第1気筒の爆発行程開始までの期間におけるクランク軸角速度の変動が、他の期間、例えば上述したV型2気筒の内燃機関の爆発行程の間隔が短い第1気筒の爆発行程開始から第2気筒の爆発行程開始までの期間におけるクランク軸角速度の変動よりも大きくなりがちである。その結果、当該内燃機関の振動が大きくなるおそれがある。
このように爆発行程の間隔が長くなるのに応じて、クランク軸角速度の変動が大きくなるので、ポスト噴射制御手段が、爆発行程の間隔が長い期間に行われるポスト噴射によるクランク軸角速度の上昇量が、他の期間に行われるポスト噴射によるクランク軸角速度の上昇量よりも大きくなるようにポスト噴射をするべく燃料噴射手段を制御することで、各期間におけるクランク軸角速度の変動の差を小さくすることができる。これにより、クランク軸角速度の変動に起因して発生する振動や音を低減させることができる。
なお、前記ポスト噴射制御手段は、前記爆発行程の間隔が長い期間に行われるポスト噴射における噴射燃料量を、他の期間に行われるポスト噴射における噴射燃料量よりも多くしてポスト噴射によるクランク軸角速度の上昇量を大きくすることが好適である。燃焼する燃料が増加するとその分クランク軸角速度が上昇することに着目したものである。
また、ポスト噴射制御手段は、前記爆発行程の間隔が長い期間に行われるポスト噴射における燃料噴射時期を、他の期間に行われるポスト噴射における燃料噴射時期よりも進角することでポスト噴射によるクランク軸角速度の上昇量を大きくすることが好適である。燃料を噴射する時期を進角すると、その分爆発行程で噴射した燃料の内、クランク軸角速度を上昇させるのに寄与する燃料の割合が増加することに着目したものである。
また、前記ポスト噴射制御手段は、前記爆発行程の間隔が長い期間に行われるポスト噴射における噴射燃料量を、他の期間に行われるポスト噴射における噴射燃料量よりも多くするとともに、前記爆発行程の間隔が長い期間に行われるポスト噴射における燃料噴射時期を、他の期間に行われるポスト噴射における燃料噴射時期よりも進角することでポスト噴射によるクランク軸角速度の上昇量を大きくすることが好適である。
また、前記ポスト噴射制御手段は、前記内燃機関の排気通路に備えられた排気浄化装置
を昇温する必要があるときに前記ポスト噴射をするべく前記燃料噴射手段を制御することが好適である。
ポスト噴射すると、爆発行程中に噴射された燃料の内クランク軸角速度を上昇させるのに寄与する燃料以外の燃料が、未燃燃料として内燃機関の排気通路に備えられた排気浄化装置、例えばNOx触媒に流入し、当該触媒上で酸化反応を起こし、その反応熱で当該触媒の温度を上昇させることができる。
ゆえに、ポスト噴射制御手段が、排気浄化装置を昇温する必要があるときにポスト噴射をするように燃料噴射手段を制御することで、クランク軸角速度の変動の大きさに起因して発生する振動や音を低減させることができるとともに、燃費よく排気浄化装置を昇温することができる。
以上説明したように、本発明に係る内燃機関の制御装置によれば、爆発行程の間隔が不等間隔である多気筒内燃機関においても、内燃機関に生じる振動や音を低減することができる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この最良の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、本発明の実施の形態に係る内燃機関とその吸排気系の概略構成を示す図である。内燃機関1は、バンク角略90度の2つの気筒2を有するV型2気筒の水冷式の4サイクル・ディーゼル機関であり、各気筒2の燃焼室に直接燃料を噴射する燃料噴射弁3を備えている。燃料噴射弁3は、各気筒共通のコモンレール4に接続されており、燃料噴射弁3に駆動電流が印加されると、燃料噴射弁3が開弁し、その結果、コモンレール4内の燃料が各気筒♯1,♯2の燃焼室内へ噴射されるようになっている。コモンレール4は燃料供給管5を介して燃料ポンプ6と連通している。
前記内燃機関1には、吸気通路7が接続されており、この吸気通路7はエアクリーナ8に接続されている。当該エアクリーナ8より下流の吸気通路7には、当該吸気通路7内を流通する吸気の質量に対応した電気信号を出力するエアフローメータ9が取り付けられている。
