JP2005083179A - Main beam, frame and construction method for temporary pier using them - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、主桁およびフレームとそれらを用いた仮設桟橋の施工方法に関する。 The present invention relates to a main girder and a frame and a construction method of a temporary pier using them.
従来から、渓谷や河川等において様々な仮設桟橋が利用されている。たとえば、渓谷や河川の対岸で工事を行う場合等に一時的に橋が必要となるからである。この場合、まず、仮設桟橋が構築され、この仮設桟橋を利用して工事が行われることとなる。急な傾斜や水中での構築作業は困難を伴うが、仮設桟橋が構築されない限り工事を行うことはできないので、仮設桟橋は短期間で構築されることが望まれている。しかし、その一方で、仮設桟橋は当然に、橋としての安全性は確保されなければならない。よって、仮設桟橋は、一定の範囲内で強固に据え付けられ、かつ、短期間で構築されなければならないといえる。 Conventionally, various temporary piers are used in valleys and rivers. This is because, for example, a bridge is required temporarily when construction is performed on the opposite bank of a valley or river. In this case, a temporary pier is first constructed, and construction is performed using the temporary pier. Although steep inclines and underwater construction work are difficult, construction work cannot be performed unless a temporary pier is constructed, so it is desired that the temporary pier be constructed in a short period of time. However, on the other hand, the safety of the temporary pier must be secured as a matter of course. Therefore, it can be said that the temporary pier must be firmly installed within a certain range and constructed in a short period of time.
そこで、現在、たとえば特許文献1のように、仮設桟橋の一部をパネル化しておき、現場において組立て作業を行う技術が提案されている。
しかしながら、上記従来技術では、仮設桟橋に用いられる基礎杭を設置底面深くまで打込む施工方法であり、基礎杭を設置底面深くに打込むための機械と時間が必要となるため手間がかかるといった問題がある。また、パネルを基礎杭から延びるワイヤーによって保持しながら施行するため、パネルをワイヤーで保持するための作業が必要となり、手間がかかるといった問題もある。 However, in the above prior art, it is a construction method for driving the foundation pile used for the temporary pier deep into the installation bottom, and it takes time and effort because it requires a machine and time to drive the foundation pile deep into the installation bottom. There is. Moreover, since it enforces, hold | maintaining a panel with the wire extended from a foundation pile, the operation | work for holding a panel with a wire is needed, and there also exists a problem that it takes an effort.
この発明は、かかる技術背景のもとになされたものであり、極めて短期間での仮設桟橋の構築を可能とする主桁およびフレームとそれらを用いた仮設桟橋の施工方法を提供することを目的とする。 The present invention has been made based on such a technical background, and an object thereof is to provide a main girder and a frame capable of constructing a temporary pier in an extremely short period of time, and a method of constructing a temporary pier using them. And
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、一対の溝形鋼(11)が所定の間隔で配置されて橋の長さ方向に延びる主桁(1)であって、上記一対の溝形鋼は、その長さ方向に所定間隔ごとに鋼杭固定装置(12,13,14)が備えられており、上記鋼杭固定装置は、上記一対の溝形鋼が一定の間隔を保つように仮保持するとともに、後に鋼杭を挿入することができる空間(14)を区画していることを特徴とする主桁である。
In order to achieve the above object, the invention according to
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素などを表す。以下、この項において同じ。
この発明によれば、主桁は、鋼杭固定装置を有するので、一対の溝形鋼の間隔を所定に保ちつつ、鋼杭が挿入され得る空間を区画することができる。よって、主桁を製作することが鋼杭固定装置の製作を兼ねることになるので、効率的な主桁であるといえる。
The alphanumeric characters in parentheses indicate corresponding components in the embodiments described later. The same applies hereinafter.
According to this invention, since the main girder has the steel pile fixing device, it is possible to partition the space in which the steel pile can be inserted while maintaining a predetermined distance between the pair of channel steels. Therefore, it can be said that the main girder is an efficient main girder because it also serves to manufacture the steel pile fixing device.
