JP2005085487A - 電気光学装置、電気光学装置の製造方法、及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 基体200上に、複数の第1電極23と、第1電極23の形成位置に対応した複数の開口部221aを有するバンク構造体221と、開口部221のそれぞれに配置される電気光学層60と、バンク構造体221及び電気光学層60を覆う第2電極50とを有する電気光学装置1において、第2電極50を覆うとともに略平坦な上面が形成された緩衝層210と、緩衝層210を覆うとともに第2電極50と導通する導電層30を備えるようにした。
【選択図】 図8
Description
このような課題を解決するために、表示装置の基板にガラスや金属の蓋を取り付けて水分等を封止する方法が採られてきた。そして、近年では、表示装置の大型化及び軽薄化に対応するために、発光素子上に透明でガスバリア性に優れた珪素窒化物、珪素酸化物、セラミックス等の薄膜を高密度プラズマ成膜法(例えば、イオンプレーティング、ECRプラズマスパッタ、ECRプラズマCVD、表面波プラズマCVD、ICP−CVD等)により成膜させる薄膜封止と呼ばれる技術が用いられている。
また、陰極を形成する無機酸化物は、抵抗値が高い材料であり、しかも薄膜として形成されるので、陰極が電気を通し難い構造になってしまうという問題がある。
第1の発明は、基体上に、複数の第1電極と、第1電極の形成位置に対応した複数の開口部を有するバンク構造体と、開口部のそれぞれに配置される電気光学層と、バンク構造体及び電気光学層を覆う第2電極と、を有する電気光学装置において、第2電極を覆うとともに略平坦な上面が形成された緩衝層と、緩衝層を覆うとともに第2電極と導通する導電層とを備えるようにした。この発明によれば、緩衝層が、基体側から発生する反りや体積変化により発生する応力を緩和する。したがって、不安定なバンク構造体からの第2電極の剥離を防止することができる。また、緩衝層の上面が略平坦化されるので、緩衝層上に形成される硬い被膜からなる導電層が平坦化されるので、導電層に応力が集中する部位がなくなる。これにより、導電層へのクラックの発生を防止できる。更に、導電層が第2電極と導通するので、第2電極を低抵抗化することができ、消費電力を低減させるとともに、発熱を抑えることができる。
また、導電層が、ガスバリア性を有するものでは、第2電極や発光層を酸素や水分等から保護することができる。
また、緩衝層に、導電層と第2電極とを導通させるコンタクトホールが設けられるものでは、導電層と第2電極との接点が増えるので、導電層と第2電極と導通性を向上させ、より第2電極を低抵抗化させることができる。
また、コンタクトホールが、バンク構造体の上部に設けられるものでは、発光層から発生する光の光路を遮ることがないので、良好な発光性能を維持することができる。
また、バンク構造体における開口部を形成する壁面が、基体と110度から170度の角度を有するように形成されるものでは、発光層が開口部に配置されやすくなるので、発光層を良好に形成することができる。
また、バンク構造体における開口部を形成する壁面が、少なくともその表面が撥液性を有するように形成されるものでは、発光層を開口部に確実に配置することができる。
また、緩衝層が、バンク構造体が露出しないように、バンク構造体よりも広い範囲を被覆するものでは、バンク構造体の影響により第2電極の表面に形成される凸凹形の形状を漏れなく平坦化させることができる。
また、導電層が、緩衝層が露出しないように、緩衝層よりも広い範囲を被覆するものでは、ガスバリア層を略全面にわたり平坦化させることができる。
また、導電層及び/又は保護層が、基体の外周部の絶縁層に接触するように形成されるものでは、第2電極を水分等から遮断することができる。
また、保護層或いは保護層と導電層とが、基体の外周部において接触するように形成されるものでは、第2電極を水分等から略完全に遮断することができるとともに、導電層と保護層或いは保護層との導電性を確保することができる。
電気光学装置として、電気光学物質の一例である電界発光型物質、中でも有機エレクトロルミネッセンス(EL)材料を用いたEL表示装置について説明する。
図1は、EL表示装置1の配線構造を示す図である。EL表示装置1は、スイッチング素子として薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、以下TFTと略記する)を用いたアクティブマトリクス型のEL表示装置である。
信号線102には、シフトレジスタ、レベルシフタ、ビデオライン及びアナログスイッチを備えるデータ線駆動回路100が接続される。また、走査線101には、シフトレジスタ及びレベルシフタを備える走査線駆動回路80が接続される。
EL表示装置1は、図2に示すように電気絶縁性を備えた基板20と、スイッチング用TFT(図示せず)に接続された画素電極が基板20上にマトリックス状に配置されてなる画素電極域(図示せず)と、画素電極域の周囲に配置されるとともに各画素電極に接続される電源線(図示せず)と、少なくとも画素電極域上に位置する平面視ほぼ矩形の画素部3(図2中一点鎖線枠内)とを具備して構成されたアクティブマトリクス型のものである。