また、吸気通路7における前記エアフローメータ9より下流の部位には、遠心過給機10のコンプレッサハウジング10aが設けられており、コンプレッサハウジング10aより下流の吸気通路7には、インタークーラ(図示省略)が取り付けられている。更にインタークーラより下流の吸気通路7には、当該吸気通路7内を流通する吸気の流量を調節する吸気絞り弁11が設けられ、この吸気絞り弁11には、吸気絞り用アクチュエータ12が取り付けられている。
また、内燃機関1には、排気通路13が接続され、この排気通路13は、下流にて図示しないマフラーと接続されている。そして、当該排気通路13の途中には、遠心過給機10のタービンハウジング10bが配置されている。前記排気通路13における前記タービンハウジング10bより下流の部位には、排気ガス中の成分を浄化するための排気浄化装置としての排気浄化触媒14が配置されている。
この排気浄化触媒14より下流の排気通路13には、当該排気通路13内を流通する排気の空燃比に対応した電気信号を出力する空燃比センサ15と、当該排気通路13内を流通する排気の温度に対応した電気信号を出力する排気温度センサ(図示省略)とが取り付けられている。
また、内燃機関1には出力軸(クランク軸)の回転位相を検出するクランクポジションセンサ16が設けられている。このクランクポジションセンサ16は、本実施の形態では、内燃機関1のカム軸近傍に配置され、クランク軸回転角度に換算して720度毎に基準パルスを出力する基準パルスセンサ(図示省略)と、内燃機関1 のクランク軸近傍に配置され所定クランク回転角度毎(例えば10度毎)にクランク角パルスを発生するクランク軸回転角センサ(図示省略)との2つのセンサを備えている。この基準パルスとクランク角パルスとは後述するECU17に入力され、ECU17は、一定時間毎にクランク角パルス信号の周波数からクランク軸の回転数(以下、「機関回転数」という。)を算出するとともに、基準パルス入力後のクランク角パルス数からクランク軸の回転角度を算出する。
以上述べたように構成された内燃機関1には、当該内燃機関1を制御するための電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)17が併設されている。このECU17は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAMなどからなる算術論理演算回路である。
ECU17には、前述したエアフローメータ9,空燃比センサ15,クランクポジションセンサ16や、内燃機関1を搭載した車両の室内に取り付けられた図示しないアクセルポジションセンサ等の各種センサが電気配線を介して接続され、上記した各種センサの出力信号がECU17に入力されるようになっている。
一方、ECU17には、燃料噴射弁3,吸気絞り用アクチュエータ12等が電気配線を介して接続され、ECU17が燃料噴射弁3,吸気絞り用アクチュエータ12等を制御することが可能になっている。
例えば、ピストンが圧縮上死点付近に位置する間に気筒内に燃料を噴射するメイン燃料噴射の制御について説明すると、基本ルーチンにおいてECU17が入力した各種信号やECU17が演算して得られた各種制御値は、当該ECU17のRAMに一時的に記憶される。そして、ECU17は、各種センサやスイッチからの信号の入力、一定時間の経過、あるいはクランクポジションセンサ16からのパルス信号の入力などをトリガとした割り込み処理において、RAMから各種制御値を読み出し、それら制御値に従って燃料噴射弁3を制御する。
具体的には、メイン燃料噴射量制御処理が開始されると、機関回転数、アクセル開度等がECU17のRAM内に設けられた作業領域に読み込まれ、マップに基づいて、機関回転数及びアクセル開度からメイン燃料噴射量が算出される。その後、メイン燃料噴射量及びコモンレール4内の燃圧に基づいて、燃料噴射タイミングに該当する気筒に設けられた燃料噴射弁3における開弁時間が制御される。そして、メイン燃料噴射量に相当する燃料量が該当する気筒の燃焼室内に噴射されて燃焼される。
また本実施の形態においては、排気浄化触媒14を活性化させるために、あるいは排気浄化触媒14の活性状態を維持するために、上記メイン燃料噴射に加えて、爆発行程中に気筒内に燃料を副次的に噴射するポスト噴射を行う。このポスト噴射を実行することにより、爆発行程中に噴射された燃料の一部が未燃燃料(HC)としてNOx触媒に流入し、該触媒上で酸化反応を起こし、その反応熱で触媒の温度が上昇する
