JP2005078654A - 検査装置および製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドア部材を開閉するのに要する力を正確に検査し得る検査装置を提供する。
【解決手段】開口位置に向けてドア部材をスライドさせつつそのスライドに要する第1の力が所定の基準範囲内か否かを検査する検査ユニット3aと、閉塞位置に向けてのドア部材のスライドを許容しつつそのスライドに要する第2の力が所定の基準範囲内か否かを検査する検査ユニット3bと、検査ユニット3aを移動させつつ検査を実行させた後に、検査ユニット3bを所定の検査位置に移動させると共に検査ユニット3aを退避させることによってドア部材の閉塞位置に向けてのスライドを許容して検査ユニット3bに当接させ、その後に検査ユニット3bを移動させつつ検査を実行させる制御部6とを備えている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、付勢手段によってドア部材が閉塞位置に向けて付勢されているカートリッジケースを検査可能に構成された検査装置、およびその検査装置を備えて組み立て完了後のカートリッジケースを検査可能に構成された製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の検査装置として、磁気テープカートリッジ(W)におけるカートリッジケース(101)に開口された磁気テープ引出口(101C)を開閉するスライドドア(106)のスライドに要する力が基準範囲内か否かを測定可能に構成されたドア開力検査装置(20)が特開2003−57186号公報に開示されている。なお、本明細書では、以下、同公報に開示されている装置についての符号を括弧付きで記載する。このドア開力検査装置(20)によって磁気テープカートリッジ(W)の良否を検査する際には、まず、ボールネジスライダー(23)がボールナットテーブル(23a)をスライドドア(106)に向けて移動させることにより、測定子(21)の先端面(21a)をスライドドア(106)に当接させる。次に、ボールネジスライダー(23)は、ボールナットテーブル(23a)を引き続き移動させることにより、測定子(21)を介してスライドドア(106)を押圧する。これにより、スライドドア(106)が閉塞位置(磁気テープ引出口(101C)を閉塞している位置)から開口位置(磁気テープ引出口(101C)を開口する位置)にスライドさせられる。
【0003】
この際に、ロードセル(22)は、測定子(21)に加わる反発力(ねじりコイルばね(107)がスライドドア(106)を閉塞位置に向けて押し戻そうとする力)を逐次測定して測定信号を出力する。また、ロードセル(22)によって出力された測定信号は、測定値管理用のコンピュータに出力される。これに応じて、コンピュータが、ロードセル(22)によって出力された測定信号に基づいて測定子(21)に加わった力を演算し、その演算結果に基づいて、スライドドア(106)のスライドに要する力が基準範囲内か否かを判別する。これにより、磁気テープカートリッジ(W)の良否が検査される。
【0004】
【特許文献1】
特開2003−57186号公報(第3−10頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のドア開力検査装置(20)には、以下の問題点がある。すなわち、従来のドア開力検査装置(20)では、スライドドア(106)を閉塞位置から開口位置に向けてスライドさせつつ、ロードセル(22)によって出力される測定信号に基づいて、スライドドア(106)のスライドに要する力が基準範囲内か否かを判別している。この場合、スライドドア(106)を開口位置から閉塞位置に向けてスライドさせる際には、ねじりコイルばね(107)がスライドドア(106)を閉塞位置に向けて押し戻そうとする力から、スライドドア(106)の移動に伴ってスライドドア(106)とカートリッジケース(101)との間に生じる摺動抵抗が差し引かれた力によってスライドドア(106)がスライドさせられることとなる。したがって、スライドドア(106)を閉塞位置から開口位置に向けてスライドさせつつ測定した測定結果(上記の摺動抵抗分を含んだ値)が基準範囲内であったとしても、スライドドア(106)を開口位置から閉塞位置に向けてスライドさせた際には、スライドドア(106)を閉塞位置に押し戻そうとする力(上記の摺動抵抗分が差し引かれた力)が基準範囲を下回ることがある。このため、従来のドア開力検査装置(20)には、検査対象の磁気テープカートリッジ(W)がスライドドア(106)のスライドについて規定された規格を満たしているか否かの検査(スライドドア(106)を閉塞位置に向けてスライドさせようとする力が基準範囲内か否かの検査)を正確に行うことができないという問題点がある。
