JP2005088101A - 墨糸引き弾き具並びに墨壷 - Google Patents

墨糸引き弾き具並びに墨壷 Download PDF

Info

Publication number
JP2005088101A
JP2005088101A JP2003321991A JP2003321991A JP2005088101A JP 2005088101 A JP2005088101 A JP 2005088101A JP 2003321991 A JP2003321991 A JP 2003321991A JP 2003321991 A JP2003321991 A JP 2003321991A JP 2005088101 A JP2005088101 A JP 2005088101A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
thread
hooked
hook
string
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003321991A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3831721B2 (ja
Inventor
Katsunori Seki
克教 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINWA RULES
Shinwa Rules Co Ltd
Original Assignee
SHINWA RULES
Shinwa Rules Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHINWA RULES, Shinwa Rules Co Ltd filed Critical SHINWA RULES
Priority to JP2003321991A priority Critical patent/JP3831721B2/ja
Publication of JP2005088101A publication Critical patent/JP2005088101A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3831721B2 publication Critical patent/JP3831721B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Pens And Brushes (AREA)

Abstract

【課題】 墨で指先を汚す事なく、良好な墨付け作業が行える画期的な墨糸引き弾き具並びに墨壷を提供するものである。
【解決手段】 握持部1の先端部に、墨糸2を掛脱自在に引っ掛けし得る引っ掛け部3を設け、この引っ掛け部3で墨糸2を引っ掛けて上方へ引っ張った後、墨糸2を引っ掛け部3より掛脱することで墨付け面20に墨線を付線し得るように構成されているものである。【選択図】 図1


