JP2005085280A - Ｗａｐクライアントプロビジョニングのｘｍｌ表現のオブジェクトからｏｍａｄｍツリー構造表現のオブジェクトへの自動変換システムおよび方法 - Google Patents

Abstract

【課題】 ＷＡＰクライアントプロビジョニングＸＭＬ表現オブジェクトからＯＭＡ ＤＭツリー構造表現オブジェクトへの自動変換システムおよび方法を提供すること。
【解決手段】 無線インターネットプロトコル（ＷＡＰ）クライアントプロビジョニング（ＣＰ）オブジェクトをオープンモバイルアライアンス（ＯＭＡ）デバイス管理（ＤＭ）オブジェクトに自動的に変換する。ＷＡＰ ＣＰは、ＸＭＬ（拡張マーク付け言語）に従って使用可能となり、モバイル装置の接続設定およびアプリケーションプロトコルアクセスパラメータをブートストラップする標準的な方法を定める。ＯＭＡ ＤＭは、ＸＭＬに従っても使用可能となり、同様の機能を提供するが、規定のツリー構造に従って構成される。本発明は、ベンダ特有パラメータが、ＯＭＡ ＤＭサーバおよびクライアントによってより容易に管理されるように、ベンダ特有パラメータをＷＡＰ ＣＰからＯＭＡ ＤＭに自動的に変換する。
【選択図】 図６

Description

本発明は、ＷＡＰクライアントプロビジョニングのＸＭＬ表現のオブジェクトからＯＭＡ ＤＭツリー構造表現のオブジェクトへの自動変換システムおよび方法に関する。

デバイス管理の技術により、ペンおよびキーボードを使用するハンドヘルドコンピュータ、無線電話、ペンタブレット、ノートブック、ラップトップ、感知装置、知能装置、組込み式装置および車両システムなどのモバイル装置、ならびに任意の他のモバイル装置のカスタマイズ、サービスの提供および個別化が可能となる。デバイス管理はまた、モバイル装置の機能を動作させるためにモバイル装置へのプロビジョニング、すなわちパラメータをモバイル装置に供給することにも関係している。モバイル装置へのプロビジョニングは困難で、時間がかかる可能性がある。モバイル装置の機能が向上するにつれて、供給すべきパラメータの数も増加するのである。

これまで、モバイル装置へのプロビジョニングは、事実上の標準プロトコルとしてＷＡＰフォ−ラムが開発した無線アプリケーションプロトコル（ＷＡＰ）の標準にあわせられていた。ＷＡＰは、視覚的対話式コンピュータ電話音声応答システムとして記述することができる。近年、プロビジョニングについての標準化は、オープンモバイルアライアンス（ＯＭＡ）およびそれらのデバイス管理（ＤＭ）プロトコルによるものへと移行した。しかし、ＯＭＡ ＤＭの構造および動作と、ＷＡＰの構造および動作とは異なるものである。

本発明は、ＷＡＰ構造内のＷＡＰオブジェクトをＯＭＡ ＤＭ構造内のＯＭＡ ＤＭオブジェクトに自動的に変換するシステムおよび方法を目的とする。

ＷＡＰを視覚的対話式コンピュータ電話音声応答システムと記述することができる。ＷＡＰはほとんどの無線ネットワークをサポートし、ＷＡＰはほとんどのオペレーティングシステムによってサポートされる。ＷＡＰクライアントプロビジョニング（ＷＡＰ ＣＰ）は、ＸＭＬ（拡張マーク付け言語）を用いて、モバイル装置の接続設定、およびアプリケーションプロトコルアクセスパラメータをブートストラップする標準的な方法を定める。ＷＡＰ ＣＰ ＸＭＬ ＤＴＤ（文書書式定義）に準拠しながら、ベンダ特有のアプリケーションに従って、これらの管理パラメータをより広い範囲に拡大することができる。

対照的に、オープンモバイルアライアンス（ＯＭＡ）デバイス管理（ＤＭ）グループは、ＷＡＰ ＣＰをブートストラップ型のモバイル装置機構と定め、ＯＭＡ ＤＭプロトコルを、異なるＸＭＬ ＤＴＤを用いる連続プロビジョニング機構と定めている。よって、ＯＭＡ ＤＭ構造は、ＸＭＬを介しても使用可能となるが、ＯＭＡ ＤＭは、内部ノードおよび葉ノードを有するツリー構造で構成することが必要とされる。