なお、本発明においては、基板20と後述するようにこれの上に形成されるスイッチング用TFTや各種回路、及び層間絶縁膜などを含めて、基体と称している。(図3、4中では符号200で示している。)
実表示領域4には、それぞれ画素電極を有する表示領域R、G、BがA−B方向およびC−D方向にそれぞれ離間してマトリックス状に配置される。
また、実表示領域4の図2中両側には、走査線駆動回路80、80が配置される。これら走査線駆動回路80、80は、ダミー領域5の下側に配置されたものである。
なお、発光層60としては、代表的には発光層(エレクトロルミネッセンス層)であり、正孔注入層、正孔輸送層、電子注入層、電子輸送層などのキャリア注入層またはキャリア輸送層を備えるもの。さらには、正孔阻止層(ホールブロッキング層)、電子阻止層(エレクトロン阻止層)を備えるものであってもよい。
このような構成のもとに、発光素子はその発光層60において、正孔輸送層70から注入された正孔と陰極50からの電子とが結合することにより発光する。
正孔輸送層70の形成材料としては、例えばポリチオフェン誘導体、ポリピロール誘導体など、またはそれらのドーピング体などが用いられる。具体的には、3,4−ポリエチレンジオシチオフェン/ポリスチレンスルフォン酸(PEDOT/PSS)の分散液、すなわち、分散媒としてのポリスチレンスルフォン酸に3,4−ポリエチレンジオシチオフェンを分散させ、さらにこれを水に分散させた分散液などが用いられる。
また、これらの高分子材料に、ペリレン系色素、クマリン系色素、ローダミン系色素などの高分子系材料や、ルブレン、ペリレン、9,10−ジフェニルアントラセン、テトラフェニルブタジエン、ナイルレッド、クマリン6、キナクリドン等の低分子材料をドープして用いることもできる。
なお、上述した高分子材料に代えて、従来公知の低分子材料を用いることもできる。
また、必要に応じて、このような発光層60の上に電子注入層を形成してもよい。
なお、有機バンク層221の開口部221aの各壁面の基体200表面に対する角度θが、110度以上から170度以下となっている(図5参照)。このような角度としたのは、発光層60をウエットプロセスにより形成する際に、開口部221a内に配置されやすくするためである。
緩衝層210は、基板200側から発生する反りや体積変化により発生する応力を緩和し、不安定な有機バンク層221からの陰極50の剥離を防止する機能を有する。また、緩衝層210の上面が略平坦化されるので、緩衝層210上に形成される硬い被膜からなる導電層30も平坦化されるので、応力が集中する部位がなくなり、これにより、導電層30へのクラックの発生を防止する。
緩衝層210としては、親油性で低吸水性を有する高分子材料、例えば、ポリオレフィン系またはポリエーテル系が好ましい。また、メチルトリメトキシシランなどのアルコキシシランを加水分解させて縮合させた有機珪素ポリマーでもよい。更に、シランカップリング剤等の珪素化合物を含んだ高分子を用いることにより、陰極50及び導電層30との界面の接着性を向上させることができる。
なお、緩衝層210における有機バンク層221の上面、すなわち、開口部211a以外の部分には、コンタクトホール212が設けられることが好ましい。コンタクトホール212は、後述する導電層30が成膜されることにより、陰極50と導電層30とが導通するようになるため、陰極50の配線抵抗が低減される。コンタクトホールの開口形状は、円形や楕円形、長方形などの形状で形成される。そして、コンタクトホール212に導電層30が入り込み易くするために、コンタクトホール212の上部側を下部側よりも大きな開口に形成することが望ましい。
導電層30は、導電性を備えるとともに陰極50と連結しているので、陰極50と一体となって電流を流す。これにより、陰極50の導電効率が向上し、陰極50を低抵抗化させる。
また、導電層30は、EL表示装置1の内側に酸素や水分が浸入するのを防止するためガスバリア性を有し、これにより陰極50や発光層60への酸素や水分の浸入を防止し、酸素や水分による陰極50や発光層60の劣化等を抑える。
このように導電層30が金属酸化物で形成されていれば、特に陰極50がITOで形成されることにより、導電層30と陰極50との密着性がよくなり、導電性が向上する。更に、導電層30が欠陥のない緻密な層となって酸素や水分に対するバリア性がより良好になる。
また、このような導電層30の厚さとしては、10nm以上、500nm以下であるのが好ましい。10nm未満であると、膜の欠陥や膜厚のバラツキなどによって部分的に貫通孔が形成されてしまい、ガスバリア性が損なわれてしまうおそれがあるからであり、500nmを越えると、応力による割れが生じてしまうおそれがあるからである。
