JP2005085685A - マグネトロン - Google Patents

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【課題】 マグネトロン応用機器の小型化と電子効率の向上の両立を図ることができるマグネトロンを得る。
【解決手段】 ベイン型共振器で構成されているマグネトロン11において、放出するマイクロ波の基本周波数は5,800MHz±75MHzに設定すると共に、陽極筒体13の内周面に放射状に配列された複数枚の板状ベイン17の装備数を14〜22個の範囲に設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子レンジやその他マイクロ波応用装置に用いられるベイン型共振器で構成されているマグネトロンに関する。
ベイン型共振器を有する連続波出力のマグネトロンは、マイクロ波加熱器、或いはマイクロ波放電ランプなどのマイクロ波を用いた電気機器の高周波発生源として普及している。
このようなマグネトロンは、一般に、図8に示すように、円筒状の陽極筒体1と、この陽極筒体1の中心軸上に配置される陰極2と、陽極筒体1の内周面に固着されると共に陽極筒体1の中心軸の周りに放射状に配列された複数枚の板状ベイン3と、これらの板状ベイン3を一枚おきに電気的に接続するための複数個の均圧環4と、板状ベイン3の一枚に固着されたマイクロ波放出用アンテナ5とを有した構成となっている。
また、陽極筒体1の上下の開口は、フランジ部を有する金属筒体6,7及びセラミック(図示せず)等によって、真空封止されている。
このようなマグネトロンでは、陰極2から放出された電子が軸方向に加えられた磁界によってローレンツ力を受け、陰極2の周りを周回運動している。この時の電子の回転数は、陰極2と陽極筒体1との間に加えられた直流電界強度と軸方向に加えられた磁界強度により決定される。
そして、陰極2の周りを周回運動している電子群が、陽極筒体1に固着された複数枚の板状ベイン3と複数個の均圧環4とで構成される共振空洞のマイクロ波電界によりスポーク状にバンチングされる。
また、逆にこのバンチングされた電子群が板状ベイン3の近傍を通り過ぎることにより、板状ベイン3に誘導電流を発生する。
この結果、直流入力がマイクロ波出力に変換される。この出力されるマイクロ波周波数は、共振空洞の共振周波数によってほぼ決定される。
ところで、近年、マグネトロンを用いた機器の分野では、新たな応用機器の開発や、市場の拡大を進めるに当たって、応用機器の小型化という観点から、マグネトロンの電子効率の向上や小型化が重要課題とされている。
これまでの研究で、上記構造のマグネトロンでは、板状ベイン3の装備数を増大させて共振空洞の数を増やすと、電子効率が向上することが判っている(例えば、非特許文献1参照)。
しかし、共振空洞の数を増やした場合、放出するマイクロ波の基本発振周波数(マイクロ波周波数)をそれまでと同様に維持するには、誘導成分Lを確保するために、共振空洞外径を大きくしなければならず、装置の小型化が犠牲にされてしまう。即ち、電子効率の向上と小型化とを両立することができない。
そこで、従来のマグネトロンでは、放出するマイクロ波の基本周波数が2,450MHzで、共振空洞の数を10個とした構造が一般的になっていた(例えば、特許文献1参照)が、基本周波数を5,800MHzで、共振空洞の数の増加による電子効率の向上を実現すると同時に、共振空洞外径に密接な誘導成分を小さく抑えて、電子効率の向上とマグネトロン応用機器の小型化との双方を実現する提案がなされた(例えば、特許文献2参照)。
西巻正郎著、「マイクロ波真空管とその回路」オーム社、昭和40年6月、p。184〜193。 実開昭57−194242号公報 特開平4−281117号公報
ところが、放出するマイクロ波の基本周波数を5,800MHzに変更したマグネトロンの製品化に当たっては、未だ、数々の解決すべき難問があった。
例えば、共振空洞数の増大に従って電子効率は高まるが、反対に空洞共振器のQ値は減少し、Q値が1000以下に落ちると、電子効率が高くても、実際には発振効率が低くなるという問題が発生する。
また、発振効率には、陰極外径Dcと板状ベインの遊端間最大径Daとの比も密接に影響し、これらの陰極外径Dcと板状ベインの遊端間最大径Daとの比の設定如何でも、発振効率が大きく変動してしまう。