Description

本発明は、大工や石工などが木材や石材などに墨線を引くために使用する墨壷に係わるものである。
日本の大工が古来から使用している墨壷は、滑車に巻いたカルコ付きの墨糸を浅壷凹部に収納した墨綿に接触させて引き出し、カルコを素材に突き刺し、墨糸を一方の墨壷を押さえた手の指で押圧して緊張させ、この緊張させた墨糸の途中を反対の手の指先でつまんで持ち上げて、つまんだ指先からパチンと墨糸を弾いて墨線を付線している。
この古いタイプの墨壷に対し、特許文献1〜4に示すハンドタイプの新しい墨壷が提案され、手軽く使用できることと、引き出した墨糸を墨壷を押さえた手の指で押圧せずに済むことから多用されている。
特公第2533447号公報 特公第2533448号公報 特公第2626967号公報 特公第2727285号公報
しかしながら、墨線の付線方法、即ち墨付け作業は、このハンドタイプの墨壷にしても、古来より使用される墨壷と同様、緊張させた墨糸の途中を指先でつまんで持ち上げ、離すことで墨糸を弾き、木材や石材に墨付けするものであるため、墨糸をつまんだ指先が墨で汚れてしまい、しかも、墨を含んだ墨糸を指で取り扱うものであるから、付線を行うに十分な高さ位置まで引っ張り上げる前に、この墨糸をつまんだ指が滑って墨糸を離してしまう場合があるなどの問題点がある。
本発明は、墨で指先を汚す事なく、良好な墨付け作業が行える画期的な墨糸引き弾き具並びに墨壷を提供することを技術的課題とするものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
握持部1の先端部に、墨糸2を掛脱自在に引っ掛けし得る引っ掛け部3を設け、この引っ掛け部3で墨糸2を引っ掛けて上方へ引っ張った後、墨糸2を引っ掛け部3より掛脱することで墨付け面20に墨線を付線し得るように構成したことを特徴とする墨糸引き弾き具に係るものである。
また、前記引っ掛け部3は、墨糸挿入用の開放部4を形成してこの開放部4から前記墨糸2を挿入して引っ掛けし得るように構成し、この引っ掛け部3に引っ掛けた墨糸2を前記握持部1の操作により掛脱し得るように構成したことを特徴とする請求項1記載の墨糸引き弾き具に係るものである。
また、前記引っ掛け部3は、側方に墨糸挿入用の開放部4を形成して、この開放部4に側方から前記墨糸2を挿入して引っ掛けし得るように構成し、この引っ掛け部3に引っ掛けた墨糸2は、前記握持部1の傾動操作により引っ掛け部3を回動して前記開放部4を下方に向けることで掛脱し得るように構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の墨糸引き弾き具に係るものである。
また、前記引っ掛け部3は、側方に墨糸挿入用の開放部4を有するC状若しくはU状に構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の墨糸引き弾き具に係るものである。
また、前記請求項1〜4のいずれか1項に記載の墨糸引き弾き具5を着脱自在に設けたことを特徴とする墨壷に係るものである。
前記墨糸引き弾き具5は薄板状に形成し、この薄板状の墨糸引き弾き具5を墨壷本体9aに形成した固定用凹部10に着脱自在に収納固定し得るように構成したことを特徴とする請求項5記載の墨壷に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、墨で指先を汚す事なく、良好な墨付け作業が行える画期的な墨糸引き弾き具となる。
また、請求項2記載の発明によれば、引っ掛け部に対する墨糸の引っ掛け及び掛脱が簡易且つ迅速に行える墨糸引き弾き具となる。
また、請求項3記載の発明によれば、引っ掛け部に引っ掛けた墨糸が外れたりせずに確実に強く引っ張り上げることができ、しかも、引っ張り上げた墨糸を弾こうとする際には墨糸の掛脱が簡易に行える墨糸引き弾き具となる。
また、請求項4記載の発明によれば、墨糸の引っ掛け操作を滑らかに行うことができ、引っ掛け操作により墨付け面を痛めてしまうことがない墨糸引き弾き具となる。
また、請求項5記載の発明によれば、いつでも必要なときに墨糸引き弾き具を使用した良好な墨付けが行えることになり、しかも、この極めて有用な墨糸引き弾き具を紛失したりすることがなく、持ち運びに便利な墨壷となる。
また、請求項6記載の発明によれば、墨壷を持った際に違和感を感じたりすることがなく、体裁が良い墨壷となる。
好適と考える本発明の最良の形態(発明をどのように実施するのが最良か)を、図面に基づいて本発明の作用効果を示して簡単に説明する。
墨付け面20への墨付け作業に際し、例えば、握持部1を持ち、引っ掛け部3で墨糸2を引っ掛けて引っ張り上げた後、墨糸2を引っ掛け部3より掛脱すると、引っ張り上げられて緊張状態となった墨糸2が、掛脱の際の反動により弾かれることになり、墨付け面20に墨線が付線されることになる。
従って、従来と異なり、墨糸2を指先でつままなくても墨付け面20に墨線を付線することができるから、墨で指先が汚れる事がなくなり、しかも、指先で墨糸2を引っ張り上げたりするのではなく、専用の器具を用いることにより、墨糸2の引っ張り上げから弾くまでの一連の作業が作業者の思いどおりに行われることになり、良好な墨付けが可能となる。
即ち、従来のように指先で墨糸2を引っ張り上げようとすると、指先が墨で汚れるのは勿論、墨糸2を十分な高さに引っ張り上げる前に指先から墨糸2が滑り落ちたり、墨糸2から指を離してしまい、該墨糸2が十分な反動を得られないまま弾かれて墨付け面20に良好に墨付けが行われない場合があるが(これは、例えば現場にある棒切れや釘などを用いて行っても同様の結果となってしまう。)、この点、本発明は、確実に墨糸2を引っ掛けた状態を維持し得る引っ掛け部3を具備しており、この引っ掛け部3に引っ掛けた状態で該墨糸2を所望の高さまで確実に引っ張り上げることができることになるから、墨で指先を汚すことなく、墨糸2を確実に十分な反動を得られる高さまで引っ張り上げて弾くことができ、墨付け面20に良好に墨付けを行うことができる。
