JP2005082081A - 車両用制動制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ABS制御中にタイヤ−路面間に粒状物を散布しても、制動距離短縮効果を低下させないようにする。
【解決手段】 補助制動ECU12はM/C圧が閾値KPより大きく、かつ車体減速度が閾値KGBより小さい場合に、少なくとも左右前輪2FL、2RRに対して粒状物散布装置6FL、6FRを作動させ、路面に砂などの粒状物体を散布する。同時に、粒状物体を散布した車輪のABS制御における目標スリップ率を、通常用いられる比較的小さな第1の値(例えば、20%)から比較的大きな第2の値(例えば、50%)へ設定変更する。これにより、スリップ率が大きくなった左右前輪2FL、2RRと路面との間に散布された粒状物体がくさび状に挟み込まれ、スパイク効果により左右前輪の制動力がさらに向上し、より一層の制動距離短縮効果を発揮できる。
【選択図】 図1


Description

本発明は、車輪の回転トルクを抑制することによりタイヤ−路面間に摩擦力を発生させる通常のブレーキ装置と、砂などの粒状物を路面に散布する粒状物散布装置とを併用して車両の制動距離を短縮する車両用運動制御装置に関する。
従来、走行中のタイヤのスリップを検知し、スリップしている間、粒状物散布装置によってタイヤと路面との接地部に氷粒などの粒子物体を散布または生成することにより、路面に氷粒による凹凸を形成し、タイヤと路面間の接触摩擦力を増加させて、タイヤスリップを防止するものがある(例えば、特許文献1および2参照)。
特開平7−309101号公報 特開平8−25905号公報
緊急ブレーキ時、アンチロックブレーキ制御(以下、ABS制御という)がない場合は、タイヤはスリップしやすくなり早期にロックする。このようなスリップ状態あるいはロック状態でタイヤの進行方向の路面に粒状物を散布すると、ロックしたタイヤと路面との間に粒状物が挟まれ、この粒状物が路面にめり込む、いわゆるスパイク効果(またはラッセル効果)により比較的大きな制動距離短縮効果が得られる。
一方、ABS制御が行われている場合は、タイヤのロックが発生しないので、路面に粒状物を散布してもロックしないタイヤがこの粒状物上を回転するため、タイヤの前に粒状物が挟まれにくくなり、スパイク効果が期待できず制動距離短縮効果が小さい。
上記従来技術では、いずれも、ABS制御装置等からのタイヤスリップを表す信号により粒状物散布装置を作動させるものであるため、ロック防止されたタイヤに対して粒状物が散布されることになる。したがって、従来技術においては、ABS制御中には、タイヤと路面との間における粒状物のスパイク効果が期待できず、制動距離の短縮効果が小さい場合、すなわち制動距離が長くなる場合があった。
本発明は、上記点に鑑み、ABS制御中にタイヤ−路面間に粒状物を散布しても、制動距離短縮効果を低下させないようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、目標スリップ率に基づき車両における各車輪(2FL〜2RR)に与える制動力を制御することにより各車輪のロックの発生を抑制するアンチロックブレーキ制御装置(10、11)を備える車両用制動制御装置であって、車両の緊急停止の必要性が大きいか否かを判定する緊急性判定手段(12)と、緊急停止の必要性が大きいと判定されたときに、車輪の進行方向の路面に粒状物を散布する作動を行う粒状物散布装置(6FL〜6RR)と、を備え、アンチロックブレーキ制御装置は、粒状物散布装置が散布作動を行っていないときには目標スリップ率を第1の値に設定し、粒状物散布装置が散布作動を行っているときには目標スリップ率を第1の値より大きい第2の値に設定することを特徴とする。