したがって、本発明は、ＷＡＰ ＣＰ ＸＭＬ表現ベンダ特有パラメータをＯＭＡ ＤＭに基づくノードに変換するための自動アルゴリズムを定める。そのような変換により、ブートストラップＷＡＰ ＣＰベンダ特有パラメータをＯＭＡ ＤＭサーバおよびクライアントによってより容易に管理を行う。

本発明を、その一部を成しつつ、例示を目的として、本発明を実施するための具体的な例示の実施形態を示す添付の図面を参照しながら以下により詳細に説明する。しかし、本発明は、多くの異なる形態で具体化することができ、本明細書に記載されている実施形態に構成を限定されるものではない。むしろ、本開示が完全かつ完璧になされ、本発明の範囲を当業者に十分に伝えられるように、これらの実施形態を提示している。特に、本発明を方法または装置として具体化することができる。よって、本発明は、すべてハードウェアの実施形態、すべてソフトウェアの実施形態、またはソフトウェアの部分とソフトウェアの部分とを組み合わせた実施形態の形とすることができる。したがって、以下の詳細な説明は、限定的な意味でとらえられるべきではない。

例示的な動作環境
図１を参照すると、本発明を実施するための１つの例示的なシステムは、コンピュータ装置１００のようなコンピューティング装置を備える。コンピューティング装置は、クライアント、サーバ、モバイル装置、またはオープンモバイルアライアンス（ＯＭＡ）ガイドラインに従ってクライアントプロビジョニングを行う任意の他のコンピュータ装置として構成することができる。極めて基本的な構成において、コンピューティング装置１００は、典型的には、少なくとも１つの処理装置１０２およびシステムメモリ１０４を備える。コンピューティング装置の厳密な構成およびタイプに応じて、システムメモリ１０４は、揮発性（ＲＡＭ等）、不揮発性（ＲＯＭ、フラッシュメモリ等）、またはそれら２つの組合せとすることができる。システムメモリ１０４は、一般には、オペレーティングシステム１０５、１つまたは複数のアプリケーション１０６を含み、プログラムデータ１０７を含むことができる。一実施形態において、アプリケーション１０６は、ＷＡＰからＯＭＡ ＤＭへの変換アプリケーション１２０を含む。この基本的な構成は、図１において、点線１０８内の構成要素によって示されている。

コンピューティング装置１００は、さらなる特徴または機能を有することができる。例えば、コンピュータ装置１００は、例えば磁気ディスク、光ディスクまたはテープのようなさらなるデータ記憶装置（着脱式および／または固定式）を含むことができる。このさらなる記憶装置は、図１において、着脱式記憶部１０９および固定式記憶部１１０で示されている。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ読取り可能命令、データ構造、プログラムモジュールまたは他のデータのような情報を記憶するための任意の方法または技術で実施される揮発性および不揮発性、着脱式および固定式媒体を含むことができる。システムメモリ１０４、着脱式記憶部１０９および固定式記憶部１１０は、どれもコンピュータ記憶媒体の例である。コンピュータ記憶媒体としては、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、フラッシュメモリまたは他のメモリ技術、ＣＤ−ＲＯＭ、デジタルビデオディスク（ＤＶＤ）または他の光記憶部、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶または他の磁気記憶装置、あるいは所望の情報を記憶するのに使用でき、コンピューティング装置１００によってアクセスできる任意の他の媒体が挙げられるが、それらに限定されない。任意の当該コンピュータ記憶媒体は、装置１００の一部であってもよい。コンピューティング装置１００は、キーボード、マウス、ペン、音声入力装置、タッチ入力装置のような入力装置１１２を含むこともできる。ディスプレイ、スピーカ、プリンタ等の出力装置１１４を含むこともできる。

コンピューティング装置１００は、装置が、ネットワーク等を介して他のコンピューティング装置１１８と通信することを可能にする通信接続１１６をも含む。通信接続１１６は、通信媒体の一例である。通信媒体は、典型的には、コンピュータ読取り可能命令、データ構造、プログラムモジュール、搬送波または他の伝達機構のような変調データ信号における他のデータによって具体化することができ、任意の情報配信媒体を含む。「変調データ信号」という用語は、信号内の情報を符号化するように設定または変更されるその特性のうちの１つまたは複数の特性を有する信号を意味する。限定するのではなく例示を目的として、通信媒体は、有線ネットワークまたは直接有線接続のような有線媒体、および音響、ＲＦ、赤外線および他の無線媒体のような無線媒体を含む。本明細書に用いられているコンピュータ読取り可能媒体という用語は、記憶媒体および通信媒体の両方を含む。

