JP2005086318A - クローズドキャプション表示装置およびクローズドキャプション表示処理プログラム - Google Patents

クローズドキャプション表示装置およびクローズドキャプション表示処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 クローズドキャプションデータを正しく表示できるクローズドキャプション表示装置を提供する。
【解決手段】 クローズドキャプション表示装置は、データをサンプリングする2系統のデコード部11a,11bと、表示処理部12を備える。表示処理部12において21Hでのサンプリングデータの先頭3ビットを判定し、それがクローズドキャプションのスタートビットを示すパターンでない場合、20Hのサンプリングデータの先頭3ビットを判定し、クローズドキャプションデータのスタートビットを示すパターンならクローズドキャプションデータと判断し、表示データとして用いる。それにより、水平ラインのカウントを誤る信号において、クローズドキャプションデータを正しく表示できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、テレビジョン信号に重畳されたクローズドキャプション信号を正しく表示するための技術に関するものである。
TV分野において、クローズドキャプション表示は必須の機能であるため、クローズドキャプションデータの取り込みは、例えば図1に示すように、クロックランイン(CRI)信号からサンプリングクロックの位相を決定する構成が一般的である(例えば、特許文献1参照)。この構成では、サンプリングクロックの位相は自動で調整される。
図1において、(a)は1ライン分の映像信号を示し、(b)は取り込みデータを示し、(c)は同図(b)の取り込みデータを1ビット右にシフトした補正データを示している。図1(a)の映像信号には、水平同期分離信号(H−Sync)とCRI信号と、スタートビット(“001”)とCCDデータとが含まれる。図1(b)は同図(a)の1ライン分の映像信号を矢印で示すサンプリングタイミングでサンプリングしたものである。図1(c)は同図(b)のサンプリングデータを1ビット右にシフトしたもので、スタートビット(“001”)と、1文字目データと、1文字目パリティと、2文字目データと、2文字目パリティとを含む。
しかしながら、VTR分野では、クローズドキャプションの表示は必ずしも必要ではないので、回路規模の縮小のため、水平同期信号から規定値+調整値の固定時間でサンプリングタイミングを決定する方式を用いているものもあり、取り込み精度向上のため調整値の自動補正や右に1ビットシフトしてずれの補正処理を行っているものもある。
特開平11−284966号公報(第2図)
しかしながら、VTRにおいて水平同期分離信号にノイズが記録されており、そのために水平ラインのカウントの誤りが発生するテープが存在する。このときの水平ラインのカウントの誤りの様子について、図2(a)〜(d)を参照しながら説明する。
図2(a),(b)は、1つの水平ラインのみでのデータ取り込み(通常の信号)の様子を示している。図2(a)はノイズがのっていない映像信号の波形を示し、同図(b)は同図(a)の映像信号に対応した水平ラインカウンタのカウント値を示している。ノイズがのっていない通常の信号の場合、水平同期分離信号(H−Sync)を正しく計数することができるので、水平ラインカウンタのカウント値が21となったときに、データの取り込みを行うことで、21番目の水平ラインに重畳されたクローズドキャプション信号を取り込むことができる。
一方、図2(c),(d)は、1つの水平ラインのみでのデータ取り込み(水平同期信号期間にノイズがのった信号)の様子を示している。図2(c)は水平同期信号期間にノイズがのった映像信号の波形を示し、図2(d)は同図(c)の映像信号に対応した水平ラインカウンタのカウント値を示している。水平同期信号期間にノイズがのった信号の場合、ノイズにより水平同期信号期間の信号レベルが下がりきらないため、水平ラインのカウントを誤る。すなわち、水平ラインのカウント値が現在の水平ラインよりも1少なくなってしまう。その結果、水平ラインカウンタのカウント値が21となったときに、データの取り込みを行っても、このとき現実の水平ラインは既に22番目になっており、クローズドキャプションデータが存在しない水平ラインについてデータの取り込みを行うことになる。
つまり、図2(a)に示すように、クローズドキャプションデータとしては、水平ラインカウンタの21番目のデータのみを取り込むため、水平ラインカウンタのカウントを誤るとクローズドキャプション信号が存在しない水平ライン(22ライン目)を21ライン目と誤って認識してデータ取り込み処理を行うことになる。その結果、クローズドキャプションデータが取り込めず、文字を表示することができないという問題が発生していた。
本発明は、上記の問題に鑑み、クローズドキャプションデータを正しく表示できるクローズドキャプション表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の発明のクローズドキャプション表示装置は、クローズドキャプション信号が重畳された水平ラインを含む2本以上の水平ラインの信号をそれぞれサンプリングする2系統以上のデコード部と、2系統以上のデコード部より取り込んだ2個以上のサンプリングデータのうちクローズドキャプションデータを含むサンプリングデータを選択して出力するデータ選択部とを備えている。
上記のデータ選択部は、例えば、クローズドキャプションデータのスタートビットが“001”であるデータを選択する。サンプリング位置によっては、クローズドキャプションデータを含んでいない場合もある。
この構成によれば、ノイズにより水平ラインカウンタの誤りが発生し、カウント21で取り込まれたサンプリングデータがクローズドキャプションデータとして有効なデータでなく、カウント20でのサンプリングデータがクローズドキャプションデータとして有効、すなわち、クローズドキャプションデータが含まれておれば、カウント20のサンプリングデータを用いることにより、クローズドキャプションデータを正しく表示することができる。
なお、本発明にかかるクローズドキャプション表示装置においては、データ選択部の選択結果に基づき、2系統以上のデコード部がサンプリングする2本以上の水平ラインを特定するための水平同期信号を判別するしきい値の調整を行い水平同期信号が正しくカウントされるようにするしきい値調整部をさらに備えることが好ましい。このしきい値調整部は、例えば、データ選択部でカウント20のデータがクローズドキャプションデータとして有効と判定された場合に水平ライン判別のしきい値を調整する。
この構成によれば、水平ラインカウンタのカウント誤りが発生したとき、水平ライン判別のしきい値を調整し、ラインカウンタのカウント誤りをなくすことにより、クローズドキャプションデータを取り込み、正しく表示することが可能となる。
また、第2の発明のクローズドキャプション表示装置は、クローズドキャプション信号が重畳された水平ラインの信号をサンプリングするデコード部と、デコード部より取り込んだサンプリングデータの所定数のビットの値から、サンプリングデータ中に含まれるクローズドキャプションデータのビット単位のずれを判定するサンプリングデータ判定部と、サンプリングデータ判定部によりクローズドキャプションデータがビット単位でずれてサンプリングされたと判定された場合に、クローズドキャプションデータのビット単位のずれを打ち消すようにデコード部より取り込んだサンプリングデータをビットシフトする補正を行うデータ補正部とを備えている。
この場合、サンプリングデータの先頭4ビットあるいは3ビットのデータの値を基に、クローズドキャプションデータのビット単位のずれを判定することが好ましい。また、ずれの大きさを判定するだけでなく、ずれの方向も判定して、補正を行うことが好ましい。検出するずれの大きさとしては、例えば1ビット、あるいは2ビットの範囲であり、その範囲より大きくずれた場合は、サンプリングデータは無効として廃棄する。
この構成によれば、サンプリングデータのずれを検出した場合、サプリングデータをビットシフトさせることにより、サンプリングデータのずれを補正して、クローズドキャプションデータを正しく表示することが可能となる。
また、上記の構成において、デコード部より取り込んだサンプリングデータ中に含まれるクローズドキャプションデータのパリティチェックを行うパリティチェック部と、パリティチェック部によるパリティチェックエラーの検出回数をカウントするエラー回数カウント部と、パリティチェック部がクローズドキャプションデータのパリティチェックを所定回数行う毎に、当該所定回数のパリティチェックの間に前記エラー回数カウント部によりカウントされたパリティチェックエラー回数に応じて、デコード部のサンプリングタイミングを調整するサンプリングタイミング調整部とをさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、デコード部のサンプリングタイミングを最適化することができ、パリティエラーを少なくできる。