この発明によれば、緊急性判定手段が、車両の緊急停止の必要性が大きいか否かを判定し、緊急停止の必要性が大きいと判定された場合に、粒状物散布装置が車輪の進行方向の路面に粒状物を散布する。同時に、粒状物散布装置が粒状物を路面に散布しているときには、ABS制御装置がABS制御の目標値としての目標スリップ率を比較的小さい第1の値から比較的大きい第2の値に設定変更する。したがって、車両の緊急停止の必要性が高いために粒状物が路面に散布されるときには、ABS制御の目標スリップ率が大きく変更されるため、車輪の回転速度が低下しやすく(スリップ率が増加しやすく)、またロックしやすくなる。これにより、スリップ率の大きな、あるいはロックした車輪が路面に撒かれた粒状物の上に乗り上げるときに、粒状物が車輪と路面との間で路面に挟み込まれ、スパイク効果により車輪と路面との摩擦係数が増加し、これにより車両の制動距離をより短縮することができる。
なお、粒状物には、例えば、岩石が細かくなった小石(または、砂利)や、岩石がさらに細かくなった砂粒、あるいは、氷粒を用いることができる。また、粒状物の大きさ、または粒径は、大きいほど大きなスパイク効果、あるいは大きな摩擦係数が得られ、制動距離短縮効果も大きい。
請求項2に記載の発明は、緊急性判定手段は、車両の運転者の制動意志を表す物理量が予め設定されている閾値よりも大きく、かつ、車両の車体減速度が予め設定されている閾値よりも小さいときに緊急停止の必要性が大きいと判定することを特徴とする。
これにより、運転者の制動意志を表す物理量が大きい、すなわち、運転者が緊急に車両を停止したいという意志があって、かつ、実際の車体減速度が小さい、すなわち車両が停止しにくい状態である場合が、車両を緊急に停止させる必要がある場合であると判定できる。
運転者の制動意志を表す物理量は、請求項3に記載のように、車両のブレーキペダル(7)の踏力またはブレーキペダル操作により加圧されるマスタシリンダ(8)の発生圧力とすることができる。すなわち、運転者の制動意志が大きければ、必然的にブレーキペダルを強く踏み込むことになる。したがってブレーキペダルの踏力およびブレーキペダルの踏み込みより加圧される液圧ブレーキのマスタシリンダの発生圧は、共に、運転者の制動意志の大きさに応じた大きさの物理量であるということができる。
請求項4に記載の発明は、粒状物散布装置は、車両の左右前輪に対してのみ粒状物を散布する作動を行うことを特徴とする。
この発明によれば、ABS制御中に、左右前輪に対してのみ粒状物が散布され、この粒状物の散布に応じて目標スリップ率が増大されるので、左右前輪には粒状物によるスパイク効果のため路面との間の摩擦係数が増加する。これにより左右前輪により強い制動力が生じ、制動距離の短縮効果が得られるとともに、前後の制動力配分により車両安定性を確保することができる。
また、請求項5に記載の発明は、粒状物散布装置は、少なくとも車両の左右前輪に対して粒状物を散布する作動を行うとともに、アンチロックブレーキ制御装置は、車両の左右前輪に対してのみ、目標スリップ率を第2の値に設定することを特徴とする。
この発明によれば、左右前輪に粒状物が散布され、同時に左右前輪のみABS制御の目標スリップ率が比較的大きな第2の値に変更されるので、左右前輪のみ粒状物によるスパイク効果のため路面との間の摩擦係数が増加する。これにより左右前輪に強い制動力が生じ、制動距離の短縮効果が得られる。また、左右後輪には比較的小さな第1の値を目標スリップ率として通常のABS制御が行われているので、左右後輪のスリップ率は大きくならず、その結果、車両安定性を確保することができる。
請求項6に記載の発明は、舵角を検出する舵角検出手段を備え、アンチロックブレーキ制御装置は、粒状物散布装置の散布作動時、舵角が閾値より大きいとき、および舵角速度が閾値より大きいときの、少なくともいずれか一方の場合に目標スリップ率を第1の値とすることを特徴とする。
一般に、操舵輪である前輪がロックすると、操舵することはできなくなる。逆に、前輪のスリップ率が小さい、あるいはABS制御により前輪にロックが発生しにくくなっている場合には、操舵輪において操舵性が確保される。