図２は、本発明に実質的に使用されるモバイル装置のための代替の動作環境を示す図である。本発明の一実施形態において、モバイル装置２００は、一体化した携帯型情報端末（ＰＤＡ）および無線電話のように、コンピューティング装置として一体化されている。

本実施形態において、モバイル装置２００は、プロセッサ２６０と、メモリ２６２と、ディスプレイ２２８と、キーパッド２３２とを有する。メモリ２６２は、一般には、揮発性メモリ（例えばＲＡＭ）と不揮発性メモリ（例えばＲＯＭ、フラッシュメモリ等）の両方を含む。モバイル装置２００は、メモリ２６２に存在し、プロセッサ２６０を実行するオペレーティングシステム２６４を含む。キーパッド２３２は、（典型的な電話に設けられているような）プッシュボタン数字ダイヤルパッド、（従来のキーボードのような）マルチキーキーボードとすることができ、あるいはタッチスクリーンもしくはスタイラスを考慮してモバイル装置に含まれていなくてもよい。ディスプレイ２２８は、液晶ディスプレイ、またはモバイルコンピューティング装置に広く使用される他のいずれかの種類のディスプレイとすることができる。ディスプレイ２２８は、タッチ式とすることもでき、その場合入力装置としても作用することになる。

１つまたは複数のアプリケーションプログラム２６６は、メモリ２６２にロードされ、オペレーティングシステム２６４上で実行される。アプリケーションプログラムの例としては、電話ダイヤルプログラム、ｅ−ｍａｉｌプログラム、スケジューリングプログラム、ＰＩＭ（個人情報管理）プログラム、ワードプロセッシングプログラム、表計算プログラム、インターネットブラウザプログラム等が挙げられる。一実施形態において、アプリケーションプログラム２６６は、ＷＡＰからＯＭＡ ＤＭへの変換アプリケーション２８０を含む。モバイル装置２００は、メモリ２６２内に不揮発性記憶部２６８をも備える。不揮発性記憶部２６８は、モバイル装置２００の電源が切れても失ってはならない永続情報を記憶するのに使用できる。アプリケーション２６６は、ｅ−ｍａｉｌアプリケーションによって使用されるｅ−ｍａｉｌまたは他のメッセージ、ＰＩＭによって使用されるコンタクト情報、スケジューリングプログラムによって使用されるアポイントメント情報、ワードプロセッシングアプリケーションによって使用される文書等の情報を使用し、記憶することができる。同期アプリケーションもモバイル装置上にあり、ホストコンピュータ上にある同期アプリケーションと情報交換して、記憶部２６８に記憶された情報をホストコンピュータに記憶された対応する情報に同期させるようにプログラムされる。

モバイル装置２００は、１つまたは複数の電池として実装される電源２７０を有する。電源２７０は、電池を補充または充電するＡＣアダプタまたは拡張電池ボックス（ｐｏｗｅｒｅｄ ｄｏｃｋｉｎｇ ｃｒａｄｌｅ）のような外部電力源をさらに有することができる。

モバイル装置２００はまた、二種類の外部通知機構、すなわちＬＥＤ２４０および音声インターフェース２７４で示される。これらの装置を、起動すると、プロセッサ２６０および他の構成要素が電池の電力を節約するために停止しても、通知機構が指示する時間の間オンの状態を維持するように、直接電源２７０に接続することができる。ＬＥＤ２４０は、ユーザが装置の電源オンの状態を示唆する行動をとるまで、無期限にオンの状態を維持するようにプログラムすることができる。音声インターフェース２７４は、ユーザに可聴信号を提供し、ユーザから可聴信号を受け取るのに使用される。例えば、電話通話を容易にするなどのために、音声インターフェース２７４をスピーカに接続して、可聴出力を提供したり、マイクロフォンに接続して、可聴入力を受け取ったりすることができる。

モバイル装置２００は、高周波通信の送受信を行う機能を実行する無線部２７２をも含む。無線部２７２は、通信キャリアまたはサービスプロバイダを介して、モバイル装置２００と外界との無線接続を容易にする。無線部２７２への送信および無線部２７２からの送信は、オペレーティングシステム２６４の制御下で行われる。換言すれば、オペレーティングシステム２６４を介して、無線部２７２によって受信された通信をアプリケーションプログラム２６６に渡すことができ、その逆も可能である。