第3の発明のクローズドキャプション表示用プログラムは、クローズドキャプション信号が重畳された水平ラインを含む2本以上の水平ラインの信号をそれぞれサンプリングするデコードステップと、デコードステップにより取り込んだ2個以上のサンプリングデータのうちクローズドキャプションデータが含まれるサンプリングデータを選択して出力するデータ選択ステップとを含む。
この構成によれば、ノイズにより水平ラインカウンタの誤りが発生し、カウント21で取り込まれたサンプリングデータがクローズドキャプションデータとして有効なデータでなく、カウント20でのサンプリングデータがクローズドキャプションデータとして有効であれば、カウント20のサンプリングデータを用いることにより、クローズドキャプションデータを正しく表示することが可能となる。
なお、本発明にかかるクローズドキャプション表示プログラムにおいては、データ選択部の選択結果に基づき、2系統以上のデコード部がサンプリングする2本以上の水平ラインを特定するための水平同期信号を判別するしきい値の調整を行い水平同期信号が正しくカウントされるようにするしきい値調整ステップをさらに含むことが好ましい。このしきい値調整ステップでは、例えば、データ選択ステップでカウント20のデータがクローズドキャプションデータとして有効と判定された場合に水平ライン判別のしきい値を調整する。
この構成によれば、水平ラインカウンタのカウント誤りが発生したとき、水平ライン判別のしきい値を調整し、ラインカウンタのカウント誤りをなくすことにより、クローズドキャプションデータを取り込み、正しく表示することが可能となる。
また、第4の発明のクローズドキャプション表示プログラムは、クローズドキャプション信号が重畳された水平ラインの信号をサンプリングするデコードステップと、デコードステップにより取り込んだサンプリングデータの所定数のビットの値から、サンプリングデータ中に含まれるクローズドキャプションデータのビット単位のずれを判定するサンプリングデータ判定ステップと、サンプリングデータ判定ステップによりクローズドキャプションデータがビット単位でずれてサンプリングされたと判定された場合に、クローズドキャプションデータのビット単位のずれを打ち消すようにデコードステップにより取り込んだサンプリングデータをビットシフトする補正を行うデータ補正ステップとを含む。
この場合、サンプリングデータの先頭4ビットあるいは3ビットのデータの値を基に、クローズドキャプションデータのビット単位のずれを判定することが好ましい。また、ずれの大きさを判定するだけでなく、ずれの方向も判定して、補正を行うことが好ましい。検出するずれの大きさとしては、例えば1ビット、あるい2ビットの範囲であり、その範囲より大きくずれた場合は、サンプリングデータは無効として廃棄する。
この構成によれば、サンプリングデータのずれを検出した場合、サプリングデータをビットシフトさせることにより、サンプリングデータのずれを補正して、クローズドキャプションデータを正しく表示することが可能となる。
第4の発明においては、デコードステップにより取り込んだサンプリングデータ中に含まれるクローズドキャプションデータのパリティチェックを行うパリティチェックステップと、パリティチェックステップによるパリティチェックエラーの検出回数をカウントするエラー回数カウントステップと、パリティチェックステップがクローズドキャプションデータのパリティチェックを所定回数行う毎に、当該所定回数のパリティチェックの間に前記エラー回数カウントステップによりカウントされたパリティチェックエラー回数に応じて、デコードステップのサンプリングタイミングを調整するサンプリングタイミング調整ステップとをさらに含むことが好ましい。
この構成によれば、デコード部のサンプリングタイミングを最適化することができ、パリティエラーを少なくできる。
以上のように、本発明によれば、上記の構成によって、クローズドキャプションデータを正しく表示することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図2(e)〜(h)は実施の形態1にかかるクローズドキャプション表示装置におけるクローズドキャプション信号のサンプリング動作を示したタイミング図である。また図3は、実施の形態1にかかるクローズドキャプション表示装置の機能ブロック図である。
図3に示すように、本実施の形態のクローズドキャプション表示装置は、クローズドキャプション信号が重畳された水平ラインを含む2本の水平ラインの信号をサンプリングするデコード部11、デコード部11から出力される2つのサンプリングデータの中からクローズドキャプションデータを含むサンプリングデータを選択して出力するデータ選択部13、データ選択部13で選択されたサンプリングデータを基に文字を表示させる表示処理部12を備えている。
デコード部11は、デコード部11aとデコード部11bとを有し、表示処理部12はデコード部11から取り込んだサンプリングデータについて有効/無効を判定するサンプリングデータ判定部12aと、パリティチェック部12bと、エラー処理部12cと、表示部12dと、サンプリングデータ破棄部12eとを有する。
上記のサンプリングデータ判定部12aは、サンプリングデータの先頭3ビットが「001」であるかどうかを判定することとによって、サンプリングデータが有効か無効かを判定する。
まず、デコード部11aが、水平ラインカウンタにおいてラインカウント値が「21」の水平ラインの信号をサンプリングする。また、デコード部11bが、水平ラインカウンタにおいてラインカウント値が「20」の水平ラインのデータをサンプリングする。そして、各々のサンプリングデータがデータ選択部13へ送られる。
データ選択部13ではデコード部11a,11bからそれぞれ取り込まれサンプリングデータがクローズドキャプションデータとして有効であるか(サンプリングデータにクローズドキャプションデータが含まれているか)判定する。デコード部11aによるサンプリングデータがクローズドキャプションデータとして有効ではなく、かつデコード部11bによるサンプリングデータがクローズドキャプションデータとして有効であるとき、デコード部11bによるサンプリングデータを選択的に表示処理部12へ送る。それ以外の場合は、デコード部11aによるサンプリングデータが選択的に表示処理部12へ送られる。
なお、データ選択部13は、サンプリングデータの先頭3ビットが“001”であれば、有効と判定する。また、サンプリングデータ判定部12aでも、上記と同じ判定基準(先頭3ビットが“001”)でデータの有効/無効を判定する。データ選択部13は、デコード部11a,11bのどちらを選択するの判定を行う。また、サンプリングデータ判定部12aは、クローズドキャプションデータとして表示するデータであるかどうかを判定する。
図2(e),(f)は、複数ラインでの取り込み(通常の信号)の場合について示している。この例では、水平ラインカウンタのカウント値が20となったとき、および21となったときに、それぞれデータの取り込みが行われる。ノイズが乗っていない通常の信号の場合、水平同期分離信号(H−Sync)を正しく計数するので、水平ラインカウンタのカウント値が20のときは、20番目の水平ラインのデータを取り込み、有効なデータは得られない。しかし、水平ラインカウンタのカウント値21のときは、21番目の水平ラインのデータを取り込む。この21番目の水平ラインには、クローズドキャプション信号が重畳されているので、ラインカウント数が21のときに取り込んだサンプリングデータには、クローズドキャプションデータが含まれる。
図2(g),(h)は、複数ラインでの取り込み(水平同期信号期間にノイズがのった信号)の場合について示している。この例では、水平ラインカウンタのカウント値が20となったとき、および21となったときに、それぞれデータの取り込みが行われる。水平同期信号部分にノイズがのった信号の場合、水平同期信号部分のレベルがノイズにより下がりきらないため、水平ラインのカウントを誤る。その結果、水平ラインカウンタのカウント値が21となったときに、水平ラインは既に22番目になっており、クローズドキャプションデータが存在しない水平ラインについてデータの取り込みを行うことになる。ところが、水平ラインカウンタのカウント値が20のときに水平ラインが21番目であり、クローズドキャプションデータが存在する水平ラインについてデータの取り込みを行うことができる。
表示処理部12では、サンプリングデータ判定部12aがデータ選択部13で選択されたサンプリングデータの先頭3ビットを判定する。サンプリングデータの先頭3ビットが“001”の時は、正しいタイミングでスタートビットを取り込めているので、パリティチェック部12bでパリティチェックを行い、パリティエラーでなければ、表示部12dで表示を行う。パリティエラーの場合は、エラー処理部12cが取り込んだデータをダミーデータに変更する。
サンプリングデータの先頭3ビットが“001”でないときはサンプリングデータ破棄部12eにより、サンプリングデータを破棄する。例えば、ノイズによる波形くずれや、水平ラインカウンタのカウント値が20,21以外の所に先頭ビットが“001”のクローズドキャプションデータがあった場合、全サンプリングデータが無効になり、破棄される。