また、例えば、前記引っ掛け部3は、墨糸挿入用の開放部4を形成してこの開放部4から前記墨糸2を挿入して引っ掛けし得るように構成し、この引っ掛け部3に引っ掛けた墨糸2を前記握持部1の操作により掛脱し得るように構成した場合、引っ掛け部3に対する墨糸2の引っ掛け及び掛脱が簡易且つ迅速に行えることになる。
即ち、例えば、引っ掛け部3に墨糸2を引っ掛けたり掛脱する度に、例えば開閉体を開閉させなければならないといった特別な操作が必要となるような構造ではなく、単に墨糸2を通過させるだけで引っ掛け部3に墨糸2を引っ掛け及び掛脱できる開放部4を設けた構造であるから(張設される墨糸2を引っ張り上げる構造上、引っ掛け部3は開放していても不意に掛脱する心配はない。)、何ら複雑な操作を必要とせず、握持部1の簡単な操作で素早く墨糸2を引っ掛け部3に引っ掛けたり、引っ掛け部3から掛脱させることができる。
また、例えば、前記引っ掛け部3は、側方に墨糸挿入用の開放部4を形成して、この開放部4に側方から前記墨糸2を挿入して引っ掛けし得るように構成し、この引っ掛け部3に引っ掛けた墨糸2は、前記握持部1の傾動操作により引っ掛け部3を回動して前記開放部4を下方に向けることで掛脱し得るように構成した場合、引っ掛け部3に引っ掛けた墨糸2が外れたりせずに確実に強く引っ張り上げることができ、しかも引っ張り上げた墨糸2を弾こうとする際には墨糸2の掛脱が簡易に行えることとなる。
即ち、仮に開放部4が上方を向くフックのような構造を採用した場合、墨糸2を引っ掛け部3に引っ掛けて上方へ引っ張り上げた際には、墨糸2が引っ掛け部3から外れたりせず、確実に強く引っ張り上げることができることになるが、その反面、墨糸2を引っ掛け部3から掛脱させようとする際には、開放部4を下方に向けるためには引っ掛け部3をほぼ180度回動させなければならないことになる等、墨糸2の掛脱が非常に困難となってしまう(これは、作業の迅速さと正確さが要求されるこの種の作業には致命的である。)。
そこで、本発明のように開放部4を引っ掛け部3の側方に設けることで、墨糸2を引っ掛け部3に引っ掛けて引っ張り上げる際には、確実に引っ掛けた状態を維持することができ、しかも、引っ張り上げた墨糸2を引っ掛け部3から掛脱させる際は、握持部1を傾動操作して引っ掛け部3を回動(ほぼ90度の回動)して開放部4を下方に向けるだけで墨糸2の掛脱が簡易に行われることになる。
また、例えば、前記引っ掛け部3を、側方に墨糸挿入用の開放部4を有するC状若しくはU状に構成した場合、墨糸2の引っ掛け操作を滑らかに行うことができ、しかも、墨糸2に引っ掛け部3を引っ掛けようとする際、この引っ掛け操作により墨付け面20を痛めてしまうことがない。
即ち、仮に前記引っ掛け部3の外周面が角形であった場合、墨糸2を引っ掛け部3に引っ掛ける操作の際、この引っ掛け部3の角が墨付け面20に当たって引っ掛け作業が滑らかに行えなかったり、墨付け面20を痛めてしまう場合が危惧されるが、この点、本発明は、引っ掛け部3をC状若しくはU状とすることで、墨付け面20への当接は面での当接になるため、墨糸2の引っ掛け操作を円滑に行うことができ、しかも、引っ掛け操作により墨付け面20を痛めてしまうようなことはない。
また、例えば、前述した墨糸引き弾き具5を墨壷に着脱自在に設けた場合、前記墨糸引き弾き具5を墨壷に装着しておくことで、いつでも必要なときに墨糸引き弾き具5を使用した良好な墨付けが行えることになり、しかも、墨糸引き弾き具5を収納する専用のケースなどを別途用意する必要がないから、該墨糸引き弾き具5を紛失するといったことがなく、別々に持ち運ぶ必要がないので、持ち運びに便利となる。
また、例えば、前記墨糸引き弾き具5を薄板状に形成し、この薄板状の墨糸引き弾き具5を墨壷本体9aに形成した固定用凹部10に着脱自在に収納固定し得るように構成した場合、墨糸引き弾き具5は薄板状故に固定用凹部10に収納した場合には墨壷に余計な凹凸が生じることなく非常に収まりが良いため、墨壷を持った際に違和感を感じたりすることはなく、しかも、体裁も良い。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、大工や石工等が材木や石材に墨線を引くために使用する墨壷9を設けるとともに、この墨壷9を使用して、墨付け作業を行う際、墨糸2を引き弾きするための墨糸引き弾き具5を設けている。
以下に墨壷9について具体的に説明する。
墨壷9は、図2に図示したように、ケース状の墨壷本体9aの上部に糸巻きドラム16の格納部17を設け、この格納部17に自動巻き取り用のゼンマイバネ(図示省略)を内装した糸巻きドラム16を収納し、この糸巻きドラム16の外周に墨糸2を巻回し、この墨糸2を墨壷本体9aの下部内部に設けた墨入れ部(図示省略)を経由して下端より外部に引き出し、墨糸2の先端にカルコ19を付設した自動巻き取り式のものである。
また、墨壷本体9aは、その下端部に墨糸押え部15が設けられている。
具体的には、この墨糸押え部15は、墨壷本体9aの表面下方位置に設けた取り付け溝部18にスライド移動するスライド体15aを設け、このスライド体15aの先端中央位置に墨糸2を係止し得る墨糸係止凹部15bを設けて構成されており、スライド移動させることで、墨壷本体9aの下端から突没自在に設けられている。
また、墨壷本体9aには、墨糸引き弾き具5を固定収納するための固定用凹部10が設けられている。