無線部２７２は、モバイル装置２００がネットワーク等を介して他のコンピューティング装置と通信することを可能にする。無線部２７２は、通信媒体の一例である。通信媒体は、一般には、コンピュータ読取り可能命令、データ構造、プログラムモジュール、または搬送波もしくは他の伝達機構のような変調データ信号における他のデータによって具体化することができ、任意の情報配信媒体を含む。「変調データ信号」という用語は、信号内の情報を符号化するように設定または変更されるその特性のうちの１つまたは複数の特性を有する信号を意味する。限定するのではなく例示を目的として、通信媒体は、有線ネットワークまたは直接有線接続のような有線媒体、および音響、ＲＦ、赤外線および他の無線媒体のような無線媒体を含む。本明細書に用いられているコンピュータ読取り可能媒体という用語は、記憶媒体および通信媒体の両方を含む。

ＷＡＰからＯＭＡ ＤＭへの変換アルゴリズム
本発明は、一般的には、ＷＡＰ（無線アプリケーションプロトコル）ＣＰ（クライアントプロビジョニング）ＸＭＬ（拡張可能マーク付け言語）オブジェクトをＯＭＡ（オープンモバイルアライアンス）ＤＭ（デバイス管理）オブジェクトに変換することを目的とする。本明細書に用いられる「オブジェクト」とは、パラメータ、タグ、要素、属性、内容、内部ノード、葉ノード、およびＸＭＬとＯＭＡ ＤＭに関するツリー構造の両方に関連する他の構造を意味する。

図３は、本発明の態様によるモバイルデバイス管理システムを全体的に示す機能ブロック図である。サーバ３１０、モバイルコンピューティング装置３３０およびモバイルコンピューティング装置３２０は、図１および図２を参照して上記で説明したコンピューティング装置と同様なものである。サーバ３１０は、デバイス管理アプリケーション３１２を実行するように構成される。デバイス管理アプリケーション３１２により、モバイルコンピューティング装置３２０およびモバイルコンピューティング装置３３０に関連する接続設定およびアプリケーションパラメータといったモバイル装置に対する構成設定およびパラメータに関するデータが提供され、動作が行われる。データ記憶部３１６は、構成パラメータおよび設定を記憶するように構成される。広域ネットワーク（ＷＡＮ）／ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）３４０またはセルラページャ／ネットワークを介してこのパラメータおよび設定をモバイルコンピューティング装置に送信することができる。ＷＡＮの一例としては、ゲートウェイ、ルータ、スイッチ、ハブなどのホストを介して何百万ものコンピュータを接続するインターネットが挙げられる。ＬＡＮの例としては、単一のオフィス内でコンピュータを接続するのに使用されるネットワークが挙げられる。ＷＡＮは多数のＬＡＮを接続することができる。ネットワーク３４０および３５０は直接接続することもできる。

最初に立ち上げの際は、モバイル装置３２０および３３０は、ＷＡＰプロトコルのような様々なプロトコルを通じてサービスまたはコンテンツに接触するのに必要なパラメータまたは設定を含んでいない。これらの非ブートストラップ型のモバイル装置は、それ自体ＷＡＰを介していかなる種類のデータサービス、またはコンテンツにも接触することができない。これらのモバイル装置は、接続情報および設定をロードまたはブートストラップする必要がある。モバイル装置３２０またはモバイル装置３３０上にあるプロビジョニングアプリケーション３２２または３３２のようなプロビジョニングアプリケーションは、サーバ３１０上のデバイス管理アプリケーション３１２と相互に通信して、モバイル装置に関するパラメータおよび設定のプロビジョニングを管理する。モバイル装置に最初に供給される機能は、ネットワーク伝達接続情報、デフォルト安全モデルを変更するための設定、アプリケーション関連設定、および他の装置設定を含むことができる。

立ち上げの際に、サーバ３１０は、モバイル装置に関連付けられる接続パラメータおよび設定を定めるプロビジョニング情報によってモバイル装置をブートストラップする。次いで、アプリケーション３２２および３３２ならびにデバイス管理アプリケーション３１２は、いくつかのクライアントサーバプロトコルのいずれか１つを使用して通信を行うことができる。

セルラ／ページャネットワーク３５０は、無線装置にメッセージを配信し、無線装置からメッセージを受信する役割を担う。セルラ／ページャネットワーク３５０は、無線構成要素と有線構成要素の両方を含むことができる。例えば、セルラ／ページャネットワーク３５０は、有線電話ネットワークに接続されたセルラタワーを含むことができる。典型的には、セルラタワーは、携帯電話、ノートブック、ポケットＰＣ、長距離通信リンク等のモバイル装置との通信を行う。サーバ３１０は、有線または無線伝達を介してモバイル装置と局所的に接続することもできる。