以上のように、本実施の形態によれば、ノイズにより水平ラインカウントを誤ることによって、デコード部11aでクローズドキャプションデータを取り込めないときに、クローズドキャプションデータをデコード部11bで取り込んで表示することができる。
なお、以上の実施の形態ではデコード部11を2系統としたがデコード部11の系統数はこれに限定されず、3、もしくは4以上でもよい。
(実施の形態2)
図4は、実施の形態2にかかるクローズドキャプション表示装置の機能ブロック図である。
本実施の形態のクローズドキャプション表示装置は、実施の形態1の構成に、水平同期信号判別のしきい値の自動調整を行うための構成を追加したものである。
そのため、本実施の形態のクローズドキャプション表示装置は、クローズドキャプション信号が重畳された水平ラインを含む2本の水平ラインの信号をサンプリングするデコード部11、デコード部11から出力される2つのサンプリングデータの中からクローズドキャプションデータを含むサンプリングデータを選択して出力するデータ選択部13、データ選択部13で選択されたサンプリングデータを基に文字を表示させる表示処理部12、2系統のデコード部11がサンプリングする2本の水平ラインを特定するための水平同期信号を判別するしきい値の調整を行うしきい値調整部14を備えている。
デコード部11は、デコード部11aとデコード部11bとを有し、表示処理部12はデコード部11から取り込んだサンプリングデータについて有効/無効を判定するサンプリングデータ判定部12aと、パリティチェック部12bと、エラー処理部12cと、表示部12dと、サンプリングデータ破棄部12eとを有する。
デコード部11および表示処理部12は、実施の形態1で説明したデコード部11および表示処理部12によるそれぞれの処理と同様である。
データ選択部13はデコード部11a,11bからそれぞれ取り込まれたサンプリングデータがクローズドキャプションデータとして有効であるか判定する。デコード部11aによるサンプリングデータが有効ではなく、かつデコード部11bによるサンプリングデータが有効なとき、デコード部11bによるサンプリングデータを表示処理部12へ送るとともに選択結果をしきい値調整部14へ送る。
それ以外の場合はデコード部11aによるサンプリングデータを表示処理部12へ送るとともに選択結果をしきい値調整部14へ送る。
しきい値調整部14は、データ選択部13において、ライン20のサンプリングデータが選択されたとき、水平同期信号判別レベルのしきい値を変更し、水平同期信号のラインカウントが正しく行われるように調整する。これとともに実施の形態1で説明したように、データ選択部13で選択されたサンプリングデータを用いて表示処理を行うことにより、水平ラインカウントが誤る場合でもクローズドキャプションデータを表示することができる。
(実施の形態3)
図5は、実施の形態3にかかるクローズドキャプション表示装置の機能ブロック図である。
本実施の形態のクローズドキャプション表示装置は、クローズドキャプション信号が重畳された21番目の水平ラインの信号のサンプリングを行うデコード部21と、サンプリングされたサンプリングデータ中に含まれるクローズドキャプションデータを画面に表示するための処理を行う表示処理部22を備えている。
表示処理部22は、上記デコード部21から取り込んだサンプリングデータについて先頭3ビットまたは先頭4ビットからビット単位のサンプリングずれを判定するサンプリングデータ判定部22aと、サンプリングデータ判定部22aの判定結果に基づいて、ビットシフトによるサンプリングデータの補正を行うデータ補正部22fと、パリティチェック部12bと、エラー処理部12cと、表示部12dと、サンプリングデータ破棄部12eとを有する。このデータ補正部22fによって、サンプリングデータのビットずれが補正され、正しいクローズドキャプションデータが得られる。
まずデコード部21が、クローズドキャプション信号が重畳された水平ラインの信号のサンプリングを行い、サンプリングしたクローズドキャプションデータを、表示処理部22へ送る。
表示処理部22では、サンプリングデータ判定部22aが、サンプリングデータの先頭3ビットが、クローズドキャプションデータのスタートビットを示す“001”であるかを判定する。
先頭3ビットが“001”のときは、正しいタイミングでクローズドキャプションが取り込めているので、パリティチェック部12bでパリティチェックを行い、パリティエラーでなければ表示部12dで表示を行う。パリティエラーの場合は、エラー処理部12cがサンプリングデータを例えば■(四角形)表示になるダミーデータに変更する。そして、エラー処理部12cから表示部12dへダミーデータに変更されたデータが渡される。
サンプリングデータ判定部22aにより先頭3ビットが“001”ではなく、先頭4ビットが“0001”または“1001”であると判断された場合は、サンプリングが1ビット右にずれているのでデータ補正部22fがサンプリングデータ全体を1ビット左にシフトするとともに最下位ビットにパリティを付加することにより、先頭3ビットがクローズドキャプションのスタートビットである“001”となるように補正を行う。
その上でパリティチェック部12bがパリティチェックを行い、パリティチェックエラーでなければ正しいクローズドキャプションデータが取り込めたと判断し、表示部12dで表示を行う。
なお、サンプリングデータ判定部により先頭3ビットが“001”でなく、かつ先頭4ビットが“0001”,“1001”のいずれでもないと判断された場合は、サンプリングデータ破棄部12eにより、サンプリングデータを破棄する。
本実施の形態によるサンプリングデータのビット補正の様子を図6に示す。図6(a)はサンプリングデータ(取り込みデータ)の先頭4ビットが“1001”となる場合、図6(b)はサンプリングデータ(取り込みデータ)の先頭4ビットが“0001”となる場合を示している。
以上のように、本実施の形態によれば、クローズドキャプションデータ(信号)が右に1ビットずれてサンプリングされた場合にデータを自動的に補正することができる。
(実施の形態4)
図7は、実施の形態4にかかるクローズドキャプション表示装置の機能ブロック図である。
本実施の形態のクローズドキャプション表示装置は、実施の形態3の構成に、クローズドキャプションデータを規定回数取り込み、取り込んだ信号のパリティエラー回数に応じたサンプリングタイミング調整を行う構成を組み合わせたものである。その他の構成は実施の形態3と同じである。
このため、本クローズドキャプション表示装置は、デコード部21および表示処理部32を有している。デコード部21については、第3の実施の形態と同様である。表示処理部32は、サンプリングデータ判定部22a、データ補正部22f、パリティチェック部12b、エラー処理部12c、エラー回数カウント部32g、チェック回数カウント部32h、サンプリングタイミング調整部32i、サンプリングデータ破棄部12e、および表示部12dを有する。
サンプリングデータ判定部22a、データ補正部22f、パリティチェック部12b、エラー処理部12c、表示部12d、サンプリングデータ破棄部12eによる処理は、実施の形態3におけるサンプリングデータ判定部22a、データ補正部22f、パリティチェック部12b、エラー処理部12c、表示部12d、サンプリングデータ破棄部12eによるそれぞれの処理と同様である。
エラー回数カウント部32gは、パリティエラー回数をカウントする。チェック回数カウント部32hは、パリティチェックを行った回数をカウントする。サンプリングタイミング調整部32iは、パリティチェックの回数が所定の回数(規定回数)に達する毎に、その所定の回数のパリティチェックの間に生じたパリティエラーの回数に応じて、デコード部21のサンプリングタイミングの調整を行う。これによって、パリティエラーの発生を少なくできる。
サンプリングタイミング調整部32iは、パリティエラーの回数が所定の回数以上であったときは、位相が大きくずれていると判断し、サンプリングクロックの位相を規定時間、遅くまたは早くして取り込みを再開する。パリティチェックエラーの回数が所定の回数以下で0でないときも、サンプリングクロックの位相がずれていると判断して位相の調整を行う。このときは、上記した位相のずれが大きい場合よりも調整の幅を小さくする。パリティエラー回数が0のときは、サンプリングクロックの位相の変更は行わない。このようにサンプリングクロックの位相を最適化することにより、スタートビットの取り込み位置を最適化することができる。また、パリティエラーの発生を少なくできる。
サンプリングクロックの位相調整は、最初に位相を早くする方向に初期化しておく。ただし、遅くする方向に初期化しておいてもかまわない。前回サンプリングクロックの位相を変更したときのパリティエラー回数をメモリに記憶しておき、今回のカウントでのパリティエラー回数と比較して、前回よりも今回のパリティエラー回数が増えていたら、サンプリングクロックの増減方向を反転する。これとともに実施の形態3で説明したように、右に1ビットずれてサンプリングされたデータの補正を行うことにより2ビット以内のずれを補正することができる。また、パリティエラーの発生を少なくできる。