また、このポスト噴射をすると、噴射された燃料の内の一部は気筒内で燃焼して機関出力(トルク)に変換され、クランク軸角速度が速くなる。ただし、ポスト噴射の時期によっては、噴射された燃料の内、トルクに変換される割合が変化する。
具体的には、ポスト噴射量が一定である場合に、ポスト噴射する時期は圧縮上死点からのクランク軸回転角度の間隔が大きいほどメイン噴射された燃料の燃焼の影響を受け難く、ポスト噴射された燃料の内、燃焼してトルクに変換される割合が小さくなり、未燃HCとなって排出される割合が多くなる。逆に、ポスト噴射する時期が圧縮上死点からのクランク軸回転角度の間隔が小さくなるほどメイン噴射された燃料の燃焼の影響を受け易く、ポスト噴射された燃料の内、燃焼してトルクに変換される割合が多くなり、未燃HCとなって排出される割合が少なくなる。
また、ポスト噴射の時期が一定である場合に、ポスト噴射量を多くすると、燃焼してトルクに変換される燃料量が多くなるとともに、未燃HCとなって排出される燃料量も多くなる。
ここで、本実施の形態に適用される内燃機関1は、バンク角略90度の2つの気筒2を有するV型2気筒の内燃機関であり、その部分断面図を示したのが、図2である。本図は、右側の気筒(第1気筒:#1)における上死点後クランク軸回転角度90度の状態を示したものである。本図に示すように、クランク軸21の1個のクランクピン21aに2気筒用の2個のコンロッド22が連結されており、かかる状態は、左側の気筒(第2気筒:#2)における上死点後クランク軸回転角度180度の状態を示したものでもある。
そして、内燃機関1は、第1気筒の圧縮上死点を、クランク軸回転角度の0度基準とすると、第2気筒は、クランク軸回転角度270度で圧縮上死点となるように設定されている。つまり、爆発行程間の間隔としては、第1と第2との間が約270度、第2と第1との間が約450度の不等間隔であり、このことは、メイン噴射による混合気の燃焼により爆発が生じる間隔も第1と第2との間が約270度、第2と第1との間が約450度であることをも意味している。
このように構成された内燃機関1においては、混合気の爆発力によりピストン23を往復運動させ、この往復運動をコンロッド22がクランク軸21の回転運動に変えるので、爆発行程の間隔が長い、第2気筒の爆発行程開始から第1気筒の爆発行程が開始するまでの期間のクランク軸角速度の変動が、図3に示すように、爆発行程間の間隔の短い、第1気筒の爆発行程開始から第2気筒の爆発行程が開始するまでの期間のクランク軸角速度の変動よりも大きくなるおそれがある。そして、これが内燃機関を使用する運転者等が不快に思う振動や音となるおそれがある。
そこで、本実施の形態においては、上述したポスト噴射をする際には、クランク軸角速度の変動を低減するように以下のようなポスト噴射制御を実行する。
[ポスト噴射制御の第1の実施例]
本実施例の概略としては、第2気筒においてのみポスト噴射をするものである。このように第2気筒においてのみポスト噴射をすると、ポスト噴射された燃料の内、一部はトルクに変換されクランク軸角速度が大きくなり、爆発行程間の間隔が長い、第2気筒の爆発行程から第1気筒の爆発行程が開始するまでの期間のクランク軸角速度の変動が、爆発行程間の間隔の短い、第1気筒の爆発行程から第2気筒の爆発行程が開始するまでの期間のクランク軸角速度の変動に対して過剰に大きくならないようになる(図4参照)。
次に、具体的に、ポスト噴射制御の第1の実施例に係る制御ルーチンを図5に示すフローチャート図に沿って説明する。
本制御ルーチンは、予めECU17のROMに記憶されているルーチンであり、一定時間の経過、或いはクランクポジションセンサ16からのパルス信号の入力などをトリガとした割り込み処理としてECU17が実行するルーチンである。
本制御ルーチンでは、ECU17は、先ず、ステップ(以下「S」と示す。)101において、排気浄化触媒14の温度を読込む。基本ルーチンにおいて、排気浄化触媒14に備えられて当該触媒の温度に対応した電気信号を出力する触媒温度センサ(図示省略)の出力値がECU17のRAMに一時的に記憶されている。本ステップではこれを読込むものである。なお、触媒温度センサにて直に触媒の温度を検出しない場合は、触媒の上流あるいは下流に備えられた排気温度センサからの出力値を読込んでもよい。
