JP3165278U - 液体散布装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】液垂れを防止した状態で、液体タンクとノズルの距離を長くとれるため、散布する際に、使用者は、腰をかがめなくても直立の状態で、ノズルを草等の対象物に近づけることができ、この結果、長時間にわたって又移動しながらの作業も簡易にでき、ひいては、作業能率を向上させることができる液体散布装置を提供する。【解決手段】操作管20の後端に液体タンク10を設置するとともに先端に液体噴射部30を設置し、操作レバー12を操作することによって前記液体タンク内の液体を前記液体噴射部に加圧供給し、ノズル孔から噴射する液体散布装置Aを構成する。又、前記液体噴射部は液室を有し、この液室は逆止弁を介して前記操作管の先端部と連通し、この逆止弁はスプリング圧によって前記液室からの逆流を防止するとともにこのスプリング圧は前記液体の供給圧よりも小さくして液体散布装置を構成する。【選択図】図1
Description
この考案は液体散布装置に関し、作業者が立ったままの状態で芝生等に除草剤・水等の液体を散布する場合に使用されるものである。
従来におけるこの種の液体散布装置は、液体タンク(例えば、病虫剤駆除剤タンク)にノズルを連結したものであり、作業者は、液体タンクの部分を把持し、操作レバーを操作することによって、前記液体タンク内の液体(病虫剤駆除剤)を前記ノズルから噴射していた。
しかしながら、かかる従来の液体散布装置あっては、ノズルの先端からの液垂れを防止する必要上、液体タンクの近傍にノズルが設置されていたため、散布するにあたって、使用者は腰をかがめ、ノズルを草等の対象物に近づけなければならず、この結果、長時間にわたって又広範囲にわたっての作業は苦痛であり、ひいては、作業能率を向上させにくいという不都合を有した。
この不都合を解消することが、この考案の課題である。
この考案に係る液体散布装置においては、操作レバーを有する液体タンクとノズル孔を有する液体噴射部と液体を供給する操作管とを備え、前記操作管の後端に前記液体タンクを設置するとともに先端に液体噴射部を設置し、前記操作レバーを操作することによって前記液体タンク内の液体を前記液体噴射部に加圧供給し前記ノズル孔から噴射する液体散布装置において、前記液体噴射部は液室を有し、この液室は逆止弁を介して前記操作管の先端部と連通し、この逆止弁はスプリング圧によって前記液室からの逆流を防止するとともにこのスプリング圧は前記液体の供給圧よりも小さくしたものである。
この場合、前記液室内の先端側にバネ座を略隙間無く内嵌めし、このバネ座の外周面に螺旋溝を形成し、この螺旋溝を介して前記液室の液体を前記ノズル孔に送ることもできる。
また、前記液室を円筒状にするとともにその軸心を前記操作管の軸心と略一致させることもできる。
更に、前記操作管を先端部において曲げることもできる。
さらに、前記液体を除草剤にすることもできる。
この考案に係る液体散布装置は上記のように構成されているため、即ち、操作レバーを有する液体タンクとノズル孔を有する液体噴射部と液体を供給する操作管とを備え、前記操作管の後端に前記液体タンクを設置するとともに先端に液体噴射部を設置し、前記操作レバーを操作することによって前記液体タンク内の液体を前記液体噴射部に加圧供給し前記ノズル孔から噴射する液体散布装置において、前記液体噴射部は液室を有し、この液室は逆止弁を介して前記操作管の先端部と連通し、この逆止弁はスプリング圧によって前記液室からの逆流を防止するとともにこのスプリング圧は前記液体の供給圧よりも小さくしたため、前記操作レバーを操作して前記液体タンク内の液体を前記液体噴射部に加圧供給したときにのみ前記逆止弁が開いて、液体は前記液室に供給され前記ノズル孔から噴出され、前記液体の加圧供給が停止したときには、前記逆止弁は閉鎖して前記操作管内の液体はそのまま封入される。
よって、この液体散布装置を使用すれば、液垂れを防止した状態で、液体タンクとノズルの距離を長くとれるため、散布する際に、使用者は、腰をかがめなくても直立の状態で、ノズルを草等の対象物に近づけることができ、この結果、長時間にわたって又移動しながらの作業も簡易にでき、ひいては、作業能率を向上させることができるものである。即ち、立ったままの状態でスポット的に液体散布作業ができるにも関わらず、垂れた液体によって周囲が汚れることはないものである。