【0006】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、ドア部材を開閉するのに要する力を正確に検査し得る検査装置および製造装置を提供することを主目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく本発明に係る検査装置は、記録媒体本体を収容するケース本体にスライド可能に取り付けられると共にアクセス用の開口部を閉塞する閉塞位置に向けて付勢手段によって付勢されて当該開口部を開口可能に閉塞するドア部材を有するカートリッジケースに対して、前記ドア部材を前記閉塞位置と前記開口部を開口する開口位置との間でスライドさせつつ当該ドア部材を当該開口位置に向けてスライドさせるのに要する第1の力と、前記ドア部材を前記閉塞位置に向けてスライドさせようとする第2の力とが所定の基準範囲内か否かを検査可能に構成され、第1移動機構によって移動させられて前記閉塞位置から前記開口位置に向けて前記ドア部材をスライドさせつつ前記第1の力が前記所定の基準範囲内か否かを検査する第1の検査を実行する第1検査部と、第2移動機構によって移動させられて前記開口位置から前記閉塞位置に向けての前記ドア部材のスライドを許容しつつ前記第2の力が前記所定の基準範囲内か否かを検査する第2の検査を実行する第2検査部と、前記第1移動機構を制御して前記第1検査部を移動させつつ当該第1検査部に対して前記第1の検査を実行させた後に、前記第2移動機構を制御して前記第2検査部を所定の検査位置に移動させると共に前記第1移動機構を制御して前記第1検査部を退避させることによって前記ドア部材の前記閉塞位置に向けてのスライドを許容して当該ドア部材を当該第2検査部に当接させ、その後に前記第2移動機構を制御して前記第2検査部を移動させつつ当該第2検査部に対して前記第2の検査を実行させる制御部とを備えている。
【0008】
この場合、前記第1移動機構に固定された第1検査部本体と、前記ドア部材のスライド方向に沿ってスライド可能に前記第1検査部本体に配設されて前記第1の検査時において前記ドア部材に当接させられる第1測定子と、前記所定の基準範囲における上限値と同等またはほぼ同等に規定された反発力の範囲内で前記第1測定子の前記第1検査部本体に対して前記ドア部材から離反する向きでの相対的なスライドを規制可能に配設された第1ばね部材と、前記第1測定子の前記相対的なスライドを検出する第1検出部とを備え、当該第1検出部によって前記第1測定子の前記相対的なスライドが検出されたときに前記第1の力が前記所定の基準範囲を超えていると判別可能に前記第1検査部を構成するのが好ましい。
【0009】
また、前記第2移動機構に固定された第2検査部本体と、前記ドア部材のスライド方向に沿ってスライド可能に前記第2検査部本体に配設されて前記第2の検査時において前記ドア部材に当接させられる第2測定子と、前記所定の基準範囲における下限値と同等またはほぼ同等に規定された反発力の範囲内で前記第2測定子の前記第2検査部本体に対して前記ドア部材から離反する向きでの相対的なスライドを規制可能に配設された第2ばね部材と、前記第2測定子の前記相対的なスライドを検出する第2検出部とを備え、当該第2検出部によって前記第2測定子の前記相対的なスライドが検出されなかったときに前記第2の力が前記所定の基準範囲を下回っていると判別可能に前記第2検査部を構成するのが好ましい。
【0010】
また、前記閉塞位置からスライドした前記ドア部材が前記開口位置に到達する直前における前記第1の力が前記所定の基準範囲内か否かを検査可能に前記第1検査部を構成し、前記開口位置からスライドした前記ドア部材が前記閉塞位置に到達する直前における前記第2の力が前記所定の基準範囲内か否かを検査可能に前記第2検査部を構成するのが好ましい。
【0011】
また、本発明に係る製造装置は、上記の検査装置を備え、前記検査装置は、組み立てを完了したカートリッジケースに対して前記第1および第2の力が前記所定の基準範囲内か否かを検査する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る検査装置および製造装置の好適な発明の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
【0013】
最初に、製造装置101、および製造装置101を使用して組み立てられたカートリッジケース10の構成について、図面を参照して説明する。
【0014】
図1に示す製造装置101は、図3に示すカートリッジケース10を組み立て可能に構成されると共に、組み立てが完了したカートリッジケース10の良否を検査装置1によって検査した後に磁気テープを収容して磁気テープカートリッジ(図示せず)を製造する。この場合、磁気テープカートリッジは、1リールタイプのカートリッジ式磁気記録媒体(情報記録媒体)であって、例えば電子計算機に記録された記録データをバックアップするためのストレージデバイスとして使用される。また、図3に示すように、カートリッジケース10は、テープリール12、ブレーキスプリング13、ロック部材14、ブレーキ解除板15、ドア部材16およびドアスプリング17などがケース本体11内に収容されて構成されている。なお、テープリール12、ブレーキスプリング13、ロック部材14およびブレーキ解除板15などの形状や機能等については公知のため、本発明についての理解を容易とするためにその説明を省略する。
