JP2005081205A - ロングノズルパイプ付きトリガースプレー装置 - Google Patents

ロングノズルパイプ付きトリガースプレー装置 Download PDF

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博 鳥海
Mitsuhisa Soneda
充久 曽根田
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Abstract

【課題】片手で薬液の散布作業が可能で、重い薬液ボトルを常に手に持っている必要がなく、作業開始時の準備作業も容易で、不使用時の保管にも便利なトリガースプレー装置を提供することを課題とする。
【解決手段】トリガーレバー(12)とこれによって作動せしめられるポンプとを具備するトリガースプレーボディー(11)と; 先端にノズルヘッド(14)が取り付けられ、他端は上記ポンプの吐出口に連通するようトリガースプレーボディー(11)に取り付けられるロングノズルパイプ(13)と; 一端が上記ポンプの吸入口に連通するようトリガースプレーボディー(11)に取り付けられ、他端が別途用意される薬液タンク(2)内の薬液に浸けられるホース(15)と; トリガースプレーボディー(11)に取り付けられ、不使用時に上記ホース(15)を収納し得るホース収納機能付きグリップ(16)と; を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、トリガースプレー装置の改良に関し、特に、手元から或る程度離れた距離にある天井等に所望の薬液を散布するためのトリガースプレー装置に関するものである。
手元からやや離れた箇所に薬液を散布する場合、即ち例えば、天井に黴止め剤を散布したり、庭木の手の届かない枝葉に殺虫剤を散布したりする場合、従来は、図4に示す如く、薬液ボトル32にトリガースプレー装置31を取り付け、トリガースプレー装置31の噴出口にチューブ33を取り付け、チューブ33のもう一方の端部にノズルヘッド34を取り付けると共に、このノズルヘッド34を望ましくは伸縮可能なパイプ35の先端に取り付けたような装置を用いていた。使用時には、片手に薬液ボトル32を取り付けたトリガースプレー装置31を持ち、もう一方の手にパイプ35を持って、ノズルヘッド34を所望の箇所に近づけ、薬液散布を行っていた。
このような構成のスプレー装置の具体例としては、例えば下記の特許文献1に記載のものが挙げられる。
実開昭63−136756号公報
或いはまた、図5に示す如く、薬液ボトル32にトリガースプレー装置31を取り付け、トリガースプレー装置31の噴出口にチューブ33を取り付け、このチューブの先にパイプ35を取り付け、パイプ35の先端にノズルヘッド34を取り付けたような装置も用いられている。この場合も、使用時には、片手に薬液ボトル32を取り付けたトリガースプレー装置31を持ち、もう一方の手にパイプ35を持って、ノズルヘッド34を所望の箇所に近づけ、薬液散布を行うものである。
然しながら、上記の如き従来の装置であると、両手で作業を行う必要があって不便であり、また、作業中はトリガースプレー装置31と共に薬液ボトル32を常に持っていなければならないため、作業時間が長くなるとその重さが負担となる場合も多かった。また、不使用時におけるチューブ33やパイプ35の保管に場所を取ったり、それらの取付け、取外し作業も面倒であった。
本発明は、上記の問題点を解決するためなされたものであり、その目的とするところは、片手で作業が可能で、重い薬液ボトルを常に手に持っている必要がなく、作業開始時の準備作業も容易で、不使用時の保管にも便利なロングノズルパイプ付きトリガースプレー装置を提供することにある。
上記の目的は、
トリガーレバーとこれによって作動せしめられるポンプとを具備するトリガースプレーボディーと、
先端にノズルヘッドが取り付けられ、他端は上記ポンプの吐出口に連通するようトリガースプレーボディーに取り付けられるロングノズルパイプと、
一端が上記ポンプの吸入口に連通するようトリガースプレーボディーに取り付けられ、他端が別途用意される薬液タンク内の薬液に浸けられるホースと、
トリガースプレーボディーに取り付けられ、不使用時に上記ホースを収納し得るホース収納機能付きグリップと、
を備えたことを特徴とするロングノズルパイプ付きトリガースプレー装置によって達成できる。
その場合において、上記ロングノズルパイプが、入れ子状に伸縮可能なよう構成されることが推奨される。
また、上記ホースにコイル状の巻き癖がつけられ、不使用時に上記ホース収納機能付きグリップ内へ容易に収容可能なよう構成されることが推奨される。
更にまた、上記ロングノズルパイプの先端に、各種ノズルヘッドを交換可能なように取り付け得るよう構成されることが推奨される。
また、上記ホース収納機能付きグリップの後端部に、不使用時に取り外したロングノズルパイプを保持する挟持爪を設けることも推奨される。
上記の如き構成であると、先端にノズルヘッドを有するロングノズルパイプがトリガースプレー装置自体に取り付けられているので、片手で薬液の散布操作ができ、また、薬液タンクをトリガースプレー装置から切り離してセパレート形式とし、薬液はホースを通じてトリガースプレー装置へ導くようにしたので、薬液タンクを手に持って作業をする必要がなく、スプレー作業が楽になるものである。また、ロングノズルパイプを伸縮可能なように構成することによって、保管時に場所を取らず便利である。ホースにはコイル状の巻き癖をつけておくことによって、不使用時にホース収納機能付きグリップ内への収容が容易となり、不使用時の保管にも便利である。また、作業開始時には、ホースの一端が薬液タンク内の薬液に浸かるようにタンクに固定するだけでよいから、準備作業も容易になる。更にまた、ロングノズルパイプの先端に取り付けられるノズルヘッドを様々なタイプのもの(噴射状態が、泡状、霧状、ジェット状のもの、等々)に交換可能なように構成することにより、スプレー装置の用途を拡げることができる。また、ホース収納機能付きグリップの後端部に、不使用時に取り外したロングノズルパイプを保持する挟持爪を設けておくことにより、取り外したロングノズルパイプをこの挟持爪に嵌め込んで保管するようにすれば、コンパクトに保管、収納することができる。
