JP2005082316A - 連続巻取装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 図2(a)において、印刷部で印刷されたウエブWは、巻取軸S1に巻取る。巻取軸S1の巻取量が所定値に達すると、巻取軸S1,S2は、180度回転して図2(c)のように位置が入れ替わり、押えロールPR、カッターCが時計方向へ回転して、カッターCは、ウエブWを切断し、押えロールPRは、切断されたウエブWを巻取軸S2に接着固定する。その際、押えロールPRの駆動部に設けた過負荷制限装置31は、押えロールPRの押圧力が所定値以上にならないように制限する。
【選択図】 図2
Description
図6は、従来の連続巻取装置を備えた印刷機の構成と連続巻取装置の巻取軸の交換動作を示す。図6(a)は、印刷機全体の構成を示し、図6(b)、(c)、(d)は、連続巻取装置の構成と巻取軸の交換動作を示す。
図6(b)は、連続巻取装置の構成を示す。図6(b)において、印刷されたウエブWは、ガイドロールGR4を介して巻取軸S1に巻取られる。巻取軸S1のウエブの巻取量が所定量に達すると、巻取軸S1,S2、ガイドロールGR1,GR2は、時計方向へ180度回転して、図6(c)のように巻取軸S1,S2の位置が入替わり、カッターCと押えロールPRは、図6(c)の位置へ移動する。
そして図(d)のようにカッターCはウエブWを切断し、押えロールPRは切断されたウエブW2を新巻取軸S2に固定する。巻取軸S2には両面接着テープを取付けてあり、切断されたウエブW2の端部は、その両面接着テープに接着固定される。巻取軸S2は、巻取軸S1に代わって印刷されたウエブW2を巻取る。巻取軸S1,S2の交換が終了すると、カッターCと押えロールPRは、図6(b)の位置へ後退する。
本願発明は、これらの問題点に鑑み連続巻取装置において、切断されたウエブを新巻取軸に固定するとき、押えロールの押圧力の影響を小さくして印刷ロスを低減することを目的とする。
請求項2に記載の連続巻取装置は、請求項1に記載の連続巻取装置において、前記過負荷制限装置は駆動源によって回転する軸に取付け、前記押えロールは一対のアームに取付け、その一対のアームは前記過負荷制限装置に取付けてあることを特徴とする。
請求項3に記載の連続巻取装置は、請求項2に記載の連続巻取装置において、前記過負荷制限装置はハブと調節ナットの間に配置した摩擦板を備え、前記一対のアームはその摩擦板に接触していることを特徴とする。
また本願発明は、巻取軸の交換の間も印刷部やウエブの移動を停止させる必要がないから、巻取軸の交換のとき印刷部やウエブの移動を停止し、その交換後印刷部やウエブの移動を再開する等の複雑な制御が不要になり、印刷機の制御が簡単になる。
図1は、印刷機全体の構成と印刷機の連続巻取装置の構成を示す。
図1(a)において、給紙装置11の巻軸13から供給された印刷用ウエブWは、印刷部12において印刷され、印刷されたウエブWは、ガイドロールGR4を介して連続巻取装置14の巻取軸S1又は巻取軸S2に巻取られる。なお連続巻取装置14等は、制御部(図示せず)によって制御される。
連続巻取装置14は、図1(b)のように、アーム21に取付けたウエブの巻取軸S1,S2、アーム22に取付けたガイドロールGR1,GR2、アーム231に取付けたタッチロールTR1、アーム232に取付けたタッチロールTR2、アーム41に取付けた押えロールPR,アーム42に取付けたカッターC、アーム43に取付けたガイドロールGR3、過負荷制限装置(トルクリミッター)31等を備えている。アーム21,22は、軸20に取付けてある。
図1の連続巻取装置は、巻取軸が2個(2軸)のものについて説明したが、3個(3軸)のものでもよく複数軸のものでよい。
図2(a)は、巻取軸S1にウエブWを巻取っている状態を示す。巻取軸S1の巻取量が所定量に達すると、巻取軸S1,S2、ガイドロールGR1,GR2は、時計方向へ回転する。巻取軸S1は、その回転中もウエブWを巻取り続けている。図2(b)は、90度回転した状態を示し、図2(c)は、180度回転した状態を示す。図2(c)の場合、巻取軸S1,S2の位置は、図2(a)の位置と入替わっている。
巻取軸S1は、ウエブW1を巻取り終わると停止し、タッチロールTR1は、巻取軸S1を離れてガイドロールGR1とギヤによって結合する位置(破線の位置)へ移動する。ウエブW1の巻かれた巻取軸S1は、外されて空の巻取軸と取替えられる。
なお押えロールPR、カッターC、ガイドロールGR3、タッチロールTR1,TR2の回転(回動)は、個々のエアシリンダー等の駆動手段によって行う。
前記のように押えロールPRは、過負荷制限装置31により巻取軸S2にブレーキがかからない程度に巻取軸S2を押圧するから、巻取軸を交換する間もウエブを停止させることなく正常の速度で移動させることができる。したがって巻取軸を交換する間も印刷は正常に行われる。
巻取軸S1、S2は、アーム211とアーム212に取付け、ガイドロールGR1、GR2は、アーム221とアーム222に回転自在に取付けてある。アーム211とアーム212及びアーム221とアーム222は、軸20に取付けてあり、軸20の両端は、軸受241,242により支持している。タッチロールTR1は、アーム2311,2312に回転自在に取付け、タッチロールTR2は、アーム2321,2322に回転自在に取付け、アーム2311,2312,2321,2322は、軸20に回転自在に取付けてある。巻取軸S1、S2は、モータ等の駆動源(図示せず)によって回転し、アーム211,212及びアーム221とアーム222は、軸20とともに回転し、軸20は、モータ等の駆動源(図示せず)によって回転する。
