JP2005078950A - Commutation type circuit breaker - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、真空スイッチからなる遮断器とそれに並列に接続される転流回路とを備えた転流式遮断装置に関する。 The present invention relates to a commutation type circuit breaker including a circuit breaker composed of a vacuum switch and a commutation circuit connected in parallel thereto.
従来技術による直流回路の転流式遮断装置は、この発明による実施の形態における回路構成を示す図1と同様の回路構成を備えている。
図1において、主接点としての主真空スイッチ1が設けられ、この主真空スイッチ1に電気的に並列接続され、それぞれが電気的に直列接続された転流コンデンサ2、転流リアクトル3、転流スイッチ4により転流回路5が構成される。非線形抵抗器6は、主真空スイッチ1および転流回路5に電気的に並列接続される。第2の真空スイッチ7は、主真空スイッチ1および第2の真空スイッチ7は直流電源10と負荷11とを接続する主回路に電気的直列に接続される。主回路の線路電流を検出する電流検出器8が設けられ、操作制御装置9は電流検出器8が検出した電流が所定の大きさに到達したときに、主真空スイッチ1、第2の真空スイッチ7および転流スイッチ4に動作指令を与える。
The DC circuit commutation type interrupting device according to the prior art has a circuit configuration similar to that shown in FIG. 1 showing the circuit configuration according to the embodiment of the present invention.
In FIG. 1, a
従来の転流式遮断装置は上記のように構成されており、通常の負荷運転時には、直流電源10から、主真空スイッチ1および第2の真空スイッチ7を介し、負荷11に給電される。主回路における小電流遮断時の動作は、次のように行われる(例えば、特許文献1参照)。
操作制御装置9の指令により、まず、主真空スイッチ1が開路される。第2の真空スイッチ7は、主真空スイッチ1の開路とほぼ同時、または、その後に開路される。転流スイッチ4は、第2の真空スイッチ7の開路から所定時間後に閉路され、それにより、主真空スイッチ1に主回路の電流とは逆方向の放電電流が転流コンデンサ2から流れ始める。その後、主真空スイッチ1の電流が零となり、消弧され、転流回路5の電流が負荷側に流れ始める。転流コンデンサ2の電圧が直流電源10の電圧に達し、主回路電流の遮断が完了する。
The conventional commutation type shut-off device is configured as described above, and power is supplied to the load 11 from the
First, the
主回路の電流がない状態である無負荷開路動作においては、第2の真空スイッチ7は、開路動作開始と同時にその絶縁が回復し、転流回路5と負荷11との間を断路し、上記の放電電流が負荷側へ流出するのを防止する。
In the no-load open circuit operation in which there is no current in the main circuit, the insulation of the
上記のような従来の転流式遮断装置では、主回路に電流が流れている場合には、第2の真空スイッチ7を開路しても、電流アークで主回路の電流が継続し転流回路5の放電電流が負荷側へ流出する。特に、主回路に流れる数十A程度の小電流を遮断する際は、主真空スイッチ1が僅かな転流回路の放電電流で電流零に達し、消弧・断路するため、転流コンデンサ2の残留電圧が大きい。
そのため、負荷の回路条件によっては転流回路5の放電電流が第2の真空スイッチ7を介して負荷側に数百ミリ秒以上流れ続け、電流遮断が困難となる場合がある。また、この際、第2の真空スイッチ7には電流アークが継続するため、その接点の消耗劣化が進行し動作寿命が短くなるという問題点があった。
In the conventional commutation type circuit breaker as described above, when a current flows through the main circuit, the current of the main circuit is continued by the current arc even when the
For this reason, depending on the circuit conditions of the load, the discharge current of the
さらに、負荷11のインピーダンスが小さい場合には、転流回路5の放電電流が大きくなり、負荷機器の過大な電流流入による劣化や主回路に接続された後備過電流保護装置(図示せず)が不要動作する恐れがあるという問題点があった。
Further, when the impedance of the load 11 is small, the discharge current of the
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたものであり、電流遮断性能を的確に向上できる転流式遮断装置を得ることを目的とするものである。 The present invention has been made to solve such a problem, and an object of the present invention is to obtain a commutation type interrupting device capable of accurately improving current interrupting performance.
