JP2005081227A - 風呂水滅菌装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型で安価であり、しかも消費電力も少ない一般家庭の浴槽に適した風呂滅菌装置を得ることにある。
【解決手段】吸入口及び吐出口をもつ中空の流路管(24,124)と、風呂水(W)を吸入口から吐出口に向かって送り、吸入口から吐出口に至る風呂水の水路を形成する水ポンプ(25,125)と、水路に面して流路管の内部に組み込まれた紫外線源とを備えている。流路管は、風呂水の水面下に吸入口を、風呂水の水面上に吐出口に位置させて浴槽(B)に配置されている。紫外線源は、流路管の内部に組み込まれた紫外線を良く透過させる材料からなる内筒部材(29,129)と、内筒部材内に配置された複数の紫外線発光ダイオード(36,136)とからなっている。
【選択図】図1

Description

この発明は、風呂水における雑菌の繁殖を抑制する滅菌装置に関し、更に詳しくは、家庭の風呂において、発光ダイオード(LED)を用いて紫外線を水に照射することによって、滅菌を行う滅菌設備に関する。
家庭の風呂においては、常に清潔に保つことが望まれている。そのために、毎日、風呂の水を取り替えることが一般的である。一方、近年、家庭の生活パターンの多様化に対応するため24時間常に湯温を一定に保持でき、常時入浴できるようにする循環型浴槽システムも知られている。また、家族の少人数化や独身生活者、高齢の独り暮らしの増加に伴い、風呂の水を2、3日取り替えずに追い炊きして使用するニーズも増加している。
このように循環型浴槽システムを使用する場合や風呂の水を2、3日続けて使用する場合には、レジオネラ菌のような雑菌が繁殖し、人体に悪影響を与えることが懸念されている。そのため、紫外線ランプを用いて風呂水を滅菌するための装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2001−47039号
ところが、従来の紫外線ランプを用いた風呂水滅菌装置は、装置が大型で高価であり、消費電力も大きいため、一般家庭の浴槽に使用するには、費用対効果が悪く、ほとんど実用化されていない。
そこで、本発明の目的は、小型で安価であり、しかも、消費電力も少ない一般家庭の浴槽に適した風呂滅菌装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、吸入口及び吐出口をもつ中空の流路管と、風呂水を吸入口から吐出口に向かって送り、吸入口から吐出口に至る風呂水の水路を形成する水ポンプと、水路に面して流路管の内部に組み込まれた紫外線源とを備え、紫外線源が、紫外線透過材料からなる内筒部材と、内筒部材内に配置された複数の紫外線発光ダイオードとからなることを特徴とする風呂水滅菌装置である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の風呂水滅菌装置の構成に加えて、水ポンプが、風呂水を流路管と内筒部材との間の空間に螺旋状に圧送することを特徴としている。
請求項3に記載された発明は、請求項1又は請求項2に記載の風呂水滅菌装置の構成に加えて、流路管と内筒部材との間の空間を流れる風呂水に気泡を送り込む気泡ユニットを備えていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の風呂水滅菌装置の構成に加えて、流路管の内面に、紫外線発光ダイオードから放射される紫外線を反射させる表面を備えていることを特徴としている。
請求項1に記載された風呂水滅菌装置は、吸入口及び吐出口をもつ中空の流路管と、風呂水を吸入口から吐出口に向かって送り、吸入口から吐出口に至る風呂水の水路を形成する水ポンプと、水路に面して流路管の内部に組み込まれた紫外線源とを備え、紫外線源が、紫外線透過材料からなる内筒部材と、内筒部材内に配置された複数の紫外線発光ダイオードとからなる構成としたため、水ポンプが作動すると、風呂水は、吸入口から吐出口を通って浴槽に戻り、再び吸入口から吐出口を通って浴槽に戻るという循環を行なうと共に、紫外線の照射を受け滅菌される。このときに、紫外線発光ダイオードが、紫外線透過材料からなる内筒部材内に保持され、水路の内部に位置しているため、紫外線が無駄なく風呂水に照射され、十分に滅菌される。そして、装置の製造原価が安く、消費電力が少なく、しかもメンテナンスフリーである紫外線ダイオードを使用しているため、イニシャル及びランニングコストが低く、一般家庭の浴槽にも適する風呂滅菌装置とすることができる。
