JP2005084885A - データ消込システムおよびプログラム - Google Patents

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Abstract


【課題】 資金移動サービスを利用し、商品の消込を、販売会社やその代理店の業務負担を課すことなく実現する。
【解決手段】 サーバ10は、所定のタイミングで、ある者の口座の資金の全額を他の者の口座に移動させる資金移動サービスを利用した資金移動において、移動日、移動金額を含む資金移動の結果データを、金融機関システム12から受理し、結果データのレコードを、結果データテーブルに記憶する資金移動データ管理部24と、ある者から他の者に対して送られた、入金予定額および当該入金予定を特定する情報に基づき作成された入金予定データを、他の者のシステム14から受理し、入金予定データのレコードを、入金予定データテーブルに記憶する入金予定データ管理部22と、資金移動結果データに基づく消込処理対象金額から、入金予定データのレコードに示される入金予定額を、順次減じることにより、消込を実行するデータ消込部26とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、決済処理を円滑に実行することができるデータ消込システムおよびプログラム法に関する。
損害保険など保険商品は、基本的には、契約者が、保険代理店を介して、保険を契約し、保険料を、保険代理店の口座に振り込み、或いは、直接保険代理店の職員に手渡し、保険代理店において自己の口座に手渡された保険料を振り込むのが一般的である。
このようにして、いったん保険代理店の口座に収容された保険料が、保険会社の口座に移動することで、保険会社において消込が行なわれ、決済が完了する。
消込は、従来、保険の証券番号をキーとして、保険会社の口座に移動された保険料と、保険会社からの保険申込書や領収書の内容とを突合することにより実現していた。
しかしながら、保険料が金融機関の口座に移動されるタイミングと、申込書や領収書が保険会社に到着するタイミングは異なるため、消込は非常に手間のかかる作業であった。
特許文献1には、上記保険会社からの指示により、保険代理店の銀行口座から決済要求された金額を保険会社の銀行口座に移動することにより、上記資金の移動を容易にする技術が提案されている。より詳細には、まず、保険代理店(利用者)と保険会社(販売者)との間で、保険会社の決済要求に対して、保険代理店の承諾を得ずに、保険代理店の口座から、決済要求された金額(保険料に相当する金額)を、保険会社の銀行口座に移動する契約が締結される。
保険代理店の端末では、獲得した保険契約情報(たとえば、証券番号や保険料額など)と、保険料相当金額の決済指示を、保険会社のコンピュータに伝達する。保険会社のコンピュータは、情報および指示の受理に応答して、決済要求データを作成し、金融機関の決済コンピュータに伝達する。金融機関の決済コンピュータは、決済要求データに基づき、代理店の口座の該当金額を、保険会社の口座に移動する指示を、勘定系ホストコンピュータに与える。
たとえば、特許文献1に開示された技術を利用して、保険代理店が、決済をしたい保険契約ごとに、保険契約情報および決済指示を与えることで、保険会社は、決済指示をするとともに、当該保険契約の消込を実現することができる。
特開2002−366766号公報
しかしながら、上記特許文献1においては、保険代理店が、件ごとに保険契約情報および決済指示を与える必要があり、保険代理店における業務負荷が大きくなるという問題点があった。
その一方、現在、所定のタイミング(たとえば、1日1度決められた時刻)に、ある者の口座の資金を、全額、定められた他人の口座に移動させる資金移動サービスが、種々の金融機関から提案されている。これを利用すれば、保険代理店が指示を与えることなく、自己の口座の資金を、保険代理店の口座に移動させることができる。
しかしながら、この資金移動サービスを利用する場合、移動された資金について、保険会社は、資金の総額および移動日のみを知ることができ、どの証券番号の保険料額が、保険会社の口座に移動したかを知ることが不可能である。
本発明は、資金移動サービスを利用し、商品の消込を、販売会社やその代理店の業務負担を課すことなく実現する。より具体的には、本発明は、資金移動サービスを利用し、保険代理店の業務負荷を軽減しつつ、保険契約の消込をも、保険会社や保険代理店の業務負担を課すことなく実現できるシステムを提供することを目的とする。