接着層205は、導電層30上に表面保護層206を固定させ、かつ外部からの機械的衝撃に対して緩衝機能を有するもので、例えばウレタン系、アクリル系、エポキシ系、ポリオレフィン系などの樹脂で、後述する表面保護層206より柔軟でガラス転移点の低い材料からなる接着剤によって形成されたものである。なお、このような接着剤には、シランカップリング剤またはアルコキシシランを添加しておくのが好ましく、このようにすれば、形成される接着層205と導電層30との密着性がより良好になり、したがって機械的衝撃に対する緩衝機能が高くなる。
なお、この例のEL表示装置においては、トップエミッション型にする場合に表面保護層206、接着層205を共に透光性のものにする必要があるが、ボトムエミッション型とする場合にはその必要はない。
以上に説明した基板20上の第2層間絶縁層284までの層が、回路部11を構成する。
なお、本実施形態においては、電気光学装置としてのEL表示装置1がトップエミッション型である場合であり、また、基板20の表面に回路部11を形成させる工程については、従来技術と変わらないので説明を省略する。
なお、図3、4では、これら画素電極23、ダミーパターン26を総称して画素電極23としている。ダミーパターン26は、第2層間絶縁層284を介して下層のメタル配線へ接続しない構成とされる。すなわち、ダミーパターン26は、島状に配置され、実表示領域に形成されている画素電極23の形状とほぼ同一の形状を有する。もちろん、表示領域に形成されている画素電極23の形状と異なる構造であってもよい。なお、この場合、ダミーパターン26は少なくとも駆動電圧導通部310(340)の上方に位置するものも含むものとする。
なお、この場合、有機バンク層221は、少なくとも駆動制御信号導通部320の上方に位置するものを含むものとする。
なお、この正孔輸送層形成工程以降は、正孔輸送層70および発光層60の酸化を防止すべく、窒素雰囲気、アルゴン雰囲気などの不活性ガス雰囲気で行うのが好ましい。
なお、この発光層形成工程では、インクジェット法によって例えば青色(B)の発光層形成材料を青色の表示領域に選択的に塗布し、乾燥処理した後、同様にして緑色(G)、赤色(R)についてもそれぞれその表示領域に選択的に塗布し、乾燥処理する。
また、必要に応じて、上述したようにこのような発光層60の上に電子注入層を形成してもよい。
なお、陰極50上に陰極保護層55を形成させる場合には、蒸着法等の物理的気相蒸着法によりシリコン酸化物等を陰極50上に成膜させる。
また、スリットコート(或いはカーテンコート)法により、緩衝層材料を塗布してもよい。また、緩衝層210と同時にコンタクトホール212を形成するために、緩衝層210をスクリーン印刷法により形成してもよい。更に、形成後の緩衝層210にフォトレジストを塗布して、コンタクトホール212を形成してもよい。
ここで、この導電層30の形成方法としては、先にスパッタリング法やイオンプレーティング法等の物理的気相蒸着法で成膜を行い、次いで、プラズマCVD法等の化学的気相蒸着法で成膜を行うのが好ましい。スパッタリング法やイオンプレーティング法等の物理的気相蒸着法は、一般に異質な基板表面に対しても比較的密着性の良い膜が得られるものの、得られる膜に関しては粒塊状で欠陥が発生しやすく、また応力の大きい被膜になりやすいなどの欠点がある。一方、化学的気相蒸着法では、応力が少なくステップカバーレッジ性に優れた欠陥が少なく緻密で良好な膜質のものが得られるものの、一般に異質な基板表面に対する密着性や造膜性が得られにくいといった欠点がある。そこで、初期の成膜については物理的気相蒸着法を採用して例えば必要な膜厚の半分あるいはそれ以上を形成し、後期の成膜において化学的気相蒸着法を用いることにより、先に形成した膜の欠陥を補うようにすれば、全体としてガスバリア性(酸素や水分に対するバリア性)に優れた導電層30を比較的短時間で形成することができる。
異なる材料で複数の層に積層して形成する場合、例えば、上述したように物理的気相蒸着法で形成する内側の層(陰極50側の層)を金属酸化物とし、化学的気相蒸着法で形成する外側の層を珪素酸窒化物や珪素酸化物などとするのが好ましい。
なお、導電層30の形成については単一の成膜法で行ってもよいのはもちろんであり、その場合にも、上述したように酸素濃度を陰極50側(内側)で低くなるように形成するのが好ましい。
このように導電層30上に保護層204を設ければ、表面保護層206が耐圧性や耐摩耗性、光反射防止性、ガスバリア性、紫外線遮断性などの機能を有していることにより、発光層60や陰極50、さらにはガスバリア層もこの表面保護層206によって保護することができ、したがって発光素子の長寿命化を図ることができる。
また、接着層205が機械的衝撃に対して緩衝機能を発揮するので、外部から機械的衝撃が加わった場合に、導電層30やこの内側の発光素子への機械的衝撃を緩和し、この機械的衝撃による発光素子の機能劣化を防止することができる。