【0015】
ケース本体11は、互いに嵌合可能な上ケース11aおよび下ケース11bを備えている。この場合、上ケース11aには、天板の四辺に立設された4つの側板のうちの1つに、磁気テープにサクセスするためのテープ引き出し口18(本発明における「アクセス用の開口部」)を構成する切り欠き18aが形成されている。また、下ケース11bには、底板の四辺に立設された4つの側板のうちの1つに、上ケース11aの切り欠き18aと相俟ってテープ引き出し口18を構成する切り欠き18bが形成されている。ドア部材16は、図2に示すように、上ケース11aおよび下ケース11bに挟み込まれるようにしてケース本体11に対してスライド可能に取り付けられて、ドアスプリング17(図4参照)によってテープ引き出し口18を閉塞する閉塞位置に向けて常時付勢されている。また、ドア部材16は、テープリール12に巻回された磁気テープ(本発明における記録媒体本体の一例:図示せず)に対する記録データの記録再生時に記録再生装置によってケース本体11に対してスライドさせられることにより、テープ引き出し口18を開口して、磁気テープの引き出しを許容する。ドアスプリング17は、例えばねじりコイルばねで構成されて、ドア部材16と共にケース本体11に取り付けられている。この場合、ドアスプリング17の反発力は、閉塞位置に位置させられているドア部材16を付勢する付勢力が0.2N程度で、開口位置に位置させられているドア部材16を付勢する付勢力が1.3N程度となるように、そのばね定数が規定されている。
【0016】
一方、検査装置1は、組み立てが完了したカートリッジケース10に対して、ドア部材16を開口位置に向けてスライドさせるのに要する扉開力(第1の力)、およびドア部材16を閉塞位置に向けてスライドさせようとする扉閉力(第2の力)が予め規定された基準範囲内か否かを検査する装置であって、図1に示すように、移動機構2a,2b、検査ユニット3a,3bおよび制御部6を備えて構成されている。この場合、カートリッジケース10(磁気テープカートリッジ)に対しては、一例として、ドア部材16が閉塞位置および開口位置の間の任意の位置にスライドさせられた状態において、0.2N以上1.3N以下の範囲(基準範囲)内の力で閉塞位置に向けて付勢されていなければならない(ドア部材16のスライドに要する扉開力、およびドア部材16をスライドさせようとする扉閉力が0.2N以上1.3N以下の範囲内でなければならない)との規格が定められている。したがって、組み立てが完了したカートリッジケース10について、扉開力および扉閉力の双方が上記の基準範囲内か否かを検査して、この規格を満たしているか否か(または、その規格内で規定した独自の基準範囲内であるか否か)を検査する必要がある。
【0017】
移動機構2a,2bは、それぞれ本発明における第1移動機構および第2移動機構を構成し、検査対象のカートリッジケース10におけるドア部材16をケース本体11に対してスライドさせる方向に沿って検査ユニット3a,3bを移動(進退動)させる。この場合、この検査装置1では、一例として、移動機構2a,2bがアクチュエータによって構成されている。検査ユニット3aは、制御部6と相俟って本発明における第1検査部を構成し、図1に示すように、当接部4aおよび光センサ5aを備えて移動機構2aに取り付けられている。また、検査ユニット3bは、制御部6と相俟って本発明における第2検査部を構成し、当接部4bおよび光センサ5bを備えて移動機構2bに取り付けられている。
【0018】
当接部4aは、図2に示すように、ベース部21、保持部22,23、測定子24およびスプリング25を備えている。ベース部21は、保持部22,23と相俟って本発明における第1検査部本体を構成し、移動機構2aに取り付けられると共に、保持部22,23を介して測定子24をスライド可能に保持する。測定子24は、本発明における第1測定子に相当し、全体として棒状に形成されると共に、その中間部にフランジ24aがその取り付け位置を微調整可能にボルト止めされている。この測定子24は、その先端部24bがドア部材16に当接させられた状態で検査ユニット3a全体が移動機構2aによって矢印Aの向きに移動させられることにより、ドア部材16を閉塞位置から開口位置に向けてスライドさせる。スプリング25は、本発明における第1ばね部材に相当し、その反発力が1.3N程度(本発明における「所定の基準範囲における上限値と同等またはほぼ同等」の一例)に規定されて、その中心部に測定子24を挿通させた状態で、フランジ24aと保持部23との間に配設されている。具体的には、スプリング25は、測定子24のベース部21(第1検査部本体)に対してドア部材16から離反する向きでの相対的なスライドを規制可能に配設されている。また、スプリング25は、測定子24に対するフランジ24aの固定位置が微調整されることによって僅かに押し縮められて、保持部23に対してフランジ24aを1.3Nの力で付勢する。したがって、測定子24の先端部24bに1.3Nを超える押圧力が加わったときには、スプリング25が押し縮められて測定子24がベース部21に対して矢印Bの向き(ドア部材16から離反する向き)で相対的にスライドする。