なお、鋼杭固定装置は、たとえば、一対の溝形鋼の間に一対の区画部材を挟み、取り外し可能なスペーサーを介してボルトとナットで仮締めすることで形成されている。
これにより、鋼杭の断面積よりもわずかにスペーサーの分だけ大きな空間を区画することができる。また、その空間に鋼杭を挿入した後、ボルトとナットの仮締めを緩めてスペーサーを取り外し、さらに、ボルトとナットで本締めすることで、鋼杭と主桁とを固定することができる。
The steel pile fixing device is formed, for example, by sandwiching a pair of partition members between a pair of channel steels and temporarily fastening them with bolts and nuts via a removable spacer.
Thereby, a space slightly larger than the cross-sectional area of the steel pile can be defined by the spacer. Moreover, after inserting a steel pile into the space, the bolt and nut can be temporarily tightened to remove the spacer, and further tightened with the bolt and nut to fix the steel pile and the main girder.
請求項2記載の発明は、橋の幅方向に延びる所定長さの横桁(2)が、請求項1記載の主桁(1)の長さ方向に直交する方向に突出するように、主桁の左右両側または左右片側に所定数備えられたことを特徴とするフレーム(4,5,6)である。
この発明によれば、フレームは、主桁の左右両側または左右片側に所定数の横桁を備えているので、そのフレームを組み合わせることで、容易に所望の大きさのフレームを作成することができる。
The invention according to
According to the present invention, the frame is provided with a predetermined number of horizontal girders on both the left and right sides or the left and right sides of the main girder, so that a frame having a desired size can be easily created by combining the frames. .
請求項3記載の発明は、仮設桟橋の施工方法であって、請求項2記載のフレーム(4,5,6)を工場で複数製作する工程と、現場において、上記製作された複数のフレームの横桁(2)同士を組み合わせて第1および第2のメインフレーム(7)を製作する工程と、目的の設置場所で、第1のメインフレームを所定の高さで水平に固定する工程と、第2のメインフレームの後端と上記固定された第1のメインフレームの先端とを連結する工程と、上記第2のメインフレームの複数の鋼杭固定装置(12,13,14)の空間(14)にそれぞれ鋼杭(3)を挿入し、各鋼杭を設置底面に打込む工程と、各鋼杭と第2のメインフレームとを固定する工程と、を含み、上記各鋼杭と第2のメインフレームとを固定する工程の後は、上記第2のメインフレームと同様の手順で複数のメインフレームを順次固定していくことを特徴とする仮設桟橋の施工方法である。
The invention described in
この発明によれば、フレームは工場で製作し、現場においてフレームを組み合わせてメインフレームを製作する。よって、効率的にメインフレームを製作することができる。また、メインフレームが設置された後に、メインフレームに形成された空間に鋼杭が挿入され、鋼杭とメインフレームとが固定される。よって、鋼杭は、メインフレームに形成された空間に挿入されることで打込み場所が定められるので、鋼杭の打込み場所を予め測量等を行って詳細に定めておく必要がなく、施工時間の短縮を図ることができる。 According to the present invention, the frame is manufactured at the factory, and the main frame is manufactured by combining the frames at the site. Therefore, the main frame can be manufactured efficiently. Further, after the main frame is installed, the steel pile is inserted into the space formed in the main frame, and the steel pile and the main frame are fixed. Therefore, because the steel pile is inserted into the space formed in the main frame, the driving place is determined, so it is not necessary to measure the driving position of the steel pile in advance to determine in detail, the construction time Shortening can be achieved.
なお、第1のメインフレームを固定する工程では、たとえば、仮受け台や仮柱を用いて所定の高さで水平に固定される。
請求項4記載の発明は、上記第2のメインフレーム(7)は、その後端が第1のメインフレーム(7)の先端に連結されて片持ち状態に張り出し架設されることを特徴とする請求項3記載の仮設桟橋の施工方法である。
In the step of fixing the first main frame, for example, the first main frame is fixed horizontally at a predetermined height using a temporary cradle or a temporary pillar.
The invention according to
この発明によれば、メインフレームは片持ち状態に張り出し架設されるので、メインフレームをワイヤー等で保持するといった作業が不要となり、施工時間を飛躍的に短縮することができる。
請求項5記載の発明は、上記各鋼杭(3)を設置底面に打込む工程は、各鋼杭が地盤の支持層に達すると打込みを終了することを特徴とする請求項3または4記載の仮設桟橋の施工方法である。
According to the present invention, since the main frame is extended and installed in a cantilever state, the work of holding the main frame with a wire or the like is not necessary, and the construction time can be dramatically shortened.