この発明において、ハンドル操作量としての舵角の大きさが閾値より大きいとき、およびその舵角の角速度が閾値より大きいときの少なくとも一方の場合には、運転者より操舵要求があるとみなすことができる。この操舵要求があるまたは操舵されている場合には、ABS制御の目標スリップ率を、比較的大きな第2の値に設定するのではなく、比較的小さな第1の値とする。換言すれば、操舵要求がないまたは操舵されていない場合には、目標スリップ率を比較的大きな第2の値に設定する。したがって、操舵されていない場合は目標スリップ率を高くして制動距離短縮効果を得ることができ、操舵されている場合は目標スリップ率を低くして操舵性を確保することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図面を用いて説明する。図1は、本第1実施形態にかかる車両用制動制御装置が適用される車両1の全体構成を示す概略図である。
車両1は左右前輪2FL、2FRおよび左右後輪2RL、2RRを備えている。各車輪2FL〜2RRには、車輪2FL〜2RRと一体的に回転するディスクロータ3FL〜3RR、ホイールシリンダ(以下、W/Cという)4FL〜4RR、車輪速センサ5FL〜5RRおよび粒状物散布装置6FL〜6RRが設置されている。
W/C4FL〜4RRは、後述するABSアクチュエータ(ABS−ACT)10が発生する液圧により加圧されて、摩擦材(図示せず)をディスクロータ3FL〜3RRに押し付ける。これにより、加圧力、すなわち押し付け力に応じた摩擦力でディスクロータ3FL〜3RRの回転力が抑制され、その結果、各車輪2FL〜2RRのタイヤと路面との間に制動力が発生する。車輪速センサ5FL〜5RRは、ディスクロータ3FL〜3RRの回転速度を検出し、車輪速度信号として後述するABS制御ECU11へ出力する。
補助制動手段としての粒状物散布装置6FL〜6RRは、例えば、砂または小石(砂利)等の粒状物体を貯留するタンクとこのタンクの下部に備えられたタンクを開閉するシャッターとを有し、車輪2FL〜2RRの車両前方側、すなわち進行方向側の位置に配置されている。この各粒状物散布装置6FL〜6RRは、後述する補助制動ECU12からの駆動信号によりシャッターが開き、粒状物体を落下させる。これにより、粒状物体は各車輪2FL〜2RRの進行方向前方の路面に散布され、車輪2FL〜2RRは、この粒状物体上に乗り上げる。
このとき、車輪2FL〜2RRのスリップ率が大きい、すなわち車輪2FL〜2RRの回転速度が低下していると、粒状物体が車輪2FL〜2RRと路面との間に挟まれくさび状に堆積するスパイク効果(またはラッセル効果)が発生する。このスパイク効果により、回転速度が低下またはロック状態となった車輪2FL〜2RRと路面との間の摩擦係数が両者の間のくさび状の堆積粒状物体を介することにより増大し、制動力が増大する。なお、スパイク効果は、車輪2FL〜2RRのスリップ率が大きくなるほど顕著になる。逆に、スリップ率が小さいほど車輪2FL〜2RRが粒状物体上を回転移動しやすくなるため、スパイク効果は生じにくくなる。
また、車両1には、ブレーキペダル7、マスタシリンダ8、圧力センサ9、ABSアクチュエータ(ABS−ACT)10、ABS制御ECU(ABS−ECU)11および、制動制御ECU12が備えられている。
運転者の制動要求に応じてブレーキペダル7が操作されると、M/C8はそのペダル操作量に応じた液圧であるM/C圧を発生する。このM/C圧はABSアクチュエータ10に入力される。圧力センサ9は、このM/C圧を検出し、M/C圧信号として後述する補助制動ECU12へ出力する。
ABSアクチュエータ10は、ABS制御ECU11からの制御信号に応じて、各W/C4FL〜4RRそれぞれに発生させるW/C圧の増圧、保持、減圧を各輪独立して制御できるように構成されている。なお、ABSアクチュエータ10に関しては、従来から周知の一般的な構造であるため、詳細な構造については省略する。
ABS制御ECU11は、マイクロコンピュータにより構成されている。ABS制御ECU11は、ブレーキ時に、車輪速センサ5FL〜5RRの検出信号と車体減速度とに応じて算出されるスリップ率に基づき、車輪がロック傾向に至ったことを判定し、制御信号によりABSアクチュエータ10を駆動して、ロック傾向に至った車輪のW/C圧を減圧、保持、増圧することによりスリップ率を予め設定された目標スリップ率(第1の値KSN)に近づけるようにして、ロック傾向を回避するABS制御を行なう。