その後S102に進み、排気浄化触媒14を活性化させるために、あるいは排気浄化触媒14の活性状態を維持するために必要な未燃HC量(HCtrg)を推定する。これは、経験則により導き出された触媒の温度とHCtrgとの相関関係を示すマップと、S101にて読込んだ触媒14の温度に基づいて推定するものである。
その後S103に進み、ポスト噴射を実行することが可能であるか否かを判別する。これは、例えば、触媒14の温度が極低温である場合にポスト噴射をすると未燃HCがそのまま触媒14に付着するHC被毒を生じさせてしまう等、ポスト噴射をすることが可能であるか否かは触媒14の温度に依るので、S101にて読込んだ触媒14の温度に基づいて判別するものである。そして、ポスト噴射実行可能と判別された場合はステップ104へ進み、可能でないと判別された場合は本ルーチンの実行を終了する。
S104においては、機関回転数Neとメイン燃料噴射量Qを読込む。これは、基本ルーチンにおいてECU17のRAMに一時的に記憶された値を読込むものである。
その後S105へ進み、ポスト噴射を実行する範囲であるか否かを判別する。例えば、内燃機関1が高負荷運転状態である場合など排気温度が高温である場合にポスト噴射をすると、触媒14の温度が過剰に昇温してしまう。そこで、予めポスト噴射を実行可能な範囲を定めておき、S104にて読込んだ機関回転数Neとメイン噴射量Qを基に、かかる範囲内であるか否かを判別するものである。そして、ポスト噴射実行可能範囲であると判別された場合はS106へ進み、実行可能範囲でないと判別された場合は本ルーチンの実行を終了する。
S106においては、クランク軸回転角度720度間のクランク軸の回転変動量を算出する。これは、クランク軸回転角度720度間の最大機関回転数(最大クランク軸角速度)と最小機関回転数(最小クランク軸角速度)の差より算出するものである。なお、図3に示すように、基本的には最大機関回転数は第2気筒の爆発行程(約クランク軸回転角度360度)に生じ、最小機関回転数は第1気筒の爆発行程開始前(約クランク軸回転角度720度)に生じる。
その後S107へ進み、クランク軸の回転変動量を小さくするために、第2気筒でのポスト噴射により必要となるトルク(Treq)を算出する。これは、S106で算出したクランク軸の回転変動量を基に当該回転変動量を小さくするために第2気筒でのポスト噴射により必要となるトルクを予め作成されたマップに基づいて算出するものである。
その後S108へ進み、第2気筒のポスト噴射時期(Apinj)を決定する。基本的
にはこの噴射時期(Apinj)は予め定められた所定時期に固定するものであるが、ポスト噴射の時期によっては、噴射された燃料の内、未燃HCとして排気浄化触媒14に流入する量とトルクに変換される量の割合が変化するので、S102にて推定した必要未燃HC量(HCtrg)に応じて可変させてもよい。
その後S109へ進み、S108にて決定したポスト噴射時期(Apinj)で噴射された燃料の内、トルクに変換される割合(Rtrn)を算出する。上述したように、ポスト噴射の時期によっては、噴射された燃料の内、トルクに変換される割合が変化する。また、メイン噴射量Q(負荷)や機関回転数Neに応じて燃焼室内の温度が変化するので、メイン噴射量Qや機関回転数Neによっても、噴射された燃料の内、トルクに変換される割合が変化する。そこで、これらの関係を予め経験により導き出してマップにしておく。そして、本ステップにおいては、当該マップとS104にて読込んだQ及びNe、S108にて決定したポスト噴射時期(Apinj)に基づき噴射された燃料の内、トルクに変換される割合(Rtrn)を算出する。
その後S110へ進み、必要ポスト噴射量(Qpst)を算出する。これは、S107にて算出した必要トルク(Treq)をS109にて算出した変化割合(Rtrn)で割って算出するものである。