【0019】
当接部4bは、上記の当接部4aとほぼ同様に構成されて、ベース部31、保持部32,33、測定子34およびスプリング35を備えている。ベース部31は、保持部32,33と相俟って本発明における第2検査部本体を構成し、移動機構2bに取り付けられると共に、保持部32,33を介して測定子34をスライド可能に保持する。測定子34は、本発明における第2測定子に相当し、測定子24と同様にして、全体として棒状に形成されると共に、その中間部にフランジ34aがその取り付け位置を微調整可能にボルト止めされている。この測定子34は、その先端部34bがドア部材16に当接させられた状態で検査ユニット3a全体が移動機構2bによって矢印Bの向きに移動させられることにより、ドアスプリング17によって付勢されているドア部材16の開口位置から閉塞位置に向けてのスライドを許容する。スプリング35は、本発明における第2ばね部材に相当し、その反発力が0.2N程度(本発明における「所定の基準範囲における下限値と同等またはほぼ同等」の一例)に規定されて、その中心部に測定子34を挿通させた状態で、フランジ34aと保持部33との間に配設されている。具体的には、スプリング35は、測定子34のベース部31(第2検査部本体)に対してドア部材16から離反する向きでの相対的なスライドを規制可能に配設されている。また、スプリング35は、測定子34に対するフランジ34aの固定位置が微調整されることによって僅かに押し縮められて、保持部33に対してフランジ34aを0.2Nよりも僅かに弱い力で付勢する。したがって、測定子34の先端部34bに0.2N以上の押圧力が加わったときには、スプリング35が押し縮められて測定子34がベース部31に対して矢印Bの向き(ドア部材16から離反する向き)で相対的にスライドする。
【0020】
光センサ5a,5bは、本発明における第1検出部および第2検出部をそれぞれ構成する。この場合、光センサ5aは、検査ユニット3aのベース部21(測定子24における後端部24cの近傍)に取り付けられて測定子24の矢印Bの向きでの上記の相対的なスライドを検出して検出信号を出力する。一方、光センサ5bは、検査ユニット3bのベース部31(測定子34における後端部34cの近傍)に取り付けられて測定子34の矢印Bの向きでの上記の相対的なスライドを検出して検出信号を出力する。制御部6は、移動機構2a,2bを制御して検査ユニット3a,3bを移動させると共に、光センサ5a,5bによって出力される検出信号に基づいて、カートリッジケース10の良否を検査する。
【0021】
次に、製造装置101による組み立てが完了したカートリッジケース10について、検査装置1を用いてその良否を検査する検査方法について、図面を参照して説明する。
【0022】
まず、組み立てが完了したカートリッジケース10が搬送機構(図示せず)によって検査装置1による検査を実行する検査位置に搬送されて、保持機構(図示せず)によって検査位置に保持される。次に、検査装置1の制御部6が、移動機構2aを制御して、検査ユニット3aを図2に示す矢印Aの向きで移動させて、図4に示すように、テープ引き出し口18を閉塞している状態(閉塞位置に位置させられている状態)のドア部材16に測定子24の先端部24bを当接させる。次いで、移動機構2aは、検査ユニット3aを矢印Aの向きにさらに移動させて、図5に示すように、測定子24を介してドア部材16を閉塞位置から開口位置に向けてスライドさせる。この際に、測定子24の先端部24bには、ドアスプリング17がドア部材16を閉塞位置に向けて付勢する力(ドアスプリング17の反発力)と、ドア部材16のスライドに伴ってドア部材16およびケース本体11間に生じる摺動抵抗とを合わせた力が加わる。
【0023】
この場合、ドア部材16が閉塞位置(図4に示す位置)から開口位置(図5に示す位置)に向けてスライドさせられている間においては、ドア部材16が開口位置に到達する直前(ドアスプリング17の変形量が最大となる状態)において、測定子24に加わる力(ドア部材16を開口位置に向けてスライドさせるのに要する扉開力)が最大となる。したがって、ドア部材16が閉塞位置から開口位置に向けてスライドさせられている間におけるドアスプリング17の反発力が0.2N以上1.3N以下の範囲であったとしても、例えばドア部材16やケース本体11にバリなどが存在して上記の摺動抵抗が良品のカートリッジケース10よりも大きい状態のときには、ドア部材16が開口位置に到達する直前にドア部材16のスライドに要する力(扉開力)が1.3Nを超えることとなる。したがって、図6に示すように、その反発力が1.3Nに規定されたスプリング25が押し縮められてベース部21(移動機構2a)に対して測定子24が矢印Bの向きにスライドする。