本発明の目的は、所定のタイミングで、ある者の口座の資金の全額を、他の者の口座に移動させる資金移動サービスを利用した資金移動において、その移動日、移動金額を少なくとも含む資金移動の結果データを、金融機関のシステムから受理し、受理した結果データのレコードを、結果データテーブルに記憶する資金移動データ管理手段と、ある者から他の者に対して送られた、少なくとも入金予定額および当該入金予定を特定する情報に基づき作成された入金予定データを、他の者のシステムから受理し、受理した入金予定データのレコードを、入金予定データテーブルに記憶する入金予定データ管理手段と、前記資金移動結果データに基づく消込処理対象金額から、前記入金予定データのレコードに示される入金予定額を、順次減じることにより、当該レコードに関する消込を実行するデータ消込手段とを備えたことを特徴とするシステムにより達成される。
本発明によれば、所定のタイミング、たとえば、1日1度、決められた時刻にある者の口座から他の者の口座に全額移動された資金の金額から、入金する予定となっている金額を差し引くことで、消込を実現できる。これにより、ある者、たとえば保険代理店、および、他の者、たとえば保険会社の双方の業務負荷を増大させることない消込が可能となる。たとえば、保険料の消込であれば、入金予定を特定する情報として、証券番号を利用することができる。
好ましい実施態様においては、データ消込手段が、消込が完了しない入金予定データのレコードを次回の消込処理対象とし、かつ、消込による残額を、次回の消込における消込処理対象金額への持ち越し金額とするように、前記結果データテーブルおよび入金予定データテーブルを更新する。これにより、次回の消込処理においては、資金移動の結果データに示される金額および持ち越し金額の総和が、消込処理対象金額となる。
より好ましい実施態様においては、前記データ消込手段が、前記消込が完了した入金予定のレコードの消込フラグをセットする。これにより、消込フラグがセットされていないレコードが、消込処理対象のレコードであることが容易に判断できる。
別の好ましい実施態様においては、さらに、データ消込手段が、前記他の者のシステムに対して、ネットワークを介して、前記消込が完了したレコードの情報、および、口座の残額を通知する。
また、本発明の目的は、所定のタイミングで、ある者の口座の資金の全額を、他の者の口座に移動させる資金移動サービスを利用した資金移動において、その移動日、移動金額を少なくとも含む資金移動の結果データを、金融機関のシステムから受理するステップと、受理した結果データのレコードを、結果データテーブルに記憶するステップと、ある者から他の者に対して送られた、少なくとも入金予定額および当該入金予定を特定する情報に基づき作成された入金予定データを、他の者のシステムから受理するステップと、受理した入金予定データのレコードを、入金予定データテーブルに記憶するステップと、前記資金移動結果データに基づく消込処理対象金額から、前記入金予定データのレコードに示される入金予定額を、順次減じることにより、当該レコードに関する消込を実行するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする、コンピュータにより読み出し可能なプログラムによっても達成される。
好ましい実施態様においては、前記消込を実行するステップにおいて、消込が完了しない入金予定データのレコードを次回の消込処理対象とし、かつ、消込による残額を、次回の消込における消込処理対象金額への持ち越し金額とするように、前記結果データテーブルおよび入金予定データテーブルを更新するステップを、前記コンピュータに実行させる。
より好ましくは、消込を実行するステップにおいて、前記消込が完了した入金予定のレコードの消込フラグをセットするステップを、前記コンピュータに実行させる。
別の好ましい実施態様においては、さらに、前記他の者のシステムに対して、ネットワークを介して、前記消込が完了したレコードの情報、および、口座の残額を通知するステップを、前記コンピュータに実行させる。
本発明によれば、資金移動サービスを利用し、商品の消込を、販売会社やその代理店の業務負担を課すことなく実現することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかるシステム全体の概略を示すブロックダイヤグラムである。図1に示すように、このシステムにおいては、金融機関のシステム12と、保険会社のシステム14との間に、ネットワーク16,18を介して接続されたサーバ10が設けられている。