以下、図面を参照しつゝ本発明を具体的に説明する。
図1は、本発明に係るロングノズルパイプ付きトリガースプレー装置の一実施例を、薬液タンクと共に示す要部破断正面図、図2は、そのロングノズルパイプを縮小した状態を示す外観正面図で、図3は、本発明に係るロングノズルパイプ付きトリガースプレー装置のもう一つの実施例を示す外観正面図である。
図1及び図2中、1はトリガースプレー装置、2は薬液タンクであり、トリガースプレー装置1のうち、11はトリガースプレーボディー、12はトリガーレバー、13は伸縮式のロングノズルパイプ、14はノズルヘッド、15はホース、16はホース収納機能付きグリップである。
トリガースプレーボディー11の内部には、ポンプ(図では省略)が内蔵され、トリガーレバー12を操作することによって当該ポンプが作動せしめられ、薬液タンク2内の薬液がホース15を通じて吸い上げられて、ロングノズルパイプ13内へ送られ、ノズルヘッド14の先端から噴射されるようになっている。
図示した実施例において、ロングノズルパイプ13は、入れ子式の3本のアルミニウム管等で作製された伸縮可能なパイプであり、使用時には図1に示すように引き伸ばし、手元から離れた箇所への薬液の散布を容易になし得るようになっている。また、不使用時には図2に示す如くロングノズルパイプ13を押し縮め、コンパクトにして保管するようにする。手元に近い箇所への薬液散布時には、図2に示すような押し縮めた状態のままで散布することも可能である。
図示した実施例において、ロングノズルパイプ13の手元側端部の内周面若しくは外周面には、ネジ溝を形成し、トリガースプレーボディー11の噴出口に形成したネジとねじ合わせて取り付けるようになっているが、取付け手段はこれに限定されるものではない。
ロングノズルパイプ13を、入れ子式に伸縮自在なように構成した場合に、複数のパイプの接続部分のシールにコストがかかる場合には、ロングノズルパイプ13は所定の長さの1本のパイプであってもよく、長さのパイプを複数種類用意しておき、適宜取り換えて使い分けるようにしてもよい。
ロングノズルパイプ13の先端に取り付けられるノズルヘッド14は、使用目的に応じて、噴射状態が、泡状のものや、霧状或いはジェット状のもの等々を適宜交換可能なように構成することが望ましく、薬液の種類に応じて交換するように構成することも推奨される。
図示する如く、トリガースプレーボディー11の底部には、不使用時にホース15を収納するためのホース収納機能付きグリップ16が設けられる。
ホース15のトリガースプレーボディー11に取り付けられる側の端部に近い所定の長さの部分は、図1に示す如くコイル状の巻き癖がつけられ、ホース収納機能付きグリップ16内への収納が行われ易いようになっている。
ホース15の自由端は薬液タンク2内の薬液中に浸けられるが、作業中にホースの先端が薬液タンクから抜け出さないように、必要に応じて、ホース15を薬液タンク2の口部に固定するクリップその他の手段を設けるようにする。
図3には、上記ホース収納機能付きグリップ16の後端部に、不使用時に取り外したロングノズルパイプ13を保持する挟持爪16a及び16bを設けた実施例が示されている。なお、図3中、(A)図はスプレー装置全体の正面図、(B)図はそのトリガースプレーボディー部分の上面図、(C)図はグリップの底面図、(D)図はグリップの断面図、(E)図はグリップの上面図である。
不使用時に取り外したロングノズルパイプ13を、挟持爪16a及び16bに嵌め込んで保管することにより、コンパクトに保管、収納することができる。
なお、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、上記の説明から当業者が容易に想到し得るすべての変更実施例を包摂するものである。
本発明に係るトリガースプレー装置は上記の如く構成されるので、本発明によるときは、片手で薬液の散布作業操作ができ、また、薬液タンクを手に持って作業をする必要がなく、スプレー作業が従来に比べて格段に楽になるものである。また、ロングノズルパイプを伸縮可能なように構成することによって、保管時に場所を取らず便利である。ホースにはコイル状の巻き癖をつけておくことによって、不使用時にホース収納機能付きグリップ内への収容が容易となり、不使用時の保管も便利となる。また、作業開始時には、ホースの一端が薬液タンク内の薬液に浸かるようにタンクに固定するだけでよいから、準備作業も容易になる。更にまた、ロングノズルパイプの先端に取り付けられるノズルヘッドを様々なタイプのものに交換可能なように構成することにより、スプレー装置の用途を拡げることができる。また、不使用時に取り外したロングノズルパイプを、グリップの後端部に設けた挟持爪に嵌め込んで保管することにより、コンパクトに保管、収納することができる。従って、本発明は多大の産業上の利用可能性を有するものである。
本発明に係るロングノズルパイプ付きトリガースプレー装置の一実施例を、別途用意される薬液タンクと共に示す要部破断正面図である。 図1に示すトリガースプレー装置のロングノズルパイプを縮小させた状態を示す外観正面図である。 本発明に係るロングノズルパイプ付きトリガースプレー装置のもう一つの実施例を示す外観正面図である。 従来のトリガースプレー装置の使用状態を示す説明図である。 従来のトリガースプレー装置のもう一つ使用状態を示す説明図である。
符号の説明
1 トリガースプレー装置
11 トリガースプレーボディー
12 トリガーレバー
13 ロングノズルパイプ
14 ノズルヘッド
15 ホース
16 ホース収納機能付きグリップ
2 薬液タンク
31 トリガースプレー装置
32 薬液ボトル
33 チューブ
34 ノズルヘッド
35 パイプ