さらに、ABS制御ECU11は、粒状物散布装置6FL〜6RRが作動しているか、すなわち粒状物体が路面に散布されているか否かに応じて、左右前輪2FL、2FRに対する目標スリップ率を、通常の比較的小さな第1の値KSNから比較的大きな値KSLへと設定変更する。
すなわち、ABSアクチュエータ10とABS制御ECU11とは、アンチロックブレーキ制御装置として、車両1における各車輪2FL〜2RRのロックの発生を抑制するために、目標スリップ率に基づき各車輪2FL〜2RRに与える制動力を制御する。
補助制動ECU12は、マイクロコンピュータにより構成されている。補助制動ECU12は、ABS制御ECU11により演算されたABS制御において用いられる車体減速度dVBと圧力センサ9により検出されたM/C圧信号に基づき緊急停止の必要性があるか否かを判定し、緊急停止の必要性ありと判定された場合には少なくとも左右前輪2FL、2FRに対して粒状物体を散布するよう粒状物散布装置6FL、6FRのシャッターを開とする駆動信号を出力する。すなわち、補助制動ECU12は、本発明の緊急性判定手段に相当する。
このとき、左右後輪2RL、2RRに対しても粒状物散布装置6RL、6RRのシャッターを開作動させることにより4輪全てに粒状物体を散布して、車両の制御距離短縮効果をより高めることができる。ただし、以下、本第1実施形態においては、粒状物体の散布は左右前輪に対してのみ行なうものとして説明する。
次に、本第1実施形態の車両用制動制御装置の作動を、図2−A、Bおよび図3のフローチャートに基づき説明する。図2−A、Bおよび図3のフローチャートは、ABS制御ECU11および補助制動ECU12により協働して実行される制御ルーチンの処理手順を示している。この制御ルーチンは、イグニッションスイッチがオンとされることにより制御処理が開始され、所定の演算周期で繰り返し実行される。
図2−Aにおいて、まず、ステップ100にて、各車輪速センサ5FL〜5RRからの信号に基づき各車輪の車輪速度VWFL〜VWRRが演算される。次のステップ102で、車輪速度VWFL〜VWRRを微分することにより各車輪の車輪加速度dVWFL〜dVWRRが演算される。次のステップ104で、推定車体速度VBが演算される。具体的には、各車輪速度VWFL〜VWRRのうちの最大値を選択して推定車体速度VBとする。さらにステップ106では、推定車体速度VBを微分することにより車体減速度dVBが演算される。以上の処理は、ABS制御ECU11で実行される。
次に、ステップ108で、補助制動ECU12により、図3のフローチャートに示される散布作動ルーチンが実行される。この散布作動ルーチンは、左右前輪2FL、2FRに対して同時に実行される。図3において、ステップ200では、圧力センサ9の検出値であるM/C圧が予め設定されてい閾値KPより大きいか否かが判定される。判定結果がYES、すなわちM/C圧が閾値KPより大きければ、運転者によりブレーキペダル7が強く踏み込まれた緊急停止の必要性が高い状態であるものとしてステップ202へ移行する。判定結果がNO、すなわちM/C圧がKP以下であれば、運転者によりブレーキペダル7が強く踏み込まれていない、緊急停止の必要性が低い状態であるものとしてステップ206へ移行する。
ステップ202で、車体減速度dVBが予め設定されている閾値KGB(例えば、0.2G、G:重力加速度)より小さいか否かが判定される。判定結果がYES、すなわち、車体減速度dVBが閾値KGBより小さいならば、運転者がブレーキペダル7を強く踏み込んだにも拘らず、車体減速度dVBが大きくならない、すなわち減速しない状態であり、緊急停止の必要性があるものとして、ステップ204へ移行する。判定結果がNO、すなわち、車体減速度dVBが閾値KGB以上であれば、車体速度VBは運転者のブレーキペダル7の強い踏み込みに応じて大きな減速度dVBで減速しているので、緊急停止の必要性はないものとしてステップ206へ移行する。