この発明に係る転流式遮断装置は、主回路の開路時に、前記真空スイッチと前記転流スイッチとを所定の作動タイミングで連動させる操作制御装置を設け、前記操作制御装置による前記真空スイッチと前記転流スイッチとの作動タイミングを主回路電流値に応じて変動させるようにしたものである。 The commutation type shut-off device according to the present invention is provided with an operation control device that interlocks the vacuum switch and the commutation switch at a predetermined operation timing when the main circuit is opened, and the vacuum switch by the operation control device and the The operation timing with the commutation switch is changed according to the main circuit current value.
この発明によれば、電流遮断性能を的確に向上できる転流式遮断装置を得ることができる。 According to the present invention, it is possible to obtain a commutation type interrupting device that can accurately improve the current interrupting performance.
実施の形態1.
この発明による実施の形態1を図1から図3までについて説明する。図1は実施の形態1における転流式遮断装置の構成を示す回路図である。図2は実施の形態1における転流式遮断装置の小電流遮断時での動作タイミングと要部の電流、電圧波形を示す時間チャート図である。図3は実施の形態1における転流式遮断装置での遮断電流の大きさとスイッチの動作タイミングとの関係を示す線図である。
A first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 is a circuit diagram showing a configuration of a commutation type interrupting device according to
図1において、主接点としての主真空スイッチ1が設けられ、この主真空スイッチ1に電気的に並列接続され、それぞれが電気的に直列接続された転流コンデンサ2、転流リアクトル3、転流スイッチ4により転流回路5が構成される。非線形抵抗器6は、主真空スイッチ1および転流回路5に電気的に並列接続される。第2の真空スイッチ7は、直流電源10と負荷11とを接続し主真空スイッチ1を介挿する主回路に電気的直列に接続される。
主回路の線路電流を検出する電流検出器8が設けられ、操作制御装置9は電流検出器8が検出した電流が所定の大きさに到達したときに、主真空スイッチ1、第2の真空スイッチ7および転流スイッチ4に動作指令を与える。
In FIG. 1, a
A
通常の負荷運転時には、直流電源10から、主真空スイッチ1および第2の真空スイッチ7を介し、負荷11に給電される。
During normal load operation, power is supplied to the load 11 from the
主回路の小電流遮断時の動作を図2に基づいて説明する。
(a)は、操作制御装置9の指令により転流スイッチ4を閉路させた時点であり、主真空スイッチ1が閉路した状態であるため、転流コンデンサ2からの放電電流は、主真空スイッチ1と転流回路5で構成される閉回路に流れ始める。(b)は、主真空スイッチ1を開路した時点であり、その接点間に電流アークが発生する。(c)は、主真空スイッチ1の電流が零となり、消弧した時点であり、転流回路5の電流が負荷側に流れ始める。(d)は、その後に第2の真空スイッチ7を開路した時点であり、その接点間に電流アークが発生する。(e)は、転流コンデンサ2の電圧が直流電源10の電圧に達し、主回路電流の遮断が完了した時点である。
The operation of the main circuit when a small current is interrupted will be described with reference to FIG.
