JP2005079267A - ヘテロ接合バイポーラトランジスタ用エピタキシャルウェハ - Google Patents

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【課題】ベース層自体を工夫することによって、ベース−エミッタ界面の伝導帯エネルギーの差△Ecを小さくし、ターンON電圧を小さくしたヘテロ接合バイポーラトランジスタ用エピタキシャルウェハを提供すること。
【解決手段】半絶縁性のGaAs基板1上に、n型伝導のGaAsサブコレクタ層2と、n型伝導のGaAsコレクタ層3と、p型伝導のベース層14と、n型伝導のInGaPエミッタ層15と、n型伝導のGaAsエミッタコンタクト層6と、n型伝導のInGaAsノンアロイ層7を含む化合物半導体層を形成したヘテロ接合バイポーラトランジスタ用エピタキシャルウェハにおいて、上記ベース層14が、エミッタ層15のInGaPと格子整合する組成を持ったGaInAsPから成る構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明はヘテロ接合バイポーラトランジスタ(以下、HBTという。)用エピタキシャルウェハに係り、特にターンオン電圧の小さい構造のHBT用エピタキシャルウェハに関するものである。
HBTは、電界効果トランジスタのように2種類の電源を必要とせずに単一電源での使用ができ、低歪みの信号増幅が可能である等の優れた特徴を持つことから、携帯電話、デジタル通信、ミリ波システムなど、小型化と高周波領域での高性能のパワー増幅が要求されるデバイスとして使用されている。
近年では、AlGaAsに代わってInGaPをエミッタに用いるInGaP/GaAs系HBTが実用化されており、既に寿命試験の結果で、AlGaAs/GaAs系HBTよりも長寿命であるとの報告もある。
図4は従来のInGaP/GaAs系HBT構造の一例である。この化合物半導体ヘテロ接合バイポーラトランジスタ用エピタキシャルウェハは、半絶縁性GaAs基板1上に、有機金属気相成長法(MOVPE)により、順次、サブコレクタ層2としてn+型GaAs、コレクタ層3としてアンドープGaAsまたはn-型GaAs、ベース層4としてp+型GaAs、エミッタ層5としてn型InGaP、エミッタコンタクト層6としてのn+型GaAs、ノンアロイ層7としてn+型InGaAsを成長した構成を有する。
HBT素子としては、ベース層4の上にベース電極9、ノンアロイ層7の上にエミッタ電極8を形成し、サブコレクタ層2の上にコレクタ電極10を形成する。ベース電極4とエミッタ電極8の間に電圧を印加してこれを増加させたとき、コレクタ電極10からの出力電流が、入力電流であるベース電流によって増幅される特質を有しており、この出力電流と入力電流の比、即ち、電流増幅率(出力電流/入力電流。以下、βという。)がこのトランジスタの重要な特性となる。つまりベース層・ノンアロイ層間に流れる電流(ベース電流Ib)によって、サブコレクタ層・ノンアロイ層間の大きな電流(コレクタ電流Ic)を制御する。
HBTでは、図5に示すように、ヘテロ接合を形成しているベース層、エミッタ層のバンド不連続のため、ベース層、エミッタ層の伝導帯のエネルギーEcにエネルギー差△Ecが存在する。HBTが動作するには、この伝導帯におけるエネルギー差△Ecを補償する電圧を印加したところから増幅動作が開始される。△Ecを補償する電圧をターンオン電圧と呼ぶ。デバイスの低電圧駆動のためには、このターンオン電圧を小さくすることが必要である。