その後S111へ進み、第2気筒において、S108で決定した噴射時期(Apinj)にS110で算出したポスト噴射量(Qpst)を噴射するようにセットする。これにより、ポスト噴射量(Qpst)及びコモンレール4内の燃圧に基づいて、噴射時期(Apinj)からの燃料噴射弁3の開弁時間が制御され、ポスト噴射される。
このようにして、ポスト噴射する時期及び噴射量を制御することにより、本実施の形態に係る内燃機関1のような爆発行程の間隔が不等間隔で生じる内燃機関においても、クランク軸の回転変動を小さくすることができ、内燃機関の振動や音を低減することができる。
[ポスト噴射制御の第2の実施例]
ポスト噴射制御の第1の実施例においては、爆発行程の間隔が長く、クランク軸の回転変動が大きくなる第2気筒の爆発行程開始から第1気筒の爆発行程が開始するまでの期間のクランク軸の回転変動を小さくすべく第2気筒においてのみポスト噴射していたが、本実施例においては、第1気筒においてもポスト噴射をするようにし、爆発行程間の間隔が短い、第1気筒の爆発行程開始から第2気筒の爆発行程が開始するまでの期間のクランク軸の回転変動をも小さくする。ただし、第1気筒と第2気筒で同じようなタイミング及び噴射量としても、爆発行程間の間隔が長い、第2気筒の爆発行程から第1気筒の爆発行程が開始するまでの期間のクランク軸角速度の変動が、爆発行程間の間隔の短い、第1気筒の爆発行程から第2気筒の爆発行程が開始するまでの期間のクランク軸角速度の変動に対して大きくなるので、第1気筒でのポスト噴射量に対して第2気筒でのポスト噴射量を多くする。
ポスト噴射量を多くする手法としては、燃料噴射弁3の開弁1回あたりの噴射量を多くすると、排気浄化触媒14の温度が過剰に高くなるおそれがあるので、開弁回数を増やすものである。つまり、第1気筒でのポスト噴射のための燃料噴射弁3の開弁回数に対して第2気筒でのポスト噴射のための燃料噴射弁3の開弁回数を多くするものである。その結果、図6に示すようなクランク軸角速度の変動となり、クランク軸回転角度720度の全てにおいてクランク軸角速度の変動を低減することができる。
次に、具体的に、ポスト噴射制御の第2の実施例に係る制御ルーチンを図7に示すフロ
ーチャート図に沿って説明する。
本制御ルーチンは、予めECU17のROMに記憶されているルーチンであり、一定時間の経過、或いはクランクポジションセンサ16からのパルス信号の入力などをトリガとした割り込み処理としてECU17が実行するルーチンである。
本制御ルーチンにおいて、S201からS206は、ポスト噴射制御の第1の実施例におけるS101からS106と同じなのでその説明は省略する。
S207においては、クランク軸の回転変動量を小さくするために、第1気筒でのポスト噴射により必要となるトルク(T1req)及び第2気筒でのポスト噴射により必要となるトルク(T2req)を算出する。これは、S206で算出したクランク軸の回転変動量を基に当該回転変動量を小さくするためにポスト噴射により必要となるトルクを予め作成されたマップに基づいて算出するものである。
その後S208へ進み、第1気筒でのポスト噴射開始時期(A1pinj)及び第2気筒でのポスト噴射開始時期(A2pinj)両方を決定する。その際、第1の実施例におけるS108と同様に、S202にて推定した必要未燃HC量に応じて可変させてもよいが、基本的には予め定められた時期に固定されるものである。ただし、第1気筒の圧縮上死点からポスト噴射開始時期(A1pinj)までのクランク軸回転角度と第2気筒の圧縮上死点からポスト噴射開始時期(A2pinj)までのクランク軸回転角度はともに同じにする。
S209においては、第2気筒におけるポスト噴射の分割回数(N2)、つまり燃料噴射弁3の開弁回数を算出する。これはS204にて読込んだメイン噴射量Q及び機関回転数Neと予め作成されたマップに基づいて算出するものである。
その後S210へ進み、第2気筒の爆発行程において燃料噴射弁3を1回開弁することにより発生させるべきトルク(T2reqi)を算出する。この算出手法としては、例えば、S207で算出した第2気筒でのポスト噴射により必要となるトルク(T2req)をS209で算出した分割回数(N2)で割ることにより算出することを例示することができる。その他、S204にて読込んだメイン噴射量Q及び機関回転数Neと予め作成されたマップに基づいて算出してもよい。
