JP2005083846A - 真空用磁気センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 センサケースの膨らみが無く、スリットディスクとのギャップを一定に保持できるとともに、真空内に配置しても真空度を低下させることがない真空用磁気センサを得る。
【解決手段】 磁気抵抗効果素子2と永久磁石3とをセンサケース1内に備え、樹脂4を封入した真空用磁気センサにおいて、センサケース1と樹脂4との接触面の外周に沿って、Oリング8を備える。また、樹脂4の露出面を金属カバー9で覆い、センサケース1と金属カバー9との対向する面にOリング8を備える。また、真空雰囲気中でOリング8を取り付けたり、Oリング8に低ガス放出性に優れたものを用いたりしても良い。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体製造装置等の真空内で使用するサーボモータの位置および速度を検出するためのエンコーダとして用いられる真空用磁気センサに関する。
従来、半導体製造装置等の真空内で使用するサーボモータの位置および速度を検出するためのエンコーダとして用いられる真空用磁気センサは、センサケースの一端が開放されており、樹脂が露出している。この真空用磁気センサを真空モータに取り付ける場合、樹脂が露出している部分を大気側に配置して取り付けている(例えば、特許文献1参照)。
また、真空用磁気センサ全体を真空内に配置しているものもある(例えば、特許文献2参照)。
図6は従来技術の真空用磁気センサを用いた真空用モータの側断面図を示したもので、特許文献2記載のものに相当する。
図6において、7はセンサケーブル、11はステータ、12は真空用磁気センサ、13はコネクタ、14はモータコイル、21はロータ、22はスリットディスク、23はスリットディスクベース、24はロータマグネット、25はネジ、31は軸受である。
真空用モータは、円筒状に形成されたステータ11の内周にモータコイル14が装着されており、ロータマグネット24を有するロータ21がモータコイル14と磁気的空隙を介して同心円状に対向配置されており、ロータ21はステータ11と軸受31を介して回転自在に軸支持されている。
また、該ステータ11の内周には真空用磁気センサ12が固定されると共に、該ロータ21の外周の一部には平板状のスリットディスク22を接着剤等で貼着してなるスリットディスクベース23がネジ25で固定されている。この真空用磁気センサ12とスリットディスク22が軸方向に空隙を介して対向配置されて、真空中におけるモータの位置、速度を検出するようになっている。
図7は従来の真空用磁気センサ12の構成を示す側断面図である。
1は非磁性のセンサケース、2は磁気抵抗効果素子、3は永久磁石、4は樹脂である。
真空用磁気センサ12は非磁性のセンサケース1内に磁気抵抗効果素子2、永久磁石3を配置すると共に、磁気抵抗効果素子2には磁気抵抗効果素子電源線6と磁気抵抗効果素子出力線5の一端を接続し、磁気抵抗効果素子電源線6と磁気抵抗効果素子出力線5の多端を夫々センサケーブル7に接続した構造となっており、これらをセンサケース1内において樹脂4によりモールドすることにより真空内に配置することができる。なお、センサケーブル7は図6に示すコネクタ13と接続されており、真空内に配置されている真空用磁気センサ12の出力信号を大気側に設ける外部機器に出力するようになっているが、特許文献1のように真空用磁気センサの樹脂が露出している部分を大気側に配置して取り付けるときは、該コネクタ8は不要となっている。
特開平11−356025号公報(明細書第2−3頁、図1、図2) 特開2002−281725号公報(明細書第3−5頁、図1)
従来の真空用磁気センサは、樹脂でモールドしているため樹脂とセンサケースが密着しておらず、ガスを封止することができないため、樹脂露出部を大気側に配置した時はセンサケースの内側と外側に圧力差が生じ、センサケースが膨らみ、スリットディスクとのギャップを保持できないという問題があった。また、真空用磁気センサを真空内に配置したときは、樹脂から多量のガスが放出されるため、真空度が上がらないというような問題もあった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、センサケースの膨らみが無くスリットディスクとのギャップを一定に保持できると共に、真空内に配置しても真空度を低下させることのない真空用磁気センサを提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、請求項1に記載の発明は、磁気抵抗効果素子と永久磁石とをセンサケース内に備え、樹脂を封入した真空用磁気センサにおいて、前記樹脂の露出面と前記センサケースとの接触面に沿ってOリングを設けたことを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1記載の真空用磁気センサにおいて、前記樹脂の露出面を金属カバーで覆うと共に、前記Oリングを前記センサケースと前記金属カバーとの対向する面に設けたことを