このようなEL表示装置1にあっては、陰極50と導電層30との間に、陰極50を覆うとともに略平坦な上面が形成された緩衝層210が配置されるので、緩衝層210が基板200側から発生する反りや体積変化により発生する応力を緩和し、不安定な有機バンク層221からの陰極50の剥離を防止することができる。
更に、緩衝層210の上面が略平坦化されているので、緩衝層210上に形成される硬い被膜からなる導電層30が平坦化されるので、導電層30に応力が集中する部位がなくなり、これにより、導電層30へのクラックの発生を防止できる。
また、導電層30が陰極50と導通するので、陰極50を低抵抗化することができ、消費電力を低減させるとともに、発熱を抑えることができる。
また、EL表示装置1では本発明における第1の電極を陽極として機能させ、第2の電極を陰極として機能させたが、これらを逆にして第1の電極を陰極、第2の電極を陽極としてそれぞれ機能させるよう構成してもよい。ただし、その場合には、発光層60と正孔輸送層70との形成位置を入れ替えるようにする必要がある。
図9(a)は、携帯電話の一例を示した斜視図である。図9(a)において、携帯電話1000は、上述したEL表示装置1を用いた表示部1001を備える。
図9(b)は、腕時計型電子機器の一例を示した斜視図である。図9(b)において、時計1100は、上述したEL表示装置1を用いた表示部1101を備える。
図9(c)は、ワープロ、パソコンなどの携帯型情報処理装置の一例を示した斜視図である。図9(c)において、情報処理装置1200は、キーボードなどの入力部1201、上述したEL表示装置1を用いた表示部1202、情報処理装置本体(筐体)1203を備える。
図9(a)〜(c)に示すそれぞれの電子機器は、上述したEL表示装置(電気光学装置)1を有した表示部1001,1101,1202を備えているので、表示部を構成するEL表示装置の発光素子の長寿命化が図られたものとなる。
Claims (13)
- 基体上に、複数の第1電極と、前記第1電極の形成位置に対応した複数の開口部を有するバンク構造体と、前記開口部のそれぞれに配置される電気光学層と、前記バンク構造体及び前記電気光学層を覆う第2電極と、を有する電気光学装置において、
前記第2電極を覆うとともに略平坦な上面が形成された緩衝層と、
前記緩衝層を覆うとともに前記第2電極と導通する導電層と、
を備えることを特徴とする電気光学装置。 - 前記第2電極と前記緩衝層との間には、前記第2電極の腐食を防止する保護層が設けられることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
- 前記導電層は、ガスバリア性を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気光学装置。
- 前記緩衝層に、前記導電層と前記第2電極とを導通させるコンタクトホールが設けられることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の電気光学装置。
- 前記コンタクトホールは、前記バンク構造体の上部に設けられることを特徴とする請求項4に記載の電気光学装置。
- 前記バンク構造体における前記開口部を形成する壁面は、前記基体と110度から170度の角度を有するように形成されることを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の電気光学装置。
- 前記バンク構造体における前記開口部を形成する壁面は、少なくともその表面が撥液性を有するように形成されることを特徴とする請求項1から請求項6のうちいずれか一項に記載の電気光学装置。
- 前記緩衝層は、前記バンク構造体が露出しないように、前記バンク構造体よりも広い範囲を被覆することを特徴とする請求項1から請求項7のうちいずれか一項に記載の電気光学装置。
- 前記導電層は、前記緩衝層が露出しないように、前記緩衝層よりも広い範囲を被覆することを特徴とする請求項8に記載の電気光学装置。
- 前記導電層及び/又は前記保護層は、前記基体の外周部の絶縁層に接触するように形成されることを特徴とする請求項9に記載の電気光学装置。
- 前記保護層或いは陰極と前記導電層とは、前記基体の外周部において接触するように形成されることを特徴とする請求項10に記載の電気光学装置。
- 基体上に、複数の第1電極と、前記第1電極の形成位置に対応した複数の開口部を有するバンク構造体と、前記開口部のそれぞれに配置される電気光学層と、前記バンク構造体及び前記電気光学層を覆う第2電極と、を有する電気光学装置の製造方法において、
ウエットプロセスにより前記第2電極上に緩衝層を配置するとともに略平坦な上面を形成する工程と、
前記緩衝層上に前記第2電極と導通する導電層を形成する工程と、
を有することを特徴とする電気光学装置の製造方法。 - 請求項1から請求項11のうちいずれか一項に記載の電気光学装置、或いは請求項12に記載の製造方法により得られた電気光学装置を備えることを特徴とする電子機器。
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