その後S211へ進み、カウンタC2をカウントUPする。なお、カウンタC2の初期値は「0」に設定されている。その後S212へ進み、カウンタC2が「i」であるとして、燃料噴射弁3のi番目の開弁により噴射された燃料の内、トルクに変換される割合(R2trni)を算出する。算出手法は第1の実施例で述べたとおりである。
その後S213へ進み、燃料噴射弁3のi番目の開弁により噴射されるべき燃料量(Q2psti)を算出する。これは、S210にて算出した必要トルク(T2reqi)をS212にて算出した変化割合(R2trni)で割って算出するものである。
その後S214へ進み、カウンタC2がN2と等しいか否かを判別する。そして、等しい場合はS215へ進み、等しくない場合はS211以降の処理を再度実行する。つまり、S209で算出した分割回数(N2)分の各開弁1回あたりの噴射量を全て算出した後にS215へ進む。
S215においてカウンタC2を「0」にリセットした後、S216へ進み、第2気筒において、S208で決定した噴射時期(A2pinji)にS213で算出したポスト
噴射量(Q2psti)を噴射するようにセットする。これにより、ポスト噴射量(Q2psti)及びコモンレール4内の燃圧に基づいて、噴射時期(A2pinji)における燃料噴射弁3の開弁時間が制御され、ポスト噴射される。
S217においては、第1気筒におけるポスト噴射の分割回数(N1)、つまり燃料噴射弁3の開弁回数を算出する。これは予め作成されたマップとS204にて読込んだメイン噴射量Q及び機関回転数Neに基づいて算出するものである。なお、N1はN2よりも少なくなるように設定されている。
その後のS218からS223は、上述したS210からS215が第2気筒におけるポスト噴射をセットするためのステップであるのに対して、第1気筒におけるポスト噴射をセットするためのステップであり、ステップ毎に各々同じであるのでその詳細な説明は省略する。
S224へ進み、第1気筒において、S208で決定した噴射時期(A1pinji)にS221で算出したポスト噴射量(Q1psti)を噴射するようにセットする。これにより、ポスト噴射量(Q1psti)及びコモンレール4内の燃圧に基づいて、噴射時期(A1pinji)における燃料噴射弁3の開弁時間が制御され、ポスト噴射される。
このように、第2気筒のみならず第1気筒においてもポスト噴射するようにし、そのポスト噴射する時期及び噴射量を制御することにより、本実施の形態に係る内燃機関1のような爆発行程間の間隔が不等間隔で生じる内燃機関においても、クランク軸の回転変動を小さくすることができ、内燃機関の振動や音を低減することができる。
なお、上述したポスト噴射制御の第2の実施例においては、第1気筒に対して第2気筒におけるポスト噴射量を多くするにあたって、燃料噴射弁3の開弁回数を多くするようにしているが、排気浄化触媒14の温度が過剰に上昇しなければ、単に開弁回数を1回にして、その開弁時間を第1気筒に対して第2気筒を長くするようにしてもよい。かかる場合、上記図7のフローチャートにおいて、N1、N2はともに「1」と設定されて適用される。
[ポスト噴射制御の第3の実施例]
ポスト噴射制御の第2の実施例においては、第1気筒及び第2気筒においてポスト噴射をするようにしてクランク軸回転角度720度の全てにおいてクランク軸角速度の変動を低減するとともに、第2気筒でのポスト噴射量を第1気筒でのポスト噴射量より多くすることで、爆発行程間の間隔が長い、第2気筒の爆発行程から第1気筒の爆発行程が開始するまでの期間のクランク軸角速度の変動が、爆発行程間の間隔の短い、第1気筒の爆発行程から第2気筒の爆発行程が開始するまでの期間のクランク軸角速度の変動に対して過剰に大きくならないようにしているが、本実施例においては、ポスト噴射開始時期を変更するものである。
すなわち、上述したように、ポスト噴射量が一定である場合に、ポスト噴射する時期は圧縮上死点からのクランク軸回転角度の間隔が大きいほど、ポスト噴射された燃料の内、燃焼してトルクに変換される割合が小さくなり、逆に、ポスト噴射する時期が圧縮上死点からのクランク軸回転角度の間隔が小さくなるほど、ポスト噴射された燃料の内、燃焼してトルクに変換される割合が多くなる。そこで、本実施例においては、第2気筒でのポスト噴射時期を第1気筒でのポスト噴射時期より進角させるようにする。このようにすることで、図8に示すようなクランク軸角速度の変動となり、爆発行程間の間隔が長い、第2気筒の爆発行程から第1気筒の爆発行程が開始するまでの期間のクランク軸角速度の変動が、爆発行程間の間隔の短い、第1気筒の爆発行程から第2気筒の爆発行程が開始するま