The invention according to
この発明によれば、各鋼杭の設置底面への打込みは地盤の支持層に達すると終了するので、掘削機等の機械を必要とせず、各鋼杭の設置底面への打込みを極めて短時間で行うことができる。また、掘削機等で地盤を掘る必要がないので地盤の硬さに影響されない。 According to the present invention, since the driving of each steel pile to the installation bottom surface is completed when the ground reaches the support layer of the ground, a machine such as an excavator is not required, and the driving of each steel pile to the installation bottom surface is extremely short. Can be done. Further, since it is not necessary to dig the ground with an excavator or the like, it is not affected by the hardness of the ground.
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、主桁1および横桁2を示した斜視図である。主桁1および横桁2は仮設桟橋の骨組みを担うものである。主桁1は、所定方向に延びる一対の溝形鋼11を備えている。溝形鋼11は、所定方向に延びる主面111と、主面111の幅方向の両側の端辺から主面111に直交する方向に突出する一対のフランジ112とで構成される断面略コ字形の鋼材である。それぞれの溝形鋼11は、互いのフランジ112が外側に突出するように主面111を対向させられて並列させられている。また、並列させられた一対の溝形鋼11の間には、一対の断面略コ字形の区画部材12が箱形空間14を区画するように主桁1の長さ方向に所定間隔離されて備えられている。さらに、一方の溝形鋼11と区画部材12との間にスペーサー13が挟まれ、区画部材12およびスペーサー13を介して双方の溝形鋼11にボルトが挿通させられナットで締め付けられることで主桁1が構成されている。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 is a perspective view showing a
なお、後述のように、施工前は、主桁1はボルトとナットで仮締めされて構成されており、施工において仮締めを緩めることでスペーサー13が取り外される。箱形空間14は、施工時に、断面略H形の鋼杭3が挿入されるための空間であり、スペーサー13が用いられることで、施工前は、鋼杭3の断面積よりもわずかに大きな断面積を有する空間として保持されている。具体的には、鋼杭3は、幅300ミリ、長さ300ミリの略H形の断面積を有している。また、幅300ミリ、長さ305ミリの断面積を有する箱形空間14が、厚さ4.5ミリのスペーサー13が用いられることで、幅304.5ミリ、長さ305ミリの断面積を有する空間とされている。そして、鋼杭3が挿入された後は、スペーサー13が取り外され、ボルトとナットで本締めされることで主桁1と鋼杭3とが固定される。なお、鋼杭3、スペーサー13、箱形空間14の大きさは、上記のものに限られず種々の変更が可能である。
As will be described later, before construction, the
また、溝形鋼11の一方または双方の箱形空間14近辺に(図1においては溝形鋼11の一方)、主桁1の長さ方向と直交する方向に延びる横桁2が備えられている。横桁2は、所定方向に延びる主面21と、主面21の幅方向の両側の端辺に主面21を挟むようにして主面21の端辺から突出する一対のフランジ22とで構成される断面略I字形の鋼材であり、溝形鋼11に溶接されて備えられている。主桁1と横桁2との組み合わせによって、後述のように種々のフレームが製作される。
Further, a
図2は、フレーム4,5,6を示す概略平面図である。フレーム4,5,6は、主桁1および横桁2を種々に組み合わせて製作される。フレーム4,5,6はそれぞれ一本の主桁1を備えており、ぞれぞれの主桁1の左端付近および中央付近にそれぞれ箱形空間14が形成されている。フレーム4は、それぞれの箱形空間14から手前側に延びるように横桁2を2本備えている。また、フレーム5は、それぞれの箱形空間14から奥側および手前側に延びるように横桁2を4本備えている。さらに、フレーム6は、それぞれの箱形空間14から奥側に延びるように横桁2を2本備えている。フレーム4,5,6は、それぞれ、その長さがおよそ10メートル程度と、幅が2メートル程度とされる。
FIG. 2 is a schematic plan view showing the
フレーム4,5,6は、通常、工場で製作されるので、上記の大きさとしておくことで、たとえば、トラックによって、工場から現場に搬送することができる。