【0024】
この際には、光センサ5aが測定子24における後端部24cのスライドを検出して所定の検出信号を出力する。これに応じて、制御部6が、ドア部材16をスライドさせるのに要する力(第1の力)が1.3Nを超えたと判別して、図示しない表示部にその旨を表示すると共に、このカートリッジケース10を不良品として検査処理を終了する。一方、ドア部材16が開口位置に到達するまでの間において光センサ5aによって検出信号が出力されなかったときには、制御部6は、ドア部材16をスライドさせるのに要する力(第1の力)が1.3N以下であったと判別して、図示しない表示部にその旨を表示すると共に(本発明における第1の検査の完了)、次の検査を開始する。
【0025】
次に、制御部6は、移動機構2bを制御して、検査ユニット3bを図6に示す矢印Aの向きで移動させて、図7に示すように、検査ユニット3bを検査位置に移動させる。なお、検査ユニット3bを検査位置に移動させた時点では、ドア部材16は開口位置に位置させられている。この場合、この検査装置1では、ドア部材16が開口位置から閉塞位置にスライドさせられた際に閉塞位置に到達する直前に測定子34の先端部34bにドア部材16が当接するように検査位置が規定されている。次いで、制御部6は、移動機構2aを制御して、検査ユニット3aを矢印Bの向きに移動させる(退避させる)。この際には、検査ユニット3aの移動に伴ってドア部材16のスライドが許容されて、ドアスプリング17によってドア部材16が矢印Bの向きにスライドさせられる。また、ドア部材16が閉塞位置の直前までスライドした際には、図8に示すように、ドア部材16が検査ユニット3bにおける測定子34の先端部34bに当接する。続いて、移動機構2aが検査ユニット3aを矢印Bの向きで引き続き移動させて検査開始以前の位置に退避させる。この際に、測定子34の先端部34bには、ドアスプリング17がドア部材16を閉塞位置に向けて付勢する力(ドアスプリング17の反発力)が加わる。したがって、例えばドアスプリング17の付勢力が基準を大きく下回っているとき(ドアスプリング17が不良品のとき)には、スプリング35が変形せずに、測定子34が矢印Bの向き(ドア部材16から離反する向き)で相対的にスライドしないこととなる。この際には、光センサ5bによって検出信号が出力されないため、制御部6は、ドア部材16をスライドさせる力(第2の力)が0.2Nを下回っていると判別して、図示しない表示部にその旨を表示すると共に、このカートリッジケース10を不良品として検査処理を終了する。
【0026】
一方、ドアスプリング17が良品の場合、その反発力が0.2Nに規定されたスプリング35がドアスプリング17の付勢力によって押し縮められるため、測定子34がベース部31(移動機構2b)に対して矢印Bの向きで相対的にスライドする。この際には、光センサ5bが測定子34における後端部34cのスライドを検出して所定の検出信号を出力する。これに応じて、制御部6は、移動機構2bを制御して検査ユニット3bを矢印Bの向きで移動させて検査を続行する。この際に、測定子34の先端部34bには、ドアスプリング17がドア部材16を閉塞位置に向けて付勢する力(ドアスプリング17の反発力)からドア部材16のスライドに伴ってドア部材16およびケース本体11間に生じる摺動抵抗を差し引いた力が加わる。この場合、ドア部材16が開口位置から閉塞位置に向けてスライドさせられている間においては、ドアスプリング17が閉塞位置に到達する直前(その変形量が最小となる状態)において、測定子34に加わる力(ドア部材16を閉塞位置に向けてスライドさせようとする第2の力)が最小となる。したがって、ドア部材16が開口位置から閉塞位置に向けてスライドさせられている間におけるドアスプリング17の反発力が0.2N以上であったとしても、例えばドア部材16やケース本体11にバリなどが存在して上記の摺動抵抗が良品のカートリッジケース10よりも大きい状態のときには、ドア部材16が閉塞位置に到達する直前にドア部材16をスライドさせようとする力(第2の力)が0.2Nを下回ることとなる。このため、その反発力が0.2Nに規定されたスプリング35が変形せずに(測定子34が相対的にスライドせずに)、光センサ5bによって検出信号が出力されないこととなる。この際には、制御部6は、ドア部材16をスライドさせようとする力(第2の力)が0.2Nを下回っていると判別して、図示しない表示部にその旨を表示すると共に、このカートリッジケース10を不良品として検査処理を終了する。
【0027】