ステップ204では、車両の緊急停止を行なうために、左右前輪2FL、2FRに備えられた粒状物散布装置6FL、6RLが駆動される。これにより粒状物散布装置6FL、6RLのそれぞれのシャッターは開状態となり、タンクに貯えられた粒状物体が左右前輪2FL、2FRの前方の路面に散布される。
ステップ206では、粒状物散布装置6FL、6RLの作動が停止される。これにより、粒状物散布装置6FL、6RLの各シャッターは閉状態となり、粒状物体は路面に散布されることはない。なお、ステップ204および206では、それぞれ粒状物散布装置6FL、6RLの作動、非作動を表すフラグが立てられる。
以上の処理により、車両の緊急停止の必要性が判定され、緊急停止の必要性がある場合には、前輪2FL、2FRの粒状物散布装置6FL、6RLが作動して、粒状物体が前輪2FL、2FRと路面との間に散布される。また、緊急停止の必要性がないと判定された場合には、粒状物散布装置6FL、6RLの作動は停止され、粒状物体は路面に散布されることはない。
以上のステップ108における散布作動ルーチンの終了後、次に図2−Aにおいて、ステップ110ないしステップ120に示される処理が実行される。これらステップ110ないしステップ120の処理は、ABS制御ECU11で各車輪2FL〜2RRに対してそれぞれ実行されるものであるが、図2−Aにおいては1輪分についての処理フローのみ示している。
ステップ110で、各車輪のスリップ率Sが、Si=100×(VB−VWi)/VBにより演算される。ただし、i=FL〜RRを意味している。ステップ112で、粒状物散布装置6FL〜6RRの作動、非作動状態を示すフラグに基づき散布作動がONか否かが判定される。判定結果がNO、すなわち対象となっている車輪に対応する粒状物散布装置が作動していない状態(散布非作動状態)である場合は、ステップ114にて、ABS制御における目標スリップ率KSが、予め与えられている第1の値KSN(例えば、20%)に設定される。この第1の値KSNは、通常のABS制御において目標スリップ率として用いられる比較的小さい値である。なお、本第1実施形態では、粒状物体の散布対象となっていない左右後輪2RL、2RRは、常に散布非作動状態にあるので、この第1の値KSNが左右後輪2RL、2RRにおける目標スリップ率KSとなる。
一方、ステップ112で、判定結果がYES、すなわち対象となっている車輪に対応する粒状物散布装置が作動している状態(散布作動状態)であると判定された場合は、ステップ120にて、ABS制御における目標スリップ率KSが、予め与えられている第2の値KSL(例えば、50%)に設定される。
以上のように、ABS制御ECU11では、ABS制御に用いられる目標スリップ率KSを、粒状物散布装置6FL、6RLの作動または非作動状態に応じて、比較的大きな第2の値KSLまたは比較的小さな第1の値KSNに切り替えて設定する。そして、目標スリップ率KS=第2の値KSLと設定されているときは、ABS制御されている左右前輪2FL、2FRのスリップ率Sも大きくなり、したがって左右前輪2FL、2FRの車輪速度の落ち込みが大きくなる。これにより、粒状物散布装置6FL、6RLにより散布された粒状物体が左右前輪2FL、2RLと路面との間に挟まり、スパイク効果により左右前輪2FL、2RLと路面との間の摩擦係数が増加し、これにより増加した左右前輪2FL、2FRの制動力によって、車両の制動距離短縮の効果を確保することができる。
また、左右後輪2RL、2RRの目標スリップ率KSは比較的小さな第1の値KSNに設定されたままであるので、ロック状態に陥ることなく車輪速度の落ち込みも小さい。したがって、緊急停止のため左右前輪2FL、2FRへそれらのスリップ率Sが大きい状態で粒状物体散布を行っても、左右後輪2RL、2RRがロック状態にならないため、車両1がスピン状態になることを防止して走行安定性を確保することができる。