ゲートウェイ３６０は、セルラ／ページャネットワーク３５０とＷＡＮ／ＬＡＮ３４０との間でメッセージを伝送する。例えば、サーバ３１０は、アドレスされたデータをゲートウェイ３６０を介してモバイルコンピューティング装置３２０に送ることができる。ゲートウェイ３６０は、ＷＡＮ／ＬＡＮ３４０から／ページャネットワーク３５０にメッセージを伝達する手段を提供する。逆に、装置をセルラネットワークに接続したユーザは、ウェブにアクセスすることができる。ゲートウェイ３６０により、ハイパテキストプロトコル（ＨＴＴＰ）メッセージをＷＡＮ／ＬＡＮ３４０とセルラ／ページャネットワーク３５０との間で転送することが可能となる。このシステムにおいては、より多くのゲートウェイを使用することも可能である（不図示）。

図４は、本発明によるベンダ特有パラメータに対して適用されるＷＡＰ ＣＰ ＸＭＬの例示的な箇所を示す図である。ＷＡＰ ＣＰ ＸＭＬ部５００は、タグ、要素、属性およびコンテンツを含む。

「要素」という用語は、ＸＭＬ文書の基本単位を意味する。要素は、属性、他の要素、コンテンツ、およびＸＭＬ文書に対する構成ブロックを含むことができる。

「タグ」という用語は、ＸＭＬ文書内の要素を描写する文書内に挿入されたコマンドを意味する。各要素は２つのタグ、すなわち開始タグおよび終了タグを有することができる。（コンテンツのない）から要素を有することが可能で、その場合は１つのタグが認められる。

タグ間のコンテンツは、要素の「子」（または子孫）と見なされる。したがって、要素のコンテンツに埋め込まれた他の要素は、要素の「子要素」または「子ノード」と呼ばれる。要素のコンテンツに直接埋め込まれたテキストは、要素の「子テキストノード」と見なされる。合わせて、要素内の子要素およびテキストが、その要素のコンテンツを構成する。

「属性」という用語は、特定の値に設定され、要素に関連した追加的な特性を意味する。要素は、それらに関連したゼロも含む任意の数の属性設定を有することができる。追加的な情報を、要素のコンテンツに含まれない要素に関連づけるのに属性が用いられる。

本例において、ＷＡＰ ＣＰ ＸＭＬ部５００は、タグ４１０によって示されるＷＡＰプロビジョニング要素を含む。タグ４２０によって示されるタイプ「ＴＡＰＩ」のＷＡＰプロビジョニング要素に、親特徴要素が含まれる。ＴＡＰＩは、コンピューティング装置を電話サービスに接続するためのＡＰＩである電話アプリケーションプログラミングインターフェースの略である。この規格は、個々のコンピューティング装置による接続、ならびに多くの装置に奉仕するＬＡＮ接続をサポートする。各接続タイプ内において、ＴＡＰＩは、単純な呼出し制御および操作呼出しコンテンツに対する規格を定める。

ＴＡＰＩ要素は、コンピューティング装置の電話としての側面を制御するためのいくつかのパラメータ（パーム要素）をそのコンテンツ内に含む。例えば、パラメータ４３０は、セルラネットワークを介しての放送を可能にするためのパラメータであり、その値は「１」に設定されるものとして示される。

タグ４４０によって示されるタイプ「ビジー」のＴＡＰＩ要素に子要素が含まれる。タグ４５０によって示されるタイプ「音声」のビジー要素には他の子要素が含まれる。音声要素は、コンピューティング装置の音声としての側面に関連するいくつかの他のパラメータ（例えば４６０）を含む。したがって、これらのベンダ特有パラメータに対するＷＡＰ ＣＰ ＸＭＬはある程度階層的で、コンピューティング装置の（本例では）電話を制御するための様々なパラメータとともに子要素が他の要素内に含まれる。他の実施形態は、ここに示されている電話パラメータ以外のベンダ特有パラメータおよび設定を含むことができる。

図５は、本発明による、図４のＷＡＰ ＣＰ ＸＭＬに対応する例示的なＯＭＥ ＤＭツリー構造を示す図である。ＯＭＥ ＤＭのツリー５００は、図４に示されるＷＡＰ ＣＰ ＸＭＬから変換されたタグおよび要素に対応するオブジェクトおよびノードを含む。図４と同様に、他の実施形態は、ここに示されている電話パラメータ以外のベンダ特有パラメータを含むことができる。