図1に示すように、サーバ10は、後述する種々のデータを記憶する入金状況DB20と、保険会社のシステム14からの入金予定データを受理して、必要な処理を実行した上で入金状況DB20に記憶する入金予定データ管理部22と、金融機関のシステム12からの資金移動の結果データを受理して、必要な処理を実行した上で入金状況DB20に記憶する資金移動データ管理部24と、入金予定データおよび結果データに基づいて、後述する消し込み処理を実行するデータ消込部26と、保険会社のシステム14からの要求に応答して、種々の情報を、システム14に対して提示するための処理を実行する入金状況管理部28とを有している。
本実施の形態にかかるシステムを利用する際の資金移動、資金移動に基づきサーバに通知されるデータ、および、保険会社からサーバに通知されるデータについて、図2を参照して説明する。保険代理店を介して保険を契約したユーザ(資金の決済者)は、金融機関(符号200参照)の保険代理店の口座に、必要な金額(保険料額)を入金する(符号201参照)。決裁者のそれぞれが、保険代理店の口座に、保険契約に基づいた所定の金額(保険料額)を入金することにより、当該口座には、入金された分の金額が蓄積される。無論、保険代理店が直接徴収した保険料は、保険代理店により、自己の口座に入金がされる。
本実施の形態においては、保険代理店と保険会社の契約に基づいて、所定のタイミングで(たとえば毎日所定の時刻に)、金融機関(符号200参照)において、保険代理店の口座から、資金の全額が、保険会社の口座に移動するようになっている(符号202参照)。これに伴って、金融機関のシステム12から、サーバ10に、ネットワーク16を介して、資金移動の結果を示すデータ(結果データ)が伝達される(符号203参照)。無論、金融機関のシステム12から保険会社のシステム12にも、同様な結果データが送られても良い。図3(a)は、結果データを記憶した結果データテーブルのデータ構成を示す図である。結果データテーブルのレコードは、項目として、「資金移動日」、「移動金額」、「移動元口座情報」および「移動先口座情報」を含む。本実施の形態においては、毎日所定の時刻に結果データがサーバ10に送られると考える。
また、保険代理店からは、保険会社(符号210参照)に対して、保険契約の申込書ないし保険金の領収書が送付される(符号211参照)。保険会社においては、申込書や領収書に基づいて、保険会社の口座に入金される予定の金額を示すデータ(入金予定データ)が作成され、これが、サーバ10にネットワーク18を介して伝達される(符号212参照)。図3(b)は、入金予定データを記憶した入金予定データテーブルのデータ構成を示す図である。入金予定データテーブルのレコードは、項目として、「契約者名」、「入金予定保険料額」、「証券番号」、「代理店コード」、「課所コード」、「母店コード」、「申込日」、「入金種類」、「代理店名称」、「契約者住所」、「契約者郵便番号」、「契約者電話番号」、「保険責任開始日」、「領収日」、「領収書番号」および「データ生成日」を含む。
サーバ10においては、資金移動データ管理部24および入金予定データ管理部22が、それぞれ、資金移動の結果データおよび入金予定データを、入金状況DB20に記憶する。なお、入金状況DB20には、後述する結果データと入金予定データに基づく消込処理の後、消込ができずに持ち越しになった金額を示す持ち越しデータが記憶されている。
サーバ10は、入金状況DB20に記憶された結果データおよび入金予定データを参照して、以下に述べる処理を実行する。図4は、サーバ10において実行される消込処理を示すフローチャートである。この処理は、所定のタイミングで(たとえば毎日、金融機関のシステム14からの資金移動の結果データを受理した後)実行され得る。なお、消込処理に先立って、入金予定データテーブル中、消込処理が完了していないレコード(後述する消込処理により消込フラグがセットされていないレコード)については、領収日および証券番号の順、より詳細には、領収日の古い順、領収日が同じ場合には証券番号が古い順にソートされる。たとえば、ソート処理は、入金予定データ管理部22が、データ消込部のソート処理に先立って実行すればよい。
図4に示すように、サーバ10のデータ消込部26は、入金状況DB20中の結果データテーブル2中、処理対象となるレコードの「資金移動日」を参照して、処理対象となるレコードと同一の「資金移動日」を有するレコードが既に存在するか否かを判断する(ステップ401)。本実施の形態においては、1日単位で結果データがサーバ10に送られてくるため、「資金移動日」が同一の重複するレコードがある場合には(ステップ401でイエス(Yes))、何からのエラーが生じていると考えられるため、エラーメッセージをサーバ10の表示装置に表示してエラーが生じたことをオペレータに通知する(ステップ402)。これに加えて、金融機関システム12にもエラーを通知しても良い。
