JP2005086884A - 超音波モータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明による超音波モータは、振動体と、上記振動体の外周部より放射方向外方に向けて張り出された一対の支持部と、を具備したものであり、振動体の内径部ではなく外周部を介して支持するように構成することにより、振動特性の変化や周波数調整の困難さを解消せんとするものである。
【選択図】 図1
Description
)を持つ。
そして、これら径方向対称伸び振動モードと非軸対称振動モードとに位相差を持たせることによって、図7(c)に示すように、A−A´点に楕円の軌跡を描かせるものである。
又、上記径方向対称伸び振動モードと非軸対称振動モードの二つのモードの周波数を縮退させる方法として円環の内径比・外径比を変化させる方法を採用している。具体的には、既に説明した円環型振動体101の貫通孔103の内径部を適宜削ることにより円環の内径比・外径比を変化させ、それによって、周波数を調整するものである。
既に説明したように、円環型振動体101はその中心部を介して固定用ボルト105によって固定されているが、その固定用ボルト105による締付具合によって振動特性が変化してしまい、特に、屈曲の共振周波数が上昇してアドミタンスが著しく低下してしまうという問題があった。
又、円環型振動体101の振動個所を固定用ボルト105によって押さえている為、モータとして使用している間に、径方向に回転してしまう等、支持構造として安定しないという問題があった。
又、共振周波数の調整を行い易い内径部を押さえる構造である為に、加圧した状態での周波数調整が困難であるという問題があった。すなわち、周波数を調整するためには、振動体101の貫通孔103の内径部を削る等の作業が必要となるが、内径部103には固定用ボルト105が貫通・配置されているために、そのような作業を行うことができないからである。
又、請求項2による超音波モータは、請求項1記載の超音波モータにおいて、上記支持部は幅狭の張出部と、該張出部に連設された固定部と、から構成されていることを特徴とするものである。
又、請求項3による超音波モータは、請求項2記載の超音波モータにおいて、上記固定部は上記張出部の張出方向に直行する方向に延長されているものであることを特徴とするものである。
又、請求項4による超音波モータは、請求項1〜請求項3の何れかに記載の超音波モータにおいて、上記振動体と支持部とからなる要素を連接したことを特徴とするものである。
又、請求項5による超音波モータは、請求項1〜請求項4の何れかに記載の超音波モータにおいて、上記振動体は弾性体の両面又は片面に圧電材料を貼り付けた構成をなすものであることを特徴とするものである。
又、請求項6による超音波モータは、請求項1〜請求項4の何れかに記載の超音波モータにおいて、上記振動体は圧電材料から構成されていることを特徴とするものである。
その際、上記支持部を幅狭の張出部と、該張出部に連設された固定部と、から構成することが考えられ、幅狭の張出部を介在させることにより、支持部が振動板に与える影響を軽減させようとするものである。
又、上記固定部を上記張出部の張出方向に直行する方向に延長することが考えられる。
又、上記振動体と支持部とからなる要素を連設することが考えられる。
尚、上記振動体の構成としては、例えば、弾性体の両面又は片面に圧電材料を貼り付けた構成をなすものや、振動体自体を圧電材料から構成することが考えられる。
まず、振動特性がいたずらに変化しない支持構造を得ることができる。これは、従来のように振動体を内径部を介して支持するのではなく、外周部に設けられた支持部を介して支持するように構成したからである。
又、振動体の内径部のような振動個所を支持しているのではなく外周部を介して支持しているので、モータとして使用している間に径方向に回転してしまう等の問題はなく安定した支持構造とすることができる。
又、振動体の内径部分はこれを適宜削ることができ、よって、加圧した状態での周波数調整が可能になるものである。
又、幅狭の張出部を介在させるようにした場合には、振動体の振動部分に対してより離間した位置にて支持することができ、それによって、上記効果をより高めることができる。
尚、上記圧電セラミックス5、7の代わりに圧電結晶材料を貼り付けても良い。
尚、駆動のメカニズムに関しては従来例の説明で述べたものと同じであるのでその説明は省略する。
まず、振動特性(周波数やアドミタンス等)が不用意に変動しない支持構造を得ることができる。これは、従来のように振動体をその内径部を介して支持・固定するのではなく、振動体1の外周部に設けられた支持部9、11を介して支持するように構成したからである。
又、振動体1の内径部のような振動個所を支持しているのではなく外周部を介して支持しているので、モータとして使用している間に径方向に回転してしまう等の問題はなく安定した支持構造とすることができる。
又、振動体1の内径部分、すなわち、開口部29はこれを適宜削ることができ、よって、加圧した状態での周波数調整が可能になるものである。
特に円環振動子の2つの振動モードの共振周波数と、支持部のはりの曲げ共振周波数が近づくように支持部の寸法を設定することにより、上記効果をより高めることができる。