一方、ドアスプリング17が良品であって、上記の摺動抵抗が基準値内のときには、図9に示すように、その反発力が0.2Nに規定されたスプリング35が変形して(測定子34が相対的にスライドして)、光センサ5bによって検出信号が出力される。この際には、制御部6は、ドア部材16をスライドさせようとする力(第2の力)が0.2N以上であると判別して、図示しない表示部にその旨を表示すると共に、このカートリッジケース10を良品として検査処理を終了する(本発明における第2の検査の完了)。これにより、カートリッジケース10に対する検査を完了する。
【0028】
このように、この製造装置101における検査装置1によれば、閉塞位置から開口位置に向けてドア部材16をスライドさせつつ扉開力が所定の基準範囲内か否かを検査する検査ユニット3aと、開口位置から閉塞位置に向けてのドア部材16のスライドを許容しつつ扉閉力が所定の基準範囲内か否かを検査する検査ユニット3bとを備えて検査装置1を構成したことにより、ドア部材16を開口位置から閉塞位置に向けてスライドさせようとする扉閉力がドア部材16とケース本体11との間に生じる摺動抵抗が大きいことに起因して基準範囲を下回っているか否かも検査できるため、ドア部材16の開閉に要する力について規定された規格をカートリッジケース10が満たしているか否かを正確に検査することができる。この場合、検査ユニット3aに検査を実行させた後に、検査ユニット3bを所定の検査位置に移動させると共に検査ユニット3aを退避させることによってドア部材16を検査ユニット3bの測定子34に当接させ、その後に検査ユニット3bを移動させつつ検査ユニット3bに検査を実行させることにより、ドア部材16を1回往復させるだけで、ドア部材16に関する検査を正確かつ迅速に実行することができる。したがって、カートリッジケース10を比較的短時間で検査することができるため、カートリッジケース10(磁気テープカートリッジ)の製造コストを十分に低減することができる。
【0029】
また、この製造装置101における検査装置1によれば、その反発力が所定の基準範囲における上限値(この場合、1.3N)と同等またはほぼ同等に規定されて測定子24のドア部材16から離反する向きでの相対的なスライドを規制可能に配設したスプリング25と、測定子24のベース部21に対するスライドを検出する光センサ5aとを備えて検査ユニット3aを構成して、測定子24のスライドが検出されたときに扉開力が所定の基準範囲を超えていると判別可能に構成したことにより、比較的簡易な構成でありながら、カートリッジケース10(磁気テープカートリッジ)が規格を満たしているか否かを正確に検査することができる。
【0030】
さらに、この製造装置101における検査装置1によれば、その反発力が所定の基準範囲における下限値(この場合、0.2N)と同等またはほぼ同等に規定されて測定子34のドア部材16から離反する向きでの相対的なスライドを規制可能に配設したスプリング35と、測定子34のベース部31に対するスライドを検出する光センサ5bとを備えて検査ユニット3bを構成して、測定子34のスライドが検出されなかったときに扉閉力が所定の基準範囲を下回っていると判別可能に構成したことにより、比較的簡易な構成でありながら、カートリッジケース10が規格を満たしているか否かを正確に検査することができる。
【0031】
また、この製造装置101における検査装置1によれば、ドア部材16が開口位置に到達する直前の扉開力が所定の基準範囲内か否かを検査可能に検査ユニット3aを構成すると共に、ドア部材16が閉塞位置に到達する直前の扉閉力が所定の基準範囲内か否かを検査可能に検査ユニット3bを構成したことにより、ドアスプリング17の反発力が最大となる状態で基準範囲の上限を超えているか否かを検査し、ドアスプリング17の反発力が最小となる状態で基準範囲の下限を下回っているか否かを検査することができるため、カートリッジケース10が規格を満たしているか否かを確実に検査することができる。
【0032】
なお、本発明は、上記した発明の実施の形態に限定されない。例えば、本発明の実施の形態では、磁気テープを収容するカートリッジケース10(磁気テープカートリッジ)の製造に際して扉開力および扉閉力が基準範囲内か否かを検査する例を挙げて説明したが、本発明に係る検査装置の検査対象(カートリッジケース)は、これに限定されず、光ディスクや磁気ディスク等の各種記録媒体本体を収容可能に構成されたカートリッジケースがこれに含まれる。また、本発明の実施の形態では、磁気テープ(記録媒体本体)の収容に先立ってカートリッジケース10に対する検査を実行する例について説明したが、光ディスクや磁気ディスク等の記録媒体本体を収容するタイプのカートリッジケースについては、記録媒体本体の収容が完了した状態のカートリッジケースに対して扉開力および扉閉力が基準範囲内か否かを検査することもできる。
【0033】