ＯＭＡ ＤＭのツリー５００は、次のノードがベンダ特有パラメータおよび設定に対応することを示す内部親ノード５１０から形成される。内部親ノード５２０は、内部ノード５２０に続くノードが、（図４のＴＡＰＩ要素と同様の）コンピューティング装置のＴＡＰＩまたは電話パラメータに関連することを示す。ここに示されるように、ＴＡＰＩ５２０は、コンピューティング装置の電話としての側面に関連する様々なパラメータに対する葉ノード（例えば葉ノード５３０）を含む。これらの葉ノードは、図４のＴＡＰＩタグに含まれるパーム要素をＯＭＥ ＤＭツリー構造に変換することによって生成される。

ＴＡＰＩ５２０は、内部ノード５４０のような他の内部ノードを含むこともある。内部ノード５４０は、図４におけるビジー要素（ＴＡＰＩ要素の子要素）に対応する。さらに、図４の音声要素（ビジー要素の子要素）に対応する内部ノード５５０も生成される。音声５５０は、コンピューティング装置の音声としての側面に関連する葉ノード（例えば５６０）を含む。図５の例は、本発明のアルゴリズムによるＷＡＰ ＣＰ ＸＭＬからＯＭＡ ＤＭへの変換の結果を示す。その変換方法を図６を参照して以下により詳細に説明する。

図６は、本発明による、ＷＡＰ ＣＰ ＸＭＬオブジェクトをＯＭＡ ＤＭツリー構造オブジェクトに変換するための例示的な方法の動作を示すフローチャートである。方法６００は、ＷＡＰ ＣＰ ＸＭＬの１つまたは複数の部分がＯＭＡ ＤＭツリー構造への変換に利用可能な開始ブロックから始まる。

ブロック６１０において、ＷＡＰ ＣＰ ＸＭＬにおける最上位の特徴要素（例えば図４の４２０）をＯＭＡ ＤＭツリー構造の下の内部親ノード（例えば図５の５２０）に変換する。内部親ノードは、予め定められた任意の合理的なＯＭＡ ＤＭツリー内部ノードの下に配置することができる。例えば、内部親ノードに続くパラメータに対応するベンダを示すノード（例えば図５の５１０）の下に内部親ノードが配置できる。最上位の特徴要素が内部親ノードに変換されるとブロック６２０で処理が続行する。

ブロック６２０において、ＷＡＰ ＣＰ ＸＭＬにおける残留特徴要素（例えば図４の４４０）を、ＯＭＡ ＤＭツリー構図の下の内部ノード（例えば図５の５４０）に変換する。一実施形態において、ＯＭＡ ＤＭ構造の下の内部ノードの階層構造は、ＷＡＰ ＣＰ ＸＭＬにおける特徴要素と同一の階層構造に維持される。ブロック６３０で処理が続行する。

ブロック６３０において、ＷＡＰ ＣＰ ＸＭＬにおけるパーム要素（例えば図４の４３０）をＯＭＡ ＤＭツリー構造の下の葉ノード（例えば図５の５３０）に変換する。一実施形態において、各葉ノードに割り当てられた名称は、対応するパーム要素の名称属性に対応する。例えば、対応するパーム要素が「ボイスメール１」のときは、葉ノードの名称は「ボイスメール１」になる。さらなる実施形態において、葉ノードの値は、パーム要素の値属性に対応する。例えば、対応するパーム要素の値が「＋１４２５７０５９９８２」に等しいときは、葉ノードの値は「＋１４２５７０５９９８２」になる。一実施形態において、ＷＡＰ ＣＰ ＸＭＬにおける特定の特徴要素の下のすべてのパーム要素が、特徴要素に対応するＯＭＡ ＤＭの下の対応する内部ノードの子ノードとして変換される。例えば、図４において、「カントリコード」の名称属性を有するパーム要素は、ＴＡＰＩ特徴要素の子である。同様に、図５において、「カントリコード」という名称の葉ノードもＴＡＰＩ内部ノードの子である。パーム要素が葉ノードに変換されると、方法６００が終了する最終ブロックに進む。

上記の詳細、例示およびデータは、本発明の構成の製造および使用を十分に説明している。本発明の主旨および範囲から逸脱することなく本発明の多くの実施形態を構成できるため、本発明は特許請求の範囲に属するものである。