(実施の形態5)
図8は、実施の形態5にかかるクローズドキャプション表示装置の機能ブロック図である。
本実施の形態のクローズドキャプション表示装置は、実施の形態4の構成に、左に1ビットずれて取り込まれたデータを右に1ビットシフトすることによるデータの補正を組み合わせた構成である。
このため、本クローズドキャプション表示装置は、デコード部21および表示処理部42を有する。デコード部21については、実施の形態4と同様である。
表示処理部42は、サンプリングデータ判定部42a、データ補正部42fα、42fβ、パリティチェック部12b、エラー処理部12c、エラー回数カウント部32g、チェック回数カウント部32h、サンプリングタイミング調整部32i、表示部12dおよびサンプリングデータ破棄部12eを有する。
パリティチェック部12b、エラー処理部12c、エラー回数カウント部32g、チェック回数カウント部32h、サンプリングタイミング調整部32i、表示部12dおよびサンプリングデータ破棄部12eによる処理は、実施の形態4におけるパリティチェック部12b、エラー処理部12c、エラー回数カウント部32g、チェック回数カウント部32h、サンプリングタイミング調整部32i、表示部12dおよびサンプリングデータ破棄部12eによるそれぞれの処理と同様である。
まずデコード部21が、クローズドキャプション信号のサンプリングを行い、サンプリングしたクローズドキャプションデータを、表示処理部42へ送る。
表示処理部42では、サンプリングデータ判定部42aが、サンプリングデータの先頭3ビットが、クローズドキャプションデータのスタートビットを示す“001”であるかを判定する。
先頭3ビットが“001”のときは、正しいタイミングでクローズドキャプションデータが取り込めているので、パリティチェック部12bでパリティチェックを行い、パリティエラーでなければ表示部12dで表示を行う。パリティエラーの場合は、エラー処理部12cが取り込んだデータをダミーデータに変更するとともに、実施の形態4で説明したパリティエラーの回数によるサンプリングタイミングの自動調整を行う。
サンプリングデータ判定部42aが、サンプリングデータの先頭3ビットが“001”ではなく、“010”または“011”であると判断した場合は、クローズドキャプションデータが1ビット分左にずれてサンプリングされているので、データ補正部42fαが、サンプリングデータ全体を1ビット右にシフトするとともに、先頭に“0”を付加することにより、スタートビットが“001”となるように補正を行う。その上でパリティチェック部12bがパリティチェックを行い、パリティエラーでなければ正しいクローズドキャプションデータが取り込めたと判断し、表示部12dで表示を行う。パリティエラーの場合は、エラー処理部12cが取り込んだデータをダミーデータに変更するとともに、実施の形態4で説明したパリティエラーの回数によるサンプリングタイミングの自動調整を行う。
サンプリングデータ判定部42aでサンプリングデータの先頭3ビットが“001”,“010”,“011”のいずれでもなく、サンプリングデータの先頭から4ビットが“0001”,“1001”であると判断した場合は、クローズドキャプションデータが右に1ビットずれてサンプリングされているので、データ補正部42fβが取り込みデータ全体を1ビット左にシフトするとともに、計算により最下位ビットにパリティを付加することにより、スタートビットが“001”となるように補正を行う。その上でパリティチェック部12bがパリティチェックを行い、パリティチェックエラーでなければ正しいクローズドキャプションデータが取り込めたと判断し、表示部12dで表示を行う。パリティエラーの場合は、エラー処理部12cが取り込んだデータをダミーデータに変更するとともに、実施の形態4で説明したパリティエラーの回数によるサンプリングタイミングの自動調整を行う。これによって、パリティエラーの発生を少なくできる。
なお、サンプリングデータ判定部42aによりサンプリングデータの先頭3ビットが“001”,“010”,“011”でなく、サンプリングデータの先頭4ビットが“0001”,“1001”のいずれでもないと判断された場合は、サンプリングデータ破棄部12eにより、サンプリングデータを破棄する。
この実施の形態によれば、サンプリングデータを左右1ビットのシフトにより2ビットの範囲で補正するとともに、実施の形態4で説明したようにパリティエラーの回数によりサンプリングタイミングを自動調整することにより1ビット以内のずれを調整することで、合計3ビットの範囲のずれを補正することができる。また、パリティエラーの発生を少なくできる。
(実施の形態6)
図9は、実施の形態6にかかるクローズドキャプション表示装置の機能ブロック図である。
本実施の形態のクローズドキャプション表示装置は、サンプリングを行うデコード部21と、サンプリングしたクローズドキャプションデータを画面に表示するための処理を行う表示処理部52とを備えている。
表示処理部52は、サンプリングデータ判定部52a、データ補正部52fα、52fβ、パリティチェック部12b、エラー処理部12c、表示部12d、およびサンプリングデータ破棄部12eを有する。
まずデコード部21が、クローズドキャプション信号のサンプリングを行い、サンプリングしたクローズドキャプションデータを、表示処理部52へ送る。
表示処理部52では、サンプリングデータ判定部52aが、取り込んだデータの先頭3ビットがクローズドキャプションデータの正常なスタートビットを示す“001”であるかを判定する。
先頭3ビットが“001”のときは、正しいタイミングでクローズドキャプションが取り込めているので、パリティチェック部12bでパリティチェックを行い、パリティエラーでなければ表示部12dで表示を行う。パリティエラーの場合は、エラー処理部12cが取り込んだデータをダミーデータに変更する。
サンプリングデータ判定部52aが、サンプリングデータの先頭3ビットが“001”ではなく、“010”または“011”であると判断した場合は、クローズドキャプションデータが1ビット分左にずれてサンプリングされているので、データ補正部52fαが、サンプリングデータ全体を1ビット右にシフトするとともに、先頭に“0”を付加することにより、スタートビットが“001”となるように補正を行う。その上でパリティチェック部12bがパリティチェックを行い、パリティエラーでなければ正しいクローズドキャプションデータが取り込めたと判断し、表示部12dで表示を行う。パリティエラーの場合は、エラー処理部12cが取り込んだデータをダミーデータに変更する。
サンプリングデータ判定部52aでサンプリングデータの先頭3ビットが“001”,“010”,“011”のいずれでもなく、“100”,“101”,“110”,“111”のいずれかであると判定した場合は、クローズドキャプションデータが2ビット左にずれてサンプリングされているのでデータ補正部52fβが取り込みデータ全体を2ビット右にシフトするとともに上位2ビットに“00”を付加することにより、スタートビットが“001”となるように補正を行う。その上でパリティチェック部12bがパリティチェックを行い、パリティチェックエラーでなければ正しいクローズドキャプションデータ(信号)が取り込めたと判断し、表示部12dで表示を行う。パリティエラーの場合は、エラー処理部12cが取り込んだデータをダミーデータに変更する。
なお、サンプリングデータ判定部52aによりサンプリングデータの先頭3ビットが“001”,“010”,“011”のいずれでもなく、“100”,“101”,“110”,“111”のいずれでもないと判断された場合は、サンプリングデータ破棄部12eにより、サンプリングデータを破棄する。
本実施の形態のサンプリングデータのビット補正例を図10に示す。図10では、先頭3ビットが“1xx”(xは1または0)となっている取り込みデータと、それを2ビット右にシフトして上位2ビットに“00”を付加した補正データを示している。
以上のように、本実施の形態によれば、右方向に2ビット以内のクローズドキャプションデータのずれを自動的に補正することができる。
(実施の形態7)
図11は、実施の形態7にかかるクローズドキャプション表示装置の機能ブロック図である。
本実施の形態のクローズドキャプション表示装置は、実施の形態6の構成に、クローズドキャプションデータを規定回数取り込み、取り込んだ信号のパリティエラー回数に応じたサンプリングタイミング調整の構成を組み合わせた構成である。
このため本クローズドキャプション表示装置は、デコード部21および表示処理部62を有している。デコード部21は実施の形態6と同じである。
表示処理部62は、サンプリングデータ判定部52a、データ補正部52fα、52fβ、パリティチェック部12b、エラー処理部12c、エラー回数カウント部62g、チェック回数カウント部62h、サンプリングタイミング調整部62i、表示部12dおよびサンプリングデータ破棄部12eを有する。