この固定用凹部10は、図4に図示したように、墨壷本体9aの一側面部に凹条11を設けて構成されており、その一端部には墨壷本体9aの下端に開口して墨糸引き弾き具5を挿入する挿入部13が設けられ、その凹部側面には墨糸引き弾き具5に設けられる凸条6のガイドとなるガイド凹溝12が設けられている。
従って、挿入部13から挿入した墨糸引き弾き具5を、該墨糸引き弾き具5に設けた凸条6をガイド凹溝12にスライドさせることで、固定用凹部10に墨糸引き弾き具5を収納することができる。
また、固定用凹部10は、墨糸引き弾き具5を収納した際、該墨糸引き弾き具5が墨壷本体の表面とほぼ面一となるよう、その深さは墨糸引き弾き具5の厚みを考慮して設定されている。
また、固定用凹部10は、その凹部底面基端位置に突起14が設けられている。
この突起14は、図9に図示したように、固定用凹部10に墨糸引き弾き具5を挿入した際、墨糸引き弾き具5の先端に設けられる引っ掛け部3が係止するように設けられており、墨糸引き弾き具5の抜け止めとして機能するように構成されている。
次に墨糸引き弾き具5について具体的に説明する。
墨糸引き弾き具5は、図1に図示したように、適宜な合成樹脂製の部材を所定長さを有する薄板棒状に一体成形したものであり、その先端部にはC状若しくはU状の引っ掛け部3が設けられている。
この引っ掛け部3は、墨糸引き弾き具5の先端部に貫通孔を形成して構成されており、更に、墨糸引き弾き具5の先端部にして墨糸引き弾き具5の左右両側部には、前記引っ掛け部3に連通する切欠部を設けて開放部4が設けられている。
従って、握持部1を握持し、この開放部4から墨糸2を通すことで、引っ掛け部3に墨糸2を引っ掛けることができる。
また、墨糸引き弾き具5は、その左右両側部に凸条6が設けられており、この凸条6は、前述した墨壷本体9aに係る固定用凹部10に設けたガイド凹溝12内をスライド移動しうるように構成されている。
また、図中符号7は墨糸引き弾き具5を引き出し易くするための棒や紐等を貫挿させる貫挿孔、図中符号8は握持部1の滑り止め凹部である。
以上の構成からなる墨壷9及び墨糸引き弾き具5を使用した墨付け方法について説明する。
まず、図5に図示したように、カルコ19を墨付け面20に固定し、墨糸2が引き出されるように墨壷本体9aを移動させる。
続いて、墨糸引き弾き具5の握持部1を握持し、墨壷9から引き出して緊張させた墨糸2を開放部4に通し、図6に図示したように、通した墨糸2を引っ掛け部3に引っ掛け、墨糸2が十分な反動を得られる高さまで引っ張り上げる。
そして、図7に図示したように、握持部1の傾動操作により引っ掛け部3を約90度回動させて開放部4を下方に向け、引っ掛け部3から墨糸2を掛脱させると、引っ掛け部3より掛脱された墨糸2は、緊張状態で上方に引っ張り上げられて弾かれたため、この際の反動により墨付け面20に打ち付けられることで、該墨付け面20には墨線が付線される。
本実施例は上述のように構成したから、引っ掛け部3に引っ掛けた状態で墨糸2を所望の高さまで確実に引っ張り上げることができるため、墨で指先を汚すことなく、墨糸2を確実に十分な反動を得られる高さまで引っ張り上げて弾くことができ、墨付け面20に良好に墨付けを行うことができる。
また、本実施例は、前述した秀れた機能を発揮する有用な墨糸引き弾き具5が何ら複雑な構造ではなく、単に薄板棒状体の先端部に、側方に開放部4を有するC状若しくはU状の引っ掛け部3を設けただけの構造であるから、簡易構造故にコスト安にして量産性にも秀れることになり、ひいては、墨壷9に着脱する付属品としても墨壷9自体のコストに影響を与えてしまう心配はなく、むしろ、墨壷9に画期的な機能を付与し得るものとして、その商品価値の向上に一役買うものと期待できる。
また、本実施例は、引っ掛け部3を長尺の握持部1の先端部に設け、引っ掛け部3と握持部1との距離をある程度離した構成としているため、前記引っ掛け部3に墨糸2を引っ掛ける際に指先が汚れることがなく、引っ掛け部3から墨糸2を掛脱させる際にも指先が汚れることがない。
即ち、仮に握持部1を握持した指先と引っ掛け部3とが近接するような構造であった場合、墨糸2を引っ掛ける際に指先が墨糸2と触れて汚れたり、墨糸2を弾いた際の墨の飛び散りにより指先が汚れたりする場合が懸念されるが、本実施例のように握持部1と引っ掛け部3とに距離を設けることで、指先が墨糸2に触れたり、飛び散った墨が指先に付着することがなくなり、指先が汚れることがない等、この点によっても墨で指先が汚れることが回避されることになる。
また、本実施例は、挿入部13から墨糸引き弾き具5を挿入する際、固定用凹部10に設けたガイド凹溝12が凸条6のスライドの際のガイドと成り得るので、墨糸引き弾き具5を固定用凹部10にズレなく収納固定できることとなる。
また、本実施例は、墨糸引き弾き具5の握持部1に滑り止め凹部8を形成し、該滑り止め凹部8の滑り止め作用により指先が滑りにくくなるため、墨糸2を引っ張り上げる操作を確実に行うことができ、さらに墨糸引き弾き具5の固定用凹部10への着脱操作も円滑に行うことができる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
本実施例の墨糸引き弾き具5の説明斜視図である。 本実施例の説明斜視図である。 本実施例の説明背面図である。 本実施例の説明分解図である。 本実施例の使用状態の説明図である。 本実施例の使用状態の要部の説明断面図である。 本実施例の使用状態の要部の説明断面図である。 本実施例の要部の説明断面図である。 本実施例の要部の説明断面図である。
符号の説明
1 握持部
2 墨糸
3 引っ掛け部
4 開放部
5 墨糸引き弾き部
9a 墨壷本体
10 固定用凹部
20 墨付け面