ステップ401でノー(No)と判断された場合には、データ消込部26は、結果データ中の移動金額および持ち越し金額に基づき、消込処理の対象となる金額(処理対象金額)を特定する(ステップ403)。次いで、データ消込部26は、入金予定データテーブルにおいてソートされたレコードから先頭のレコードを取り出し(ステップ404)、当該レコード中の「入金予定保険料額」が、処理対象金額以下であるか否かを判断する(ステップ405)。
ステップ405でイエス(Yes)の場合には、データ消込部26は、処理対象金額から、「入金予定保険料額」を減じて、処理対象金額を更新する(ステップ406)。次いで、入金予定データテーブル中の、処理対象となるレコードの消込フラグがセットされる(ステップ407)。
入金予定データテーブル中に、次のレコードがある場合には、当該次のレコードに関して、ステップ405〜407の処理が繰り返し実行される(ステップ408、409参照)。また、ステップ405でノー(No)と判断された場合、つまり、入金予定保険料額が処理対象金額より大きかった場合にも、ステップ408に進み、レコードがある限り、同様の処理が実行される。
ステップ408でノー(No)と判断された場合、つまり、入金予定データテーブル中、処理対象となる次のレコードが存在しなくなった場合には、データ消込部26は、持ち越し金額が処理対象金額となるように、持ち越し金額を更新して、これを入金状況DB20に記憶する(ステップ410)。図4に示す処理の後に実行される通知処理では、消込結果、たとえば、消し込まれた入金予定データのレコードに関する証券番号などを含むデータ、および、資金の残額を示すデータを、保険会社のシステム14にネットワーク18を介して伝達すればよい。
図5〜図7は、本実施の形態にかかるサーバ10による消込処理の具体例を説明するための図である。たとえば、図5に示すように、第1日の資金移動の結果、¥600が、保険代理店の口座から保険会社の口座に移動している。これにより、サーバ10には資金に同額¥600を示すデータが、結果データとして与えられる。たとえば、第1日には、保険会社からは、保険の申込書A、BおよびCに対応する入金予定データのレコードが、サーバ10に与えられたと考える。なお、図5において、結果データ(左側参照)中、申込書に対応するように、A、BおよびCが付されているが、説明の便宜上記載したものであり、実際の結果データは、移動金額として、移動した金額の総額が示されるに過ぎない。また、図5〜図7の例では、保険の申込書と記載しているが、これは、保険代理店において料金を領収済のものであり、保険料の領収書であっても良い。
サーバ10のデータ消込部26は、図4に示す処理にしたがって、処理対象金額から、ソート順で入金予定データのレコードが示す金額を差し引くことで、申込書ごとの消込を進める。図5の例では、第1日であるため、処理対象金額は、移動データ中の¥600となり、申込書A(保険料額:¥100)、申込書B(保険料額:¥200)および申込書C(保険料額:¥300)がそれぞれ消し込まれる。消込処理の結果、処理対象金額と保険料額の総和とは等しいため、差額、つまり、持越金額は¥0となる。図5は、資金移動の結果データが示す移動金額が、保険会社に到着した申込書に基づく保険料額の総和が一致し、全ての申込書のマッチが完了した例に相当する。
図6に示すように、第2日の資金移動の結果、¥400が、保険代理店の口座から保険会社の口座に移動している。この例では、保険会社に届いた申込書D〜Fのうち、申込書Eに対応する保険料額が入金されず、申込書D、Fに対応する保険料額が入金され、保険会社の口座に移動している。無論、結果データにおいては、移動した金額の総額が示されるだけで、どの申込書に対応する金額かが示されているものではない。
また、第2日においては、保険会社から、保険の申込書D〜Fに対応する入金予定データのレコードが、サーバ10に与えられたと考える。サーバ10のデータ消込部26は、同様に、図4に示す処理にしたがって、処理対象金額から、ソート順で入金予定データのレコードが示す金額を差し引くことで、申込書ごとの消込を進める。ここでは、申込書D(保険料額:¥100)および申込書E(保険料額¥200)が消し込まれるが、申込書F(保険料額:¥300)については、処理対象金額が足りず、消しこむことができず、翌日以降の持ち越しとなる。また、消し込まれた保険料額は¥300であるため、処理対象額¥400との差額¥100が、翌日の消込処理の持越金額となる。