また、本発明の実施の形態では、光センサ5a,5bによって測定子24,34のスライドを検出する構成について説明したが、本発明における第1検出部および第2検出部の構成はこれに限定されず、例えば、スライド時に測定子24,34が接触することで測定子24,34のスライドを機械的または電気的に検出する各種の接触式検出手段を採用して検査ユニット3a,3bを構成することができる。さらに、本発明の実施の形態では、スプリング25,35によって付勢されている測定子24,34のスライドを検出することでドア部材16の扉開力および扉閉力が基準範囲内か否かを検査する構成について説明したが、本発明はこれに限定されず、検査ユニット3a,3bに代えて、例えば従来のドア開力検査装置(20)におけるロードセル(22)のような圧力検出手段を配設して扉開力および扉閉力が基準範囲内か否かを検査可能に構成することもできる。この際には、ドア部材16を閉塞位置から開口位置に向けてスライドさせると共に開口位置に到達する直前に扉開力を測定し、その後に、ドア部材16を開口位置から閉塞位置に向けてスライドさせると共に閉塞位置に到達する直前に扉閉力を測定して、これらが基準範囲内か否かに基づいて、カートリッジケース10が規格を満たしているか否かを検査するのが好ましい。
【0034】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る検査装置および製造装置によれば、閉塞位置から開口位置に向けてドア部材をスライドさせつつ第1の力が所定の基準範囲内か否かを検査する第1の検査を実行する第1検査部と、開口位置から閉塞位置に向けてのドア部材のスライドを許容しつつ第2の力が所定の基準範囲内か否かを検査する第2の検査を実行する第2検査部とを備えて構成したことにより、ドア部材を開口位置から閉塞位置に向けてスライドさせようとする第2の力がドア部材とケース本体との間に生じる摺動抵抗が大きいことに起因して基準範囲を下回っているか否かも検査できるため、ドア部材の開閉に要する力について規定された規格をカートリッジケースが満たしているか否かを正確に検査することができる。この場合、第1検査部に第1の検査を実行させた後に、第2検査部を所定の検査位置に移動させると共に第1検査部を退避させることによってドア部材を第2検査部に当接させ、その後に第2検査部を移動させつつ第2検査部に第2の検査を実行させることにより、ドア部材を1回往復させるだけで、ドア部材に関する検査を正確かつ迅速に実行することができる。したがって、比較的短時間でカートリッジケースを検査することができる。また、本発明に係る製造装置によれば、比較的短時間でカートリッジケースを検査することができるため、このカートリッジケース、ひいてはこのカートリッジケースを用いた情報記録媒体の製造コストを十分に低減することができる。
【0035】
また、本発明に係る検査装置および製造装置によれば、その反発力が所定の基準範囲における上限値と同等またはほぼ同等に規定されて第1測定子の第1の検査部本体に対する相対的なスライドを規制可能に配設した第1ばね部材と、第1測定子の相対的なスライドを検出する第1検出部とを備えて第1検査部を構成して、第1測定子の相対的なスライドが検出されたときに第1の力が所定の基準範囲を超えていると判別可能に構成したことにより、比較的簡易な構成でありながら、カートリッジケースが規格を満たしているか否かを正確に検査することができる。
【0036】
さらに、本発明に係る検査装置および製造装置によれば、その反発力が所定の基準範囲における下限値と同等またはほぼ同等に規定されて第2測定子の第2の検査部本体に対する相対的なスライドを規制可能に配設した第2ばね部材と、第2測定子の相対的なスライドを検出する第2検出部とを備えて第2検査部を構成して、第2測定子の相対的なスライドが検出されなかったときに第2の力が所定の基準範囲を下回っていると判別可能に構成したことにより、比較的簡易な構成でありながら、カートリッジケースが規格を満たしているか否かを正確に検査することができる。
【0037】
また、本発明に係る検査装置および製造装置によれば、ドア部材が開口位置に到達する直前の第1の力が所定の基準範囲内か否かを検査可能に第1検査部を構成すると共に、ドア部材が閉塞位置に到達する直前の第2の力が所定の基準範囲内か否かを検査可能に第2検査部を構成したことにより、付勢手段の反発力が最大となる状態で基準範囲の上限を超えているか否かを検査し、付勢手段の反発力が最小となる状態で基準範囲の下限を下回っているか否かを検査することができるため、カートリッジケースが規格を満たしているか否かを確実に検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る製造装置101(検査装置1)の構成を示すブロック図である。
【図2】検査装置1における検査ユニット3a,3bの構成を示す側面図である。
【図3】検査装置1の検査対象であるカートリッジケース10の分解斜視図である。
【図4】検査ユニット3aの測定子24をドア部材16に当接させた状態の側面図である。
【図5】図3に示す状態の検査ユニット3aを移動させてドア部材16を開口位置に向けてスライドさせた状態の側面図である。