サンプリングデータ判定部52a、データ補正部52fα、52fβ、パリティチェック部12b、エラー処理部12c、表示部12d、サンプリングデータ破棄部12eによる処理は、実施の形態6で説明したサンプリングデータ判定部52a、データ補正部52fα、52fβ、パリティチェック部12b、エラー処理部12c、表示部12d、サンプリングデータ破棄部12eによるそれぞれの処理と同様である。エラー回数カウント部62gはパリティエラー回数をカウントする。チェック回数カウント部62hはパリティチェックを行った回数をカウントする。サンプリングタイミング調整部62iは、パリティチェックの回数が所定の回数に達する毎に、その所定の回数のパリティチェックの間に生じたパリティエラーの回数に応じて、サンプリングタイミングの調整を行う。
サンプリングタイミング調整部62iは、パリティエラーの回数が所定の回数以上であったときは、位相が大きくずれていると判断し、サンプリングクロックの位相を規定時間、遅くまたは早くして取り込みを再開する。パリティチェックエラーの回数が所定の回数以下で0でないときも、サンプリングクロックの位相がずれていると判断して位相の調整を行う。このときは、上記した位相のずれが大きい場合よりも調整の幅を小さくする。パリティエラー回数が0のときは、サンプリングクロックの位相の変更は行わない。このようにサンプリングクロックの位相を最適化することにより、スタートビットの取り込み位置を最適化することができる。これによって、パリティエラーの発生を少なくできる。
サンプリングクロックの位相調整は、最初に位相を早くする方向に初期化しておく。ただし、遅くする方向に初期化しておいてもかまわない。前回サンプリングクロックの位相を変更したときのパリティエラー回数をメモリに記憶しておき、今回のカウントでのパリティエラー回数と比較して、前回よりも今回のパリティエラー回数が増えていたら、サンプリングクロックの増減方向を反転する。これとともに実施の形態6で説明したように、2ビット以内のビットずれの補正を行うことにより3ビット以内のずれを補正することができる。また、パリティエラーの発生を少なくできる。
(実施の形態8)
図12は、実施の形態8にかかるクローズドキャプション表示装置の機能ブロック図である。
本実施の形態のクローズドキャプション表示装置は、実施の形態3と実施の形態7を組み合わせた構成である。
このため本クローズドキャプション表示装置は、デコード部21および表示処理部72を有している。デコード部21は先の実施の形態の同符号を付したものと同じである。表示処理部72は、サンプリングデータ判定部72a、データ補正部72fα、72fβ、72fγ、パリティチェック部12b、エラー処理部12c、エラー回数カウント部62g、チェック回数カウント部62h、サンプリングタイミング62i調整部、表示部12dおよびサンプリングデータ破棄部12eを有する。
パリティチェック部12b、エラー処理部12c、エラー回数カウント部62g、チェック回数カウント部62h、サンプリングタイミング調整部62i、表示部12dおよびサンプリングデータ破棄部12eによる処理は、実施の形態7で説明したパリティチェック部12b、エラー処理部12c、エラー回数カウント部62g、チェック回数カウント部62h、サンプリングタイミング調整部62i、表示部12dおよびサンプリングデータ破棄部12eによるそれぞれの処理と同様である。
まずデコード部21が、クローズドキャプション信号のサンプリングを行い、サンプリングしたクローズドキャプションデータを、表示処理部72へ送る。
表示処理部72では、サンプリングデータ判定部72aが、サンプリングデータの先頭3ビットがクローズドキャプションの正常なスタートビットを示す“001”であるかを判定する。
サンプリングデータの先頭3ビットが“001”のときは、正しいタイミングでクローズドキャプションデータが取り込めているので、パリティチェック部12bでパリティチェックを行い、パリティエラーでなければ表示部12dで表示を行う。パリティエラーの場合は、エラー処理部12cが取り込んだサンプリングデータをダミーデータに変更する。
サンプリングデータ判定部72aが、サンプリングデータの先頭3ビットが“001”ではなく、“010”または“011”であると判断した場合は、クローズドキャプションデータが1ビット分左にずれてサンプリングされているので、データ補正部72fγが、サンプリングデータ全体を1ビット右にシフトするとともに、先頭に“0”を付加することにより、スタートビットが“001”となるように補正を行う。その上でパリティチェック部12bがパリティチェックを行い、パリティエラーでなければ正しいクローズドキャプションデータが取り込めたと判断し、表示部12dで表示を行う。パリティエラーの場合は、エラー処理部12cが取り込んだサンプリングデータをダミーデータに変更する。
サンプリングデータ判定部72aでサンプリングデータの先頭3ビットが“001”,“010”,“011”のいずれでもなく、かつスイッチSWによりサンプリングデータが右にずれているとみなす構成を選択した場合で、サンプリングデータの先頭4ビットが“0001”,“1001”であると判断した場合は、クローズドキャプションデータが1ビット右にずれてサンプリングされているので、データ補正部72fαがサンプリングデータ全体を1ビット左にシフトするとともに最下位ビットにパリティを付加することにより、スタートビットが“001”となるように補正を行う。その上でパリティチェック部12bがパリティチェックを行い、パリティエラーでなければ正しいクローズドキャプションデータが取り込めたと判断し、表示部で表示を行う。パリティエラーの場合は、エラー処理部12cが取り込んだサンプリングデータをダミーデータに変更する。
サンプリングデータ判定部72aでサンプリングデータの先頭3ビットが“001”,“010”,“011”のいずれでもなく、かつスイッチSWによりデータ位置が左にずれているとみなす構成を選択した場合で、サンプリングデータの先頭3ビットが“100”,“101”,“110”,“111”のいずれかであると判断した場合は、クローズドキャプションデータが2ビット右にずれてサンプリングされているので、データ補正部72fβが取り込みデータ全体を2ビット左にシフトするとともに上位2ビットに“00”を付加することにより、スタートビットが“001”となるように補正を行う。その上でパリティチェック部12bがパリティチェックを行い、パリティエラーでなければ正しいクローズドキャプションデータが取り込めたと判断し、表示部で表示を行う。パリティエラーの場合は、エラー処理部12cが取り込んだサンプリングデータをダミーデータに変更する。
なお、サンプリングデータ判定部72aによりサンプリングデータの先頭3ビットが“001”,“010”,“011”でなく、スイッチSWの選択により先頭4ビットが“0001”,“1001”のいずれでもないまたはサンプリングデータの先頭3ビットが“100”,“101”,“110”,“111”のいずれでもないと判断された場合は、サンプリングデータ破棄部12eにより、サンプリングデータを破棄する。
これとともに実施の形態7で説明したようにパリティエラーの回数によりサンプリングタイミングを自動調整することにより3ビット以内のずれを補正することができる。また、パリティエラーの発生を少なくできる。
(実施の形態9)
図13は、実施の形態9にかかるクローズドキャプション表示装置の機能ブロック図である。
実施の形態8ではサンプリングデータのビットずれの補正において、サンプリングが左に2ビットずれた場合(“100”)と右に1ビットずれた場合(“1001”)が判定できない。そのため、スイッチSWによりどちらかのパターンのみの補正を行うように選択する必要がある。
本実施の形態では、サンプリングデータの先頭4ビットのパターン判定およびパリティビットの有効/無効判定により“100”と“1001”を判別し、ビット補正の自動決定を行う。
したがって本実施の形態のクローズドキャプションでは、ビット補正の自動決定と実施の形態8を組み合わせた構成となる。
このため本クローズドキャプション表示装置は、デコード部21および表示処理部82を有している。デコード部21は、先の実施の形態で説明したものと同じである。表示処理部82は、サンプリングデータ判定部82a、データ補正部82fα、82fβ、82fγ、82fδ、パリティチェック部82bα、82bβ、エラー処理部12c、エラー回数カウント部62g、チェック回数カウント部62h、サンプリングタイミング調整部62i、表示部12dおよびサンプリングデータ破棄部12eを有する。
エラー処理部12c、エラー回数カウント部62g、チェック回数カウント部62h、サンプリングタイミング調整部62i、表示部12dおよびサンプリングデータ破棄部12eによる処理は、実施の形態8で説明したエラー処理部12c、エラー回数カウント部62g、チェック回数カウント部62h、サンプリングタイミング調整部62i、表示部12dおよびサンプリングデータ破棄部12eによるそれぞれの処理と同様である。