請求項2に記載された風呂水滅菌装置は、請求項1に記載された風呂水滅菌装置が奏する効果に加えて、水ポンプが、流路管と内筒部材との間の空間に風呂水を螺旋状に圧送するため、風呂水の滞留時間が長くなり、風呂水の滅菌を確実に行うことができる。
請求項3に記載された風呂水滅菌装置は、請求項1又は請求項2に記載された風呂水滅菌装置が奏する効果に加えて、流路管と内筒部材との間の空間を流れる風呂水に気泡を送り込む気泡ユニットを備えているため、風呂水による紫外線の吸収が少なく、風呂水の滅菌をより効率よく行うことができる。
請求項4に記載された風呂水滅菌装置は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の風呂水滅菌装置が奏する効果に加えて、流路管の内面に、紫外線発光ダイオードから放射される紫外線を反射させる表面を備えているため、内筒部材と流路管との間の空間における紫外線強度の低下が少なくなり、風呂水の滅菌を更に効率良く行うことができる。
以下、図面を参照して、本発明の風呂水滅菌装置の実施例を詳しく説明する。
図1〜図3は、本発明の風呂水滅菌装置の第一の実施例を示している。
この風呂水滅菌装置は、図1に示すように流路管11を備えている。流路管11は、下部を風呂水Wに漬けて浴槽Bに配置され、かつ浴槽Bに支持されている。支持は、流路管11の背面にあるブラケット12によってなされている。流路管11の内部には、水吸い込み管13を吸入口とし、水吐き出し管14を吐出口とする水路、水ポンプ、水路を流れる風呂水に紫外線を照射する紫外線源等が設けられている。水ポンプ及び紫外線源は、ケーブル15によって家庭用電源に接続されている。スイッチ16が操作されると、風呂水は、水ポンプによって水吸い込み管13から流路管11の内部に吸い込まれ、水路を通る間に紫外線源によって滅菌された後、水吐き出し管14から外部に送り出される。
図2は、この風呂水滅菌装置の内部構造を示している。流路管11は、下端を閉塞された中空箱形の形態をなすケース21、ケース21の上端開口に嵌め込まれるキャップ22及び外筒部材24からなっている。
ケース21の内部には、ポンプユニット23が組み込まれている。ポンプユニット23は、水ポンプ25と電動機26とを備え、電動機シャフトを垂直に位置させて流路管11の側面に収容されている。このポンプユニット23は、図3に示すように、吐出口にあるノズル28が外筒部材24の接線方向に位置して、外筒部材25の下端に嵌め込まれていると共に、外筒部材24の内部に開口している。ポンプユニット23の水吸い込み管13は、水ポンプ25の吸込口に取り付けられ、流路管11から突き出した端部にフィルタユニット27を取り付けられている。
外筒部材24は、上端を開放された中空の形態をなすステンレス鋼からなるもので、中心軸をポンプユニット23の電動機シャフトと平行に位置させてケース21の内部に収容されている。外筒部材24の上端付近には水吐き出し管14が設けられている、水吐き出し管14は、ケース21の側面から外部に突き出している。
外筒部材24の内部には、同軸に内筒部材29が挿入されている。内筒部材29も、中空筒の形態をなすもので、下端が外筒部材24の底壁を貫通して流路管11の底壁にある凹部に嵌め込まれ、上端が仕切り板31を貫通し、かつ、仕切り板31に結合されている。仕切り板31は、下面にある脚部32を外筒部材24の上端に嵌め込まれている。外筒部材24の内部は、仕切り板31によって閉塞されている。風呂水Wの水路が、水吸い込み管13、水ポンプ25、ノズル28、外筒部材24と内筒部材29との間の空間30及び水吐き出し管14によって流路管11の内部に形成されている。
気泡発生ユニットは、例えば、ポンプユニット23に組み込まれたエアーポンプ33からなるもので、電動機26によって水ポンプ25と一緒に駆動されている。空気吸い込み管34は、エアーポンプ33の吸込口に接続され、反対側が流路管11の上部に開口している。空気吐き出し管35は、エアーポンプ33の吐出口に接続され、反対端がノズル28の出口開口の付近に開口している。
紫外線源は、紫外線発光ダイオード36からなっている。紫外線発光ダイオード36は支持体37の中心に関して90°の角度間隔を形成して支持体37の周囲に配置され、かつ支持体37に固定されている。このアセンブリは、内筒部材29の内部に同軸配置されていると共に、下端を内筒部材37の底壁に、上端を仕切り板31に固定されている。紫外線発光ダイオード36の各々はポンプユニット23、スイッチ16及び動作ランプ17と一緒に、仕切り板31の上面にある電気駆動ユニット38に含まれる駆動回路に電気接続されている。これらは、ケーブル15を通じて給電され、スイッチ16を操作することで給電される。