上記エネルギー差△Ecを小さくでき、注入エネルギーを下げ、オフセット電圧を低減することのできる技術として、InGaP/GaAs系HBTのエミッタ層とベース層の間にInGaAsP層からなる遷移層を挿入し、エッチングストッパーとしての役割も持たせる構造とすることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、エミッタ層のベース層と接合する部分に、ベース層と反対の導電型であってベース層と同一の材質を用いたヘテロ接合エミッタバイポーラトランジスタ(HEBT)においては、ターンオン電圧が著しく低下し、消費電力も減少する。そこで、エミッタ層をGaAs層と、GaAsよりもバンドギャップが大きい半導体層から構成し、後者の半導体層として、GaAsに格子整合し、且つ、GaAsに対して△Ec<△EvとなるInGaPまたはInGaAsPを用いる。そうすると、ベース層からエミッタ層へ逆注入されたホールの量子力学的反射を大きく維持したまま、導電帯側のスパイクを抑制でき、高い電流利得を得ることができる、ということが知られている(例えば、特許文献2参照)。
さらにまた、ベース層がGaAsからなるヘテロ接合バイポーラトランジスタにおいて、エミッタ層のベース層に接する部分を、GaAsに格子整合し、バンドギャップが1.70eV以上(熱力学的に準安定な領域)であるInGaAsPとすると、この部分は均一相になるので、接合面における再結合電流を低減化できることが知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開平7−273125号公報 特開平7−66220号公報 特開平7−94526号公報
上述したように、ベース−エミッタ界面付近の伝導帯にGaAsベース層とInGaPエミッタ層のエネルギーバンドの差から生じるエネルギー不連続部分(△Ec)ができてしまう。△Ecがエミッタからベースへ電子が流れるのを阻害するため、ターンON電圧が大きくなる。この△Ecを図2のように小さくする有効な解決手段が望まれている。
しかしながら、従来技術の特許文献1は、エミッタ層とベース層の間に遷移層としてInGaAsP層を挿入するものであり、また特許文献2は、エミッタ層をGaAs層と、InGaP層またはInGaAsP層とで構成するものであり、そして特許文献3は、エミッタ層のベース層に接する部分をInGaAsPとするものである。すなわち、いずれもベース層以外の構成を工夫することによって△Ecを小さくするものである。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、ベース層自体を工夫することによって、ベース−エミッタ界面の伝導帯エネルギーの差△Ecを小さくし、ターンON電圧を小さくしたヘテロ接合バイポーラトランジスタ用エピタキシャルウェハを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は次のように構成したものである。
請求項1の発明に係るヘテロ接合バイポーラトランジスタ用エピタキシャルウェハは、半絶縁性のGaAs基板上に、n型伝導のGaAsのサブコレクタ層と、n型伝導のGaAsのコレクタ層と、p型伝導のベース層と、n型伝導のAlGaAsあるいはInGaPから選択される材料より構成されるエミッタ層と、n型伝導のGaAsのエミッタコンタクト層と、n型伝導のInGaAsノンアロイ層を含む化合物半導体層を形成したヘテロ接合バイポーラトランジスタ用エピタキシャルウェハにおいて、上記ベース層がGaInAsPから成ることを特徴とする。
請求項2の発明に係るヘテロ接合バイポーラトランジスタ用エピタキシャルウェハは、半絶縁性のGaAs基板上に、n型伝導のGaAsサブコレクタ層と、n型伝導のGaAsコレクタ層と、p型伝導のベース層と、n型伝導のInGaPエミッタ層と、n型伝導のGaAsエミッタコンタクト層と、n型伝導のInGaAsノンアロイ層を含む化合物半導体層を形成したヘテロ接合バイポーラトランジスタ用エピタキシャルウェハにおいて、上記ベース層が、エミッタ層のInGaPと格子整合する組成を持ったGaInAsPから成ることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2記載のヘテロ接合バイポーラトランジスタ用エピタキシャルウェハにおいて、InGaPとGaInAsPがGaAsと格子整合する組成を持ったGaInAsPをベース層に用いたことを特徴とする。この請求項3には、上記InGaPエミッタ層と上記GaInAsPベース層がGaAsと格子整合する組成を持つ形態が含まれる。