この場合、前記液室内の先端側にバネ座を略隙間無く内嵌めし、このバネ座の外周面に螺旋溝を形成し、この螺旋溝を介して前記液室の液体を前記ノズル孔に送るようにすれば、スパイラル状に液体を噴射させることができ、液体を直線状に散布しやすいものである。
また、前記液室を円筒状にするとともにその軸心を前記操作管の軸心と略一致させれば、前記逆止弁に対して液体圧を均一にかけることができるため、逆止弁も均一に開放しやすく、この結果、ノズル孔から液体を軸心に沿って噴射させやすいものである。
さらに、前記操作管を先端部において曲げれば、作業者から離れた位置に対して垂直方向から液体散布することができるものである。
さらに、前記液体を除草剤にすれば、液垂れを防止した状態で、使用者は、腰をかがめなくても直立の状態で、長時間にわたって又移動しながら除草剤の散布作業を簡易することが出来る。即ち、立ったままの状態でスポット的に除草剤を散布することができるにも関わらず、意図しない箇所に除草剤が垂れ落ちて除草の対象でない草花を枯らしてしまうおそれはないものである。
この考案に係る「液体散布装置」においては、「液体タンク」は把持部を兼ねている。作業者はこの把持部を把持し、指で「操作レバー」を操作することによって、「液体タンク」内の液体を操作管内に加圧供給することができる。
また、「スプリング」は圧縮コイルばねが適している。
また、「操作管」の先端部は鈍角状に曲げられている。
また、「液体」は水、除草剤等、液体であればいかなるものでも良い。
以下、図面に基づいてこの考案の実施例を説明する。
図1はこの考案に係る液体散布装置の正面図、図2は図1におけるII部拡大断面図、図3はこの液体散布装置の使用状態図である。
図1において、Aは液体散布装置、10は液体タンクである。この液体タンク10には除草剤、水等の散布すべき液体が封入されている。11はキャップ部であり、前記液体タンク10が着脱自在に螺子嵌めされている。また、12は操作レバーであり、前記キャップ部11に揺動可能に設置されている。前記キャップ部11はポンプ機能を有し、前記操作レバー12を弾性に抗して揺動することにより(図においてB方向に)、前記液体タンク10内の液体を排出管13から排出できる。
20は操作管であり、前記液体タンク10の排出管13に螺子結合されている。この操作管20はパイプ材によって形成され、前記排出管13と同じ方向に延び、先端部において内側に鈍角状に曲がっている。30は噴射部であり、前記排出管20の先端部に螺子嵌めされている。
20は操作管であり、前記液体タンク10の排出管13に螺子結合されている。この操作管20はパイプ材によって形成され、前記排出管13と同じ方向に延び、先端部において内側に鈍角状に曲がっている。30は噴射部であり、前記排出管20の先端部に螺子嵌めされている。
図2において、31は噴射部30の基部であり、この基部31を介して前記排出管20に螺子結合されている。この基部31は筒状をしている。32はノズルケースであり、Oリング33を介して前記基部31に外嵌め螺子結合されている。このノズルケース32は有底円筒状であり、その内部がこの考案の液室34を構成する。35はノズル孔であり、前記ノズルケース32の先端底部に形成されている。このノズル孔35を介して前記液室34の液体は噴射する。
36は逆止弁であり、前記基部31の先端開口のOリング37を介して進退可能に内嵌めされている。この逆止弁36は前記液室34に流入した液体の逆流を防ぐためのものである。38はばね座であり、前記ノズルケース32の前端部に略隙間なく内嵌めされている。このばね座38と前記逆止弁35との間には圧縮コイルスプリング39が設置されている。このコイルスプリング39のスプリング圧は液体の供給圧よりも小さいものである。40は螺旋溝であり前記ばね座38の外周面に形成されている。このため前記液室34の液体はこの螺旋溝40を介してスパイラル運動をしながら前記ノズル孔35に方向に流れることができる。
次に、図1〜3に基づいて、この液体散布装置の使用方法を説明する。
図3に示すように、使用者Mは、前記液体散布装置Aの液体タンク10を把持する。このとき使用者Mの人差指は前記操作レバー12にかかっている。この状態で、その噴射部30を上方から草Gに対向させ、弾性に抗して操作レバー12を引く。すると、ポンプ機能によって前記液体タンク10の液体が、操作管20を介して、前記噴射部30に加圧供給される。そして、コイルスプリング39の弾性に抗して逆止弁35は開放し、前記液室34に流入し、螺旋溝40を介して前記ノズル孔35から前記草Gにスポット状に散布される。