次に、図2−Bにおいて、ステップ122ないしステップ146に示されるABS制御ルーチンが実行される。このABS制御ルーチンは、ABS制御ECU11で各車輪2FL〜2RRに対してそれぞれ実行されるものであり、図2−Bには1輪分についての処理フローのみ示している。また、このような処理によるABS制御を行なった時の左前輪2FLに関するタイミングチャートを図4に示す。図4中、散布作動(作動ON)時での各パラメータの線図を実線で示し、比較のため、散布非作動(作動OFF)時での各パラメータの線図を破線で示す。また、図4において、散布作動時には、散布非作動時と比べて、車体速度VBの減速度dVBが比較的大きく、したがって制動距離が短縮されている状況が示されている。
なお、このABS制御ルーチンは通常行われるABS制御と同様のものであるので、簡単に説明する。
ステップ122で、ABS制御フラグに基づき対象としている車輪が現在ABS制御中か否かが判定され、ABS制御中でなければステップ124へ移行し、ABS制御中であればステップ134へ移行する。
ABS制御中でないときは、現在のスリップ率Sが上記ステップ114またはステップ120にて設定された目標スリップ率KS(=KSNまたはKSL)以下であるか(ステップ124)または車輪加速度(減速度)dVWが予め設定されている閾値KGW(例えば、−1.5G)に対してdVW≧KGWであるなら(ステップ126)、ABS制御の必要がなく、ブレーキ操作量に応じてさらにW/C圧を増圧するようABSアクチュエータ10に対して制御信号が出力される(ステップ132)。このように、本第1実施形態では、ステップ108において粒状物体が散布されている状態でも、スリップ率Sおよび車輪加速度dVWの大きさに応じてABS制御に移行しない場合、換言すれば、ABS制御が行われていない状態でも粒状物体が散布される場合もありうる。すなわち、本第1実施形態では、粒状物体の散布は、ABS制御中か否かにかかわらず実行される。
また、ステップ124および126にてスリップ率Sが目標スリップ率KS(=KSNまたはKSL)より大きく、かつ、dVW<KGW、すなわち車輪減速度dVWが閾値(例えば、−1.5G)より大きければ、ロックに至る直前の状態となっているためABS制御に移行してABS制御フラグを立て(ステップ128)、現在の車輪のW/C圧を減圧するようABSアクチュエータ10に対して制御信号が出力される(ステップ130、時間t1)。
一方、ABS制御中であるときは、現在のスリップ率Sが設定されている目標スリップ率KS(=KSNまたはKSL)より大きく(ステップ134)、かつ、車輪減速度dVWが発生していれば(dVW<0、ステップ136)、車輪はロック傾向に至っているので現在の車輪のW/C圧を減圧する(ステップ130、時間t1〜t2)。さらに、現在のスリップ率Sが設定されている目標スリップ率KS(=KSNまたはKSL)より大きく、かつ、車輪減速度dVWが発生していない(dVW≧0、ステップ136)ならば、車輪はロック状態から回復状態にあるため、現在の車輪のW/C圧を保持する(ステップ138、時間t2〜t3)よう、それぞれABSアクチュエータ10に対して制御信号が出力される。
また、ABS制御中において、現在のスリップ率Sが目標スリップ率KS(=KSNまたはKSL)以下である場合(ステップ134)は、車輪ロックの発生のおそれがなく制動力を増加させてもよいので、W/C圧を徐々に増加させるために、パルス増を行うようABSアクチュエータ10に対して制御信号が出力される(ステップ140、142)。このパルス増は、W/C圧を所定時間増圧した後、所定時間保持することを1サイクルとしてこれを周期的に繰り返すもので、規定数(例えば5回)を上限として行う(ステップ140)。そして、パルス増が規定数行われたら(ステップ140)、一旦ABS制御を終了(ステップ144、時間t4)した後、ブレーキペダル7の踏み込みに応じてW/C圧を増圧するようABSアクチュエータ10に対して制御信号が出力される(ステップ146)。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本第2実施形態は、上記第1実施形態とは、目標スリップ率を第2の値KSLに設定変更する場合に、運転者のハンドル操作状態を考慮する点が異なっている。以下では、上記第1実施形態と異なる点のみについて説明する。