まずデコード部21が、クローズドキャプション信号のサンプリングを行い、サンプリングしたクローズドキャプションデータを、表示処理部82へ送る。
表示処理部82では、サンプリングデータ判定部82aが、取り込んだサンプリングデータの先頭3ビットがクローズドキャプションデータの正常なスタートビットを示す“001”であるかを判定する。
サンプリングデータの先頭3ビットが“001”のときは、正しいタイミングでクローズドキャプションデータが取り込めているので、パリティチェック部82bでパリティチェックを行い、パリティエラーでなければ表示部12dで表示を行う。パリティエラーの場合は、エラー処理部12cが取り込んだキャプションデータをダミーデータに変更する。
サンプリングデータ判定部82aが、サンプリングデータの先頭3ビットが“001”ではなく、“010”または“011”であると判定した場合は、クローズドキャプションデータが1ビット左にずれてサンプリングされているので、データ補正部82fγが、サンプリングデータ全体を1ビット右にシフトするとともに、先頭に“0”を付加することにより、スタートビットが“001”となるように補正を行う。その上でパリティチェック部82bがパリティチェックを行い、パリティエラーでなければ正しいクローズドキャプションデータが取り込めたと判断し、表示部12dで表示を行う。パリティエラーの場合は、エラー処理部12cが取り込んだクローズドキャプションデータをダミーデータに変更する。
サンプリングデータ判定部82aでスタートビットが“001”,“010”,“011”のいずれでもなく、“100”,“101”,“110”,“111”のいずれかであると判断した場合は、クローズドキャプションデータが左に2ビットずれてサンプリングされているので、データ補正部82fβが取り込みデータ全体を右に2ビットシフトするとともに上位2ビットに“00”を付加することにより、スタートビットが“001”となるように補正を行う。その上でパリティチェック部82bαがデータの1文字目および2文字目の2文字分のデータのパリティチェックを行い、パリティエラーでなければ正しいクローズドキャプションデータが取り込めたと判断し、表示部12dで表示を行う。パリティエラーの場合は、エラー処理部12cが取り込んだキャプションデータをダミーデータに変更する。
サンプリングデータ判定部82aでサンプリングデータの先頭3ビットが“001”,“010”,“011”のいずれでもなく、サンプリングデータの先頭4ビットが“0001”である場合は、クローズドキャプションデータが1ビット右にずれてサンプリングされているので、データ補正部82fαが取り込みデータ全体を1ビット左にシフトするとともに計算により最下位ビットにパリティを付加することにより、スタートビットが“001”となるように補正を行う。その上でパリティチェック部82bαが1文字目のパリティビットのパリティチェックを行い、パリティエラーでなければ正しいクローズドキャプションデータが取り込めたと判断し、表示部12dで表示を行う。1文字目のパリティがパリティエラーであった場合は1文字目2文字目のデータともにパリティエラーとみなし、エラー処理部12cが取り込んだキャプションデータをダミーデータに変更する。
サンプリングデータ判定部82aでサンプリングデータの先頭4ビットが“1001”かつ前記“100”と判定して行った補正でパリティエラーとなる場合は、クローズドキャプションデータが1ビット右にずれてサンプリングされているのでデータ補正部82fδが取り込みデータ全体を1ビット左にシフトするとともに計算により最下位ビットにパリティを付加することにより、スタートビットが“001”となるように補正を行う。その上でパリティチェック部82bβが1文字目のパリティビットのパリティチェックを行い、パリティエラーでなければ正しいクローズドキャプションデータが取り込めたと判断し、表示部12dで表示を行う。1文字目のパリティがパリティエラーであった場合は1文字目2文字目のデータともにパリティエラーとみなし、エラー処理部12cが取り込んだキャプションデータをダミーデータに変更する。
なお、サンプリングデータ判定部82aによりサンプリングデータの先頭3ビットが“001”,“010”,“011”,“100”,“101”,“110”,“111”でなく、サンプリングデータの先頭4ビットが“0001”,“1001”のいずれでもないと判断された場合は、サンプリングデータ破棄部12eにより、サンプリングデータを破棄する。
これとともに実施の形態7で説明したようにパリティエラーの回数によりサンプリングタイミングを自動調整することにより4ビット以内のずれを補正することができる。
(実施の形態10)
図14は、実施の形態10にかかるクローズドキャプション表示装置の機能ブロック図である。
本実施の形態クローズドキャプション表示装置は実施の形態1および実施の形態9を組み合わせた構成である。
このため本クローズドキャプション表示装置は、データをサンプリングする2系統のデコード部11(それぞれデコード部11a、デコード部11bとする)、および表示処理部82を有している。デコード部11a、11bはサンプリングするラインが異なるだけでその他は先の実施の形態で説明したものと同様である。
表示処理部82は、サンプリングデータ判定部82a、データ補正部82fα、82fβ、82fγ、82fδ、パリティチェック部82bα、83fβ、エラー処理部12c、エラー回数カウント部62g、チェック回数カウント部62h、サンプリングタイミング調整部62iおよび表示部12dを有する。
デコード部11およびサンプリングデータ判定部82aによる処理は実施の形態1におけるデコード部11およびサンプリングデータ判定部12aによるそれぞれの処理と同様である。
またデータ補正部82fα、82fβ、82fγ、82fδ、パリティチェック部82bα、82bβ、エラー処理部12c、エラー回数カウント部62g、チェック回数カウント部62h、サンプリングタイミング調整部62i、表示部12dおよびサンプリングデータ破棄部12eによる処理は、実施の形態9におけるデータ補正部82f、パリティチェック部82bα、82bβ、エラー処理部12c、エラー回数カウント部62g、チェック回数カウント部62h、サンプリングタイミング調整部62i、表示部12dおよびサンプリングデータ破棄部12eによるそれぞれの処理と同様である。
本実施の形態によれば、水平ラインを誤り、デコード部11aで取り込めないクローズドキャプションデータをデコード部11bで取り込んで表示するとともに、4ビット以内のクローズドキャプションデータのサンプリングのずれを補正することができる。
なお、以上の説明はクローズドキャプション表示装置について説明したが、この装置をソフトウェア手段で実現することも可能である。
本発明にかかるクローズドキャプション表示装置は、クローズドキャプションデータを正しく表示できるテレビジョン信号処理等の用途にも適用できる。
従来手法による1ビットのずれ補正の様子を表す模式図である。 水平同期分離パルス(H-Sync)上のノイズによるライン判別誤りを示すタイミング図であって、(a)〜(d)は従来の構成による通常サンプリング時とライン判別誤り時の様子を示し、(e)〜(h)は実施の形態1による通常サンプリング時とライン判別誤り時の様子を示す。 本発明の実施の形態1にかかるクローズドキャプション表示装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2にかかるクローズドキャプション表示装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3にかかるクローズドキャプション表示装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3におけるビット補正例を示す模式図であって、(a)はサンプリングデータの先頭4ビットが“1001”となる場合を示し、(b)はサンプリングデータの先頭4ビットが“0001”となる場合を示す。 本発明の実施の形態4にかかるクローズドキャプション表示装置の構成をしめすブロック図である。 本発明の実施の形態5にかかるクローズドキャプション表示装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態6にかかるクローズドキャプション表示装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態7におけるビット補正例を示す模式図である。 本発明の実施の形態7にかかるクローズドキャプション表示装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態8にかかるクローズドキャプション表示装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態9にかかるクローズドキャプション表示装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態10にかかるクローズドキャプション表示装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
