JP2005086971A - 電源自動接続器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電源ラインから電力を供給される電気機器の着脱を行う場合に、その電気機器の着脱操作により、CPUや通信ボードを用いることなく、連動して電源ラインをオン/オフすることができ、かつスパークの発生を本質的に防止できる電源自動接続器を提供する。
【解決手段】 電気機器1を搭載した第1の装置2を電源ライン4を内蔵する第2の装置9に取付けまたは取外す際にその取付け/取外し動作により電源ラインをオン/オフする電源自動接続器10。動作検出装置14が、取付け動作により電気コネクタ12が接続された後に取付け信号S1を出力し、取外し動作により電気コネクタが切断される前に取外し信号S0を出力する。電源接続器16により、取付け信号S1と取外し信号S0に応じて、電源ライン4を通電状態または切断状態に切り替える。
【選択図】 図1
【解決手段】 電気機器1を搭載した第1の装置2を電源ライン4を内蔵する第2の装置9に取付けまたは取外す際にその取付け/取外し動作により電源ラインをオン/オフする電源自動接続器10。動作検出装置14が、取付け動作により電気コネクタ12が接続された後に取付け信号S1を出力し、取外し動作により電気コネクタが切断される前に取外し信号S0を出力する。電源接続器16により、取付け信号S1と取外し信号S0に応じて、電源ライン4を通電状態または切断状態に切り替える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電源ラインから電力を供給される電気機器の着脱と同時に、スパークを発生することなく電源ラインをオン/オフする電源自動接続器に関する。
通電状態にある電源ラインによる事故を防止するため、電源ラインを自動的にオン/オフする手段として、特許文献1〜4等が既に開示されている。
特許文献1の「電源遮断装置」は、動力電源系の組立て作業やメンテナンス作業中における短絡事故を防止するものであり、図5に示すように、保護カバー54により保護可能なターミナル部54a,54bを介して複数のブロック回路に接続された共通の電源ラインを所定の異常時に遮断する電源遮断手段52を有する電源遮断装置において、前記保護カバーの着脱に連動してオン/オフするスイッチ手段54cと、前記電源遮断手段52を駆動制御して前記スイッチ手段のオン時に前記電源ラインを導通状態にすると共に、該スイッチ手段のオフ時に前記電源ラインを遮断するブレーカドライブ手段53とを設けたものである。
特許文献2の「作業台ユニット」は、図6に示すように、起伏等の作動が自在なビーム61の先端に、着脱自在に取り付けられる作業台ユニット62であって、バッテリと、このバッテリから供給される電力により作動する装置類と、作業台ユニット62がビーム61の先端に装着されたか否かを検出する装着検出手段63,64とを有し、この装着検出手段63,64は、作業台ユニット62がビーム61の先端に完全装着されていることを検出した場合にのみバッテリから装置類への電力供給を許容するものである。
特許文献3の「コンセント盤及び電源プラグ」は、コンセントC1,C2に接続されて通電状態にある電源プラグに触れるおそれを無くすことを目的とし、一面が開口する箱体内に、図7に示すように、回路遮断器RB1,RB2及び回路遮断器に接続されたコンセントC1,C2を収納し、箱体の開口面を蓋体により開閉自在に塞いでなるコンセント盤において、箱体に対して蓋体を閉じた状態で回路遮断器からコンセントまでの通電経路を閉成し、蓋体を開いた状態で前記通電経路を開成する通電経路開閉手段ER,SW1,SW2を備えたものである。
特許文献4の「便座・便蓋の開閉装置」は、図8に示すように、便座74・便蓋73が閉じる位置に到達するまでに強制的に閉じる方向・開ける方向へ回動されたときでも、駆動モータ75f,75zや駆動手段76を異常過負荷から保護するものであり、便座又は便蓋を開閉駆動するための駆動モータ75f,75zと、駆動モータの駆動力を伝達する歯車列からなる駆動手段76と、駆動手段を駆動制御するためのコンピュータ制御手段77と、前記便座又は前記便蓋が開閉動作中に前記駆動手段に外部から作用する力を検知するための荷重検知手段78と、を有し、