【図6】スプリング25が押し縮められて測定子24がドア部材16から離反する向きでスライドした状態の側面図である。
【図7】検査ユニット3bを検査位置に移動させると共に、検査ユニット3aを退避させてドア部材16の閉塞位置に向けてのスライドを許容した状態の側面図である。
【図8】検査ユニット3aの移動に伴ってスライドしたドア部材16が検査ユニット3bの測定子34に当接した状態の側面図である。
【図9】スプリング35が押し縮められて測定子34がドア部材16から離反する向きでスライドした状態の側面図である。
【符号の説明】
1 検査装置
2a,2b 移動機構
3a,3b 検査ユニット
4a,4b 当接部
5a,5b 光センサ
6 制御部
10 カートリッジケース
11 ケース本体
16 ドア部材
17 ドアスプリング
18 テープ引き出し口
21,31 ベース部
22,23,32,33 保持部
24,34 測定子
24a,34a フランジ
24b,34b 先端部
24c,34c 後端部
25,35 スプリング
101 製造装置

Claims (5)

  1. 記録媒体本体を収容するケース本体にスライド可能に取り付けられると共にアクセス用の開口部を閉塞する閉塞位置に向けて付勢手段によって付勢されて当該開口部を開口可能に閉塞するドア部材を有するカートリッジケースに対して、前記ドア部材を前記閉塞位置と前記開口部を開口する開口位置との間でスライドさせつつ当該ドア部材を当該開口位置に向けてスライドさせるのに要する第1の力と、前記ドア部材を前記閉塞位置に向けてスライドさせようとする第2の力とが所定の基準範囲内か否かを検査可能に構成され、
    第1移動機構によって移動させられて前記閉塞位置から前記開口位置に向けて前記ドア部材をスライドさせつつ前記第1の力が前記所定の基準範囲内か否かを検査する第1の検査を実行する第1検査部と、
    第2移動機構によって移動させられて前記開口位置から前記閉塞位置に向けての前記ドア部材のスライドを許容しつつ前記第2の力が前記所定の基準範囲内か否かを検査する第2の検査を実行する第2検査部と、
    前記第1移動機構を制御して前記第1検査部を移動させつつ当該第1検査部に対して前記第1の検査を実行させた後に、前記第2移動機構を制御して前記第2検査部を所定の検査位置に移動させると共に前記第1移動機構を制御して前記第1検査部を退避させることによって前記ドア部材の前記閉塞位置に向けてのスライドを許容して当該ドア部材を当該第2検査部に当接させ、その後に前記第2移動機構を制御して前記第2検査部を移動させつつ当該第2検査部に対して前記第2の検査を実行させる制御部とを備えている検査装置。
  2. 前記第1検査部は、前記第1移動機構に固定された第1検査部本体と、前記ドア部材のスライド方向に沿ってスライド可能に前記第1検査部本体に配設されて前記第1の検査時において前記ドア部材に当接させられる第1測定子と、前記所定の基準範囲における上限値と同等またはほぼ同等に規定された反発力の範囲内で前記第1測定子の前記第1検査部本体に対して前記ドア部材から離反する向きでの相対的なスライドを規制可能に配設された第1ばね部材と、前記第1測定子の前記相対的なスライドを検出する第1検出部とを備え、当該第1検出部によって前記第1測定子の前記相対的なスライドが検出されたときに前記第1の力が前記所定の基準範囲を超えていると判別可能に構成されている請求項1記載の検査装置。
  3. 前記第2検査部は、前記第2移動機構に固定された第2検査部本体と、前記ドア部材のスライド方向に沿ってスライド可能に前記第2検査部本体に配設されて前記第2の検査時において前記ドア部材に当接させられる第2測定子と、前記所定の基準範囲における下限値と同等またはほぼ同等に規定された反発力の範囲内で前記第2測定子の前記第2検査部本体に対して前記ドア部材から離反する向きでの相対的なスライドを規制可能に配設された第2ばね部材と、前記第2測定子の前記相対的なスライドを検出する第2検出部とを備え、当該第2検出部によって前記第2測定子の前記相対的なスライドが検出されなかったときに前記第2の力が前記所定の基準範囲を下回っていると判別可能に構成されている請求項1または2記載の検査装置。
  4. 前記第1検査部は、前記閉塞位置からスライドした前記ドア部材が前記開口位置に到達する直前における前記第1の力が前記所定の基準範囲内か否かを検査可能に構成され、
    前記第2検査部は、前記開口位置からスライドした前記ドア部材が前記閉塞位置に到達する直前における前記第2の力が前記所定の基準範囲内か否かを検査可能に構成されている請求項1から3のいずれかに記載の検査装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の検査装置を備え、前記検査装置は、組み立てを完了したカートリッジケースに対して前記第1および第2の力が前記所定の基準範囲内か否かを検査する製造装置。
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