11 デコード部
11a デコード部
11b デコード部
12 表示処理部
13 データ選択部
12a サンプリングデータ判定部
12b パリティチェック部
12c エラー処理部
12d 表示部
12e サンプリングデータ破棄部
21 デコード部
22 表示処理部
22a サンプリングデータ判定部
22f データ補正部
32 表示処理部
32g エラー回数カウント部
32h チェック回数カウント部
32i サンプリングタイミング調整部
42 表示処理部
42a サンプリングデータ判定部
42fα データ補正部
42fβ データ補正部
52 表示処理部
52a サンプリングデータ判定部
52fα データ補正部(1)
52fβ データ補正部(2)
62 表示処理部
62g エラー回数カウント部
62h チェック回数カウント部
62i サンプリングタイミング調整部
72 表示処理部
72a サンプリングデータ判定部
72fα データ補正部
72fβ データ補正部
72fγ データ補正部
82 表示処理部
82a サンプリングデータ判定部
82bα パリティチェック部
82bβ パリティチェック部
82fα データ補正部
82fβ データ補正部
82fγ データ補正部
82fδ データ補正部

Claims (26)

  1. クローズドキャプション信号が重畳された水平ラインを含む2本以上の水平ラインの信号をそれぞれサンプリングする2系統以上のデコード部と、前記2系統以上のデコード部より取り込んだ2個以上のサンプリングデータのうちクローズドキャプションデータを含むサンプリングデータを選択して出力するデータ選択部とを備えたクローズドキャプション表示装置。
  2. 前記データ選択部の選択結果に基づき、前記2系統以上のデコード部がサンプリングする前記2本以上の水平ラインを特定するための水平同期信号を判別するしきい値の調整を行い前記水平同期信号が正しくカウントされるようにするしきい値調整部をさらに備えた請求項1に記載のクローズドキャプション表示装置。
  3. クローズドキャプション信号が重畳された水平ラインの信号をサンプリングするデコード部と、前記デコード部より取り込んだサンプリングデータの所定数のビットの値から、前記サンプリングデータ中に含まれるクローズドキャプションデータのビット単位のずれを判定するサンプリングデータ判定部と、前記サンプリングデータ判定部により前記クローズドキャプションデータがビット単位でずれてサンプリングされたと判定された場合に、前記クローズドキャプションデータのビット単位のずれを打ち消すように前記デコード部より取り込んだ前記サンプリングデータをビットシフトする補正を行うデータ補正部とを備えたクローズドキャプション表示装置。
  4. クローズドキャプション信号が重畳された水平ラインの信号をサンプリングするデコード部と、前記デコード部より取り込んだサンプリングデータの先頭4ビットの値から、前記サンプリングデータ中に含まれるクローズドキャプションデータのビット単位のずれを判定するサンプリングデータ判定部と、前記サンプリングデータ判定部により前記クローズドキャプションデータが右方向に1ビットずれてサンプリングされたと判定された場合に、前記クローズドキャプションデータのビット単位のずれを打ち消すように前記デコード部より取り込んだ前記サンプリングデータを左方向に1ビットシフトする補正を行うデータ補正部とを備えたクローズドキャプション表示装置。
  5. 前記デコード部より取り込んだ前記サンプリングデータ中に含まれる前記クローズドキャプションデータのパリティチェックを行うパリティチェック部と、前記パリティチェック部によるパリティチェックエラーの検出回数をカウントするエラー回数カウント部と、前記パリティチェック部が前記クローズドキャプションデータのパリティチェックを所定回数行う毎に、当該所定回数のパリティチェックの間に前記エラー回数カウント部によりカウントされたパリティチェックエラー回数に応じて、前記デコード部のサンプリングタイミングを調整するサンプリングタイミング調整部とをさらに備えた請求項4に記載のクローズドキャプション表示装置。
  6. クローズドキャプション信号が重畳された水平ラインの信号をサンプリングするデコード部と、前記デコード部より取り込んだサンプリングデータの先頭4ビットの値から、前記サンプリングデータ中に含まれるクローズドキャプションデータのビット単位のずれを判定するサンプリングデータ判定部と、前記サンプリングデータ判定部により前記クローズドキャプションデータが左方向または右方向に1ビットずれてサンプリングされたと判定された場合に、前記デコード部より取り込んだ前記サンプリングデータを、前記サンプリングデータ判定部で判定されたずれの方向に応じて、前記クローズドキャプションデータのビット単位のずれを打ち消すようにそれぞれ右方向または左方向に1ビットシフトする補正を行うデータ補正部とを備えたクローズドキャプション表示装置。
  7. 前記デコード部より取り込んだ前記サンプリングデータ中に含まれる前記クローズドキャプションデータのパリティチェックを行うパリティチェック部と、前記パリティチェック部によるパリティチェックエラーの検出回数をカウントするエラー回数カウント部と、前記パリティチェック部が前記クローズドキャプションデータのパリティチェックを所定回数行う毎に、当該所定回数のパリティチェックの間に前記エラー回数カウント部によりカウントされたパリティチェックエラー回数に応じて、前記デコード部のサンプリングタイミングを調整するサンプリングタイミング調整部とをさらに備えた請求項6に記載のクローズドキャプション表示装置。
  8. クローズドキャプション信号が重畳された水平ラインの信号をサンプリングするデコード部と、前記デコード部より取り込んだサンプリングデータの先頭3ビットの値からサンプリングのずれを判定するサンプリングデータ判定部と、前記サンプリングデータ判定部により前記サンプリングデータにおけるスタートビットの左方向へのずれが検出された場合に、前記デコード部より取り込んだサンプリングデータを、前記サンプリングデータ判定部で判定したずれのビット数に応じて、前記スタートビットのずれを打ち消すように1ビットまたは2ビット右方向にシフトする補正を行うデータ補正部とを備えたクローズドキャプション表示装置。
  9. 前記デコード部より取り込んだ前記サンプリングデータ中に含まれる前記クローズドキャプションデータのパリティチェックを行うパリティチェック部と、前記パリティチェック部によるパリティチェックエラーの検出回数をカウントするエラー回数カウント部と、前記パリティチェック部が前記クローズドキャプションデータのパリティチェックを所定回数行う毎に、当該所定回数のパリティチェックの間に前記エラー回数カウント部によりカウントされたパリティチェックエラー回数に応じて、前記デコード部のサンプリングタイミングを調整するサンプリングタイミング調整部とをさらに備えた請求項8に記載のクローズドキャプション表示装置。
  10. クローズドキャプション信号が重畳された水平ラインの信号をサンプリングするデコード部と、前記デコード部より取り込んだサンプリングデータの先頭4ビットの値からサンプリングのずれを判定するサンプリングデータ判定部と、前記サンプリングデータ判定部により前記サンプリングデータ中に含まれるクローズドキャプションデータのサンプリング位置のずれが判定された場合に、前記デコード部より取り込んだサンプリングデータを、前記サンプリングデータ判定部で判定されたずれの方向および幅に応じて、前記サンプリング位置のずれを打ち消すように1ビットまたは2ビット右方向に、あるいは1ビット左方向にシフトする補正を行うデータ補正部とを備えたクローズドキャプション表示装置。
  11. 前記デコード部より取り込んだ前記サンプリングデータ中に含まれる前記クローズドキャプションデータのパリティチェックを行うパリティチェック部と、前記パリティチェック部によるパリティチェックエラーの検出回数をカウントするエラー回数カウント部と、前記パリティチェック部が前記クローズドキャプションデータのパリティチェックを所定回数行う毎に、当該所定回数のパリティチェックの間に前記エラー回数カウント部によりカウントされたパリティチェックエラー回数に応じて、前記デコード部のサンプリングタイミングを調整するサンプリングタイミング調整部とをさらに備えた請求項10に記載のクローズドキャプション表示装置。
  12. 前記クローズドキャプションデータのスタートビットが“001”である場合において、前記データ補正部により右方向に2ビットシフトする補正が行われたサンプリングデータに対して前記パリティチェック部によりパリティチェックを行ったときにパリティエラーとなり、かつ前記サンプリングデータの先頭4ビットが“1001”となる場合は再度、前記データ補正部に未補正のサンプリングデータを送り左方向に1ビットシフトする補正を行うようにした請求項11に記載のクローズドキャプション表示装置。