Claims (6)

  1. 握持部の先端部に、墨糸を掛脱自在に引っ掛けし得る引っ掛け部を設け、この引っ掛け部で墨糸を引っ掛けて上方へ引っ張った後、墨糸を引っ掛け部より掛脱することで墨付け面に墨線を付線し得るように構成したことを特徴とする墨糸引き弾き具。
  2. 前記引っ掛け部は、墨糸挿入用の開放部を形成してこの開放部から前記墨糸を挿入して引っ掛けし得るように構成し、この引っ掛け部に引っ掛けた墨糸を前記握持部の操作により掛脱し得るように構成したことを特徴とする請求項1記載の墨糸引き弾き具。
  3. 前記引っ掛け部は、側方に墨糸挿入用の開放部を形成して、この開放部に側方から前記墨糸を挿入して引っ掛けし得るように構成し、この引っ掛け部に引っ掛けた墨糸は、前記握持部の傾動操作により引っ掛け部を回動して前記開放部を下方に向けることで掛脱し得るように構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の墨糸引き弾き具。
  4. 前記引っ掛け部は、側方に墨糸挿入用の開放部を有するC状若しくはU状に構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の墨糸引き弾き具。
  5. 前記請求項1〜4のいずれか1項に記載の墨糸引き弾き具を着脱自在に設けたことを特徴とする墨壷。
  6. 前記墨糸引き弾き具は薄板状に形成し、この薄板状の墨糸引き弾き具を墨壷本体に形成した固定用凹部に着脱自在に収納固定し得るように構成したことを特徴とする請求項5記載の墨壷。
JP2003321991A 2003-09-12 2003-09-12 墨糸引き弾き具並びに墨壷 Expired - Fee Related JP3831721B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003321991A JP3831721B2 (ja) 2003-09-12 2003-09-12 墨糸引き弾き具並びに墨壷