本発明の例示的な実施形態に従って使用することができる例示的なコンピューティング装置を示す図である。 本発明の例示的な実施形態に従って使用することができる例示的なコンピューティング装置を示す図である。 モバイルデバイス管理プロビジョニングシステムを全体的に示す機能構成図である。 ベンダ特有パラメータに対して供給されるＷＡＰ ＣＰ ＸＭＬの例示的な部分を示す図である。 図４のＷＡＰ ＣＰ ＸＭＬに対応する例示的なＤＭＡ ＤＭツリー構造を示す図である。 本発明の態様による、ＷＡＰ ＣＰ ＸＭＬオブジェクトをＯＭＡ ＤＭツリー構造オブジェクトに変換するための例示的な方法の動作を示すフローチャートである。

符号の説明

１００ コンピューティング装置
１０２ 処理装置
１０４ システムメモリ
１０５ オペレーティングシステム
１０６ アプリケーション
１０７ プログラムデータ
１０８ 構成
１０９ 着脱式記憶部
１１０ 固定式記憶部
１１２ 入力装置
１１４ 出力装置
１１６ 通信接続
１１８ 他のコンピューティング装置
２００ モバイル装置
２２８ ディスプレイ
２３０ 周辺装置ポート
２３２ キーパッド
２６０ プロセッサ
２６２ メモリ
２６４ オペレーティングシステム
２６６ アプリケーションプログラム
２６８ 記憶部
２７０ 電源
２７２ ラジオインターフェース層
２７４ 音声インターフェース
２８０ ＷＡＰからＯＭＡ ＤＭへの変換アプリケーション
３１０ サーバ
３１２ デバイス管理
３１６ データ記憶部
３２０ モバイル装置
３２２ プロビジョニングアプリケーションプログラム
３３０ モバイル装置
３３２ プロビジョニングアプリケーションプログラム
３４０ 広域ネットワーク／ローカルエリアネットワーク
３５０ セルラ／ページャネットワーク
３６０ ゲートウェイ

Claims (24)