内筒部材29は、紫外線発光ダイオード36からの紫外線を良く透過させる材料、例えば、石英ガラス管からなっている。外筒部材24は、ステンレス鋼からなっていると共に、紫外線を良く反射するように内面を鏡面処理されている。
ブラケット12は、図3に示すように、L字形をなすもので、垂直片が浴槽Bの厚みよりも狭い間隔を形成してケース21と平行に配置されていると共に、水平片がケース21の背面に結合されている。
この風呂水滅菌装置は、図1に示すように、流路管11とブラケット12の垂直片との間に浴槽Bの側壁を嵌めて、浴槽Bに設置される。設置されると、風呂水滅菌装置は、ブラケット12の水平片が浴槽Bの側壁上端面に担持され、垂直片の反発力によって浴槽Bを流路管11を側壁内面に密着させることで、浴槽Bに支持される。支持された時に、水吸い込み管13、フィルタユニット27及びポンプユニット23は、風呂水Wの中に没するが、電気駆動ユニット38及び水吐き出し管14は、風呂水Wの上部に配置され、紫外線発光ダイオード36は、内筒部材29及び仕切り板31によって密閉されている。
使用は、例えば、夜間電力を使用することができる時間帯になされる。スイッチ16が操作されると、ポンプユニット23が作動し、紫外線発光ダイオード36が発光する。風呂水Wは、ポンプユニット23によって、フィルタユニット27にて濾過された後、水吸い込み管13及びノズル28を経由し、外筒部材24と内筒部材29との間の空間30に圧送される。空間30に送り込まれた風呂水Wは、図2及び図3に矢線Aで示すように内筒部材29の周囲を螺旋状に流れ、水吐き出し管14から浴槽Bに吐き出される。同時に、エアーポンプ33が空気吐き出し管35からノズル28の出口付近に気泡を噴出して、水路を流れる風呂水Wに気泡を含ませる。
風呂水Wは、外筒部材24と内筒部材29との間の空間30を通過する時に、紫外線発光ダイオード36が発光する紫外線に曝される。内筒部材29を透過した紫外線は、風呂水Wを浮遊する気泡によって風呂水Wに吸収さる度合が少なく、しかも、風呂水Wを通過した紫外線は、外筒部材24の内面で反射され、風呂水Wの水流に戻るため、外筒部材24と内筒部材29との間の空間30の紫外線強度が高い。このため、風呂水Wに含まれるレジオネラ菌のような雑菌類を確実に減少させることができる。そして、風呂水Wは、この風呂水滅菌装置が作動していると、繰り返して濾過及び滅菌されるため、風呂の水を取り替えずに追い炊きしても、細菌感染のない、安全な入浴を行うことができる。
本発明による風呂水滅菌装置は、このように、風呂水Wが螺旋状に水ポンプ25によって圧送され、滞留時間が長く、その結果紫外線に曝される時間が長く、装置全体を小型化しても、風呂水の滅菌を確実に行え、しかも、紫外線源に安価な紫外線発光ダイオード36を使用しているため、イニシャルコストを低くすることができる。更に、滅菌は、消費電力の少ない紫外線発光ダイオード36によってなされ、メンテナンスも必要としないため、ランニングコストも低い。そして、夜間電力を使用することで、ランニングコストを更に低くすることもできる。
更に、エアーポンプ33が外筒部材24と内筒部材29との間の空間30を流れる風呂水Wに気泡を送り込んで、紫外線が風呂水Wに吸収され難くしているため、風呂水Wの滅菌を効率よく行うことができる。
更に、流路管24は、内筒部材29に対面する内面を鏡面処理され、紫外線発光ダイオード36からの紫外線を良く反射するため、気泡によって紫外線の吸収が少ないことと相俟って、風呂水Wの滅菌を極めて効率良く行うことができる。
なお、内部の清掃は、キャップ32をケース21から外し、仕切り板31、電気駆動ユニット38、内筒部材29、紫外線発光ダイオード36及び支持体37からなるアセンブリを流路管11から抜き抜き、内筒部材29の内面や外筒29の内面等に付着した水垢類を除去した後、アセンブリを流路管11に嵌め、キャップ32を被せることで行なえる。
図4は、本発明の風呂水滅菌装置の他の実施例を示している。この風呂水滅菌装置も、流路管111を備えている。流路管111は水平方向に長く延びた形態をもつもので、下部にポンプユニット123を備えている。流路管111の内部には吸入口をもつ水吸い込み管113及び吐出口をもつ水吐き出し管114を備える水路、紫外線源等が設けられている。ポンプユニット123及び紫外線源はケーブル115によって家庭電源に接続されている。