前記コンピュータ制御手段77は、駆動手段76が開閉駆動中に、駆動モータ75f,75zへの通電を停止する通電停止制御を行うとともに、便座又は便蓋が閉じる位置に到達するまで、駆動モータ75f,75zの端子間を短絡する端子短絡制御を行う一方、端子短絡制御が行われている間に、荷重検出手段78の電気信号の論理状態が変化したときは、端子短絡制御を解除するものである。
前記コンピュータ制御手段77は、駆動手段76が開閉駆動中に、駆動モータ75f,75zへの通電を停止する通電停止制御を行うとともに、便座又は便蓋が閉じる位置に到達するまで、駆動モータ75f,75zの端子間を短絡する端子短絡制御を行う一方、端子短絡制御が行われている間に、荷重検出手段78の電気信号の論理状態が変化したときは、端子短絡制御を解除するものである。
宇宙ステーション等において宇宙環境下で種々の試験を行うような場合、図4に模式的に示すように、ヒータ等の電気機器1を搭載した装置2(試験装置等)を、切り離しポイント3を介して電源ライン4に接続して電力を供給する。また、試験等の終了後は、ロボットアーム等により装置2を切り離しポイント3で切り離し、次の装置を接続する。
このように電源ラインから電力を供給される電気機器を着脱する場合、通電状態にある電源ライン4を切り離しポイント3で直接着脱すると、切り離しポイント3に設けられた接点3aでスパーク(火花)が発生し、安全性が損なわれるばかりでなく電源や制御機器に悪影響を及ぼすおそれがある。
このように電源ラインから電力を供給される電気機器を着脱する場合、通電状態にある電源ライン4を切り離しポイント3で直接着脱すると、切り離しポイント3に設けられた接点3aでスパーク(火花)が発生し、安全性が損なわれるばかりでなく電源や制御機器に悪影響を及ぼすおそれがある。
そのため、ヒータ等を搭載した装置2を電源ライン4から遠隔操作で切り離す場合には、その前に電源ライン4の切断も遠隔操作で行う必要があり、従来は図に示すように外部コマンド5を通信ボード6に入力し、CPU7を介してヒータドライバ8にコマンド5を送り、ヒータドライバ8でヒータスイッチ8aを開閉していた。また、逆に装置2を電源ライン4に遠隔操作で接続する場合にも、同様の操作を行っていた。
しかし、上述したように、ヒータ等を搭載した装置2を電源ライン4から遠隔操作で着脱する場合、以下の問題点があった。
(1)CPUや通信ボードを搭載しているため、これらの機器の故障により信頼性が低い。
(2)部品点数が多く、機構が複雑になり高価になる。
(3)宇宙船等のクルーがロボットアーム等で装置2を切り離しポイント3に着脱する操作と並行して、その直前又は直後にヒータスイッチ8aをオン/オフする必要がある。そのため、コマンド5の発信をクルーが行う場合には、誤操作を起こしやすい。また、コマンド5の発信をロボットアーム等の動作と連動させるのは困難である。
(1)CPUや通信ボードを搭載しているため、これらの機器の故障により信頼性が低い。
(2)部品点数が多く、機構が複雑になり高価になる。
(3)宇宙船等のクルーがロボットアーム等で装置2を切り離しポイント3に着脱する操作と並行して、その直前又は直後にヒータスイッチ8aをオン/オフする必要がある。そのため、コマンド5の発信をクルーが行う場合には、誤操作を起こしやすい。また、コマンド5の発信をロボットアーム等の動作と連動させるのは困難である。
本発明は、上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち本発明の目的は、電源ラインから電力を供給される電気機器の着脱を行う場合に、その電気機器の着脱操作により、CPUや通信ボードを用いることなく、連動して電源ラインをオン/オフすることができ、かつスパークの発生を本質的に防止できる電源自動接続器を提供することにある。
本発明によれば、電気機器を搭載した第1の装置を電源ラインを内蔵する第2の装置に取付けまたは取外す際にその取付け/取外し動作により電源ラインをオン/オフする電源自動接続器であって、
前記取付け/取外し動作により、第2の装置の電源ラインを第1の装置の電気機器に着脱する電気コネクタと、
該電気コネクタの着脱に応じて、取付け信号S1または取外し信号S0を出力する動作検出装置と、
該取付け信号S1と取外し信号S0に応じて、電源ラインを通電状態または切断状態に切り替える電源接続器とを備え、
前記動作検出装置は、前記取付け動作により電気コネクタが接続された後に取付け信号S1を出力し、前記取外し動作により電気コネクタが切断される前に取外し信号S0を出力するようになっている、ことを特徴とする電源自動接続器が提供される。