更に、陽陰極間電位差を高くする程発振効率を高めることができるが、陽陰極間電位差を高くすると、従来の基本周波数が2,450MHzの場合の電源とは仕様が相異してしまい、従来の電源の流用ができず、新たな電源を開発しなければならないため、製品コストの増加を招くという問題も発生する。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、放出するマイクロ波の基本周波数が5,800MHzで、電子効率を一定以上に保って、安定した発振動作を維持できるため、マグネトロン応用機器の小型化と電子効率の向上の両立を図ることができ、更には、従来の基本周波数が2,450MHzの場合の電源の流用が可能で、電源の流用によって製品コストを抑えた製品化が図れるマグネトロンを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るマグネトロンは、請求項1に記載したように、円筒状の陽極筒体と、この陽極筒体の中心軸上に配置される陰極と、前記陽極筒体の内周面に固着されると共に前記中心軸の周りに放射状に配列された複数枚の板状ベインと、これらの板状ベインを一枚おきに電気的に接続するための複数個の均圧環と、前記板状ベインの一枚に固着されたマイクロ波放出用アンテナとを有し、前記マイクロ波放出用アンテナから放出するマイクロ波の基本周波数を5,800MHz±75MHzに設定すると共に、前記板状ベインの装備数を14〜22個の範囲に設定したことを特徴とする。
このように構成されたマグネトロンにおいては、放出するマイクロ波の基本周波数を5,800MHzとしたため、電子効率の向上を目的として共振空洞の数を増やした場合でも、マイクロ波の基本周波数が2,450MHzであった従来のものと比較すると、共振空洞外径を抑えても必要な誘導成分Lを確保することができ、共振空洞外径を抑えることで、マグネトロン応用機器の小型化を図ることもできる。
また、空洞共振器のQ値は共振空洞の数の増加に伴って徐々に減少する傾向を示すが、共振空洞の分割数(即ち、板状ベインの装備数)が上記の範囲ならば、空洞共振器のQ値を1000以上に維持でき、安定した発振ができる。
即ち、放出するマイクロ波の基本周波数が5,800MHzで、電子効率を一定以上に保って、安定した発振動作を維持できるため、マグネトロン応用機器の小型化と電子効率の向上の両立を図ることができる。
また、請求項2に記載のマグネトロンは、上記目的を達成するために、請求項1に記載のマグネトロンにおいて、更に、陰極外径Dcと板状ベインの遊端間最大径Daとの比を、0.56≦Dc/Da≦0.69に設定したことを特徴とするものである。
ベイン型共振器のマグネトロンにおいては、陰極外径Dcと板状ベインの遊端間最大径Daとの比Dc/Daは、図6に示すように、発振効率に対して、上に凸の放物線状の相関を示す。
放物線の頂点となるときのDc/Daの値を基準に、それより小さくなると、電子の径方向運動が大きくなるために電子効率が低下し、また、それより大きくなると、作用空間が小さくなるために安定発振が困難となって電子効率が低下する。
従って、発振効率を発振が可能な一定以上に保つためには、、放物線の頂点を含む一定の範囲に、Dc/Daの値を規制する必要がある。
Dc/Daの値を上記の範囲に設定すると、発振効率は約60%以上に保つことができ、連続した良好な発振動作を安定維持することが可能になる。
また、Dc/Daの値が上記範囲の上限を超える場合は、より大きな磁界強度が必要になり、磁気回路設計が困難になるが、上記範囲であれば、そのような問題も生じない。
また、請求項3に記載のマグネトロンは、上記目的を達成するために、請求項2に記載のマグネトロンにおいて、更に、陽極と陰極との間に与える電位差vを、4.0kV≦v≦5.0kVに設定したことを特徴とするものである。
ベイン型共振器で構成されているマグネトロンの発振効率は、図7に示すように、陽極と陰極との間に与える電位差vの増加に伴って緩やかに増加する上昇曲線となり、陽極と陰極との間に与える電位差vが4kV以上であれば発振効率が60%以上となり、陽極と陰極との間に与える電位差vを大きくする程、発振効率を向上させることができる。
マイクロ波の基本周波数が2,450MHzの従来のマグネトロンでは一般に陽極と陰極との間に与える電位差vを、v≦5.0kVの範囲に設定しており、上記のように、従来と同程度に設定しておけば、良好な発振効率を確保する一方、従来の電源の流用が可能になり、電源の流用によって製品コストを抑えた製品化が図れる。