図5は、本第2実施形態の車両用制動制御装置が適用される車両1の全体構成を示す概略図である。本第2実施形態は上記第1実施形態とは、舵角検出手段としての舵角センサ13を備える点が異なり、他の構成は同一である。この舵角センサ13は、ハンドル操舵角を検出し、操舵角度信号θstとしてABS制御ECU11へ出力する。ABS制御ECU11は、舵角センサ13からの操舵角度信号θstを微分することにより、操舵角速度dθstを演算する。
次に、本第2実施形態の車両用制動制御装置の作動を説明する。本第2実施形態では、上記図2−A、Bおよび図3の制御ルーチンを示すフローチャートのうち、図2−Aに示すルーチンの代わりに図6に示すルーチンを用いる点が異なり、他のルーチンは同一である。以下では、図6に示すルーチンについてのみ説明する。なお、図6において、上記第1実施形態の図2−Aと同一の処理を行うステップには同一符号を付して説明を省略する。
ステップ112で、YES、すなわち散布作動状態であると判定された場合は、ステップ116で、操舵角度θstが予め設定されている閾値KSA(例えば、90deg)より大きいか否かが判定される。判定結果がYES、すなわち操舵角度θstが閾値KSAより大きければ、操舵要求があるものとして操縦性を確保するために通常のABS制御を行うべくステップ114へ移行する。
ステップ116での判定結果がNO、すなわち操舵角度θstが閾値KSA以下であれば、操舵要求の有無をさらに判定するためにステップ118へ移行する。ステップ118では、操舵角速度dθstが予め設定されている閾値KVSA(例えば、360deg/sec)より大きいか否かが判定される。判定結果がYES、すなわち操舵角速度dθstが閾値KVSAより大きいときは、操舵要求があるものとして操縦性を確保するために通常のABS制御を行うべくステップ114へ移行する。
ステップ118での判定結果がNO、すなわち操舵角速度dθstが閾値KVSA以下であれば、操舵角度θstが小さくかつ操舵角速度dθstも小さいことから、操舵要求がないものとみなすことができるので、ステップ120で、目標スリップ率KSを比較的大きな第2の値KSLに設定する。
以上の処理により、本第2実施形態では、緊急停止の必要性があると判定された場合には、第1実施形態と同様、左右前輪2FL、2FRに対して粒状物散布装置6FL、6FRを作動させて路面に粒状物体を散布する。このとき、ハンドル操舵の状態をみて、ハンドルの操舵角度θstが閾値KSAより大きいとき、または操舵角速度dθstが閾値KVSAより大きいときのいずれかの場合には、ABS制御における左右前輪2FL、2FRの目標スリップ率KSを比較的小さな第1の値KSNに設定したままにしておく。これにより、操舵輪である左右前輪2FL、2FRのスリップ率はABS制御により大きくはならず、左右前輪2FL、2FRの回転は維持されるため、ハンドル操作に対応して左右前輪2FL、2FRに舵角を発生させることができる。このようにして、車両の操縦性を確保することができる。
(他の実施形態)
上記第1および第2実施形態では、粒状物体散布は、左右前輪2FL、2FRに対して、粒状物散布装置6FL、6FRをそれぞれ駆動することにより行い、左右後輪2RL、2RRに対しては、粒状物体散布を行わない例を示した。しかし、左右後輪2RL、2RRに対しても、左右前輪2FL、2FRと同様、粒状物散布装置6RL、6RRをそれぞれ駆動して、粒状物体を散布するようにしてもよい。この場合には、左右後輪2RL、2RRに対しても、補助制動ECU12において、図3に示す散布作動ルーチンを実行するとともに、図2−Aにおけるステップ110ないしステップ120に示す処理を実行することにより、ABS制御の目標スリップ率KSを第2の値KSLに設定変更することができる。これにより、4輪2FL〜2RR全てに、回転速度の低下した車輪と路面との間に散布した粒状物体を挟みこむスパイク効果を得ることができ、これにより制動距離短縮効果をさらに大きくすることができる。