図7に示すように、第3日の資金移動の結果、¥700が、保険代理店の口座から保険会社の口座に移動している。この例では、移動データには、申込書G〜Iに相当する保険料額の総額が、移動した金額の総額¥700として示されている。その一方、保険会社から、保険の申込書Gに対応する入金予定データが、サーバ10に与えられている。この場合、消込処理においては、持越金額¥100および資金移動データに示す移動した金額の総額¥700の和である¥800が、処理対象金額となる。また、消込処理では、前日から持ち越された申込書Fの保険料額¥300が消し込まれ、次いで、申込書Gの保険料額¥100が消し込まれる。第3日の消込処理では、申込書FおよびGに関する消し込みが終了すると、これ以降の申込書に対応する入金予定データのレコードが存在しないため、処理対象金額から消し込まれた保険料額の総和を差し引いた差額¥400が、翌日の消込処理の持越金額となる。
次に、入金状況管理部28にて実行される処理について簡単に説明する。入金状況管理部28は、ネットワーク18を介して与えられた、保険会社のシステム14からの要求にしたがって、所望の入金予定データのレコードを読み出し、これを保険会社のシステム14に提示することができる。提示される情報には、各レコードに含まれる消込フラグに基づき入金/未入金を示す情報が含まれる。たとえば、入金予定であったが、その後、契約の取り消しにより入金予定がなくなった場合には、そのレコードを消去することもできる。或いは、必要に応じて、レコードの内容を変更することもできる。
なお、図1においては、入金状況管理部28は、保険会社のシステム14に、必要な情報を提示できるようになっているが、これに限定されるものではなく、保険代理店からも、当該保険代理店の代理店コードを有するレコードを参照できるようにしても良い。また、レコードの消去や変更は、代理店コード、課所コード、母店コードなどに基づいて、そのコードに対応する代理店、課所、母店のみが行なえるように制限をするのが望ましい。
さらに、入金状況管理部28は、入金予定データのレコードを参照して、所定期間消込ができなかったレコードについて、たとえば、保険代理店に対して入金督促メールを送付し、契約の未成立の防止を図ることができる。
本実施の形態によれば、保険代理店の口座から保険会社の口座への資金移動の結果データに対応する金額(つまり、資金移動額および前日の持越金額)から、保険会社からの個々の申込書に対応する入金予定データのレコードに示す保険料額を順次差し引くことにより、消込を実現している。このように、口座の金額を全額移動するため、契約者から預かった保険料を遅滞なく消しこむことができ、その情報を確実に保険会社のシステムに通知することが可能となる。
また、代理店から保険会社に回収した、つまり、移動させた資金は、複数の保険の申込書や領収書にかかる保険料に相当する。これを証券番号単位に消し込むことは非常に手間がかかる。なぜならば、移動させた資金が、どの申込書や領収書に対応するものかを判別することが困難だからである。しかしながら、本実施の形態によれば、保険代理店からの申込書や領収書に基づいて作成された入金予定データを活用することにより、消込を行なうため、上述したように、代理店の資金を保険会社に全額まとめて回収しても、証券番号単位の消込が可能であり、保険会社における業務負荷を著しく軽減することが可能となる。その一方、本実施の形態によれば、代理店は、契約者から預かった複数の保険料を、自己の口座に入金すればよく、保険料の消込などを代理店の側で行なう必要がない。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
前記実施の形態においては、ある者を保険代理店、他の者を保険会社とし、かつ、消込の対象を保険料として本システムを利用し、かつ、入金予定を特定する情報として、証券番号を利用しているがこれに限定されるものではなく、種々の者の間での、種々の商品の代金を消し込むために本システムを利用することができる。たとえば、小売店と問屋、小売店とメーカーとの間で、商品の代金の消込のために本システムを利用しても良い。この場合、入金予定を特定する情報として、領収書に付された領収書番号や、商品を特定するコード(たとえばJANコード)などを利用すれば良い。
図1は、本実施の形態にかかるシステム全体の概略を示すブロックダイヤグラムである。 図2は、本実施の形態にかかるシステムを利用する際の資金の移動を説明する図である。 図3(a)、(b)は、それぞれ、結果データを記憶した結果データテーブルのデータ構成、および、入金予定データを記憶した入金予定データテーブルのデータ構成を示す図である。 図4は、本実施の形態にかかるサーバにおいて実行される消込処理を示すフローチャートである。 図5は、本実施の形態にかかるサーバによる消込処理の具体例を説明するための図である。 図6は、本実施の形態にかかるサーバによる消込処理の具体例を説明するための図である。 図7は、本実施の形態にかかるサーバによる消込処理の具体例を説明するための図である。
