JP2005086397A - データ通信方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【構成】パケットデータネットワークを介して情報データを一連の複数のパケットの形態にて送受信するデータ通信方法であり、送信情報データの送信の開始にあたって、相手方からの受信情報データを受信することによって該相手方のトラヒック状態を推定し、該トラヒック状態が高トラヒック状態であると推定した場合に、該送信情報データの送信を繰り返して送信する。本発明によるデータ通信装置は、かかる方法を実行する。
【選択図】図3
Description
ITU−T勧告 T.38
該トラヒック状態が高トラヒック状態であると推定した場合に、該送信情報データの送信を繰り返して送信する送信行程と、を含むことを特徴とする。
<第1実施例>
図1は、インターネットFAX接続装置20の構成を示している。本発明によるデータ通信装置、すなわちインターネットFAX接続装置20は、IPネットワーク30及びG3FAX装置10との間に接続され、IPネットワーク30及びG3FAX装置10との間でFAXデータをリアルタイムに中継して転送する。画像データであるFAXデータをリアルタイムに中継する通信方式は、ITU−T勧告T.38の規格に従う。また、呼び出しに関わるプロトコルは、ITU−T勧告H.323の規格に従う。G3FAX装置10は、ITU−T勧告T.30の規格に従い、通常の電話回線においても使用可能なファクシミリ装置であり、インターネットFAX接続装置20との接続は、通常の回線交換網により接続され得る。
り、G3FAX装置20との間で交換されるFAXデータを符号化し且つパケット化したデータである。IFPパケットは、プライマリ部とセカンダリ部のパケットからなる。プライマリ部のパケットは、送信されるべき新しいデータであり、一方、セカンダリ部のパケットは、パケットが棄損した時の回復手段として送信バッファ26に貯めてあったパケットである。各パケットは、固有の番号(以下、シーケンス番号と呼ぶ)により識別される。本図の例では、新しいパケットとしてシーケンス番号5のプライマリ部のパケットと、2つのセカンダリ部のパケットとしてシーケンス番号4及び3のセカンダリ部のパケットからなる。この例では、冗長度を2として2つの冗長パケットが格納されている。かかるパケット化は、UDPTL・PAD部23において輻輳検出部28から指示される冗長度に基づいてなされる。UDPTLパケットの冗長性は、確実にUDPによるリアルタイムFAX通信を行うため最適化される。すなわち、IPネットワーク30のパケット欠損率が大きい時には冗長度を高めてセカンダリ部として付加するIFPパケット数を大きくされる。逆にIPネットワーク30のパケット欠損率が小さい時にはUDPTLパケットの冗長性を低めてセカンダリ部として付加するIFPパケット数を小さくされる。
<第2実施例>
図5は、第2実施例におけるインターネットFAX通信装置20の構成を示している。その構成は、第1実施例と共通の部分を有することから異なる部分についてのみ説明する。さらに、第2実施例では、IPネットワーク30を介して同様の構成を有するインターネットFAX通信装置20’が対向して接続される例を示している。
<第3実施例>
図6は、第3実施例におけるインターネットFAX通信装置20の構成を示している。その構成は、第1実施例と共通の部分を有することから異なる部分についてのみ説明する。
20、20’ インターネットFAX通信装置
21 FAX制御部
22 IFP・CODEC部
23 UDPTL・PAD部
24 LAN制御部
25 パケット化情報記憶部
26 送信バッファ
27 パケット落ち検出部
28 輻輳制御部
30 IPネットワーク
Claims (8)
- パケットデータネットワークを介して情報データを一連の複数のパケットの形態にて送受信するデータ通信方法であって、
送信情報データの送信の開始にあたって、相手方からの受信情報データを受信することによって前記相手方のトラヒック状態を推定するトラヒック状態推定行程と、
前記トラヒック状態が高トラヒック状態であると推定した場合に、前記送信情報データの送信を繰り返して送信する送信行程と、
を含むことを特徴とするデータ通信方法。 - 前記トラヒック状態推定行程は、前記受信情報データの複数のパケットの各々に付されたシーケンス番号の不連続性に基づいて、前記パケットの欠損を検知して、前記トラヒック状態を示す指標としてパケット欠損率を推定することを特徴とする請求項1記載のデータ通信方法。
- 前記トラヒック状態推定行程は、前記相手方に試験パケットを送信し、その応答時間及びホップ数のうちの少なくとも1つを前記トラヒック状態を示す指標として推定することを特徴とする請求項1記載のデータ通信方法。
- 前記トラヒック状態を示す指標を含むメッセージを前記情報データの相手方に送信する行程を更に含むことを特徴とする先行する請求項の何れか1記載のデータ通信方法。
- 前記トラヒック状態を示す指標を含むメッセージを前記情報データの相手方から受信する行程を更に含み、前記送信行程は、前記相手方からのトラヒック状態を与える指標に従って、前記送信情報データの送信繰し返しの回数を変更することを特徴とする先行する請求項の何れか1記載のデータ通信方法。
- パケットデータネットワークを介して情報データを一連の複数のパケットの形態にて送受信するデータ通信装置であって、
送信情報データの送信の開始にあたって、相手方からの受信情報データを受信することによって前記相手方のトラヒック状態を推定するトラヒック状態推定手段と、
前記トラヒック状態が高トラヒック状態であると推定した場合に、前記送信情報データの送信を繰り返して送信する送信手段と、
を含むことを特徴とするデータ通信装置。 - ファクシミリデータを入力又は再生するファクシミリ装置と、前記ファクシミリデータを前記情報データとして前記パケットデータネットワークに接続するネットワーク接続装置と、を含むことを特徴とする請求項6記載のデータ通信装置。
- 前記ネットワーク接続装置は、前記ファクシミリデータを前記パケットデータネットワークに適合するパケットに符号化する手段と、前記パケットを前記ファクシミリデータに復号化する手段と、を含むことを特徴とする請求項7記載のデータ通信装置。
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