図3は、メインフレーム7を示す概略図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。フレーム4,5,6が奥側から順に並べられ、それぞれの横桁2同士が連結されることでメインフレーム7が製作される。横桁2同士の連結は、上下方向および水平方向から4枚の継ぎ目板8を、連結される横桁2のそれぞれの端部をまたいで覆わせ、さらに、それぞれの継ぎ目板8を介してボルトとナットで横桁2を締め付けることによって行われる。なお、横桁2同士の連結は、横桁2同士が連結されるものであればよい。たとえば、溶接により連結されるものでもよく、その連結方法は上記のものに限られない。また、メインフレーム7は、フレーム4,5,6の組み合わせで種々の変更が可能であり、たとえば、フレーム5を省いたものであってもよいし、フレーム5を2個以上用いたものであってもよい。
Since the
3A and 3B are schematic views showing the
以下、メインフレーム7を用いた仮設桟橋の施工方法を説明する。
図4は、メインフレーム7を用いた仮設桟橋の施工順序を示す図であり、その順序は(a)→(b)→(c)となる。まず、フレーム4,5,6が工場で複数製作されて、たとえば、トラックで現場に搬送される。さらに、現場において、前述のように、フレーム4,5,6が組み合わされて複数のメインフレーム7が製作される。
Hereinafter, the construction method of the temporary pier using the
FIG. 4 is a diagram showing the construction order of the temporary pier using the
まず、目的の設置場所のうち、仮設桟橋の後端となる場所に、製作されたメインフレーム7のうち、第1メインフレーム7が、その長さ方向が仮設桟橋の長さ方向となるようにして設置される。第1メインフレーム7の設置は、たとえば、図示しない仮受け台を用いて所定の高さで水平に保持され、後述の第2メインフレーム7と同様に、箱形空間14に、鋼杭3が挿入されて設置底面に打込まれ、さらに、鋼杭3と第1メインフレーム7とが固定されることで行われる。なお、第1メインフレーム7の固定は、第1メインフレーム7が所定の高さで水平に固定されるものであればよく、種々の変更が可能である。たとえば、鋼杭3のかわりに仮柱が用いられて固定されてもよい。
First of all, the first
つづいて、第2メインフレーム7が、クレーンで吊り上げられ、第2メインフレーム7の後端と既設された第1メインフレーム7の先端とが連結される(図2(a)参照)。連結方法については後述する。第1メインフレーム7に連結された第2メインフレーム7は、その後端のみが連結され、連結された後は、クレーンからはずされ、いわゆる片持ち状態を維持して水平に張り出し架設される。
Subsequently, the second
その後、水平に張り出し架設された第2メインフレーム7の各箱形空間14に、クレーンによって順に断面略H形の鋼杭3が垂直に挿入される。挿入された各鋼杭3は、たとえば、バイブロハンマーによって設置底面に打込まれる(図2(b)参照)。なお、各鋼杭3の設置底面への打込みは、その先端が地盤の支持層に達するまで打込まれるものであればよい。よって、掘削機等の機械を必要としないので、鋼杭3の設置底面への打込みは極めて短時間で行うことができる。また、掘削機等で地盤を掘る必要がないので、地盤が硬い場合であっても容易に設置できる。さらに、鋼杭3は、第2メインフレーム7の箱形空間14に垂直に挿入されることで打込み場所が定められるので、鋼杭3の打込み場所を予め測量等を行って詳細に定めておく必要がなく、施工時間の短縮を図ることができる。
Thereafter, the
設置底面に打込まれた鋼杭3の上端であって、第2メインフレーム7の上方に突出する部分は切断される。全ての鋼杭3の上端が切断された後、第2メインフレーム7の高さが調整される。高さの調整方法については後述する。第2メインフレーム7が位置決めされると、前述のように、主桁1の仮締めが緩められてスペーサー13が取り外され、さらに、ボルトとナットで本締めされて、第2メインフレーム7と各鋼杭3とが固定される。そして、第2メインフレーム7上に覆工板9が敷き並べられる(図2(c)参照)。
A portion of the upper end of the
その後は、第2メインフレーム7と同様の順序で複数のメインフレーム7が順に設置されていく。すなわち、メインフレーム7が水平に張り出し架設された後に、鋼杭3が設置底面に垂直に打込まれ、その後、メインフレーム7と鋼杭3とが固定されるという工程が反復されることで、仮設桟橋が構築されることになる。
図5は、メインフレーム7同士の連結状態を詳しく示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は水平方向に切断した断面図である。仮設桟橋の構築は、上記のように、複数のメインフレーム7が順に張り出し架設されることによって行われる。メインフレーム7の張り出し架設は、既設のメインフレーム7の先端に、架設されるメインフレーム7の後端が連結されることによって行われ、より詳しくは、既設のメインフレーム7の各主桁1の先端と、架設されるメインフレーム7の各主桁1の後端とが、仮設桟橋の長さ方向に連接するようにして連結される。
Thereafter, a plurality of