本発明のマグネトロンによれば、放出するマイクロ波の基本周波数を5,800MHzとしたため、電子効率の向上を目的として板状ベインの装備数を増やして共振空洞の数を増やした場合でも、マイクロ波の基本周波数が2,450MHzであった従来のものと比較すると、共振空洞外径を抑えても必要な誘導成分Lを確保することができ、共振空洞外径を抑えることで、マグネトロン応用機器の小型化を図ることもできる。
また、空洞共振器のQ値は共振空洞の数の増加に伴って徐々に減少する傾向を示すが、板状ベインによる共振空洞の分割数が上記の範囲ならば、空洞共振器のQ値を1000以上に維持でき、安定した発振ができる。
即ち、放出するマイクロ波の基本周波数が5,800MHzで、電子効率を一定以上に保って、安定した発振動作を維持できるため、マグネトロン応用機器の小型化と電子効率の向上の両立を図ることができる。
ベイン型共振器のマグネトロンにおいては、陰極外径Dcと板状ベインの遊端間最大径Daとの比Dc/Daは、発振効率に対して、上に凸の放物線状の相関を示し、請求項2に記載のように、Dc/Daの値の範囲に設定すると、発振効率は約60%以上に保つことができ、連続した良好な発振動作を安定維持することが可能になる。
また、Dc/Daの値が上記範囲の上限を超える場合は、より大きな磁界強度が必要になり、磁気回路設計が困難になるが、上記範囲であれば、そのような問題も生じない。
ベイン型共振器で構成されているマグネトロンの発振効率は、陽極と陰極との間に与える電位差vの増加に伴って緩やかに増加する上昇曲線となり、陽極と陰極との間に与える電位差vが4kV以上であれば発振効率が60%以上となり、良好な発振効率を確保できるが、更に、請求項3の範囲に設定すると、マイクロ波の基本周波数が2,450MHzの従来のマグネトロンの場合と電源仕様を共通にでき、良好な発振効率を確保する一方、従来の電源の流用が可能になり、電源の流用によって製品コストを抑えた製品化が図れる。
以下、添付図面に基づいて本発明の好適な実施の形態に係るマグネトロンを詳細に説明する。
図1は本発明に係るマグネトロンの一実施の形態の概略構成を示す縦断面図、図2は図1のA矢視図である。
この一実施の形態のマグネトロン11は、円筒状の陽極筒体13と、この陽極筒体13の中心軸上に配置される陰極15と、陽極筒体13の内周面に固着されると共に陽極筒体13の中心軸の周りに放射状に配列された複数枚の板状ベイン17と、これらの板状ベイン17を一枚おきに電気的に接続するための複数個の均圧環19と、板状ベイン17の一枚に固着されたマイクロ波放出用アンテナ21とを有している。
そして、マイクロ波放出用アンテナ21から放出するマイクロ波の基本周波数を5,800MHz±75MHzに設定すると共に、図2に示すように、板状ベイン17の装備数を18個に設定している。
また、本実施の形態の場合、図3に示す陰極15外径Dcと板状ベイン17の遊端間最大径Daとの比Dc/Daを、0.56≦Dc/Da≦0.69に設定している。
更に、本実施の形態の場合、陽極筒体13と陰極15との間に与える電位差vを、4.0kV≦v≦5.0kVに設定する。
以上に説明したマグネトロン11においては、放出するマイクロ波の基本周波数を5,800MHzとしたため、電子効率の向上を目的として共振空洞の数を増やした場合でも、マイクロ波の基本周波数が2,450MHzであった従来のものと比較すると、共振空洞外径を抑えても必要な誘導成分Lを確保することができ、共振空洞外径を抑えることで、マグネトロン応用機器の小型化を図ることもできる。
実際、マイクロ波の基本周波数を5,800MHzとした場合では、放出されるマイクロ波の波長は約52mmとなり、従来の基本周波数が2,450MHzの場合の波長約122mmや、915MHzの場合の約328mmと比べて波長が大幅に短くなるため、該マグネトロンを組み込む応用機器(例えば、調理用の電子レンジ等の高周波加熱装置)において、導波管やキャビティ等の筐体を大幅に小型化することができる。
電子効率は、図4に示すように、陽極分割数(共振空洞の数)に応じて徐々に増加する特性を持つ。従って、電子効率を高める点では、陽極分割数はできるだけ多く設定したほうが良い。
しかし、その一方、図5に示すように、空洞共振器のQ値は共振空洞の数の増加に伴って徐々に減少する傾向を示し、共振空洞の数が24以上では空洞共振器のQ値が1000以下となって発振効率低下もしくは発振不可能になってしまう。更に、共振空洞の数が12以下では、空洞共振器のQ値は高く確保できるが、電子効率が低下してしまう。
従って、共振空洞の数は、電子効率ηeと空洞共振器のQ値の双方が、良好な範囲となるように設定すべきで、上記のように、板状ベイン17の装備数を18とすると(即ち、陽極分割数が18)、空洞共振器のQ値は1500となり、良好な発振効率を保て、更に、従来の基本周波数が2,450MHzの場合と比較して、共振空洞の数の増加による電子効率の向上が望める。