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003321991A JP3831721B2 (ja) 2003-09-12 2003-09-12 墨糸引き弾き具並びに墨壷

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005088101A true JP2005088101A (ja) 2005-04-07
JP3831721B2 JP3831721B2 (ja) 2006-10-11

Family

ID=34453499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003321991A Expired - Fee Related JP3831721B2 (ja) 2003-09-12 2003-09-12 墨糸引き弾き具並びに墨壷

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3831721B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110625588A (zh) * 2019-09-03 2019-12-31 中国建筑第七工程局有限公司 一种弓式弹线工具及弹线方法
CN111941380A (zh) * 2020-09-22 2020-11-17 刘兰 一种螺纹槽孔开设用辅助螺纹线绘制机构

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110625588A (zh) * 2019-09-03 2019-12-31 中国建筑第七工程局有限公司 一种弓式弹线工具及弹线方法
CN111941380A (zh) * 2020-09-22 2020-11-17 刘兰 一种螺纹槽孔开设用辅助螺纹线绘制机构
CN111941380B (zh) * 2020-09-22 2023-01-03 诸暨市中坚机械有限公司 一种螺纹槽孔开设用辅助螺纹线绘制机构

Also Published As

Publication number Publication date
JP3831721B2 (ja) 2006-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2712048A1 (en) Tool handle for holding multiple tools of different sizes during use
JPH03501088A (ja) デンタルフロス装置
JP4090876B2 (ja) デンタルフロスホルダ
US2547592A (en) Easy eel holder
US20070295626A1 (en) Paint roller sleeve storage container
JP3831721B2 (ja) 墨糸引き弾き具並びに墨壷
US10034729B2 (en) Dental tape and floss holder with installation cassette
US4261103A (en) Tool accessory apparatus
JP5345799B2 (ja) ビンなどのオープナー
JP4413717B2 (ja) スクリーン印刷装置
JP6368140B2 (ja) 墨壷
US10525576B1 (en) Nail holder assembly for a hammer
KR100835542B1 (ko) 롤형 접착 테이프 케이스의 테이프 밴딩 절단장치
JP2017024118A (ja) ペンカートリッジ
US2802314A (en) Detachable handle for flexible strips
JP3776436B2 (ja) 墨壷
JP4383061B2 (ja) 糸巻のロック機構
JP3803452B2 (ja) 釣針外し具
JP2007202455A (ja) 釣り糸結び具
JP2007020412A (ja) 釣り竿の把持具
JP7290823B2 (ja) ベルトクリップ取り付け構造及びそれを備えた携帯型無線機器
US20230189960A1 (en) Crafting scrap collection and nail polish holder devices and methods of use thereof
JP2009042698A (ja) 弦楽器の弦巻き装置用巻取り器
JP3108781U (ja) 各種デンタルフロス容器に一緒に収納できる小型歯間清掃具
KR200370588Y1 (ko) 낚시바늘용 발침기

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060406

A521 Written amendment

Effective date: 20060605

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20060626

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060714

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090721

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100721

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100721

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110721

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120721

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees