JP2005081261A - 高含水比泥土の固化方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の泥土の固化方法では、泥土が固化するまでに長時間を要する。また、セメント系、石灰系固化剤を使用することにより、泥土中のph値がアルカリ性となり土壌汚染の原因となった。
【解決手段】泥土にアルギン酸ナトリウム及びゼオライト、フライアッシュ等の凝集固化反応剤を添加して混合撹拌して高含水比泥土を凝集固化させる高含水比泥土の固化方法を提供する。
而して、土木作業時に多量に発生する泥土や、工場、汚水処理場等で生じる活性泥土を短時間に固化できるようにした。。
【解決手段】泥土にアルギン酸ナトリウム及びゼオライト、フライアッシュ等の凝集固化反応剤を添加して混合撹拌して高含水比泥土を凝集固化させる高含水比泥土の固化方法を提供する。
而して、土木作業時に多量に発生する泥土や、工場、汚水処理場等で生じる活性泥土を短時間に固化できるようにした。。
Description
本発明は、高含水比泥土の固化方法に関し、詳しくは泥土にアルギン酸ナトリウム及び凝集固化反応剤、例えばゼオライト、フライアッシュ等を添加して、高含水比泥土を凝集固化させる高含水比泥土の固化方法に関するものである。
従来、杭打ち、トンネル掘削、ボーリング、湖沼の堆積土の除去等の土木作業時には、多量の泥土が発生する。これらの泥土をそのまま埋立地へ運搬することは困難であるため、通常は、泥土中にセメント系、石灰系、高分子固化剤を添加し、泥土を固化処理してから所定地へ運搬するようにしていた。
しかし、上記従来の方法では泥土が固化するまでに長時間を要する。また、セメント系、石灰系固化剤を使用することにより、泥土中のph値がアルカリ性となり土壌汚染の原因となる。一方、高分子系固化剤を使用するとph値は中性であるが、所定の強度を満足させることができない。
ラサ工業株式会社「Neutrality Stabilizing Agent」
ラサ工業株式会社「Neutrality Stabilizing Agent」
解決しようとする問題点は、従来泥土を固化するのに非常に長時間要していたのを短時間にて固化できるようにしたこと、並びに土中のph値をアルカリ性として土壌汚染の原因となることなくするようにしたことである。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その要旨とするところは、高含水比泥土を固化するにあたり、該泥土にアルギン酸ナトリウム及びゼオライト、フライアッシュ等の凝集固化反応剤を添加して混合撹拌することにより、高含水比泥土を凝集固化させることを特徴とする高含水比泥土の固化方法に関するものである。
上記の様に、本発明の高含水比泥土の固化方法によれば、高含水比な泥土の固化を短時間ででき、しかも強度を発現させることができる。
また、本発明の固化方法に係る配合品はph値が中性のため、土壌汚染を引き起こすことはない。
また、本発明の固化方法に係る配合品はph値が中性のため、土壌汚染を引き起こすことはない。
また、本発明の固化方法に使用するアルギン酸ナトリウムは昆布などから得られる人体に無害な薬剤であるため、本発明の方法にて得られた泥土は全く無害であり、有効利用が可能。然かも泥土の処理コストを低減できる。
高含水比泥土を固化するにあたり、泥土にアルギン酸ナトリウム及び凝集固化反応剤(ゼオライト、フライアッシュ等)を添加し、高含水泥土を凝集固化させるようにした。
高含水比泥土としては、特に限定しないが、例えば杭打ち、トンネル掘削、ボーリング、湖沼の堆積土の除去等の土木作業時に生じる泥土や、工場、汚水処理場等で生じる活性汚泥などが挙げられる。
アルギン酸ナトリウムと凝集固化反応剤は、あらかじめ混合しておいてから泥土に添加することが望ましい。即ち、アルギン酸ナトリウムと凝集固化反応剤とを同時に添加すると、アルギン酸ナトリウムが固まって継粉になるのを防止できる。
また、アルギン酸ナトリウムと凝集固化反応剤とを混同したものを使用した方が固化が効率的である。
また、アルギン酸ナトリウムと凝集固化反応剤とを混同したものを使用した方が固化が効率的である。
アルギン酸ナトリウムは低重合度から高重合度まで幅広く使用できるが、高重合度のものを使用するほうが、使用量が少なくて済み経済的でより好ましい。
なお、凝集固化反応剤は、ゼオライト、フライアッシュ等の水用中で金属塩が溶出される鉱物或いは、化学物質を使用しても差し支えない。
なお、凝集固化反応剤は、ゼオライト、フライアッシュ等の水用中で金属塩が溶出される鉱物或いは、化学物質を使用しても差し支えない。
凝集固化反応剤の添加割合は、作業現場の環境に合わせて選択することができる。即ち、凝集固化反応剤の割合を少なくすれば泥土の強度が小さくなり、逆に多ければ大きくなる。金属塩は水銀以外の2価以上の金属塩であれば、何でも使用できるが、扱いやすさ、価格、安全性、反応性の点でゼオライトが好適である。
高含水比泥土を固化する際、先ず泥土を撹拌しながらアルギン酸ナトリウム及び凝集固化反応剤を添加する。
そして、泥土にアルギン酸ナトリウムを添加後、撹拌することでアルギン酸ナトリウムが泥土中に分散・溶解し、一方凝集固化反応剤も泥土中に分散し、金属塩が溶出される。
このとき、アルギン酸ナトリウムが泥土中に分散・溶解され、つづいて、凝集固化反応剤から金属塩が泥土中に溶出されることにより、金属と置換されて金属を介して架橋されうまく凝集固化される。しかも、この架橋反応の際に土粒子がこのゲル中に物理的に包含されて水と分離することもできる。
以下、本発明高含水比泥土の固化方法の実施例を説明する。
高含水比泥土として大阪付近の粘土質の泥土(含水比65.2%)200gにアルギン酸ナトリウム配合品(アルギン酸ナトリウム85%と凝集固化反応剤15%からなる)を5%の添加率になるように添加し、約5分間急速撹拌を行った。
アルギン酸ナトリウム配合品で処理したときの強度試験結果を以下のように表に示す。
杭打ち、トンネル掘削、ボーリング、湖沼の堆積土の除去の土木作業時に多量に発生する泥土や、工場、汚水処理場等で生じる活性汚泥を短時間で、しかも経済的且安全的に固化する方法を提供することにより産業上に寄与させる。
Claims (1)
- 高含水比泥土を固化するにあたり、該泥土にアルギン酸ナトリウム及びゼオライト、フライアッシュ等の凝集固化反応剤を添加して混合撹拌することにより、高含水比泥土を凝集固化させることを特徴とする高含水比泥土の固化方法。
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JP2003316776A JP2005081261A (ja) | 2003-09-09 | 2003-09-09 | 高含水比泥土の固化方法 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103130396A (zh) * | 2013-03-11 | 2013-06-05 | 绍兴伊诺环保科技有限公司 | 一种污泥改性方法 |
CN105210718A (zh) * | 2015-10-16 | 2016-01-06 | 中建三局集团有限公司 | 一种以淤泥固化制备的种植土、其制备方法及其应用 |
CN110029660A (zh) * | 2019-02-15 | 2019-07-19 | 中科兴创(北京)科技有限公司 | 一种旋挖钻机施工过程中使用聚合物泥浆护壁的施工工艺 |
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2003
- 2003-09-09 JP JP2003316776A patent/JP2005081261A/ja active Pending
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