前記取付け/取外し動作により、第2の装置の電源ラインを第1の装置の電気機器に着脱する電気コネクタと、
該電気コネクタの着脱に応じて、取付け信号S1または取外し信号S0を出力する動作検出装置と、
該取付け信号S1と取外し信号S0に応じて、電源ラインを通電状態または切断状態に切り替える電源接続器とを備え、
前記動作検出装置は、前記取付け動作により電気コネクタが接続された後に取付け信号S1を出力し、前記取外し動作により電気コネクタが切断される前に取外し信号S0を出力するようになっている、ことを特徴とする電源自動接続器が提供される。
本発明の構成によれば、動作検出装置が、取付け動作により電気コネクタが接続された後に取付け信号S1を出力するので、電源接続器でこの取付け信号S1に応じて電源ラインを通電状態に切り替えることにより、スパークの発生を本質的に防止しながら電気機器の取付け動作に連動して電源ラインをオンすることができる。
また、動作検出装置は、取外し動作により電気コネクタが切断される前に取外し信号S0を出力するので、電源接続器でこの取外し信号S0に応じて電源ラインを切断状態に切り替えることにより、スパークの発生を本質的に防止しながら電気機器の取外し動作に連動して電源ラインをオフすることができる。
また、動作検出装置は、取外し動作により電気コネクタが切断される前に取外し信号S0を出力するので、電源接続器でこの取外し信号S0に応じて電源ラインを切断状態に切り替えることにより、スパークの発生を本質的に防止しながら電気機器の取外し動作に連動して電源ラインをオフすることができる。
本発明の好ましい実施形態によれば、前記電気コネクタは、電源ラインに接続されたコネクタソケットを有するコネクタレセプタクルと、該コネクタソケットと嵌合するコネクタピンを有するコネクタプラグとからなり、
コネクタプラグは、コネクタピンがコネクタソケットに嵌合し電気的に接続された接続位置と、該接続を維持したままコネクタレセプタクルに向けて所定のストローク移動した保持位置とを有し、
前記動作検出装置は、前記接続位置と保持位置の間で接点が切り替るリミットスイッチである。
コネクタプラグは、コネクタピンがコネクタソケットに嵌合し電気的に接続された接続位置と、該接続を維持したままコネクタレセプタクルに向けて所定のストローク移動した保持位置とを有し、
前記動作検出装置は、前記接続位置と保持位置の間で接点が切り替るリミットスイッチである。
この構成により、取付け動作において、接続位置から接続を維持したまま所定のストローク移動して保持位置となるので、接続位置と保持位置の間で接点がオン/オフするリミットスイッチで取付け信号S1(例えば"1"信号)を出力し、電源接続器でこの取付け信号S1に応じて電源ラインを通電状態に切り替えることにより、スパークの発生を本質的に防止できる。
また逆に、取外し動作では、保持位置から接続を維持したまま所定のストローク移動して接続位置となるので、接続位置と保持位置の間で接点がオン/オフするリミットスイッチで取外し信号S0(例えば"0"信号)を出力し、電源接続器でこの取外し信号S0に応じて電源ラインを切断状態に切り替えることにより、スパークの発生を本質的に防止できる。
また逆に、取外し動作では、保持位置から接続を維持したまま所定のストローク移動して接続位置となるので、接続位置と保持位置の間で接点がオン/オフするリミットスイッチで取外し信号S0(例えば"0"信号)を出力し、電源接続器でこの取外し信号S0に応じて電源ラインを切断状態に切り替えることにより、スパークの発生を本質的に防止できる。
また、前記電源接続器は、電源ラインを通電状態または切断状態に切り替える電源スイッチと、該電源スイッチを駆動するドライバー回路とからなり、前記リミットスイッチの切り替りに応じて電源スイッチを切り替える。前記ドライバー回路は、リミットスイッチの開閉検知部と電源スイッチ駆動部からなるのがよい
この構成により、CPUや通信ボードを用いることなく、電気機器の着脱操作に連動して電源ラインをオン/オフすることができる。
この構成により、CPUや通信ボードを用いることなく、電気機器の着脱操作に連動して電源ラインをオン/オフすることができる。
上述した本発明により、以下の効果が得られる。
(1)CPU/通信ボードが不要となり、システムの信頼度を高めることができる。
(2)電気機器(ヒータ等)の物理的な切り離しと、電気的なON/OFFが連動しているため、完全自動化されており、人の介在が不要となる。