また、上記第1および第2実施形態では、第2の値KSLを、例えば、50%としたが、これに限らず、通常のABS制御で用いられる第1の値KSN(例えば20%)より大きい範囲で、粒状物体の大きさと路面摩擦係数との関係に応じて種々の値を設定することができる。例えば、砂粒などのように粒状物体の粒径が小さい場合には、第2の値KSLをより大きく(例えば100%)すれば、スパイク効果をより確実に発生させることができる。
第1実施形態にかかる車両用制動制御装置が適用される車両1の全体構成を示す概略図である。 第1実施形態の車両用制動装置の制御ルーチンの一部を示すフローチャートである。 図2−Aに示す処理の次に実行される制御ルーチンの一部を示すフローチャートである。 散布作動ルーチンを示すフローチャートである。 ABS制御結果を示すタイミングチャートである。 第2実施形態の車両用制動制御装置が適用される車両1の全体構成を示す概略図である。 第2実施形態の制御ルーチンの一部を示すフローチャートである。
符号の説明
2FL〜2RR…車輪(タイヤ)、4FL〜4RR…ホイールシリンダ(W/C)、
5FL〜5RR…車輪速センサ、6FL〜6RR…粒状物散布装置、
7…ブレーキペダル、8…マスタシリンダ、9…圧力センサ、
10…ABSアクチュエータ(ABS−ACT)、11…ABS制御ECU(ABS−ECU)、
12…補助制動ECU、13…舵角センサ。

Claims (6)

  1. 目標スリップ率に基づき車両における各車輪(2FL〜2RR)に与える制動力を制御することにより前記各車輪のロックの発生を抑制するアンチロックブレーキ制御装置(10、11)を備える車両用制動制御装置であって、
    前記車両の緊急停止の必要性が大きいか否かを判定する緊急性判定手段(12)と、
    前記緊急停止の必要性が大きいと判定されたときに、前記車輪の進行方向の路面に粒状物を散布する作動を行う粒状物散布装置(6FL〜6RR)と、を備え、
    前記アンチロックブレーキ制御装置は、前記粒状物散布装置が前記散布作動を行っていないときには前記目標スリップ率を第1の値に設定し、前記粒状物散布装置が前記散布作動を行っているときには前記目標スリップ率を前記第1の値より大きい第2の値に設定することを特徴とする車両用制動制御装置。
  2. 前記緊急性判定手段は、前記車両の運転者の制動意志を表す物理量が予め設定されている閾値よりも大きく、かつ、前記車両の車体減速度が予め設定されている閾値よりも小さいときに前記緊急停止の必要性が大きいと判定することを特徴とする請求項1に記載の車両用制動制御装置。
  3. 前記運転者の制動意志を表す物理量は、前記車両のブレーキペダル(7)の踏力または前記ブレーキペダル操作により加圧されるマスタシリンダ(8)の発生圧力であることを特徴とする請求項2に記載の車両用制動制御装置。
  4. 前記粒状物散布装置は、前記車両の左右前輪に対してのみ前記粒状物を散布する作動を行うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用制動制御装置。
  5. 前記粒状物散布装置は、少なくとも前記車両の左右前輪に対して前記粒状物を散布する作動を行うとともに、
    前記アンチロックブレーキ制御装置は、前記車両の左右前輪に対してのみ、前記目標スリップ率を前記第2の値に設定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用制動制御装置。
  6. 舵角を検出する舵角検出手段を備え、
    前記アンチロックブレーキ制御装置は、前記粒状物散布装置の散布作動時、前記舵角が閾値より大きいとき、および舵角速度が閾値より大きいときの、少なくともいずれか一方の場合に前記目標スリップ率を前記第1の値とすることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車両用制動制御装置。
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