散布後、使用者Mは操作レバー12を元に戻せば、ポンプ機能は停止し、前記液体タンク10の液体の前記噴射部30への加圧供給は停止する。すると、コイルスプリング39の弾性によって前記逆止弁35は閉止し、液体は前記液室34に流入することなく、前記操作管20内に封入される。このため、散布後に、操作管20内の液体がノズル孔35からたれ落ちることはなく、作業がしやすいものである。なお、操作管20内に封入された液体は次の作業の際に加圧液体として使用される。
この考案に係る液体散布装置は、液垂れを防止した状態で、液体タンクとノズルの距離を長くとれるため、使用者は、直立の状態で、ノズルを草等の対象物に近づけることができ、この結果、長時間にわたって又移動しながらの作業も簡易にできる。立ったままの状態でスポット的に液体散布作業ができるにも関わらず、垂れた液体によって周囲が汚れることはなく、又、液体が飛散しないため、近隣に迷惑をかけることもない。その利用可能性は極めて高いものである。
A … 液体散布装置
10 … 液体タンク
11 … キャップ部
12 … 操作レバー
13 … 排出管
20 … 操作管
30 … 噴射部
31 … 基部
32 … ノズルケース
33 … Oリング
34 … 液室
35 … ノズル孔
36 … 逆止弁
37 … Oリング
38 … ばね座
39 … 圧縮コイルスプリング
40 … 螺旋溝
G … 草
10 … 液体タンク
11 … キャップ部
12 … 操作レバー
13 … 排出管
20 … 操作管
30 … 噴射部
31 … 基部
32 … ノズルケース
33 … Oリング
34 … 液室
35 … ノズル孔
36 … 逆止弁
37 … Oリング
38 … ばね座
39 … 圧縮コイルスプリング
40 … 螺旋溝
G … 草
Claims (5)
- 操作レバーを有する液体タンクとノズル孔を有する液体噴射部と液体を供給する操作管とを備え、前記操作管の後端に前記液体タンクを設置するとともに先端に液体噴射部を設置し、前記操作レバーを操作することによって前記液体タンク内の液体を前記液体噴射部に加圧供給し前記ノズル孔から噴射する液体散布装置において、前記液体噴射部は液室を有し、この液室は逆止弁を介して前記操作管の先端部と連通し、この逆止弁はスプリング圧によって前記液室からの逆流を防止するとともにこのスプリング圧は前記液体の供給圧よりも小さいことを特徴とする液体散布装置。
- 前記液室内の先端側にバネ座を略隙間無く内嵌めし、このバネ座の外周面に螺旋溝を形成し、この螺旋溝を介して前記液室の液体を前記ノズル孔に送ることを特徴とする請求項1の液体散布装置。
- 前記液室は円筒状であるとともにその軸心は前記操作管の軸心と略一致していることを特徴とする請求項1又は請求項2の液体散布装置。
- 前記操作管が先端部において曲げられていることを特徴とする請求項1,請求項2又は請求項3の液体散布装置。
- 前記液体が除草剤であることを特徴とする請求項1,請求項2,請求項3又は請求項4の液体散布装置。
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JP2010007092U JP3165278U (ja) | 2010-10-25 | 2010-10-25 | 液体散布装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105538504A (zh) * | 2016-02-03 | 2016-05-04 | 邓代强 | 单孔旋转气流造浆喷嘴 |
CN107149995A (zh) * | 2017-07-19 | 2017-09-12 | 国网冀北电力有限公司承德供电公司 | 自喷罐 |
JP2018123938A (ja) * | 2017-02-03 | 2018-08-09 | ヤマホ工業株式会社 | 逆止弁とそれを備えた散布杆 |
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2010
- 2010-10-25 JP JP2010007092U patent/JP3165278U/ja not_active Expired - Fee Related
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