請求項4の発明は、請求項2又は3記載のヘテロ接合バイポーラトランジスタ用エピタキシャルウェハにおいて、ベース層に使用したGaInAsPの格子定数とのズレが2%未満となる組成をもったInGaPをエミッタ層に用いたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項2記載のヘテロ接合バイポーラトランジスタ用エピタキシャルウェハにおいて、上記InGaPエミッタ層と上記GaInAsPベース層がGaAsと格子整合する組成を持つことを特徴とする。
請求項2〜5の具体的例としては、例えば上記エミッタ層がIn0.484Ga0.516Pから成り、上記ベース層がGa0.667In0.333As0.3330.667からなる組み合わせがある。
<発明の要点>
本発明等は、上記特許文献とは別のあらたな観点から、ベース−エミッタ界面の伝導帯エネルギーの差△Ecを小さくし、ターンON電圧を小さくする手段として、ベース層自体を工夫することに想到し、鋭意研究努力した結果、ベース層にGaInAsPを用いると、伝導帯エネルギーの差△Ec(ポテンシャルにおけるノッチ又はスパイク)を小さくし、良好な特性のHBTが得られることを見い出した。
図2にエミッタ・ベース接合におけるバンド図を示す。図において、伝導帯のエネルギーEcと価電子帯のエネルギーEvとの差△Eがバンドギャップであるが、ベース層にGaInAsPを用いるとバンドギャップ△Eが小さくなり、ベース層部分においてEcが下がることから、伝導帯エネルギーの差△Ec(スパイク)が小さくなる。
また、ベース層のGaInAsPをInGaPと格子整合する組成で適用すると、バンドギャップ△Eをより小さくなるように調整することができる。よって伝導帯エネルギーの差△Ec(スパイク)を小さくし、良好な特性のHBTを得ることができる。
例えば、ベース層のGaInAsPをGaPとInAsの混晶と考えると、GaP:0.667のとき(InAs:1−0.667)、つまりGa0.667In0.333As0.3330.667とIn0.484Ga0.516PがGaAsと格子整合する(5.656オングストローム)。
そこで、エミッタ層をIn0.484Ga0.516Pとし、ベース層をGa0.667In0.333As0.3330.667とする組み合わせを考え、ベース層にエミッタ層のInGaPと格子整合するGaInAsPを適用したところ、HBTのターンON電圧を小さくすることができた。これはベース−エミッタ界面の伝導帯のエネルギー不連続値が緩和され、△Ecを小さくすることができたと言える。
本発明は、半絶縁性のGaAs基板上に、n型伝導のGaAsサブコレクタ層と、n型伝導のGaAsコレクタ層と、p型伝導のベース層と、n型伝導のInGaP又はAlGaAsから成るエミッタ層と、n型伝導のGaAsエミッタコンタクト層と、n型伝導のInGaAsノンアロイ層を含む化合物半導体層を形成したヘテロ接合バイポーラトランジスタ用エピタキシャルウェハにおいて、上記ベース層がGaInAsPから成るという特異な構造をもつものであり、これにより伝導帯エネルギーの差△Ec(スパイク)を小さくし、良好な特性のHBTを得ることができる。
特に上記ベース層が、エミッタ層のInGaPと格子整合する組成又はGaInAsPの格子定数とのズレが2%未満となる組成を持ったGaInAsPから成るか、InGaPとGaInAsPがGaAsと格子整合する組成を持ったGaInAsPから成るか、又は上記InGaPエミッタ層と上記GaInAsPベース層がGaAsと格子整合する組成を持つか、いずれかの構成とすることにより、ベース−エミッタ界面の伝導帯エネルギー差△Ecをより小さくし、良好な特性のHBTを得ることができる。
よって、本発明によれば、ヘテロ接合バイポーラトランジスタのターンON電圧を減少させ、これにより優れた特性のヘテロ接合バイポーラトランジスタを作製することができ、これを用いて低電圧動作の電力増幅器を構成した場合には、良好な効率を実現することが可能である。