この風呂水滅菌装置は、ポンプユニット123を風呂水に漬けて浴槽Bに配置され、流路管111の背面にあるブラケット112によって浴槽Bに支持される。スイッチが操作されると、風呂水Wは、水ポンプによって水吸い込み管113から水吐き出し管114に送り出されると共に、紫外線源によって滅菌される。
流路管111は、一端を閉塞された中空箱形の形態をなすケース121、ケース121の上端開口に嵌め込まれるキャップ122及びケース内部に配置された容器124を備えている。ポンプユニット123は、ケース121の端部に組み込まれている。このポンプユニット123も水ポンプ125、エアーポンプ133及びこれらのポンプを駆動する電動機126を備えている。水ポンプ125の吸込口に接続された水吸い込み管113は、流路管111の下方に真っ直ぐに延び、下端にフィルタユニット127が取り付けられている。水ポンプ125の吐出口は、ノズル128によって容器124の内部に開口している。エアーポンプ133の空気吐き出し管135はノズル128の出口開口の付近に開口している。図示されていないが、空気吸い込み管は流路管111の外部に開口している。
容器124は、上端を開放された中空のもので、中心軸を水平にしてケース121の内部に収容されている。容器124の反対端付近には水吐き出し管114が接続され、水吐き出し管114の端部は、ケース121の側面から外部に突き出している。
容器124の内部には、これと同軸に内筒部材129が挿入されている。内筒部材129は、中空筒の形態をなすもので、左端がケース121の端壁に嵌め込まれ、右端が仕切り板131を貫通している。仕切り板131は、脚部132を容器124に嵌められ、容器124を閉塞している。
紫外線源は、多数の紫外線発光ダイオード136からなっている。紫外線発光ダイオード136は、支持体137の周囲に螺旋状に配置されかつ支持体137に固定されている。このアセンブリは、内筒部材129の内部に配置されている。紫外線発光ダイオード136は、ポンプユニット123、スイッチ及び動作ランプと共に、仕切り板131の上面にある電気駆動ユニット138に電気接続されている。これらは、ケーブル115を通じて給電され、スイッチを操作することで作動するようになっている。内筒部材129は、紫外線発光ダイオード136からの紫外線を良く透過させる材料、例えば、石英ガラス管からなっている。そして、容器124は、ステンレス鋼からなっていると共に、紫外線を良く反射するように内面を鏡面処理されている。
邪魔板141は、ほぼ半円形をなすもので、直線部部分を交互に上下逆にし、かつ互いに間隔を置いて配置されている。位置決めは、紫外線発光ダイオード136の間に位置して、邪魔板141を内筒部材129に嵌合かつ固定することによってなされている。
ブラケット112は、図1〜図3に関連して説明した実施例と同様に、L字形をなすもので、垂直片が浴槽の厚みよりも狭い間隔を形成してケース121と平行に配置されていると共に、水平片がケース121の背面に結合されている。
この風呂水滅菌装置も、流路管111とブラケット112との間に浴槽Bの側壁が嵌り込むように、浴槽Bの上に設置される。設置されると、水吸い込み管113及びフィルタユニット127が風呂水Wに没する。
使用は、夜間電力を使用することができる時間帯になされる。スイッチが操作されると、紫外線発光ダイオード136が発光し、ポンプユニット123及びエアーポンプ133が作動する。風呂水Wは、ポンプユニット123によって、フィルタユニット127によって濾過され、水吸い込み管113及びノズル128を経由して、容器124の内部に圧送される。風呂水Wは、邪魔板141に案内されて矢線Aで示すように流れた後、水吐き出し管114から浴槽Bの吐き出され、再び吸い込まれる。同時に、エアーポンプ133からの気泡が水路に向かって流れる風呂水Wにノズル128の付近から流出する。
風呂水Wが、容器124と内筒部材129との間にある空間130を通過すると、紫外線発光ダイオード136からの紫外線に曝される。紫外線発光ダイオードから放射された紫外線は、内筒部材129を透過し、容器124の内面で反射され、しかも、エアーポンプ133によって発生した気泡によって、風呂水Wにほとんど吸収されず、容器124と内筒部材129との間にある空間130の紫外線強度が高い。これに加えて、邪魔板141が風呂水Wの滞留時間を長くするため、風呂水Wに含まれるレジオネラ菌のような雑菌が著しく減少する。そして、風呂水Wは、風呂水滅菌装置が作動している間、繰り返して装置を通過するため、確実に滅菌される。このため、風呂の水を取り替えずに追い炊きしても、細菌感染のない、安全な入浴を行なえる。