符号の説明
10 サーバ
12 金融機関システム
14 保険会社システム
16、18 ネットワーク
20 入金状況DB
22 入金予定データ管理部
24 資金移動データ管理部
26 データ消込部
28 入金状況管理部

Claims (8)

  1. 所定のタイミングで、ある者の口座の資金の全額を、他の者の口座に移動させる資金移動サービスを利用した資金移動において、その移動日、移動金額を少なくとも含む資金移動の結果データを、金融機関のシステムから受理し、受理した結果データのレコードを、結果データテーブルに記憶する資金移動データ管理手段と、
    ある者から他の者に対して送られた、少なくとも入金予定額および当該入金予定を特定する情報に基づき作成された入金予定データを、他の者のシステムから受理し、受理した入金予定データのレコードを、入金予定データテーブルに記憶する入金予定データ管理手段と、
    前記資金移動結果データに基づく消込処理対象金額から、前記入金予定データのレコードに示される入金予定額を、順次減じることにより、当該レコードに関する消込を実行するデータ消込手段とを備えたことを特徴とするデータ消込システム。
  2. 前記データ消込手段が、消込が完了しない入金予定データのレコードを次回の消込処理対象とし、かつ、消込による残額を、次回の消込における消込処理対象金額への持ち越し金額とするように、前記結果データテーブルおよび入金予定データテーブルを更新することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記データ消込手段が、前記消込が完了した入金予定のレコードの消込フラグをセットすることを特徴とする請求項2に記載のシステム。
  4. さらに、データ消込手段が、前記他の者のシステムに対して、ネットワークを介して、前記消込が完了したレコードの情報、および、口座の残額を通知することを特徴とする請求項1ないし3の何れか一項に記載のシステム。
  5. 所定のタイミングで、ある者の口座の資金の全額を、他の者の口座に移動させる資金移動サービスを利用した資金移動において、その移動日、移動金額を少なくとも含む資金移動の結果データを、金融機関のシステムから受理するステップと、
    受理した結果データのレコードを、結果データテーブルに記憶するステップと、
    ある者から他の者に対して送られた、少なくとも入金予定額および当該入金予定を特定する情報に基づき作成された入金予定データを、他の者のシステムから受理するステップと、
    受理した入金予定データのレコードを、入金予定データテーブルに記憶するステップと、
    前記資金移動結果データに基づく消込処理対象金額から、前記入金予定データのレコードに示される入金予定額を、順次減じることにより、当該レコードに関する消込を実行するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする、コンピュータにより読み出し可能なデータ消込プログラム。
  6. 前記消込を実行するステップにおいて、消込が完了しない入金予定データのレコードを次回の消込処理対象とし、かつ、消込による残額を、次回の消込における消込処理対象金額への持ち越し金額とするように、前記結果データテーブルおよび入金予定データテーブルを更新するステップを、前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
  7. 前記消込を実行するステップにおいて、前記消込が完了した入金予定のレコードの消込フラグをセットするステップを、前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
  8. さらに、前記他の者のシステムに対して、ネットワークを介して、前記消込が完了したレコードの情報、および、口座の残額を通知するステップを、前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項5ないし7の何れか一項に記載のプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017510834A (ja) * 2014-03-24 2017-04-13 カール ツァイス ビジョン インコーポレーテッド 半完成眼用レンズの組内の半完成眼用レンズの幾何学形状を最適化する方法

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