5A and 5B are diagrams showing in detail the state of connection between the
以下に、具体的な連結方法を、1本の主桁1を例にとって説明する。
まず、既設の主桁1に架設される主桁1が連接される。そして、既設側の各溝形鋼11の主面111と、架設側の各溝形鋼11の主面111とが、水平方向から2枚の継ぎ目板10で挟まれて覆われ、継ぎ目板10を介して各主面111がボルトとナットで締め付けられる。さらに、連接部分が上方向から継ぎ目板15で、下方向から継ぎ目板16で覆われ、継ぎ目板15および16を介して溝形鋼11の上下のフランジ112がそれぞれボルトとナットで締め付けられる。このとき、継ぎ目板15の部分のみが本締めされ、継ぎ目板10および16の部分は溝形鋼11に対してわずかに遊びがもたせられて仮締めされている。また、下側のフランジ112の先端および後端には図示しない半円形の切欠が、継ぎ目板16には図示しない孔が形成されており、この切欠および孔に、下方に向かって緩やかなテーパー形状とされるピン17が嵌入される。これにより、後述のように、張り出し架設された主桁1の水平を保つことが可能となる。
Hereinafter, a specific connection method will be described by taking one
First, the
既設側の全ての主桁1に対して架設側の全ての主桁1の後端が連結されると、メインフレーム7は、その後端の連結のみを支持力として張り出し架設される。張り出し架設されたメインフレーム7は、継ぎ目板10および16が各主桁1に対してわずかに遊びがもたせられて仮締めされているので、連結部分を中心としてわずかに上下に変位し得る。ピン17が下方に押し込まれるように押さえられると、架設側の各主桁1(各溝形鋼11)の下側の各フランジ112に、主桁1の長さ方向に向かう力が加えられる。そして、継ぎ目板15が本締めされているので、各主桁1には、その本締め部分を中心として上方向に向かう回転力が付与され、メインフレーム7全体として上方向に変位し得る。すなわち、張り出し架設されたメインフレーム7に、重力に抗して上方向への力を付与することができるので、張り出し架設時のメインフレーム7の水平を保つことができる。
When the rear ends of all the
ピン17によって、メインフレーム7が水平に架設された後、各箱形空間14には、鋼杭3が垂直に挿入される。さらに、鋼杭3は、メインフレーム7の上方に突出する部分が切断されて、杭頭押さえ部材18が備えられる。杭頭押さえ部材18は、断面略コ字形の部材であり、杭頭押さえ部材18から各溝形鋼11の上側のフランジ112にボルトが挿通される。このとき、フランジ112を挟むようにボルトを通して一対のナットが備えられる。この一対のナットが種々に締められることで、ナットを介してフランジ112に上下方向への力が付与される。よって、主桁1(メインフレーム7)全体として上下方向に一定範囲内で変位し得る。これにより、張り出し架設された後、メインフレーム7の高さを調整することができる。
After the
なお、メインフレーム7は、水平に張り出し架設され、鋼杭3の打込みが終了した後に高さが調整されればよく、それを達成するための構成は上記のものに限らず種々の変更が可能である。
高さが定められたメインフレーム7は、その後、前述のように、鋼杭3と固定される。鋼杭3とメインフレーム7とが固定された後、仮締めされていた継ぎ目板10および16の部分が本締めされる。これにより、メインフレーム7が設置底面に対して固定される。
In addition, the
After that, the
図6は、仮設桟橋の完成図である。この実施形態では、3個のメインフレーム7が順に固定され、その上部に覆工板9が備えられて、仮設桟橋が構築されている。なお、仮設桟橋には、必要に応じてタイロッドが備えられてもよい。
通常、仮設桟橋の施工は、桁等を設置する上部工と杭等を設置する下部工とに分けられる。この発明では、仮設桟橋の施工は、仮設桟橋の桁がフレーム4,5,6として分割されて工場で製作され、現場で、フレーム4,5,6を組み合わせてメインフレーム7が製作される。そして、複数のメインフレーム7が上記のように順に張り出し架設され、各鋼杭3と固定されることで行われる。すなわち、上部工を行った後に下部工を行うことを反復する施工であり、この発明での上部工は、メインフレーム7を張り出し架設することによって行われるので、上部工の作業を単純なものにすることができる。また、下部工は、張り出し架設されているメインフレーム7の各箱形空間14にそれぞれ鋼杭3を挿入し、各鋼杭3を地盤に打込むことで行われるので、下部工を先行する施工方法と比べると、下部工での測量等の作業を省くことができる。よって、工期の飛躍的な短縮が可能となり、効率的な施行方法であるといえる。また、下部工は、各鋼杭3の設置底面への打ち込みにおいて、掘削機等の地盤を掘削するための機械を必要としないので、機械の搬入が困難な場所であっても仮設桟橋を構築することができる。
FIG. 6 is a completed drawing of the temporary pier. In this embodiment, three