以下、本発明を図示の実施形態に基づいて説明する。
図1に本発明の実施形態に係るInGaP/GaAs系HBT用エピタキシャルウェハの構造を示す。このHBT用エピタキシャルウェハは、図1に示すように半絶縁性GaAs基板1上に、有機金属気相成長法(MOVPE)により、順次、サブコレクタ層2としてn+型GaAs、コレクタ層3としてアンドープGaAsまたはn-型GaAs、ベース層14としてp+型GaInAsP、エミッタ層15としてn型InGaP、エミッタコンタクト層6としてn+型GaAs、ノンアロイ層7としてn+型InGaAsを成長した構成を有する。
またHBTの構造は基本的には図4と同様であり、半絶縁性GaAs基板1上に、n+型GaAsサブコレクタ層2、n-型GaAsコレクタ層3、及びp+型GaInAsPベース層14を順次形成し、ベース層14の上にベース電極9とInGaPエミッタ層15とを独立して形成し、エミッタ層15の上のGaAsエミッタコンタクト層6及びInGaAsノンアロイ層7と、エミッタ電極8を形成し、サブコレクタ層2の上にコレクタ電極10を形成したものである。
ここでp+型GaInAsPベース層14は、エミッタ層15のInGaPと格子整合する組成を持ったGaInAsPから成る。また、GaInAsPベース層14はGaAsと格子整合する組成を持つ。そして、InGaPエミッタ層15は、ベース層に使用したGaInAsPの格子定数とのズレが2%未満となる組成をもつ。またInGaPエミッタ層15はGaAsと格子整合する組成を持つ。これらの条件を満たす組み合わせとして、ここではGa0.667In0.333As0.3330.667からなるベース層14と、In0.484Ga0.516Pから成るエミッタ層15との組み合わせを用いる。
図2にエミッタ・ベース接合におけるバンド図を示す。伝導帯のエネルギーEcと価電子帯のエネルギーEvとの差△Eがバンドギャップであるが、ベース層14にGaInAsPを用いて、そのバンドギャップ△Eをできるだけ小さく抑えると、図2のベース層部分において、Ecが下がることから、△Ecは小さくなる。よって、ベース層14とエミッタ層15を上記組成にすることによって、GaInAsPの組成をInGaPと格子整合させながら、バンドギャップがより小さくなるように調整することができる。
本発明の効果を確認するため、以下に述べる実施例のHBTを試作した。
この化合物半導体ヘテロ接合バイポーラトランジスタ用エピタキシャルウェハは、図1に示すように半絶縁性GaAs基板1上に、有機金属気相成長法(MOVPE)により、順次、サブコレクタ層2として500〜1000nmのn+型GaAs(キャリア濃度3〜5×1018cm-3)、コレクタ層3として200〜1200nmのアンドープGaAsまたはn-型GaAs(キャリア濃度1〜30×10l6cm-3)、ベース層14として50〜100nmのp+型GaInAsP(キャリア濃度2〜4×1019cm-3)を成長した。
ここでベース層14のGaInAsPはエミッタ層15のInGaPと格子整合する組成とした。具体的には、ベース層14のGaInAsPとエミッタ層15のInGaPがGaAsと格子整合する組成であるGa0.667In0.333As0.3330.667とした。
そのベース層14上に、エミッタ層15として30〜80nmのn型InGaP(キャリア濃度3〜5×1017cm-3)を成長した。ここでエミッタ層15のInGaPの組成は、ベース層14に使用したGaInAsPの格子定数とのズレが2%未満となる組成とした。具体的には、エミッタ層15のInGaPはGaAsと格子整合する組成であるIn0.484Ga0.516Pとした。
この上に、エミッタコンタクト層6として100〜300nmのn+型GaAs(キャリア濃度3〜5×1018cm-3)、ノンアロイ層7として100〜150nmのn+型InGaAs(キャリア濃度1〜5×1019cm-3)を成長した。
そして、HBTを構成すべく、ベース層14の上にベース電極9、ノンアロイ層7上にエミッタ電極8を形成し、サブコレクタ層2の上にコレクタ電極10を形成した。