(A) is the time when the commutation switch 4 is closed by a command from the
図3は、主真空スイッチ1の開路と転流スイッチ4の閉路との時間差である転流スイッチの先行放電時間と主回路の遮断電流値との関係図である。
電流検出器8により検出された主回路の電流と操作制御装置9に予め設定された図3に示す関係により、各々のスイッチのタイミングが制御される。主回路電流を遮断するには、主真空スイッチ1に電流零を生じさせるため、主回路の電流を上回る転流回路5の電流が必要であり、主回路の電流値に応じて可変する複数の時間タイミングを操作制御装置9に設定する。例えば、主回路の電流が小さい時は、転流コンデンサ2から放電する電流は、主回路電流に比べ充分に大きいため、前記の先行放電時間を長くすることで、転流コンデンサ2の電荷を多く消費させ、(b)時点での転流回路5の電流を最適な値まで低減させる。主回路の電流が大きくなるに従い、遮断に必要な転流回路5の電流も大きくなるため、先行放電時間を短く設定する。さらに、短絡事故等の過大な電流に対しては、転流回路5の放電電流最大が必要となるため、従来の技術と同様に転流スイッチ4を閉路する前に主真空バルブ1を開路する。
FIG. 3 is a relationship diagram between the preceding discharge time of the commutation switch, which is the time difference between the opening of the
The timing of each switch is controlled according to the current of the main circuit detected by the
前記のように構成した転流式遮断装置においては、転流コンデンサ2の放電が主真空スイッチ1の開路に先行し転流コンデンサ2の電荷が消費されるため、転流回路5の電流が負荷側に流れ始める(c)時点で、転流コンデンサ2の電圧が適当なレベルまで低下しており、第2の真空スイッチ7を介して負荷側に流れる電流が小さくなり、かつ主回路電流の遮断が完了する時間〔(c)時点から(e)時点まで〕が短くなる。
さらに、第2の真空スイッチ7を転流回路5の電流が負荷側に流れ始めた〔(c)時点〕後に開路するため、その接点間に発生する電流アークの継続時間が短く、消耗劣化が生じにくい。
In the commutation type breaker configured as described above, since the discharge of the
Further, since the
以上から明らかなように、主回路の開路時に、主真空スイッチ1と転流スイッチ4とを、主回路電流値に応じて可変する複数の時間タイミングにて連動させる操作制御装置9を備え、主回路の小電流開路においては、転流スイッチ4を閉路した後、主真空スイッチ1を開路する時間タイミングを最適に設定することにより、主回路の電流遮断後に負荷側に流れる電流値を低減し、かつ、その継続時間を短くすることができる。このため、主回路および負荷機器への電流流入が軽減され、電流遮断が短時間で完了することで転流式遮断装置を備えた回路の信頼性が向上する。加えて、第2の真空スイッチ7に発生する電流アークの大きさと継続時間を短くすることができる。このため、第2の真空スイッチ7の接点消耗劣化が少なくなり動作回数寿命を長くすることができる。
As is apparent from the above, the
この発明による実施の形態1によれば、電源10と負荷11とを接続する主回路に介挿された主真空スイッチ1と、前記主真空スイッチ1に電気的に並列に接続され、かつ、電気的直列に接続されたコンデンサ2、リアクトル3および転流スイッチ4で構成する転流回路5を備えた転流式遮断装置において、主回路の開路時に、前記主真空スイッチ1と前記転流スイッチ4とを所定の作動タイミングで連動させる操作制御装置9を設け、前記操作制御装置9による前記主真空スイッチ1と前記転流スイッチ4との作動タイミングを主回路電流値に応じて選択される複数の設定タイミングのいずれかによって連動させるようにしたので、主回路に流れる小電流を短時間で遮断でき、電流遮断性能を的確に向上できる転流式遮断装置を得ることができる。
According to the first embodiment of the present invention, the
また、この発明による実施の形態1によれば、前項の構成において、主回路の小電流開路動作においては、前記転流スイッチ4を閉路した後、前記主真空スイッチ1を開路するよう前記操作制御装置による前記主真空スイッチ1と前記転流スイッチ4との作動タイミングを設定したので、主回路に流れる小電流を短時間で遮断でき、電流遮断性能を的確に向上できるとともに、主回路の電流遮断後に負荷側に流入する電流値を低減し、かつ、その継続時間を短くできる転流式遮断装置を得ることができる。
According to the first embodiment of the present invention, in the configuration of the preceding paragraph, in the small current opening operation of the main circuit, the operation control is performed so that the
さらに、この発明による実施の形態1によれば、前項または前々項の構成において、電源10と負荷11とを接続する主回路に介挿された主真空スイッチ1からなる第1の真空スイッチと、前記主真空スイッチ1からなる第1の真空スイッチに電気的に並列に接続され、かつ、電気的直列に接続されたコンデンサ2、リアクトル3および転流スイッチ4で構成する転流回路5と、前記転流回路5と負荷11との間に介挿された真空スイッチ7からなる第2の真空スイッチとを備えた転流式遮断装置において、主回路の開路時に、前記主真空スイッチ1からなる第1の真空スイッチと前記転流スイッチ4とを所定の作動タイミングで連動させる操作制御装置9を設け、前記操作制御装置9による前記主真空スイッチ1からなる第1の真空スイッチと前記転流スイッチ4との作動タイミングを主回路電流値に応じて変動させるとともに、前記真空スイッチ7からなる第2の真空スイッチを前記転流回路5の電流が負荷に流れ始めた時点後に開路するようにしたので、主回路に流れる小電流を短時間で遮断でき、電流遮断性能を的確に向上できるとともに、主回路電流遮断後の負荷への電流流入を確実に抑制できる転流式遮断装置を得ることができる。
Furthermore, according to the first embodiment of the present invention, the first vacuum switch comprising the
実施の形態2.