(3)切り離し後は、ヒータがOFFされた状態が保たれるため、誤コマンド等によるヒータスイッチONがあった際に、高電圧ラインが露出することがない。
(1)CPU/通信ボードが不要となり、システムの信頼度を高めることができる。
(2)電気機器(ヒータ等)の物理的な切り離しと、電気的なON/OFFが連動しているため、完全自動化されており、人の介在が不要となる。
(3)切り離し後は、ヒータがOFFされた状態が保たれるため、誤コマンド等によるヒータスイッチONがあった際に、高電圧ラインが露出することがない。
以下、本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し重複した説明を省略する。
図1は、本発明による電源自動接続器の全体構成図である。
本発明の電源自動接続器は、電気機器1(この例ではヒータ)を搭載した第1の装置2を電源ライン4を内蔵する第2の装置9に取付けまたは取外す際にその取付け/取外し動作により電源ライン4をオン/オフする装置である。この図において、第1装置2は第2装置9に対して図で左方向に移動することで取付けられ、右方向に移動することで取外すようになっている。この取付け/取外し動作は、宇宙ステーション等において宇宙環境下で種々の試験を行うような場合にはロボットアーム等により遠隔操作で行うのがよい。
本発明の電源自動接続器は、電気機器1(この例ではヒータ)を搭載した第1の装置2を電源ライン4を内蔵する第2の装置9に取付けまたは取外す際にその取付け/取外し動作により電源ライン4をオン/オフする装置である。この図において、第1装置2は第2装置9に対して図で左方向に移動することで取付けられ、右方向に移動することで取外すようになっている。この取付け/取外し動作は、宇宙ステーション等において宇宙環境下で種々の試験を行うような場合にはロボットアーム等により遠隔操作で行うのがよい。
なお本発明は、宇宙ステーション等における使用に限定されるものでなく、取付け/取外し動作を遠隔操作で行う種々の分野、例えば人が直接近付けない放射性物質、毒物、薬品等の取り扱い、或いは高温や高圧箇所へも適用することができる。
図1において、本発明の電源自動接続器10は、電気コネクタ12、動作検出装置14、および電源接続器16を備える。
電気コネクタ12は、第1装置2を第2装置9に対して図で左方向に移動する取付け動作により、第2装置9の電源ライン4を第1装置2の電気機器1に接続し、逆に第1装置2を第2装置9に対して図で右方向に移動する取外し動作により、第2装置9の電源ライン4から第1装置2の電気機器1を切断する機能を有する。
動作検出装置14は、電気コネクタ12の着脱に応じて、取付け信号S1または取外し信号S0を出力する。
電源接続器16は、取付け信号S1と取外し信号S0に応じて、電源ライン4を通電状態または切断状態に切り替える機能を有する。
電源接続器16は、取付け信号S1と取外し信号S0に応じて、電源ライン4を通電状態または切断状態に切り替える機能を有する。
図1に示すように、電源接続器16は、電源ライン4を通電状態または切断状態に切り替える電源スイッチ16aと、電源スイッチ16aを駆動するドライバー回路16bとからなる。また、ドライバー回路16bは、動作検出装置14の取付け信号S1または取外し信号S0を受信する開閉検知部17aと電源スイッチ駆動部17bとからなる。電源スイッチ駆動部17bは、取付け信号S1と取外し信号S0に応じて、電源スイッチ16aをオンまたはオフし、電源ライン4を通電状態または切断状態に切り替える機能を有する。
図2は、図1の電気コネクタ12と動作検出装置14の構成図である。
電気コネクタ12は、第1装置2と第2装置9の取付け/取外し動作で互いに連結/分離されるコネクタレセプタクル12aとコネクタプラグ12bとからなる。コネクタレセプタクル12aは、電源ライン4に接続されたコネクタソケット13aを内蔵し、コネクタプラグ12bは、コネクタソケット13aと嵌合するコネクタピン13bを内蔵する。コネクタピン13bは、電気機器1に接続する電源ライン4’に接続されている。
また、動作検出装置14は、この例では、コネクタレセプタクル12aのフランジ部に取り付けられ、コネクタレセプタクル12aの端面位置を検出するリミットスイッチ14aである。リミットスイッチ14aは、この例では、コネクタレセプタクル12aの両側(図で上下)に同一の機能を有するように2つ設けられ、冗長性(信頼性)を高めるようになっている。