なおアーム2311とアーム2312、アーム2321とアーム2322は、エアシリンダー等の駆動源(図示せず)によって駆動する。
図5(a)は、平面図であり、図5(b)は、図5(a)のX2−X2部分の矢印方向の断面図であり、図5(c)は、図5(a)のX3−X3部分の矢印方向の断面図であり、図5(d)は、図5(a)のX4−X4部分の矢印方向の拡大断面図(断面は一部)である。
押えロールPRは、アーム411,412に取付けた軸受321,322により回転自在に支持している。アーム411,412は、軸33に取付けた過負荷制限装置311,312に取付けてある。軸33は、軸受341,342により支持している。軸33には、連結板35を取付け、その連結板35にエアシリンダー36を取付けてある。
軸33は、エアシリンダー36の駆動によって回転し、軸33の回転によりアーム411,412も回転する。アーム411,412の回転により、押えロールPRを巻取軸S1又は巻取軸S2へ押付けたり、或いはそれらの軸から離したりする。軸33の回転力が大きく、押えロールPRの巻取軸S1,S2に対する押圧力が所定値(例えば巻取軸S1,S2のブレーキになる大きさ)以上になると、アーム411,412は、過負荷制限装置311,312の摩擦板314,315の摩擦力に抗してハブ313の周囲を回転する。したがって軸33の回転力が大きい場合、アーム411,412は、摩擦板314,315の間をスリップするため、巻取軸S1又は巻取軸S2に所定値以上の押圧力がかかることはない。押えロールPRの押圧力は、過負荷制限装置311,312の調節ナット317により所定値に調節し設定できる。
過負荷制限装置311,312は、図5のものに限らず、他の摩擦クラッチ、電磁クラッチ等の過負荷制限装置(トルクリミッタ)を用いてもよい。
12 印刷部
13 巻軸
14 連続巻取装置
20 軸
21,22 アーム
231,232 アーム
241,242 軸受
31,311,312 過負荷制限装置
313 ハブ
314,315 摩擦板
316 プレート
317 調節ナット
321,322 軸受
33 軸
341,342 軸受
35 連結板
36 エアシリンダー
41,42,43 アーム
C カッター
GR1,GR2,GR3,GR4 ガイドロール
PR 押えロール
S1,S2 巻取軸
TR1,TR2 タッチロール
W ウエブ
Claims (3)
- 印刷されたウエブを巻取る複数の巻取軸と、印刷されたウエブを巻取り中の巻取軸を新巻取軸と交換するとき切断されたウエブを新巻取軸に固定する押えロールと、その押えロールの押圧力を制限する過負荷制限装置とを備えていることを特徴とする連続巻取装置。
- 請求項1に記載の連続巻取装置において、前記過負荷制限装置は駆動源によって回転する軸に取付け、前記押えロールは一対のアームに取付け、その一対のアームは前記過負荷制限装置に取付けてあることを特徴とする連続巻取装置。
- 請求項2に記載の連続巻取装置において、前記過負荷制限装置はハブと調節ナットの間に配置した摩擦板を備え、前記一対のアームはその摩擦板に接触していることを特徴とする連続巻取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003315926A JP2005082316A (ja) | 2003-09-08 | 2003-09-08 | 連続巻取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003315926A JP2005082316A (ja) | 2003-09-08 | 2003-09-08 | 連続巻取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005082316A true JP2005082316A (ja) | 2005-03-31 |
Family
ID=34416026
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JP2003315926A Pending JP2005082316A (ja) | 2003-09-08 | 2003-09-08 | 連続巻取装置 |
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JP (1) | JP2005082316A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016539021A (ja) * | 2014-03-18 | 2016-12-15 | 健 梁 | 片面/両面同時印刷デジタルインクジェットプリンタ及びその巻き掛け方法 |
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2003
- 2003-09-08 JP JP2003315926A patent/JP2005082316A/ja active Pending
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