その他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同様であり、同一部分には同一符号を付して示しその説明は省略する。
その他の構成は前記第1の実施の形態及び第2の実施の形態の場合と同様であり、同一部分には同一符号を付して示しその説明は省略する。
よって、この場合も前記第1及び第2の実施の形態の場合と同様の効果を奏することができるものである。
尚、上記振動体1を圧電結晶材料によって構成するようにしてもよい。
その他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同様であり、同一部分には同一符号を付して示しその説明は省略する。
よって、この場合も前記第1〜第3の実施の形態の場合と同様の効果を奏することができるものである。
その他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同様であり、同一部分には同一符号を付して示しその説明は省略する。
よって、この場合も前記第1〜第4の実施の形態の場合と同様の効果を奏することができるものである。
前記第1の実施の形態の構成と同一部分には同一符号を付して示しその説明は省略する。
よって、この場合も前記第1〜第5の実施の形態の場合と同様の効果を奏することができるものである。
まず、繰り返しになるが、振動体の構成としては、弾性体の表裏両面又は片面に圧電セラミックスや圧電結晶材料を貼り付けたもの、弾性体自体を圧電セラミックスや圧電結晶材料によって形成したもの、等様々な構成のものが想定される。
又、支持部の構成も図示したものに限定されることはない。
又、連設する場合に3個以上連設する構成も想定される。
3 弾性体
5 圧電セラミックス
7 圧電セラミックス
9 支持部
11 支持部
13 張出部
15 固定部
17 貫通孔
19 貫通孔
21 張出部
23 固定部
25 貫通孔
27 貫通孔
Claims (6)
- 振動体と、
上記振動体の外周部より放射方向外方に向けて張り出された一対の支持部と、
を具備したことを特徴とする超音波モータ。 - 請求項1記載の超音波モータにおいて、
上記支持部は幅狭の張出部と、該張出部に連設された固定部と、から構成されていることを特徴とする超音波モータ。 - 請求項2記載の超音波モータにおいて、
上記固定部は上記張出部の張出方向に直行する方向に延長されているものであることを特徴とする超音波モータ。 - 請求項1〜請求項3の何れかに記載の超音波モータにおいて、
上記振動体と支持部とからなる要素を連設したことを特徴とする超音波モータ。 - 請求項1〜請求項4の何れかに記載の超音波モータにおいて、
上記振動体は弾性体の両面又は片面に圧電材料を貼り付けた構成をなすものであることを特徴とする超音波モータ。 - 請求項1〜請求項4の何れかに記載の超音波モータにおいて、
上記振動体は圧電材料から構成されていることを特徴とする超音波モータ。
Priority Applications (1)
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JP2003314911A JP2005086884A (ja) | 2003-09-08 | 2003-09-08 | 超音波モータ |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP1821350A3 (en) * | 2006-02-17 | 2008-03-19 | Seiko Epson Corporation | Piezoelectric actuator, drive control method of piezoelectric actuator, and electronic device |
JP2008198811A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Tokai Rubber Ind Ltd | 電歪型アクチュエータ |
JP2016136836A (ja) * | 2016-04-04 | 2016-07-28 | キヤノン株式会社 | 超音波モータ及びそれを有するレンズ装置 |
JP2021164915A (ja) * | 2020-04-06 | 2021-10-14 | 詠業科技股▲ふん▼有限公司 | 圧電振動装置 |
-
2003
- 2003-09-08 JP JP2003314911A patent/JP2005086884A/ja active Pending
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US7459830B2 (en) | 2006-02-17 | 2008-12-02 | Seiko Epson Corporation | Piezoelectric actuator, drive control method of piezoelectric actuator, and electronic device |
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