での期間のクランク軸角速度の変動に対して過剰に大きくならない。
次に、具体的に、ポスト噴射制御の第3の実施例に係る制御ルーチンを図9に示すフローチャート図に沿って説明する。
本制御ルーチンは、予めECU17のROMに記憶されているルーチンであり、一定時間の経過、或いはクランクポジションセンサ16からのパルス信号の入力などをトリガとした割り込み処理としてECU17が実行するルーチンである。
本制御ルーチンにおいて、S301からS307は、ポスト噴射制御の第2の実施例におけるS201からS207と同じなのでその説明は省略する。
また、S308においては第2気筒でのポスト噴射開始時期(A2pinj)を決定するものである。その際、第1の実施例におけるS108と同様に、S202にて推定した必要未燃HC量に応じて可変させてもよいが、基本的には予め定められた時期に固定される。
S309においては、S308にて決定した第2気筒のポスト噴射時期(A2pinj)で噴射された燃料の内、トルクに変換される割合(R2trn)を算出する。算出手法は上述した通りである。その後S310へ進み、第2気筒への必要ポスト噴射量(Q2pst)を算出する。算出手法は上述した通りである。
その後S311へ進み、第2気筒において、S308で決定した噴射時期(A2pinj)にS310で算出したポスト噴射量(Q2pst)を噴射するようにセットする。これにより、ポスト噴射量(Q2pst)及びコモンレール4内の燃圧に基づいて、噴射時期(A2pinj)における燃料噴射弁3の開弁時間が制御され、ポスト噴射される。
その後S312へ進み、第1気筒でのポスト噴射開始時期(A1pinj)を決定するものである。これは、第2気筒における圧縮上死点からポスト噴射時期(A2pinj)までのクランク軸回転角度の間隔より、第1気筒における圧縮上死点からポスト噴射時期(A1pinj)までのクランク軸回転角度の間隔が大きくなるように、つまり第2気筒でのポスト噴射時期(A1pinj)に対して遅角するように決定されるものである。その際、第1の実施例におけるS108と同様に、S302にて推定した必要未燃HC量に応じて可変させてもよいが、基本的には予め定められた所定の遅角量となるように固定するものである。
その後のS313とS314は、上述したS309とS310が第2気筒におけるポスト噴射をセットするためのステップであるのに対して、第1気筒におけるポスト噴射をセットするためのステップであり、ステップ毎に各々同じであるのでその詳細な説明は省略する。
その後S315へ進み、第1気筒において、S312で決定した噴射時期(A1pinj)にS314で算出したポスト噴射量(Q1pst)を噴射するようにセットする。これにより、ポスト噴射量(Q1pst)及びコモンレール4内の燃圧に基づいて、噴射時期(A1pinj)における燃料噴射弁3の開弁時間が制御され、ポスト噴射される。
このように、第2気筒のみならず第1気筒においてもポスト噴射するようにし、そのポスト噴射する時期及び噴射量を制御することにより、本実施の形態に係る内燃機関1のような爆発行程間の間隔が不等間隔で生じる内燃機関においても、クランク軸の回転変動を小さくすることができ、内燃機関の振動や音を低減することができる。
上記実施の形態において、ポスト噴射は、排気浄化触媒14を活性化させるために、あるいは排気浄化触媒14の活性状態を維持するために行うこととしているが、特にかかる場合に限定されるものではなく、上記触媒昇温処理とは無関係に、クランク軸角速度の変動を低減するためにのみポスト噴射を実行してもよい。
以上の実施の形態においては、内燃機関1として、爆発行程間の間隔が不等間隔であるバンク角90度の2気筒の内燃機関を例示しているが、その他、爆発行程の間隔が不等間隔であれば、バンク角は90度に限られるものでなく、また、気筒数も2気筒に限定されるものではない。