1. 無線アプリケーションプロトコル（ＷＡＰ）クライアントプロビジョニング（ＣＰ）ＸＭＬをオープンモバイルアライアンス（ＯＭＡ）デバイス管理（ＤＭ）ツリー構造に変換するコンピュータにより実行される方法であって、
   前記ＷＡＰ ＣＰ ＸＭＬの要素を、前記要素が前記ＷＡＰ ＣＰ ＸＭＬ内の特徴要素に対応するときに前記ＯＭＡ ＤＭツリー構造内の内部ノードに変換するステップと、
   前記要素を、前記要素が前記ＷＡＰ ＣＰ ＸＭＬ内のパーム要素に対応するときに前記ＯＭＡ ＤＭツリー構造内の葉ノードに変換するステップと
   を備えたことを特徴とするコンピュータにより実行される方法。
2. 前記要素を前記内部ノードに変換するステップは、前記要素を、前記要素が前記ＷＡＰ ＣＰ ＸＭＬ内の最上位特徴要素に対応するときに内部親ノードに変換するステップをさらに含むことを特徴とする請求項１に記載のコンピュータにより実行される方法。
3. 前記内部ノードは、前記要素が子要素であるときに子ノードであることを特徴とする請求項１に記載のコンピュータにより実行される方法。
4. 前記葉ノードは、前記要素が子要素であるときに子ノードであることを特徴とする請求項１に記載のコンピュータにより実行される方法。
5. 前記要素を前記葉ノードに変換するステップは、前記パーム要素に関連付けられる名称属性に従って前記葉ノードを名付けするステップをさらに含むことを特徴とする請求項１に記載のコンピュータにより実行される方法。
6. 前記要素を前記内部ノードに変換するステップは、前記特徴要素に関連付けられるタイプ属性に従って前記内部ノードを名付けするステップをさらに含むことを特徴とする請求項１に記載のコンピュータにより実行される方法。
7. 前記内部ノードは、前記内部ノードがベンダ特有パラメータに対応することを示す内部親ノードの子であることを特徴とする請求項１に記載のコンピュータにより実行される方法。
8. 前記葉ノードは、前記葉ノードがベンダ特有パラメータに対応することを示す内部親ノードの子であることを特徴とする請求項１に記載のコンピュータにより実行される方法。
9. 無線アプリケーションプロトコル（ＷＡＰ）クライアントプロビジョニング（ＣＰ）ＸＭＬをオープンモバイルアライアンス（ＯＭＡ）デバイス管理（ＤＭ）ツリー構造に変換するシステムであって、
   ネットワークに結合されたネットワーク通信装置、およびモバイル装置に関連付けられるパラメータを記憶するように構成されたデータ記憶部を含むサーバと、
   デバイス管理アプリケーションであって、
   前記ＷＡＰ ＣＰ ＸＭＬの要素を、前記要素が前記ＷＡＰ ＣＰ ＸＭＬ内の特徴要素に対応するときに前記ＯＭＡ ＤＭツリー構造内の内部ノードに変換するステップ、および
   前記要素を、前記要素が前記ＷＡＰ ＣＰ ＸＭＬ内のパーム要素に対応するときに前記ＯＭＡ ＤＭツリー構造内の葉ノードに変換するステップを含む動作を実行するように構成されたデバイス管理アプリケーションと
   を備えたことを特徴とするシステム。
10. 前記要素を前記内部ノードに変換するステップは、前記要素を、前記要素が前記ＷＡＰ ＣＰ ＸＭＬ内の最上位特徴要素に対応するときに内部親ノードに変換するステップを有することを特徴とする請求項９に記載のシステム。
11. 前記要素を前記内部ノードに変換するステップは、前記特徴要素に関連付けられるタイプ属性に従って前記内部ノードを名付けするステップを有することを特徴とする請求項９に記載のシステム。
12. 前記要素を前記葉ノードに変換するステップは、前記パーム要素に関連付けられる名称属性に従って前記葉ノードを名付けするステップを有することを特徴とする請求項９に記載のシステム。
13. 前記内部ノードは、前記要素が子要素であるときに子ノードであることを特徴とする請求項９に記載のシステム。
14. 前記葉ノードは、前記要素が子要素であるときに子ノードであることを特徴とする請求項９に記載のシステム。
15. 前記内部ノードは、前記内部ノードがベンダ特有パラメータに対応することを示す内部親ノードの子であることを特徴とする請求項９に記載のシステム。
16. 前記葉ノードは、前記葉ノードがベンダ特有パラメータに対応することを示す内部親ノードの子であることを特徴とする請求項９に記載のシステム。
17. 無線アプリケーションプロトコル（ＷＡＰ）クライアントプロビジョニング（ＣＰ）ＸＭＬをオープンモバイルアライアンス（ＯＭＡ）デバイス管理（ＤＭ）ツリー構造に変換するためのコンピュータ実行可能命令を有するコンピュータ読取り可能媒体であって、前記命令は、
    前記ＷＡＰ ＣＰ ＸＭＬのベンダ特有要素を、前記ベンダ特有要素が前記ＷＡＰ ＣＰ ＸＭＬ内の特徴要素に対応するときに前記ＯＭＡ ＤＭツリー構造内の内部ノードに変換するステップと、
    前記ベンダ特有要素を、前記ベンダ特有要素が前記ＷＡＰ ＣＰ ＸＭＬ内のパーム要素に対応するときに前記ＯＭＡ ＤＭツリー構造内の葉ノードに変換するステップと
    を備えたことを特徴とするコンピュータ読取り可能媒体。
18. 前記要素を前記内部ノードに変換するステップは、前記要素を、前記要素が前記ＷＡＰ ＣＰ ＸＭＬ内の最上位特徴要素に対応するときに内部親ノードに変換するステップを含むことを特徴とする請求項１７に記載のコンピュータ読取り可能媒体。
19. 前記要素を前記内部ノードに変換するステップは、前記特徴要素に関連付けられるタイプ属性に従って前記内部ノードを名付けするステップを含むことを特徴とする請求項１７に記載のコンピュータ読取り可能媒体。
20. 前記要素を前記葉ノードに変換するステップは、前記パーム要素に関連付けられる名称属性に従って前記葉ノードを名付けするステップを含むことを特徴とする請求項１７に記載のコンピュータ読取り可能媒体。
21. 前記内部ノードは、前記要素が子要素であるときに子ノードであることを特徴とする請求項１７に記載のコンピュータ読取り可能媒体。
22. 前記葉ノードは、前記要素が子要素であるときに子ノードであることを特徴とする請求項１７に記載のコンピュータ読取り可能媒体。
23. 内部親ノードは、前記内部ノードがベンダ特有要素に対応することを示す前記ＯＭＡ ＤＭツリー構造に含まれることを特徴とする請求項１７に記載のコンピュータ読取り可能媒体。
24. 内部親ノードは、前記葉ノードがベンダ特有要素に対応することを示す前記ＯＭＡ ＤＭツリー構造に含まれることを特徴とする請求項１７に記載のコンピュータ読取り可能媒体。
    

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