  13. 2本以上の水平ラインのデータをそれぞれサンプリングするために前記デコード部が2系統以上設けられ、前記2系統以上のデコード部よりそれぞれ取り込んだ2個以上のサンプリングデータのうち前記クローズドキャプションデータが含まれているサンプリングデータを選択して出力するデータ選択部をさらに備えた請求項3、4、6、8または10に記載のクローズドキャプション表示装置。
  14. クローズドキャプション信号が重畳された水平ラインを含む2本以上の水平ラインの信号をそれぞれサンプリングするデコードステップと、前記デコードステップにより取り込んだ2個以上のサンプリングデータのうちクローズドキャプションデータが含まれているサンプリングデータを選択して出力するデータ選択ステップとを含むクローズドキャプション表示プログラム。
  15. 前記データ選択ステップの選択結果に基づき、前記デコードステップでサンプリングする前記2本以上の水平ラインを特定するための水平同期信号を判別するしきい値の調整を行い前記水平同期信号が正しくカウントされるようにするしきい値調整ステップをさらに含む請求項14に記載のクローズドキャプション表示プログラム。
  16. クローズドキャプション信号が重畳された水平ラインの信号をサンプリングするデコードステップと、前記デコードステップにより取り込んだサンプリングデータの所定数のビットの値から、前記サンプリングデータ中に含まれるクローズドキャプションデータのビット単位のずれを判定するサンプリングデータ判定ステップと、前記サンプリングデータ判定ステップにより前記クローズドキャプションデータがビット単位でずれてサンプリングされたと判定された場合に、前記クローズドキャプションデータのビット単位のずれを打ち消すように前記デコードステップにより取り込んだ前記サンプリングデータをビットシフトする補正を行うデータ補正ステップとを含むクローズドキャプション表示プログラム。
  17. クローズドキャプション信号が重畳された水平ラインの信号をサンプリングするデコードステップと、前記デコードステップにより取り込んだサンプリングデータの先頭4ビットの値から、前記サンプリングデータ中に含まれるクローズドキャプションデータのビット単位のずれを判定するサンプリングデータ判定ステップと、前記サンプリングデータ判定ステップにより前記クローズドキャプションデータが右方向に1ビットずれてサンプリングされたと判定された場合に、前記クローズドキャプションデータのビット単位のずれを打ち消すように前記デコードステップにより取り込んだ前記サンプリングデータを左方向に1ビットシフトする補正を行うデータ補正ステップとを含むクローズドキャプション表示プログラム。
  18. 前記デコードステップにより取り込んだ前記サンプリングデータ中に含まれる前記クローズドキャプションデータのパリティチェックを行うパリティチェックステップと、前記パリティチェックステップによるパリティチェックエラーの検出回数をカウントするエラー回数カウントステップと、前記パリティチェックステップが前記クローズドキャプションデータのパリティチェックを所定回数行う毎に、当該所定回数のパリティチェックの間に前記エラー回数カウントステップによりカウントされたパリティチェックエラー回数に応じて、前記デコードステップのサンプリングタイミングを調整するサンプリングタイミング調整ステップとをさらに含む請求項17に記載のクローズドキャプション表示プログラム。
  19. クローズドキャプション信号が重畳された水平ラインの信号をサンプリングするデコードステップと、前記デコードステップにより取り込んだサンプリングデータの先頭4ビットの値から、前記サンプリングデータ中に含まれるクローズドキャプションデータのビット単位のずれを判定するサンプリングデータ判定ステップと、前記サンプリングデータ判定ステップにより前記クローズドキャプションデータが左方向または右方向に1ビットずれてサンプリングされたと判定された場合に、前記デコードステップにより取り込んだ前記サンプリングデータを、前記サンプリングデータ判定ステップで判定されたずれの方向に応じて、前記クローズドキャプションデータのビット単位のずれを打ち消すようにそれぞれ右方向または左方向に1ビットシフトする補正を行うデータ補正ステップとを含むクローズドキャプション表示プログラム。
  20. 前記デコードステップより取り込んだ前記サンプリングデータ中に含まれる前記クローズドキャプションデータのパリティチェックを行うパリティチェックステップと、前記パリティチェックステップによるパリティチェックエラーの検出回数をカウントするエラー回数カウントステップと、前記パリティチェックステップが前記クローズドキャプションデータのパリティチェックを所定回数行う毎に、当該所定回数のパリティチェックの間に前記エラー回数カウントステップによりカウントされたパリティチェックエラー回数に応じて、前記デコードステップのサンプリングタイミングを調整するサンプリングタイミング調整ステップとをさらに含む請求項19に記載のクローズドキャプション表示プログラム。
  21. クローズドキャプション信号が重畳された水平ラインの信号をサンプリングするデコードステップと、前記デコードステップにより取り込んだサンプリングデータの先頭3ビットの値からサンプリングのずれを判定するサンプリングデータ判定ステップと、前記サンプリングデータ判定ステップにより前記サンプリングデータにおけるスタートビットの左方向へのずれが検出された場合に、前記デコードステップにより取り込んだサンプリングデータを、前記サンプリングデータ判定ステップで判定したずれのビット数に応じて、前記スタートビットのずれを打ち消すように1ビットまたは2ビット右方向にシフトする補正を行うデータ補正ステップとを含むクローズドキャプション表示プログラム。
  22. 前記デコードステップにより取り込んだサンプリングデータ中に含まれる前記クローズドキャプションデータのパリティチェックを行うパリティチェックステップと、前記パリティチェックステップによるパリティチェックエラーの回数をカウントするエラー回数カウントステップと、前記パリティチェックステップが前記クローズドキャプションデータのパリティチェックを所定回数行う毎に、当該所定回数のパリティチェックの間に前記エラー回数カウントステップによりカウントされたパリティチェックエラー回数に応じて、前記デコードステップのサンプリングタイミングを調整するサンプリングタイミング調整ステップをさらに含む請求項21に記載のクローズドキャプション表示プログラム。
  23. クローズドキャプション信号が重畳された水平ラインの信号をサンプリングするデコードステップと、前記デコードステップにより取り込んだサンプリングデータの先頭4ビットの値からサンプリングのずれを判定するサンプリングデータ判定ステップと、前記サンプリングデータ判定ステップにより前記サンプリングデータ中に含まれるクローズドキャプションデータのサンプリング位置のずれが判定された場合に、前記デコードステップにより取り込んだサンプリングデータを、前記サンプリングデータ判定ステップで判定されたずれの方向および幅に応じて、前記サンプリング位置のずれを打ち消すように1ビットまたは2ビット右方向に、あるいは1ビット左方向にシフトする補正を行うデータ補正ステップとを含むクローズドキャプション表示プログラム。
  24. 前記デコードステップにより取り込んだサンプリングデータ中に含まれる前記クローズドキャプションデータのパリティチェックを行うパリティチェックステップと、前記パリティチェックステップによるパリティチェックエラーの回数をカウントするエラー回数カウントステップと、前記パリティチェックステップが前記クローズドキャプションデータのパリティチェックを所定回数行う毎に、当該所定回数のパリティチェックの間に前記エラー回数カウントステップによりカウントされたパリティチェックエラー回数に応じて、前記デコードステップのサンプリングタイミングを調整するサンプリングタイミング調整ステップをさらに含む請求項23に記載のクローズドキャプション表示プログラム。
  25. 前記クローズドキャプションデータのスタートビットが“001”である場合において、前記データ補正ステップにより右方向に2ビットシフトする補正が行われたサンプリングデータに対して前記パリティチェックステップによりパリティチェックを行ったときにパリティエラーとなり、かつ前記サンプリングデータの先頭4ビットが“1001”となる場合は再度、前記データ補正ステップに未補正のサンプリングデータを送り左方向に1ビットシフトする補正を行うことを特徴とする請求項24に記載のクローズドキャプション表示プログラム。
  26. 前記デコードステップにより2本以上の水平ラインのデータをそれぞれサンプリングするようにし、前記デコードステップによりそれぞれ取り込んだ2個以上のサンプリングデータのうち前記クローズドキャプションデータが含まれているサンプリングデータを選択して出力するデータ選択ステップをさらに含む請求項16,17,19,21または23記載に記載のクローズドキャプション表示プログラム。
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