内部清掃は、キャップ132を外して、仕切り板131、電気駆動ユニット138、内筒部材129、紫外線発光ダイオード136及び支持体137からなるアセンブリを流路管11から引き抜き、内筒部材129の外面や外筒129の内面に付着した水垢等を除去した後、アセンブリを流路管11に嵌め、キャップ32を嵌めることで行われる。
このような風呂水滅菌装置も、風呂水Wの滞留時間が長く、紫外線に曝される時間が長く、装置全体を小型化することができるばかりか、紫外線源として安価な紫外線発光ダイオード136を使用しているため、イニシャルコストを低くすることができる。そして、滅菌を消費電力の少なく、メンテナンスを必要としない紫外線発光ダイオード136によって滅菌を行っており、夜間電力も使用することができるので、ランニングコストも低くすることができる。更に、エアーポンプ133が容器124と内筒部材129との間の空間130を流れる風呂水Wに気泡を送り込んでおり、しかも、内筒部材129に対面する内面を鏡面処理され、紫外線発光ダイオード136からの紫外線を反射するため、風呂水Wの滅菌を極めて効率良く行うことができる。
なお、以上説明した実施例において、内筒部材29,129は石英ガラスからなっているが、紫外線発光ダイオード36,136が発光する紫外線の主波長に応じて、耐熱ガラス等の他のガラスやプラスチックを採用してもよい。
また、外筒部材24,124は、ケース21,121の内部に収納されているが、ケース21,121を無くし、外筒部材24,124にケース21,121を兼用させ、よりシンプルに構成しても良い。外筒部材自体も、内面を鏡面仕上げされたステンレス鋼のみに限定されず、内面に紫外線反射層をメッキした他の金属やプラスチック等からなっていてもよい。
そして、エアーポンプ33,133は、水ポンプ25,125及び電動機26,126と一緒に一つのユニットを構成しているが、水ポンプから独立したものからなっていてもよい。
本発明の風呂滅菌装置の一実施例を示す外観斜視図である。 図1の2−2線に沿う縦断面図である。 図2の3−3線に沿う外筒部材まわりの横断面図である。 本発明の風呂滅菌装置の他の実施例を示す縦断面図である。
符号の説明
11,111 ・・・ 流路管
12,112 ・・・ ブラケット
13,113 ・・・ 水吸い込み管
14,114 ・・・ 水吐き出し管
15 ・・・ ケーブル
16 ・・・ スイッチ
17 ・・・ 動作ランプ
21,121 ・・・ ケース
22,122 ・・・ キャップ
23,123 ・・・ ポンプユニット
24,124 ・・・ 外筒部材
25,125 ・・・ 水ポンプ
26,126 ・・・ 電動機
27,127 ・・・ フィルタユニット
28,128 ・・・ ノズル
29,129 ・・・ 内筒部材
31,131 ・・・ 仕切り板
32,132 ・・・ 脚部
33,133 ・・・ エアーポンプ
34 ・・・ 空気吸い込み管
35,135 ・・・ 空気吐き出し管
36,136 ・・・ 紫外線発光ダイオード
37,137 ・・・ 支持体
38,138 ・・・ 電気駆動ユニット
B ・・・ 浴槽
W ・・・ 風呂水

Claims (4)

  1. 吸入口及び吐出口をもつ中空の流路管と、風呂水を前記吸入口から前記吐出口に向かって送り、吸入口から吐出口に至る風呂水の水路を形成する水ポンプと、前記水路に面して前記流路管の内部に組み込まれた紫外線源とを備え、
    前記紫外線源が、紫外線透過材料からなる内筒部材と、前記内筒部材内に配置された複数の紫外線発光ダイオードとからなることを特徴とする風呂水滅菌装置。
  2. 前記水ポンプが、前記流路管と前記内筒部材との間の空間に前記風呂水を螺旋状に圧送することを特徴とする請求項1に記載の風呂水滅菌装置。
  3. 前記流路管と前記内筒部材との間の前記空間を流れる前記風呂水に気泡を送り込む気泡ユニットを備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の風呂水滅菌装置。
  4. 前記流路管の内面に、前記紫外線発光ダイオードから放射される紫外線を反射させる表面を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の風呂水滅菌装置。
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