Claims (5)

  1. トリガーレバー(12)とこれによって作動せしめられるポンプとを具備するトリガースプレーボディー(11)と、
    先端にノズルヘッド(14)が取り付けられ、他端は上記ポンプの吐出口に連通するようトリガースプレーボディー(11)に取り付けられるロングノズルパイプ(13)と、
    一端が上記ポンプの吸入口に連通するようトリガースプレーボディー(11)に取り付けられ、他端が別途用意される薬液タンク(2)内の薬液に浸けられるホース(15)と、
    トリガースプレーボディー(11)に取り付けられ、不使用時に上記ホース(15)を収納し得るホース収納機能付きグリップ(16)と、
    を備えたことを特徴とするロングノズルパイプ付きトリガースプレー装置(1)。
  2. 上記ロングノズルパイプ(13)が、入れ子状に伸縮可能なよう構成されたことを特徴とする請求項1に記載のロングノズルパイプ付きトリガースプレー装置(1)。
  3. 上記ホース(15)にコイル状の巻き癖がつけられ、不使用時に上記ホース収納機能付きグリップ(16)内へ容易に収容可能なよう構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のロングノズルパイプ付きトリガースプレー装置(1)。
  4. 上記ロングノズルパイプ(13)の先端に、各種ノズルヘッド(14)を交換可能なように取り付け得るよう構成されたことを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか一項に記載のロングノズルパイプ付きトリガースプレー装置(1)。
  5. 上記ホース収納機能付きグリップ(16)の後端部に、不使用時に取り外したロングノズルパイプ(13)を保持する挟持爪(16a,16b)を設けたことを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれか一項に記載のロングノズルパイプ付きトリガースプレー装置(1)。
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