Usually, the construction of the temporary pier is divided into an upper work for installing girders and a lower work for installing piles and the like. In the present invention, the temporary pier is constructed by dividing the temporary pier girder as
この発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。 The present invention is not limited to the embodiment described above, and various modifications can be made within the scope of the claims.
1 主桁
2 横桁
3 鋼杭
4 フレーム
5 フレーム
6 フレーム
7 メインフレーム
11 溝形鋼
12 区画部材
13 スペーサー
14 箱形空間
1
Claims (5)
上記一対の溝形鋼は、その長さ方向に所定間隔ごとに鋼杭固定装置が備えられており、
上記鋼杭固定装置は、上記一対の溝形鋼が一定の間隔を保つように仮保持するとともに、後に鋼杭を挿入することができる空間を区画していることを特徴とする主桁。 A pair of channel steel is a main girder arranged at a predetermined interval and extending in the length direction of the bridge,
The pair of channel steels are provided with steel pile fixing devices at predetermined intervals in the length direction,
The main girder characterized in that the steel pile fixing device tentatively holds the pair of channel steels so as to maintain a constant interval and defines a space into which the steel pile can be inserted later.
請求項2記載のフレームを工場で複数製作する工程と、
現場において、上記製作された複数のフレームの横桁同士を組み合わせて第1および第2のメインフレームを製作する工程と、
目的の設置場所で、第1のメインフレームを所定の高さで水平に固定する工程と、
第2のメインフレームの後端と上記固定された第1のメインフレームの先端とを連結する工程と、
上記第2のメインフレームの複数の鋼杭固定装置の空間にそれぞれ鋼杭を挿入し、各鋼杭を設置底面に打込む工程と、
各鋼杭と第2のメインフレームとを固定する工程と、を含み、
上記各鋼杭と第2のメインフレームとを固定する工程の後は、上記第2のメインフレームと同様の手順で複数のメインフレームを順次固定していくことを特徴とする仮設桟橋の施工方法。 A temporary pier construction method,
Producing a plurality of frames according to claim 2 in a factory;
A step of producing first and second main frames by combining the cross beams of the plurality of produced frames at the site;
Fixing the first main frame horizontally at a predetermined height at a desired installation location;
Connecting the rear end of the second main frame and the front end of the fixed first main frame;
Inserting steel piles into the spaces of the plurality of steel pile fixing devices of the second main frame, and driving each steel pile into the installation bottom;
Fixing each steel pile and the second main frame,
After the step of fixing the steel piles and the second main frame, a temporary pier construction method characterized by sequentially fixing a plurality of main frames in the same procedure as the second main frame. .
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