本発明の効果を確認するため、上記実施例に係るGaInAsPをベース層として適用したHBT(図1)と、従来のGaAsをベース層として適用したHBT(図4)のターンON電圧を比較した。それぞれのベース抵抗は220±5Ω/□とし、βは120〜130である。ターンON電圧は測定温度に依存するため、測定温度は23℃とした。
図3は両HBTの電流−電圧特性をベース電流Ib1、Ib2、…Ib4をパラメータとして示すもので、縦軸Icはコレクタ電流、横軸Vceはコレクタ・エミッタ電圧である。この電圧−電流特性図(図3)中に示すように、従来構造のHBTにおけるターンON電圧が1.10Vであったのに対し、本実施例(本発明構造)のHBTにおけるターンON電圧は0.74Vであり、従来より小さくすることが出来た。
<他の実施例、変形例>
上記実施例ではエミッタ層にInGaPを用いたヘテロ接合バイポーラトランジスタ用エピタキシャルウェハについて説明したが、本発明はエミッタ層としてAlGaAsを用いたヘテロ接合バイポーラトランジスタ用エピタキシャルウェハにおいても適用することができる。
本発明のHBTのエピタキシャルウェハ構造を示す図である。 本発明のHBTのエネルギーバンド図である。 本発明のHBTのVce−Ic特性曲線である。 従来のInGaP/GaAs系HBTのエピタキシャルウェハ構造を示す図である。 従来のInGaP/GaAs系HBTのエネルギーバンド図である。
符号の説明
1 半絶縁性GaAs基板
2 サブコレクタ層(n+型GaAs)
3 コレクタ層(n-型GaAs)
6 エミッタコンタクト層(n+型GaAs)
7 ノンアロイ層(n+型InGaAs)
14 ベース層(p+型GaInAsP)
15 エミッタ層(n型InGaP)

Claims (5)

  1. 半絶縁性のGaAs基板上に、n型伝導のGaAsのサブコレクタ層と、n型伝導のGaAsのコレクタ層と、p型伝導のベース層と、n型伝導のAlGaAsあるいはInGaPから選択される材料より構成されるエミッタ層と、n型伝導のGaAsのエミッタコンタクト層と、n型伝導のInGaAsノンアロイ層を含む化合物半導体層を形成したヘテロ接合バイポーラトランジスタ用エピタキシャルウェハにおいて、
    上記ベース層がGaInAsPから成ることを特徴とするヘテロ接合バイポーラトランジスタ用エピタキシャルウェハ。
  2. 半絶縁性のGaAs基板上に、n型伝導のGaAsサブコレクタ層と、n型伝導のGaAsコレクタ層と、p型伝導のベース層と、n型伝導のInGaPエミッタ層と、n型伝導のGaAsエミッタコンタクト層と、n型伝導のInGaAsノンアロイ層を含む化合物半導体層を形成したヘテロ接合バイポーラトランジスタ用エピタキシャルウェハにおいて、
    上記ベース層が、エミッタ層のInGaPと格子整合する組成を持ったGaInAsPから成ることを特徴とするヘテロ接合バイポーラトランジスタ用エピタキシャルウェハ。
  3. 請求項2記載のヘテロ接合バイポーラトランジスタ用エピタキシャルウェハにおいて、
    InGaPとGaInAsPがGaAsと格子整合する組成を持ったGaInAsPをベース層に用いたことを特徴とするヘテロ接合バイポーラトランジスタ用エピタキシャルウェハ。
  4. 請求項2又は3記載のヘテロ接合バイポーラトランジスタ用エピタキシャルウェハにおいて、
    ベース層に使用したGaInAsPの格子定数とのズレが2%未満となる組成をもったInGaPをエミッタ層に用いたことを特徴とするヘテロ接合バイポーラトランジスタ用エピタキシャルウェハ。
  5. 請求項2記載のヘテロ接合バイポーラトランジスタ用エピタキシャルウェハにおいて、
    上記InGaPエミッタ層と上記GaInAsPベース層がGaAsと格子整合する組成を持つことを特徴とするヘテロ接合バイポーラトランジスタ用エピタキシャルウェハ。
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