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載の真空用磁気センサにおいて、前記Oリングを真空雰囲気中で取り付けたことを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3の何れか1項に記載の真空用磁気センサにおいて、前記Oリングが低ガス放出性に優れた材料で構成されていることを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4記載の真空用磁気センサにおいて、前記低ガス放出性に優れたOリングがメタルOリングであることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によると、樹脂とセンサケースとの接触面を封止することでセンサケースの膨らみを防ぐことができ、スリットディスクとのギャップを保持することができる。
また、請求項2に記載の発明によると、樹脂から放出されるガスを低減でき、真空度を低下することなく真空用磁気センサを真空内に配置することができる。
また、請求項3に記載の発明によると、樹脂とセンサケースとの隙間を減圧できるので、センサケースの膨らみをさらに防ぐことができるとともに、真空用磁気センサを真空内で使用してもOリングを押し上げることがない。
また、請求項4および5に記載の発明によると、Oリングからのガス放出を低減できるので、真空度を低下することなく真空用磁気センサを真空内に配置することができる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。なお、本発明の構成要素が従来技術と同じものついてはその説明を省略し、異なる点について説明する。
図1は、本発明の第1実施例を示す真空用磁気センサの側断面図である。
図において、8はOリングであり、本実施例ではフッ素系のOリングを使用した。
本発明が従来技術と異なる点は以下のとおりである。
すなわち、樹脂の露出面とセンサケースとの接触面に沿うように樹脂の外周に溝を形成してOリングを取り付けている点である。
次に磁気センサの組立について説明する。
磁気抵抗効果素子2と永久磁石3をセンサケース1内に仮止めし、磁気抵抗効果素子出力線5と磁気抵抗効果素子電源線6を各々対応するセンサケーブル7に半田付けした後、樹脂4を注形するようにした。樹脂4には熱硬化性のエポキシ樹脂を用いた。硬化条件は120℃3時間とした。樹脂硬化後Oリング溝を加工し、Oリング8を取り付けた。
真空用磁気センサ12を真空チャンバの穴に樹脂露出面が大気側に出るように配置し、真空用磁気センサに対向するチャンバ壁面に光学式変位計を取り付けて真空チャンバ内部を真空排気し、センサケースの変位量を測定したところ、真空チャンバ内部の圧力が0.00001Paの時、センサケースの変位量は0.05mm以下であった。
また、溝加工後Oリング8を上に載せて真空容器内に入れて排気し、真空雰囲気中でOリング8をジグで押さえ込み溝に取り付けた。この真空用磁気センサ12を、同様に真空チャンバの穴に取り付けてセンサケースの変位量を光学式変位計で測定したところ、真空モータ内部の圧力が0.00001Paの時、変異量は0.01mm以下であった。
このように、Oリング8を取り付けることにより、センサケース1と樹脂4との接触面を封止することでセンサケースの膨らみを防ぐことができ、スリットディスクとのギャップを保持することができる。
図2は第2実施例を示す真空用磁気センサの側断面図である。
図において、9は樹脂4を覆う金属カバーである。
第2実施例の特徴は以下のとおりである.
すなわち、真空用磁気センサは第1実施例と同様に樹脂を硬化させた後、溝を加工し、所定の形状に加工した金属カバ−9を樹脂にかぶせ、センサケース1と金属カバー9との対向する面にOリング8を取り付けるようにした点である。なお、金属カバー9には、厚さ0.2mmのアルミニウム合金を使用した。また、Oリング8にはフッ素系のOリングを使用した。
このように構成された第2実施例の真空用磁気センサを、図6に示す従来の真空モータに適用して、室温で排気した時の排気時間と圧力との関係を調べた。図3は第2実施例における真空用磁気センサを用いた場合の、室温で排気した時の排気時間と圧力との関係を表した特性図である。第2実施例による真空用磁気センサを組み込んだ場合の圧力は、従来例よりも1/4程度低くなっている。
また、溝加工後金属カバー9を樹脂にかぶせ、Oリング8をセンサケース1と金属カバー9との間に仮置きして真空容器内に入れて排気し、0.0001Pa以下の真空雰囲気中でOリング8をジグで押さえ込み溝に取り付けても良い。このようにすることで、真空用磁気センサを真空内に配置してもセンサケース1の内部と外部とで圧力差が小さく、Oリング8や金属カバー9が浮き上がることはない。
このように、樹脂が金属カバーで覆われているので樹脂から放出されるガスを低減でき、真空度を低下することなく真空用磁気センサを真空内に配置することができる。
図4は第3実施例を示す真空用磁気センサの側断面図である。
図において、81はメタルOリングである。
第3実施例の特徴は以下のとおりである.