従って、放出するマイクロ波の基本周波数が5,800MHzで、電子効率を一定以上に保って、安定した発振動作を維持できるため、マグネトロン応用機器の小型化と電子効率の向上の両立を図ることができる。
なお、安定した発振動作を維持可能にするために必要な空洞共振器のQ値は、一般に、1000以上であれば良く、図5では、共振空洞の分割数(即ち、板状ベイン17の装備数)を14〜22の範囲にすれば、空洞共振器のQ値を1000以上に維持でき、また、同時に、図4から明らかなように、電子効率も約67%以上の高い値に維持でき、共振空洞の数の増加による電子効率の向上も図れる。
即ち、放出するマイクロ波の基本周波数を5,800MHzとした場合、共振空洞の分割数を14〜22の範囲にすれば、電子効率を一定以上に保って、安定した発振動作を維持でき、マグネトロン応用機器の小型化と電子効率の向上の両立を図ることができる。
また、上記マグネトロン11において、図3に示した陰極外径Dcと板状ベイン17の遊端間最大径Daとの比Dc/Daは、図6に示すように、発振効率に対して、上に凸の放物線状の相関を示す。
放物線の頂点となるときのDc/Daの値を基準に、それより小さくなると、電子の径方向運動が大きくなるために電子効率が低下し、また、それより大きくなると、作用空間が小さくなるために安定発振が困難となって電子効率が低下する。
従って、発振効率を発振が可能な一定以上に保つためには、放物線の頂点を含む一定の範囲に、Dc/Daの値を規制する必要がある。
Dc/Daの値を上記の範囲に設定すると、発振効率は約60%以上に保つことができ、連続した良好な発振動作を安定維持することが可能になる。
また、Dc/Daの値が上記範囲の上限を超える場合は、より大きな磁界強度が必要になり、磁気回路設計が困難になるが、上記範囲であれば、そのような問題も生じない。
また、マグネトロン11の発振効率は、図7に示すように、陽極と陰極15との間に与える電位差vの増加に伴って緩やかに増加する上昇曲線となり、陽極と陰極15との間に与える電位差vが4kV以上であれば発振効率が60%以上となり、陽極と陰極15との間に与える電位差vを大きくする程、発振効率を向上させることができる。
マイクロ波の基本周波数が2,450MHzの従来のマグネトロンでは一般に陽極と陰極15との間に与える電位差vを、v≦5.0kVの範囲に設定しており、上記のように、従来と同程度に設定しておけば使用する電源の仕様を共通にでき、良好な発振効率を確保する一方、従来の電源の流用が可能になり、電源の流用によって製品コストを抑えた製品化が図れる。
本発明に係るマグネトロンの一実施の形態の概略構成を示す縦断面図である。 図1のA矢視図である。 図1に示したマグネトロンの作用空間部の断面図である。 マグネトロンにおける板状ベインの枚数と電子効率との相関図である。 マグネトロンにおける板状ベインの枚数と共振器のQ値との相関図である。 マグネトロンにおける陰極外径Dcと板状ベインの遊端間最大径Daとの比Dc/Daと発振効率との相関図である。 マグネトロンにおける陽陰極間電位差と理論発振効率との相関図である。 従来のマグネトロンの概略構成図である。
符号の説明
11 マグネトロン
13 陽極筒体
15 陰極
17 板状ベイン
19 均圧環
21 アンテナ
Dc 陰極外径
Da 板状ベインの遊端間最大径

Claims (3)

  1. 円筒状の陽極筒体と、この陽極筒体の中心軸上に配置される陰極と、前記陽極筒体の内周面に固着されると共に前記中心軸の周りに放射状に配列された複数枚の板状ベインと、これらの板状ベインを一枚おきに電気的に接続するための複数個の均圧環と、前記板状ベインの一枚に固着されたマイクロ波放出用アンテナとを有し、前記マイクロ波放出用アンテナから放出するマイクロ波の基本周波数を5,800MHz±75MHzに設定すると共に、前記板状ベインの装備数を14〜22個の範囲に設定したことを特徴とするマグネトロン。
  2. 陰極外径Dcと板状ベインの遊端間最大径Daとの比を、0.56≦Dc/Da≦0.69に設定したことを特徴とする請求項1に記載のマグネトロン。
  3. 陽極と陰極との間に与える電位差vを、4.0kV≦v≦5.0kVに設定したことを特徴とする請求項2に記載のマグネトロン。
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