この発明による実施の形態2を図4について説明する。図4は実施の形態2における転流式遮断装置の構成を示す回路図である。
この実施の形態2において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1における構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
A second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 4 is a circuit diagram showing a configuration of the commutation type interrupting device in the second embodiment.
In the second embodiment, the configuration other than the specific configuration described here has the same configuration contents as the configuration in the first embodiment described above, and exhibits the same operation. In the drawings, the same reference numerals indicate the same or corresponding parts.
図4は、この発明による実施の形態2に係る転流式遮断装置の回路図であり、この実施例2では、第2の真空スイッチ7’を、転流回路5と主真空スイッチ1との並列回路上で、それらの接続部から転流回路側に、すなわち転流回路5と主真空スイッチ1との間に電気的に直列接続で構成したものである。
FIG. 4 is a circuit diagram of a commutation type interrupting device according to
この実施の形態2では、通常、主回路の電流は、第2の真空スイッチ7’を介さずに主真空スイッチ1のみを介し通電される。従って通電部の接点数が半減するため電気抵抗が低く、通電発熱が生じにくい。
このため、通電に伴う装置の温度上昇を抑制することができ、主回路を流れる電流値を大きくとることができる。
In the second embodiment, normally, the current of the main circuit is energized only through the
For this reason, the temperature rise of the apparatus accompanying energization can be suppressed, and the current value flowing through the main circuit can be increased.
この発明による実施の形態2によれば、電源10と負荷11とを接続する主回路に介挿された主真空スイッチ1からなる第1の真空スイッチと、前記主真空スイッチ1からなる第1の真空スイッチに電気的に並列に接続され、かつ、電気的直列に接続されたコンデンサ2、リアクトル3および転流スイッチ4で構成する転流回路5と、前記転流回路5と負荷11との間に介挿された真空スイッチ7’からなる第2の真空スイッチとを備えた転流式遮断装置において、主回路の開路時に、前記主真空スイッチ1からなる第1の真空スイッチと前記転流スイッチ4とを所定の作動タイミングで連動させる操作制御装置9を設け、前記操作制御装置9による前記主真空スイッチ1からなる第1の真空スイッチと前記転流スイッチ4との作動タイミングを主回路電流値に応じて変動させるとともに、前記真空スイッチ7’からなる第2の真空スイッチを前記主真空スイッチ1からなる第1の真空スイッチの閉路時に前記主真空スイッチ1からなる第1の真空スイッチによって主回路電流が側路されるように前記転流回路4と前記主真空スイッチ1からなる第1の真空スイッチとの間に接続し、前記真空スイッチ7’からなる第2の真空スイッチを前記転流回路4の電流が負荷に流れ始めた時点後に開路するようにしたので、主回路に流れる小電流を短時間で遮断でき、電流遮断性能を的確に向上できるとともに、主回路電流遮断後の負荷への電流流入を抑制するために設けられた第2の真空スイッチにおける通電発熱を回避できる転流式遮断装置を得ることができる。
According to the second embodiment of the present invention, the first vacuum switch composed of the
実施の形態3.
この発明による実施の形態3を図5について説明する。図5は実施の形態3における転流スイッチの先行放電時間と主回路の遮断電流値との関係を示す線図である。
この実施の形態3において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1における構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
A third embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 5 is a diagram showing the relationship between the preceding discharge time of the commutation switch and the cutoff current value of the main circuit in the third embodiment.
In the third embodiment, the configuration other than the specific configuration described here has the same configuration contents as the configuration in the first embodiment described above, and has the same function. In the drawings, the same reference numerals indicate the same or corresponding parts.