すなわち、真空用磁気センサは、第1実施例と同様に樹脂を硬化させた後、溝を加工し、所定の形状に加工した金属カバ−9を樹脂にかぶせ、センサケース1と金属カバー9との対向する面にメタルOリング81を取り付けた。金属カバー9には、厚さ0.2mmのアルミニウム合金を使用した。
図5は、第3実施例による真空用磁気センサと、従来の真空用磁気センサとを組み込んだ真空モータにおいて、室温で排気した時の排気時間と圧力との関係を示した特性図である。第3実施例による真空用磁気センサを組み込んだ場合の圧力は、従来例よりも1/6程度低くなっている。
このように、樹脂が金属カバーで覆われており、また低ガス放出のOリングを使用していることで、真空用磁気センサから放出されるガスを低減でき、真空度を低下することなく真空用磁気センサを真空内に配置することができる
樹脂の露出部をなくすことによって真空度低下を防ぐことができるので、真空搬送用リニアモータのエンコーダという用途にも適用できる。
本発明の第1実施例を示す真空用磁気センサの側断面図 本発明の第2実施例を示す真空用磁気センサの側断面図 本発明の第2実施例の効果を示す排気特性の特性図 本発明の第3実施例を示す真空用磁気センサの側断面図 本発明の第3実施例の効果を示す排気特性の特性図 従来技術の真空用磁気センサを組み込んだ真空用モータの側断面図 従来の真空用磁気センサの側断面図
符号の説明
1 センサケース
2 磁気抵抗効果素子
3 永久磁石
4 樹脂
5 磁気抵抗効果素子出力線
6 磁気抵抗効果素子電源線
7 センサケーブル
8 Oリング
81 メタルOリング
9 金属カバー
11 ステータ
12 真空用磁気センサ
13 コネクタ
14 モータコイル
21 ロータ
22 スリットディスク
23 スリットディスクベース
24 ロータマクネット
25 ネジ
31 軸受

Claims (5)

  1. 磁気抵抗効果素子と永久磁石とをセンサケース内に備え、樹脂を封入した真空用磁気センサにおいて、
    前記樹脂の露出面と前記センサケースとの接触面に沿ってOリングを設けたことを特徴とする真空用磁気センサ。
  2. 前記樹脂の露出面を金属カバーで覆うと共に、前記Oリングを前記センサケースと前記金属カバーとの対向する面に設けたことを特徴とする請求項1記載の真空用磁気センサ。
  3. 前記Oリングを真空雰囲気中で取り付けたことを特徴とする請求項1または2記載の真空用磁気センサ。
  4. 前記Oリングが低ガス放出性に優れた材料で構成されていることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の真空用磁気センサ。
  5. 前記低ガス放出性に優れたOリングがメタルOリングであることを特徴とする請求項4記載の真空用磁気センサ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7113711B2 (en) 2003-05-23 2006-09-26 Seiko Epson Corporation Device and method of managing life of toner cartridge, and image forming apparatus using the same
JP2007166886A (ja) * 2005-11-17 2007-06-28 Yaskawa Electric Corp 真空用モータ
JP2010127756A (ja) * 2008-11-27 2010-06-10 Yaskawa Electric Corp 真空用エンコーダセンサおよびそれを備えた真空用モータ
JP2012231652A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Ulvac Japan Ltd 真空用モーター、真空用ロボット
JP2018096918A (ja) * 2016-12-16 2018-06-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 センサ

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