電気コネクタ12は、第1装置2と第2装置9の取付け/取外し動作で互いに連結/分離されるコネクタレセプタクル12aとコネクタプラグ12bとからなる。コネクタレセプタクル12aは、電源ライン4に接続されたコネクタソケット13aを内蔵し、コネクタプラグ12bは、コネクタソケット13aと嵌合するコネクタピン13bを内蔵する。コネクタピン13bは、電気機器1に接続する電源ライン4’に接続されている。
また、動作検出装置14は、この例では、コネクタレセプタクル12aのフランジ部に取り付けられ、コネクタレセプタクル12aの端面位置を検出するリミットスイッチ14aである。リミットスイッチ14aは、この例では、コネクタレセプタクル12aの両側(図で上下)に同一の機能を有するように2つ設けられ、冗長性(信頼性)を高めるようになっている。
コネクタプラグ12bは、コネクタレセプタクル12aとの相対位置により、分離状態、接続位置Cおよび保持位置Fの3つの位置に位置する。図2は分離状態を示しており、コネクタレセプタクル12aとコネクタプラグ12bが互いに分離され、それぞれ第1装置2と第2装置9と共に自由に移動できる状態にある。
図3は、図2の電気コネクタと動作検出装置の作動説明図である。この図において、(A)は接続位置C、(B)は保持位置Fを示している。
図3(A)の接続位置Cは、コネクタピン13bがコネクタソケット13aに嵌合し、コネクタピン13bの先端(図で左端)が電源ライン4に接触して電源ライン4,4’が電気的に接続した位置である。しかし、この接続位置Cでは、リミットスイッチ14aはコネクタレセプタクル12aの端面位置を検出していない。また、この非検出位置において、リミットスイッチ14aは取外し信号S0を出力する。
図3(B)の保持位置Fは、電源ライン4,4’の接続を維持したまま、コネクタプラグ12bをコネクタレセプタクル12aに向けて所定のストローク移動した位置である。分離状態から接続位置Cを経由して保持位置Fまでの移動およびその逆の移動は、例えばロボットアーム等で行わる。また、保持位置Fは、第1装置2を第2装置9に取付けた際の最終位置であり、この位置で電気機器1に通電し試験等を行うようになっている。
この保持位置Fでは、リミットスイッチ14aがコネクタレセプタクル12aの端面位置を検出し、リミットスイッチ14aは取付け信号S1を出力する。なお、リミットスイッチ14aの切り替わり位置は、保持位置Fに正確に一致する必要はなく、接続位置Cと保持位置Fの間で接点が切り替ればよい。
また、所定のストロークは、電源ライン4,4’の接続を維持したままリミットスイッチ14aの切り替えができる限りで任意に設定することができる。
なおこの例では、保持位置Fを外方に付勢されたボールと溝からなるラチェット機構15で保持しているが、本発明はこの構造に限定されず、種々の構造を用いることができる。
また、所定のストロークは、電源ライン4,4’の接続を維持したままリミットスイッチ14aの切り替えができる限りで任意に設定することができる。
なおこの例では、保持位置Fを外方に付勢されたボールと溝からなるラチェット機構15で保持しているが、本発明はこの構造に限定されず、種々の構造を用いることができる。
上述した構成により、取付け動作において、接続位置(図3A)から電源ライン4,4’の接続を維持したまま、無通電状態で保持位置(図3B)となるので、電気コネクタ12が無通電状態で接続された後に通電状態に切り替えることにより、スパークの発生を本質的に防止できる。
また逆に、取外し動作では、保持位置(図3B)から電源ライン4,4’の接続を維持したまま、通電状態で接続位置(図3A)となるので、電気コネクタが機械的に切断される前に電源ラインを無通電状態に切り替えることにより、スパークの発生を本質的に防止しできる。
また逆に、取外し動作では、保持位置(図3B)から電源ライン4,4’の接続を維持したまま、通電状態で接続位置(図3A)となるので、電気コネクタが機械的に切断される前に電源ラインを無通電状態に切り替えることにより、スパークの発生を本質的に防止しできる。
従って、電源ライン4から電力を供給される電気機器1の着脱を行う場合に、その電気機器の着脱操作により、CPUや通信ボードを用いることなく、連動して電源ラインをオン/オフすることができ、かつスパークの発生を本質的に防止できる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
1 電気機器(ヒータ等)、2 装置(第1装置)、
3 切り離しポイント、3a 接点、4, 4’電源ライン、