図5は、この発明による実施の形態3に係る転流式遮断装置における、前記転流スイッチの先行放電時間と主回路の遮断電流値との関係図である。構成要素は上記実施の形態1の装置と同一のものである。
主回路の電流がない場合には、電流検出器8によりそれを検知し、転流スイッチ4を閉路せずに、その結果として転流回路のコンデンサ2を放電せず、主真空スイッチ1を開路するよう設定された操作制御装置9を備える。
なお、主回路の電流がない条件を判別するのは、電流検出器8によらず外部からの信号、またはその両方によってもよい。
FIG. 5 is a relationship diagram between the preceding discharge time of the commutation switch and the cutoff current value of the main circuit in the commutation type interrupting device according to
When there is no current in the main circuit, it is detected by the
Note that it is possible to determine the condition in which there is no current in the main circuit based on an external signal, or both, regardless of the
この実施の形態3では、転流回路5からの主回路および負荷機器への電流流入がなく、転流式遮断装置を備えた回路の信頼性が向上する。また、各スイッチに電流アークが発生しないため、接点消耗劣化がなく、加えて、転流コンデンサ2も放電動作しないため、転流式遮断装置の動作回数寿命を長くすることができる。
In the third embodiment, there is no current inflow from the
この発明による実施の形態3によれば、実施の形態1または実施の形態2における構成において、主回路の電流がない状態である無負荷開路動作においては、前記転流スイッチ4を閉路せずに、その結果として前記転流回路5のコンデンサ2を放電せず、前記主真空スイッチ1を開路するよう前記操作制御装置9による作動タイミングを設定したので、主回路に流れる小電流を短時間で遮断でき、電流遮断性能を的確に向上できるとともに、無負荷開路時における無用な動作を回避し寿命を長くできる転流式遮断装置を得ることができる。
According to the third embodiment of the present invention, in the configuration in the first or second embodiment, in the no-load open circuit operation in which there is no current in the main circuit, the commutation switch 4 is not closed. As a result, since the operation timing by the
実施の形態4.
この発明による実施の形態4を図6について説明する。図6は実施の形態4における転流スイッチの先行放電時間と主回路の遮断電流値との関係を示す線図である。
この実施の形態4において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1における構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
Embodiment 4 FIG.
A fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 6 is a diagram showing the relationship between the preceding discharge time of the commutation switch and the cutoff current value of the main circuit in the fourth embodiment.
In the fourth embodiment, the configuration other than the specific configuration described here has the same configuration contents as the configuration in the first embodiment described above, and exhibits the same operation. In the drawings, the same reference numerals indicate the same or corresponding parts.
図6は、この発明による実施の形態4に係る転流式遮断装置における、前記の転流スイッチの先行放電時間と主回路の遮断電流値との関係図である。構成要素は上記実施の形態1の装置と同一のものである。 FIG. 6 is a relationship diagram between the preceding discharge time of the commutation switch and the cutoff current value of the main circuit in the commutation type interrupting device according to Embodiment 4 of the present invention. The constituent elements are the same as those of the apparatus of the first embodiment.
この実施の形態4では、主回路の電流値に応じて前記の転流スイッチの先行放電時間が1次関数的に減少するよう操作制御装置9を設定しており、上記実施の形態1と同様の効果が期待できる。
In the fourth embodiment, the
この発明による実施の形態4によれば、電源10と負荷11とを接続する主回路に介挿された主真空スイッチ1と、前記主真空スイッチ1に電気的に並列に接続され、かつ、電気的直列に接続されたコンデンサ2、リアクトル3および転流スイッチ4で構成する転流回路5を備えた転流式遮断装置において、主回路の開路時に、前記真空スイッチ1と前記転流スイッチ4とを所定の作動タイミングで連動させる操作制御装置9を設け、前記操作制御装置9による前記真空スイッチ1と前記転流スイッチ4との作動タイミングを主回路電流値に応じて1次関数的に変動させるようにしたので、主回路に流れる小電流を短時間で遮断でき、電流遮断性能を的確に向上できる転流式遮断装置を得ることができる。
According to the fourth embodiment of the present invention, the
実施の形態5.
この発明による実施の形態5を図7について説明する。図7は実施の形態5における転流式遮断装置の小電流遮断時における要部の電流、電圧波形を示す線図である。
この実施の形態5において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1から実施の形態4までのいずれかにおける構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
A fifth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 7 is a diagram showing current and voltage waveforms of main parts when a small current is interrupted in the commutation type interrupting device according to the fifth embodiment.