また、3気筒以上の内燃機関において、そのうちの少なくとも1つの気筒において燃料供給を行わない、いわゆる減筒運転が実施されることにより、爆発行程の間隔が不等間隔に生じる内燃機関にも適用することができる。かかる場合も、爆発行程の間隔が他の爆発行程の間隔よりも長くなる期間に爆発行程を迎える気筒においてのみポスト噴射することにより、あるいは当該気筒におけるポスト噴射量を他の気筒におけるポスト噴射量よりも多くする、あるいは当該気筒におけるポスト噴射時期を他の気筒におけるポスト噴射時期に対して進角させることによりクランク軸の回転変動が大きくなることを防止することができ、内燃機関の振動や音を低減することができる。
また、本実施の形態においては、内燃機関1として、ディーゼル機関を用いているが、内燃機関1がガソリン機関またはLPG機関である場合にも適用することができることはいうまでもない。
実施の形態に係る内燃機関の概略構成を示す図である。 実施の形態に係る内燃機関の一部断面図である。 クランク軸回転角度とクランク軸角速度との関係を示す図である。 ポスト噴射制御の第1の実施例におけるクランク軸回転角度とクランク軸角速度との関係を示す図である。 ポスト噴射制御の第1の実施例に係る制御ルーチンのフローチャート図である。 ポスト噴射制御の第2の実施例におけるクランク軸回転角度とクランク軸角速度との関係を示す図である。 ポスト噴射制御の第2の実施例に係る制御ルーチンのフローチャート図の前段部である。 ポスト噴射制御の第2の実施例に係る制御ルーチンのフローチャート図の後段部である。 ポスト噴射制御の第3の実施例におけるクランク軸回転角度とクランク軸角速度との関係を示す図である。 ポスト噴射制御の第3の実施例に係る制御ルーチンのフローチャート図である。
符号の説明
1 内燃機関
2 気筒
3 燃料噴射弁
4 コモンレール
5 燃料供給管
6 燃料ポンプ
7 吸気通路
8 エアクリーナ
9 エアフローメータ
10 遠心過給機
11 吸気絞り弁
12 吸気絞り用アクチュエータ
13 排気通路
14 排気浄化触媒
15 空燃比センサ
16 クランクポジションセンサ
17 ECU
21 クランク軸
22 コンロッド
23 ピストン

Claims (5)

  1. 爆発行程が不等間隔で生じる多気筒の内燃機関の気筒内に燃料を噴射する燃料噴射手段と、
    爆発行程で燃料を噴射するポスト噴射をするように前記燃料噴射手段を制御するポスト噴射制御手段と、
    を備えた内燃機関の制御装置において、
    前記ポスト噴射制御手段は、前記不等間隔で生じる爆発行程の間隔の内、間隔が長い期間に行われるポスト噴射によるクランク軸角速度の上昇量が、他の期間に行われるポスト噴射によるクランク軸角速度の上昇量よりも大きくなるように前記ポスト噴射をするべく前記燃料噴射手段を制御することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記ポスト噴射制御手段は、前記爆発行程の間隔が長い期間に行われるポスト噴射における噴射燃料量を、他の期間に行われるポスト噴射における噴射燃料量よりも多くしてポスト噴射によるクランク軸角速度の上昇量を大きくすることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記ポスト噴射制御手段は、前記爆発行程の間隔が長い期間に行われるポスト噴射における燃料噴射時期を、他の期間に行われるポスト噴射における燃料噴射時期よりも進角することでポスト噴射によるクランク軸角速度の上昇量を大きくすることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記ポスト噴射制御手段は、前記内燃機関の排気通路に備えられた排気浄化装置を昇温する必要があるときに前記ポスト噴射をするように前記燃料噴射手段を制御することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記内燃機関は、2つの気筒が略90度のV型に備えられ、クランク軸が720度回転する間に異なる2種類の爆発行程の間隔が生じるV型2気筒の内燃機関であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
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