5 外部コマンド、6 通信ボード、7 CPU、
8 ヒータドライバ、8a ヒータスイッチ、9 第2装置、
10 電源自動接続器、12 電気コネクタ、
12a コネクタレセプタクル、12b コネクタプラグ、
13a コネクタソケット、13b コネクタピン、
14 動作検出装置、14a リミットスイッチ、15 ラチェット機構、
16 電源接続器、16a 電源スイッチ、16b ドライバー回路、
17a 開閉検知部、17b 電源スイッチ駆動部
3 切り離しポイント、3a 接点、4, 4’電源ライン、
5 外部コマンド、6 通信ボード、7 CPU、
8 ヒータドライバ、8a ヒータスイッチ、9 第2装置、
10 電源自動接続器、12 電気コネクタ、
12a コネクタレセプタクル、12b コネクタプラグ、
13a コネクタソケット、13b コネクタピン、
14 動作検出装置、14a リミットスイッチ、15 ラチェット機構、
16 電源接続器、16a 電源スイッチ、16b ドライバー回路、
17a 開閉検知部、17b 電源スイッチ駆動部
Claims (4)
- 電気機器を搭載した第1の装置を電源ラインを内蔵する第2の装置に取付けまたは取外す際にその取付け/取外し動作により電源ラインをオン/オフする電源自動接続器であって、
前記取付け/取外し動作により、第2の装置の電源ラインを第1の装置の電気機器に着脱する電気コネクタと、
該電気コネクタの着脱に応じて、取付け信号S1または取外し信号S0を出力する動作検出装置と、
該取付け信号S1と取外し信号S0に応じて、電源ラインを通電状態または切断状態に切り替える電源接続器とを備え、
前記動作検出装置は、前記取付け動作により電気コネクタが接続された後に取付け信号S1を出力し、前記取外し動作により電気コネクタが切断される前に取外し信号S0を出力するようになっている、ことを特徴とする電源自動接続器。 - 前記電気コネクタは、電源ラインに接続されたコネクタソケットを有するコネクタレセプタクルと、該コネクタソケットと嵌合するコネクタピンを有するコネクタプラグとからなり、
コネクタプラグは、コネクタピンがコネクタソケットに嵌合し電気的に接続された接続位置と、該接続を維持したままコネクタレセプタクルに向けて所定のストローク移動した保持位置とを有し、
前記動作検出装置は、前記接続位置と保持位置の間で接点が切り替るリミットスイッチである、ことを特徴とする請求項1に記載の電源自動接続器。 - 前記電源接続器は、電源ラインを通電状態または切断状態に切り替える電源スイッチと、該電源スイッチを駆動するドライバー回路とからなり、前記リミットスイッチの切り替りに応じて電源スイッチを切り替える、ことを特徴とする請求項2に記載の電源自動接続器。
- 前記ドライバー回路は、リミットスイッチの開閉検知部と電源スイッチ駆動部からなる、ことを特徴とする請求項3に記載の電源自動接続器。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003319527A JP2005086971A (ja) | 2003-09-11 | 2003-09-11 | 電源自動接続器 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007118391A1 (fr) * | 2006-04-14 | 2007-10-25 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Dispositif de commande de l'alimentation d'une monocarte et système de communication |
JP2016046202A (ja) * | 2014-08-26 | 2016-04-04 | 富士通株式会社 | 電子機器 |
KR20190006565A (ko) * | 2016-05-20 | 2019-01-18 | 아강글 테크놀로지 컴퍼니 리미티드 | 지능형 전원 연결 방법 및 지능형 커넥터 |
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2003
- 2003-09-11 JP JP2003319527A patent/JP2005086971A/ja active Pending
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