In the fifth embodiment, the configuration other than the specific configuration described here has the same configuration contents as the configuration in any of the first to fourth embodiments described above, and is similar. It has an effect. In the drawings, the same reference numerals indicate the same or corresponding parts.
図7は、この発明による実施の形態5に係る転流式遮断装置の小電流遮断時における要部の電流、電圧波形で、操作制御装置9の指令により転流スイッチ4が閉路、主真空スイッチ1が閉路で、転流回路5の放電電流が、主真空スイッチ1と転流回路5で構成される閉回路に流れている状態を示している。この放電電流の振動周期は、転流コンデンサ2と転流リアクトル3の回路定数によりほぼ一義的に決定される。小電流遮断時において、上記実施例1の転流スイッチの先行放電時間を、転流スイッチ4の閉路から主真空スイッチ1の電流零点(図7中のT1、T2〜T6の何れか)の直前までとするよう、主真空スイッチ1の開路タイミングを操作制御装置9に設定する。
FIG. 7 shows current and voltage waveforms of main parts when a small current is interrupted in the commutation type interrupting device according to
この実施の形態5では、主真空スイッチ1の電流零点直前に主真空スイッチ1を開路するため、電流アークの継続時間が短くその電流値が小さいため、主真空スイッチ1の接点消耗劣化が少なく、転流式遮断装置の動作回数寿命を長くすることができる。
In the fifth embodiment, since the
この発明による実施の形態5によれば、実施の形態1から実施の形態4までにおけるいずれかの構成において、電源10と負荷11とを接続する主回路に介挿された主真空スイッチ1と、前記主真空スイッチ1に電気的に並列に接続され、かつ、電気的直列に接続されたコンデンサ2、リアクトル3および転流スイッチ4で構成する転流回路5を備えた転流式遮断装置において、主回路の開路時に、前記真空スイッチ1と前記転流スイッチ4とを所定の作動タイミングで連動させる操作制御装置9を設け、前記操作制御装置9により前記真空スイッチ1の電流零点直前に前記真空スイッチ1を開路するようにしたので、主回路に流れる小電流を短時間で遮断でき、電流遮断性能を的確に向上できるとともに、寿命を長くできる転流式遮断装置を得ることができる。
According to the fifth embodiment of the present invention, in any configuration in the first to fourth embodiments, the
この発明による実施の形態は、上記のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏するものである。
この発明による実施の形態に係る転流式遮断装置は、主回路の開路時に、主真空スイッチと転流スイッチとを、主回路電流値に応じて可変する複数の時間タイミングにて連動させる操作制御装置を備えたので、主回路および負荷機器への電流流入が軽減され、電流遮断が短時間で完了することで転流式遮断装置を備えた回路の信頼性が向上する。
Since the embodiment according to the present invention is configured as described above, the following effects can be obtained.
In the commutation type breaker according to the embodiment of the present invention, when the main circuit is opened, the main vacuum switch and the commutation switch are interlocked at a plurality of time timings that vary according to the main circuit current value. Since the apparatus is provided, the current inflow to the main circuit and the load device is reduced, and the current interruption is completed in a short time, thereby improving the reliability of the circuit including the commutation type interruption apparatus.
1 主真空スイッチ、2 転流コンデンサ、3 転流リアクトル、4 転流スイッチ、5 転流回路、6 非線形抵抗器、7,7’ 第2の真空スイッチ、8 電流検出器、9 操作制御装置、10 直流電源、11 負荷。
1 main vacuum switch, 2 commutation capacitor, 3 commutation reactor, 4 commutation switch, 5 commutation circuit, 6 nonlinear resistor, 7, 7 'second vacuum switch, 8 current detector, 9 operation control device, 10 DC power supply, 11 load.
Claims (7)
A vacuum switch inserted in a main circuit for connecting a power source and a load, and a commutator composed of a capacitor, a reactor and a commutation switch electrically connected in parallel to the vacuum switch and connected in electrical series. In the commutation type circuit breaker provided with the flow circuit, an operation control device is provided for interlocking the vacuum switch and the commutation switch at a predetermined operation timing when the main circuit is opened, and the operation control device provides the operation of the vacuum switch. The commutation type breaker according to any one of claims 1 to 6, wherein the vacuum switch is opened immediately before a current zero point.
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